2015-11-24 22:44

フランスと中東雑感

 パリのテロ以降、フランスでは軍隊に志願する若者が激増しているそうです。
 徴兵制の実施を止めて久しく軍隊に関心を失っていた若者達が、今回の事で国家の危機を感じて、軍隊に志願し始めたと言うのです。

 そもそもこのテロに対してフランス人達は、常日頃は彼等がこの上もなく執着する個人主義をかなぐり捨てて、一致団結してテロに対決する姿勢を示しているようです。

 パリは「たゆたえども沈まず」(Fluctuat nec mergitur) - 大野ゆり子

 誰に言われたわけでもなく、誰に指導されたわけでもなく、フランス人個人個人による意思で。

 そして左翼大統領は、これまた断固たる姿勢でテロとの戦いを宣言しました。

 テロからフランスを守る為ならば、手段を選ばず、悪魔とでもプーチンとでも組む覚悟のようです。

002

 このようなフランスの姿勢に日本の馬鹿サヨクは、周章狼狽・茫然自失しているようです。
 
 しかしワタシは思いました。

 ああ、こういう国だから民主主義を守れるのだ。
 個人主義を最大限謳歌できるのだ。

 と。

 だって誰が何と言おうと、こうして首都の何でもないレストランがテロの標的になり、大量の市民が殺されると言うのは、国家の危機なのです。

 このようなことが頻発すれば、もう人々は安心して市民生活を続ける事はできません。 
 だから何とかしなければならないのです。

 で、フランスではその市民達一人一人が、瞬時にそれを自覚して、次のテロを防ぐために自分達のできる事を始めたのです。  そして日頃の意見の違いは横に置いて、自分の支持政党でない大統領の対応を尊重するのです。

005

 国民が団結するべき時には、国民一人一人の意思で、一致団結して危機に対応できるなら、日頃幾ら好き勝手をやっていても良いではありませんか?

 イザと言う時には、フランス人として一致団結できるからこそ、日頃は好き放題やっているのではありませんか?

 逆に言えば、国民全体にそうした基盤のない国では、民主主義など不可能なのです。
 そして個人主義も。

019

 フランスと言う国の歴史は、簡単に言えば王権の強化の歴史でした。 
 フランスはヨーロッパの中でも、最も早くから国王を中心とした中央集権体制が進んだ国でした。

 そしてそれがルイ14世時代に完成します。
 それはまたフランスの黄金時代でもありました。

 この時代、フランスはヨーロッパで比類ない程に豊な国、強い国、そして文化や芸術で他を圧倒する国になりました。
 ヨーロッパ中の王侯貴族が、フランス風の宮殿を建て、フランス製の衣装や化粧品で身を飾り、フランス語を話して暮らしました。
 
 東欧やロシアの貴族達は、氏素性が怪しくても読み書きさへできれば、フランス人と言う理由で我が子の家庭教師に雇い入れました。

 フランス人はこの時代既に、一流国民であることの誇りと実利を満喫していたのです。

021

 フランス革命はこの後に起きたのです。

 フランス人がフランス人であることが、全てのフランス人に自明な状況で、革命が起きたのです。 だから革命後の混乱に次ぐ混乱も、国家の分裂などに繋がらなかったのです。
 
 まして宗教や民族の問題など起きようもなかったのです。

 フランスは実は元々は多民族国家で、元来のフランスは現在イール・ド・フランスと言われる地域だけでした。 例えばフランス南西部ではフランス語ではなくオック語と言われる別な言語がつかわれていました。
 
 しかしリシュリュー枢機卿の時代に、フランス語の統一を行い、「世界で最も美しい言語」としてのフランス語を確立する事で、既に解決してたのです。

 だから言語や民族の問題が、フランス革命以降のフランスで深刻な問題になる事はありませんでした。

 つまりフランスはフランス革命に先立つ何百年も時間をかけて、国家と国家意識を完成させていたのです。
 だから市民革命によって、民主主義もそして個人主義も理想形で完成したのです。

