2017-05-31 20:39

ネグレクトと差別 イスラムテロ

 またテロが起きました。
 死者は80人、負傷者は300人を超えると言う規模です。

 カブールで爆発、80人死亡=日本大使館員2人軽傷
 
 犠牲者の数から言えば先日のマンチェスターのテロより遥かに深刻です。
 それでもベタ記事扱いなのは、起きたのが欧米ではないからです。

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 実はイスラム過激派によるテロが本当に頻発しているのは、イスラム諸国です。
 頻度も犠牲者数も欧米のそれを遥かに凌ぎます。

 またテロとは別にイスラム諸国内の非イスラム教徒、例えばエジプトのコプト教徒などへの迫害も激化しています。
 
 中東のイスラム諸国は元来オリエント文明から始まる非常に古い歴史を持つ国々ですから、イスラム以前に起源をもつ古い信仰を守る人々も沢山いたのです。

 そしてイスラム教が成立した7世紀以降千三百年余、こうした信仰は何とか生き延びてきました。

 けれども最近のイスラム世界はこうした信仰を抹殺しかねない状況です。

 またイスラム世界でのテロは、イスラム教徒同士が宗派争い、勢力争いで殺し合う、当に外道としか言えない事をやりまくっているのです。

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 で、こうした現実を欧米や日本の自称リベラリストは「イスラム過激派がテロを行うのは、イスラム教徒が差別されているからだ」と言うのです。

 イスラム教徒が差別されるからテロを行うと言うのなら、イスラム教徒が絶対マジョリティであるアフガニスタンやトルコでテロが起きるはずはないのです。

 もしテロが起きるとすれば、イスラム教徒から差別されて迫害されているコプト教徒など非イスラム教徒がテロを起こすはずです。
 
 しかしイスラム諸国ではこれらの差別と迫害に苦しむマイノリティはテロを起こすどころではありません。 ひたすら迫害に耐えている状態です。
 
 そりゃそうでしょう。
 今だって迫害されているのです。 もしテロを起こしてイスラム教徒を大量に殺傷したりすれば、それこそ皆殺しにされてしまいます。

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 つまりテロに差別なんか何の関係もないのです。
 
 現在イスラム諸国で起きているテロを考えれば、欧米で起きているテロは、イスラム諸国でのテロの火の粉が飛んできたと言う程度の話なのです。

 現在イスラム諸国ではどこも非常に原理主義化しています。  それで非イスラムへの迫害も激化しているのだし、またイスラム教の政治への介入が常態化しています。

 イスラム教は近代化の影響で、これまでの中世的で単純素朴な信仰から、宗教改革・宗教戦争へと至った時期のヨーロッパのキリスト教のような原理主義的な宗教へと変わってきたのです。

 そしてそういう祖国のイスラムの変貌が、そのまま欧米で暮らすイスラム移民に影響していると考えるべきなのです。

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 昔の移民なら、移民すればもう大富豪にでもなれない限り故郷へ帰る事もできませんでした。 それどころか手紙のやり取りさへ容易ではなく、出した手紙が届くには何か月もかかりました。

 だから一旦移民すれば、否応なしに祖国の影響もうけなくなりました。

 しかし現在の移民は違います。

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 難民としてヨーロッパに暮らす人達が、休暇に帰国したりするぐらいです。 だってヨーロッパと中東諸国の航空運賃なんて北海道・本州程度なのですから。

 またスマホやネットで常に祖国のニュースを見る事ができるし、衛星テレビやケーブルテレビで祖国の番組を見続けているのです。

 つまり身はヨーロッパに居ようとも、心は祖国そのままに暮らしているのです。
 だからそのまま祖国の影響を受けているのです。

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 アヤーン・ヒルシ・アリが著書「もう 服従しない」で書いていました。

 90年代末からオランダでイスラム教徒の女性のベール姿が非常に増えてきました。 オランダ人達は皆彼女達は最近二なって移民してきた女性達だと思っていたのです。
 ところアヤーンが調べてみると、彼女達の殆どが移民二世だったのです。
 
 イスラム諸国でも実は70年代ぐらいまでは、多くの女性がベールなど被っていませんでした。 ベールを被っているのは農村部や貧しくてお洒落の出来ない貧困層だけだったのです。

