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2017-03-07 22:27

マラトンの英雄の最後 民主主義の暗黒面

 紀元前490年、アテネ・プラタイア連合軍はアテネ近郊マラトンでペルシャ帝国の大軍を迎え撃ちました。

 アテネ軍9000人、プラタイア軍1000人、これに対してペルシャ軍は20000~26000人と言われます。

 スパルタに要請していた援軍は、ペルシャ軍の上陸に間に合いませんでした。

 この時アテネ・プラタイア連合軍の指揮を執ったのがミルティアディスです。
 彼は当時の歩兵戦の常識を破る布陣を用いて、味方の倍を超えるペルシャ軍を包囲殲滅したのです。

 戦闘が終わってから到着したスパルタ軍は、この戦場を視察して「これ以上はあり得ない完璧な勝利」と評しました。

 そしてこの時ミルティアディスの用いた布陣は、この後ギリシャだけでなくローマ軍に長く用いられる事になります。

 アテネ市民がこの勝利に歓喜した事は言うまでもありません。

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 しかしアテネはそれでは満足せず、この勝利を確実な物にするために、エーゲ海に残るペルシャ勢力の掃討作戦を開始しました。

 翌489年、アテネ軍はペルシャの支配下にあったパロス島を攻略戦を開始します。 指揮官は勿論ミルティアディス。

 しかしアテネの要求が余りにも過大であったため、パロス島の抵抗は激しく、作戦は進行は捗々しくありませんでした。 そしてその最中、ミルティアディス自身が瀕死の重傷を負ってしまいました。

 その為、アテネ軍は遂に撤退したのです。

 こうして重症を負って帰国したミルティアディスを待ち受けていたのは、市民からの告発でした。

 アテネ市民は彼に「国民の期待を裏切った罪」で死刑を求刑したのです。

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 ペルシャ帝国は元々はペルシャ、つまり現在のイランを中心とする帝国でした。 しかし紀元前500年頃から皇帝ダレイオス一世が近隣の侵略戦争を開始し、フェニキアやオリエント一円を征服しました。

 そしてアナトリア半島の内陸に進出し、更にギリシャ人の世界であったアナトリア半島の地中海岸とギリシャの北部までを支配下に置いたのです。

 こうして超大国になったルシャ帝国が、遂にアテネなどギリシャ中部の国々に服従を迫ってきたのです。

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 一方当時のギリシャと言う統一国家はありませんでした。 ギリシャ語を話しギリシャの神々を信仰する人々は、自分達はペルシャ人など他の民族と違うと言う一体感はありましたが、アテネやスパルタ、コリント、テーベなど多数の全く独立した国家に分かれていて、その政体も様々でした。

 そしてお互いに戦争を繰り返していました。 ギリシャ人同士が戦争を止めるのは、4年に一度のオリンピックの期間だけでした。

 アテネもこうしたギリシャの都市国家の一つでしたが、ペルシャ軍のギリシャ侵攻が始まる少し前頃に民主制を確立していたのです。

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 そのアテネの政界は対ペルシャ穏健派と主戦派にわかれて激しい抗争が始まりました。
 
 対ペルシャ穏健派は、ペルシャ帝国と何とか外交で折り合って行けば戦争は避けられる、イヤ避けなければならない、と考える人々です。

 一方主戦派は着々とギリシャ人の世界に侵攻するペルシャ帝国の状況から、ペルシャ帝国の侵略は避けられない、だからギリシャ諸国が団結して、ペルシャ帝国の侵略に対抗しようと言う人々でした。

 常識的に考えれば穏健派が正しいのです。 
 ペルシャ帝国はあまりに強大であり、一方ギリシャ諸国が団結した事など嘗てないのですから。
 
 しかし結局、ペルシャ帝国の侵攻は止まらず、アテネはマラトンでペルシャ軍を迎え撃って勝利したのです。

 これで一旦はペルシャ帝国の侵攻を止め、アテネは滅亡を免れました。

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 けれども対ペルシャ穏健派の代表クサンティッポスが、パロス島攻略失敗について、ミルティアディスを告発し死刑を求刑したのです。

 これに対して主戦派の若手代表だったテミストクレスは、必死にミルティアディスを弁護しました。

 テミストクレスは後の第二次ペルシャ戦役で、サラミスの海戦を指揮して、ギリシャを完勝に導き、更にアテネの経済発展の基礎を築いたギリシャ史上最高の英雄になる人です。
 しかしこの時彼ができたのは、死刑を罰金刑まで減刑させることだけでした。

 けれどもこの罰金は実に50タレント!!

