2017-05-09 12:00

古代が違う 中国が近代化できない訳

 先日「中国は近代国家になれない」と言うエントリーをしたのですが、しかし中国については古代史上からの不可解があります。

 それは古代ギリシャ・ローマとの対比からです。

 中国が近代国家でないと言うのは、法治主義や民主主義が確立できないからです。

 法治主義と民主主義が確立できず、独裁者の恣意による支配が続く国は、どんなに莫大な外貨をため込もうも、宇宙船を飛ばそうとも、所詮古代国家としか評価されないのです。

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 しかしこれはある意味不公平かも知れません。

 なぜなら古代ギリシャ・ローマは古代から法治主義も民主主義も確立していたのですから。
 
 そして実は近代の民主主義もこれに倣っているのです。

 実際、古代アテネの指導者ペリクレスの戦没者追悼演説など、今も欧米諸国の教科書に掲載されています。

 なぜならこの演説は民主主義の理想と、その社会に生きる市民の理念を見事に顕しており、現代の民主主義国家でもそのまま通用するからです。

 我々現代人も民主主義国家に生きる以上、この理想を目指して進む事に何の問題もないのです。

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 因みに欧米の教養人と言うのは、古来こうしたギリシャ・ローマの古典を学び、ギリシャ・ローマの偉人を理想として教育を受けて来たのです。

 そして欧米の人文系の学問を専攻する人達は、今も高校時代からラテン語など古典語を履修して、古代文献を読んでいるのです。

 欧米で古代文化の見直しが始まったのは、ルネサンスの頃からですが、その頃の人々は古代人の方が、自分達よりも優れていると思っていました。

 そして実際にその通りだったでしょう。
 だってイタリア人の平均寿命と平均身長が、盛期ローマ帝国のそれを超えたのは20世紀初頭です。

 ルネサンスの頃の人々は、平均寿命も平均身長も明らかに盛期ローマ帝国より劣っていたのです。

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 このように盛期ローマ帝国の人々の健康状態が良かったのは、古代ローマ帝国の為政者達は公衆衛生の完備に熱心で、都市には上下水道や浴場を造っていたからです。
 
 また道路などの商業インフラを整備すると共に、法整備により公正な商工業の発展を心がけていたので、庶民生活のレベルも非常に高かったのです。

 だからこの時代は識字率も高くて、ローマ軍の正規兵は正確なラテン語の読み書きができないと採用されませんでした。

 これはもうルネサンスの人々の想像を絶するレベルです。

 それどころか近代以降、現代でもなお兵士が正確な読み書きをできない国など幾らでもあるのですから。

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 西欧文明はルネサンス以降、ひたすら古代ギリシャ・ローマに追いつき追い越せと頑張り続けたと言って過言ではないのです。

 だから西欧社会が法治主義社会を造ろうとした時には、ローマ法とローマの司法制度をそのまま模倣しました。

 被告と原告がそれぞれ弁護士を立てて争うと言う裁判制度も、判決に不服があれば三回までは上告できると言う三審制も、古代ローマで確立した制度です。

 その為弁護士と言う商売も古代ギリシャ・ローマからありました。

 また議会制度と言うのも古代ローマからあったのです。
 英語の上院を指すSenateなんて、ローマの元老院そのままですからね。

 そして弁護士が弁舌で名を挙げて、或いは弁護活動を梃に支持者を集めて政治家に転身すると言う事もまた古代ギリシャ・ローマからありました。

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 こうしてみるとわかりますが、中国の古代とは全く違う古代なのです。

 中国と言う国は、古代から一度の議会などないし、三審制の裁判なんかないし、弁護士と言う商売もありません。

 中国は古代から皇帝による絶対的な独裁制度で、法と言うのは皇帝の官僚達が作り、人民を従わせるものなのです。
 
 そもそもローマの皇帝と中国の皇帝は、強大な権力を持つ事は同じでも成り立ちも理念も全く違うのです。

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 しかし古代社会で中国とギリシャ・ローマで一番根源的な違いは、ギリシャ・ローマでは共に私有財産は不可侵であったと言う事です。
 
 アテネもローマも実は凄い格差社会でした。

 アテネのパルテノン神殿建設は、ペリクレスの提案で始まりましたが、建設途中に国費の浪費だとして、これに反対する人達が出てきました。

 その時ペリクレスは何と「それなら今後神殿建設は私の自費で続ける。 その代り、完成したら『ペリクレスが建設した』と言う碑文を置く事にするが、それで良いか?」とやり返したのです。

 これで反対派は沈黙し、パルテノン神殿の建設は続けられたのです。

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 塩野七生さんの「ギリシャ人の物語Ⅱ」でこの話しを読んだ時には、ホントに驚きました。

 勿論一つはこうして反対派を沈黙させたペリクレスの手腕ですが、しかしもっと驚いたのは、ペリクレスの財力です。
 
 だってペリクレスが個人でパルテノン神殿の建設を続けられるだけの財力を持っていなければ、こんな事を言っても笑い者になるだけでしょう。

 ペリクレスはアテネでは最も富裕な名門の一人ではありました。 しかし富裕層の中で飛びぬけて金持ちだった訳でもないようです。

 つまりアテネには、このような財力を持つ人間が結構ゾロゾロいたのです。

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 しかし勿論、人口の大多数は、資産と言える物は一切持たない、日々の労働だけで生活をする人々でした。

 にも拘らず私有財産の不可侵は、厳守されました。 勿論富裕層は税やその他、国家への様々な出費は強いられたのですが、私有財産制を否定するような話しは出ないのです。

 これはローマも同様です。
 
 この私有財産権の不可侵は、古代ギリシャ人にとってもローマ人にとっても、完璧に自明であったので、敢えて法にも書かないし理念としても唱えないのです。
 
 しかし実はこれは中国とは決定的な違いです。

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 中国では高校の世界史で習ったように、古代から均田制のような土地の強制配分、私有財産制の否定となる制度が繰り返し成立しています。

 このような私有財産の否定、農地の均等配分と言う制度は、周代か始まりました。

 そして皆、制度完成後数十年程度で完全に行き詰り崩壊するのですが、しかし新しい王朝ができると、また同様の制度を作るのです。

 そしてこれを作るのは必ず漢民族の王朝です。 元や清など遊牧民による征服王朝はこんな事はしないのですが。

 だから中国人にとっては私有財産の否定、農地の強制配分と言うのは、本来の王朝のあるべき姿なのでしょう。 そしてそれが歴史上何度行き詰まってもそんなことは関係ないのです。

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 これを想うと、現在の中国共産党政権の成立も、全くこの歴代王朝の繰り返しの一つではないでしょうか?

 中国には私有財産の不可侵と言う発想はなく、本来資本は全て国家の物であると言う発想が紀元前から続いてきたのです。
 
 こうした中国人にすれば、共産主義と言うのは、西欧から学んだと言うよりも、自分達の古来の理念を西欧人が西欧流に解説している言う感覚なのかもしれません。

 だから物凄くシックリと相性が良いのだと思います。

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 これに比べると民主主義と言うのは、中国社会にとっては全くの異物です。

 「紫禁城の黄昏」の著者で、愛新覚羅溥儀の家庭教師だったレジなる土・ジョンストンは「孫文は民主主義を理解できなかった」と言います。

 しかし考えてみると中国は4千年の歴史で一度も選挙をしたことがない国なのです。

 例えば日本式の民主主義である寄合や町役や村役などによる会合のような物もありません。

 中国の支配者にとっては人民は常に愚民であり、それは元々貧農出身だった孫文にとってもそうなのです。

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 ところで古代ギリシャ・ローマの歴史を学ぶとわかりますが、徴兵制こそが民主主義の根幹です。
 
 古代ギリシャ人やローマ人にとって、政治とはまず国家を外国の侵略から守る事です。

 だから外国からの侵略から国家を守る為に戦う人は、皆参政権を得るのです。
 逆に言えば参政権を得た以上、兵役の義務が出るのです。

 自分の命を懸けて国家を守る義務があるから、国家の政治に口を出すのは当然。
 自分が政治に口を出した以上、イザとなれば国家を守る為に戦う義務がある。

 このセットで民主化が進むのです。

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 古代の兵役は武器や糧秣は自分持ちでした。 ところが武器は結構高価でした。 特に馬など本体の値段が高いばかりか、維持費も大変です。