 ところがイスラム諸国が原理主義化するにつれて、ベールが復活し、そしてその影響がそのまま移民達にも表れているのです。

 つまりヨーロッパに移民しても、そこでヨーロッパの文化を身に着けるよりも、祖国の影響を受けてのイスラム化の方が進んでいるのです。

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 こうした状況を考えれば、ヨーロッパでのイスラム過激派の台頭やそれによるテロを「イスラム教徒への差別があるから」などとは絶対に言えないはずです。

 ところが自称リベラリスト達は、テロが起きる度に「イスラム教徒への差別をやめよう!! 差別があるからテロが起きる」と言うのです。

 思うにワタシは彼等こそ本当に差別主義者だと思うのです。

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 彼等がこんな事を延々と言い続けていられるのは、つまりは彼等が欧米のテロは問題にしても、イスラム諸国で起きているテロはネグレクトしているからです。

 実際自称リベラルメディアも欧米のテロは犠牲者が数人でも大々的に取りあげ何日も何日も騒ぎ続けます。 しかしイスラム諸国で起きたテロは、被害者が数百人に及んでもベタ記事一本で終わりです。

 そして彼等はこの犠牲者たちの事など全く考えません。
 
 だからテロがイスラム諸国と欧米で共に起きており、しかも実際にはイスラム諸国の方が遥かに酷いと言う事実も完全に脳内から消えているのです。

 つまり実は彼等はイスラム教徒の命など全く関心がないし、また実はイスラム教やイスラム文化にも、またイスラム諸国の現状にも完全に無関心です。

 だから自分達の夢見る多文化共存の理想だけをネタに「差別がなくなればテロが亡くなる」などと言えるのです。

 ワタシはこういう発想こそが、完全な差別でありネグレクトだと思うのです。

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 実は先日ブロゴスでマンチェスターのテロについての記事があったので、ワタシはムハンマドの布教時から来るイスラム教自体が持つ問題についてコメントしました。

 するとこんな返信を頂いたのです。

 宗教で嘘を吐くのは止めなさい。
 ムハンマドなんかどうでもいいです。

 ムハンマドなんかどうでもいい?

 そ、それって物凄いイスラム教徒への侮辱なのですが、しかし反差別の理想に燃える方達は全然そんなことは考えてもいないのです。

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 彼等のリベラリズムでは宗教と言うのは殆ど意味がないので、イスラム教徒が今もムハンマドの教理に従って行動する事など理解できないのです。

 彼等のリベラリズムによれば「今時、大昔の教祖の言う事を信じて行動する人間がいるはずはないではないか? イスラム教徒をそんな遅れた人間と考えるなんて差別だ」と言う感覚なのでしょう。

 こういう人達は、反差別と喚くだけで、実は本当にイスラム教徒やイスラム教徒を理解する意思はないのです。 

 これではテロは勿論、差別だって絶対になくならないでしょう。 本当に相手を理解する意思もないのに差別が消えるわけはありませんから。
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コメント

ペルセポリスから飛鳥へ

そういえば、イランがイスラム化する時、多くのゾロアスター教徒がインドに落ちのびた。そのイラン人(ペルシャ人と言うべきか)はパーシー(これもペルシャが語源でしょう)と呼ばれ定住したが、ヒンドゥー教徒が多数派なので微妙な立場であり、早い時期からさらに別な国に移り住み事業に成功して金持ちになった人も多い。華僑と並ぶ印僑には彼らが多くの割合をしめるらしいです。イランに残ったゾロアスター教徒はヤズドという所に少数残るだけであり、火を汚す事を嫌がり鳥葬の風習が有ったそうですが、現在は国に許されなくなったそうです。
http://4619.web.fc2.com/books156.html(ペルセポリスから飛鳥へ)という松本清張の本に有りました。
  1. 2017-06-01 05:26
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

 欧米のムスリムに対するリベラル・バイアスは、サヨクが在日韓国人に偏向して肩入れしているのと同じ問題があります。リベラル・サヨクは、ムスリムや在日韓国人という生きた人間を見ているのではなく、リベラル・サヨクが被害者ビジネスに利用する為に必要な存在として、そして自分達は強くて賢くて正しいという思い込みを都合よくムスリムや在日韓国人に投射しているのだと思います。