 1タレントあれば当時の標準的な軍船170人の漕ぎ手を要する三段櫂船を一隻建造できました。
 そして当時最大だったコリントの海軍が、三段櫂船50隻でした。
 
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 ミリティアディスはこの判決を受けた数日後に死亡しました。

 瀕死の重症を負って帰国した彼は、この裁判の最中も殆ど危篤状態で完全な欠席裁判でした。

 その彼がどのような思いでこの判決を聞いたのでしょう。
 
 彼に罰金が支払切れない場合は、遺族がその残りを支払を続けると言う条件までついていました。
 そして勿論ミルティアディスにはこのような莫大な罰金を支払える資力はなかったのです。

 これがマラトンの会戦で輝かしい勝利を収め、祖国を防衛した英雄の最後でした。

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 もしマラトンで負けていればアテネは滅亡していたのです。
 
 そしてパロス島攻略作戦はミルティアディスが勝手にやったことでありません。 アテネ市民の総意であり、そしてミルティアディスを指揮官に選んだのもアテネ市民達なのです。

 パロス島攻略は失敗でしたが、しかし戦線が膠着しただけでアテネ軍がそれほどの損害を受けたわけでもないのです。 戦死者だって殆ど出ていないのです。
 
 またミルティアディスが臆病でも怯懦でもなかった事は、彼自身が重症を負った事でも明らかです。

 しかしアテネ市民はこの英雄に掛けた過大な期待が裏切られた事を許しませんでした。
 だから彼の死刑に賛成し、テミストクレスの懇願で何とか罰金刑で我慢したのです。

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 勝手に期待し、その期待が裏切られると怒り狂う。

 このような民衆を扇動して政敵を葬ろうとする人間が出てくる。
 しかもこの扇動者クサンティッポスはアテネを代表する名門出身でした。
 このクサンティッポスの息子が後にアテネの黄金時代を築くペリクレスなのです。

 これを想うと後のアテネの衆愚制の種はこの時から既に芽生えていたのです。

 テミストクレスは第二次ペルシャ戦役を通じて活躍しましたが、自身でアテネ軍の指揮をしたのはサラミスの海戦一度です。
 
 サラミス海戦以降のアテネ軍の指揮は別人にやらせていました。 ミルティアディスの無残な最期を思えば当然かも知れません。

 そしてペロポネソス戦争が始まり、戦闘が増えるとこの種の理不尽な告発も頻発します。

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 民主主義国家アテネでは、行政は全市民から選ばれたストラテゴラスと呼ばれる10人の行政官が司ります。 そして戦争になるとこのストラテゴラスの中から指揮官が選ばれ軍隊を指揮します。

 ストラテゴラスに選ばれる事も、まして軍隊を指揮する事もこの上もない名誉ではありますが、報酬はありません。

 しかしそれでストラテゴラスになり、軍を指揮して戦闘をして一度でも負けたら、良くてて追放、普通に死刑なのです。
 
 だから戦闘に負けたり、任務は失敗とわかればアテネに帰らずそのまま逃亡して行方をくらます人も出てきます。

 こんな事をしていてはドンドン人材が消滅していきます。 それは死刑や逃亡や追放で生物的に消滅するだけではないでしょう。

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 ワタシがアテネの富裕層の妻なら、夫に懇願します。

 貴方お願いだからストラテゴラスにはならないで!!
 どんなに煽てられても引き受けちゃダメよ!!
 兵役は仕方がないわ。 
 兵役で死んだら名誉の戦死よ。
 でもストラテゴラスになって敗戦したら、罪人になるのよ。
 罪人になって貴方の名誉も、先祖伝来の資産も吹き飛ぶのよ。
 そうなったら子供達の将来はどうなるの?
 貴方が天才武将だったとしても、勝負は時の運、絶対に勝つと言う保障なんかないのよ。
 でも貴方に何の落ち度がなくても、負ければ市民は絶対に貴方を許さないわよ。
 あのマラトンの英雄がどんな最後を遂げたか、貴方だって知っているでしょう?

 歴史上のどんな名将でも、敗戦の経験のない人はいません。 幾多の戦闘を経験し、その中の大多数で勝てば名将なのであって、一度も負けず勝利しかしない人などいないのです。

 ところがアテネ市民はこの現実を絶対に見ようとはしませんでした。

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 紀元前406年、アテネは海軍はエフェソス沖でスパルタ海軍と激突します。 戦闘は混乱を極めながらもアテネが辛勝し、アテネ艦隊はキオス島へとスパルタ艦隊を追撃しました。

 ところがその途中嵐がアテネ艦隊を襲い、多数の死者が出ました。

 するとアテネ市民はこれに激昂して、艦隊を指揮していた8人のストラテゴラス全員に死刑を求刑したのです。 そして逃亡した二人を除く6人が処刑されました。

 この頃既にアテネの国力は消耗し尽くしていました。 人材も尽きていました。
 なによりもアテネ艦隊が損害を受けたのは戦闘ではなく嵐のせいなのです。

 それでもアテネ市民達は、指揮官達を処刑したのです。

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 一方スパルタはその間に海軍を建て直し、翌紀元前405年ヘレポント海峡に面する都市を急襲占領しました。