029

 一方そうした基盤の一切ない中東の民主化は、独裁者政権の打倒=内乱と言う最悪の事態に陥りました。

 だってシリアもリビアもイラクも、歴史的に国家であった時代などありません。 歴史そのモノは途方もなく長いのに・・・・。

 イヤ、あれは民族や歴史に関係なく直線で国境線を引いた、欧米列強が悪いのだ。
 サイクス・ピコ条約が悪いのだ。

 勿論、あの国境線に合理性はないのです。
 しかし、それ以前はこれらの地域は、全部オスマン・トルコ帝国の領土でした。 そのオスマン・トルコ帝国は600年も続いたのです。

 600年一つの国だったところを、どうやって合理的に分割できますか?

039
 
 そもそもオスマン・トルコ帝国が600年も続いたのは、余りにも多数の民族が蝟集して暮らし、しかも民族の移動も頻繁に起きると言うこの地域では、特定の民族による民族国家の成立は不可能だったからではありませんか?

 地域や民族毎に首長や領主が乱立して、それらの間で揉め事が起きたら、オスマン帝国の皇帝が、それを仲裁したり処罰したりして、騒乱状態にならないようにする。

 そういう体制が一番合理的だったからではありませんか?

050

 そのオスマン・トルコ帝国が衰退したので、帝国はイギリスやフランスによって、切り刻まれたのですが、しかしそれではこの地域の人々は自分達の国を作るプランを持っていたのでしょうか?

 残念ながらそんなモンはありません。
 オスマン・帝国の支配に不満を持っていた首長や民族はいました。 でも支配が不満と言うのと、それで国家が作れると言うの八話が違います。

 だから第二次大戦後に独立した後は、そのままフランスやイギリスの引いた国境線を守るしかなかったのではありませんか?
 
 しかし結局それは国家モドキであって国家ではなかったのです。
 
 だから独裁者が強権的に国家の体裁を保つしかなく、独裁者が倒れると内乱に突入すると悲惨な状態になるしかなったのです。

053

 だって民主主義は皆で話あって、話し合いだけで決着がつかない場合は、多数決で物事を決める制度です。

 話し合いが円滑に進むのは、話し合いに参加する人達が一定の信頼関係を持ち、自分達全てが同じ共同体に属していて、それを良くしようと言う意思がある場合だけです。
 
 それが無い場合は際限もなく混乱するだけです。

 多数決に至っては少数派は絶対不利なのです。

 何百年もの間同じ民族や部族の以外とは連帯感を持たずに暮らし、まして宗教の違う人間は異教徒として攻撃して当然と言う暮らしをしてきた人達が、話し合いをして話がまとまるわけはないのです。

 そして部族間の揉め事だって、刃傷沙汰になったのはそう古い事でもないのです。

 ところがそういう地域にノーテンキ民主化を薦めた連中は、余程の理想主義者なのでしょうか?
 それとも何か余程腹黒い下心があったのでしょうか?

058

 テロに対するフランス国民の団結と、民主化以降内戦に突入した中東は、国民意識の有無による明暗そのモノを見せつけてくれました。

 因みにワタシはフランス人の個人主義は、国家への信頼の賜物だと思います。

 個人が家族からさへも縛られずに自由に暮らせるのは、つまりはイザと言う時には常に国家による庇護を期待できるからです。

 どんなに頑健で知力や気力に恵まれた人でも、個人と言うのは弱い存在です。 テロの被害を見ればわかるように、集団の暴力には一たまりもありません。 

 だから国家の庇護が期待できないような社会では、家族や部族、地縁血縁、宗教などを軸に人々が団結するしかないのです。

 しかしフランス人はもう数百年、そういう団結の必要としない社会、国家により個人が守られる社会を作ったので、個人主義を堪能してきたのです。

068

 けれども彼等は賢明なので、自分達の個人生活を守るためには、国家を守らなければならないと知っているのです。

 こういう国民だから民主主義国家を維持できているのです。

 そして平時には個人主義を堪能して、享楽的で自由な生活を満喫できるのです。
  1. ヨーロッパ
  2. TB(0)
  3. CM(14)

