2015-12-22 22:20

キリスト教の思い出

 明々後日はクリスマスです。
 今は街中どこでもクリスマスデコレーションで溢れています。

 しかし日本のキリスト教徒は総人口の1%以下で、日本は世界最大の非一神教国なのだそうです。

 イヤそれだけじゃないです。 日本はアニミズム信仰を守る世界唯一の先進国なのです。
 
 なぜ日本にキリスト教は普及しなかったのか? 
 その理由は色々と考察されているようです。

 キリスト教が日本で広まらなかった理由 - 島田裕巳(宗教学者)

 しかしワタシとしては凄く単純明快な話だと思っています。

 実はワタシはキリスト教に入信しようと思って止めちゃったのです。 しかしその理由が結局そのまま日本人にキリスト教が受け入れられない理由だと思っています。

251

 ワタシは小学生の頃、毎週近所の日曜学校に通っていました。

 そこは多分プロテスタントの教会で、毎週日曜日の朝早く、子供達にキリスト教の教えを広めていたのです。
 
 そこに行くと、色々な話を聞けて結構面白かったし、帰りには綺麗なカードをくれました。 あれは今にして思えば、アメリカのクリスマスカードの売れ残りだったと思うのですが、しかしその頃(1960年代初頭)はそんな綺麗なカードなんか普通には売っていなかったのです。
 
 それでワタシは結構熱心にその日曜学校へ通いました。

 因みに我が家は浄土真宗です。 

 しかし両親はそんなこと全然気にしていなくて、日曜の朝早くから子供の面倒を見てくれる奇特な所ぐらいに思っていたようです。
 ウチだけでなく他の子供達の家も皆そうだったと思います。

252

 ともかくこうして毎週毎週、日曜学校でお話を聞いていると、子供心にもキリスト教の教えはそれなりに正しく、ワタシは「キリスト教徒になっても良いかなあ・・・・・。」と思うようになりました。

 けれどもどうもひとつ困った事がありました。
 
 キリスト教徒でないと、天国へ行けないと言うのです。

 ウチは浄土真宗ですから、そうするとワタシは死んだら天国で独りぼっちになってしまいます。

 その頃のワタシは大変甘ったれのガキで、学校から帰って家の中に誰もいなかったりすると、誰か帰ってくるまでオイオイ泣いていました。 

 そ、それなのに天国で独りぼっち!!

 そんなん、いやや!!(その頃ワタシは大阪にいたんです)

253

 そや! お父ちゃんもお母ちゃんもお祖母ちゃんも、キリスト教になってもろうたらええやん♪♪
 
 ワタシはお父ちゃんとお母ちゃんは案外簡単にキリスト教徒になってくれるんじゃないかと思っていました。 だって二人とも宗教には無関心だと言うは、子供心にもわかっていたからです。

 しかし問題はお祖母ちゃんです。

 お祖母ちゃんは両親とは違って、本当に熱心な門徒でした。 そしてキリスト教は大嫌いでした。
 だからお祖母ちゃんにキリスト教徒になって貰う事は、絶対不可能だと思うしかありませんでした。

257

 けれどもここで子供心にもキリスト教に対して根源的な疑問が出てきたのです。

 ワタシの目から見て、お祖母ちゃんは間違いなく心の正しい人でした。

 お祖母ちゃんは知り合いのお婆さんが寝たきりになって家族からも見捨てられていたので、自分が介護を引き受けてそのお婆さんが亡くなるまでそれを続けました。
 勿論無償です。

 お祖母ちゃんはワタシ達兄弟が通う学校の校庭の草むしりをしてくれました。 夏の炎天下に毎日、毎日校庭の草をむしり、校庭の隅々まで子供達が使えるようにしてくれたのです。

 誰に頼まれたわけでもありません。 
 子供達皆の為に、自分ができる事をしようと思って一人やっただけです。

 まだ世の中に老人介護やボランティアなんて言葉もない時代にです。

260

 でもそんな人でも、キリスト教徒でなければ天国へ行けない。
 地獄へ堕ちてしまう。

 これは少しオカシイではありませんか?

 お祖母ちゃんがキリスト教徒にならなかったのは、年よりになるまでキリスト教に出会う機会がなかったからです。 キリスト教を知る機会はなく、一方浄土真宗の坊さんたちがキリスト教は悪い物だと教えたからです。
 
 正直なお祖母ちゃんは、素直にそれを信じただけです。

 しかしそれがお祖母ちゃんの罪でしょうか?

