2015-12-29 22:33

東京裁判の意味

 第二次大戦でアメリカは、日本とドイツを無条件降伏させました。
  
 そのアメリカが行ったのは、裁判を開いて敗者を犯罪者として処刑する事でした。

 これはこれまでの戦争では極めて異例です。

 第一次世界大戦では、勝者側は敗者ドイツの領土の奪い、莫大な賠償金を請求しましたが、しかしドイツの軍人や政治家が勝者によって裁かれるなどと言う事はありませんでした。
 
 因みに第一次世界大戦の犠牲者は実は第二次大戦より多く、その悲惨さにおいて第二次大戦を凌いているのにです。

 それではなアメリカは、裁判を行って敗者を罰したのでしょうか?

 ワタシはそれはそうでもしないと「自国民に対して戦争をしたことの意味が説明ができない。」からだと思います。

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 第二次大戦は日独を無条件降伏させて大勝利でした。
 しかもこの勝利は実質的にアメリカの力によるものでした。 他の連合国、ソ連もイギリスもフランスも、アメリカの助けが無ければ、国家滅亡もあり得た程でした。

 それなのに戦争が終わってみれば、アメリカは領土一辺も賠償金の1ドルも取れないのです。

 これは高校の教科書などでは、敗戦国に過剰な賠償金を請求して、ドイツを追い込んで第二次大戦を招いた愚を繰り返さない為などと書かれていました。

 しかしこれは違います。
 だってアメリカは領土を全く取れなかったけれど、ソ連は膨大な地域を侵略しソ連領にしているのです。 敗戦国ドイツからだけではなくポーランド領ガリツィアとか、バルト三国とか枢軸国でもなかった国からまで領土を奪っています。

 だからこそアメリカは日本やドイツから賠償金も、領土も奪えなくなったのです。

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 つまり第二次大戦の間に、ソ連が大変な力を付けてしまったのです。
 しかもソ連を応援して巨大化させたのが、アメリカ自身でした。

 1939年9月3日にドイツが、ポーランドに侵攻する事で、第二次大戦は始まりました。 しかしその2週間後、ソ連もまたポーランドに侵攻しました。
 ソ連は更にその後間もなくバルト三国、そしてフィンランドにも侵攻します。

 実は独ソ不可侵条約の秘密議定書で、ソ連とドイツは示し合わせて、東欧諸国を分割する密約ができていました。 ソ連はこれで旧ロシア帝国領をすべて取り戻すつもりだったのです。

 侵略戦争を始めたのはドイツだけでなく、ソ連も同様だったのです。
 と言うよりソ連はドイツと一緒に侵略戦争を始めた国なのです。

 ヒトラーはスターリンの親友だったのです。

123

 しかし1941年6月22日、ドイツはソ連を奇襲します。 
 この時までスターリンはヒトラーを信じ切っていたので、ソ連軍は総崩れになりました。 
 一方ドイツ軍は破竹の快進撃を続けました。

 けれどもその半年後、1941年12月8日、日本の真珠湾攻撃でアメリカは第二次大戦に参戦します。
 そしてその3日後の12月11日には、ドイツがアメリカに宣戦布告して、アメリカはドイツとも戦う事になりました。

 そしてこれがソ連を救います。
 対独戦に参戦したアメリカは敵の敵は味方と言う理論から、ソ連に対して膨大な軍需物資の援助を始めたのです。

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 軍需物資の援助と言ってもタダ物を送るのではありません。 
 日独と交戦中では、アメリカからソ連に物資を送るルートは、ペルシャから空輸するか、北海経由でソ連の北海岸に送るしかありません。
 
 しかし北海には群狼、つまりドイツのUボートの群れがアメリカの輸送船を待ち構えていました。 狭く浅い北海を大型輸送船が通れるルートは限られているのですから、ドイツUボートとしては絶交の狩場だったでしょう。
 こうして数千人のアメリカ海員が北海で命を落としました。

 アメリカはこのような犠牲を払って、ソ連を助けたのです。
 
 それにしても第二次大戦前、共産主義と言うのは、ソ連以外の国では忌み嫌われていた危険思想でした。 
 ソ連と言う国にはドイツだけでなくアメリカもイギリスも皆疑念を持っていたのです。

 それをこんな風にひたすら助けて良い物か? こうした疑念を持つ人もいなかったわけではありません。
 しかしそれは軍の首脳部内でも簡単には口に出せなかったと言います。