 商工業都市アテネは食糧を黒海岸からの輸入に頼っていました。 ヘレポントス海峡は河のような細長い海峡で、黒海と地中海をつなぐアテネの生命線です。 

 ストラテゴラス達の処刑に熱中したアテネは、この海峡の防備を完全にお留守にしていたのです。 これにはスパルタ側も驚き呆れました。
 
 スパルタの急襲に仰天したアテネ市民達は慌ててヘレポントスに艦隊を送り出したのですが、しかし指揮官の人材は尽き果てていたのでしょう。

 実に何とも言いようもない程簡単にスパルタに撃破され、アテネ海軍は消滅しました。

 そして完全に制海権を喪ったアテネは翌紀元前405年スパルタに無条件降伏するのです。

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 歴史の中では暴君が、嫉妬や気まぐれから功臣や堅臣や英雄を誅殺すると言う話は良くあります。

 しかし民主主義国家アテネの市民達ほど執拗に英雄を誅殺し続けた例は知りません。
 
 市民と言うのはこの上もない暴君なのです。

 ミルティアディスの処刑はその暴君の暴挙の始まりでした。
 
  1. 古本
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コメント

丁度今読んでいる佐伯啓思先生の「反民主主義論」p114にも同じことが書かれていますね。民主主義というのは市民が「情緒や嫉妬やその時々の気分」で暴力をふるうもの、又は現状に不満を持つ市民が自己利益を追求して威嚇的支配をおこなうもの、という。裏に平等という猛毒あり戦争と植民地があり、とても恐ろしいもののようです。
  1. 2017-03-08 06:27
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  3. ごじた #LkZag.iM
  4. 編集

 アテネの為に闘ったミルティアディスのような英雄を、まるでコロッセオで嬲り殺しにして興じるような真似をしたなんて衆愚政治そのものでしたね。ただ恐ろしいのは、この手法を真似た扇動者は歴史上繰り返し現れては、それに騙されてしまう原因のルサンチマンな感情は程度の差はあれ必ず存在するものだと思います。

 それに打ち勝つには、やはり知性の力しかありませんね。苦手なのですが、現代の政治問題の原因を探り、問題を防ぐには、ギリシャの歴史を勉強しないといけないということでしょうか?

 塩野さんの本は難しいので、出来たらよもぎねこさんの記事で勉強させていただきたいと、甘えたことを考えてしまします。宜しくお願い致します。
  1. 2017-03-08 08:01
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  3. 都民です。 #-
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Re: タイトルなし

> 丁度今読んでいる佐伯啓思先生の「反民主主義論」p114にも同じことが書かれていますね。民主主義というのは市民が「情緒や嫉妬やその時々の気分」で暴力をふるうもの、又は現状に不満を持つ市民が自己利益を追求して威嚇的支配をおこなうもの、という。裏に平等という猛毒あり戦争と植民地があり、とても恐ろしいもののようです。

 ええ、恐ろしいと思います。

 ワタシは実は民主主義大好きなのですが、しかし猛毒がある事は否定できません。

 民主主義の最悪の問題は、重要な問題の決定権を、日頃その問題に興味も関心もない人達が、決定権を握る事です。

 人間は自分が日頃関心を持っている事、自分の仕事など自分自身に直接責任のある問題に関しては、それぞれ有能で真面目に問題について考えるのです。

 しかし自分の関心のない問題については、殆ど何も考えないし知らないのです。
 だから安易に感情のままに振る舞ったりするのです。

 これは学歴にも知性にも社会的地位にも関係ないのです。

 そして民主主義社会では、こうした人々に付け込んで不安やルサンチマンを煽る人間が出てくるのです。
 豊洲問題なんかその典型です。
  1. 2017-03-08 12:07
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

>  アテネの為に闘ったミルティアディスのような英雄を、まるでコロッセオで嬲り殺しにして興じるような真似をしたなんて衆愚政治そのものでしたね。ただ恐ろしいのは、この手法を真似た扇動者は歴史上繰り返し現れては、それに騙されてしまう原因のルサンチマンな感情は程度の差はあれ必ず存在するものだと思います。

 ええ、ホントにこれは人間がいる限り亡くならないのだと思います。
>
>  それに打ち勝つには、やはり知性の力しかありませんね。苦手なのですが、現代の政治問題の原因を探り、問題を防ぐには、ギリシャの歴史を勉強しないといけないということでしょうか?