 だから「ムハンマドなど・・・」という暴言を平気で吐けるし、在日韓国人は永遠の被害者として庇うけれども、在日米軍の子供への暴言や暴力を振るうことが平気で出来るという矛盾が生まれてしまいます。本当なら、ムハンマドを侮辱するなんてあり得ないし、在日韓国人や米国人の区別があってはならないはずです。

>「差別がなくなればテロが亡くなる」

 この言葉が、リベラル・サヨクの傲慢さを表していると思います。あくまでも問題は自分達が可哀想な人々をどう扱うかによって決まり、相手にはその選択権がないと思い込んでいるようです。そして、困ったことにその「差別と闘うリベラル」という事に自分たちの存在意義を求めてしまったので、逆に言えば問題は解決されては困るのです。

>身はヨーロッパに居ようとも、心は祖国そのままに暮らしているのです。

 よもぎねこさんが指摘された件は、ハンチントンが2004年に「分断されるアメリカ」で米国に来た人々が米国の価値観の中で混ざり合う坩堝ではなくて、各民族ごとに祖国をそのまま米国に持ち込んで溶けあわないサラダ・ボウルになっているということを問題視していました。そしてこのサラダ・ボウル状態が継続し問題が解決しないような政策を、例えばヒスパニックに米語を強制しないでスペイン語で授業を行うなど、リベラルは政府に求めてしまったような気がします。
  1. 2017-06-01 08:54
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  3. 都民です。 #-
  4. 編集

🎌じゃぱんふぁ~すと 🎌【公式】‏ @JPN_1st
難民申請中トルコ人2名 日本人女性(30歳)を東京赤羽駅構内で集団で強姦し強盗
http://archive.is/JuxTm
https://twitter.com/JPN_1st/status/870085314894626816

※エルトゥールル号とイラン・イラク戦争におけるトルコ航空救出劇の逸話もあり、日本人はトルコを比較的好意的に見ているというのに、こんな事が続けば日本からトルコへの好感度は下がっていきますよ。
まあ、トルコ人といっても実はクルド人なのかな?
  1. 2017-06-01 10:48
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  3. taigen #-
  4. 編集

Re: ペルセポリスから飛鳥へ

> そういえば、イランがイスラム化する時、多くのゾロアスター教徒がインドに落ちのびた。そのイラン人(ペルシャ人と言うべきか)はパーシー(これもペルシャが語源でしょう)と呼ばれ定住したが、ヒンドゥー教徒が多数派なので微妙な立場であり、早い時期からさらに別な国に移り住み事業に成功して金持ちになった人も多い。華僑と並ぶ印僑には彼らが多くの割合をしめるらしいです。イランに残ったゾロアスター教徒はヤズドという所に少数残るだけであり、火を汚す事を嫌がり鳥葬の風習が有ったそうですが、現在は国に許されなくなったそうです。
> http://4619.web.fc2.com/books156.html(ペルセポリスから飛鳥へ)という松本清張の本に有りました。

 イスラム教と言うのは7世紀に成立した宗教ですから、古い歴史を持つ地域には、実はそれ以前の宗教が多数あるのです。 また民族構成も複雑です。

 シリアやレバノンなどこうした複雑な民族構成が、そのまま政治対立になって現在の内戦ですから物凄く厄介です。
  1. 2017-06-01 11:04
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

>  欧米のムスリムに対するリベラル・バイアスは、サヨクが在日韓国人に偏向して肩入れしているのと同じ問題があります。リベラル・サヨクは、ムスリムや在日韓国人という生きた人間を見ているのではなく、リベラル・サヨクが被害者ビジネスに利用する為に必要な存在として、そして自分達は強くて賢くて正しいという思い込みを都合よくムスリムや在日韓国人に投射しているのだと思います。
>
>  だから「ムハンマドなど・・・」という暴言を平気で吐けるし、在日韓国人は永遠の被害者として庇うけれども、在日米軍の子供への暴言や暴力を振るうことが平気で出来るという矛盾が生まれてしまいます。本当なら、ムハンマドを侮辱するなんてあり得ないし、在日韓国人や米国人の区別があってはならないはずです。

