東京都知事候補桜井誠は結構善戦しているようです。
しかし奇妙なことを言っている記事があります。
まず大変不思議なのですが、「朝鮮学校、このテロ組織をたたきつぶす」ってヘイトスピーチですか?
朝鮮学校は米軍基地或いは自民党などと同じく、唯の施設、或いは組織であり、人権はありません。
そうして組織や施設に対して、「出て行け」「潰せ」と言うのがヘイトスピーチと言うなら、「米軍基地出て行け」もヘイトスピーチだし、「自民党をぶっ壊す」と言った小泉元首相もヘイトスピーチをしていたわけです。
しかし今までこれらの発言が問題になったことはありません。
何で「朝鮮学校を潰せ」「出て行け」だけがヘイトスピーチになるのでしょうか?
また朝鮮学校がテロ組織である可能性は非常に高いです。
なぜなら朝鮮学校は北朝鮮の支援で作らた朝鮮総連の下部組織です。
その朝鮮総連は北朝鮮の領事館業務を請け負っています。 つまり北朝鮮に従う組織なのです。
そして北朝鮮は国連でもテロ支援国家として認定されているのです。
テロ支援国家の領事館の下部組織なら、テロ組織と言われても当然でしょう?
チョッと探すとこれだけ出てきました。
1963(昭和38)年に山形県警が摘発した北朝鮮スパイ事件「酒田事件」では、逮捕された工作員が組織した工作グループに朝鮮学校のPTA役員にあたる東京朝鮮人教育会会長と東京朝鮮中高級学校教育会理事が含まれ、在日米軍基地などの情報を集めていた。
66年に兵庫県警が逮捕した工作員の協力者には元大阪朝鮮中高級学校教員がおり、日本を訪れる韓国船員への工作を行っていた。
80年に大阪市の中華料理店店員、原敕晁(ただあき)さんが拉致された事件で、警察庁は大阪の朝鮮初級学校校長だった金吉旭(キム・キルウク)容疑者(82)を国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配している。
北からの覚醒(かくせい)剤密輸事件の首謀者もいる。2000(平成12)年に島根県の漁港で覚醒剤約250キロが押収された事件で、下関朝鮮初中級学校(山口県)の元校長、曹奎聖(チョ・ギュソン)容疑者(52)が国際手配中。
曹容疑者の会社は98年に朝銀山口信組から6億3600万円を借り、返済しないまま信組が破綻(はたん)したため公的資金で穴埋めされた。この融資は朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)が会社の名義を借りて受けたものだった。

ざっと見ただけでも、朝鮮学校絡みで、テロや北朝鮮のスパイ活動に関する話はこれだけでてくるのです。
そして北朝鮮は国連でもテロ支援国家として認定されています。
今回の都議選で、鳥越俊太郎候補やその支援者達は安倍総理を繰り返し「ヒトラー」と言っています。
しかし安倍総理をヒトラーと言う理由は、彼等の主観によるもので、客観的な証明は一切ありません。
純然たる主観で他人を「ヒトラー」と言って無問題なら、実際にテロ支援国家のテロやスパイ活動に関係した朝鮮学校を「テロ組織」と言うのは全く無問題でしょう?
もう少し記事の内容を見てみましょう。 記事は青字です。
7月25日の昼下がり、東京の下町にあるターミナル駅。約50~60人の聴衆の前で、31日投開票の東京都知事選に立候補している男性の演説が始まった。サングラスやマスクで顔を覆った人に加え、車いすの高齢の女性から若い男女まで年齢層は様々だ。
桜井誠大人気!!
実際動画を見るとわかりますが、老若男女幅広い支持を得ています。
歴史的に在日コリアンの住民が多く、朝鮮学校もあるこの街で、この候補は30分弱の演説のうち25分近くを、朝鮮学校の話に費やした。
演説では終戦直後に朝鮮学校が設立され、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が閉鎖命令を出して在日朝鮮人らが抗議した歴史を語り始めた。「講義」の間、聴衆は静まりかえる。やがて、テンションが上がってきた。
「大阪で朝鮮人たちが大暴れしたんです。この事件がきっかけで日本の制服警官は拳銃を持つようになりました。いかに朝鮮人が大暴れして危険かということがこの時点で分かるでしょう。そうやって朝鮮学校が我々のすぐそこにあるんですよ」
歴史的事実を話してイケナイ理由はありません。 朝日新聞の慰安婦強制連行のような捏造はいけませんが。
「キンショウオン(金正恩)、あのブタが、テロブタが、朝鮮学校の校長を決めると言ってるんですよ」
「どうしても民族教育をしたいのであれば、祖国に帰って存分にやっていただきたい。我々日本人が、他国の民族教育のために、我々が働いて収めた税金が使われる。こんなことは認められないんですよ」
「あなたたちの暮らしている所は朝鮮でも支那でもない。それが日本に反日行為を続けるのであれば、批判されて当然なんですよ」
演説を終え、候補者は聴衆と記念撮影や、著書のサインに応じていた。
桜井会長大人気!!