 そこで馬が引く戦車や、重装歩兵など高価な武器が、戦争の主力だった時代は、こうした武器を持てない労働者階級には兵役の義務はなく、だから参政権もありませんでした。

 ところがその後戦法が変わり、軽装歩兵や更に海軍が戦力が重要になると、労働者階級もまた兵役の義務を負う事になり、それ故参政権を得るようになるのです。

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 例えばアテネが第二次ペルシャ戦役で勝てたのは、海軍力によります。 
 その後もエーゲ海の覇権を確保し続けるには海軍力が必須になりました。

 ところでこの時代の海軍艦船の主力は三段櫂船と言われる櫂を漕いで進む船でした。

 これは一隻に170人の漕ぎ手が必要です。 この漕ぎ手はアテネの労働者階級から得るしかないのです。
 そこで船は富裕層が費用を出して建造しても、漕ぎ手は労働者階級に頼る事になりました。



 この海軍の活躍で、アテネはペルシャ帝国の侵略を退けて、エーゲ海の覇者になりました。

 そしてこれにより労働者階級の発言力が非常に強くなったのです。

 このような形の民主化の進行は、古代ローマでも大正デモクラシーでも同様です。

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 だから西欧の独裁者は徴兵制は好みません。

 徴兵制にすると安く大量に兵員を得られますが、しかし一旦武器を持ち、戦う事を覚え、自分達の力に自信を得た人々は、独裁者に従わなくなるからです。
 
 例えばマキャベリは、民主都市フィレンツェ防衛の為に、フィレンツェ人だけからなる防衛軍の組織しました。

 これは傭兵頼りだったフィレンツェの国防に極めて有効と思えたのですが、民主制崩壊後フィレンツェの支配者となったメディチ家はこれを解散させてしまいました。

 封建君主となってフィレンツェを支配するようになったメディチ家にとってこのような防衛軍の存在は、自分達の支配にとって危険だと察知したのでしょう。

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 ところがここで不思議なのが中国なのです。

 中国でも古代から徴兵制を敷いていました。
 中国と言う国は歴史的に常に騎馬民族の侵攻に晒されていたので、その防衛は一時も休めないのです。

 騎馬民族は王朝を倒すだけでなく、まず農村を略奪しますから、この防衛なしには農民の生活も成り立ちません。

 それを思うと対遊牧民防衛の必要性は、全て国民が理解していたはずです。
 
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 中国の古典には、こうした兵役に苦しむ農民の嘆きや、それに同情する知識階級の話は幾らでもあります。 

 しかしなぜかアテネの労働者階級や、小規模自作農のように、「国土を守る為に頑張ろう!!」と言った積極的な話は一切ないのです。

 そしてこうした兵役は、参政権の獲得と言った積極的な話に一切繋がりません。

 農民はタダもうひたすら兵役を嘆き、忌嫌い、支配者はひたすら彼等を安い兵力として使い続けると言う無残な状況しか続かないのです。

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 そもそも中国人の兵士に対する評価は非常に低いです。

 良鉄は釘にならず、良民は兵にならぬ。

 つまり兵隊になるのはマトモな人間ではない、破落戸やヤクザなど普通の社会人として通用しない人間が兵士になると言うのです。

 勿論、西欧でも貧しい人が兵士に志願している例は多いのですが、しかし志願すれば国家を守る人として尊敬されます。

 でも中国にはそう言う感覚は全くないのです。

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 しかしこれを思えば中国に民主主義が成立しないは当然と思わざるを得ないのです。

 だって国家を守る、共同体を守ると言う事を肯定的に評価せず、唯危険で割りの悪い仕事だからと避けるだけの人達が、民主主義国家を造れるわけはないのです。

 別に兵役に限らず古代の民主主義国家では、国家の指導者だって無給で責任ばかり思いのです。

 勿論汚職などの不正をやれば厳しく罰せられます。

 ワタシなら幾ら名門の富裕層に生まれてもアテネでストラテゴスになる気はありません。

 民主主義は国家の為の戦いを厭わない戦士の制度であり、国家に奉仕する意思を持つ人間達の為の制度なのです。

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 ただひたすら兵役を嘆き続ける中国の農民達は、同情には値します。
 しかし彼等自身が兵役を逃れる事以外何も望んでいないだから、参政権を得る事などできるわけもないのです。

 こういうの見ていると中国と西欧との根源的な違いを感じずにはいられないのです。

 文明史から言えば西洋の民主主義と法治主義は古代理想の復興ですが、中国の共産主義と独裁もまた古代国家の再現なのです。

 それを考えると中国が民主化し、法治主義を確立すると言うのは殆ど不可能ではないかと思います。

 つまり中国は近代国家になれなと思わざるを得ないのです。
  1. 特亜
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コメント

中国人の民主活動家が中国の民主化なんて不可能じゃないか?と言われて、「そんな事はない。華人(漢民族)の国である台湾で実現したではないか」と反論したそうです。
台湾は何故民主化できたのか? そこには島国であるという所謂地政学的な事も影響しているのではないかと思います。
  1. 2017-05-09 13:58
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  3. taigen #-
  4. 編集

渡部昇一がサラミスの海戦で軍船の漕ぎ手が、「自分達の力で勝った」、という意識が民主主義の元となったと書いていたので私は自分のブログでそれを紹介しました
meblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12242194726.html
  1. 2017-05-09 14:53
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  3. 人差し指です #-
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ごめんなさいURLを間違えましたこちらです
http://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12242194726
  1. 2017-05-09 14:59
  2. URL
  3. 人差し指です #-
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また間違えました前のは消してくださいやりかたが分からないのです。こちらが正しいです
http://ameblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12242194726.html
  1. 2017-05-09 15:06
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  3. 人差し指です #-
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中国って知れば知るほど民主主義の似合わない国ですからね。あのいろいろな意味で広大な国に13億人以上ものの
民度が決して高いとは言い難い自己中な人間が暮らしているわけで。
そんな人間集団が変に自由にものいい出したらもう収拾がつかない気もしますね。

中国人自身、内心そう感じていて、いわゆる民主化勢力とか反体制派は日本人の一部や欧米人が勝手に考えるほど支持はされていないんじゃないかなぁ・・と思います。

中国のバブルがはじけそうでハジケないのも、共産党による様々な強引なまでな施策や一党支配にようる安定が功をそうしていることは否定しがたい。
これは他の発展途上国、ブラジル、アルゼンチン、タイ、インドネシアなどに比べた場合の中国の強みでもありますね。

ただ、その強みは中国が真の先進国に脱皮する上での決定的な弱みにもなっているかと。
中国の人々は上から押さえつけられることにあまりにも慣れてしまった。
その為、新しい技術、斬新な芸術、文化、ビジネススタイルを作り出すのが苦手で、今更触れるまでもなく、イカス
パクリ天国と化してます。

一人あたりのGDPが1万ドル近くなっていて、数字上は
中進国、発展途上国を脱しつつあるにも関わらず、科学関係のノーベル賞受賞者はわずか一人。
13億人の中から選りすぐりの優秀な研究者に多額の研究費を与えてコレです。それは文学、芸術でも同じで他の先進諸国に比べてかなり見劣りがします。

中国4千年の歴史っていっても、歴代の王朝は前王朝を完全に否定し、前王朝時代の文化財は徹底的に破壊。20世紀まで残っていた数少ない文化財も、文化大革命で破壊済。
その結果、中国を旅行しても、あれだけの歴史がありながら、どの観光地にいっても見るべきものが少なく、やたらとけばけばしい土産物屋があるだけです。
奈良や京都、東京にすら多くの文化財が残る日本とは対照的。