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 しかもアメリカは更にソ連に気前の良いプレゼントをするのです。 つまり日独に無条件降伏を要求して戦争を長引かせた事です。

 その間にアメリカの支援を得たソ連軍はそれまでのドイツ軍の支配地域に侵攻して、そこを支配下に置いてゆきました。
 そして遂にドイツの半分を奪ったのです。

 更にアメリカはこのソ連に対日参戦を即します。
 その為には満州の権益をすべてソ連に与えるとまで約束しているのです。

 だから日本が降伏した時には、ソ連は膨大な地域を支配しするようになっていました。 
 それまでこの世にはなかった共産圏と言うモノが出現してたのです。
 
 それはナチスドイツ以上に凶悪で危険な怪物でした。

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 アメリカはこの現実にいつ気付いたのでしょうか?
 アメリカの第二次大戦参戦を招き、この状況を作った張本人ルーズベルトは1945年4月11日に病死しています。

 おそらくこの後を継いだトルーマンは「幾らなんでもこれは不味い」ぐらいには思ったのではないでしょうか?
 ワタシは実はトルーマンが原爆投下を決断したのも、ソ連の日本侵攻を牽制するためだっだのではないかと思っています。

 実はスターリンは北海道の東半分を要求していました。 もし北海道の東半分がソ連の物になっていたら、ソ連は釧路に海軍基地を置いて、いつでも自由に太平洋に出られるようになるのです。
 
 これがアメリカの太平洋制海権確保にどれ程厄介なことか?

 そして自分が育てた怪物に対抗するためには、ドイツと日本をこれ以上弱体化できない事は漠然とは理解したのでしょう。

 けれどもそうなるとアメリカは第二次大戦に参戦して、大量の戦死者を出した事を自国民にどう説明したらよいのでしょうか?

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 そもそもルーズベルトは既に第二次大戦の始まっていた1940年11月に、「アメリカは参戦しない」と公約して大統領になっているのです。

 それなのに参戦し、ひたすら日本を挑発して、参戦の口実を得ました。
 そのように参戦し大変な犠牲を払って得た大勝利なのに、「アメリカは何一つ得るモノはなかった、それどころかソ連と言う化け物を育ててしまった。 だから日本とドイツから領土や賠償金を取るどころじゃないんだ。」とは、絶対に言えないでしょう?

 だから裁判と言う形で日本とドイツを処罰して、「自分達は正義をなしたのだ」とアピールする必要があったのではないでしょうか?
 少なくとも戦死者の遺族達の復讐心ぐらいは満足させない訳には行かないでしょう。

 正義なら実益が伴わなかったのは仕方がありません。

 ナチスドイツの悪魔化もその為でしょう。

137

 幸いアメリカ人は単純なので、これで結構納得したのです。
 イヤ、納得するより他にないのです。

 なぜなら間もなく全てのアメリカ人が、自分達が育てた怪物共産圏の脅威と言う現実と対峙するハメになったからです。

 しかしこの現実と対峙した時に、北海で死んだアメリカ輸送船団の船員達の魂とその遺族達をどう慰めたら良いのでしょうか?

 普通の人間なら取りあえず日本とドイツは悪魔だったら、共産主義者を助けるのは仕方がなかったとして自分を納得させて、第二次大戦の原因についてはそれ以上考えないようにするしかないのです。

 このあたりの鈍感力についてアメリカ人は抜群の強さを持っています。

 けれどもマッカーサーはプロの軍人だし、他のアメリカ人程単純ではなかったので、この現実を招いたのは、実は第二次大戦であったと言う事に気付いたのです。

 老兵・マッカーサーはなぜ「日本は自衛の戦争だった」と証言したのか…


150
 
 ちなみにこのマッカーサーの第二次大戦観は、ウェデマイヤーとも同じです。

 見ぬモノ清し ウェデマイヤー回想録  中国共産党

 チャーチルの奇怪 ウェデマイヤー回想録

 更に奇怪なルーズベルト ウェデマイヤー回想録

 勝利者スターリン ウェデマイヤー回想録

154

 因みにワタシはこのウェデマイヤー回想録についてエントリーした時に、1941年12月11日にドイツがアメリカに宣戦布告した事実を知らず、アメリカからドイツに宣戦布告したと勘違いしていました。