 キリスト教の神様が日曜学校の先生達が言うように全知全能であるならば、チャンと世界中の人が全て大昔からキリスト教の教えを知る機会を与えるべきではありませんか?

 それをしないでキリスト教徒しか天国に行けないと言うなら、キリスト教の神様は随分の不公平な神様と言わざるを得ません。

 こうした疑問が消えなかったので、ワタシは結局キリスト教徒になるのは止めたのです。

276

 しかし天国でも、お母ちゃんやお父ちゃんやお祖母ちゃんと一緒でないイヤだからキリスト教徒になるを止めたって、子供心にもあんまりにも甘ったれだと言う引け目を感じた事も確かです。
 
 けれどもそれからン十年後の事です。 その引け目がなくなりました。

 偶々阿部謹也のヨーロッパ中世史の本を読んでいた時に、ワタシと同じ理由でキリスト教徒になるのを止めた人の話が出ていたのです。

 それはローマ帝国末期、キリスト教の宣教師がゲルマン人にキリスト教を布教した頃の事です。

 あるゲルマンの族長が、洗礼を受ける直前に宣教師に聞いたのです。

 「キリスト教徒して死んだら、自分は天国で亡くなった両親や戦友達と会うことができるだろうか?」と。

 宣教師は「否」と答えました。

 そこで族長は洗礼を中止してしまいました。

277

 族長と言うからには、勿論大人で、天国で独りぼっちだと淋しいなんて甘ったれた事を考えたわけではないでしょう。

 しかし彼もまた自分と同等か或いはそれ以上に善良で心正しかったと思える人々が、キリスト教徒でないと言う理由で天国へ行けないと言う宗教に違和感を感じたのではないでしょうか?

 これはキリスト教の抱えているジレンマでしょう。

 善人なら誰でも天国に行けるのなら、キリスト教を布教する意味がなくなります。 しかしキリスト教徒でないと天国に行けないと言えば、上記の問題が出てきて、「キリスト教の神様って不公平じゃん!!」と言う事になってしまいます。

 ちなみに神道などと違って、キリスト教は人工宗教なので、聖書のようなわかりやすいハンドブックがあり、そしてそれに沿って教えを説くので、子供心にも合理的に思えて理解しやすいのです。

 しかしその為に今度は子供でもわかる論理矛盾がボロボロ出てきます。

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 実際フランシスコ・ザビエルが日本で布教した時も、この手の論理矛盾を日本人に突かれて大変な苦労をし「もう精根尽き果てた。自分の限界を試された。」とイエズス会に書き送っています。

 結局宗教を下手に論理的に説明しようとすれば、ソルボンヌ大学を優秀な成績で卒業した聖者フランシスコ・ザビエルと雖もお手上げなのです。

 だから日本人は最初からそういう事を全部放棄したのかも?

 なにごとが おわしますかは しらねども 勿体なさに 涙こぼれる

 こういう信仰心ならば論破不能ですから。

 しかしそれはそれとして日曜学校の先生達には今でも感謝しています。
 
 日曜学校でキリスト教の話を聞いていたお蔭で、西洋文学や西洋美術に出てくるキリスト教の話はすんなりと理解できました。 
 ああいうの大人になってから勉強するなんて大変ですからね。

283

 明々後日は、よもちゃんと二人で、ヤドリギを飾ってクリスマスを祝います。

 よもちゃんは夢の中でチコ様とキスするから、クリスマスイブ寝る前にヤドリギはベッドの上に吊るすようにと言います。

 二人ともキリスト教徒じゃないけど、良いんですよ。
 
 クリスマスって元来ゲルマン人の冬至の祝いです。
 キリスト教がゲルマン人に布教するのに、クリスマスをキリスト教に取り込んだのです。

 ゲルマン人は一年で一番暗い日が終わった事を祝ったのです。
 だからワタシとよもちゃんもクリスマスを祝います。
 
 冬至を過ぎて力を取り戻す太陽と、長くなる日を寿ぎます。
  1. 個人的体験から
  2. TB(0)
  3. CM(26)

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  1. 2015-12-22 22:50
  2. #
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あらら、管理者にだけ表示を許可するに、しちゃったようです。
そんな御大層なコメではありません。すみません。
  1. 2015-12-22 22:53
  2. URL
  3. 無才 #-
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Re: タイトルなし