日本は別に対外的に広めようと意図したものではなかったけれど、漫画・アニメを筆頭とするオタク文化、サブカルチャーを生み出し、秋葉原には中国を含めた世界中からオタク青少年が押し寄せています。
米国は米国でハリウッド映画、ロックンロール、ラップなどなどの世界的人気は今更述べるまでもありません。

しかし、中国が国威発揚の為に歴史を改ざんしたり、共産党による規制だらけの映画・ドラマなどのコンテンツを楽しむ外国人は・・いくら「孔子学院」を世界中に設置しようが少数派でしょうね。すみません、話がスレからだいぶ
逸れました。

えーっと何が言いたかったのか?というと、とにかく中国はその国の規模に比してソフトパワーがダメダメ、民主主義の問題もそうですが、21世紀をリードする超大国として、先進国として世界の敬意を集めたい・・と思った際に
致命傷ではないか?と。

このような状況を鑑みれば、中国はタダの経済大国で終わる公算が高い、過度に恐れる必要はないのではないか?
ということです。

  1. 2017-05-09 18:10
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  3. prijon #-
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中国はさておいて

春の北海道の、青空と花、新緑の木々、素晴らしいです、空気もヨモギネコさんの心境が感じられます。
  1. 2017-05-09 18:57
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  3. トラウマ #RWLNmTs6
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いやいや、民主化して頂かないと

そうなんですよね、よもぎねこさんが仰る通りで、頷首外ないんですが、民主化して頂かないと周りの国々は迷惑なんです。

何といっても中華人民共和国は国連の常任理事国ですし、数字は多少操作してあるかもですがGDPは合衆国に次いで2位ですし、世界に与える影響は無視できない物が有りますし、何と言っても拡張政策を取り続けられると周りはホント迷惑です。21世紀の主権国家としての自覚を持って役割を果して頂かないと枕を高くして眠れません。

日本国憲法の9条2項のような憲法を制定して、尊守して頂けるなら、国内の事には多少目をつぶる事も出来ますが、太平洋の半分は中国の物だなどと平気で発言されると、眩暈さえ覚えます。何というかこのままでは平和と自由を謳歌していたアテネやテーベに表れたマケドニアのような存在です。フィリッポス、アレクサンダー親子に蹂躙された地中海文明のようになってしまいます。しかも中国にはマケドニア程の民度も社会システムも理念も節度も無い。ただ己の欲望のままに膨張を続け、全てを食べ散らかし、渾沌が残るのみです。しかも将来への展望も持ち合わせていないので、汚染された大地と海と河川が残るのみです。歴史は繰り返すと申しますが、文化大革命の世界版を21世紀にゴリ押しされると世界は滅んでしまします。大げさでは無く。現実的にそうなると予想します。

民主化して頂けないのなら五胡十六国時代にに戻って中原に留まって頂くしかないと、周りの国々で協力して抑え込むしかないと思います。う~ん、漢民族と朝鮮民族だけに効くウィルスとか発明されませんかね?
  1. 2017-05-09 21:22
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  3. エピキュリアン #-
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近代国家にはなれなくとも覇権国家にはなれる

人を集めて武器を持たせれば軍隊はできる。
勿論、本当に戦いになった時には
軍隊としての統一的な戦闘は望むべくもないが、
みんなが戦うことを避け始めれば
このような軍事国家であっても覇権国家になれる。
それが現在のシナである。
そして戦うことを避けているのが日本である。

シナの低劣さをあげつらうのはいくらでもできるが、
シナが覇権国家のように見える事実は変わらない。
  1. 2017-05-09 22:08
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  3. ちび・むぎ・みみ・はな #-
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土地への愛着を持つ文化と持たない文化

高校生の頃に世界史を勉強していて、ずっと感じていたのは「西洋史には流れがあるけど、東洋史には流れがないんだなー。」でした。
西洋史では「ある出来事によって社会が変化し、社会の変化に伴って新たな問題が発生し、その問題が別の事件や出来事を引き起こす」という流れがあります。
ところが東洋史では、まるで「賽の河原の石積み」のように、同じことを延々と繰り返しているんですよね。同じことを延々と繰り返しているうちに近代になって、いきなり欧米列強に植民地にされて、無理やり近代化されてしまったという感じです。

世界史のはじめの方ですぐに出てくる、古代ギリシャの文明の高さにも驚きましたね。古代ギリシャ人が、地球が丸いことや、地球が太陽のまわりを回っていることを知っていて、アリスタルコスやエラトステネスが、紀元前2~3世紀に地球の大きさや太陽までの距離を計算で出していたというのを知った時は驚きました。
古代の地中海世界に、突然変異のように高度な文明が誕生したことは、サブカル好きの想像力を掻き立てるんですよね。「かつては超古代文明が存在した」「じつは宇宙人が文明を伝えた」といった話が、昔はオカルト雑誌に載ったり、漫画のストーリーになったりしたこともありました。

いろいろな人が「国民性」「民族気質」について考察しているのを見たり読んだりして、漠然と思っていることがあります。世界の文化は大きく分けて「定住民文化」と「流民文化」があるのではないか、と思うんです。
「定住民文化」とは、土着の神々を信仰して、その土地で繁栄しようという文化、「流民文化」とは、土地との結びつきがない文化です。前者は土俗的な「農民・漁民の文化」、後者は「都市住民の文化」と言うこともできるでしょう。日本やヨーロッパの文化は前者、支那やアラビアの文化は後者だと思います。

日本人には氏神信仰があり、どんなに自分が住んでいる土地の自然環境が厳しくても、故郷に愛着を持って生きてきました。震災や原発事故が起きても、日本から逃げ出そうとする日本人がほとんどいなかったのは、日本人が土地に愛着を持っている民族だからだと思います。
キリスト教は一神教ですが、カトリックには氏神信仰と同じようなものがあります。それぞれの土地を守る「守護聖人」がそれですね。キリスト教は、ヨーロッパに伝わってから土着の多神教や地母神信仰と結びついたといわれます。

中世以前なら、定住民文化よりも流民文化のほうが洗練されていたと思います。都市部に人口が集積して、芸術や文化が発達するスピードは、中世以前であれば流民文化のほうが速かったでしょう。実際、中世の支那やイスラム世界では都市が発達したので「都市文明」といわれることがあります。しかし土地に愛着を持たない分、自治が発達しなかったんだろうと思います。

さらに言えば、他国に移民した時にも、自分の育った文化が民族気質となって現れるんだと思います。定住民文化の人間は、移民先の土地に骨を埋めるつもりで移民して、移民先が繁栄するように努力します。流民文化の人間は、そもそも土地への愛着というものがないので、常により良い生活を求めてイナゴのように移民を繰り返すのだろうと思います。

ただ、支那にも土地神信仰はあるし、インド文化圏についてはよく知らないので、これで全てが説明できるわけではありません。まだ完全に考えがまとまっているわけではありませんが、そんなふうに漠然と考えています。
  1. 2017-05-09 23:06
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  3. かんぱち #vF6NeGQU
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 そもそもの成り立ちが全く違う中国が、ギリシャから続く民主主義を理解して受け入れるというのは、とても難しいことだと分って来ました。

 徴兵と納税の義務を果たして市民となり、公序良俗を守り生活をする限り個人の自由は守られるギリシャ・ローマ。そして皇帝によって徴兵され徴税されて、そして選挙を赦されない中国の国民。対照的ですね。

 前に読んだ対談で陳舜臣さんが司馬遼太郎さんに、日本は軽々と近代化したけれど、中国は振り払うには重いものを背負っているから簡単には変われないと言っていました。改革開放をしてから、大勢の中国人を海外に留学させていまでは原発や宇宙開発などで先端的な研究開発をしています。

 それでも民主主義を国民一人一人まで理解して選挙を行うには、共産党が嫌がりそうですし、中国の国体とするには相性が悪いようなのでこのまま選挙をしない体制を続けていくのでしょうか。

 それにしてもペリクレスの戦没者追悼演説を読みましたが、格調が高くて現代の政治家が演説をしたら拍手喝さいを浴びそうな古びていないないようですね。こういう事からも、奴隷を前提としていてもギリシャの民主主義は今の欧米人にとっての理想なのだと思います。

