2016-02-16 22:01

アラブには春はない 

 「アラブの春」の結果は実に無残なモノでした。
 
 アラブの春は結局何をもたらしたのか? - 岡崎研究所
 
 ワタシは実は前々から「アラブの春」と言う言葉に凄く違和感を感じていました。
 
 だってアラブ世界に春はないのですから。

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 春があるのは、温帯、亜寒帯、寒帯などのある国々だけです。 そう言う国々は春夏秋冬と言う四季があり、そして冬が寒く厳しいので人々は春を寿ぐのです。

 でもアラブ世界は殆ど極度の乾燥気候で、日本や欧米の感覚での四季はありません。

 だからこの「アラブの春」と言うのは、完全に欧米人の発想なのです。 「プラハの春」をそのままアラブに当てはめた発想です。

 つまりあれは実はアラブ世界の人々の意思など一切関係のない欧米リベラリストのお祭りだったのです。 アラブ諸国の気候も無私して「春だ、春だ。」とはしゃいでいた人々ですから、そもそも最初からアラブ世界がどういう世界かも考える意思などなかったのでしょう。

 何も考えずに、リベラリストの理想世界の中で、独裁者を倒せば民主主義が実現すると妄想していたのでしょう。

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 だからこの記事にもこんな奇妙な文章が出てくるのです。

 このようにアラブの状況はかつてないほど悪い。しかし、アラブの春は、アラブの社会や国家の仕組みを変えることはできなかったが、そうした仕組みについての人々の理解を大きく変えた。人々はアラブ国家が腐っていることを知ったのだ。
 
 人々って誰ですか?
 
 アラブの人々じゃないですよね。
 だって地元の人々が、自分達の国家の社会構造を知らないわけはないでしょう?

 知らなかったのは、「春だ、春だ。」と大ハシャギして、独裁者を倒すのを応援した欧米のリベラリストでしょう?

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 しかし「アラブの社会が腐っている」つまり欧米のリベラリストの気に入るような社会ではない事なんか、少しアラブ世界に興味を持って、この社会について書いた本の数冊も読んだ事のある人なら誰だってわかるでしょう?

 アラブ世界は皆多文化国家です。 リベラリストはこれが大好きなのですが、しかしこれは名前を変えれば部族国家です。
 つまり多くの民族や部族がそれぞれコミュニティーを作って、他の民族とは必要最低限の交渉しか持たないか、或いは敵対して抗争を続けてきたのです。

 民族や部族相互の連帯など殆どありません。
 そして民族差別、部族差別、宗教差別が当然の世界です。

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 オスマン・トルコ帝国の皇帝は、こうした部族や民族の首長が皇帝に恭順する限り、その支配権を認め庇護しました。 そして民族同志の抗争が帝国の秩序維持に危険なら、仲介して抗争を抑えました。

 こうした構造だから皇帝は、帝国内の最大勢力よりやや強い軍事力さへあれば、数百年支配力を維持できたのです。 それぞれの民族が皇帝の支配に不服でも、皇帝支配下の民族同志には横のつながりはないので、それで十分なのです。

 しかしこれで取りあえず、民族抗争が激化して、大混乱とか内戦状態とかにはならずに、それぞれの民族もそれなりに平和に暮らせたのです。

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 でもこれはオスマン帝国崩壊後、アラブ世界を植民地支配したイギリスやフランスだって同様です。 だからほんのチョッピリの軍隊を置けば、広大な地域を支配できたのです。

 そしてそれはまたこれらの地域が独立後、支配者となった独裁者達だって同じでしょう。

 国民が多くの部族、民族に分かれて国中国を作るこうした部族国家では、しかしこれが唯一合理的な統治法です。

 ちなみにアラブ世界の民族の確執の元も、サイクス・ピコ条約だけを原因と言うのは無理があります。

 元々数百年も同じ国家として、自由に民族が移動していた地域です。
 民族の居住地を定めて綺麗に国境を引くことなんかそもそも不可能です。 

 そもそもオスマン・トルコ帝国征服以前だって、それぞれの民族や首長が力ずくで領土を切り分けていたのですから。

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 これは例えばフランスが中世中期には、ほぼ現在の国土を領有する統一国家となり、王権の拡張と言う形で、国家の形成を務めてきたのは大変な違いです。

 勿論絶海孤島と言う条件から、建国以来殆ど国境の変更のなかった日本などとは比べものにもなりません。

 このような状況で紀元前から部族同志の確執を続けたてきた国が、近代国家の体裁を作って独立しても、また民主主義革命をやっても、それでいきなり国民同志に民族を超えた連帯があるわけでもありません。 

 これで民主主義政権が運営できるわけもないのです。

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 なぜなら民主主義とは人々が平等な立場で話し合い、そして多数決で物事を決める制度です。

 しかし日常生活で考えてもわかるのですが、話し合いが上手くいくのは、話し合いに参加する人々が、お互いに一定の信頼を持ち、一定のルールに従う意思がある場合だけです。

 多数決に至っては、少数派は絶対不利、多数派は絶対不利になるのです。

 これまで数百年確執を続けた民族同志で、こんな話し合いや多数決が無事に済むはずはありません。 
 
 一度揉め事が起きたら、常に不利を強いられる少数派は武力で独立を言いだし、それを多数派が武力弾圧を図り、そして他の民族や宗教勢力が入り乱れて、血みどろの内戦になるのです。
 
 ああ、これ今イラクやシリアでやってる事でしたね。

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 こんな事になるぐらいなら、独裁政権の横暴を我慢した方が余程マシなのでは?
 
 腐敗や汚職が酷く、時には理不尽な弾圧にあっても、街中の人が全部空爆で住処を追われて難民となるより百倍幸せじゃないですか?

