2017-05-27 22:53

宗教戦争は終わっていない イスラム教vsキリスト教

 ネットでこんな動画を拾いました。



 イスラム教徒達がイギリスのCommonwealth War Graves つまり、第一大戦、第二次大戦での戦死者達の墓を破壊している動画です。

 2013年にアップされた物ですが、しかし日本人のワタシが見ていても実に不愉快な動画です。


 第二次大戦の戦死者の中には、日本軍と戦った兵士も多いと思うのですが、このように墓地を壊すのを見ているとその卑劣さに吐き気がします。


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 確かにイギリスは中東諸国を植民地化しました。 しかし元植民地=Commonwealth(英国連邦)出身故にイギリスへの移民でも優遇されたのです。


 そしてイギリスで祖国より遥かに豊かに自由に暮らしているのではありませんか?


 ところが彼等はそれに感謝する意思はない全く無いようです。


 それにしても墓地を破壊するとはあまりにも卑劣ですが、しかし嘗てはキリスト教徒がユダヤ人墓地を破壊した事もあり、宗教問題故の憎悪では普通にやる事なのでしょう。


 ワタシはだからこれはテロと同様、イスラム教vsキリスト教の宗教戦争の一環だと思っているのです。


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 そもそもイスラム教がキリスト教徒に戦争を開始したのは、7世紀にイスラム教が成立した直後からです。


 サラセン帝国はまずビザンティン帝国領でキリスト教世界だったシリアやその周辺を征服し、更に同様キリスト教世界だったエジプトも征服しました。


 そしてこの時、征服された地域の人々の多くがイスラムに改宗しました。


 しかしサラセンの征服戦争は続き、北アフリカを横断してジブラルタルを超え、遂にはスペインを、また地中海を渡ってシチリアから南イタリアまでも支配下に収めるのです。


 そもそもイスラム教と言うのは、創始者ムハンマド自身が軍隊を率いてメッカをそしてアラビア半島を征服支配する所から始まった宗教なのです。 そしてその支配下で布教して行ったのです。


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 こうして北アフリカと東地中海がイスラム世界になると、サラセンの海賊達が、イタリアやフランスなどの地中海沿岸を襲うようになります。


 彼等はキリスト教徒の町や村を襲い、金品を奪うだけではなく人々を拉致して奴隷にするのです。 


 イスラム教徒からすれば、異教徒を奴隷化する事は全く罪ではないのです。


 因みにアフリカでの黒人奴隷狩りもこの少し前から始めています。 またウクライナやコーカサスなどスラブ世界でも奴隷狩りを行っているのです。


 イスラム教徒がキリスト教徒より人種差別をしなかったと言うのは、つまりはヨーロッパ人が専ら黒人奴隷狩りだけをしたのに対して、イスラム教徒側は人種に関係なく広範囲で奴隷狩りをした事です。


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 このようなサラセンの海賊に対してヨーロッパ側は全く無力でした。

 当時のヨーロッパはローマ帝国が滅亡し、国家と言える組織が亡くなっていたのです。 

 海賊を恐れた人々は、海岸の平地を捨て、山奥で暮らすしかなくなりました。 それは豊な農地を捨てる事であり、窮乏に苛まれる事でした。

 この時の悲惨さはを見ると国家が滅亡するとはどう言う事かを痛感させられます。 


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 しかしそれでもヨーロッパ側も少しずつ国家体制を整えていきました。 そしてそれにつれてイスラム世界に反撃を開始します。


 まずノルマン人の騎士達がイタリアに侵攻し、南イタリアとシチリアを奪還します。 そして更にその勢いの乗って、十字軍としてエルサレムに侵攻するのです。


 イスラム教vsキリスト教の戦いを語る場合、専らこの十字軍以降だけを語り、イスラム側が一方的被害者のように言われるのですが、これは違います。


 キリスト教側から言えば、今まで散々やられたのでやり返したのです。


 そしてこの頃からイスラム教vsキリスト教の戦いが互角になり、更にその後少しずつキリスト教側が優勢になって行くのです。


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 なぜならスペイン奪還(1492年)の頃からキリスト教世界は、中世から近世に移行し始めました。