 さっぱり分かりませんが、ラテン語を勉強すると欧州の色々な言語を学習するのに良いと聞いたことがあります。それと同じで、ギリシャ・ローマの哲学や政治学を勉強すると現代の国際情勢が理解しやすくなるのでしょうが非常に難しそうなので、やはりよもぎねこさんのブログで勉強したいと思います。宜しくお願い致します。
  1. 2017-05-09 23:32
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  3. 都民です。 #-
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今、中野剛志著「富国強兵」を読み始めたばかりですが、面白い。要するに国とは戦争するためのもので、地政学や民族の特質経緯で変化していくもの、ということらしい。まだよくわからないのだが、シナは皇帝制度がその土地や民族にとって戦争するのに都合がよかっただけではないか。日本は天皇制度が良いし、ギリシャは寄合制度だ。進歩主義のように普遍的に進歩したら民主主義ではなさそうだ。シナは西欧文明の民主主義なんて取り入れない方がよいでしょう。その方が戦争に勝てるし漢民族の庶民としても繁栄するから都合が良い。ギリシャやローマだって滅びたのだし、ダメなら出直せばいいだけです。それに比べて日本のことも言いたいが、悲観的絶望的言辞になるのてやめます。兎に角この本面白いです。
  1. 2017-05-10 08:32
  2. URL
  3. ごじた #LkZag.iM
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アイデンティティとか

>かんぱちさん
>「定住民文化」とは、土着の神々を信仰して、その土地で繁栄しようという文化、「流民文化」とは、土地との結びつきがない文化です。

成程と思いました。我が街の英語の女先生は東欧に生まれ、親と一緒にパリに移住(理由は知りません)、そして単身アメリカに留学して日本人と知りあい結婚し、それから夫と日本に戻って、現在日本で生活しています。
逞しいのか、ノスタルジーとか無いのか、土地を愛せるのか、例のアイデンティティとかが湧きだして破綻しないのか?不思議に思っているのですが、神と結びついていれば環境は関係ないのでしょうか、土と水を愛する私には想像がつきません。
  1. 2017-05-10 09:01
  2. URL
  3. トラウマ #RWLNmTs6
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 中国人の民主活動家が中国の民主化なんて不可能じゃないか?と言われて、「そんな事はない。華人(漢民族)の国である台湾で実現したではないか」と反論したそうです。
> 台湾は何故民主化できたのか? そこには島国であるという所謂地政学的な事も影響しているのではないかと思います。

 台湾が民主化できたのは、日本の統治と、台湾人には台湾原住民の血が混じっているからでは?

 民主主義って戦士の制度だけれど、台湾原住民は尚武の民、戦士民族です。
  1. 2017-05-10 09:39
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 渡部昇一がサラミスの海戦で軍船の漕ぎ手が、「自分達の力で勝った」、という意識が民主主義の元となったと書いていたので私は自分のブログでそれを紹介しました
> meblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12242194726.html

 有難う御座います。
 
 民主主義って元来、兵士の数を増やし安全保障を確立すると言う意味があるのですね。
  1. 2017-05-10 09:41
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> また間違えました前のは消してくださいやりかたが分からないのです。こちらが正しいです
> http://ameblo.jp/hitosasiyubidesu/entry-12242194726.html

 どうも上手くアクセスできません。

 URLが上手く腫れない場合は、ブログのタイトルを書いて下さると検索できるんですけどね。
  1. 2017-05-10 09:42
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 中国って知れば知るほど民主主義の似合わない国ですからね。あのいろいろな意味で広大な国に13億人以上ものの
> 民度が決して高いとは言い難い自己中な人間が暮らしているわけで。
> そんな人間集団が変に自由にものいい出したらもう収拾がつかない気もしますね。
>
> 中国人自身、内心そう感じていて、いわゆる民主化勢力とか反体制派は日本人の一部や欧米人が勝手に考えるほど支持はされていないんじゃないかなぁ・・と思います。
>
> 中国のバブルがはじけそうでハジケないのも、共産党による様々な強引なまでな施策や一党支配にようる安定が功をそうしていることは否定しがたい。
> これは他の発展途上国、ブラジル、アルゼンチン、タイ、インドネシアなどに比べた場合の中国の強みでもありますね。
>
> ただ、その強みは中国が真の先進国に脱皮する上での決定的な弱みにもなっているかと。
> 中国の人々は上から押さえつけられることにあまりにも慣れてしまった。
> その為、新しい技術、斬新な芸術、文化、ビジネススタイルを作り出すのが苦手で、今更触れるまでもなく、イカス
> パクリ天国と化してます。
>
> 一人あたりのGDPが1万ドル近くなっていて、数字上は
> 中進国、発展途上国を脱しつつあるにも関わらず、科学関係のノーベル賞受賞者はわずか一人。
> 13億人の中から選りすぐりの優秀な研究者に多額の研究費を与えてコレです。それは文学、芸術でも同じで他の先進諸国に比べてかなり見劣りがします。
>
> 中国4千年の歴史っていっても、歴代の王朝は前王朝を完全に否定し、前王朝時代の文化財は徹底的に破壊。20世紀まで残っていた数少ない文化財も、文化大革命で破壊済。
> その結果、中国を旅行しても、あれだけの歴史がありながら、どの観光地にいっても見るべきものが少なく、やたらとけばけばしい土産物屋があるだけです。
> 奈良や京都、東京にすら多くの文化財が残る日本とは対照的。
>
> 日本は別に対外的に広めようと意図したものではなかったけれど、漫画・アニメを筆頭とするオタク文化、サブカルチャーを生み出し、秋葉原には中国を含めた世界中からオタク青少年が押し寄せています。
> 米国は米国でハリウッド映画、ロックンロール、ラップなどなどの世界的人気は今更述べるまでもありません。
>
> しかし、中国が国威発揚の為に歴史を改ざんしたり、共産党による規制だらけの映画・ドラマなどのコンテンツを楽しむ外国人は・・いくら「孔子学院」を世界中に設置しようが少数派でしょうね。すみません、話がスレからだいぶ
> 逸れました。
>
> えーっと何が言いたかったのか?というと、とにかく中国はその国の規模に比してソフトパワーがダメダメ、民主主義の問題もそうですが、21世紀をリードする超大国として、先進国として世界の敬意を集めたい・・と思った際に
> 致命傷ではないか?と。
>
> このような状況を鑑みれば、中国はタダの経済大国で終わる公算が高い、過度に恐れる必要はないのではないか?
> ということです。

 中国って永遠に続く麻雀です。
 
 古代から同じシステムの王朝を建てて、それが行き詰まると内乱になって、また同じシステムの王朝が建つのです。
 その時以前の王朝を全否定するのですが、しかし全否定するのでそれより前の時代までレベルが下がるのです。

 しかし中国人の頭の中には、国家と言う物は、皇帝が居て、それを支える官僚がいると言う強大な中央集権体制以外にないのでしょう。

 以前、西遊記を読んだのですが、西遊記の中で三蔵法師一行が旅を続けて、女人国など様々な国に行くのだけれど、友好的な国は皆、「皇帝と百官が居並んで出迎えた」と書かれているのです。

 中国の周辺には遊牧民など、全く違う価値観や政治システムで生きていた民族も多数いて、それらの影響は受けたはずなのに、中国人の脳内では、これ等は全てない事になっているのです。

 だから化け物は実に様々出て来るのに、政治形態は全て同じと言う世界なのです。
  1. 2017-05-10 09:51
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 中国はさておいて

> 春の北海道の、青空と花、新緑の木々、素晴らしいです、空気もヨモギネコさんの心境が感じられます。

 有難う御座います。
 でもヤマザクラは一昨日辺りでほぼ全部散りました。
  1. 2017-05-10 09:53
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  3. よもぎねこ #-
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Re: いやいや、民主化して頂かないと