 ブログ本文に加筆しましたが、結局自称リベラリストの価値観では宗教は理解できないし、する気もないのでしょう。

 だからイスラム教徒への差別を止めるべきと言う感覚で「ムハンマドなんかどうでも良い」と気楽に言えちゃうのでしょう。

 しかし世界中には宗教あっての人間と信じている人達が多数いるのです。
>
> >「差別がなくなればテロが亡くなる」
>
>  この言葉が、リベラル・サヨクの傲慢さを表していると思います。あくまでも問題は自分達が可哀想な人々をどう扱うかによって決まり、相手にはその選択権がないと思い込んでいるようです。そして、困ったことにその「差別と闘うリベラル」という事に自分たちの存在意義を求めてしまったので、逆に言えば問題は解決されては困るのです。

 全くその通りなのです。 彼等は先に多文化共存や多様な価値観の尊重などと言い理念を作り、この理念で行けば社会はバラ色になると信じていたのです。

 それで都合の悪い話しは全部シャットアウトしているのです。

> >身はヨーロッパに居ようとも、心は祖国そのままに暮らしているのです。
>
>  よもぎねこさんが指摘された件は、ハンチントンが2004年に「分断されるアメリカ」で米国に来た人々が米国の価値観の中で混ざり合う坩堝ではなくて、各民族ごとに祖国をそのまま米国に持ち込んで溶けあわないサラダ・ボウルになっているということを問題視していました。そしてこのサラダ・ボウル状態が継続し問題が解決しないような政策を、例えばヒスパニックに米語を強制しないでスペイン語で授業を行うなど、リベラルは政府に求めてしまったような気がします。

 そうなのです。
 こんな事をしたらアメリカの価値観どころか、日常生活にだって困る人達が沢山出て来るのに、理念だけ暴走したのです。
  1. 2017-06-01 11:10
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 🎌じゃぱんふぁ~すと 🎌【公式】‏ @JPN_1st
> 難民申請中トルコ人2名 日本人女性(30歳)を東京赤羽駅構内で集団で強姦し強盗
> http://archive.is/JuxTm
> https://twitter.com/JPN_1st/status/870085314894626816
>
> ※エルトゥールル号とイラン・イラク戦争におけるトルコ航空救出劇の逸話もあり、日本人はトルコを比較的好意的に見ているというのに、こんな事が続けば日本からトルコへの好感度は下がっていきますよ。
> まあ、トルコ人といっても実はクルド人なのかな?

 そもそもトルコが日本に好意的であったのは、日本が日露戦争で宿敵ロシアを倒したからです。

 しかしロシアとトルコは隣国で、この二つの民族は実は国家を形成する前から対立を続けていました。 こういう事を考えれば実は日本への好感のネタは、他民族への敵対だったのです。 隣国と敵対するためにはるか遠方の国に好意を示す。

 本当は実にシビアな遠交近攻外交ではありませんか?
  1. 2017-06-01 11:14
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

イスラム教徒の世俗化

19世紀までは中東にもキリスト教徒がたくさんいたようですが、多くが中南米に移住してしまったみたいですね。日産のカルロス・ゴーン会長も、レバノン系移民の子孫です。

レバノン系ブラジル人 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E7%B3%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E4%BA%BA
>その多くがキリスト教徒だったとされるが、1970年代以降多くのムスリムも移住した。

アラブ系アルゼンチン人 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%96%E7%B3%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E4%BA%BA
>アラブ人が彼等の土地から去った理由はレバノンの人口増加が加速したことと、オスマン帝国によるキリスト教徒への迫害、そして1911年のトリポリでの戦争によるものだった。

チリにおけるパレスチナ人のコミュニティ - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AA%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3
>最初期のパレスチナ人移民は1850年代のクリミア戦争の最中にやってきており、彼等はビジネスマンとして、さらに農業にて働いた。
>その他の移民は第一次世界大戦の最中と第一次中東戦争(パレスチナ戦争)の後に到着した。
>これらの初期の移民のほとんどはキリスト教徒だった。彼等はたいていアルゼンチンの港に上陸し、ラバと共にアンデス山脈を越えてチリに入った。