 だからオスマン・トルコ帝国だって600年も続いたのです。

 なるほど民主主義国家は素晴らしいです。 ワタシも日本の民主主義は命を懸けても守りたいと思っています。
 
 しかし人類史上、民主主義国家で生まれた独裁政権を倒したらまた、民主主義が回復した例は山のようにありますが、哀しいけれど民主主義国家でなかった国で、独裁者を倒したら直ぐに民主主義国家なったと言う例は全くありません。

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 それにしてもこんな事は欧米の教養豊なリベラリストなら知識としては十二分に知っているはずです。
 しかし驚いた事に、彼等は現実を前に政治判断をする時には、知識も教養もドブに捨てて、痴呆のように「民主主義」とか「人権」と言った理念だけを唱えるのです。

 この愚かさはまるでカルトのようです。 そしてこれを狂信する事に懸けてはISにも引けを取らないのです。

 この欧米リベラリスト達の教条主義的な愚かさは、今回の難民危機で散々見せつけられました。
 
 思うにこの手の人々にとって「人権」とか「民主主義」とは、十字軍の頃の聖地奪還のようなスローガンに過ぎないのでしょう。

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 聖ベルナールはこんな凄いヘイトスピーチをやって、十字軍遠征を扇動しました。

イスラム教徒は、諸悪が詰め込まれた壺である。悪魔の手によって作られた、われわれでも現実に眼にすることができる、悪の標本だ。
この者たちに対しては、対策は一つしかない。根絶、がそれである。
殺せ!殺せ!そしてもしも必要になったときは、彼らの刃にかかって死ぬのだ。なぜならそれこそが、キリストのために生きることになるのである。


 それで扇動された王侯貴族始め大勢の人々が、パレスチナへ行き敵味方共に膨大な死者を出した挙句、撤退に追い込まれました。

 その時聖ベルナールは「十字軍が失敗したのは、参加した王侯貴族や兵士達の信仰が足りなかったからだ。」と言い、自分の扇動で多くの人々を死なせた事を反省する事はありませんでした。

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 しかしこの記事を読む限り、現在の欧米のリベラリストって聖ベルナルールと全く変わっていないのですね。

 彼等の無責任な扇動が、アラブ人々を大変な悲惨に追い込んだのですが、しかし懲りない連中は、難民カワイソウでまだその上塗りをやっているのです。
  1. 戦後民主主義
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コメント

そう言えばモンゴル帝国(javascript:;)が圧倒的な軍事力で逆らう者は皆殺しという方法でイスラム世界を支配し、逆らいさえしなければ宗教等については寛容で、モンゴル帝国支配下のイスラム世界は平和と言えました。
イスラム世界で英雄とされる(十字軍と戦った)サラディン((サラーフ・アッ=ディーン、アラビア語: الملك الناصر أبو المظفّر صلاح الدين يوسف بن أيّوب ‎ al-Malik an-Nāṣir ’abū al-Muẓaffar Ṣalāḥ ad-Dīn Yūsuf bun ’ayyūb、クルド語:Selaheddînê Eyûbî、1137年または1138年 - 1193年3月4日)がトルコ人、アラブ人に現在迫害されているクルド人だったとは皮肉な話です。
  1. 2016-02-17 07:49
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  3. taigen #-
  4. 編集

 聖ベルナールは、今なら殺人教唆で逮捕されますね。キリスト教(リベラリスト)は、完全無欠で正しく他者(リアリストの愛国者)は悪魔だというのは現代のぱよち~ん♪界隈でもよく使ってます。いつかリベラリストが聖ベルナールのように、リアリストを根絶しようと軍隊を差し向けてくるような気がして悪感が走り#震えます。

 「アラブの混乱がサイクスピコだけではない。」というよもぎねこさんの意見に賛成します。難民問題の当初は欧米が悪いと思いましたが、だんだんケルンや欧州各地での女性への犯罪を知るにつれてイスラム教徒は加害者でもあると分かりました。

 池内さんの『「価値の闘争」を打ち出したイギリスの思惑』の中にブレア元首相が2007年の論文で、「イスラム・テロとの闘いの根底には、宗教的過激主義の奉じる理念と、西欧の近代的な自由と人権の理念との対立であり、究極には近代性を巡る闘いである。」と述べたとあります。そして我らがキャメちゃんも、同じく2007年の「オブザーバー」への寄稿で、乗り越えるべき障壁として、「過激主義」「多文化主義」「コントロールなしの移民」だとしているそうです。

 どうやらイギリスは流石に冷酷なリアリスト集団の様で、以前から現在の難民騒動を予測していたような印象を受けます。だからお花畑のEUという泥船から逃げ出そうとしているのかも知れないです。

 戦後70年を経て、敗戦国の日独・先進国の欧米が悪く、中朝韓やアラブやユダヤは完全無欠な被害者だという固定観念が崩れてきたようです。我が国にとっては、事実を発信でき余計な手枷足枷を外す好機だと思います。
  1. 2016-02-17 09:10
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  3. 都民です。 #-
  4. 編集

私は映画アラビアのロレンスが好きで、中学生の時一人で名画座に見に行きました。十代後半でトルコやアラブにとってとんでも映画だということに気がつき若干もやもやしましたが、ジャッキーチェンが、難しいことは考えず砂漠すごいラクダ隊すごいーという感覚で大好きだと言ってて、それだ、と思いました。ロケも音楽も編集も、映画言語の粋を極めたような映画だと思うんです。
終盤でアラブ人達が喧嘩ばっかりして議会を維持できず、それぞれの部族が歌いながら砂漠に戻っていき、見下ろしているイギリス人たちがハナで嗤っている、ロレンスが誰もいなくなった広い部屋で敗北感という場面がありますが、50年くらい前の映画と現在の状況があまりにも変わってなくて興味深いです。民主主義教の布教も害悪ということをいい加減学べばいいのに。中東は中東に任せるしかないのでは。武器を売らないで100年ほっとくということが出来ればいいのですけどね。
今朝NHKでスウェーデンはこんなに若者が政治に関心を持っていますという特集をやっていました。難民の性犯罪について家族で話し合っていて、父親が「でもスウェーデン男性だってそういう問題を起こすよね。だから難民ということでことさら注目されただけ」と十代の娘にいってました。この娘は将来痛い目にあうかもしれませんね。文化が違うという側面から目をそらしている。それなのにスウェーデン人は実際は他民族とあまり付き合わないそうだし。理想と現実を乖離させたまま1000万人にも満たない国でどんどん受け入れてどうしたいんでしょう。
  1. 2016-02-17 10:16
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  3. こきち #97nXsu5.
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Re: タイトルなし

> そう言えばモンゴル帝国(javascript:;)が圧倒的な軍事力で逆らう者は皆殺しという方法でイスラム世界を支配し、逆らいさえしなければ宗教等については寛容で、モンゴル帝国支配下のイスラム世界は平和と言えました。
> イスラム世界で英雄とされる(十字軍と戦った)サラディン((サラーフ・アッ=ディーン、アラビア語: الملك الناصر أبو المظفّر صلاح الدين يوسف بن أيّوب ‎ al-Malik an-Nāṣir ’abū al-Muẓaffar Ṣalāḥ ad-Dīn Yūsuf bun ’ayyūb、クルド語:Selaheddînê Eyûbî、1137年または1138年 - 1193年3月4日)がトルコ人、アラブ人に現在迫害されているクルド人だったとは皮肉な話です。