> そうなんですよね、よもぎねこさんが仰る通りで、頷首外ないんですが、民主化して頂かないと周りの国々は迷惑なんです。
>
> 何といっても中華人民共和国は国連の常任理事国ですし、数字は多少操作してあるかもですがGDPは合衆国に次いで2位ですし、世界に与える影響は無視できない物が有りますし、何と言っても拡張政策を取り続けられると周りはホント迷惑です。21世紀の主権国家としての自覚を持って役割を果して頂かないと枕を高くして眠れません。
>
> 日本国憲法の9条2項のような憲法を制定して、尊守して頂けるなら、国内の事には多少目をつぶる事も出来ますが、太平洋の半分は中国の物だなどと平気で発言されると、眩暈さえ覚えます。何というかこのままでは平和と自由を謳歌していたアテネやテーベに表れたマケドニアのような存在です。フィリッポス、アレクサンダー親子に蹂躙された地中海文明のようになってしまいます。しかも中国にはマケドニア程の民度も社会システムも理念も節度も無い。ただ己の欲望のままに膨張を続け、全てを食べ散らかし、渾沌が残るのみです。しかも将来への展望も持ち合わせていないので、汚染された大地と海と河川が残るのみです。歴史は繰り返すと申しますが、文化大革命の世界版を21世紀にゴリ押しされると世界は滅んでしまします。大げさでは無く。現実的にそうなると予想します。
>
> 民主化して頂けないのなら五胡十六国時代にに戻って中原に留まって頂くしかないと、周りの国々で協力して抑え込むしかないと思います。う~ん、漢民族と朝鮮民族だけに効くウィルスとか発明されませんかね?

 但し民主化イコール=平和国家と言うわけには行きませんから、民主化したらしたで余計面倒かも知れません。

 だって民主主義国家って戦争好きですよ。

 ペロポネソス戦争なんか当に民主主義国家の戦争なのですが、アテネが民主主義国家であるが故に戦争の歯止めがなくなり、帝国主義的に振る舞い、無条件降伏にまで追い込まれたとも言えるのですから。

 ローマが領土拡大を続けたのは共和制時代です。
 イギリスやフランスが植民地獲得に乗り出したのは市民革命以降です。

 民主化すると生活向上を求める国民の声を無視できなくなるし、ナショナリズムは高揚するし、領土獲得の為の侵略戦争は凄く起きやすくなるのです。
  1. 2017-05-10 10:00
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 近代国家にはなれなくとも覇権国家にはなれる

> 人を集めて武器を持たせれば軍隊はできる。
> 勿論、本当に戦いになった時には
> 軍隊としての統一的な戦闘は望むべくもないが、
> みんなが戦うことを避け始めれば
> このような軍事国家であっても覇権国家になれる。
> それが現在のシナである。
> そして戦うことを避けているのが日本である。
>
> シナの低劣さをあげつらうのはいくらでもできるが、
> シナが覇権国家のように見える事実は変わらない。

 ええ、中国が目指しているのは、民主化を避けて覇権国家になる事です。
 そして前漢や清のようにそれに成功した王朝もありますから、中国もそれを狙っているのでしょう。

 因みに民主化したら平和になると言うのも根拠はありません。

 古代ローマも共和政時代に領土を拡大したのだし、イギリスやフランスは市民革命以降に対外植民地を獲得したのです。

 国民が生活向上の為に領土拡大を求めてそれで一致すれば、民主主義国家こそ実に猛烈な侵略戦争をするのですから。
  1. 2017-05-10 10:04
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 土地への愛着を持つ文化と持たない文化

> 高校生の頃に世界史を勉強していて、ずっと感じていたのは「西洋史には流れがあるけど、東洋史には流れがないんだなー。」でした。
> 西洋史では「ある出来事によって社会が変化し、社会の変化に伴って新たな問題が発生し、その問題が別の事件や出来事を引き起こす」という流れがあります。
> ところが東洋史では、まるで「賽の河原の石積み」のように、同じことを延々と繰り返しているんですよね。同じことを延々と繰り返しているうちに近代になって、いきなり欧米列強に植民地にされて、無理やり近代化されてしまったという感じです。
>
> 世界史のはじめの方ですぐに出てくる、古代ギリシャの文明の高さにも驚きましたね。古代ギリシャ人が、地球が丸いことや、地球が太陽のまわりを回っていることを知っていて、アリスタルコスやエラトステネスが、紀元前2~3世紀に地球の大きさや太陽までの距離を計算で出していたというのを知った時は驚きました。
> 古代の地中海世界に、突然変異のように高度な文明が誕生したことは、サブカル好きの想像力を掻き立てるんですよね。「かつては超古代文明が存在した」「じつは宇宙人が文明を伝えた」といった話が、昔はオカルト雑誌に載ったり、漫画のストーリーになったりしたこともありました。
>
> いろいろな人が「国民性」「民族気質」について考察しているのを見たり読んだりして、漠然と思っていることがあります。世界の文化は大きく分けて「定住民文化」と「流民文化」があるのではないか、と思うんです。
> 「定住民文化」とは、土着の神々を信仰して、その土地で繁栄しようという文化、「流民文化」とは、土地との結びつきがない文化です。前者は土俗的な「農民・漁民の文化」、後者は「都市住民の文化」と言うこともできるでしょう。日本やヨーロッパの文化は前者、支那やアラビアの文化は後者だと思います。
>
> 日本人には氏神信仰があり、どんなに自分が住んでいる土地の自然環境が厳しくても、故郷に愛着を持って生きてきました。震災や原発事故が起きても、日本から逃げ出そうとする日本人がほとんどいなかったのは、日本人が土地に愛着を持っている民族だからだと思います。
> キリスト教は一神教ですが、カトリックには氏神信仰と同じようなものがあります。それぞれの土地を守る「守護聖人」がそれですね。キリスト教は、ヨーロッパに伝わってから土着の多神教や地母神信仰と結びついたといわれます。
>
> 中世以前なら、定住民文化よりも流民文化のほうが洗練されていたと思います。都市部に人口が集積して、芸術や文化が発達するスピードは、中世以前であれば流民文化のほうが速かったでしょう。実際、中世の支那やイスラム世界では都市が発達したので「都市文明」といわれることがあります。しかし土地に愛着を持たない分、自治が発達しなかったんだろうと思います。
>
> さらに言えば、他国に移民した時にも、自分の育った文化が民族気質となって現れるんだと思います。定住民文化の人間は、移民先の土地に骨を埋めるつもりで移民して、移民先が繁栄するように努力します。流民文化の人間は、そもそも土地への愛着というものがないので、常により良い生活を求めてイナゴのように移民を繰り返すのだろうと思います。
>
> ただ、支那にも土地神信仰はあるし、インド文化圏についてはよく知らないので、これで全てが説明できるわけではありません。まだ完全に考えがまとまっているわけではありませんが、そんなふうに漠然と考えています。

 なるほどね。

 中国って永遠の麻雀なのです。

 何度上がっても、またパイをバラバラにしてゲームをやり直し。

 同じ制度の王朝を何度でも作り直しているのです。

 中国共産党もこうした王朝の一つだと思えば、理解できます。

 以前西遊記を読んだ時に、三蔵法師等が行く国々が全部中国王朝と同じ制度になっているので驚いた事があります。

 化け物は様々出るのに、王朝の制度は全て同じ!!