 申し訳ありませんでした。
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コメント

ルーズベルトの胸中

ルーズベルトがとんでもない嘘つきなのはよもぎねこ様もよくご存知だと思います。
戦争しないしないと言い続けたけど
アイオワ級戦艦
ガトー級潜水艦
B17スカイフォートレス戦略爆撃機などなど
新兵器をわんさか開発していました。
もちろん、
性能面などで日独に圧倒され急遽の見直しを迫られた
M4シャーマン戦車や
P40ウォーホーク戦闘機などそのままでは通用しなかったジャンルもありますが、
とにかくアメリカ軍が質の面と量の面でともに最も来るべき第二次世界大戦に適した装備を整えていた国だったのは事実です。
しかし、アメリカは第二次世界大戦でいったい何がやりたかったのか?わかりません。
漠然とわかるのは日本からシナ市場をごっそり奪う、欧州から国際政治のイニシアチブを奪うくらいでしょうか?。
ハワイ、フィリピンなどを平気で侵略していたアメリカが東條英機が構想した大東亜共栄圏のようなアイデアを持っていた形跡もありません。

やはり第二次世界大戦をもっとも活用し、もっとも勝利したのはスターリン、次に毛沢東であったと思います。

世界を自分が好きなように変えるというのが世界大戦の勝利ポイントだとすると
敗れはしたけど日本の方が掲げた理念は実現させたかに思えます。

東京裁判をよくわからない戦争の意義の後付けというよもぎねこ様のご意見はまったくその通りでしょう。

また当時のアメリカの戦略と同じくらいわからないのがヒトラーの戦略です。
仲良く東欧を分け合ったソ連にバトルオブブリテンでまったく思った結果が出せていないのにも関わらす攻め込んで孫子が減に戒める2正面作戦の立場に自ら飛び込んでしまいます。

劣等民族スラブ人をウラル山脈東方に追放しゲルマン人の生存圏を拡大するというのは
ヒトラーの著作我が闘争に書かれておりナチスの理念だったのはわかりますが、
スターリンを喜ばせるだけの結果になってしまいました。
  1. 2015-12-30 02:07
  2. URL
  3. ガンダム #iL.3UmOo
  4. 編集

ハミルトンフィッシュ著渡辺惣樹訳「ルーズベルトの開戦責任」を先日読んだんですが、目からうろこで面白かった。海軍の真珠湾攻撃を初めとする愚策が悔やまれる。山本五十六がルーズベルトのスパイだったとすれば平仄があうのだが、さすがそれはない。だがそれが真実と思われるくらい呼吸が合っている。ルーズベルトはニューディール政策もうまくいかず、戦争がしたかったようだ。それと、私見だが、チャーチルも同じで、なんか戦争が大好き、という性格があるようにも思える。当時のアメリカはスターリンとヒトラーを戦わせて高みの見物がいい、というのが多数意見だった。欧州には介入しないことが国益とみていた。それが貫徹されていれば、大戦はなかっただろう。ルーズベルトは表ではそれに賛同し、陰でいろいろ戦争を画策した。例えば、ポーランドをけしかけて強硬姿勢を取らせ、見殺しにして戦火を拡大させた。何かと日本をいじめたのもその一環でしょう。最後は取り巻きの共産主義者の言いなりで病気も手伝いスターリンにいいようにされてしまった。つまり、アメリカの国益を徹底的に毀損させ、世界をハルマゲドンにしたのだが、何もしないでいればよかったのだから、アメリカにとって意味がない戦争だったのだ。唯一取り柄は戦争に勝ったことだけで、だからおっしゃるとおり、日本とドイツは絶対悪でないといけないのでしょう。ハミルトンフィッシュという人は野党共和党議員でルーズベルトの政敵だったが、真珠湾攻撃をうけてルーズベルトが対日宣戦布告の議会演説をした時、すぐ賛成演説をした人だ。戦後にハルノートの存在を知り、ルーズベルトに騙されたことを知った。日本大使館の暗号はすべて解読されていたから対米宣戦布告も事前に知っていたし、それを真珠湾司令官に知らせなかったことも後で知って、賛成演説を後悔したが後の祭りだった。死ぬ直前にこの本を書いたのだが、しかし、アメリカの良いところはこういうフェアな人も出てくることで、アメリカも捨てたもんじゃないように思います。長文ですいませんが、最後にもう一言。文芸春秋の蛸壺歴史観はアメリカ側敗者絶対悪東京裁判史観と歩調が合っていて、この本のような視点で見るとちょっと滑稽ですね。
  1. 2015-12-30 08:00
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  3. #LkZag.iM
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なぜソ連を選んだのか

