2016-06-11 14:06

出来る子と出来ない子 

 随分昔の事ですが、北大の講義を聴講していたことがあります。
 
 その頃ワタシは学習塾の講師をしていたのですが、その学習塾の生徒の多くは良くて中の下、どうしようもない落ちこぼれも多数いると言う所でした。

 それで勉強をしたくない生徒達に、無理に勉強を強いるのにウンザリしたのです。

 これなら自分で勉強した方が楽だ!!

 自分で勉強でもした方が頭がスッキリする、と思ったのです。

001

 受講したのは理学部化学科の講義で、ワタシの母校では受講できなかった生化学と、時間的にそれと一緒に受講するのが便利な物理化学の講義でした。

 そうやって受講すると、確かに教えるよりはずっと楽ちんで、毎回喜んで受講しました。

005

 こうしたある日のことです。
 物理化学の教授が講義の途中から、一種異様に熱狂し始めました。 多分この講義内容が彼の研究と直接関係する物だったのかもしれません。

 凄い早口になり、黒板に殴り書きをしながら、途中で自分で勝手に納得したりながら、ドンドン一人で話を進めるのです。
 
 こうなると聞いている方は堪りません。 何が何だかわからなくなってしまいました。

007
 
 ワタシは北大よりは大分偏差値(ワタシが大学に入った頃はそんなモノは使わなかったけれど)の低い大学卒です。
 だからワタシがこの講義についていけないのだろうか・・・・・。

 ワタシはそんな不安もあって、周りを見回しました。
 すると何と周りの学生達の目が、みんな白痴の目になっていました。

 目の光が消えて、ボ~~ッと意識も生気も消えたような表情になっているのです。

 この講義いつも最前列に座る学生がいました。 彼は見るからに賢そうな顔をしていて、実際とても優秀らしく教授の質問にいつも正解だしていました。

 ところがこの教室一の秀才君の目からも光が消えて、口を半開きにして、知的障碍者のような表情になってしまいました。

009

 白痴の目、あの知的障碍者の独特の表情って、あれは実は周りの状況を必死になって理解しようとしているけれど、理解できない時の表情です。

 コンピューターで言えば演算でキャパが一杯になって、フリーズしているような状態なのです。 
 
 実はワタシは自分が学習塾で生徒を教えていて、生徒がこの表情をするのを何度か見かけました。

 それは皆ワタシの塾では例外的に優秀生徒達だったのですが、 いずれの場合も、生徒は一生懸命話を聞いていたのです。
 
 でも一生懸命話を聞いて理解しようと努力しても、理解できない。
 その時に見せる表情なのです。

 だからそれを知った時に、知的障碍者の辛さが少しわかった気がしました。

014

 ともあれこうして教室きっての秀才君まで、完全に白痴状態になってしまったというのに、教授は自分の世界に没頭してドンドン講義を続けるのです。

 そして講義時間が終わった頃ようやく我に返って、宿題を出しました。
 この講義で説明した数式の証明をレポートにして出せ、と言うのです。

 オ、オマイ、何言ってるんだ??
 さっきまでの学生の様子を見てなかったのか?
 こんなんできるわけないだろうが!!

028

 さて困った!
 ワタシだってレポートを出さなければならないのです。

 しかし教室を出て、少し我に返った所で、気づきました。

 ああそうだ、あの数式の証明をした本がウチにある。 あれをベラ写しにすれば終わりじゃん。

 と、言うわけでワタシはそのレポートを難なく仕上げました。

 しかし他の学生達はどうするんだろう?
 ワタシはあのネタ本を自分で勝手に勉強したわけで、アイツラがあれを知っているとは思えないし。
 
 そもそも三流大学でも一応ワタシは卒業しているのだけれど、アイツラは2年目だから化学の専門課程は全部はやっていないのです。

052

 ところが翌週、講義に行くと、何と学生共は全部レポートを出したのです。

 どうやってレポートを書いたのかは、講義が始まる前に連中の雑談を聞いていればわかりました。

 連中は勿論、この講義は理解できなかったし、またワタシの使ったネタ本も知らなかったのです。

 しかしそれでも連中は諦めずに、大学院生などの先輩に助けを求めて、何んとか同類のネタ本を探し当て、それを皆で使いまわしてレポートを書いたのです。

 これを知った時に、ワタシはなぜ企業が一流大学の学生を採用したがるかがわかりました。
 
 手段はどうであれ、連中は自分に与えられた仕事はなんとでもしてやる意思がある!!

 これがあるか、ないかでは人間は大違いでしょう?

096

 ワタシが学習塾の生徒達の大多数は、もそもも宿題を自分が努力してやると言う発想がありません。

 自分のわからない事を積極的に先生に聞くと言う事も殆どしません。
 そしてわからない事を自分で解ろうと努力する事も非常に稀です。

 言ってみれば、食事をするのに、他人が一口一口箸で摘まんで、口の押し込んでくれるを待っている。
 しかし口に入れても、自分で咀嚼する意思もあやふや。
 
 そんな感じなのです。

106

 そして生徒達がこんな感覚なのは、実は親も同様の感覚だからです。

 こういう子供達の親は、子供の宿題は子供の仕事だから、子供が自分で頑張ってやらなければならない物だと言う感覚がないのです。
 テスト勉強も同様です。

 むしろ宿題を出したりテストをしたりする教師や学校を、子供以上に憎んでいました。

111

 当時でも中学生の親は受験二世代目です。 自分が高校受験の時に感じた不快感がトラウマになって、尚更勉強にマイナスイメージを増幅させているようでした。

 自分の子供の成績が悪いのは、教師と学校のせいだ!! 
 子供がわかるように教えない教師が悪い!!