 そして更に近代へと進歩するのです。


 これにより、国家体制はより強固になり、更に自然科学と産業の発達から、文化や産業でもイスラムを凌ぐようになって行ったのです。


 そして遂に第一次大戦の頃までに、イスラム世界の多くが植民地化されて完全にキリスト教世界に屈服させられる事になるのです。


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 この植民地支配により漸くサラセンの海賊が根絶されました。


 つまりこれまでサラセンの海賊は出没していたのです。

 

 ナポレオン戦争後でもなお、北アフリカで奴隷化されたキリスト教徒達を救出する活動をしていたキリスト教団がありました。

 

 ナポレオンの妻ジョゼフィーヌの従妹が、マルチニック島からフランスへ渡航途中、サラセンの海賊に襲われて、奴隷としてトルコのスルタンに売られその寵姫となった言う伝説があります。

 

 しかしさすがにキリスト教国の植民地になってしまっては、これは出来なくなりました。


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 また植民地下では奴隷制度も禁止されます。


 イスラム教徒が続けていた黒人奴隷狩りはそれより早く、アフリカがヨーロッパの植民地になるつれて不可能になっていました。 


 ヨーロッパ人はイスラム世界の植民地化により宗教戦争の完全勝利、そして終戦と信じているのでしょう。


 だから今のヨーロッパのリベラリスト達はひたすらその贖罪に励んでいます。


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 しかしイスラム側は全くそんな事は考えていないのです。

 

 そもそも思う理由はありません。


 そのように思うのは、近代化したヨーロッパ人にとって宗教と言う物が、嘗てのような意味を持たなくなったからです。


 近代化し世界の覇者となったヨーロッパ人達は、自分達が憐れなイスラム教徒達の精神までも征服したと信じているのです。

 

 けれども良くも悪くもイスラム教徒達は精神までもヨーロッパに征服されたわけではないのです。


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 イスラム圏では今も宗教はレパントの海戦の頃と全く変わらぬ重要性を持っているのです。


 ヨーロッパ諸国が植民地化で持ち込んだ近代リベラリズムを受け入れたのは、極少数のインテリだけなのです。


 キリスト教世界は近代化したけれど、イスラム世界はレパントの海戦(1571年)の頃と全く変わっていないのです。


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 例えばボコ・ハラムやISが女性を拉致し、彼女達を奴隷として売買する事は、先進国の人間からすれば非常にショッキングです。


 でも前記のようにイスラム諸国では奴隷制度は殆どの国で、植民地化されるまで続いていたのです。 それどころか植民地化されなかったサウジアラビアなど1970年代まで奴隷制度があったのです。


 イスラム世界の人々は、自分達の意思で奴隷制度が悪いと思って止めたのではないのです。 奴隷制度はコーランでも認められているのです。


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 それをヨーロッパの圧力で無理矢理禁止されたのですから、今だって本心では大いに不満でしょう。


 また植民地支配された当時だって、宗主国の目が届かない所では続いていても全然不思議ではないのです。


 今でもアフリカからヨーロッパを目指す移民達が、リビアで奴隷として売られていると言うニュースがあるぐらいです。


 アフリカ移民が「奴隷市場で売られている」=国際機関


 つまりイスラム世界って今でもこういう世界なのです。 


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 このようなイスラム教との休戦など完全にヨーロッパ人の独りよがりなのです。 ヨーロッパ人は自分達が近代社会に居るのでその感覚で、宗教戦争など過去の物と信じているのですが、しかしイスラム側は今も中世にいるのです。


 現在、自称リベラリスト達はひたすら「多様な価値観を尊重しろ」とか、多文化主義とかを推進しています。

 

 しかし価値観が違う文化が違うとは、つまり奴隷制を認める価値観、文化が存在すると言う事でもあるのです。

 

 自称リベラリスト達はこれ等の価値観を認める心算なのでしょうか?


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 イスラム世界の人々が中世の価値観で生きている以上、キリスト教との宗教戦争を中止する理由はありません。 異教徒を奴隷化する事への罪悪感もありません。 


 だからロザラムの少女強姦事件など起きて当然です。


 勿論、この動画のような墓地破壊と言うような事が起きるのも当然でしょう。


 今後イスラム教徒が増えれば増える程、テロと共にこの手の事件は頻発し、キリスト教徒側がブチ切れた所で、本格的な宗教戦争になるでしょう。


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 もしブチ切れなければ?


 イスラムに奴隷化されます。

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