 軍隊って究極の3K労働なので、中東の支配者って軍事は被差別異民族に任せちゃうんですよね。 と事が軍事を握った連中は結局支配者になるのです、

 すると今度はまた被差別民の傭兵を使うのです。
 サラディンだってその一人です。

 そして彼も支配者になったのです。 

  1. 2016-02-17 11:30
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  3. よもぎねこ #-
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皆んなアメリカに幻惑されてるのではないか

歴史上。民主国家かつ多文化主義で成功した国はどれほどあったのでしょうか。

思えば殆ど無いのではないだろうかと息がします。
例えば古代のローマにしても民主制の頃は市民権が制限されていましたし、市民権が拡大された頃はすでに帝政でした。基本的に文化少数者がその意見を反映させる手段なんて無かったのですよね。
古代の姿は良く分かりませんが、地域ごとにおそらく各文化の保持者が集住してたのでしょう。

そこの全ローマを貫くラテン語という公用語(ギリシャ語も実質は公用語だったようですが)とローマ法で統治し、各人の文化、宗教、民族の差別がなかっただけでしょう。ローマ人は不思議な事に自民族優越という観念があまりなかった人々ですから成立したんだろうと思います。

おそらく多文化という形ならば帝政以外はないのでしょう。多文化が花開いたという支那の各王朝は当然皇帝による支配、トルコなんかも皆それです。

おそらく皆国民国家というものを甘く見てたんじゃないかという気がします。
国民国家の典型フランスは自国領内の地方を徹底的につぶし中央集権を図ることでフランス人というものを形成してきたんだと思います。カペー朝、バロア朝、ブルボン朝といった王朝がフランス人を作った後に民主制というものが成立し他歴史を軽く見すぎています。

ドイツ統一だってそう、各領邦をいかに統合するかがビスマルクの最大の眼目でした。こういう大国じゃない欧州の小国は殆ど一民族一国家です。例外はスイスくらいでしょうがこれは例外でしょうか。

ロシアにしてもソ連にして実質は帝政、各民族がその意思を反映させる手段はなかったわけです。それでも最後は分裂でしょう。これが国民国家というよりは民主国家の前提なんですよね。

皆これを忘れてるのです。

最大の例外に見えるのがアメリカでしょう。何時だったかこちらでアメリカは未だに中世だという話があったと思うのですが、アメリカ人は基本はワスプの国だったはずですがそういう国民国家が形成される前に多くの民族が入りすぎたのですよね。

つまり近代という国民国家の形成の時代をすっ飛ばしていきなり現代が現れたのですよね。ただ国が広大だから文化的にはそれなりに集住してごまかすことができたに過ぎません。少数者がほとんど旅行者+α位ならば問題はそう起きないのですよね。自己の文化的背景を政治に実現しようなんてしませんから…

そして今までは結構差はあるけど欧州文化の変形として許容できる範囲でやってきたのでしょう。ただこれからはどうしようもなくなるでしょう。ムスリムや支那人相手では問題が大きすぎるのですよね。

そしてムスリムなどはやはり近代を経験していない中世人ですから宗教に優越する観念があることがわからない、支那人はまともな近代国家というものの原体験がない個人主義者です。これでうまくいくわけがない。

先日のエントリでもありましたがユダヤ人も地中海沿岸に広がったセファルディームはまだ近代というものの洗礼に会いそれに馴染んだのでしょうがアシュケナジームたちは結局、中世のまんまのメンタリティーで生きてきたわけです。そんな連中が民主国家を作れるわけがありません。

アメリカを除いて封建制と国民国家の成立という苦労を成し遂げた国家のみがまともな資本主義を運営し、現代国家を運営してるというのは理由のあることだということなんでしょう。最大の問題点は住民のメンタリティーでしょう。

近代人のメンタリティーを持てない人々を旅行者の程度を超えて入れてはいけないのです。

日本には100万を超える古代人のメンタリティーしか持たない中韓の集団がいます。そしてそれに迎合するアカと呼ばれる基地外が居るわけです。この辺りを本当に始末しなければいけないということでしょう。




  1. 2016-02-17 11:47
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  3. kazk #GRujSirs
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Re: タイトルなし

>  聖ベルナールは、今なら殺人教唆で逮捕されますね。キリスト教(リベラリスト)は、完全無欠で正しく他者(リアリストの愛国者)は悪魔だというのは現代のぱよち~ん♪界隈でもよく使ってます。いつかリベラリストが聖ベルナールのように、リアリストを根絶しようと軍隊を差し向けてくるような気がして悪感が走り#震えます。

 ハハハ、今ヨーロッパでこれを言うとヘイトスピーチで逮捕されます。
 殺せどころか「出て行け」で逮捕ですから。
>
>  「アラブの混乱がサイクスピコだけではない。」というよもぎねこさんの意見に賛成します。難民問題の当初は欧米が悪いと思いましたが、だんだんケルンや欧州各地での女性への犯罪を知るにつれてイスラム教徒は加害者でもあると分かりました。

 中東のイスラム教徒って今も聖ベルナールの頃とさして変わらない感覚ですからね。 
 ヨーロッパの方はあれからドンドン近代化して、政治が宗教に優越し、宗教の自由や人権を尊重する社会になったのですが、イスラム世界ではまだ宗教絶対なのです。

 でも人権を尊重する社会では、宗教絶対の人に「お前は宗教絶対を捨てて、民主主義を尊重しろ」と言う権限を持つ人はいないのです。
 だから民主主義社会に宗教絶対の人が増えるとコントロール不能になります。

>  池内さんの『「価値の闘争」を打ち出したイギリスの思惑』の中にブレア元首相が2007年の論文で、「イスラム・テロとの闘いの根底には、宗教的過激主義の奉じる理念と、西欧の近代的な自由と人権の理念との対立であり、究極には近代性を巡る闘いである。」と述べたとあります。そして我らがキャメちゃんも、同じく2007年の「オブザーバー」への寄稿で、乗り越えるべき障壁として、「過激主義」「多文化主義」「コントロールなしの移民」だとしているそうです。