 自分が高校受験の時に感じた惨めさの為に、教師や学校そのモノに、報復したいとでも言う感覚さへ持っているようでした。

 これでは子供が進んでが家庭学習などするわけもありません。 

 だって親が全てを学校や教師の責任にして、子供自身の努力とう事を完全に否定しているのですから。
 
 そして自分で努力しない事を前提には、どんな支援があっても一流校に合格などあり得ないのです。

129

 今日本では親世代の学歴と所得の格差が、子供の世代に持ち越される事を問題にし、低所得世帯の子供に学習塾の費用などを支援する動きがあります。
 
 しかしこういう現場を見たワタシとしてはこれが効果を上げるとは思えません。
 
 良くも悪くも、子供の勉学への姿勢に最大の影響力を持つのは、学校でも塾でも家庭なのです。

 親が子供に「勉強はお前の仕事。 だからお前は習った事は理解できるように頑張らねばならない。」と躾ける事が何より大切なのです。

 逆にそれをしなければ、幾ら大金を積んで塾や家庭教師を付けても、どうしようもないのです。

 それを考えると、こうした格差の是正と言うのは、実に厄介な問題です。

  1. 格差と貧困
  2. TB(0)
  3. CM(18)

コメント

なかには補助金で浮かび上がれる頭脳もあるでしょうが、一割もいるでしょうかね。。教育レベルは高かったのに専業主婦になって離婚した母子貧困家庭などには有効かもしれませんね。20年くらい前なんとなく見ていた大家族ものテレビ、子供が10人くらいいましたがほとんどがいわゆるヤンキーとかDQNで早婚で、一人次男だけが顔つき髪型格好から異質で自分で考えて大学に行って公務員だったか堅い職業についていました。こういう子は本当に稀だと思います。

少し違いますが今野党がやいやい言ってる奨学金を給付型にしろ!海外では無料であるぞというアレなんですが、今の日本の大学の状態ではアホでも無料で大学教育受けられる、アホ大学でも淘汰されないということですよね。それを税金で。公立大学の学費が高くなっているというのは貧しい学生には何とかして欲しいですが、優秀でない人材を育成するのに莫大なお金をつかうわけにはいかないですから…。
海外と同じように?だったら自力でついてこられない学生はほったらかし(フランス在住の方のツイート)、10才くらいで学業コースと職人コースに分けて軌道修正不可能(ドイツについての記事)、公立小学校は英語もわからない移民だらけでまともな教育を受けるには年何百万円もかかる私学(イギリス在住の方ツイート)というように、結局大学行くのはごく一部という方式にするしかないですよねえ。
  1. 2016-06-11 19:37
  2. URL
  3. こきち #97nXsu5.
  4. 編集

Re: タイトルなし

> なかには補助金で浮かび上がれる頭脳もあるでしょうが、一割もいるでしょうかね。。教育レベルは高かったのに専業主婦になって離婚した母子貧困家庭などには有効かもしれませんね。20年くらい前なんとなく見ていた大家族ものテレビ、子供が10人くらいいましたがほとんどがいわゆるヤンキーとかDQNで早婚で、一人次男だけが顔つき髪型格好から異質で自分で考えて大学に行って公務員だったか堅い職業についていました。こういう子は本当に稀だと思います。

 良く言えばお金で学力が買えるわけじゃないと言う事なんですよね。
 悪く言えば、だから格差の是正は非常に難しいのです。 お金だけによる格差なら、お金を出せば是正できますから、簡単に是正できるのです。
>
> 少し違いますが今野党がやいやい言ってる奨学金を給付型にしろ!海外では無料であるぞというアレなんですが、今の日本の大学の状態ではアホでも無料で大学教育受けられる、アホ大学でも淘汰されないということですよね。それを税金で。公立大学の学費が高くなっているというのは貧しい学生には何とかして欲しいですが、優秀でない人材を育成するのに莫大なお金をつかうわけにはいかないですから…。

 ワタシはむしろ国公立大学の授業料を安くして、優秀な子は奨学金など当てにせずに進学できるようにするべきだと思います。 一方所謂Fランク大学などへの進学に奨学金は必要ないです。

 むしろ高卒を優遇したり、また進学させるなら、実学と言うか簿記など就職に役立つ資格を取らせる事を重視するべきでしょう。

> 海外と同じように?だったら自力でついてこられない学生はほったらかし(フランス在住の方のツイート)、10才くらいで学業コースと職人コースに分けて軌道修正不可能(ドイツについての記事)、公立小学校は英語もわからない移民だらけでまともな教育を受けるには年何百万円もかかる私学(イギリス在住の方ツイート)というように、結局大学行くのはごく一部という方式にするしかないですよねえ。

 ドイツやフランスは大学は無料だけれど、所謂私立大学はなく、大学入学資格試験に合格しないと、入学できない仕組みです。
 ワタシは日本も国公立大学はこの形にして、私立大学へ行きたい人は、勝手に自費でどうぞにするしかないと思います。
  1. 2016-06-11 20:34
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

日本軍と似ている面も

『連中は勿論、この講義は理解できなかったし、またワタシの使ったネタ本も知らなかったのです。
 しかしそれでも連中は諦めずに、大学院生などの先輩に助けを求めて、何んとか同類のネタ本を探し当て、それを皆で使いまわしてレポートを書いたのです。
 これを知った時に、ワタシはなぜ企業が一流大学の学生を採用したがるかがわかりました。
 手段はどうであれ、連中は自分に与えられた仕事はなんとでもしてやる意思がある!!』

この話など日本軍で将軍は無能だが下士官は優秀だ、という話を思い起こします。外国の軍隊では指揮官が斃れれば統率が取れなくなり散り散りバラバラ、半島のようにトップ自ら逃げ出す軍隊すらあります。