ポーランド侵攻を機に英仏はナチスドイツに宣戦布告しましたが、同じようにポーランドに侵攻したソ連にはしていません。チャーチルはナチスを倒すためなら悪魔とでも手を結ぶと行ったそうですが、worstよりworseを選んだのでしょうか?アメリカは参戦前から多大な武器援助をしていました。これは中立ではないということですよね。あとは兵員も送るために口実が必要で裏口から参戦するために日本を挑発したというのがウェデマイヤーの説ですね。ルーズベルトというのはあのころの典型的な白人レイシストで有色人種の脳は白人より小さく能力的にも劣ると本気で考えていたようです。そういえばマッカーサーもそうだったとか。日本を一方的な悪者にするために東京裁判をしたというのはその通りだと思います。
  1. 2015-12-30 09:12
  2. URL
  3. 北向きの窓際 #-
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いつもありがとうございます。よもぎねこさまのおかげでルーズベルトがいかにトンデモナイ野郎であったかについて私自身大いに関心が高まりました

で、東京裁判や戦犯裁判とは、一説によるとルーズベルトとチャーチルによる1941年6月あたりの「大西洋憲章」でその発想が見て取れ、1943年のカサブランカ会談でさらに明確になっているといわれているようですね。

結局、このルーズベルトいうトンデモナイ野郎がある妄想を抱いて世界を変えてやろうと世界大戦へと拡大させていきその妄想実現への仕掛けの一つが戦犯裁判という「歴史の捏造」近代刑法の大原則を踏みにじる「リンチ」だったたわけですね。

で、そのルーズベルトがやったことといえば書かれておられるように共産主義勢力を助けてそれらの勢力圏を出来るだけ広げること。で、今までの共産主義者連中の手口を思い返してみると、嘘捏造あたりまえ「歴史の偽造」をし、人々の憎悪を心を煽り争わせ「敗戦革命」だの「世界大戦」だの世界を混乱に陥れて漁夫の利を得ようというもの。きりがないのでこのあたりでやめておきますが「世界を一つに世界統一政府」「共産主義革命」「国際連合」・・何かが見えてくる気がしますねw最近のエントリーで書かれている「一神教」についてなども絡まってきて。

あ、あと細かい事を言うようですが、日本は無条件降伏しておらず、無条件降伏したのは「軍隊」です。
  1. 2015-12-30 10:31
  2. URL
  3. 名無しさん #-
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Re: ルーズベルトの胸中

> ルーズベルトがとんでもない嘘つきなのはよもぎねこ様もよくご存知だと思います。
> 戦争しないしないと言い続けたけど
> アイオワ級戦艦
> ガトー級潜水艦
> B17スカイフォートレス戦略爆撃機などなど
> 新兵器をわんさか開発していました。
> もちろん、
> 性能面などで日独に圧倒され急遽の見直しを迫られた
> M4シャーマン戦車や
> P40ウォーホーク戦闘機などそのままでは通用しなかったジャンルもありますが、
> とにかくアメリカ軍が質の面と量の面でともに最も来るべき第二次世界大戦に適した装備を整えていた国だったのは事実です。
> しかし、アメリカは第二次世界大戦でいったい何がやりたかったのか?わかりません。
> 漠然とわかるのは日本からシナ市場をごっそり奪う、欧州から国際政治のイニシアチブを奪うくらいでしょうか?。
> ハワイ、フィリピンなどを平気で侵略していたアメリカが東條英機が構想した大東亜共栄圏のようなアイデアを持っていた形跡もありません。

 ホントにルーズベルトの真意は謎なんですよね。
 彼が公約とは裏腹に、ひたすら日本を挑発して戦争に持ち込んだ事や、開戦後はソ連を援助し続け、また戦争を長引かせソ連の有利を図った事も事実なのですが、一体それで何をしたかったか?