 全くその通りだと思います。

>  どうやらイギリスは流石に冷酷なリアリスト集団の様で、以前から現在の難民騒動を予測していたような印象を受けます。だからお花畑のEUという泥船から逃げ出そうとしているのかも知れないです。

 逃げ遅れの感もあるんですけどね。

>  戦後70年を経て、敗戦国の日独・先進国の欧米が悪く、中朝韓やアラブやユダヤは完全無欠な被害者だという固定観念が崩れてきたようです。我が国にとっては、事実を発信でき余計な手枷足枷を外す好機だと思います。

 そうですね。 安直な善悪を歴史を見てきた事自体を反省するべきなのです。
  1. 2016-02-17 11:47
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 私は映画アラビアのロレンスが好きで、中学生の時一人で名画座に見に行きました。十代後半でトルコやアラブにとってとんでも映画だということに気がつき若干もやもやしましたが、ジャッキーチェンが、難しいことは考えず砂漠すごいラクダ隊すごいーという感覚で大好きだと言ってて、それだ、と思いました。ロケも音楽も編集も、映画言語の粋を極めたような映画だと思うんです。

 ワタシもあの映画好きでした。

> 終盤でアラブ人達が喧嘩ばっかりして議会を維持できず、それぞれの部族が歌いながら砂漠に戻っていき、見下ろしているイギリス人たちがハナで嗤っている、ロレンスが誰もいなくなった広い部屋で敗北感という場面がありますが、50年くらい前の映画と現在の状況があまりにも変わってなくて興味深いです。民主主義教の布教も害悪ということをいい加減学べばいいのに。中東は中東に任せるしかないのでは。武器を売らないで100年ほっとくということが出来ればいいのですけどね。

 アラブ世界って古代や中世からあの状態です。 部族や民族に分かれてそれぞれが熾烈な権力闘争を繰り返す世界です。
 あんな世界に首をつこっむって、悪魔みたいに冷酷で無責任でなければできません。

> 今朝NHKでスウェーデンはこんなに若者が政治に関心を持っていますという特集をやっていました。難民の性犯罪について家族で話し合っていて、父親が「でもスウェーデン男性だってそういう問題を起こすよね。だから難民ということでことさら注目されただけ」と十代の娘にいってました。この娘は将来痛い目にあうかもしれませんね。文化が違うという側面から目をそらしている。それなのにスウェーデン人は実際は他民族とあまり付き合わないそうだし。理想と現実を乖離させたまま1000万人にも満たない国でどんどん受け入れてどうしたいんでしょう。

>でもスウェーデン男性だってそういう問題を起こすよね。だから難民ということでことさら注目されただけ

 凄いインチキ言わせますね。
 難民もスウェーデンの男性も性犯罪は犯すでしょうが、難民の犯罪なら隠蔽されるんですよ。

 スウェーデン難民収容施設で殺人事件 しかし警察もマスコミも沈黙
http://jp.sputniknews.com/europe/20160217/1623640.html#ixzz40OGIHYNrhttp://jp.sputniknews.com/europe/20160217/1623640.html

 報道だけではなくネットまで検閲しているようです。
 
 だから去年と一昨年二年続けて起きた野外コンサートでの、移民による集団性犯罪も昨年大みそかのケルンの事件が明るみに出るまで隠蔽されていました。

 しかも理由はスェーデン自民党wの有利になるからと言うのです。
 このスウェーデン自民党は移民に反対しているようです。 どの程度の支持者を持つ政党かはわかりませんが、しかし合法的な政党のようです。

 現政権に不利、特定政党の有利になるから、情報を隠蔽するって?

 これじゃ中国並みでしょう。

 ところが国境なき記者団による報道自由ランキングではスェーデンは世界第二位です。
 
 ここまで来るとブラックジョークですよね。
  1. 2016-02-17 12:05
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 皆んなアメリカに幻惑されてるのではないか

> 歴史上。民主国家かつ多文化主義で成功した国はどれほどあったのでしょうか。
>
> 思えば殆ど無いのではないだろうかと息がします。
> 例えば古代のローマにしても民主制の頃は市民権が制限されていましたし、市民権が拡大された頃はすでに帝政でした。基本的に文化少数者がその意見を反映させる手段なんて無かったのですよね。
> 古代の姿は良く分かりませんが、地域ごとにおそらく各文化の保持者が集住してたのでしょう。
>
> そこの全ローマを貫くラテン語という公用語(ギリシャ語も実質は公用語だったようですが)とローマ法で統治し、各人の文化、宗教、民族の差別がなかっただけでしょう。ローマ人は不思議な事に自民族優越という観念があまりなかった人々ですから成立したんだろうと思います。
>
> おそらく多文化という形ならば帝政以外はないのでしょう。多文化が花開いたという支那の各王朝は当然皇帝による支配、トルコなんかも皆それです。
>
> おそらく皆国民国家というものを甘く見てたんじゃないかという気がします。
> 国民国家の典型フランスは自国領内の地方を徹底的につぶし中央集権を図ることでフランス人というものを形成してきたんだと思います。カペー朝、バロア朝、ブルボン朝といった王朝がフランス人を作った後に民主制というものが成立し他歴史を軽く見すぎています。
>
> ドイツ統一だってそう、各領邦をいかに統合するかがビスマルクの最大の眼目でした。こういう大国じゃない欧州の小国は殆ど一民族一国家です。例外はスイスくらいでしょうがこれは例外でしょうか。
>
> ロシアにしてもソ連にして実質は帝政、各民族がその意思を反映させる手段はなかったわけです。それでも最後は分裂でしょう。これが国民国家というよりは民主国家の前提なんですよね。
>
> 皆これを忘れてるのです。
>
> 最大の例外に見えるのがアメリカでしょう。何時だったかこちらでアメリカは未だに中世だという話があったと思うのですが、アメリカ人は基本はワスプの国だったはずですがそういう国民国家が形成される前に多くの民族が入りすぎたのですよね。
>
> つまり近代という国民国家の形成の時代をすっ飛ばしていきなり現代が現れたのですよね。ただ国が広大だから文化的にはそれなりに集住してごまかすことができたに過ぎません。少数者がほとんど旅行者+α位ならば問題はそう起きないのですよね。自己の文化的背景を政治に実現しようなんてしませんから…
>
> そして今までは結構差はあるけど欧州文化の変形として許容できる範囲でやってきたのでしょう。ただこれからはどうしようもなくなるでしょう。ムスリムや支那人相手では問題が大きすぎるのですよね。
>
> そしてムスリムなどはやはり近代を経験していない中世人ですから宗教に優越する観念があることがわからない、支那人はまともな近代国家というものの原体験がない個人主義者です。これでうまくいくわけがない。
>
> 先日のエントリでもありましたがユダヤ人も地中海沿岸に広がったセファルディームはまだ近代というものの洗礼に会いそれに馴染んだのでしょうがアシュケナジームたちは結局、中世のまんまのメンタリティーで生きてきたわけです。そんな連中が民主国家を作れるわけがありません。
>
> アメリカを除いて封建制と国民国家の成立という苦労を成し遂げた国家のみがまともな資本主義を運営し、現代国家を運営してるというのは理由のあることだということなんでしょう。最大の問題点は住民のメンタリティーでしょう。
>
> 近代人のメンタリティーを持てない人々を旅行者の程度を超えて入れてはいけないのです。
>
> 日本には100万を超える古代人のメンタリティーしか持たない中韓の集団がいます。そしてそれに迎合するアカと呼ばれる基地外が居るわけです。この辺りを本当に始末しなければいけないということでしょう。 