 ワタシは塩野さんが好きだし、古代ギリシャ史も好きなので、勝手に読んでいるだけです。
 古代ギリシャ史について一般向けに詳しく書いた本は、塩野さんの「ギリシャ人の物語」が初めてなのです。
>
>  塩野さんの本は難しいので、出来たらよもぎねこさんの記事で勉強させていただきたいと、甘えたことを考えてしまします。宜しくお願い致します。

 楽しんで頂けたら嬉しいです。
 ワタシも結構いい加減な事を書いていると思うのですが、こうして書いて、皆様のコメントを頂く事で、読んだ本に就いて頭の中をすっきりさせたいのです。
  1. 2017-03-08 12:12
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  3. よもぎねこ #-
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民主主義は不完全で発展途上の社会

>そして民主主義社会では、こうした人々に付け込んで不安やルサンチマンを煽る人間が出てくるのです。
 豊洲問題なんかその典型です。

まあ、仰る通りなんですが、言論の自由が有る限りルサンチマンを煽る人達を止める事は出来ません。一人一人がメディア・リテラシーを持つ外には対抗できません。よもぎねこさんの様な地道な活動を継続されている方に感謝です。

私の個人的な意見ですが、民主主義社会は不完全な社会です。不安要素は山のように有ります。よってそれを補うシステムが不可欠となる。例えば三権分立。以前よもぎねこさんが仰っていたように、三権分立が機能していない国では衆愚政治に陥り易くなります。例えばお隣の国ですね。

教育も大事でしょう。民主主義を続けていく為には民衆一人一人の教育レヴェルも重要になってきます。そして、民主主義を補うもう一つのシステムである。行政及び官僚システムを構築して、時代に合わせて最適化を続けなくてはなりません。よって、民主主義社会は究極の形など持たぬ発展途上の社会なのです。これで終わりという事は有りません。法律もそうです。よって改定を繰り返す必要が有り、時代に合った法の改正が求められる事となります。立法府のお仕事です。日本は間接民主主義ですから国政選挙の際にこの仕事をしてくれる人を選びます。本来で有るならどのような法律をつくり、改正していくかビジョンをハッキリさせた方の中から選ぶべきだと思います。また、この方々は国政を担う事になりますので国の方向性を決める事ともなります。

今更こんな事を説明する必要は無いでしょうが、地方選挙と云うのも有ります。主に地方行政を担う方を選ぶわけですが、地方には条例も有りますので、限定的ですが立法の要素も持つワケです。県だとか市だとか町だとか地方自治体の選挙が此れです。そして、私が考えるに日本の地方自治体の中にその枠組みにそぐわない自治体が有ります。東京都です。大阪市及び府もかなり怪しい存在ですが、年間予算が東京都の半分余りですのでこの際無視します。

東京都は日本全体の税収の1/4余り、年間の予算は13兆円、実に16万人の職員がいます。その存在は地方自治体として捉えるには余りに大きすぎると考ええいます。他の都市と同じ様な行政システムでは今後も大きな問題を起こし続けるでしょう。議会の人数を増やすだけでは、烏合の衆を生み出すだけです。2院政を導入するか、特別な行政システムを構築するかしか有りません。しかも、一都市ですからその住民は流動的です。私が考えるに、東京都に合った官僚システム(行政システム)を導入する以外に方法は無いと思います。

豊洲移転の問題を振り返って見ましょう。豊洲市場への移転は2004年の豊洲市場基本計画が策定された事が始まりですが、計画自体はそれ以前から有りました。候補地が2転3転して、なかば強引に豊洲に決まり、東京ガスの跡地という事も有り、無駄なお金をかけて安全対策が取られています※以前よもぎねこさんがご指摘されていた通りです。
よもぎねこさんが指摘されなかった問題の中に、築地市場の代替地が必要なのかと云う問題も有ります。東京都には11の市場が有り、豊洲と築地を除いても10の市場が残る事になります。築地にしても豊洲にしても有った方が良くても、なければならないという必要性が有るでしょうか?私には甚だ疑問です。また、移転計画が立案されてから都知事は石原氏から猪瀬氏、桝添氏、そして小池新都知事に変ってきました。非常に恣意的なマスコミの報道による辞任を繰り返した為です。※石原氏の場合は国政選挙に出馬の為。

その間、東京都の幾つかの行政局が合同で計画をすすめ、議会の承認を受けて、工事をすすめ、移転のスケジュールを早めたりしてきましたが、小池氏選出の都知事選の争点となり(小池氏の票の取りまとめの為?)不透明な検査結果を元に議会の承認を受けて、移転は中断しています。豊洲市場移転のプロジェクトがきちんと独立していたらこんな事は起こらなかったはずです。豊洲市場が必要かどうかはさて置き、2004年に計画が策定され、議会で議論の後、承認。細かいスケジュールまで決められていました。ですが桝添氏が計画を早め、小池氏が止めた形になっています。問題が起これば計画を変更するのは当然です。その為に議会が有ります。ですが移転に係わった局に議会と同じ力が有れば、現在と同じ様な混乱は避けられたのではないでしょうか?そもそも、この移転に係わった職員(官僚)が自らの責任を果たす覚悟が有ったのか疑問に感じるのです。単なる地方公務員にその覚悟を求める事は過ぎたる事なのでしょうか?この問題を解決しない限り、今後も似たような問題は起こり続けるでしょう。そして税金が無駄に使われていくのです。少なくとも、東京都の行政や税金の使い方を監査できる強い組織が必要ではないかと考えます。
  1. 2017-03-09 06:27
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  3. エピキュリアン #-
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Re: 民主主義は不完全で発展途上の社会

