これが2012年末、民主党が下野して以降、民進党となった現在まで一貫して続けている戦法です。
民進党はとにかく安倍内閣の政策に反対し、内閣攻撃の為の揚げ足取りだけを続ければ支持率が上がり、政権奪還も可能と考えているのでしょう。
その為下野して以降、彼等が行い続けたのは、安倍政権の政策への反対の為の反対でした。
因みに安倍政権が行った政策の中には、南スーダンのPKOなど、民主党政権時代に決定した政策の継続もあるのですが、民進党はそのような事には一切関係なく反対するのです。
こうした反対の為の反対の中でも、安保法制改正のようなモノは、朝日新聞などの大手マスコミが味方になって、大騒ぎになる物もありました。
こういう場合はさすがに安倍政権の支持率も幾ばくかは下がります。
しかしだからと言って、民進党の支持率は上がらないのです。
それどころか民進党の支持者にもこうした馬鹿騒ぎに嫌気の射す人が出てきて、民進党の支持率も自民党の減衰率以上の割合で減るのです。
一方、安倍内閣は一旦支持率が下がっても、直ぐに外交などの実政で成果を出して、支持率を回復してしまいます。
これにより第二次安倍政権は発足以降50~60%の高い支持率を維持し続けて来たのです。
そしてそれに伴って自民党も40%前後の支持率をキープしてきました。
ところが民進党の場合は、一度支持率が落ちると回復しません。
だって支持者は民進党の揚げ足取り何でも反対政策に嫌気がさして、民進党を見捨てたのに、民進党はその方針を断固死守しているのですから。
つまり「肉を斬らせて、皮を断ち。骨を斬らせて、肉を断つ」を続けて来たのです。
結果として支持率は漸近法的にゼロに近づいて行きました。
元々民主党として下野した時には、どの世論調査でも自民党の半分程度でした。
これは2009年に自民党が下野した時と同程度で、党勢を回復し政権奪還も不可能ではない数字でした。
しかし「肉を斬らせて、皮を断ち、骨を斬らせて、肉を断つ」事を続けた結果、今ではどの世論調査でも10%以下になり、自民党の4分の1~6分の1と言う数字になりました。
こうなるともう第二党とは名ばかり、立派に泡沫政党です。
しかしそれでも民進党は北朝鮮のミサイルもなんのその、森友学園騒動に政権奪還の夢を掛けて、丸一ヶ月騒ぎ続けたのです。
そしてそれを各局ワイドショーが応援しました。
これでさすがの安倍政権も太腿の肉をざっくりと斬られたのです。
しかしこれでもしガセだったら、永田メール事件の拡大版なってしまいます。
そうなったら民進党は首の骨をバッサリ断たれる嵌めになるではありませんか?
しかも既にガセである可能性が濃厚になってきました。
アメリカの北朝鮮攻撃も現実味を帯びているのです。 それを思うと先月安倍総理が「拉致事件は年内に解決したい」と言ったのも、単なる願望とも思えません。
こういう状況なら、馬鹿をやり続けないで、対北朝鮮や日米協力に現実的な提言をするべきでしょう?
でも自民党の足を引っ張るのを止めて、国政に協力する事が支持率回復に繋がると言う発想が、全くないのが民進党だから仕方ありませんね。
因みに安倍総理も自民党も、民進党の馬鹿騒ぎは別に気にしていないのではないかと思います。
連中が北朝鮮問題に口を出したら、日米協力と自衛隊の足を引っ張るだけだから、森友学園に群がっている方がマシと思いっ定めているのでしょう。