日米同盟、かつてなく強い=国務長官
【ワシントン時事】ケリー米国務長官は22日、日本の天皇誕生日を祝う声明を発表した。長官はこの中で、4月の安倍晋三首相の公式訪米と日米防衛協力の指針(ガイドライン)再改定、10月の環太平洋連携協定(TPP)大筋合意などの動きに触れながら、「われわれの同盟は過去1年間でかつてないほど強くなった」と指摘した。 (2015/12/23-06:58)

しかしホントに日米同盟は強いのか?
イザとなった時に、アメリカはホントに日本を守るのか?
それは誰にもわかりません。
例えアメリカ大統領が今「日本が中国に攻撃されたら、国運をかけて日本を守る!」と宣言しても、本当に日本が攻撃されたときに、アメリカがどうするかはアメリカにもわかららないでしょう。
だってアメリカは民主主義の国です。
大統領も議会も、選挙の度に替わります。
例え同じ議会、同じ大統領の時に、日本が攻撃されても、その時その場の状況が、今と全く同じと言う事はないでしょう。
だから幾ら日米同盟が強くても、イザと言う時アメリカがどう行動するかは、アメリカ政府にもアメリカ軍にもわからないのです。

だったら日米同盟は無意味なのでしょうか?
それは違います。
そもそも日米同盟の価値は、イザとなった場合、アメリカが日本を守るかどうかではありません。
中国側からすると、「日米同盟がある限り、日本を攻めた時に、アメリカが参戦しないと言う確信が持てない」事です。
中国軍が自衛隊に勝てるかどうかは、かなり怪しいです。
しかし現実に勝てないにしても、中国は国内では日本には楽勝と言うプロパガンダを続けてきました。 だから中国の政権には、自衛隊には勝てないと言う理由で、日本侵略を止めると言う選択肢はありません。
けれどもさすがの中国共産党も、アメリカに楽勝と言うプロパガンダまではできませんでした。
勿論現実的にも現在の中国軍には、到底アメリカ軍には勝ち目はないのです。
だから日本を侵略したら、アメリカ軍が参戦するとなれば、「負けるから止めるアル」と言う事には、全中国が納得jします。
けれども日本を侵略しても、メリカ軍は参戦しないと確信が持てるならば、「自衛隊に負けるかも知れないから、日本侵略は止めるアル」とは誰も言えないです。

つまり中国がアメリカが日本を見捨てると言う確信が持てない限り、アメリカが参戦すると言う不安を持つ限り、日中戦争は起きません。
しかしアメリカ軍は参戦しないと確信すれば、中国としては戦争をせざるを得ないのです。
その意味で最も効果的な抑止力は在日米軍です。
沖縄タイムスや琉球新報などの反米メディアは「基地があるから戦争に巻き込まれる」「基地があるから攻撃される」との珍説を唱えます。
しかしもし中国軍が米軍j基地を攻撃すれば、基地の性質上、条件反射的に反撃します。 基地ってその為にあり、常日頃その為に訓練しているのですから。
つまり中国軍の攻撃=米軍の日中戦争参戦になるのです。
これじゃ絶対アメリカ軍とは戦いたくない中国軍は、絶対に米軍基地を攻撃できないでしょう?

つまり在日米軍は人数や装備に関係なく、日本に「居る」だけで確実に中国除けになるのです。
そして日中戦争に米軍を参戦させるのに在日米軍ほど確実な人質はないのです。
多少なりとも知恵のある人なら、こういう大変な価値のある人質はできる限り丁重に扱い、末永くいて頂けるようにするべきです。
その為には多少のおカネがかかっても構いません。
思いやり予算なんぞ、日中戦争が起きる事に比べたら安い物です。 それとも反戦平和を唱え戦争を防ぎたい連中は、命より金なんでしょうか?

勿論いつまでもアメリカ軍をの威を借りて平和を守る事は不可能でしょう。
しかし日本が憲法を改正して、国力に相応しい防衛力を整備して、中国側が「日本軍怖いアル!! だから尖閣も沖縄も諦めるアル!」と思うようになるまでは、日米同盟と在日米軍を大切にするべきなのです。
中国と戦争したくなければね。