 ルーズベルトの側近たちに共産主義者が沢山いたのは知られていますが、しかしルーズベルト自身が共産主義者であったと言う話はありませんし。

> やはり第二次世界大戦をもっとも活用し、もっとも勝利したのはスターリン、次に毛沢東であったと思います。

 結果はその通りです。 ルーズベルトのお蔭様でね。

> 世界を自分が好きなように変えるというのが世界大戦の勝利ポイントだとすると
> 敗れはしたけど日本の方が掲げた理念は実現させたかに思えます。

 これもその通りです。 アジアだけでなく中東やアフリカまで欧米から解放すると言う凄い結果になりました。

> 東京裁判をよくわからない戦争の意義の後付けというよもぎねこ様のご意見はまったくその通りでしょう。
>
> また当時のアメリカの戦略と同じくらいわからないのがヒトラーの戦略です。
> 仲良く東欧を分け合ったソ連にバトルオブブリテンでまったく思った結果が出せていないのにも関わらす攻め込んで孫子が減に戒める2正面作戦の立場に自ら飛び込んでしまいます。
>
> 劣等民族スラブ人をウラル山脈東方に追放しゲルマン人の生存圏を拡大するというのは
> ヒトラーの著作我が闘争に書かれておりナチスの理念だったのはわかりますが、
> スターリンを喜ばせるだけの結果になってしまいました。

 そうですね。 そもそもあんなに戦線を広げて何をしたかったのか?

 ヒトラーの臨んだ勝利と言うのがそもそもわかりません。
  1. 2015-12-30 10:58
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> ハミルトンフィッシュ著渡辺惣樹訳「ルーズベルトの開戦責任」を先日読んだんですが、目からうろこで面白かった。海軍の真珠湾攻撃を初めとする愚策が悔やまれる。山本五十六がルーズベルトのスパイだったとすれば平仄があうのだが、さすがそれはない。だがそれが真実と思われるくらい呼吸が合っている。

 この本今図書館に予約しているのですが、順番待ちです。
 しかしホントに何でルーズベルトの挑発に乗ったのか?

>ルーズベルトはニューディール政策もうまくいかず、戦争がしたかったようだ。それと、私見だが、チャーチルも同じで、なんか戦争が大好き、という性格があるようにも思える。
当時のアメリカはスターリンとヒトラーを戦わせて高みの見物がいい、というのが多数意見だった。欧州には介入しないことが国益とみていた。それが貫徹されていれば、大戦はなかっただろう。
ルーズベルトは表ではそれに賛同し、陰でいろいろ戦争を画策した。例えば、ポーランドをけしかけて強硬姿勢を取らせ、見殺しにして戦火を拡大させた。何かと日本をいじめたのもその一環でしょう。

 結果としてそうですね。

>最後は取り巻きの共産主義者の言いなりで病気も手伝いスターリンにいいようにされてしまった。つまり、アメリカの国益を徹底的に毀損させ、世界をハルマゲドンにしたのだが、何もしないでいればよかったのだから、アメリカにとって意味がない戦争だったのだ。

 そうですね。 そうとしか言いようがありません。

>唯一取り柄は戦争に勝ったことだけで、だからおっしゃるとおり、日本とドイツは絶対悪でないといけないのでしょう。
 ハミルトンフィッシュという人は野党共和党議員でルーズベルトの政敵だったが、真珠湾攻撃をうけてルーズベルトが対日宣戦布告の議会演説をした時、すぐ賛成演説をした人だ。
 戦後にハルノートの存在を知り、ルーズベルトに騙されたことを知った。日本大使館の暗号はすべて解読されていたから対米宣戦布告も事前に知っていたし、それを真珠湾司令官に知らせなかったことも後で知って、賛成演説を後悔したが後の祭りだった。

 ここで理解できないのは、日本側がハルノートを公開しなかった事です。
 本来ならハルノートを公開して、アメリカ側の厭戦論者に、日本の球状を訴えて、本当はアメリカとは戦いたくないので、アメリカと折り合える条件を模索するべきでした。

>死ぬ直前にこの本を書いたのだが、しかし、アメリカの良いところはこういうフェアな人も出てくることで、アメリカも捨てたもんじゃないように思います。長文ですいませんが、最後にもう一言。文芸春秋の蛸壺歴史観はアメリカ側敗者絶対悪東京裁判史観と歩調が合っていて、この本のような視点で見るとちょっと滑稽ですね。