> >そして民主主義社会では、こうした人々に付け込んで不安やルサンチマンを煽る人間が出てくるのです。
>  豊洲問題なんかその典型です。
>
> まあ、仰る通りなんですが、言論の自由が有る限りルサンチマンを煽る人達を止める事は出来ません。一人一人がメディア・リテラシーを持つ外には対抗できません。よもぎねこさんの様な地道な活動を継続されている方に感謝です。

 恐縮です。 でも仰る通りルサンチマンが抑制不能なのは、古代も現代も同じなのです。

 但しアテネの民主主義は、さすがに民主主義発祥の頃だけあって、非常に単純な物でした。
 国家自体が非常に小さい事もありますが、官僚システムなどもなく、法治主義も確立していません。

 だからこそ生の民主主義の勉強としては凄く面白いです。
>
> 私の個人的な意見ですが、民主主義社会は不完全な社会です。不安要素は山のように有ります。よってそれを補うシステムが不可欠となる。例えば三権分立。以前よもぎねこさんが仰っていたように、三権分立が機能していない国では衆愚政治に陥り易くなります。例えばお隣の国ですね。
>
> 教育も大事でしょう。民主主義を続けていく為には民衆一人一人の教育レヴェルも重要になってきます。そして、民主主義を補うもう一つのシステムである。行政及び官僚システムを構築して、時代に合わせて最適化を続けなくてはなりません。よって、民主主義社会は究極の形など持たぬ発展途上の社会なのです。これで終わりという事は有りません。法律もそうです。よって改定を繰り返す必要が有り、時代に合った法の改正が求められる事となります。立法府のお仕事です。日本は間接民主主義ですから国政選挙の際にこの仕事をしてくれる人を選びます。本来で有るならどのような法律をつくり、改正していくかビジョンをハッキリさせた方の中から選ぶべきだと思います。また、この方々は国政を担う事になりますので国の方向性を決める事ともなります。

 国政の方向が決まりそれに応じた人材を選ぶと言うのは確かに合理的です。 しかし問題はその国政の方向を決める事について有権者の合意を統合するのが非常に難しいのですよね。

 それができないと国家の進む方向が定まらなくなり、どうにもならなくなるのです。
 第一次安倍政権崩壊後から、民主党政権ができるまでの迷走などその典型でしょう?
 
> 今更こんな事を説明する必要は無いでしょうが、地方選挙と云うのも有ります。主に地方行政を担う方を選ぶわけですが、地方には条例も有りますので、限定的ですが立法の要素も持つワケです。県だとか市だとか町だとか地方自治体の選挙が此れです。そして、私が考えるに日本の地方自治体の中にその枠組みにそぐわない自治体が有ります。東京都です。大阪市及び府もかなり怪しい存在ですが、年間予算が東京都の半分余りですのでこの際無視します。
>
> 東京都は日本全体の税収の1/4余り、年間の予算は13兆円、実に16万人の職員がいます。その存在は地方自治体として捉えるには余りに大きすぎると考ええいます。他の都市と同じ様な行政システムでは今後も大きな問題を起こし続けるでしょう。議会の人数を増やすだけでは、烏合の衆を生み出すだけです。2院政を導入するか、特別な行政システムを構築するかしか有りません。しかも、一都市ですからその住民は流動的です。私が考えるに、東京都に合った官僚システム(行政システム)を導入する以外に方法は無いと思います。

 ワタシは東京都の事は良く知らないのですが、例えば石原慎太郎都知事が就任する前まで都の資産管理に複式簿記を使っていなかったと言うのには驚きました。

 複式簿記なんてテンプル騎士団でも使っていたのに!!

