台風7号のせいらしいです。
天気予報を見ると週末まで、雨と曇りの日が続きそうです。
そして雨が終わると、もう暑さも終わりでしょう。
札幌の夏はいつもそうやって終わります。
7月末から8月の上旬に30℃を超える真夏日が、10日弱続くのですが、8月に入って天候が崩れ、それが回復した時は、もう夏は終わっているのです。
ワタシは暑さに弱いので、毎年暑さが終わるとホッとします。
でも同時に大変淋しくなります。
暑さが苦手とは言え、暑い時期は何とも気楽です。
一日中半袖短パンで、布団を出ても、何も着る必要がない。
外界と自分との間に何の境界も必要ないよな、そんな気楽さがあります。
でもそれももう後数日でオシマイでしょう。
これからは秋が駆け足でやってきます。
毎年、毎年、2月から7月までは、本州の季節の変化を必死で追いかけます。
本州で梅や水仙の花が咲くころ、こちらは厳冬です。
本州から桜の便りが聞こえる頃、こちらは吹雪のニュースです。
本州が初夏になる頃ようやく、こちらでも桜が咲きます。
そうやって8月になる頃、やっと追いついて、こちらも真夏になります。
でも8月を過ぎると、今度は凄いスパートをかけて、真っ先に冬にゴールしてしまうのです。
だから札幌はこれから段々秋の気配が出てきて、9月には完全に秋の景色になります。
この雨が終わると、空は青く澄み渡り、涼しい風が吹き、もう短パンでは出歩けなくなるでしょう。
これでもう夏は終わるのです。
そして一年も3分の2が終わってしまうのです。
残暑に苦しむ本州のニュースを見ると、何とも気の毒やら申し訳ないやら・・・・・。
でもやっぱり一抹の淋しさはぬぐえません。
なにしろ夏は札幌で一番快適な季節ですから。