 こういう本を書くのはアメリカ人としては血の出る思いでしょう。 
 しかし日本側が東京裁判史観に迎合し続ける人間が多いのは情けないです。
  1. 2015-12-30 11:15
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> いつもありがとうございます。よもぎねこさまのおかげでルーズベルトがいかにトンデモナイ野郎であったかについて私自身大いに関心が高まりました
>
> で、東京裁判や戦犯裁判とは、一説によるとルーズベルトとチャーチルによる1941年6月あたりの「大西洋憲章」でその発想が見て取れ、1943年のカサブランカ会談でさらに明確になっているといわれているようですね。
>
> 結局、このルーズベルトいうトンデモナイ野郎がある妄想を抱いて世界を変えてやろうと世界大戦へと拡大させていきその妄想実現への仕掛けの一つが戦犯裁判という「歴史の捏造」近代刑法の大原則を踏みにじる「リンチ」だったたわけですね。
>
> で、そのルーズベルトがやったことといえば書かれておられるように共産主義勢力を助けてそれらの勢力圏を出来るだけ広げること。で、今までの共産主義者連中の手口を思い返してみると、嘘捏造あたりまえ「歴史の偽造」をし、人々の憎悪を心を煽り争わせ「敗戦革命」だの「世界大戦」だの世界を混乱に陥れて漁夫の利を得ようというもの。きりがないのでこのあたりでやめておきますが「世界を一つに世界統一政府」「共産主義革命」「国際連合」・・何かが見えてくる気がしますねw最近のエントリーで書かれている「一神教」についてなども絡まってきて。
>
> あ、あと細かい事を言うようですが、日本は無条件降伏しておらず、無条件降伏したのは「軍隊」です。

 ルーズベルトの問題は、疑念が一杯だけれど、オカシナ事を一杯やりすぎて、この人がホントに何をしたかったのかわからない事ですね。

 ある意味ヒトラーより始末の悪い人間だったと思います。
  1. 2015-12-30 11:19
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: なぜソ連を選んだのか

> ポーランド侵攻を機に英仏はナチスドイツに宣戦布告しましたが、同じようにポーランドに侵攻したソ連にはしていません。

 これホントに不思議なのです。
 侵略戦争を始め他のはドイツもソ連も同じなのです。

>チャーチルはナチスを倒すためなら悪魔とでも手を結ぶと行ったそうですが、worstよりworseを選んだのでしょうか?

 そうなのです。 共産主義はナチよりマシだと思ったのでしょうか?

>アメリカは参戦前から多大な武器援助をしていました。これは中立ではないということですよね。

 おお、そうだったんですか!!
 それじゃ中立じゃないです。

>あとは兵員も送るために口実が必要で裏口から参戦するために日本を挑発したというのがウェデマイヤーの説です。ルーズベルトというのはあのころの典型的な白人レイシストで有色人種の脳は白人より小さく能力的にも劣ると本気で考えていたようです。そういえばマッカーサーもそうだったとか。日本を一方的な悪者にするために東京裁判をしたというのはその通りだと思います。

 当時の事ですからレイシズムはわかりますが、しかしソ連の応援はアメリカの自由と民主主義への脅威なんですよね。
 その辺りの感覚はホントに理解不能です。
  1. 2015-12-30 11:27
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

>>しかし、アメリカは第二次世界大戦でいったい何がやりたかったのか?

戦争はインフラ破壊事業です。戦時中は武器弾薬製造で儲かるし、戦後はインフラ建設で儲かります。当時のアメリカは、第一次戦後の設備過剰がたたって不況でした。戦前から大量物資をミャンマーやハノイルートを使って、蒋介石に届けています。また、日本に対しては人種差別とキリスト教の西進思想があったとおもいます。シナ人は奴隷根性でしたから日本人のように生意気ではないのですよ。猿がこちらを厳しい目でみればむかつくのと一緒。猿は当時のシナ人のようにニコニコして命令にしたがうものだったのです。もしくはか弱い女であるべきでした。


>>広島原発の戦略目的について

ソ連へのけん制(戦後政策を有利にするため)かつ人体実験であることは通説だと思いますが、よもぎねこさんほどの方がご存知なかったとは、びっくりしました。

>>ルーズベルトの意図について

彼はシナと繋がりが深い家系出身でコミンテルンに囲まれていました。近衛内閣と同じですね。ルーズベルトはただの操り人形で、コミンテルンの策略だったと思います。



  1. 2015-12-30 13:40
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >>しかし、アメリカは第二次世界大戦でいったい何がやりたかったのか?
>
> 戦争はインフラ破壊事業です。戦時中は武器弾薬製造で儲かるし、戦後はインフラ建設で儲かります。当時のアメリカは、第一次戦後の設備過剰がたたって不況でした。戦前から大量物資をミャンマーやハノイルートを使って、蒋介石に届けています。また、日本に対しては人種差別とキリスト教の西進思想があったとおもいます。シナ人は奴隷根性でしたから日本人のように生意気ではないのですよ。猿がこちらを厳しい目でみればむかつくのと一緒。猿は当時のシナ人のようにニコニコして命令にしたがうものだったのです。もしくはか弱い女であるべきでした。