コメント

日欧の違い

>パリのテロ以降、フランスでは軍隊に志願する若者が激増しているそうです。

ヨーロッパ人たちは、自国の安寧と民主主義が人為的な努力と叡智の上に築かれていることを知っていますからね。
だから、それが壊れそうなときは、自らの力で何とかしなければならないことは、彼らにしては当然なのです。

>このようなフランスの姿勢に日本の馬鹿サヨクは、周章狼狽・茫然自失しているようです。

翻って、日本のおバカな反日サヨクの方々は、安全も民主主義も天賦の賜物のように考えています。
だから、安倍総理のような極右モンスターさえ排除すれば、憲法9条のもとで、咲き誇るお花畑の中、永遠の平和を享受できると考えるのです。

こういうタイプの人間が、知識人階級に異常に多く存在することが、我が国の大問題であります。
  1. 2015-11-25 07:49
  2. URL
  3. くれない #-
  4. 編集

 国や地域によって置かれている社会の成熟度が違うということでしょうか?確かに、身近な中韓(*古代?)の様子を見ていると、2015年に生きていても違う時代の国だと思ってしまいます。

 よもぎねこさんが書かれた、民主主義とは中央集権が成立して何百年もかけて熟成された結果であるという箇所を読み、初めてルソーの社会契約論(1762年発表)の意味が少し分った気がします。

 我が国では、奈良時代に701年(大宝元年)に大宝律令が制定され中央集権体制が始まりました。そして、ブルボン朝(1589~1792年まで、1814~1830年)がフランスの中央集権体制の始まりだそうです。

 中東の状況を社会的にも宗教的にも若い状態だというのは、中東の専門家が指摘していました。特に池内恵さんの文章を読むと、外的な要因よりも内的な要因によって現在の状況が作り出されているということのようです。つまり民主主義の元になる中央集権体制が中東では熟成されていないから現状では民主主義を作れない、というよもぎねこさんと池内さんの冷静で陰謀論に与しない分析は非常に説得力があります。

 それにしても昨晩は、ロシア機がトルコに領空侵犯して撃墜されて驚きました。両国とも民主主義国家とは言い難く、しかも因縁浅からぬ仲です。これからもめ事が拡大しないと良いのですが、どうなるでしょうか?



  1. 2015-11-25 08:25
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

Re: 日欧の違い

> >パリのテロ以降、フランスでは軍隊に志願する若者が激増しているそうです。
>
> ヨーロッパ人たちは、自国の安寧と民主主義が人為的な努力と叡智の上に築かれていることを知っていますからね。
> だから、それが壊れそうなときは、自らの力で何とかしなければならないことは、彼らにしては当然なのです。
>
> >このようなフランスの姿勢に日本の馬鹿サヨクは、周章狼狽・茫然自失しているようです。
>
> 翻って、日本のおバカな反日サヨクの方々は、安全も民主主義も天賦の賜物のように考えています。
> だから、安倍総理のような極右モンスターさえ排除すれば、憲法9条のもとで、咲き誇るお花畑の中、永遠の平和を享受できると考えるのです。
>
> こういうタイプの人間が、知識人階級に異常に多く存在することが、我が国の大問題であります。

 そうなのです。

 ホントは高校世界史程度の知識があれば、これはわかるはずです。 世界で最も早く市民革命を行って民主主義国家成立させた国の一つですが、その過程で大変な苦労があり、民主主義確立が容易でなかったのです。

 そういう苦難を乗り越え上で確立したのが、フランスの民主主義なのに、日本の知識人はそれを勝手にGHQが押し付けた戦後門主主義と混同しているのです。

 一体彼等は何の為に高校で世界史を学んだのか?
  1. 2015-11-25 10:55
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