 結局昔々東京都ができた時から漫然と古いシステムを使い、その慣例を破れない状況が続いてきたのでしょうね。
 
> 豊洲移転の問題を振り返って見ましょう。豊洲市場への移転は2004年の豊洲市場基本計画が策定された事が始まりですが、計画自体はそれ以前から有りました。候補地が2転3転して、なかば強引に豊洲に決まり、東京ガスの跡地という事も有り、無駄なお金をかけて安全対策が取られています※以前よもぎねこさんがご指摘されていた通りです。
> よもぎねこさんが指摘されなかった問題の中に、築地市場の代替地が必要なのかと云う問題も有ります。東京都には11の市場が有り、豊洲と築地を除いても10の市場が残る事になります。築地にしても豊洲にしても有った方が良くても、なければならないという必要性が有るでしょうか?私には甚だ疑問です。また、移転計画が立案されてから都知事は石原氏から猪瀬氏、桝添氏、そして小池新都知事に変ってきました。非常に恣意的なマスコミの報道による辞任を繰り返した為です。※石原氏の場合は国政選挙に出馬の為。
>
> その間、東京都の幾つかの行政局が合同で計画をすすめ、議会の承認を受けて、工事をすすめ、移転のスケジュールを早めたりしてきましたが、小池氏選出の都知事選の争点となり(小池氏の票の取りまとめの為?)不透明な検査結果を元に議会の承認を受けて、移転は中断しています。豊洲市場移転のプロジェクトがきちんと独立していたらこんな事は起こらなかったはずです。豊洲市場が必要かどうかはさて置き、2004年に計画が策定され、議会で議論の後、承認。細かいスケジュールまで決められていました。ですが桝添氏が計画を早め、小池氏が止めた形になっています。問題が起これば計画を変更するのは当然です。その為に議会が有ります。ですが移転に係わった局に議会と同じ力が有れば、現在と同じ様な混乱は避けられたのではないでしょうか?そもそも、この移転に係わった職員(官僚)が自らの責任を果たす覚悟が有ったのか疑問に感じるのです。単なる地方公務員にその覚悟を求める事は過ぎたる事なのでしょうか?この問題を解決しない限り、今後も似たような問題は起こり続けるでしょう。そして税金が無駄に使われていくのです。少なくとも、東京都の行政や税金の使い方を監査できる強い組織が必要ではないかと考えます。

 豊洲移転について経過は色々あったでしょう。
 そして入札等にも問題はあったと思います。

 但し既に建物までできているのです。
 過去の豊洲移転決定の経過や入札の問題と、移転をするかしないかは分けて考えるべきです。

 もう建物はできてしまったのです。
 過去の問題で関係者に責任を追及しても、6000億の建設費を返還させることは不可能なのです。 だって関係者でそんな資産を持っている人はいないでしょう?

 だから移転は早急に進めるべきです。

 そして過去の経緯に問題があれば、それはそれで告訴でも何でもして責任を追及すれば良いのです。

 ましてそれを政治家が政敵陥れや人気取りに使い、移転を遅らせるって、悪しきポピュリズムそのモノではありませんか?
  1. 2017-03-09 13:46
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

過去の不正を問題にはしてません

>そして過去の経緯に問題があれば、それはそれで告訴でも何でもして責任を追及すれば良いのです。

 ましてそれを政治家が政敵陥れや人気取りに使い、移転を遅らせるって、悪しきポピュリズムそのモノではありませんか?

正に仰る通りで、これは分けて考えなければなりません。ですが、私が考えるに、官僚が自らの職務を果たす気概があれば、都知事や議会の言いなりになって、移転計画を中止するような事は無かったであろうと、考えているのです。

今回の移転中止が持ち上がってから、移転に携わる様々な部局が議会で証言してますし、その事は議事録に記されています。彼らは最初から逃げ腰で、責任を逃れる事しか考えていません(私の勝手な思い込みですが)よって、唯々諾々議会で中止が承認されてしまったのです。もっとはっきり言えば、東京都の職員で移転に係わった部局の人は、よもぎねこさんが問題提起された事など百も承知していたにも係わらず、自己保身の為に口をつぐみ、移転問題を混乱させたのです。よって、この問題を放置しておけば、同じような混乱は今後も頻繁に起こりえるのです。

それから、あまり大きな声では言えませんが、築地市場を閉鎖して、豊洲市場を市場として使わなくても、東京都民の生活には何も影響は有りません。東京都内には既に十分な市場が有るからです。ですから、過去の反省の為に、東京都の負の遺産として、6000億円を無駄にしたモニュメントとして保存したらいいんじゃないかとも考えています。
  1. 2017-03-09 15:31
  2. URL
  3. エピキュリアン #-
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Re: 過去の不正を問題にはしてません