 アメリカと言うよりもルーズベルトにはそういう意思はあったのかもしれません。 アメリカ人は「戦争をしない」と言う事でルーズベルトに投票したのですから。

> >>広島原発の戦略目的について
>
> ソ連へのけん制(戦後政策を有利にするため)かつ人体実験であることは通説だと思いますが、よもぎねこさんほどの方がご存知なかったとは、びっくりしました。

 これが通説だったとは知りませんでした。 

> >>ルーズベルトの意図について
>
> 彼はシナと繋がりが深い家系出身でコミンテルンに囲まれていました。近衛内閣と同じですね。ルーズベルトはただの操り人形で、コミンテルンの策略だったと思います。

 彼の周りに共産主義者が非常に多かった事は知られていますね。
  1. 2015-12-30 17:46
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

「米国の指導者は大きな過ちを犯した。日本という共産主義の防壁を破壊したことと満州を共産主義の根拠地にしたことだ」「朝鮮半島を南北に分断したことは東アジアの災いの元となる」「(日本を潰したのだから)米英は、これに対処する義務がある」
東条英機は処刑される寸前、こういい残して死刑台に上りました。
またアメリカの外交官ラルフ・タンウンゼントは、「日本が共産主義の拡大を抑えているのだから、米国は邪魔をするな。日本を大陸から駆逐したら、大陸は共産化される。米国は高い代償を払うことになる」と主張し、真珠湾攻撃後に投獄されてしまいました。
共産主義の脅威にさらされ、拡大防止に孤軍奮闘していた日本の状況を理解していたのは、恐らくバチカンだけだったのではないでしょうか?だからこそ防共の期待感から満州国を承認しましたし、一貫して日本に好意的でした。
しかし、アメリカの言う「悪の枢軸国」であった日本を潰した結果、東アジアに平和と安定が訪れるどころか、大陸が共産化され、分断された南北朝鮮が戦争に突入し、アメリカは軍を派遣して、多くのアメリカ人青年を死傷させ、東条英機やラルフ・タウンゼントの予言通りの展開となったわけです。
朝鮮戦争は、いわば日本が明治以来やってきたことをアメリカが肩代わりした戦争だったといえないでしょうか?
南下するロシアの勢力に対する対抗、ロシア革命後に共産主義の脅威に対する防衛から、どうしても満州を影響下に置かざるおえなくなった日本の地政学的状況を朝鮮戦争を通じて、マッカーサーは痛感したと思われます。
日本を潰して共産中国を作りだしたことや南北朝鮮の対立の構図は、現在にまで尾を引生きているわけですが、アメリカ政府は、東京裁判が誤りであってことを公式に認めることはありますまい。
何故なら、悪のファシズム国家群(枢軸国)対正義の連合国側の構図は、既にアメリカのという国の自己認識の一部として組み込まれてしまっていると思われるからです。
東京裁判の否定は、アメリカという国家の否定に直結するので、誤りであるとわかっていてはいても、このまま突き進むことになるわけです。
こうしみると、アメリカはアメリカで、日本とは異なる形で第二次世界大戦の呪縛にとらわれていると言えるわけですが、東京裁判の否定=国家否定につながりかねない以上、認めたくても認められないジレンマに陥っているのではないでしょうか?


  1. 2015-12-30 23:09
  2. URL
  3. 名無しの権兵衛 #KtILRYb.
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 「米国の指導者は大きな過ちを犯した。日本という共産主義の防壁を破壊したことと満州を共産主義の根拠地にしたことだ」「朝鮮半島を南北に分断したことは東アジアの災いの元となる」「(日本を潰したのだから)米英は、これに対処する義務がある」
> 東条英機は処刑される寸前、こういい残して死刑台に上りました。

 おお、これってマッカーサーやウェデマイヤーと同じ事を言ってますね。
 
> またアメリカの外交官ラルフ・タンウンゼントは、「日本が共産主義の拡大を抑えているのだから、米国は邪魔をするな。日本を大陸から駆逐したら、大陸は共産化される。米国は高い代償を払うことになる」と主張し、真珠湾攻撃後に投獄されてしまいました。

 世界史上ではこういうのよくあるんですよね。 差し当たり傍にいる奴が目障りなので潰すと、実はその後ろにもっと厄介な奴がいるって。

> 共産主義の脅威にさらされ、拡大防止に孤軍奮闘していた日本の状況を理解していたのは、恐らくバチカンだけだったのではないでしょうか?だからこそ防共の期待感から満州国を承認しましたし、一貫して日本に好意的でした。