>  国や地域によって置かれている社会の成熟度が違うということでしょうか?確かに、身近な中韓(*古代?)の様子を見ていると、2015年に生きていても違う時代の国だと思ってしまいます。

 そうなのです。 ワタシ達日本人の21世紀と中韓の21世紀、そして中東の21世紀は違うのです。 

>  よもぎねこさんが書かれた、民主主義とは中央集権が成立して何百年もかけて熟成された結果であるという箇所を読み、初めてルソーの社会契約論(1762年発表)の意味が少し分った気がします。
>
>  我が国では、奈良時代に701年(大宝元年)に大宝律令が制定され中央集権体制が始まりました。そして、ブルボン朝(1589~1792年まで、1814~1830年)がフランスの中央集権体制の始まりだそうです。

 ワタシハアレクサンドル・デュマの「ダルタニャン物語」が大好きなのですが、あれがまさにブルボン朝下での中央集権化の物語なのです。
 
 あれを読むとブルボン王朝が様々の軋轢を乗り越えて、絶対王政を確立していった様子が活き活きと描かれています。 歴史小説も色々あるけれど、あれを読むとデュマの傑出した才能が良くわかります。

 しかしあれはフランスで広く一般に読まれた娯楽小説でもあり、フランス人の自国の歴史に掛ける誇りと愛情が良くわかります。

 そしてこの時代の中央集権化と言うのは、つまりフランスと言う国家の成立なのです。
 
>  中東の状況を社会的にも宗教的にも若い状態だというのは、中東の専門家が指摘していました。特に池内恵さんの文章を読むと、外的な要因よりも内的な要因によって現在の状況が作り出されているということのようです。つまり民主主義の元になる中央集権体制が中東では熟成されていないから現状では民主主義を作れない、というよもぎねこさんと池内さんの冷静で陰謀論に与しない分析は非常に説得力があります。

 なるほど池内さんもそうおっしゃっていたのですね。
 でも誰が考えても同じだと思います。

 だから今の民主主義国家の基準からすると、中東にマトモな国はできません。

 民主主義国家の制度を押し付けると、イスラム原理主義者が政権を取るって、その後混乱と内戦になるでしょう。 独裁政権になれば今度は民主化で揉めるでしょ

 本来ならこの地を平和にするには、「満州国方式」にでもするしかないのですが、しかしこれは植民地絶対悪の理念で不可能でしょう。

>  それにしても昨晩は、ロシア機がトルコに領空侵犯して撃墜されて驚きました。両国とも民主主義国家とは言い難く、しかも因縁浅からぬ仲です。これからもめ事が拡大しないと良いのですが、どうなるでしょうか?

 ロシアもトルコも国内に多数の民族を抱えています。 そして紛争地域と国境を接っして、その紛争が国内に波及するのを阻止するのに、手一杯です。

 これで民主主義国家で安定するのは難しいのです。
  1. 2015-11-25 11:15
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

元々、ヨーロッパの左翼と日本のサヨク(もどき)では
感覚が全然違うよな~とは前々から思っていましたが。
またまた、その違いがはっきりしてしまいましたね。

大体、日本より戦争責任を痛切に反省したはず?のドイツ
でも2011年まで徴兵制が存在し、武器輸出も大々的に
行ってますが、あちらのサヨクの方々が大々的に反対運動を展開した・・なんて話は聞きませんし。

しかし、ここ最近の難民・テロ騒動、欧州が被害者で
難民を受け入れる欧州は立派、日本はケチくせえ、みたいな意見が散見されるけど私は全然違うと思います。

欧州諸国って難民を迷惑がりつつも自ら
引き受けざるを得ない状況に足を踏み入れていますからね。地理的に近いとか遠いの問題じゃありません。

特に欧州の大国であるフランス、英国などは大戦後に独立した国々にあれこれ紛争や諍いの火種を残してしまいました。今さらそれをとやかく言うのは非現実的にしても、植民地支配の終わった後も欧米は武器輸出、政治的不和を煽る工作、などなど旧宗主国としての影響力を残すべく、いろいろなチョッカイを出してきたわけで。