日本の戦前の高等教育では軍事教練を一通りこなしていれば小隊長レベルの指揮官になれたといいます。

大企業やブラック企業などの不祥事も、無能なトップの無理難題を現場レベルで解決してしまうから、トップの要求は過労死レベルまでエスカレートするのでしょう。

学習意欲のない子供をどうすればいいのかは難しい問題です。今の時代、料理人や職人は将来有望ですが、それでも食品衛生法やらJIS規格やら必要とされる知識は多岐にわたります。

英国の福祉政策で未婚の母に家と生活保護を与えると、その子供も同じような境遇に陥ってしまうという事例があります。まじめに働くのは損だという考えですが、半島系の人たちにも多く見られます。

欧州を目指すイスラム難民も福祉にタダ乗りしようとする人間が多いように思われます。あと十年もすれば人権問題など無かったかのように不法難民は収容所や離島に隔離という事態がおきても不思議ではありません。
  1. 2016-06-11 21:48
  2. URL
  3. gai-yaang #-
  4. 編集

 大学は、優秀な子が行きやすいように安くしてというのに賛成です。そしていま年間200万位貰って国から家族を呼び寄せ大学に出てこない留学生ばかりの大学は、ドンドン潰していくと良いと思います。

「【日本人差別】民主党の置き土産 留学生1人に年間約200万円」
http://hosyusokuhou.jp/archives/37036737.html

 いま問題は大学入学してくる子の何割かが、なんと分数や小数点の計算が本当に出来ないそうです。これって、小学校教育から見直さないといけないですよね。そのせいか、大企業が数年前から外国人を雇うようになったのも、有名大学出身なのに信じられないほど能力が欠如している人間が増えていて仕事にならないからだと取材に答えていました。どうしちゃったんでしょう?

 よもぎねこさんが仰るように、親がそもそも問題だと思います。勉強が苦手なら手に職を付けたり、高専のように特別な技術を学べる学校に行くのも良いと思います。友人の子供さんは、好きな技術を身につけたくて高専に入学出来て喜んでいるそうです。でもそういう選択が出来るのも、親御さん次第としたら子供はどうしようもないですよね。凄く難しい問題です。
  1. 2016-06-12 00:13
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

ちょっと飛躍しますが、途上国支援のあり方もどうなのかなと思います。途上国って私の子供の頃から何十年も、ほとんど変わらないのですよ。独裁者は贅沢三昧、エリートは先進国で生活し国際機関の偉い人になって収賄、貧しい人は地を這うような生活。なにも進歩してない。なのに地球は人口爆発だそうじゃないですか。食料が足りなくなる大変だ!って、なんかおかしくないですか。支援は乳幼児死亡を下げるより、その国の経済の自立を促さないと意味ないですよね。でも経済をなんとかするって先進国自身も難しいし、勉強と同じで他人がああしろこうしろいっても本人のやる気がないとどうにもならないし。
  1. 2016-06-12 01:31
  2. URL
  3. こきち #97nXsu5.
  4. 編集

素晴らしい新鮮なエントリーですね。すごく共感できます。貧困の連鎖とか相変わらずマスゴミは喧しいですが実態と乖離してる議論をされてもねぇ・・・。

実は私も塾で大勢の子供を(中学受験の小学生から、中高生、大学受験生まで)教えてきた経験があります。今でも副業として頼まれれば大学受験生を見てますが、やはり最も大事なのは親の収入なんかより、家庭環境です。もっとはっきり言うと親の勉強そのものに対する姿勢ですね。子供の勉強とか学習に対する感覚は親の影響が強く出ます。親の勉強や学歴に対する価値観(ブランド意識に近いかも)が強いと、勉強の好き嫌いとか、出来る出来ないを別にして子供に何か義務感のようなものが自然と出ることが多いように思いますね。

家庭教師とか塾とか予備校にそれなりの効果があるのは十分承知ですが、やる気と工夫する能力さえあればそこそこの難関といわれる大学にはホントは自力だけ受かります。
>手段はどうであれ、連中は自分に与えられた仕事はなんとでもしてやる意思がある!!
ということですね。
また、それらがない子にはどんなことをしても無駄です。
ただ、家庭教師とか塾とか予備校が契機になって突然勉学に励むようになる子がいる例も少なくはないですが・・。

それと、どうしても学習に向かない子がいるのも事実です。なんで、こんな簡単なことが分からないの?という不思議なレベルの子たちなんですが、勉強以外の分野では案外能力があったり、社会生活ではまったく普通だったりするので、勉強の能力だけでの判断は要注意ですが。

ただ、昔から今まで変わってないのは知識を身につければそれで終わりで良しとする空気ですね。受験に合格してもその知識を全く考えることに役立てようとしないことですかね。ほんとの意味での学問、教養の意義を理解してるとは思えません。知識偏重の教育を変えなければだめだと言ってるわけではありません。逆に基礎段階では知識偏重でも良いんだと思ってます。基礎知識がなけりゃ考えることさえ出来ませんから。ニュートンだって、物理の知識がなければ、そして自ら考える姿勢がなければ、リンゴの落ちるのを見てもそれが食えるかどうかだけで、万有引力なんて発想は出てきません。
古典を知らぬ者に古典の重要性を説いても、数学を理解してない者に数学の有用性を説いても無駄です。
要は、教育にたずさわる多くの人たち(行政も含めて)が、覚えた知識を自らの頭で再検証と再構築出来るようにすることが教育的に最も意義あることだという認識が足りないことなんでしょうね。だから高学歴でもオカシナことを平気で宣う学者や議員や官僚がのさばってる・・・。