アルゼンチンのイスラム教 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99

第二次世界大戦後は、イスラム教徒の移民も多いらしいのですが、ラテンアメリカでイスラム教徒によるテロが起きたというニュースは聞きません。
ラテンアメリカでは、イスラム教徒は圧倒的少数派だから、世俗化してしまったんでしょうか?
アルゼンチンではシリア系の大統領が、イスラム教からキリスト教に改宗しています。

カルロス・メネム - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%8D%E3%83%A0
>1989年、メネムは大統領選に立候補して当選し、急進市民連合から正義党に政権を奪回した。当時のアルゼンチンでは大統領はカトリックでなければならなかったため、メネムはイスラムからカトリックへと改宗したが、シリアはイスラム教圏では信教の自由が強く保障されている国であるため(国によっては今なお改宗を死刑とするところもある)、彼とシリアとの結びつきは絶たれなかった。

イスラム教徒が圧倒的少数派で、世俗的な生活があたりまえとされている社会なら、彼らと共存できるのかもしれません。でも、日本・北米・欧州のリベラル派は、イスラム教徒に世俗的な生活を強制すると「イスラム教徒への差別」と言うんでしょうねぇ・・・。
  1. 2017-06-01 21:20
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: イスラム教徒の世俗化

> 19世紀までは中東にもキリスト教徒がたくさんいたようですが、多くが中南米に移住してしまったみたいですね。日産のカルロス・ゴーン会長も、レバノン系移民の子孫です。
>
> レバノン系ブラジル人 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%90%E3%83%8E%E3%83%B3%E7%B3%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%AB%E4%BA%BA
> >その多くがキリスト教徒だったとされるが、1970年代以降多くのムスリムも移住した。
>
> アラブ系アルゼンチン人 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%96%E7%B3%BB%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E4%BA%BA
> >アラブ人が彼等の土地から去った理由はレバノンの人口増加が加速したことと、オスマン帝国によるキリスト教徒への迫害、そして1911年のトリポリでの戦争によるものだった。
>
> チリにおけるパレスチナ人のコミュニティ - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%AA%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3
> >最初期のパレスチナ人移民は1850年代のクリミア戦争の最中にやってきており、彼等はビジネスマンとして、さらに農業にて働いた。
> >その他の移民は第一次世界大戦の最中と第一次中東戦争(パレスチナ戦争)の後に到着した。
> >これらの初期の移民のほとんどはキリスト教徒だった。彼等はたいていアルゼンチンの港に上陸し、ラバと共にアンデス山脈を越えてチリに入った。
>
> アルゼンチンのイスラム教 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%B3%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%A0%E6%95%99
>
> 第二次世界大戦後は、イスラム教徒の移民も多いらしいのですが、ラテンアメリカでイスラム教徒によるテロが起きたというニュースは聞きません。
> ラテンアメリカでは、イスラム教徒は圧倒的少数派だから、世俗化してしまったんでしょうか?
> アルゼンチンではシリア系の大統領が、イスラム教からキリスト教に改宗しています。
>
> カルロス・メネム - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%8D%E3%83%A0
> >1989年、メネムは大統領選に立候補して当選し、急進市民連合から正義党に政権を奪回した。当時のアルゼンチンでは大統領はカトリックでなければならなかったため、メネムはイスラムからカトリックへと改宗したが、シリアはイスラム教圏では信教の自由が強く保障されている国であるため(国によっては今なお改宗を死刑とするところもある)、彼とシリアとの結びつきは絶たれなかった。
>
> イスラム教徒が圧倒的少数派で、世俗的な生活があたりまえとされている社会なら、彼らと共存できるのかもしれません。でも、日本・北米・欧州のリベラル派は、イスラム教徒に世俗的な生活を強制すると「イスラム教徒への差別」と言うんでしょうねぇ・・・。

 このブラジルのレバノン移民は面白いですね。

 移民が移民先に同化して成功する例でしょう。

 しかしこれは戦前、移民すれば故郷の影響が亡くなった時代の話です。

 今は全然状況が変わっているのですよね。 これは欧州だけでなくアメリカも同様です。
  1. 2017-06-02 11:17
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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