 これが中国人の世界観なのだろうと、わかりました。

 これでは孫文が民主主義を理解できなかったのも当然でしょう。
  1. 2017-05-10 10:15
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

>  そもそもの成り立ちが全く違う中国が、ギリシャから続く民主主義を理解して受け入れるというのは、とても難しいことだと分って来ました。
>
>  徴兵と納税の義務を果たして市民となり、公序良俗を守り生活をする限り個人の自由は守られるギリシャ・ローマ。そして皇帝によって徴兵され徴税されて、そして選挙を赦されない中国の国民。対照的ですね。
>
>  前に読んだ対談で陳舜臣さんが司馬遼太郎さんに、日本は軽々と近代化したけれど、中国は振り払うには重いものを背負っているから簡単には変われないと言っていました。改革開放をしてから、大勢の中国人を海外に留学させていまでは原発や宇宙開発などで先端的な研究開発をしています。
>
>  それでも民主主義を国民一人一人まで理解して選挙を行うには、共産党が嫌がりそうですし、中国の国体とするには相性が悪いようなのでこのまま選挙をしない体制を続けていくのでしょうか。

 中国には現実的に選挙したくない重大な理由があるようです。
 
 これは都市戸籍と農村戸籍と言う制度で、都市は農村を搾取する制度なのです。 都市民はどんな貧乏人でもこの制度の恩恵にあずかっているので、民主化でこれを壊したくないようです。

 しかしこんな制度があると言うのも極めて後進的なのですけどね。
>
>  それにしてもペリクレスの戦没者追悼演説を読みましたが、格調が高くて現代の政治家が演説をしたら拍手喝さいを浴びそうな古びていないないようですね。こういう事からも、奴隷を前提としていてもギリシャの民主主義は今の欧米人にとっての理想なのだと思います。

 これホントはもっとずうっと長いのです。
 しかし続きを読んでも、当に欧米人の考える民主主義国家の市民の理想そのモノです。

>  さっぱり分かりませんが、ラテン語を勉強すると欧州の色々な言語を学習するのに良いと聞いたことがあります。それと同じで、ギリシャ・ローマの哲学や政治学を勉強すると現代の国際情勢が理解しやすくなるのでしょうが非常に難しそうなので、やはりよもぎねこさんのブログで勉強したいと思います。宜しくお願い致します。

 ヨーロッパのどの言語でも、学問用語や抽象名詞、日本語なら漢字熟語を使っているような言葉の殆ど全てが、ラテン語から来ているのです。

 だからどの言語もこうした用語は殆ど同じです。 スペリングは同じで発音が少し違う程度だったりします。

 それでラテン語を知っていると、ヨーロッパの言語で殆ど全てわかり、後は日常語などを覚えれば良いだけになるのです。

 そして司法制度始め、政治の基本を古代ローマに倣っているので、ラテン語を習い古代ローマの古典などに精通すると、この制度の持つ問題等も凄くわかりやすくなるのでしょう。

 この感覚は日本や朝鮮での漢文と同じなのですが、ラテン語には訓読みがないので、ラテン語源の学問用語や抽象名詞を使いこなすには、まずきちんとラテン語の勉強をするべきと言う事になるのです。

 それで西欧では今も文系専攻の学生など中学・高校でガッチリラテン語を勉強しているのです。

 
  1. 2017-05-10 10:27
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 今、中野剛志著「富国強兵」を読み始めたばかりですが、面白い。要するに国とは戦争するためのもので、地政学や民族の特質経緯で変化していくもの、ということらしい。まだよくわからないのだが、シナは皇帝制度がその土地や民族にとって戦争するのに都合がよかっただけではないか。日本は天皇制度が良いし、ギリシャは寄合制度だ。進歩主義のように普遍的に進歩したら民主主義ではなさそうだ。シナは西欧文明の民主主義なんて取り入れない方がよいでしょう。その方が戦争に勝てるし漢民族の庶民としても繁栄するから都合が良い。ギリシャやローマだって滅びたのだし、ダメなら出直せばいいだけです。それに比べて日本のことも言いたいが、悲観的絶望的言辞になるのてやめます。兎に角この本面白いです。

 なるほどね。

 国は戦争をするためにあると言うのは全くその通りだと思います。

 アフリカ諸国などまさにそれです。

 アフリカ大陸には国家などない地域が沢山あって、ヨーロッパの侵略に国家として組織的な抵抗をすることは不可能でした。
 
 だから戦後独立した時は、まず国を作ったのです。

 しかしにわかに作った国の運営と言うのは非常に難しくはあるのですが。
  1. 2017-05-10 10:38
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  3. よもぎねこ #-
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またまた、仰る通りなんですが

>民主化すると生活向上を求める国民の声を無視できなくなるし、ナショナリズムは高揚するし、領土獲得の為の侵略戦争は凄く起きやすくなるのです。

確かに仰る通りですが、私は漢民族のナショナリズムは外には向かわないんじゃないかと思っています。中国は多くの民族が集まって構成されていますが、多数を占めるのは漢民族です。歴史的に見て漢民族は中原こそが中華で有ると信じて疑わず、外へ膨張する事は稀でした。外夷からの侵入が有っても、その中華システムで取り込んでしまい、どんな敵も最終的に中華にしてしまう民族です。
確かに、世界中に中国人は広がっていて、およそ人の住める場所には2~3人位は中国人が生活しているらしいのですが、世界に広がった中国人の多くはやむにやまれぬ事情で国を出た人たちではないでしょうか?例えば戦乱、政争、あるいは夜逃げ、決してフロンティア・スピリッツを持って外に飛び出した人達では無いと考えます。そして、世界のどこに行こうとも中国人は中国人です。自らの生活習慣(特に食習慣)を頑なに守り、中華街を形成し、現地になじもうとはしない人達です。
私はヨーロッパで生活していた間、何人もの中華レストランのオーナーに話しを聞きました。殆どの人はいずれ中国に帰りたい。先祖の土地に帰りたいと話しておられました。これは他のアジア地域の出身者にはあまり見られなかった傾向で、特に朝鮮半島やベトナムからの移住者の方は2度と戻りたくないとまで言っておられました。
加えて、現在の中国は多民族国家です。民主化の過程でナショナリズムが沸騰してもそれは中国内部で収まるような気がしています(核兵器の使用がなければですが)例えば北朝鮮問題で話題になった旧瀋陽軍区
、この地は朝鮮族が多数を占める場所です。この旧瀋陽軍区の動きに注視していると、どうやら朝鮮半島を取り込んで朝鮮族で纏まろうとしているかのようです。そして軍事力を背景に無理やり共和国内に取り込んだチベット、モンゴル、ウィグル等々の土地はナショナリズムの高まりと同時に独立を願うようになるでしょう。
100年後、200百年後の事は神のみぞ知るですが、取り敢えず近将来的にナショナリズムが高まっても拡張路線を継続する事は出来ずに、中国国内で内戦と云った形に収まるのではないかと想像します。丁度ソ連が崩壊して東ヨーロッパの国々が細かく分裂して争い合ったようになると予想しています。
加えて、旧各軍区の間には軋轢が溜まっていて、派閥争いも激化しています。共産党幹部はひたすら私財を国外に持ち出し、中国経済は穴の開いたバケツのような状態です。北京中央政府が頑張っても分裂は避けられないような気がします。
  1. 2017-05-10 13:41
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  3. エピキュリアン #-
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Re: またまた、仰る通りなんですが

> >民主化すると生活向上を求める国民の声を無視できなくなるし、ナショナリズムは高揚するし、領土獲得の為の侵略戦争は凄く起きやすくなるのです。
>
> 確かに仰る通りですが、私は漢民族のナショナリズムは外には向かわないんじゃないかと思っています。中国は多くの民族が集まって構成されていますが、多数を占めるのは漢民族です。歴史的に見て漢民族は中原こそが中華で有ると信じて疑わず、外へ膨張する事は稀でした。外夷からの侵入が有っても、その中華システムで取り込んでしまい、どんな敵も最終的に中華にしてしまう民族です。
> 確かに、世界中に中国人は広がっていて、およそ人の住める場所には2~3人位は中国人が生活しているらしいのですが、世界に広がった中国人の多くはやむにやまれぬ事情で国を出た人たちではないでしょうか?例えば戦乱、政争、あるいは夜逃げ、決してフロンティア・スピリッツを持って外に飛び出した人達では無いと考えます。そして、世界のどこに行こうとも中国人は中国人です。自らの生活習慣(特に食習慣)を頑なに守り、中華街を形成し、現地になじもうとはしない人達です。
> 私はヨーロッパで生活していた間、何人もの中華レストランのオーナーに話しを聞きました。殆どの人はいずれ中国に帰りたい。先祖の土地に帰りたいと話しておられました。これは他のアジア地域の出身者にはあまり見られなかった傾向で、特に朝鮮半島やベトナムからの移住者の方は2度と戻りたくないとまで言っておられました。
> 加えて、現在の中国は多民族国家です。民主化の過程でナショナリズムが沸騰してもそれは中国内部で収まるような気がしています(核兵器の使用がなければですが)例えば北朝鮮問題で話題になった旧瀋陽軍区
> 、この地は朝鮮族が多数を占める場所です。この旧瀋陽軍区の動きに注視していると、どうやら朝鮮半島を取り込んで朝鮮族で纏まろうとしているかのようです。そして軍事力を背景に無理やり共和国内に取り込んだチベット、モンゴル、ウィグル等々の土地はナショナリズムの高まりと同時に独立を願うようになるでしょう。
> 100年後、200百年後の事は神のみぞ知るですが、取り敢えず近将来的にナショナリズムが高まっても拡張路線を継続する事は出来ずに、中国国内で内戦と云った形に収まるのではないかと想像します。丁度ソ連が崩壊して東ヨーロッパの国々が細かく分裂して争い合ったようになると予想しています。
> 加えて、旧各軍区の間には軋轢が溜まっていて、派閥争いも激化しています。共産党幹部はひたすら私財を国外に持ち出し、中国経済は穴の開いたバケツのような状態です。北京中央政府が頑張っても分裂は避けられないような気がします。