ドイツの場合、英仏に比べると中東、アフリカに関してはそれほど手を汚しているわけではないけれども、そのドイツからして、丸山さんのブログから拝借した情報によれば、軍事顧問団の派遣に武器輸出・・なんて余計なチョッカイを出しているわけで。

http://www.einsatz.bundeswehr.de/portal/a/einsatzbw/!ut/p/c4/LYvBCsIwEET_KJuIVfRm6MWrB7W9yLZZymKalLi1UPx4E-gMDMw8BlrIDvjlAYVjQA9PaHo-d4vqFkcv4vBBWXPFt8zk_TaRrASPcnak-hhISgoF4ZxDQolJTTGJL2ROKRPFDhptamuOe73J_E731lYHXe3qq73BNI6XP1JT580!/

もちろん、欧米側からすると必ずしもそんな「下心」ばかりではなく、純粋に民主主義と人権を守る・・という「善意」もあったことはわかります。だけど、どれもこれも完全に裏目に出てるとしか思えません。

欧米世論は独裁者を倒せば、民主国家になると無邪気に信じておりました。メディアにもそのような傾向がありました。だから軍事介入も容易に実行に移せたんでしょう。
でも、イラクにシリア・・結果はご存知の通り。

よもさんがおっしゃるとおり独裁政権であるから、なんとか国家としての仕組みや治安が安定している国々が多数あります。 独裁で押さえつけているからこそ、なんとか国の形を成していて、難民も出なかったという面が多分にあったのではないかな?と。

もちろん、独裁政治がいいというわけではないけれど独裁が悪いのであれば、サウジや湾岸諸国の「独裁」も倒すべきでしょうが、何故やらないのか、日本人の私からすると中国はいいの?って話にもなりますし(欧州、特にドイツの政財界、マスコミの中国への傾倒ぶりは異様に映る)。

そんなわけで、テロは許せないし被害者は気の毒だけど
フランス始めとする欧州人が一方的に難民問題などで被害者面するのは違和感があるんですよね。
  1. 2015-11-25 11:35
  2. URL
  3. prijon #-
  4. 編集

ヨーロッパは国民国家へ回帰する?

リンク先の記事を読みました。書いたのはベルギー在住の方なんですね。リベラルで移民に寛容なベルギーの政策がテロリストに悪用されたようですね。
その記事と、よもぎねこさんの国家についての考察を読んで、私はヨーロッパの小国について考えました。

ご存知のように、ヨーロッパにはベネルクス三国や、もっと小さい国がたくさんあります。
これらの小国に共通しているのは、経済活動や安全保障で周辺の大国、特に同じ言語を話す隣の大国を利用しつつ、安い税金とリベラルな政策でグローバル企業や富裕層を呼び込み、隣の大国よりも高い生活水準を実現している点ですね。いわば「なんちゃって国民国家」です。
以前にフランス公共放送で、オランド政権が富裕層への増税をしようとしたら富裕層がベルギーに逃げてしまったというニュースをやっていました。

部族社会や封建制から国民国家への移行が完了しているヨーロッパにおいて、これらの小国が生き残ることができたのは、EU(の前身のEC)やNATOという安全保障の仕組みがあったからでしょう。ベネルクス三国は初期の頃からヨーロッパ統合に熱心でした。

しかしすでに経済の面ではEUの矛盾が現れていますよね。共通通貨ユーロの問題の他にも、グローバル企業が租税回避のために小国を利用することも批判されています。そして今度は難民問題にテロ問題です。
今後、ヨーロッパの「なんちゃって国民国家」である小国は、周辺の大国から経済の面だけでなく、安全保障の面でも批判されるようになるのではないでしょうか。
  1. 2015-11-25 18:00
  2. URL
  3. かんぱち #vF6NeGQU
  4. 編集