 おお、バチカンが満州国を承認したとは知りませんでした。

> しかし、アメリカの言う「悪の枢軸国」であった日本を潰した結果、東アジアに平和と安定が訪れるどころか、大陸が共産化され、分断された南北朝鮮が戦争に突入し、アメリカは軍を派遣して、多くのアメリカ人青年を死傷させ、東条英機やラルフ・タウンゼントの予言通りの展開となったわけです。

 全くその通りですね。

> 朝鮮戦争は、いわば日本が明治以来やってきたことをアメリカが肩代わりした戦争だったといえないでしょうか?
> 南下するロシアの勢力に対する対抗、ロシア革命後に共産主義の脅威に対する防衛から、どうしても満州を影響下に置かざるおえなくなった日本の地政学的状況を朝鮮戦争を通じて、マッカーサーは痛感したと思われます。

 そうなんですよね。 戦後日本はお蔭でとても楽ちんだったのです。

> 日本を潰して共産中国を作りだしたことや南北朝鮮の対立の構図は、現在にまで尾を引生きているわけですが、アメリカ政府は、東京裁判が誤りであってことを公式に認めることはありますまい。
> 何故なら、悪のファシズム国家群(枢軸国)対正義の連合国側の構図は、既にアメリカのという国の自己認識の一部として組み込まれてしまっていると思われるからです。
> 東京裁判の否定は、アメリカという国家の否定に直結するので、誤りであるとわかっていてはいても、このまま突き進むことになるわけです。

 これは人間として余りに厳しいでしょう。
 
 あれだけ多くの犠牲者を出してやったことが、共産主義の支援だったとは・・・・。
 これを考えると辛くて眠れなくなるでしょう。

 だからこの後数百年考え直せないのでは?

> こうしみると、アメリカはアメリカで、日本とは異なる形で第二次世界大戦の呪縛にとらわれていると言えるわけですが、東京裁判の否定=国家否定につながりかねない以上、認めたくても認められないジレンマに陥っているのではないでしょうか?

 ちなみに東京裁判と日本占領を正しく評価できない事が、「オレなら世界を民主化できる」と言う超ノーテンキな歴史認識=自己評価につながり、それで気楽にイラク戦とかやって、後で大変なことになるわけです。

 本当は日本もドイツもアメリカに民主化されたわけでなく、元々民主主義国家だし、ファシズムってそもそも民主主義から生まれるモノなのです。 これはもうソクラテスが言っているんですよね。

 「民主主義は僭主制に至る」って。 つまり民主制から民衆の支持による独裁者が生まれるって事なのですから。

 
  1. 2015-12-31 11:02
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

https://www.youtube.com/watch?v=-vie4aWYLYE

21分位に、西部氏がアメリカとソ連は双子と主張されています。ルーズベルトはニューディールのサヨクです。
  1. 2015-12-31 15:32
  2. URL
  3. NINJA300 #/xzFVZWc
  4. 編集

今年もお陰様で楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。有難うございました。

来年の我が国と世界は、ますます疾風怒涛の展開になりそうです。ますます、よもぎねこさんの切れ味の鋭い論評が必要になると思います。よろしくお願い致します。

それでは、新しい年がよもちゃんとよもぎねこさんにとって最良の年になりますようにお祈りいたします。

良いお年をお迎えくださいませ。
  1. 2015-12-31 17:40
  2. URL
  3. 都民です。 #-
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Re: タイトルなし

> https://www.youtube.com/watch?v=-vie4aWYLYE
>
> 21分位に、西部氏がアメリカとソ連は双子と主張されています。ルーズベルトはニューディールのサヨクです。

 有難う御座います。 後で見ます。
  1. 2015-12-31 20:58
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 今年もお陰様で楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。有難うございました。
>
> 来年の我が国と世界は、ますます疾風怒涛の展開になりそうです。ますます、よもぎねこさんの切れ味の鋭い論評が必要になると思います。よろしくお願い致します。
>
> それでは、新しい年がよもちゃんとよもぎねこさんにとって最良の年になりますようにお祈りいたします。
>
> 良いお年をお迎えくださいませ。

 有難う御座います。
 今年一年、楽しんでいただけなら本当にうれしいです。

 来年もよもちゃん共々頑張ります。 
  1. 2015-12-31 21:02
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  3. よもぎねこ #-
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