中学生に世界が平和になるには私たちはどうすればいいんでしょう?考えてみましょう!って言ったってわかるわけないじゃないですか。
知識偏重は間違ってる、これからは考えさせる教育だとかアホの極みでしょう。

釈迦に説法のような長文、失礼しました。
  1. 2016-06-12 04:43
  2. URL
  3. boku #-
  4. 編集

スレ違いですが

連投すみません。
上記にあるgai-yaangさんのコメント、おっしゃるとおりで、別に異論があるわけでもないんですが、ちょっと触発されて日本軍の将官や提督のいわゆる能力について考えてみました。
彼らのほとんどは難関とされる当時の陸士海兵に合格し、軍人、指揮官としての専門教育を受け、将校として現場を経験しその中からさらに将来有望とみなされるものだけが受験を許されて超難関の陸大海大に合格し、いわゆる統帥の技術、心構えや大部隊の指揮能力や作戦立案を専門的に学んできた人たちで、当時の超エリートです。

しかし、現実にはなんじゃこりゃ?の佐官や将官たちも多くいたのは事実ですね。これって彼らそのものが持っていた能力の問題ではなく、また教育そのもののが間違っていたわけでもなく、組織の風土というか空気というか、そういうものが彼らを知らず、歪めていったような気がします。ざっくり言うと歪んだエリート意識とか特権意識というものです。現代の財務省はじめ高級官僚にも通じる気風です。自分たちと同じルート以外の者の価値や能力を認めたがらない、自分たちの権威や権益を侵すものには一致して排除しようとする気風です。

多くの将兵には、連隊長は叩き上げの人が(陸士卒業のみ)歓迎され、陸大卒業組は敬遠されたという話もよく聞きますが、そんなところなんでしょう。特に試験で選抜されただけのエリート育成には弊害が大きいのでしょうね。
そう考えると戦前も戦後もあまり変わりはないようです。

エリートにこそ狭い仲間意識や減点主義よりも信賞必罰が大事なのかもしれません。
試験に合格してからが大事なんですよ~!!
科挙じゃないんだから・・・。
  1. 2016-06-12 05:56
  2. URL
  3. boku #-
  4. 編集

母親の力

新鮮な切り口のエントリーに脱帽です。ふがいなかった自分の学生時代を思い出しました。

学生時代、家庭教師をしましたが、ある家庭の子は母親がしっかりした人でした。但し両親ともに義務教育を終えただけの家庭です。子供は並みの出来。母親は「高学歴」のボンクラな私に期待し、子供を「やれば入れる」高校に入学させたいと願っていました。

首尾よく高校は合格、しかも母親が願った以上の学校に合格できたことが母親の喜びを倍加させました。
学力は当人の能力や努力に寄りますが、学力を上げる基本は親の力、特に母親の力だと思います。亭主は酒呑みのボンクラでも母親がしっかりした家庭なら、子供はそれなりに伸びる。
日本のお母さんは凄いなあと思います。
  1. 2016-06-12 06:09
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

このエントリは

子供の問題と親の問題の両方があります。

それを腑分けして論じましょう。小生もかつて塾の教師をやっていましたので実態の一端は知ってるつもりです。塾、とりわけ補習塾は本来学年に関係なく分る所から進めねばならないのです。ところが、学校の成績を上げるという至上命題がありますので、どうしても出来ないことをやらせるという大問題が生じます。よもさんはおそらく、理科系、それも数学担当だったはずでしょうからこのあたり本当に経験されたことだと思います。

小生は一応進学塾をうたってる所にいましたので、その間の偏差値の差は40という恐ろしい状況を見てきました。まあ国語でしたから別な意味での悲惨さが多かったのですが…できない子の共通の問題点は出来ないことが自分の問題だという意識がないことです。やらねば分からないのだしやるのは自分なのですが、わからないのは何か別の原因だと思い込んでる節があります。躓く原因はいろいろですができない子でノートをまともに取ってるとかきちんと計算練習をしてるとかいう子はお目にかかったことがほとんどありません。そして一様に気位が高いのです。まず出来ないことを明らかにしてしまう質問ができません。皆んな出来無いんだからいいんですがね。そのくせこちらが当てて問題を答えさせると、イジメだとか恥をかかせただとかろくなことがありません。学校の先生は教務ということに対しては本当に楽なんだろうな、と思ったことはしばしばです。

数学の教師は最低クラスは分数計算、少数計算は愚か四則計算まで戻ってやっていたものです。まあ、短期的には学校の成績の問題を一応棚に上げさせてもらうということを親との了解がありできたことですが、あまり見たい光景ではありませんでした。出来る子はなんとかするというお話でしたが、それは守るものが出来た子だからやれること、それがなければ工夫なんぞはしません。今の子供はそこでオーバーフローです。分かる形でワンパックにしてマニュアル化し与えねばいけません。こんな事面倒くさいことおびただしいのですが思考停止してしまうともうダメです。
だからそれを与えた後、こちらから質問をし失敗の石を全部取り除かねばいけません。こんなことが出来るのは高校入試のレベルが相当に低いからです。小生個人的な考えでは普通科高校の4割は廃止していいと思ってる人間なんで極論を吐きますが、この問題は初等教育に大きな問題があることを示しています。まともに入試が機能してる大学を目指すには上位の2割8分くらいに入ることが必要だと思います。今の平均以下は高校生としての能力はないと考えねばいけません。

まだ問題は多岐にわたってありますが、親の方はこれは本当にどうしようもないとしかいえません。金を使えば成績はどうにかなると思ってるフシがある奴らが本当に多すぎます。思うに10歳までの成績は良ければ子供の才能、悪ければ親の責任、と思うくらいが正しいと思います。自分が小学校の時の経験ですが今でいう学級崩壊を2年経験しました。母親はそのことを経験した上で私立進学を決めたのですがそれが問題にならなかったのはごく少数でした。そいつらは皆私立の一流の中高に来ました。他は中学に入り一様に成績が落ちて殆どが底辺に落ちました。