 そうですね。

 ワタシは、中国が民主化した場合、中国の拝金主義とナショナリズムが結びついて、資源や国土を得るための侵略戦争を本格化する事が非常に心配です。

 しかしエピキュリアンさんの仰るように、ナショナリズムが侵略に向かわない場合は、内乱、国内分裂になでしょう。
 中国共産党としてはこれが心配で民主化できなのでしょう。

 そこで国家として侵略戦争をリードして、土地や資源を得て、それを国民に分配する、それで権力の維持と中国の巨大化を図ろう言うのでしょう。
 
 そして既にやっている事ですが、国力を背景に国際ルールを無視しての暴利を国民に得させる。 つまり既に世界中でやっている略奪漁法などです。

 いずれにせよ金銭欲に歯止めのない13億と言うのは、実に厄介です。
  1. 2017-05-11 10:52
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  3. よもぎねこ #-
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この問題、まず、近代国家とは何か、について考えなくっちゃあいけないでしょう。
支那だって4つの近代化とか言って近代化にはえらく熱心でしょう。

当たり前のことだけど法治主義と民主主義が確立され個人の権利が国家により容易に侵害されない国といったところでしょうか。この必要条件は何だろうかと考えたことがあります。

小生の結論は私的財産権の保護が認められてること、というのが結論でした。ギリシャローマにおいては土地を含めた所有権の保護は当たり前のことでした。安定した農業国家ならば当然でしょう。そしてこれは通商の基本でもあります。
これが認められ法規範というのはこれを元に整備されます。ギリシャにしろローマにしろ長期に渡り土地所有権等の私的所有権が長期に渡り侵害されることはありませんでした。

しかるに支那史ではどうか、どの地域でもいいですが安定して長期にわたる農民の土地所有権を認めてくれるような政権はあありませんでした。春秋戦国、漢代に至るまで農民は権利の主体たることなんかできなかったわけです。その上儒教というもののおかげで土地は公的なものという観念が成立してしまいましたからなおさらのことでしょう。

古代国家においては私的所有が認められ安定した状態が続けば、民族的な問題はそう大きな問題ではなく用意に統合は可能だったのだと思います。民族の歴史が浅ければ価値観の分岐はそう大きなものではなく我慢できるものであり、一神教などという厄介なものが普及する前ならば宗教的価値観も問題ではありません。

だから財産権が保護され平和な世界で商売ができれば何も問題はない、そういう世界だったのだと思います。

しかるに近代史ではどうか、宗教というフィルターを通して確固として成立してしまった民族意識、国民意識が先にあります。これは法の基本たる価値観と、民主主義の基本たる同胞意識の基本たるものですからこれを共有できなければ法治主義も民主主義もないのです。

昨今の移民難民問題の根底には彼らの価値観が違いすぎるという問題があります。こういう人々を統合できないということは在日の問題を見ればもはや明白。要は我が国民のメンバーにはできないというわけです。

それではこれを振り返って支那はどうか。
よく言われることですが漢民族などという物は存在しません。漢字をコミュニケーションの道具とする雑多な民族が存在するだけです。会話もできない、同一の生活様式を持つものでもない、そういう人々を統合できるわけなんかないのです。一つの国民として統合できるのは多くて2億程度でしょう。だから支那が7大軍区か5大戦区か知りませんが分裂するのは不可避なんだろうと思います。ただ統合しようと思えば漢字という道具があるから強権を使えば何とかなるにすぎません。

近代国家というものは億を超える人口を抱えるものは例外です。それに至らなくても多くは連邦国家化します。支那やインドの状態が本来は可怪しいのです。

台灣あたりにしたところで本来は外省人と本省人の対立はかなり根深い所まで有るでしょう。本省人が台湾人化することであの国は変わってきたのだとお見ます。そうなれば統合は不可能じゃありません。

だから支那が国民国家可するには社会主義の放棄と分裂が原則となるでしょう。これでおそらくは露助あたりと同じ状況になるのだろうと思います。中共という国家は将来世界史でどう評価されるかは知りませんが、全国民に対して支那の普通語を強制したことは国家の統合のための手段としては一定の評価は与えられるでしょう。これが将来の統合の手段、つまり緩やかの連邦制などが成立した場合には鍵になるかもしれなからです。

つまり支那が中華人民共和国である限り近代化は不可能でしょう。そして異形の資本主義が興り亡んでいくのだと思ってます。彼等が、近代的諸価値に目覚め儒教を換骨奪胎し統合しやすい民族単位に分裂しなければおそらくは駄目でしょう。支那本土で欧州とほぼ同じ大きさですそう考えれば今のほうが可怪しいのです。

こういう宿痾を克服せねば支那は拡張と縮小、統合と分裂を繰り返し国民の大量餓死と爆発的な人口増加を繰り返すだkでしょう。政治的には永遠の停滞が有るだけだと思ってます。
  1. 2017-05-11 16:11
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: タイトルなし

> この問題、まず、近代国家とは何か、について考えなくっちゃあいけないでしょう。
> 支那だって4つの近代化とか言って近代化にはえらく熱心でしょう。
>
> 当たり前のことだけど法治主義と民主主義が確立され個人の権利が国家により容易に侵害されない国といったところでしょうか。この必要条件は何だろうかと考えたことがあります。
>
> 小生の結論は私的財産権の保護が認められてること、というのが結論でした。ギリシャローマにおいては土地を含めた所有権の保護は当たり前のことでした。安定した農業国家ならば当然でしょう。そしてこれは通商の基本でもあります。
> これが認められ法規範というのはこれを元に整備されます。ギリシャにしろローマにしろ長期に渡り土地所有権等の私的所有権が長期に渡り侵害されることはありませんでした。
>
> しかるに支那史ではどうか、どの地域でもいいですが安定して長期にわたる農民の土地所有権を認めてくれるような政権はあありませんでした。春秋戦国、漢代に至るまで農民は権利の主体たることなんかできなかったわけです。その上儒教というもののおかげで土地は公的なものという観念が成立してしまいましたからなおさらのことでしょう。
>
> 古代国家においては私的所有が認められ安定した状態が続けば、民族的な問題はそう大きな問題ではなく用意に統合は可能だったのだと思います。民族の歴史が浅ければ価値観の分岐はそう大きなものではなく我慢できるものであり、一神教などという厄介なものが普及する前ならば宗教的価値観も問題ではありません。
>
> だから財産権が保護され平和な世界で商売ができれば何も問題はない、そういう世界だったのだと思います。

 元来中国では土地以前に農民自身が人権を認められず、権力者の所有物の感覚なのですよね。
 
 だから「公地公民」などと言う発想が出るのです。
 土地が国家の物であるばかりか、人間も国家の物って?