> 私は一生懸命良い子にして、枕元に靴下を置いて寝ましたよ。
>
> 最近は、なんも入っていません。どうしたことでしょうね。(=^・^=)ノ

 良い大人ではあっても、良い子とは言えないからです。
  1. 2015-12-22 23:14
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> あらら、管理者にだけ表示を許可するに、しちゃったようです。
> そんな御大層なコメではありません。すみません。

 大丈夫ちゃんと返信いたしました。
  1. 2015-12-22 23:15
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

自分のX'masの思い出といえば、バタークリームでできたクリスマスケーキ。 まだ小学校に上がる前だと思いますが、自分が記憶している初めてのX'masで母が買ってきてくれたのですが、それが多分自分にとってのケーキ初体験かと。当時の自分の目には吃驚するほど豪華で、大喜びで母が切り分けてくれたケーキを一口、二口…………… バタークリームの妙な甘味に馴染めず胸焼けが………… 姉と妹は美味しそうにパクついていたけど、自分は………… まあ、せっかく母が買ってきてくれたのだから、残しちゃ悪いと幼心に思って、キチンと一個食べたけど、この体験以降、洋菓子がなんとなく苦手になり (他の洋菓子も同じに思えて) 、甘味は長らく和菓子一辺倒に。上京してから、職場の同僚の女の子に勧められた生クリームのケーキを食べてようやくケーキが食べられるようになりました(笑)が、バタークリームっていつ頃消えて、生クリームに変わったのですかね? ブログ主さん、バタークリームのケーキの思い出はありますか?(笑)
  1. 2015-12-22 23:26
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
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ロバート・オッペンハイマー「今や我は死なり、世界を破壊する者なり」
https://www.youtube.com/watch?v=Wb0aSCVkdlY
Oppenheimer: The Man Behind the Bomb -- A "Countdown to Zero" Exclusive
https://www.youtube.com/watch?v=486MZC8596g
Interview with J. Robert Oppenheimer. (RARE)
https://www.youtube.com/watch?v=lVCL3Rnr8xE

私の場合はよもぎねこさんの様に理詰めの論理展開ではなく、かなり感情論が入ってしまうのですが、以前TVで米国の田舎の善良そうな(だから悪気はないのでしょうが)おばさんが「日本人も全員キリスト教に改宗すればいいのに。」と語っていました。
それを見て私は「弾圧を乗り越えて信仰を守ったキリスト教徒(隠れ切支丹)の地である長崎にキリスト教徒の米国人が原爆を落とした理由をこちらが納得できるようにしてくれたらキリスト教徒になってやってもいいぜ。」と皮肉を言いたい気持ちになりました。

オッペンハイマーの伝記を読んだとき、どす黒い憎悪の感情がわいてくるのをおさえることができませんでした。
(ユダヤ人を助けた日本人への返礼が原爆かよと)

私は親戚に被爆者もいますしね。
  1. 2015-12-23 02:10
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

実は私も

>ワタシは小学生の頃、毎週近所の日曜学校に通っていました。

私も小学生の時に教会の日曜学校に通っていました。
(正確に言うと親に通わされていました)
今の今まできれいに忘れていましたが、よもぎねこさんの文章を読んで記憶が蘇りました。

つまんないことを書いて、すいません。
  1. 2015-12-23 08:25
  2. URL
  3. くれない #-
  4. 編集

 よもぎねこさんがお祖母さんのことを大好きだったのが、とても伝わってきました。身内の縁に薄い人を、見返りを求めずにただお世話したお祖母さんは仏さまみたいです。

 頭で考えて理屈でどうこうするのではなく、自然にお年寄りのお世話をしたり大事な孫の学校で草むしりをする姿が、あらゆるものに神様が宿っていると信じている日本人の信仰の原点だと思いました。

 私もお祖母ちゃん子でしたが、よもぎねこさんもご同輩のようで嬉しいです。
  1. 2015-12-23 08:57
  2. URL
  3. 都民です。 #-
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然り。完全に同意。それと一般の人はあまり知らんかもだけれど教会には「什一献金」てのがあって、収入の1/10を納める義務(じゃないという教会も有るけどしっかりと在る)がある。これかなりきつい。日本の新興宗教にもあるんでしょけどな。新約聖書にゃ献金をごまかした夫婦が瞬時に罰で死ぬ話なんて書いてあるし献金は初期教会の頃からの重大事。パウロの行脚も献金集めの部面は大きい。日本にゃその狭量さと併せて合わん宗教なんでしょな。信者少ないのは純粋に日本人が受け入れにくい内容ということに過ぎない気がしますな。神道とも仏教とも知れませんが、何やら日本人の感性そのものが豊かな宗教観を持つ気もします。
  1. 2015-12-23 10:49
  2. URL
  3. #-
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アニミズム=原始宗教