焦る殆どの親はここで焦り始めます。もう間に合わないんですけどね。そうでなければ、底辺校に行き高卒の資格だけ取って社会にでるということになるわけです。そんな例は散々見ましたからはよく分かりますが、おそらくこういう親はこういう子供を再生産します。

ごく一部の子はここで目覚めモチベーションを持って学習する子はいます。しかしこういう親はまともに教育資金なんか持ってるはずもなく、奨学金という名のローンをして大学に行きますが、また遅すぎるとそう良い所にはいけませんから、勢い就職も悪く卒業後破綻なんてことになるのです。

ガキを産めば誰でも親ですがこの辺りの自覚がないとどうにもなりません。
またどうしようもない親ほど子どもと一緒で下らぬ気位を持っています。そしてそういう人ほど他人のアドバイスを聞かないものなのです。
  1. 2016-06-12 10:32
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: 日本軍と似ている面も

> 『連中は勿論、この講義は理解できなかったし、またワタシの使ったネタ本も知らなかったのです。
>  しかしそれでも連中は諦めずに、大学院生などの先輩に助けを求めて、何んとか同類のネタ本を探し当て、それを皆で使いまわしてレポートを書いたのです。
>  これを知った時に、ワタシはなぜ企業が一流大学の学生を採用したがるかがわかりました。
>  手段はどうであれ、連中は自分に与えられた仕事はなんとでもしてやる意思がある!!』
>
> この話など日本軍で将軍は無能だが下士官は優秀だ、という話を思い起こします。外国の軍隊では指揮官が斃れれば統率が取れなくなり散り散りバラバラ、半島のようにトップ自ら逃げ出す軍隊すらあります。
>
> 日本の戦前の高等教育では軍事教練を一通りこなしていれば小隊長レベルの指揮官になれたといいます。
>
> 大企業やブラック企業などの不祥事も、無能なトップの無理難題を現場レベルで解決してしまうから、トップの要求は過労死レベルまでエスカレートするのでしょう。

 下士官、現場が優秀なのに、なぜかトップが今一と言うのは、ある意味不思議ではあります。
 下士官も高級士官も同じ日本人なのに。

 しかし実際に日本軍の下士官・兵士の優秀さは外国も認めているから事実なのでしょう。

 何でそんなことになってしまうのか?
 日本と言う国家を考える上で非常に重要です。

> 学習意欲のない子供をどうすればいいのかは難しい問題です。今の時代、料理人や職人は将来有望ですが、それでも食品衛生法やらJIS規格やら必要とされる知識は多岐にわたります。
>
> 英国の福祉政策で未婚の母に家と生活保護を与えると、その子供も同じような境遇に陥ってしまうという事例があります。まじめに働くのは損だという考えですが、半島系の人たちにも多く見られます。

 生活保護家庭の女の子が、高校生のうち妊娠して、子供を産めば、そのまま生活保護を受給できます。
 母子家庭の場合、その額は大卒初任給の手取りより多いのです。
 これだと働いたら損が現実になってしまいます。

 実際アメリカなどでも代々生活保護で暮らす家族が出ているそうです。

> 欧州を目指すイスラム難民も福祉にタダ乗りしようとする人間が多いように思われます。あと十年もすれば人権問題など無かったかのように不法難民は収容所や離島に隔離という事態がおきても不思議ではありません。

 欧州に定着したイスラム難民は今後厄介なことになるでしょうね。

 ああして一度に大量に来た人達を、吸収するほどの雇用があればよいのですが、今の経済状況では結構厳しいと思います。
 そして手厚い難民支援もいつまで続けられるか?

 そうなった場合怖いですね。
  1. 2016-06-12 10:37
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

>  大学は、優秀な子が行きやすいように安くしてというのに賛成です。そしていま年間200万位貰って国から家族を呼び寄せ大学に出てこない留学生ばかりの大学は、ドンドン潰していくと良いと思います。
>
> 「【日本人差別】民主党の置き土産 留学生1人に年間約200万円」
> http://hosyusokuhou.jp/archives/37036737.html

 そもそも地方の底辺私立大学に留学すると言うのが、実に異様な話です。
 ホントに好い加減にこんな馬鹿な制度は止めるべきです。

>  いま問題は大学入学してくる子の何割かが、なんと分数や小数点の計算が本当に出来ないそうです。これって、小学校教育から見直さないといけないですよね。そのせいか、大企業が数年前から外国人を雇うようになったのも、有名大学出身なのに信じられないほど能力が欠如している人間が増えていて仕事にならないからだと取材に答えていました。どうしちゃったんでしょう?

 実にふざけた話ですが、有名私立大学の文系では数学の試験がないところがあるのです。
 そういう所を受験する学生は、数学を一切勉強しないので、ホントに分数の計算を忘れても、大学に入れちゃうのです。

 でもそれだと利息の計算もできないわけで、経済学なんかできるわけはないのです。
 ところが有名私立大学からすると、数学を外す事で、数学嫌いがドッと集まるのか、偏差値があがり大学のランクが上がるのだそうです。
 
 これなんか典型的な受験制度の弊害でしょう。

>  よもぎねこさんが仰るように、親がそもそも問題だと思います。勉強が苦手なら手に職を付けたり、高専のように特別な技術を学べる学校に行くのも良いと思います。友人の子供さんは、好きな技術を身につけたくて高専に入学出来て喜んでいるそうです。でもそういう選択が出来るのも、親御さん次第としたら子供はどうしようもないですよね。凄く難しい問題です。