 古代ローマの共和政って領土が広がり過ぎて、共和政不能になる事で崩壊しています。 後は帝政で秩序を維持し続けたのです。
 
 そしてカラカラ帝が全てのローマ領民にローマ市民権を与えると、ローマ帝国の崩壊が急加速しました。 ローマ人としてのメンタリティのない人達に市民権を与えても、ローマ人としての愛国心や公民意識は生まれず、逆にそうした意識を持ちローマ市民としての誇りを持つ事の価値を亡くしただけでした。

 仰る通り国民国家と言うのは、簡単にできるわけじゃないのです。
 
 国民の圧倒的多数が、国民として強い連帯感を持ち、自国の法を最高規範として尊重する意思を持たないといけないのです。
 これがある事を前提に法や社会制度を定めているのです。

 だからビスマルクだってドイツを国民国家にしようとした時に、オーストリアは取りこまなかったのです。 だってあれを取り込むと、オマケでハンガリー人やルーマニア人やチェコ人など様々な民族が着いてくるので、ドイツ人としての連帯を基盤にした国家を作るのには凄い邪魔ですから。

 アメリカだって今まで成功してきたのは、70年代ぐらいまで移民の殆どがヨーロッパ人で、それ以外の移民には厳しい人種差別で、発言権を封じて来たからでしょう?

 アメリカ人としての価値感を共有して十分に立派なアメリカ人と見做されるまでは、社会の下隅に置かれて当然と言うルールがあったのです。

 現代に感覚ではこれは非人道的でレイシズムそのモノですが、しかしこれでアメリカ人としての意識を持たない限り、アメリカ社会の運営に参画できない仕組みができて、移民が社会のルールを混乱させることもなく、移民達も皆何とかアメリカ人に成ろうと努力すると言う社会だったのです。

 しかしこれを止めたら今後は平然とアメリカのルールを破る移民がアメリカ人として権利を主張するようになりますから、今後は今までのような国家としての一体感を保持できるかどうかは疑問です。

 
  1. 2016-02-17 12:41
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  3. よもぎねこ #-
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NHKの巧妙な日教組援護?

こんにちは。

> 今朝NHKでスウェーデンはこんなに若者が政治に関心を持っていますという特集をやっていました。難民の性犯罪について家族で話し合っていて、父親が「でもスウェーデン男性だってそういう問題を起こすよね。だから難民ということでことさら注目されただけ」と十代の娘にいってました。この娘は将来痛い目にあうかもしれませんね。文化が違うという側面から目をそらしている。それなのにスウェーデン人は実際は他民族とあまり付き合わないそうだし。理想と現実を乖離させたまま1000万人にも満たない国でどんどん受け入れてどうしたいんでしょう。


このこきちさんのコメントに補足しておきますね。

NHKの特集は、日本の18歳からの選挙権に絡めての特集です。スウェーデンでも18歳くらいからの選挙投票権があって、そのために小学校の教育から「民主主義とは?」「政治に参加するとは?」という教育が施されているのだそうです。そしてスウェーデンでは「デモや集会は政治に多くの人に意見を反映させるための方法だから、高校生くらいからデモに参加するのは当然のことと奨励」「学校の教師も自分の思想信条の立ち位置を授業で明らかにしても良い」ということが流れておりました。

まあ「スウェーデンを見習え」「先進国を見習え」の新たな手口というところですね。

そういえば、先日岩手で行われていた日教組大会でも、このNHKの特集と同じようなことが大会内で話されたとのこと・・・

【鳴り物入りの「主権者教育」がなぜデモに特化するのか? 教研集会は相変わらずトンデモ報告のオンパレード】
http://www.sankei.com/premium/news/160217/prm1602170006-n1.html
  1. 2016-02-17 13:37
  2. URL
  3. 裏の桜 #-
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フローな国境

この話でふと思い出したのが、サイクス・ピコ条約当時、アラビアはサウジアラビア国になりつつある時だったんですが、建国の父となるアブドゥラアジズ アル サウドが、この「線で国境を引く」という概念が分からなかった、、、という話です。遊牧民の地では、季節ごとに人々と動物が動くのが普通なので、彼らの「領地」という概念は、フロー(流れる)だったようです。まあ、今は現実があるので、変わってきているようですが、、、。

ヨーロッパ人は線で引いた国境しかわかりませんし、それ以外の発想があるという事も思いつかなかったのでしょう。

そういった、他の土地には他のやり方があり、他の考え方があり、他の事情がある事を完全に無視する欧米の癖は、今も残っていますね。アラブの春も、自由主義が独裁主義より優れているから、独裁者を取り除けばいいと思っていたら、自由にテロリストをのさばらせる結果になったりとなっています。移民問題も、自分達の偏見で作った移民像を「信仰」していたら、現実に裏切られたとやっと気づくようなものですね。
  1. 2016-02-17 13:43
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  3. tna6310147 or ベヒモス #-
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リベラルこそが多様性を破壊する。

 「多文化主義」「寛容」といった言葉が非常に空虚に聞こえます。リベラルがよく使いますけど、その裏には自分達に反対する者に対する不寛容と、自分達とは異なる思想の抑圧がセットでやってくるのが常です。しかし、アラブの世界の人々が必ずしもリベラルと同じ考え方を持っているはずがなく、むしろ旧来の価値観に従った人々も多いはずです。

 私は、日本の保守派はリベラルよりもよっぽど「自由」とか「寛容」とかいった観念を理解しているように思います。そして、それらの正負両方の側面を考えた上でどのように生かしていくかということに関しては、保守派の議論の方が間違いなく進歩的でしょう。そして、反リベラルの方がグローバルに見れば多文化主義を容認しています。リベラルがやろうとしている境界線を破壊するという行為は多文化が共存することにとって明らかにマイナスでしょう。
  1. 2016-02-17 18:58
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  3. 凍え馬 #-
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Re: NHKの巧妙な日教組援護?