彼は演説は上手いです。

少し離れたところで遠巻きに演説を見つめながら、小さく拍手をしていた男性がいた。都内に住む19歳の専門学校生で、すでに期日前投票でこの候補に投票したという。「まったく知らなかった。あ、こういう学校だったんだって分かった。朝鮮の方がいろいろ言ってるので批判はあると思うんですけど、負けないような強い覚悟を持って選挙に出ているんだと思った」
候補者や団体がヘイトスピーチで社会問題になったことをどう思うかと尋ねると「よくない、みたいには聞いてたんですけど、これからよく勉強したい」と答えた。
この記事を書いた記者は桜井誠候補の演説をヘイトスピーチと言いたいようです。
しかし何がヘイトスピーチなんですか?
歴史的事実を述べた事ですか?
朝鮮学校を潰せと言った事ですか?
朝鮮学校の校長を務めたこともある男性は、この候補の主張を後で聞いてあきれかえった。「校長人事なんて、一つ上の上司の胸先三寸だよ。奴の主張は8割方うそっぱちだし、万が一にも当選することはない。相手にするようなことでもない」と、表面上は静観の構えを見せる。
??
この発言についての話だと思います。
「キンショウオン(金正恩)、あのブタが、テロブタが、朝鮮学校の校長を決めると言ってるんですよ」
しかし朝鮮学校は朝鮮総連の下部組織です。
だから朝鮮学校の校長の一つ上の上司って、その朝鮮学校がある地区の朝鮮総連の支部の幹部です。
でその朝鮮総連は北朝鮮の下部組織なのです。
校長人事を上に手繰っていくと、こうなります。
校長←朝鮮総連支部←朝鮮総連本部←北朝鮮情報機関←金正恩
普通はこういうの、金正恩が決める言うんじゃないですか?
因みにこれで「キンショウオン(金正恩)、あのブタが、テロブタが、朝鮮学校の校長を決めると言ってるんですよ」と言っていけないなら、「日本軍は天皇の命令で戦争をした」なんて言ってはいけません。
ワタシの父は大東亜戦争中は陸軍二等兵として戦いましたが、天皇陛下の命令なんか聞いた事はありません。 姿を見た事もありません。
そもそもインドシナにいる兵隊達がどうやって天皇陛下の命令を聞くのでしょうか?
二等兵でなくても一般の兵士は、天皇陛下どころか士官の命令だって殆ど聞いた事はなく、自分の一つ上の上官の命令、一等兵や下士官の命令で戦っていたのですから。
しかし「一国の代表にブタやら何やら、都知事になろうとする人の言動か。選挙運動が格好のパフォーマンスになってしまっている。何とかならないのか」とまゆをしかめた。
あらら。
だったらワタシも鳥越俊太郎候補とその支援者達に言いたいです。
「日本の代表にヒトラーやら何やら、都知事に成ろうとする人の言動か。 選挙運動が格好のパフォーマンスになってしまっている。何とかならないのか」
とね。
何と言いましょうか?
記事を丁寧に読んでも、何処がどうヘイトスピーチなのか全然わかりません。
鳥越俊太郎候補やその他の支援者が言えば、無問題であるような話を、桜井誠候補が言えば「ヘイトスピーチ」と言う、余りと言えば余りに露骨なダブルスタンダードで騒いでいるだけなのです。
因みに根源的な問題ですが、外国人の出入国管理は重要な国家主権です。
主権国家ならどんな国でも、外国人の出入国はその国の政府が管理するのです。
そして自国にどの国も自国にとって有害な外国人は排除しています。
日本ではこれを法務省がやっています。
ところで日本は民主主義国家ですから、法務省は日本国民を代行してこの仕事をやっているに過ぎません。
日本にとって有害と思われる外国人を排除するのは、本来は日本国民の権利であり義務なのです。
そうなると当然ですが、法務省のやり方が手ぬるいと思えば、国民はこれに抗議する権利があるのです。
その場合直接法務省に抗議するだけではなく、まず国民一般に「〇〇人は危険で有害である」事を周知するための活動をする権利があるのです。
だからヘイトスピーチ解消法の言う「外国人を地域から排除する事を扇動する事を禁止」することは、国民の主権の制限であり、国民の人権侵害です。
排外主義は国民の権利です。
これを亡くしたら人口侵略を防止できなくなり、国家を喪います。
国家が亡くなれば国家が保障してきた人権など全部吹き飛ぶのです。
逆に言えば「人権」を盾に「ヘイトスピーチ禁止」「排外主義は許さない」などと言っている人達は、自国民の人権を吹き飛ばしたいのです。
オマケ
これがこの記事で言う演説ですね。
ヘイトスピーチかどうか?
実際に見てみましょう。