 今は高専や工業高校の方が、底辺私立大学なんかより遥かに就職状況も良いそうです。 だから無理に奨学金を使って大学に進学するより、こうした進路を考えるべきでしょうね。
  1. 2016-06-12 10:45
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> ちょっと飛躍しますが、途上国支援のあり方もどうなのかなと思います。途上国って私の子供の頃から何十年も、ほとんど変わらないのですよ。独裁者は贅沢三昧、エリートは先進国で生活し国際機関の偉い人になって収賄、貧しい人は地を這うような生活。なにも進歩してない。なのに地球は人口爆発だそうじゃないですか。食料が足りなくなる大変だ!って、なんかおかしくないですか。支援は乳幼児死亡を下げるより、その国の経済の自立を促さないと意味ないですよね。でも経済をなんとかするって先進国自身も難しいし、勉強と同じで他人がああしろこうしろいっても本人のやる気がないとどうにもならないし。

 今のアフリカ諸国など見ていると、一体これらの国々は何の為に独立したんだろう?って思ってしまいますよね。

 
  1. 2016-06-12 10:47
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 素晴らしい新鮮なエントリーですね。すごく共感できます。貧困の連鎖とか相変わらずマスゴミは喧しいですが実態と乖離してる議論をされてもねぇ・・・。
>
> 実は私も塾で大勢の子供を(中学受験の小学生から、中高生、大学受験生まで)教えてきた経験があります。今でも副業として頼まれれば大学受験生を見てますが、やはり最も大事なのは親の収入なんかより、家庭環境です。もっとはっきり言うと親の勉強そのものに対する姿勢ですね。子供の勉強とか学習に対する感覚は親の影響が強く出ます。親の勉強や学歴に対する価値観(ブランド意識に近いかも)が強いと、勉強の好き嫌いとか、出来る出来ないを別にして子供に何か義務感のようなものが自然と出ることが多いように思いますね。

 ワタシもそう思います。 やはり成績の良い子は、親の意識が全然違うのです。
>
> 家庭教師とか塾とか予備校にそれなりの効果があるのは十分承知ですが、やる気と工夫する能力さえあればそこそこの難関といわれる大学にはホントは自力だけ受かります。

 小学生の中学受験のようなモノはわかりませんが、中学生の高校受験以降なら本来自力だけで可能でしょう。
 札幌市など公立高校の入試に格別難問が出るわけでもないし、大学だってそうです。

> >手段はどうであれ、連中は自分に与えられた仕事はなんとでもしてやる意思がある!!

> ということですね。
> また、それらがない子にはどんなことをしても無駄です。
> ただ、家庭教師とか塾とか予備校が契機になって突然勉学に励むようになる子がいる例も少なくはないですが・・。
>
> それと、どうしても学習に向かない子がいるのも事実です。なんで、こんな簡単なことが分からないの?という不思議なレベルの子たちなんですが、勉強以外の分野では案外能力があったり、社会生活ではまったく普通だったりするので、勉強の能力だけでの判断は要注意ですが。

 普通に真面目に学校に通っているのに、本当にどうしようなく出来ない子は、学習障害を疑うべきじゃないかと思います。
 
 学習障害と言われるのを嫌がる親もいるでしょうが、子供にすれば真面目に勉強してもどうしてもできない場合、できない理由を「お前が真面目にやらないからだ、」と責め続けられるより、ちゃんと障害の有無を確認して貰い、そういう障害がある事を前提に人生設計した方が余程良いのです。

 だから学校にはその手の専門家を置いてほしいのですけどね。

> ただ、昔から今まで変わってないのは知識を身につければそれで終わりで良しとする空気ですね。受験に合格してもその知識を全く考えることに役立てようとしないことですかね。ほんとの意味での学問、教養の意義を理解してるとは思えません。知識偏重の教育を変えなければだめだと言ってるわけではありません。逆に基礎段階では知識偏重でも良いんだと思ってます。基礎知識がなけりゃ考えることさえ出来ませんから。ニュートンだって、物理の知識がなければ、そして自ら考える姿勢がなければ、リンゴの落ちるのを見てもそれが食えるかどうかだけで、万有引力なんて発想は出てきません。
> 古典を知らぬ者に古典の重要性を説いても、数学を理解してない者に数学の有用性を説いても無駄です。
> 要は、教育にたずさわる多くの人たち(行政も含めて)が、覚えた知識を自らの頭で再検証と再構築出来るようにすることが教育的に最も意義あることだという認識が足りないことなんでしょうね。だから高学歴でもオカシナことを平気で宣う学者や議員や官僚がのさばってる・・・。
>
> 中学生に世界が平和になるには私たちはどうすればいいんでしょう?考えてみましょう!って言ったってわかるわけないじゃないですか。
> 知識偏重は間違ってる、これからは考えさせる教育だとかアホの極みでしょう。
>
> 釈迦に説法のような長文、失礼しました。

 学問ってある程度学ばないとその意味が理解できないんですよね。 映画と同じです。 取りあえず見て見ないとどんな映画かわかりません。

 でもそもそも学問そのモノが重要なのではなく、そこで頭脳を鍛え、知識を得る手段を磨く事が大事なのです。

 ところがどうも今は受験競争の時の得点でそのまま、一生行けるような感覚ができてしまって、これが受験競争の勝者であるトップエリートの堕落に繋がっているのではないかと思います。 
  1. 2016-06-12 11:02
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: スレ違いですが