> こんにちは。
>
> > 今朝NHKでスウェーデンはこんなに若者が政治に関心を持っていますという特集をやっていました。難民の性犯罪について家族で話し合っていて、父親が「でもスウェーデン男性だってそういう問題を起こすよね。だから難民ということでことさら注目されただけ」と十代の娘にいってました。この娘は将来痛い目にあうかもしれませんね。文化が違うという側面から目をそらしている。それなのにスウェーデン人は実際は他民族とあまり付き合わないそうだし。理想と現実を乖離させたまま1000万人にも満たない国でどんどん受け入れてどうしたいんでしょう。
>
>
> このこきちさんのコメントに補足しておきますね。
>
> NHKの特集は、日本の18歳からの選挙権に絡めての特集です。スウェーデンでも18歳くらいからの選挙投票権があって、そのために小学校の教育から「民主主義とは?」「政治に参加するとは?」という教育が施されているのだそうです。そしてスウェーデンでは「デモや集会は政治に多くの人に意見を反映させるための方法だから、高校生くらいからデモに参加するのは当然のことと奨励」「学校の教師も自分の思想信条の立ち位置を授業で明らかにしても良い」ということが流れておりました。
>
> まあ「スウェーデンを見習え」「先進国を見習え」の新たな手口というところですね。
>
> そういえば、先日岩手で行われていた日教組大会でも、このNHKの特集と同じようなことが大会内で話されたとのこと・・・
>
> 【鳴り物入りの「主権者教育」がなぜデモに特化するのか? 教研集会は相変わらずトンデモ報告のオンパレード】
> http://www.sankei.com/premium/news/160217/prm1602170006-n1.html

 なるほどねえ・・・・やっぱりそういうことになってるんですか、としか言いようがありません。

 ワタシはそもそも選挙権の年齢引き下げ反対なんですよ。
 
 18歳の人達が自分で選挙年齢の引き下げを要求したのならともかく、勝手に選挙権をくれてやったからって、政治への関心なんか高まらないです。

 安易に権利をばら撒くことが民主主義と言う発想はオカシイのです。 

 逆に日教組のハシャギようを見ていたら、自分達の手の内にある高校生を利用する気満々じゃないですか?
  1. 2016-02-17 19:58
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  3. よもぎねこ #-
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Re: フローな国境

> この話でふと思い出したのが、サイクス・ピコ条約当時、アラビアはサウジアラビア国になりつつある時だったんですが、建国の父となるアブドゥラアジズ アル サウドが、この「線で国境を引く」という概念が分からなかった、、、という話です。遊牧民の地では、季節ごとに人々と動物が動くのが普通なので、彼らの「領地」という概念は、フロー(流れる)だったようです。まあ、今は現実があるので、変わってきているようですが、、、。
>
> ヨーロッパ人は線で引いた国境しかわかりませんし、それ以外の発想があるという事も思いつかなかったのでしょう。
>
> そういった、他の土地には他のやり方があり、他の考え方があり、他の事情がある事を完全に無視する欧米の癖は、今も残っていますね。アラブの春も、自由主義が独裁主義より優れているから、独裁者を取り除けばいいと思っていたら、自由にテロリストをのさばらせる結果になったりとなっています。移民問題も、自分達の偏見で作った移民像を「信仰」していたら、現実に裏切られたとやっと気づくようなものですね。

 あの国境制定には、植民地を分捕ると言うフランスやイギリスの意図が満々だったのでしょう。
 しかし仰るように線を引いた国境を理解できない人と、国境は線を引いて決めるべきと信じて疑わない人との間の相互理解って、不可能だったんですよね。

 しかしそれにしても西欧リベラリストの信仰としての人権と言うのは、ホントに困ったモノですね。

 実は以前、都民さんからこのニュースを紹介して頂いた時に、彼等の厄介さを痛感しました。
 
 左派はなぜケルンの集団性的暴行について語らないのか
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20160116-00053462/

 ここで紹介されたガーディアンの記事ですが、これを見ると、彼等にとって「難民」って何なんだ?って思ってしまいます。

ああ何てこと。これはレフタゲドンだ。プログレッシヴなハートが大切に思う2つの事柄が互いに戦わされている。一方には、我々女性が自分のしたい格好をして自由にストリートを歩き回っても、性的に誘っているなどと見なされるべきではないという女性の権利。そしてもう一方には、女性や男性や子供たちは戦争や抑圧から逃れることができ、彼らは受け入れ国で寛容かつ考えの甘い現地の人々につけ込む寄生虫のように扱われるべきではないという人間の権利。
これはトリッキーだ。

出典:Guardian:Deborah Orr ”The left must admit the truth about the assaults on women in Cologne”

 イスラム世界から来た人達だから、当然イスラム世界の文化を持つ人達のはずです。 イスラム世界ではセクシーな服装でウロウロする女はふしだらで不道徳と見做すのです。

 西欧リベラリストは寛容にもそういう人々に、ヨーロッパに来たからには西欧文化を尊重せよとも、西欧の法を守れとも要求しませんでした。

 だったらイスラム世界から来た移民達が、ヨーロッパで故郷の文化に従って行動しても当然なのです。

 それなの大混乱しているのですね。

 一体彼等の頭の中の難民って何だったんでしょうね?