覚悟

以前によもぎねこさんが取り上げた、第二次世界大戦におけるイギリスの獣医さんの話を思い出しました。
それと、軍国主義に関する他のサイトの紹介(アメリカでは、日本の学徒動員が始まる前から、大学生達が自ら志願して戦場に赴いた)の件。

民主主義国家の構成員としての覚悟と責任感を感じます。

シールズのデモに対して、坂本龍一が「フランス革命のような事が起こっている!」と宣ったという報道が有りました。
なんという底の浅い見方なのか、フランス革命の成果たる現代フランスが始めた行動を正面から見てみろと言いたいです。

我が国はどうでしょうね。いざというとき、日本国民は国を守るまとまりを発揮出来るでしょうか?
安保のグダグダを思うと弱気になってしまいますが、大震災に対したまとまりを思うと心強く感じます。

  1. 2015-11-25 19:53
  2. URL
  3. もらもら #Fldqm66o
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Re: タイトルなし

> 元々、ヨーロッパの左翼と日本のサヨク(もどき)では
> 感覚が全然違うよな~とは前々から思っていましたが。
> またまた、その違いがはっきりしてしまいましたね。
>
> 大体、日本より戦争責任を痛切に反省したはず?のドイツ
> でも2011年まで徴兵制が存在し、武器輸出も大々的に
> 行ってますが、あちらのサヨクの方々が大々的に反対運動を展開した・・なんて話は聞きませんし。
>
> しかし、ここ最近の難民・テロ騒動、欧州が被害者で
> 難民を受け入れる欧州は立派、日本はケチくせえ、みたいな意見が散見されるけど私は全然違うと思います。
>
> 欧州諸国って難民を迷惑がりつつも自ら
> 引き受けざるを得ない状況に足を踏み入れていますからね。地理的に近いとか遠いの問題じゃありません。
>
> 特に欧州の大国であるフランス、英国などは大戦後に独立した国々にあれこれ紛争や諍いの火種を残してしまいました。今さらそれをとやかく言うのは非現実的にしても、植民地支配の終わった後も欧米は武器輸出、政治的不和を煽る工作、などなど旧宗主国としての影響力を残すべく、いろいろなチョッカイを出してきたわけで。
>
> ドイツの場合、英仏に比べると中東、アフリカに関してはそれほど手を汚しているわけではないけれども、そのドイツからして、丸山さんのブログから拝借した情報によれば、軍事顧問団の派遣に武器輸出・・なんて余計なチョッカイを出しているわけで。
>
> http://www.einsatz.bundeswehr.de/portal/a/einsatzbw/!ut/p/c4/LYvBCsIwEET_KJuIVfRm6MWrB7W9yLZZymKalLi1UPx4E-gMDMw8BlrIDvjlAYVjQA9PaHo-d4vqFkcv4vBBWXPFt8zk_TaRrASPcnak-hhISgoF4ZxDQolJTTGJL2ROKRPFDhptamuOe73J_E731lYHXe3qq73BNI6XP1JT580!/
>
> もちろん、欧米側からすると必ずしもそんな「下心」ばかりではなく、純粋に民主主義と人権を守る・・という「善意」もあったことはわかります。だけど、どれもこれも完全に裏目に出てるとしか思えません。
>
> 欧米世論は独裁者を倒せば、民主国家になると無邪気に信じておりました。メディアにもそのような傾向がありました。だから軍事介入も容易に実行に移せたんでしょう。
> でも、イラクにシリア・・結果はご存知の通り。
>
> よもさんがおっしゃるとおり独裁政権であるから、なんとか国家としての仕組みや治安が安定している国々が多数あります。 独裁で押さえつけているからこそ、なんとか国の形を成していて、難民も出なかったという面が多分にあったのではないかな?と。
>
> もちろん、独裁政治がいいというわけではないけれど独裁が悪いのであれば、サウジや湾岸諸国の「独裁」も倒すべきでしょうが、何故やらないのか、日本人の私からすると中国はいいの?って話にもなりますし(欧州、特にドイツの政財界、マスコミの中国への傾倒ぶりは異様に映る)。
>
> そんなわけで、テロは許せないし被害者は気の毒だけど
> フランス始めとする欧州人が一方的に難民問題などで被害者面するのは違和感があるんですよね。