> 連投すみません。
> 上記にあるgai-yaangさんのコメント、おっしゃるとおりで、別に異論があるわけでもないんですが、ちょっと触発されて日本軍の将官や提督のいわゆる能力について考えてみました。
> 彼らのほとんどは難関とされる当時の陸士海兵に合格し、軍人、指揮官としての専門教育を受け、将校として現場を経験しその中からさらに将来有望とみなされるものだけが受験を許されて超難関の陸大海大に合格し、いわゆる統帥の技術、心構えや大部隊の指揮能力や作戦立案を専門的に学んできた人たちで、当時の超エリートです。
>
> しかし、現実にはなんじゃこりゃ?の佐官や将官たちも多くいたのは事実ですね。これって彼らそのものが持っていた能力の問題ではなく、また教育そのもののが間違っていたわけでもなく、組織の風土というか空気というか、そういうものが彼らを知らず、歪めていったような気がします。ざっくり言うと歪んだエリート意識とか特権意識というものです。現代の財務省はじめ高級官僚にも通じる気風です。自分たちと同じルート以外の者の価値や能力を認めたがらない、自分たちの権威や権益を侵すものには一致して排除しようとする気風です。
>
> 多くの将兵には、連隊長は叩き上げの人が(陸士卒業のみ)歓迎され、陸大卒業組は敬遠されたという話もよく聞きますが、そんなところなんでしょう。特に試験で選抜されただけのエリート育成には弊害が大きいのでしょうね。
> そう考えると戦前も戦後もあまり変わりはないようです。
>
> エリートにこそ狭い仲間意識や減点主義よりも信賞必罰が大事なのかもしれません。
> 試験に合格してからが大事なんですよ~!!
> 科挙じゃないんだから・・・。

 そうなんですよ。
 
 科挙が典型ですが、あれは合格したらそれで一生のエリート生活が保障されました。 それを支えたのは、当時の官僚制度ですが、しかしそれ以上に科挙合格者同志の仲間意識と言うか、閥でしょう?
  
 どんなにダメな奴でも、科挙合格者なら庇って、地位を守らせる。 それによって自分達の地位を安泰化させる。
 そしてそれ以外の人間には絶対にポストを与えない。

 こうした状況になってしまうと、元がどんなに優秀な人間でも組織を食いつぶす側になってしまいます。

 エリート教育と言うのは、こうした集団を産んでしまう一面があるのでは?
 
 民主党の元官僚の超高学歴議員の言動など見ていると、劣化エリートがいかにお粗末な人格であるかが良くわかります。

 でもあれは言ってみれば自分がエリートであると言う意識があった故にあそこまで人格が劣化したのです。 高校時代に遊びほうけて大学にも行けず、そのまま就職して社会の現実と自分の能力を冷静に見つめざるを得ない立場に置かれたら、あんな劣化人間にはなりません。

 だからこうしたエリート集団をどうするか?
 彼等にヘンな仲間意識を持たせないような対応と言うのは、組織にとって非常に大切なことだと思います。
  1. 2016-06-12 11:16
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 母親の力

> 新鮮な切り口のエントリーに脱帽です。ふがいなかった自分の学生時代を思い出しました。
>
> 学生時代、家庭教師をしましたが、ある家庭の子は母親がしっかりした人でした。但し両親ともに義務教育を終えただけの家庭です。子供は並みの出来。母親は「高学歴」のボンクラな私に期待し、子供を「やれば入れる」高校に入学させたいと願っていました。
>
> 首尾よく高校は合格、しかも母親が願った以上の学校に合格できたことが母親の喜びを倍加させました。
> 学力は当人の能力や努力に寄りますが、学力を上げる基本は親の力、特に母親の力だと思います。亭主は酒呑みのボンクラでも母親がしっかりした家庭なら、子供はそれなりに伸びる。
> 日本のお母さんは凄いなあと思います。

 ワタシも一番重要なのは、親だと思います。

 そしてこれがまた社会や国家による格差是正を難しくさせている根源でしょう。
  1. 2016-06-12 11:18
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: このエントリは

> 子供の問題と親の問題の両方があります。
>
> それを腑分けして論じましょう。小生もかつて塾の教師をやっていましたので実態の一端は知ってるつもりです。塾、とりわけ補習塾は本来学年に関係なく分る所から進めねばならないのです。ところが、学校の成績を上げるという至上命題がありますので、どうしても出来ないことをやらせるという大問題が生じます。よもさんはおそらく、理科系、それも数学担当だったはずでしょうからこのあたり本当に経験されたことだと思います。
>
> 小生は一応進学塾をうたってる所にいましたので、その間の偏差値の差は40という恐ろしい状況を見てきました。まあ国語でしたから別な意味での悲惨さが多かったのですが…できない子の共通の問題点は出来ないことが自分の問題だという意識がないことです。やらねば分からないのだしやるのは自分なのですが、わからないのは何か別の原因だと思い込んでる節があります。躓く原因はいろいろですができない子でノートをまともに取ってるとかきちんと計算練習をしてるとかいう子はお目にかかったことがほとんどありません。そして一様に気位が高いのです。まず出来ないことを明らかにしてしまう質問ができません。皆んな出来無いんだからいいんですがね。そのくせこちらが当てて問題を答えさせると、イジメだとか恥をかかせただとかろくなことがありません。学校の先生は教務ということに対しては本当に楽なんだろうな、と思ったことはしばしばです。
>
> 数学の教師は最低クラスは分数計算、少数計算は愚か四則計算まで戻ってやっていたものです。まあ、短期的には学校の成績の問題を一応棚に上げさせてもらうということを親との了解がありできたことですが、あまり見たい光景ではありませんでした。出来る子はなんとかするというお話でしたが、それは守るものが出来た子だからやれること、それがなければ工夫なんぞはしません。今の子供はそこでオーバーフローです。分かる形でワンパックにしてマニュアル化し与えねばいけません。こんな事面倒くさいことおびただしいのですが思考停止してしまうともうダメです。
> だからそれを与えた後、こちらから質問をし失敗の石を全部取り除かねばいけません。こんなことが出来るのは高校入試のレベルが相当に低いからです。小生個人的な考えでは普通科高校の4割は廃止していいと思ってる人間なんで極論を吐きますが、この問題は初等教育に大きな問題があることを示しています。まともに入試が機能してる大学を目指すには上位の2割8分くらいに入ることが必要だと思います。今の平均以下は高校生としての能力はないと考えねばいけません。
>
> まだ問題は多岐にわたってありますが、親の方はこれは本当にどうしようもないとしかいえません。金を使えば成績はどうにかなると思ってるフシがある奴らが本当に多すぎます。思うに10歳までの成績は良ければ子供の才能、悪ければ親の責任、と思うくらいが正しいと思います。自分が小学校の時の経験ですが今でいう学級崩壊を2年経験しました。母親はそのことを経験した上で私立進学を決めたのですがそれが問題にならなかったのはごく少数でした。そいつらは皆私立の一流の中高に来ました。他は中学に入り一様に成績が落ちて殆どが底辺に落ちました。
>
> 焦る殆どの親はここで焦り始めます。もう間に合わないんですけどね。そうでなければ、底辺校に行き高卒の資格だけ取って社会にでるということになるわけです。そんな例は散々見ましたからはよく分かりますが、おそらくこういう親はこういう子供を再生産します。
>
> ごく一部の子はここで目覚めモチベーションを持って学習する子はいます。しかしこういう親はまともに教育資金なんか持ってるはずもなく、奨学金という名のローンをして大学に行きますが、また遅すぎるとそう良い所にはいけませんから、勢い就職も悪く卒業後破綻なんてことになるのです。
>
> ガキを産めば誰でも親ですがこの辺りの自覚がないとどうにもなりません。
> またどうしようもない親ほど子どもと一緒で下らぬ気位を持っています。そしてそういう人ほど他人のアドバイスを聞かないものなのです。