 結局彼等の頭の中には現実の人間はなく、タダ「人権」や「人間の尊厳」と言う概念だけが、バラバラに放り込まれていただけでは?、
  1. 2016-02-17 20:13
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  3. よもぎねこ #-
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アラブ世界

中東から北アフリカにかけての広大な地域に住んでいる人たちのことをまとめてアラブ民族と呼んでいますが、言語も統一されていないんですよね。
アラビア語には、古典語であるフスハーとアーンミアと呼ばれる口語があるのですが、アーンミヤは地域差が大きく、互いには通じません。NHKのアラビア語講座で、アラビア半島とエジプトとモロッコのアラビア語を実際に発音していましたが、少しも似てませんでした。
アルジャジーラのアナウンサーはフスハーを話しているそうです。しかし当然ですが、教育を受けた者でないとフスハーは理解できません。

フスハー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%BC
アーンミヤ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A4

同じ中東のイスラム教の国でも、トルコやイランが、ほぼ単一の言語と民族から成っているのとは対照的です。
そういえば、イランでは原理主義的な保守派と世俗的な改革派が交互に大統領になっているんですよね。とても興味深いです。

BBCは数年前までアラブの春を持ち上げまくって、ニュースの合間に「BBCはアラブの民主化を応援します」みたいなCMまで流していたのに、今はこの変わりようです。

What next for Syria? BBC News
http://www.youtube.com/watch?v=4t7Bj81zShQ

コメント欄が荒れてますね。アメリカやシリアを非難するコメントに混じってBBCの報道姿勢を批判するコメントもたくさん見られます。
  1. 2016-02-17 20:21
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  3. かんぱち #vF6NeGQU
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Re: リベラルこそが多様性を破壊する。

>  「多文化主義」「寛容」といった言葉が非常に空虚に聞こえます。リベラルがよく使いますけど、その裏には自分達に反対する者に対する不寛容と、自分達とは異なる思想の抑圧がセットでやってくるのが常です。しかし、アラブの世界の人々が必ずしもリベラルと同じ考え方を持っているはずがなく、むしろ旧来の価値観に従った人々も多いはずです。

 そうです。 多文化主義を唱えるリベラリストは、自分達の反対意見にはきわめて不寛容なのです。
 一方、難民や移民がどのような人間であるかには、全く関心がありません。

>  私は、日本の保守派はリベラルよりもよっぽど「自由」とか「寛容」とかいった観念を理解しているように思います。そして、それらの正負両方の側面を考えた上でどのように生かしていくかということに関しては、保守派の議論の方が間違いなく進歩的でしょう。そして、反リベラルの方がグローバルに見れば多文化主義を容認しています。リベラルがやろうとしている境界線を破壊するという行為は多文化が共存することにとって明らかにマイナスでしょう。

 思うに理想主義リベラリストと言うのは、現実の人間に関係なく「人権」とか「女性の権利」などと理念だけを信奉しているのです。

 だから実にトンチンカンな事をやっているのですが、彼等は自分達が何を考えているのかさへ理解していないのです。
  1. 2016-02-17 20:36
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  3. よもぎねこ #-
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イスラム世界は「シャリアを適用するイスラム原理主義」か「欧米風の世俗主義」以外に選択肢はないですよね。今までの欧米は独裁的な世俗主義政権を支持してきたのに、ナイーヴなオバマさんが革命をほかっておくものだからこんな羽目に・・・。イスラム世界にとっては、民主的選挙をすればイスラム原理主義政権になってしまい、欧米風民主主義とは逆の方向へ行くので、そこら辺を理解して政策をたててほしいですね。
  1. 2016-02-17 20:42
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  3. >>> #-
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Re: アラブ世界

> 中東から北アフリカにかけての広大な地域に住んでいる人たちのことをまとめてアラブ民族と呼んでいますが、言語も統一されていないんですよね。
> アラビア語には、古典語であるフスハーとアーンミアと呼ばれる口語があるのですが、アーンミヤは地域差が大きく、互いには通じません。NHKのアラビア語講座で、アラビア半島とエジプトとモロッコのアラビア語を実際に発音していましたが、少しも似てませんでした。
> アルジャジーラのアナウンサーはフスハーを話しているそうです。しかし当然ですが、教育を受けた者でないとフスハーは理解できません。
>
> フスハー - Wikipedia
> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%B9%E3%83%8F%E3%83%BC
> アーンミヤ - Wikipedia
> http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A4

 なるほどね。 あれだけの広大な地域ですから、方言と言っても大きな差があるのは当然ですよね。

> 同じ中東のイスラム教の国でも、トルコやイランが、ほぼ単一の言語と民族から成っているのとは対照的です。
> そういえば、イランでは原理主義的な保守派と世俗的な改革派が交互に大統領になっているんですよね。とても興味深いです。

 トルコもイランも単一民族には程遠いです。 特にどちらも相当数のクルド族を抱えています。
 だからシリアやイラクの争乱でクルド族が力を持ち、また欧米がクルド族の武装化を援助するのは、トルコにもイランにも大変な問題なのです。

 下手をするとトルコも大騒乱に巻き込まれます。 トルコが崩壊したらEUへの難民流入は今のレベルの数倍になるでしょう。

> BBCは数年前までアラブの春を持ち上げまくって、ニュースの合間に「BBCはアラブの民主化を応援します」みたいなCMまで流していたのに、今はこの変わりようです。
>
> What next for Syria? BBC News
> http://www.youtube.com/watch?v=4t7Bj81zShQ
>
> コメント欄が荒れてますね。アメリカやシリアを非難するコメントに混じってBBCの報道姿勢を批判するコメントもたくさん見られます。

 ホントにあの「アラブの春」って何だったんでしょうね?

 イスラエルは近隣諸国が全て騒乱状態になっているのは理想だそうです。 そうなるとどこも反イスラエルどころじゃなくるからです。
 
 まさかイスラエルの陰謀とも思えませんが、あれでハシャイだ人間に理性や善意があったとは思えません。
  1. 2016-02-17 21:02
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> イスラム世界は「シャリアを適用するイスラム原理主義」か「欧米風の世俗主義」以外に選択肢はないですよね。今までの欧米は独裁的な世俗主義政権を支持してきたのに、ナイーヴなオバマさんが革命をほかっておくものだからこんな羽目に・・・。イスラム世界にとっては、民主的選挙をすればイスラム原理主義政権になってしまい、欧米風民主主義とは逆の方向へ行くので、そこら辺を理解して政策をたててほしいですね。