>日本はアニミズム信仰を守る世界唯一の先進国なのです。

これって実はとんでもなく凄いことなんですよね。
昔出会ったカトリックの大学教授は、温厚で博識な人でしたが「キリスト教には教義の体系がある。神道にはそれがない。だから神道は未開な原始宗教だ。」と言って神道を見下していました。
その時は私も「言われてみれば確かにそうだな。」なんて思っていましたが、今は、日本人の柔軟な世界観と高い倫理観は「万物に神が宿る」と考える神道から来ているんだと実感します。そうした世界観から来ている物語も多いですし。

さらに凄いのは、これによってカルト思想が流入するのを防いできたことです。
西尾幹二氏は、チャンネル桜の討論番組で「日本は外国の文化を何でも取り入れてきたわけじゃない。キリスト教や朝鮮儒教のような原理主義思想は受け入れなかったんです。」と言っていました。

一神教の国々では、宗派の対立だけでなく「原理主義派 vs 世俗主義派」「宗教保守派 vs 左翼リベラル」の対立も起きていますよね。極端から極端に振れる国も多いです。
日本は世俗的で、一見すると無宗教のようでありながら、社会の秩序が保たれ、豊かな文化があるという非常に稀有な国だと思います。
  1. 2015-12-23 11:30
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

よもぎねこさんの大阪弁( ´ ▽ ` )

キリスト教でもその他の宗教でも、他宗教信者や無宗教者を低い存在としてバカにするのが嫌です。それが高じて戦争が絶えないのでしょうし。しかし、だったら宗教なんて世界からなくなってしまえ!とは思えないんですよね。宗教から出てくる美はほんとうに美しいですから。建築も絵画も聖職者の装束も。賛美歌もコーランも声明もぞぞっとするほど美しいです。私は生コーランを聴きたくて25年前トルコに旅行に行きました。

最近ボストン美術館でしたか、モネの絵のキモノを着ようというイベントがアホなアジア系による文化盗用主義だ!との抗議で中止になっていましたが、キリスト教国にキリスト教徒でない日本人がクリスマスを祝うな!と言われたら嫌だなあ。
  1. 2015-12-23 11:41
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  3. こきち #97nXsu5.
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唯一絶対神て

宇宙がこんなに広くなってかえって居場所がなくなった気がします。どのあたりまでその力が及ぶのでしょうか?地球を離れて太陽系くらいまでなら分かりますが、他の恒星系、あるいはこの銀河系全部に及ぶのでしょうか?他の銀河系はどうでしょうか?少なくとも観測できる範囲すべてに及ばなければ”唯一絶対”などとはおこがましいでしょう。辻つじにかわいらしい八百万の神がいるという方がまだ受け入れられます。
  1. 2015-12-23 12:12
  2. URL
  3. 北向きの窓際 #-
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Re: タイトルなし

> 自分のX'masの思い出といえば、バタークリームでできたクリスマスケーキ。 まだ小学校に上がる前だと思いますが、自分が記憶している初めてのX'masで母が買ってきてくれたのですが、それが多分自分にとってのケーキ初体験かと。当時の自分の目には吃驚するほど豪華で、大喜びで母が切り分けてくれたケーキを一口、二口…………… バタークリームの妙な甘味に馴染めず胸焼けが………… 姉と妹は美味しそうにパクついていたけど、自分は………… まあ、せっかく母が買ってきてくれたのだから、残しちゃ悪いと幼心に思って、キチンと一個食べたけど、この体験以降、洋菓子がなんとなく苦手になり (他の洋菓子も同じに思えて) 、甘味は長らく和菓子一辺倒に。上京してから、職場の同僚の女の子に勧められた生クリームのケーキを食べてようやくケーキが食べられるようになりました(笑)が、バタークリームっていつ頃消えて、生クリームに変わったのですかね? ブログ主さん、バタークリームのケーキの思い出はありますか?(笑)

 ワタシが最後にバタークリームケーキを食べたのは大阪にいた頃だから多分1960年代の初頭だと思います。 ワタシも兄や妹もケーキは好きだけれど、バタークリームは今一だったのを覚えています。 でも結局喜んで食べたのですけどね。