 ホントに大変ですね。

 それにしても中学生になると、随分学力に差がついてしまうのですよね。

 中学生になっても、四則演算が怪しい子は、ワタシも結構みました。 ああいう子は早い段階で、何とか問題を見つけて、追いつくように補習でもするべきなのです、今の日本ではそういう事をすると「差別!と言う話になるんですよね。

 そのくせ高校受験で学力を振り分けるのは差別じゃないから不思議な話です。

> またどうしようもない親ほど子どもと一緒で下らぬ気位を持っています。そしてそういう人ほど他人のアドバイスを聞かないものなのです。

 これホントにそうです。
 だからワタシはこれは一種のトラウマだと思うのです。

 今の親は受験3世代~4世代です。
 
 ワタシの時代の親は戦中派で、大学進学率など僅少で、大学に行くのは富裕層だけ、田舎なら近郷きっての大地主や大店の息子だけでした。

 だから殆どの人は大学受験なんか考えた事もないのです。

 それでも公務員になったり、大きな会社に務めるようになった人は、学歴で出世できない事を知って、戦後の高度成長期からは、何としても子供に低学歴の悲哀を味あわせたくないとして、子供に大学教育をと思い始めたのです。
 
 この時代なら良くも悪くも、皆「やればできるはず」と信じて、学校や勉強に肯定的な感覚を持っていたようです。

 しかし今はこうした時代ではなく、むしろこの時に挫折した人達は、それがトラウマになって、そのトラウマが積み重なっているような状況です。
 
 これは厄介です。
  1. 2016-06-12 11:47
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

このトラウマがいろいろ問題を引き起こします。

受験地獄の解消と称しての歪んだゆとり教育、専門家は完全に疑問視してるのに強行された小学校英語など、無駄ばかりやっています。子供の全国一律の学力測定なんてなぜ反対されるのか理解も出来ません。

これらは皆一応有権者と称する人々の支持のもとで行われた施策です。世の中には役に立たぬ識者は多いのですが、これらの行為は皆エビデンスがある、もしくはエビデンスを得るためのものです。完全におかしくなってるとしかいえません。

これには初等教育の大改革が必要なんですが、今のままではどうにもならないでしょうね。
  1. 2016-06-12 22:53
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: このトラウマがいろいろ問題を引き起こします。

> 受験地獄の解消と称しての歪んだゆとり教育、専門家は完全に疑問視してるのに強行された小学校英語など、無駄ばかりやっています。子供の全国一律の学力測定なんてなぜ反対されるのか理解も出来ません。
>
> これらは皆一応有権者と称する人々の支持のもとで行われた施策です。世の中には役に立たぬ識者は多いのですが、これらの行為は皆エビデンスがある、もしくはエビデンスを得るためのものです。完全におかしくなってるとしかいえません。
>
> これには初等教育の大改革が必要なんですが、今のままではどうにもならないでしょうね。

 受験地獄の解消と称してやられたことなど、結局地獄を悪化させただけでしょう?

 例えば札幌では昔はテスト一発勝負でした。 これだと1年生、2年生の間成績が悪くても、体育や音楽などの成績が悪くても、入試で点数が良ければ、どんな高校でも合格可能でした。

 ところがテスト一発勝負では不公平と騒ぐ親達のせいで、内申書重視になり通知表の点数が非常に重要になり、3年間完全優等生でないと一流校の合格は不可能になりました。

 こんな中学3年間全部地獄にしただけです。

 そもそも高校入試が地獄になるのは、大学入試の為です。

 だったら大学入試をドイツやフランスのような、入学資格試験にして、国公立大学は全て資格試験合格者を受け入れると化すれば良いのですが、そういう事はしません。
 
 勿論、初等教育も学力試験もしません。

 これはつまりは教師と親の歪んだ平等主義の為でしょう。 
  1. 2016-06-13 10:58
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する