 全くその通りなのです。

 今までアメリカが支持してきた独裁者って皆世俗主義で、欧米とも現実的に折り合い、共産主義やイスラム原理主義を排除する方針を守ってきたのです。

 国民の大多数がイスラム原理主義を支持する状況では、民主化=イスラム原始主義政権の誕生になるしかないから仕方ありません。

 悪党でも有能で現実的な悪党なら支持するべきなのに、それができないのが理想主義者です。
  1. 2016-02-17 21:06
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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ドイツは、トルコ人労働者がドイツにきた時、トルコ人は簡単に同化、ドイツ人化すると思っていたらしいのです。
それは甘い考えでした。彼らの道徳基準からすれば、未婚の男女が同棲することは不道徳であり、同棲を経験した女性は当然処女でありませんから、ドイツ女性は「汚い女」となるわけです。で、結局トルコ本国から嫁を連れてくるのに加え、芋づる式に親族やら友人、知人がドイツにやってくる。今の数多くのトルコ人を抱えることになったのです。
はっきり言って、「処女でない女性は汚い女」というのは、価値観が違うのですから、怒っても仕方のないことだでしょう。
同棲が当たり前の価値観と同棲が不道徳であるという正反対の価値観が、同じ社会で両立するとは到底思えません。
いわゆる多文化主義者は、日本社会に対して異文化に対する寛容や異なるものへの理解や尊重を要求しますが、異文化を持ちこむ人々が、日本文化に対する寛容や理解や尊重の精神を持ち合わせていないのですよ。外国人が日本人を批判する時のお決まりが、「日本人は閉鎖的、排他的」ですが、実はそう批判している外国人側の方が閉鎖的、排他的であることに無自覚なことが多いのです。
移民問題というのは、実は受け入れ先よりは、入ってくる移民達が移民した国の文化に対する不寛容、無理解、軽視している事に本質があると私は考えています。本来は受けいれた国が移民達に対して、自国の文化や価値観を尊重するように要求なり、指導すべきなのに、「寛容の精神」の元、移民達が出身国の文化を持ちこむことを容認してしまいましたが、結果として移民達を社会から隔離させたばかりか、移民達が自分達の都合のいいように受けいれ国を変える運動を始めるという、最悪の形で裏目に出てしまったのです。
我々日本人とは相容れない文化や習慣を持つ人々がいていい、異なる価値観を持つ人々がいていいのです。私達は、そうした人達の存在を認め、理解し、尊重しなくてはなりません。だからこそ、私達は、「縄張りに入ってこないでくれ」と主張するべきです。
混ぜると必ず軋轢や摩擦が発生する以上、「異なる文化や価値観に対して理解と尊重」は、距離を置いて不干渉主義を貫く以外に方法があるとは思えません。


  1. 2016-02-18 01:01
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  3. 名無しの権兵衛 #FUOPE6KE
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皮肉じゃなかったんですね

>だってアラブ世界に春はないのですから。

「アラブの春」って、「見果てぬ夢」を英国人あたりが皮肉って言ったとしたらカッコいいな、それくらいのことは言いそうだな、と感じていたのですが、その後の難民騒ぎを見ていると、ヨーロッパのリベラルのみなさんは、本気で信じていたみたいですね。なんか、あちらのインテリのみなさんの質も低下しているんでしょうか。
  1. 2016-02-18 09:56
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  3. Kamosuke #-
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Re: 皮肉じゃなかったんですね

> >だってアラブ世界に春はないのですから。
>
> 「アラブの春」って、「見果てぬ夢」を英国人あたりが皮肉って言ったとしたらカッコいいな、それくらいのことは言いそうだな、と感じていたのですが、その後の難民騒ぎを見ていると、ヨーロッパのリベラルのみなさんは、本気で信じていたみたいですね。なんか、あちらのインテリのみなさんの質も低下しているんでしょうか。

 皮肉だったら上手いモノです。

 アラブ世界の夏は炎暑と乾燥の地獄ですから。 春の次に来るモノを予想していたわけです。
  1. 2016-02-18 10:05
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> ドイツは、トルコ人労働者がドイツにきた時、トルコ人は簡単に同化、ドイツ人化すると思っていたらしいのです。
> それは甘い考えでした。彼らの道徳基準からすれば、未婚の男女が同棲することは不道徳であり、同棲を経験した女性は当然処女でありませんから、ドイツ女性は「汚い女」となるわけです。で、結局トルコ本国から嫁を連れてくるのに加え、芋づる式に親族やら友人、知人がドイツにやってくる。今の数多くのトルコ人を抱えることになったのです。

 これ奇妙なのです。
 ドイツを含めて欧米のフェミニストは、もし自国の男がこうした女性観を持っていたら、男尊女卑だと言って絶対許さないはずです。

 フェミニストだけでなく自称リベラリスト達が一斉に攻撃するでしょう。

 ところが移民の場合は問題にしないのです。

> はっきり言って、「処女でない女性は汚い女」というのは、価値観が違うのですから、怒っても仕方のないことだでしょう。
> 同棲が当たり前の価値観と同棲が不道徳であるという正反対の価値観が、同じ社会で両立するとは到底思えません。
> いわゆる多文化主義者は、日本社会に対して異文化に対する寛容や異なるものへの理解や尊重を要求しますが、異文化を持ちこむ人々が、日本文化に対する寛容や理解や尊重の精神を持ち合わせていないのですよ。外国人が日本人を批判する時のお決まりが、「日本人は閉鎖的、排他的」ですが、実はそう批判している外国人側の方が閉鎖的、排他的であることに無自覚なことが多いのです。

 在日コリアンなんかその典型です。
 日本への帰化を絶対拒否しているのに、外国人として扱われると差別と言うのですから。

> 移民問題というのは、実は受け入れ先よりは、入ってくる移民達が移民した国の文化に対する不寛容、無理解、軽視している事に問題の本質があると私は考えています。本来は受けいれた国が移民達に対して、自国の文化や価値観を尊重するように要求なり、指導すべきなのに、「寛容の精神」の元、移民達が出身国の文化を持ちこむことを容認してしまいましたが、結果として移民達を社会から隔離させたばかりか、移民達が自分達の都合のいいように受けいれ国を変える運動を始めるという、最悪の形で裏目に出てしまったのです。

 全くその通りなのです。
 
> 我々日本人とは相容れない文化や習慣を持つ人々がいていい、異なる価値観を持つ人々がいていいのです。私達は、そうした人達の存在を認め、理解し、尊重しなくてはなりません。だからこそ、私達は、「縄張りに入ってこないでくれ」と主張するべきです。
> 混ぜると必ず軋轢や摩擦が発生する以上、「異なる文化や価値観に対して理解と尊重」は、距離を置いて不干渉主義を貫く以外に方法があるとは思えません。

 そうです。 
 
 違う文化が同じ地域にあると言うのは、同じコートでサッカーとラグビーをやっているようなモノで、混乱の元にしかならないのです。
  1. 2016-03-05 20:32
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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