> >そして過去の経緯に問題があれば、それはそれで告訴でも何でもして責任を追及すれば良いのです。
>
>  ましてそれを政治家が政敵陥れや人気取りに使い、移転を遅らせるって、悪しきポピュリズムそのモノではありませんか?
>
> 正に仰る通りで、これは分けて考えなければなりません。ですが、私が考えるに、官僚が自らの職務を果たす気概があれば、都知事や議会の言いなりになって、移転計画を中止するような事は無かったであろうと、考えているのです。
>
> 今回の移転中止が持ち上がってから、移転に携わる様々な部局が議会で証言してますし、その事は議事録に記されています。彼らは最初から逃げ腰で、責任を逃れる事しか考えていません(私の勝手な思い込みですが)よって、唯々諾々議会で中止が承認されてしまったのです。もっとはっきり言えば、東京都の職員で移転に係わった部局の人は、よもぎねこさんが問題提起された事など百も承知していたにも係わらず、自己保身の為に口をつぐみ、移転問題を混乱させたのです。よって、この問題を放置しておけば、同じような混乱は今後も頻繁に起こりえるのです。
>
> それから、あまり大きな声では言えませんが、築地市場を閉鎖して、豊洲市場を市場として使わなくても、東京都民の生活には何も影響は有りません。東京都内には既に十分な市場が有るからです。ですから、過去の反省の為に、東京都の負の遺産として、6000億円を無駄にしたモニュメントとして保存したらいいんじゃないかとも考えています。

 ワタシも札幌の人間なので、東京都については詳しい事はわかりません。
 勿論議事録など見た事もありません。

 しかし豊洲問題を官僚の責任にするのは無理でしょう。

 だって民主主義では国家でも自治体でも政治を行うのは選挙で選ばれた政治家です。 つまり東京都の場合は都知事と都議会議員なのです。

 官僚は政治家の命令で動くべき存在なのです。 

 だから都議会や知事が決めた事を官僚が覆せるわけはないのです。 それをしたら民主主義じゃないです。

 さらに言えば幾ら東京都の技術官僚が豊洲の土壌汚染に問題は無いと言っても、豊洲の危険のデマゴークで当選した知事や都議会議員がそんな意見を聞くわけないのです。

 だってそんな意見を聞いたら自分達の有権者への立場がなくなります。 

 勿論官僚が保身の為に正論を言わないのは褒めた事ではありません。

 しかし官僚は政治家に従って仕事をするために給料を与えらえている身なのです。 そのような人々に職を賭して正論を吐けと言うのは無理でしょう?

 ワタシがこの豊洲問題で非常に腹立たしく思っているのは、小池都知事や共産党が自分達の政敵陥れの為に6000億もの予算を掛けて作った豊洲市場をドブへ捨てようとしている事です。

 そしてその為のデマゴークにマスコミの多くが協力している事です。 
  1. 2017-03-09 18:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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ミルティアディスの伝記

非常に示唆に富んだ内容だと思って読まさせていただきました。
国家のために真面目に仕事する人が直面する悲劇の事例みたいな話です。
ギリシア時代の歴史書、読んだことがまったくないので、ミルティアディスについての伝記、ギリシア民主制の欠陥、どの本を読んだらいいのか、教えていただけますか?
  1. 2017-03-11 08:20
  2. URL
  3. 保守主義者 #-
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Re: ミルティアディスの伝記

> 非常に示唆に富んだ内容だと思って読まさせていただきました。
> 国家のために真面目に仕事する人が直面する悲劇の事例みたいな話です。
> ギリシア時代の歴史書、読んだことがまったくないので、ミルティアディスについての伝記、ギリシア民主制の欠陥、どの本を読んだらいいのか、教えていただけますか?

 ミルティアディスの話は、塩野七生の「ギリシャ人の物語Ⅰ」からです。 後半のストラテゴラス大量処刑の話は「ギリシャ人の物語Ⅱ」からです。

 古代ギリシャ史の本は沢山出ていますが、一般人向けに詳しく書かれているのは、塩野七生の「ギリシャ人の物語Ⅰ」「ギリシャ人の物語Ⅱ」ぐらいだと思います。
  1. 2017-03-11 11:42
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  3. よもぎねこ #-
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情報ありがとうございました。
今度読んでみます。
  1. 2017-03-11 12:31
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  3. 保守主義者 #-
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Re: タイトルなし

> 情報ありがとうございました。
> 今度読んでみます。

 塩野さんの本は歴史学者の本と違って、一般の人にわかりやすく書かれているので、楽しんで読めると思います。 
 どうぞ楽しんでください。
  1. 2017-03-11 13:38
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  3. よもぎねこ #-
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ギリシャ人の伝記ならばそんなものブルターク英雄伝に決まってます。

確かミルティアデスはありませんがその子のキーモンはあります。小生は今から40年以上前に全部ではありませんが読みました。
ギリシャ・ローマ物でこの本を見てないという人はいないと思います。