 仰る通りです。 ヨーロッパ諸国は未だに植民地支配を謝罪も反省もしていないし、それどころかその権益を守る気満々なのですよね。

 難民の受け入れもそうした政策の一環です。

 勿論、民主主義を守ろうとか人権を守ろうとか言う善意だって全部嘘じゃないんですよ。 しかし実利や国益を計算しながらの善意なのです。

 これを政治家達は明確に計算ずくで、一般国民は感覚でやっているのです。 このあたりの阿吽の呼吸が何とも言えない所です。
  1. 2015-11-25 21:18
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: ヨーロッパは国民国家へ回帰する?

> リンク先の記事を読みました。書いたのはベルギー在住の方なんですね。リベラルで移民に寛容なベルギーの政策がテロリストに悪用されたようですね。
> その記事と、よもぎねこさんの国家についての考察を読んで、私はヨーロッパの小国について考えました。
>
> ご存知のように、ヨーロッパにはベネルクス三国や、もっと小さい国がたくさんあります。
> これらの小国に共通しているのは、経済活動や安全保障で周辺の大国、特に同じ言語を話す隣の大国を利用しつつ、安い税金とリベラルな政策でグローバル企業や富裕層を呼び込み、隣の大国よりも高い生活水準を実現している点ですね。いわば「なんちゃって国民国家」です。
> 以前にフランス公共放送で、オランド政権が富裕層への増税をしようとしたら富裕層がベルギーに逃げてしまったというニュースをやっていました。
>
> 部族社会や封建制から国民国家への移行が完了しているヨーロッパにおいて、これらの小国が生き残ることができたのは、EU(の前身のEC)やNATOという安全保障の仕組みがあったからでしょう。ベネルクス三国は初期の頃からヨーロッパ統合に熱心でした。
>
> しかしすでに経済の面ではEUの矛盾が現れていますよね。共通通貨ユーロの問題の他にも、グローバル企業が租税回避のために小国を利用することも批判されています。そして今度は難民問題にテロ問題です。
> 今後、ヨーロッパの「なんちゃって国民国家」である小国は、周辺の大国から経済の面だけでなく、安全保障の面でも批判されるようになるのではないでしょうか。

 そう言えばその通りですね。 ブリュッセルとパリは車で一時間ほど、大阪と神戸程の距離で、同じフランス語で税金が安くなれば、当然引っ越しますよね。

 こういう小国は言ってみれば近隣の大国が、一種の緩衝材として利用してきた経緯があるので、存続できたのです。

 今後は近隣の大国がこうした税制面の抜け穴を塞ぎにかかるでしょう。 そして国家としての存在意味がなくなってくるのでしょうね。

 ちなみにスイスは絶対にEU加盟しません。 あの国はミニEUなので、EUに加盟したら、国家が存続不能だってわかっているのでしょう。
 
  1. 2015-11-25 21:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 覚悟

> 以前によもぎねこさんが取り上げた、第二次世界大戦におけるイギリスの獣医さんの話を思い出しました。
> それと、軍国主義に関する他のサイトの紹介(アメリカでは、日本の学徒動員が始まる前から、大学生達が自ら志願して戦場に赴いた)の件。
>
> 民主主義国家の構成員としての覚悟と責任感を感じます。

 国民がこういう責任感を持つから、民主主義が守れるのですけどね。 しかし日本の自称リベラリストはこれが全く理解できないようです。

> シールズのデモに対して、坂本龍一が「フランス革命のような事が起こっている!」と宣ったという報道が有りました。
> なんという底の浅い見方なのか、フランス革命の成果たる現代フランスが始めた行動を正面から見てみろと言いたいです。

