
開場入口まで数百メートルの行列ができているのです。
な、なんで・・・・・。
今年はブルーインパルスが来る以外に、特に目玉になるような飛行機は来ないはずです。
それなのにこれじゃオスプレイが来た2014年と同じじゃないですか?

ワタシは札幌航空ページェントに行くのは、これで3度目です。
初めて行ったのは2012年、ブロとものボルトさんから教わって行きました。
札幌航空ページェントは、昔から2年に一度、開かれていたようでうすが、ワタシはそれまでそんな催しが札幌で行われているなんて、全く知らなかったのです。
しかし行ってみると結構楽しくて、その後同じ丘珠基地で開かれる陸上自衛隊の記念行事などにも行くようになりました。
でもこの時は人出もそこそこで、昼近くにノンビリと自転車で行っても直ぐに入る事が出てきて、ゆったりと楽しめたのです。
ところが次の2014年は大変なことになりました。
何しろこの年はオスプレイが来たのです。
お蔭で後援者である北海道新聞、朝日新聞、毎日新聞等が炎上商法を決め込んで、オスプレイ危険、オスプレイ反対を煽りまくったのです。
その為これまでは殆ど宣伝もされなかった航空ページェントが、連日ニュースになっていました。
それでオスプレイを一目みたいと言う軍オタは勿論、そんな催しがあった事さへ知らなかった一般市民や、敵情視察の為の共産党員(共産党札幌支部にオスプレイの事で抗議電話を掛けたら、電話に出た男が、「自分もちゃんと航空ページェントに行ってオスプレイを見た」と言いました)まで、皆やってきたのです。
その為大変な人出でした。
しかも最後にブルーインパルスの飛行展示があるので、一旦会場に入った人は最後まで帰らない!!
お蔭で途中から入場制限がかかりました。
昼からノンビリ見物なんてことを決め込んでいた連中は、入れなくなったのです。
しかし今年はブルーインパルスは来るけれど、オスプレイは来ない。
他に特に目玉になる飛行機は来ない。
だから2012年のようにノンビリと牧歌的な航空ページェントが楽しめるはず・・・・・。
ところがこれが全くの見当違いで、2014年と殆ど変らない人出なのです。
お蔭で会場の自衛隊丘珠駐屯地のご近所は大迷惑です。
何しろ基地の周りの歩道は、入場待ちの行列で塞がってしまいます。
そればかりか基地周辺の住宅街の間道と言う間道の入口には、不法駐車の防止の為のガードマンが立っていて、何とも物々しい雰囲気です。
更に周りの空き地や企業の駐車場は、不法駐車をされないように、大型車を入り口に並べたり、ロープを張ったりして自衛していました。
自分の航空ページェントを楽しみにしている人なら良いけれど、そうでなければ完全にブチ切れる異様さです。
ああ、基地って地域に重い負担を掛けるんですね。
それにしても2012年までの牧歌的な雰囲気はどこに行ったのでしょうか?
前述のように今年はオスプレイのような話題性のある飛行機は来ないのです。
しかしこれはやはりオスプレイの被害なのです。
2014年のオスプレイ襲来で、初めて航空ページェントに着た連中が、「楽しかったまた行こう!!」と言う事になって、今回もドッと押し寄せたのです。
だから今回も2014年のような、大変な人出になってしまったのです。
しかも今年は素晴らしい快晴なのに、なぜか全然暑くない!!
涼しい風が吹いて、コンクリートで焼け付くはずの基地内が全体がまるでエアコンの吹き出し口のような爽やかさでした。
最高のページェント日和です。
しかしそれにしても基地の周りはビッシリと新しい住宅が建っています。
昔は一面玉葱畑だったのに・・・・・。
だから丘珠駐屯地にマスコットキャラは玉葱の妖精「玉ちゃん」なのです。
陸上自衛隊丘珠基地には、陸上自衛隊のヘリが40機程います。 他に道警や消防局、それに事故率最悪の北海道新聞などの新聞社のヘリも置かれています。
しかも併設されている丘珠空港は、道内便の旅客機が使っています。 この管制は陸上自衛隊がやっています。
元々ここは丘珠空港も含めて陸軍航空隊の基地だったのです。
陸軍航空隊基地だった頃は、それこそ辺り一面玉葱畑で、人家もないし、飛んでいたのは隼など小型の戦闘機と練習機ぐらいでした。
しかし今は丘珠空港もジェット化されていて、小型とは言えジェット旅客機が離着陸するのです。
だから騒音はその頃の比ではありません。
けれどもここは地下鉄堺町駅から徒歩で10分程なので、結構便利なのです。 だから新しい住宅がドンドン建っているのです。
それで基地の周りには新築のお洒落な住宅がビッシリ並んでいるのです。
陸自のヘリ+道新その他ヘリ+道内便旅客機の騒音は、それだけで沖縄の普天間基地なんかより遥かに酷いはずです。
しかもここは普天間のように滑走路の周りを取り巻く緑地のようなモノがなく、滑走路と兵舎や格納庫など飛行場付属施設しかありません。 だから騒音はダイレクトに近所に響くはずです。
しかもここは200万都市札幌市内なのです。
その上、こうして航空ページェントや丘珠駐屯地の記念行事の度に近所をお騒がせしています。
しかし不思議なことに、なぜか丘珠の近所で基地負担軽減とか言う話は聞いた事がありません。
丘珠空港がジェット化されると決まった時に、共産党が騒いだのですが、しかし一般市民からは完全に無視されました。
丘珠空港がジェット化されてから、我が家の近所でも時々ジェット機の音が聞こえるようになりました。
どうも我が家の辺りが、離着陸の飛行経路になったになったようです。
だから何?
千歳基地から車で20分程のウトナイ湖は、野鳥の楽園じゃないですか?
ウチから丘珠基地までは車で30分、自転車なら1時間半もかかるのです。
因みにヘリだと4分だそうです。
普天間基地の負担で、宜野湾市全部が大騒ぎするんだったら、札幌なんか全市を挙げて丘珠基地と丘珠空港を追い出さなきゃならないはずです。
しかし札幌の極左市長もそんなことは言っていません。
何で沖縄はあんなに騒ぐのでしょうか?
そりゃ前出のように基地の負担やオスプレイの被害は大変ですよ。
でもそれって札幌の方が酷いじゃないですか?
それを沖縄だけが騒ぐって何かオカシクないですか?
素晴らしい快晴。
素晴らしく爽やかで快適な気候の中で、航空ページェントを楽しみながら、そういう事をいろいろ考えてしまいました。
でもホントに楽しかったです。