 我家は父が甘い物大好きで、しかも子供には大甘の父親だったので、ケーキは始終買ってきてくれました。
 それでケーキに関しては、大変贅沢をして育ちました。

 大阪から名古屋、札幌と転居したのですが、その地の有名菓子店のお菓子を散々食べて育ちました。 ケーキだけでなく和菓子も沢山食べました。

 だからワタシ達兄弟は揃ってケーキ大好きに育ちました。
 
 それなのに2002年にオーストリアの旅行した時に、魔女の呪いでその後10年以上ケーキが食べられなくなりました。

 デメルの呪い
 http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-4341.html

 最近になってようやくこの呪いが解けてきたのですが、しかし未だにチョコレート系はダメです。
 
 実は先日妹がザッハートルテを買っておすそ分けしてくれるかも知れない話があったのですが、呪いが解けないので諦めました。

 デメルの魔女としてデメル本店以外では、ザッハートルテは絶対に食べさせたくないのでしょう。 ああ恐ろしい!!
  1. 2015-12-23 12:46
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> ロバート・オッペンハイマー「今や我は死なり、世界を破壊する者なり」
> https://www.youtube.com/watch?v=Wb0aSCVkdlY
> Oppenheimer: The Man Behind the Bomb -- A "Countdown to Zero" Exclusive
> https://www.youtube.com/watch?v=486MZC8596g
> Interview with J. Robert Oppenheimer. (RARE)
> https://www.youtube.com/watch?v=lVCL3Rnr8xE
>
> 私の場合はよもぎねこさんの様に理詰めの論理展開ではなく、かなり感情論が入ってしまうのですが、以前TVで米国の田舎の善良そうな(だから悪気はないのでしょうが)おばさんが「日本人も全員キリスト教に改宗すればいいのに。」と語っていました。
> それを見て私は「弾圧を乗り越えて信仰を守ったキリスト教徒(隠れ切支丹)の地である長崎にキリスト教徒の米国人が原爆を落とした理由をこちらが納得できるようにしてくれたらキリスト教徒になってやってもいいぜ。」と皮肉を言いたい気持ちになりました。
>
> オッペンハイマーの伝記を読んだとき、どす黒い憎悪の感情がわいてくるのをおさえることができませんでした。
> (ユダヤ人を助けた日本人への返礼が原爆かよと)
>
> 私は親戚に被爆者もいますしね。

 ワタシはファインマンの自伝を読んだのですが、アメリカ人ならまあこんなモンだろうと思いました。

 オッペンハイマーもファインマンもユダヤ人ですが、オッペンハイマーが原爆投下を後悔して苦しんだのに対して、ファインマンはアッケラカンとしたものでした。

 戦争ですからね。

 しかしいずれにせよ原爆投下も、原爆投下だけでなく、東京大空襲始め都市無差空襲(ホントは無差別ではなく住宅密集地を選んで空襲した)も人道に悖るのです。

 でも異教徒の都市だから結構気楽こういう事が出来たのでしょうね。

 一神教にはそういう面があるんですよね。
  1. 2015-12-23 13:18
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 実は私も

> >ワタシは小学生の頃、毎週近所の日曜学校に通っていました。
>
> 私も小学生の時に教会の日曜学校に通っていました。
> (正確に言うと親に通わされていました)
> 今の今まできれいに忘れていましたが、よもぎねこさんの文章を読んで記憶が蘇りました。

 おお、やはりそういう方が他にいらしたのですね。
 あの頃結構日曜学校がありましたよね?
 
 今でもあるのかしら?

> つまんないことを書いて、すいません。

 誤って頂くなんて???、そんなことではありません。
 どうぞ、どうぞ、これからもドンドン書いて下さい。
  1. 2015-12-23 13:21
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

>  よもぎねこさんがお祖母さんのことを大好きだったのが、とても伝わってきました。身内の縁に薄い人を、見返りを求めずにただお世話したお祖母さんは仏さまみたいです。

 孫のワタシが言うのもなんですが、祖母はホントに立派な人でした。
 小学校しか出ていなかったのですが、正しいと思った事はホントに自分に犠牲にしてやりました。

 考えてみれば、今はもうワタシもあの頃の祖母の歳なのですが、到底真似はできません。

>  頭で考えて理屈でどうこうするのではなく、自然にお年寄りのお世話をしたり大事な孫の学校で草むしりをする姿が、あらゆるものに神様が宿っていると信じている日本人の信仰の原点だと思いました。
>
>  私もお祖母ちゃん子でしたが、よもぎねこさんもご同輩のようで嬉しいです。