 坂本龍一等は戦後民主主義を信奉しているだけで、民主主義は理解していないのでしょうね。
 
 そして戦後民主主義はGHQが日本を統治するために作ったモノで、民主主義とは根源的に違うのです。
 
> 我が国はどうでしょうね。いざというとき、日本国民は国を守るまとまりを発揮出来るでしょうか?
> 安保のグダグダを思うと弱気になってしまいますが、大震災に対したまとまりを思うと心強く感じます。

 ワタシはまとまると信じているのですけどね。
  1. 2015-11-25 22:22
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

テーマに関係のない質問で済みません

後ろから2枚目の画像のウリともカボチャにも似た黄色の果実は何でしょう?教えて頂ければ幸いです。
  1. 2015-11-26 00:58
  2. URL
  3. ぜろ坊主 #-
  4. 編集

>自分達の個人生活を守るためには、国家を守らなければ…

尊皇攘夷から明治維新までは防衛範囲は日本だけだったがすぐに朝鮮が大事だと気づき、日清日露戦争となりました。更に日韓併合のために防衛範囲がシナ大陸に広がって大東亜戦争となりました。日本防衛にとって問題は朝鮮ですね。仮想敵はロシアとシナだから戦略上朝鮮がどちらに付くかでだいぶ違う。それは日清日露時代と変わらず、今は振り出しに戻っただけです。そこで欧州と中東の関係と日本と朝鮮の関係は似てくる。勿論歴史的経緯とか違うが、厄介という点では似ている。相手が部族レベル、と言うところなんかねw。有事の際は欧州と同じでテロや騒乱を起こされるかもしれない。その時は米中露で仕切るから日本の出る幕は限られるでしょうがね。厄介度は中東よりも朝鮮の方が上かな。
  1. 2015-11-26 06:23
  2. URL
  3. #LkZag.iM
  4. 編集

Re: テーマに関係のない質問で済みません

> 後ろから2枚目の画像のウリともカボチャにも似た黄色の果実は何でしょう?教えて頂ければ幸いです。

 カボチャだと思います。 なぜか収穫されずに放り出してあるので、割れた奴もありました。 その割れた中を見ると完全にカボチャでした。
  1. 2015-11-26 16:29
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >自分達の個人生活を守るためには、国家を守らなければ…
>
> 尊皇攘夷から明治維新までは防衛範囲は日本だけだったがすぐに朝鮮が大事だと気づき、日清日露戦争となりました。更に日韓併合のために防衛範囲がシナ大陸に広がって大東亜戦争となりました。日本防衛にとって問題は朝鮮ですね。仮想敵はロシアとシナだから戦略上朝鮮がどちらに付くかでだいぶ違う。それは日清日露時代と変わらず、今は振り出しに戻っただけです。そこで欧州と中東の関係と日本と朝鮮の関係は似てくる。勿論歴史的経緯とか違うが、厄介という点では似ている。相手が部族レベル、と言うところなんかねw。有事の際は欧州と同じでテロや騒乱を起こされるかもしれない。その時は米中露で仕切るから日本の出る幕は限られるでしょうがね。厄介度は中東よりも朝鮮の方が上かな。

 そうですね。 フランスやイタリアと中東との関係が、実は日本と朝鮮、中国の関係になるのです。
 
 地理的に嫌いだ、関わりたくないで済まないのです。

 第二次大戦後はアメリカが韓国を抑えてくれたので、日本にとっては大変快適な状況でした。 しかし韓国の中国傾斜が止まらない以上、アメリカもいつまで韓国に付き合うかはわかりません。

 ワタシは今後は韓国は中国の属国となり、アメリカは手を引くと思います。

 だから日本としてはもう今後は韓国には絶対技術やカネを渡さず、朝鮮半島には関係なく日本本土を守る為の対応を考えるべきだと思います。

 本来は戦前もこうするべきでした。 朝鮮の近代化に掛けたおカネと労力は、日本国内に掛けるべきだったのです。
  1. 2015-11-26 16:36
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  3. よもぎねこ #-
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