ただこれは岩波文庫を読んではいけません。面白くねーんですよ、これが…ここは初版が昭和の9年という鶴見祐輔でなければいけません。これは名訳だと思います。復刻物を途中まで読んだという記憶があります。
ただ英語からの重訳であり固有名詞が英語読みという困った欠点があります。後訳者は、官僚出身の保守系政治家という人で本人はとんでもない教養人なんですが、編集者や印刷屋がそれに追いつけなかったようで誤植だらけです。本人が忙しさにかまけてあまりまともに校正しなかったらしいのです。でもそんなこと通り越した面白さがあると思います。調べたら2000年に再刊されてますが抄訳ですね。
だから他の訳本をそばにおいて読む必要があるというものです。以前よもさんにも言いましたがこれも翻訳者込みで考えねばいけない本の一つです。息子の鶴見俊輔はどうしようもない売国奴ですが親父は昔ながらの井戸塀政治家だったと言われてます。

閑話休題

ミルティアデスの話はペリクレスが出てくる前の話です。ペリクレスの死んだ後はすぐにおかしくなる。
これは民主制というシステムの固有の問題なんでしょう、ペリクレスという政治的天才がその欠陥を防いでいただけなんじゃないでしょうか。今の民主主義政体はギリシャと似てるとは言っても、政治家も軍人も官僚も皆プロです。というよりすでにして後期ローマがそうでしたよね。このあたりがギリシャとローマの最大の差ではなかったかという気がしてなりません。
帝政と民主制の差なんてどうでもいいんです。プルタークはそのあたり全く区別してなかったはずです。

そう言えばどこぞの隣国で大統領を国民が罷免して喜んでる国がありますね。これが民主主義と言って喜んでるそうですが小生の理解の外ですね。
  1. 2017-03-11 18:08
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: タイトルなし

> ギリシャ人の伝記ならばそんなものブルターク英雄伝に決まってます。
>
> 確かミルティアデスはありませんがその子のキーモンはあります。小生は今から40年以上前に全部ではありませんが読みました。
> ギリシャ・ローマ物でこの本を見てないという人はいないと思います。
>
> ただこれは岩波文庫を読んではいけません。面白くねーんですよ、これが…ここは初版が昭和の9年という鶴見祐輔でなければいけません。これは名訳だと思います。復刻物を途中まで読んだという記憶があります。
> ただ英語からの重訳であり固有名詞が英語読みという困った欠点があります。後訳者は、官僚出身の保守系政治家という人で本人はとんでもない教養人なんですが、編集者や印刷屋がそれに追いつけなかったようで誤植だらけです。本人が忙しさにかまけてあまりまともに校正しなかったらしいのです。でもそんなこと通り越した面白さがあると思います。調べたら2000年に再刊されてますが抄訳ですね。
> だから他の訳本をそばにおいて読む必要があるというものです。以前よもさんにも言いましたがこれも翻訳者込みで考えねばいけない本の一つです。息子の鶴見俊輔はどうしようもない売国奴ですが親父は昔ながらの井戸塀政治家だったと言われてます。

 なるほど。

 ところでキモンは後にアリステイデスの側についてテミストクレスを陶片追放するのです。 父親の恩人なのに。

 これどういう心理だと思いますか?
 キモン自身は真っ直ぐな男で、父親の恩を仇で返すような人格とは思えないのに。
>
> 閑話休題
>
> ミルティアデスの話はペリクレスが出てくる前の話です。ペリクレスの死んだ後はすぐにおかしくなる。
> これは民主制というシステムの固有の問題なんでしょう、ペリクレスという政治的天才がその欠陥を防いでいただけなんじゃないでしょうか。今の民主主義政体はギリシャと似てるとは言っても、政治家も軍人も官僚も皆プロです。というよりすでにして後期ローマがそうでしたよね。このあたりがギリシャとローマの最大の差ではなかったかという気がしてなりません。
> 帝政と民主制の差なんてどうでもいいんです。プルタークはそのあたり全く区別してなかったはずです。

 アテネの民主制はこのミルティアディスの告発から始まって、第一次ペルシャ戦役から既に綱渡りなんですよね。 だからテミストクレスも実に危うい綱渡りを駆使して政権を掌握して、第二次ペルシャ戦役を戦いました。 

 でも最後は陶片追放に遭いペルシャ領で死にました。

 こういうの見るとペリクレスまでが奇跡の連続で、無事ペルシャ戦役を勝ち抜いたのは本当に幸運と言う気がします。

 一方ローマ人はこの手の告発は絶対やらないのです。 なにしろカンネーの戦いで惨敗した将軍だって処罰されていません。
 また失脚した人間が外国へ逃げる事も絶対しません。

 こうしたローマ人気質はギリシャ人より一段上としか言えません。 だからローマは大帝国になったと思うのです。

> そう言えばどこぞの隣国で大統領を国民が罷免して喜んでる国がありますね。これが民主主義と言って喜んでるそうですが小生の理解の外ですね。

 でも朝日新聞はそれに全面的に賛同していますからね。 
 あれが朝日のやりたい事なんでしょうね。
  1. 2017-03-11 23:21
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  3. よもぎねこ #-
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