 ワタシはあの頃毎夜祖母と寝ていました。 家が狭かったのでそうするしかなかったのですが。

 でもそういう祖母を天国に入れくれない神様なんて、信じられないですよね?
  1. 2015-12-23 13:24
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 然り。完全に同意。それと一般の人はあまり知らんかもだけれど教会には「什一献金」てのがあって、収入の1/10を納める義務(じゃないという教会も有るけどしっかりと在る)がある。これかなりきつい。

 ヨーロッパの豪華絢爛な教会はこれがあるからできるんでしょうね。
 尤もワタシは子供だったので、献金は日曜学校に行くとき親からもらう10円だけでした。

>日本の新興宗教にもあるんでしょけどな。新約聖書にゃ献金をごまかした夫婦が瞬時に罰で死ぬ話なんて書いてあるし献金は初期教会の頃からの重大事。パウロの行脚も献金集めの部面は大きい。

 ハハハ、実は父は宗教大嫌いだったのですが、理由は子供の頃、村の浄土真宗のお寺で、お寺に献金しなかった人が地獄に堕ちる話を聞かされてから、「アホ臭くなった」と言っていました。

>日本にゃその狭量さと併せて合わん宗教なんでしょな。信者少ないのは純粋に日本人が受け入れにくい内容ということに過ぎない気がしますな。神道とも仏教とも知れませんが、何やら日本人の感性そのものが豊かな宗教観を持つ気もします。

 一神教は他宗教を排除する事で成り立つのですよね。

 仏教のように神仏混淆はできないのです。

 これは日本人の感覚からすればすごい違和感ですよね。 

 
  1. 2015-12-23 13:30
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: アニミズム=原始宗教

> >日本はアニミズム信仰を守る世界唯一の先進国なのです。
>
> これって実はとんでもなく凄いことなんですよね。

 アフリカなどの途上国でも、アニミズム信仰を守っているのは狩猟民や遊牧民ぐらいで、都市民は皆キリスト教かイスラム教なんですよね。

> 昔出会ったカトリックの大学教授は、温厚で博識な人でしたが「キリスト教には教義の体系がある。神道にはそれがない。だから神道は未開な原始宗教だ。」と言って神道を見下していました。

 ハハハ、ワタシも原始宗教だとは思いますよ。
 
> その時は私も「言われてみれば確かにそうだな。」なんて思っていましたが、今は、日本人の柔軟な世界観と高い倫理観は「万物に神が宿る」と考える神道から来ているんだと実感します。そうした世界観から来ている物語も多いですし。

 そうなんですよね。
 
> さらに凄いのは、これによってカルト思想が流入するのを防いできたことです。
> 西尾幹二氏は、チャンネル桜の討論番組で「日本は外国の文化を何でも取り入れてきたわけじゃない。キリスト教や朝鮮儒教のような原理主義思想は受け入れなかったんです。」と言っていました。

 それはその通りでしょう。

> 一神教の国々では、宗派の対立だけでなく「原理主義派 vs 世俗主義派」「宗教保守派 vs 左翼リベラル」の対立も起きていますよね。極端から極端に振れる国も多いです。
> 日本は世俗的で、一見すると無宗教のようでありながら、社会の秩序が保たれ、豊かな文化があるという非常に稀有な国だと思います。

 そうでしょう。
 そして日本の自然が守られてきたのも、この原始宗教のお蔭です。

 ワタシは北海道神宮に行くたびに思います。 200万都市の真ん中に原生林が残ったのは、つまりは山全体を御神体とするアニミズム信仰のお蔭だと。
  1. 2015-12-23 13:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: よもぎねこさんの大阪弁( ´ ▽ ` )

 大阪弁ゆうたらウチは元々大阪生まれのネイティブスピーカーやもん。
 子供の頃は毎日大阪弁でくらしとったやんで。
 英語とかドイツは後からなろうたんや。 そやけどその頃はもうアタマの中が日本語だけで固まっとたからエライ往生したわ。
 そんでエライ苦労したのに、全然うもうならへんねん。