 しかしこうした感覚が血肉になっている中国人にすれば、共産主義は実にシックリと来るのでしょう。
>
> しかるに近代史ではどうか、宗教というフィルターを通して確固として成立してしまった民族意識、国民意識が先にあります。これは法の基本たる価値観と、民主主義の基本たる同胞意識の基本たるものですからこれを共有できなければ法治主義も民主主義もないのです。
>
> 昨今の移民難民問題の根底には彼らの価値観が違いすぎるという問題があります。こういう人々を統合できないということは在日の問題を見ればもはや明白。要は我が国民のメンバーにはできないというわけです。
>
> それではこれを振り返って支那はどうか。
> よく言われることですが漢民族などという物は存在しません。漢字をコミュニケーションの道具とする雑多な民族が存在するだけです。会話もできない、同一の生活様式を持つものでもない、そういう人々を統合できるわけなんかないのです。一つの国民として統合できるのは多くて2億程度でしょう。だから支那が7大軍区か5大戦区か知りませんが分裂するのは不可避なんだろうと思います。ただ統合しようと思えば漢字という道具があるから強権を使えば何とかなるにすぎません。
>
> 近代国家というものは億を超える人口を抱えるものは例外です。それに至らなくても多くは連邦国家化します。支那やインドの状態が本来は可怪しいのです。
>
> 台灣あたりにしたところで本来は外省人と本省人の対立はかなり根深い所まで有るでしょう。本省人が台湾人化することであの国は変わってきたのだとお見ます。そうなれば統合は不可能じゃありません。
>
> だから支那が国民国家可するには社会主義の放棄と分裂が原則となるでしょう。これでおそらくは露助あたりと同じ状況になるのだろうと思います。中共という国家は将来世界史でどう評価されるかは知りませんが、全国民に対して支那の普通語を強制したことは国家の統合のための手段としては一定の評価は与えられるでしょう。これが将来の統合の手段、つまり緩やかの連邦制などが成立した場合には鍵になるかもしれなからです。
>
> つまり支那が中華人民共和国である限り近代化は不可能でしょう。そして異形の資本主義が興り亡んでいくのだと思ってます。彼等が、近代的諸価値に目覚め儒教を換骨奪胎し統合しやすい民族単位に分裂しなければおそらくは駄目でしょう。支那本土で欧州とほぼ同じ大きさですそう考えれば今のほうが可怪しいのです。
>
> こういう宿痾を克服せねば支那は拡張と縮小、統合と分裂を繰り返し国民の大量餓死と爆発的な人口増加を繰り返すだkでしょう。政治的には永遠の停滞が有るだけだと思ってます。

 中国と言う国は、永遠の麻雀を繰り返しながら、しかし人口を増やし規模を拡大してきたのです。
 
 これは生物的には奇妙に理解できます。

 高度なシステムを作り個体の長寿化を図るよりも、単純なシステムでひたすら繁殖を図る生物の方が繁栄するのです。

 中国にはそうした不気味さがあります。
  1. 2017-05-11 20:32
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

多くの古代社会では、財産の私有が認められていなかったので「原始共産制」と言われることがありますね。マルクスと「共産党宣言」を書いた、あのエンゲルスも本に書いています。

原始共産制(げんしきょうさんせい)とは - コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%8E%9F%E5%A7%8B%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%88%B6-60568

家族・私有財産・国家の起源 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%83%BB%E7%A7%81%E6%9C%89%E8%B2%A1%E7%94%A3%E3%83%BB%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90
>1884年に初版が出版されたフリードリヒ・エンゲルスの著作。国家や一夫一婦制、私有財産を自明のものとする歴史観にたいして、それらが歴史的なもの、すなわちある条件のなかで生成し、またその条件の解消にともなって消滅(変化)するにすぎないと主張した。

私的所有権 - Wkikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E7%9A%84%E6%89%80%E6%9C%89%E6%A8%A9
>アメリカ先住民、古代ギリシアのスパルタ、インカ帝国などを含む多くの地域や民族では、土地などは共有であり、私有財産の概念は存在しなかったか、明確に禁止または規制されていた。

でも、古代社会を階級闘争史観で見て「共産主義的だった」とするのは間違いでしょう。むしろ、古代は部族社会だったからだと考えるほうが自然でしょうね。近代的な自我を持った市民がいなくて、自他の境界が曖昧だったわけですから。
  1. 2017-05-11 22:09
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
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Re: タイトルなし

> 多くの古代社会では、財産の私有が認められていなかったので「原始共産制」と言われることがありますね。マルクスと「共産党宣言」を書いた、あのエンゲルスも本に書いています。
>
> 原始共産制(げんしきょうさんせい)とは - コトバンク
> https://kotobank.jp/word/%E5%8E%9F%E5%A7%8B%E5%85%B1%E7%94%A3%E5%88%B6-60568
>
> 家族・私有財産・国家の起源 - Wikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%83%BB%E7%A7%81%E6%9C%89%E8%B2%A1%E7%94%A3%E3%83%BB%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%81%AE%E8%B5%B7%E6%BA%90
> >1884年に初版が出版されたフリードリヒ・エンゲルスの著作。国家や一夫一婦制、私有財産を自明のものとする歴史観にたいして、それらが歴史的なもの、すなわちある条件のなかで生成し、またその条件の解消にともなって消滅(変化)するにすぎないと主張した。
>
> 私的所有権 - Wkikipedia
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%81%E7%9A%84%E6%89%80%E6%9C%89%E6%A8%A9
> >アメリカ先住民、古代ギリシアのスパルタ、インカ帝国などを含む多くの地域や民族では、土地などは共有であり、私有財産の概念は存在しなかったか、明確に禁止または規制されていた。
>
> でも、古代社会を階級闘争史観で見て「共産主義的だった」とするのは間違いでしょう。むしろ、古代は部族社会だったからだと考えるほうが自然でしょうね。近代的な自我を持った市民がいなくて、自他の境界が曖昧だったわけですから。

 原始社会の所有権はわかりません。

 しかし古代ギリシャやローマでは私有財産権の不可侵は自明でした。

 でも中国では完全に違いました。
  1. 2017-05-12 12:12
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  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

なるほど。最初のコメントにも書きましたが、古代地中海世界に、まるで突然変異のように高度な文明が生まれたのは不思議ですね。
また、古代ギリシャ・ローマの文化が、直系の子孫である現代のギリシャやイタリアだけでなく、かつては蛮族とされた北欧や中欧などの国々にも広く保存されていることもおもしろいです。現代の南欧諸国よりも北欧や中欧のほうが古典の教えを実践できているようにも見えます。

思うんですが、ヨーロッパと似たようなことが、アジアの文化についても言えるんじゃないでしょうか?つまり、支那の古典に書かれているような高度な文化を最もよく保存してきたのは、支那の歴代王朝ではなくて、じつは日本なんじゃないかと思うのです。
  1. 2017-05-12 22:29
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  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

Re: タイトルなし

> なるほど。最初のコメントにも書きましたが、古代地中海世界に、まるで突然変異のように高度な文明が生まれたのは不思議ですね。
> また、古代ギリシャ・ローマの文化が、直系の子孫である現代のギリシャやイタリアだけでなく、かつては蛮族とされた北欧や中欧などの国々にも広く保存されていることもおもしろいです。現代の南欧諸国よりも北欧や中欧のほうが古典の教えを実践できているようにも見えます。
>
> 思うんですが、ヨーロッパと似たようなことが、アジアの文化についても言えるんじゃないでしょうか?つまり、支那の古典に書かれているような高度な文化を最もよく保存してきたのは、支那の歴代王朝ではなくて、じつは日本なんじゃないかと思うのです。

 古代ギリシャって物質的には極めて厳しい社会です。
 富裕層でも女子の間引きを普通にしていたぐらいです。

 そういう厳しさとは別に、例えば戦死者の遺児の養育には国家が責任を持つとか、近代よりもむしろちゃんとした国家体制なのです。

 こうした国家組織の確立って単純に物質的な面からだけではわからないですね。
  1. 2017-05-12 23:00
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  3. よもぎねこ #-
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