 > キリスト教でもその他の宗教でも、他宗教信者や無宗教者を低い存在としてバカにするのが嫌です。それが高じて戦争が絶えないのでしょうし。しかし、だったら宗教なんて世界からなくなってしまえ!とは思えないんですよね。宗教から出てくる美はほんとうに美しいですから。建築も絵画も聖職者の装束も。賛美歌もコーランも声明もぞぞっとするほど美しいです。私は生コーランを聴きたくて25年前トルコに旅行に行きました。

 そうですね。 ワタシもキリスト教の宗教音楽、宗教美術は美しいと思います。

 宗教には理念を超えて感動できる何かがあるのです。 

> 最近ボストン美術館でしたか、モネの絵のキモノを着ようというイベントがアホなアジア系による文化盗用主義だ!との抗議で中止になっていましたが、キリスト教国にキリスト教徒でない日本人がクリスマスを祝うな!と言われたら嫌だなあ。

 あらら、あのバカ騒ぎの最中にボストン美術館にいらしたのですか?
 あれは日系人が騒いだのじゃないのです。

 日系人以外の馬鹿サヨクが騒いだのです。
 ホントに馬鹿サヨクには着ける薬がないです。 
  1. 2015-12-23 13:52
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 唯一絶対神て

> 宇宙がこんなに広くなってかえって居場所がなくなった気がします。どのあたりまでその力が及ぶのでしょうか?

 欧米と中東と北アフリカそれにインドネシア、マレーシアなど東南アジアの一部だけです。

 日本では800万分の1の力しか及びません。

地球を離れて太陽系くらいまでなら分かりますが、他の恒星系、あるいはこの銀河系全部に及ぶのでしょうか?他の銀河系はどうでしょうか?少なくとも観測できる範囲すべてに及ばなければ”唯一絶対”などとはおこがましいでしょう。辻つじにかわいらしい八百万の神がいるという方がまだ受け入れられます。

 ハハハ、こういう発想はしかし一神教では許し難い涜神として糾弾されるんですよね。

 
  1. 2015-12-23 14:05
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

心の舌に合わない宗教

日本でキリスト教が広まらない理由はいろいろあるでしょうが、簡単に言ってしまえば、「まずい」の一言で済んじゃうような気がしています。

日本人の心の舌に合わない。たとえて言えば、コンニャクイモみたいなものでしょうか。あの人たち、「まずくてもお前の健康のためにいいんだから食え!」という強引さがあるでしょう。いくら健康に良いからといったって、コンニャクイモをそのまま食わされちゃたまりませんよ。コンニャクイモを加工してコンニャク製品にしてくれれば、おいしく食べられるんですけどね。

その点、賛美歌もクリスマスのイベントも、コンニャクイモのエグさはほとんどありません。だからこそ、おいしくいただいているんだと思います。キリスト教は血みどろの争いでエグさをかなり抜いてきましたが、それでも「イモ」本体は、なかなか受け入れられないんじゃないでしょうか。その点、仏教は、本体も派生製品も、日本人の心の舌に合っていたんだと思います。
  1. 2015-12-23 14:42
  2. URL
  3. Kamosuke #-
  4. 編集

子供の頃、日曜日になると、近くの教会から音楽隊が町内を練り歩き、教会へのお誘いがあり、何度か出かけたことがあります。そのときでしょうか、外国ではクリスマスがあってイブに靴下を用意しておくとプレゼントがあると、聞き、実行したことを想い出しました。残念ながら翌朝、なにも入っていませんでした。キリスト教をよく知りませんでしたが、中学時代、学校でスペイン映画『汚れなき悪戯』を見に行ったことがありました。こことき、マルセリーノの前にキリストが生きかえった姿で現れて、初めて十字架の意味を知りました。奥手なものでした。それ以来、どうもキリスト教は苦手です。そういえば、ダンテの『神曲』の地獄篇によると、日本人に限らずキリスト教以前の人たち、アブラハムやダビテ、そしてエレクトラやホメロス、アリストテレスなども地獄の門にも入れず、辺獄を彷徨うことになるのでしたね。
  1. 2015-12-23 14:58
  2. URL
  3. 酔っ払い爺さん #-
  4. 編集

Re: 心の舌に合わない宗教

> 日本でキリスト教が広まらない理由はいろいろあるでしょうが、簡単に言ってしまえば、「まずい」の一言で済んじゃうような気がしています。
>
> 日本人の心の舌に合わない。たとえて言えば、コンニャクイモみたいなものでしょうか。あの人たち、「まずくてもお前の健康のためにいいんだから食え!」という強引さがあるでしょう。いくら健康に良いからといったって、コンニャクイモをそのまま食わされちゃたまりませんよ。コンニャクイモを加工してコンニャク製品にしてくれれば、おいしく食べられるんですけどね。
>
> その点、賛美歌もクリスマスのイベントも、コンニャクイモのエグさはほとんどありません。だからこそ、おいしくいただいているんだと思います。キリスト教は血みどろの争いでエグさをかなり抜いてきましたが、それでも「イモ」本体は、なかなか受け入れられないんじゃないでしょうか。その点、仏教は、本体も派生製品も、日本人の心の舌に合っていたんだと思います。

 全くその通りですね。

 ワタシもクリスマスは好きだし、それに西洋音楽や美術や文学ではキリスト教は嫌いじゃないです。

 バッハなんかキリスト教無しではあり得ないですからね。 キリスト教有難うと言う気持ちです。

 でも他人が食べて元気にいろいろやるのは良いけれど、自分が食べるのごめんです。

 まあそういう宗教なのです。
  1. 2015-12-23 18:19
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 子供の頃、日曜日になると、近くの教会から音楽隊が町内を練り歩き、教会へのお誘いがあり、何度か出かけたことがあります。そのときでしょうか、外国ではクリスマスがあってイブに靴下を用意しておくとプレゼントがあると、聞き、実行したことを想い出しました。残念ながら翌朝、なにも入っていませんでした。キリスト教をよく知りませんでしたが、中学時代、学校でスペイン映画『汚れなき悪戯』を見に行ったことがありました。こことき、マルセリーノの前にキリストが生きかえった姿で現れて、初めて十字架の意味を知りました。奥手なものでした。それ以来、どうもキリスト教は苦手です。

 ワタシもあの磔刑像は苦手です。

 何もあんな惨い姿を拝まなくても・・・・と思うのですよね。

 しかし本場ヨーロッパではもっと無残な殉教者像が崇拝の対照になっています。

 あれは西洋人の好みなんでしょうね。 しかし日本人の感覚では絶対に違和感しか感じません。
 
>そういえば、ダンテの『神曲』の地獄篇によると、日本人に限らずキリスト教以前の人たち、アブラハムやダビテ、そしてエレクトラやホメロス、アリストテレスなども地獄の門にも入れず、辺獄を彷徨うことになるのでしたね。

 そうなんですよね。 キリスト教の教えからすれば、ソクラテスもプラトンの煉獄行きです。

 だったらうちのお祖母ちゃんも煉獄にいるのでしょう。 しかしソクラテスやプラトンと一緒なら良いではないかとも思います。
  1. 2015-12-23 18:24
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  3. よもぎねこ #-
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どうしても...

結婚を期に洗礼を受けて15年。未だに信じきれずにいるなか、家族円満の為に日曜日は礼拝に通っています。クリスチャンになって良かったこととして、家族友人の心身の健康のために心から祈ることができるようになったことと、日々の小さな恵に感謝できることです。しかし、水と緑に囲まれたこの日本で、砂漠やオリーブばかりの聖書の世界は違和感だらけです。そしてやはり、キリスト教を知らずに逝ったまじめに生きた祖父母が天国に行けないなんて理解できないのです。
  1. 2017-02-02 00:00
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  3. よしあ #-
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Re: どうしても...

> 結婚を期に洗礼を受けて15年。未だに信じきれずにいるなか、家族円満の為に日曜日は礼拝に通っています。クリスチャンになって良かったこととして、家族友人の心身の健康のために心から祈ることができるようになったことと、日々の小さな恵に感謝できることです。しかし、水と緑に囲まれたこの日本で、砂漠やオリーブばかりの聖書の世界は違和感だらけです。そしてやはり、キリスト教を知らずに逝ったまじめに生きた祖父母が天国に行けないなんて理解できないのです。

 ワタシが子供の頃キリスト教に違和感を感じたのは、羊の話ばかりやたらに出てくる事でした。

 http://yomouni.blog.fc2.com/blog-entry-4435.html

 大人になって遊牧について少し知るようになってから、あれは遊牧文化を基盤にした宗教なのだとわかりました。
 
 しかし日本は世界に稀な酪農ゼロ文化でしたから、遊牧民の文化は全く理解できないのです。

 それでキリスト教も理解できないのだと思いました。
 
  1. 2017-02-02 19:01
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  3. よもぎねこ #-
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