2015-08-07 10:51

とっても中国 巨大巡視船

 中国は現在1万2千トンの巨大巡視艇を建造中だそうです。
 その建造目的が凄いのです。

米海軍があ然、中国「新鋭巡視船」の驚きの戦法とは
軍艦構造の船体である中国の新鋭1万2000トンクラス海警巡視船は、2万トンを超える船舶へ体当りするパワーを持っており、9000トン以下の船舶との衝突では自らはダメージを受けないようになっている。そして、5000トンクラスの船舶に衝突した場合は、相手を破壊して海底の藻屑としてしまうことができる

 何と!! 何と体当たりをして相手の船を沈めようというのです。

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 何でこんな馬鹿なこと言い始めたのか?
 
 中国が南シナ海で埋め立て工事をやっていますが、ここをこの巨大巡視船に警備させるつもりなのです。 そこへアメリカ海軍の軍艦が来たら、この巡視船で阻止しようと言うのです。

 しかし巡視船では火力で軍艦に勝てないので、巨大化させて体当たりしてアメリカの軍艦を沈めようと言うのです。  
 現在のアメリカ海軍の軍艦には、余り巨大なモノは少ないので、体当たりなら結構勝てると考えているようです。

067

 そ、そんなことをしないで中国も軍艦を出せば?

 と、思うけれど、軍艦対軍艦なら直ぐに砲撃戦になり、そのまま海戦になります。 そうなると中国海軍に勝ち目はありません。
 しかし巡視船が相手なら幾ら巨大でも軍艦側から砲撃するのは難しいです。 だから体当たりで軍艦を沈めれば良いと思っているようです。

 「砲撃しないから戦争じゃないアル!! だからアメリカも砲撃しないで欲しいアル!!」

 何と言うか、正に中国そのもののような発想ですよね。
 大声で威嚇しているのですが、実は完全な弱者戦略なのです。 
 
 こんなミットモナイ事をできる国は中国以外では韓国ぐらいでしょう。

 こういうのを見ると、この国には歴史上一度も、騎士道とか武士道のような価値感があった事がなく、ルールを守って堂々と戦うと言う発想はそもそもない事がわかります。

 ひたすら反則だけで勝つことを目的にしているような、そういう発想の国であることの証左みたいな話です。
 そして結局、臆病者なのです。 本当に戦うのは怖いのです。

 戦争は怖い、しかし戦争にならない範囲でどんな不法行為でも出来る限りする。

 これが中国の外交の基本なのです。 ちなにに戦前の中国の対日外交だって同じです。 戦前の日本はこの中国の不法行為にブチ切れて戦争を開始してしまったのです。

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 しかしこの巨大巡視船の体当たり作戦って上手く行くのでしょうか?
 
 ワタシは全然ダメじゃないかと思います。 確かに中国船は巡視船に限らず今まで結構、体当たりをやってきました。 
 しかしそれで沈められたのは、ベトナムの老朽漁船のように船足も遅く、逃げようとしても逃げられないような船だけです。

 この記事の本文にも出ていますが、体当たりで船を沈めると言う戦いは、サラミスの海戦の頃からレパントの海戦ぐらいまで、行われた戦い方です。 
 この頃までは敵船を沈める程の大砲がなかったので、頑丈な舳で相手船の船腹にぶつけて沈没させると言う作戦を取ったのです。

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 しかしこれって自分側が速度と運動性能で勝り、更に操船が上手くないとできません。 そうしないと相手に逃げられてしまうだけです。

 船が進む時に一番問題になるのが、造波抵抗と言う水の抵抗です。 しかしこれは船の喫水線の長さが長い程少なくなると言う性質があります。 
 それで船は大型になるほど、比較的小さな力で早く進む事ができます。
 だから大型船は速度は速いです。

 しかし大型船は舵を切っても小型船のように機敏に方向を変えらません。  速度がさほど変わらなければ、簡単に小型船に逃げられるでしょう。

 それに大型船は喫水が深いので、浅い海では活動ができません。
 
 南シナ海で中国が埋め立ていをしている岩礁の周りは、水深は浅いのです。 浅いから埋立が可能なのです。

 だったらアメリカ側の対応は簡単ですね。 小型でも速力の速い船を使って、さっさと岩礁のすぐ近くまで飛び込んでしまえば良いのです。
 巨大巡視船は近づく事ができません。
 
 それを無理矢理、体当たりをしようとして追い掛け回せば、座礁するのが落ちでしょう。

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 それにしても、本当に戦うのは怖いから巨大巡視船を作りながら、「体当たりして海の藻屑にしてやる」と嘯く神経と言うのは何でしょうか?

 黙って空母打撃軍を送り出すアメリカとは真逆です。 
 弱い犬程良く吠えると言う諺そのものではありませんか?

 こういう事を恥も外聞のなくできる国家がある事には、本当に驚きます。

 こういう世にもミットモナイ威嚇ができるのは、やはりこの国には武士道や騎士道のような戦士の倫理の伝統が無いからでしょうか?
  1. 特亜
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コメント

何故支那、朝鮮に武士道や騎士道が無いのか?

何故支那、朝鮮に武士道や騎士道が無いのか?

それは日本やヨーロッパと違い武人の地位が低いからです。支配者が都合よく(しかも使い捨てで)使われる道具の様な扱いだったからです。
その背景には当然儒教があり、自分らは四書五経読んで居さえすればいい。汗をかくようなことは奴隷にやらせればいいという考えです。日本も儒教を受け入れましたが、学んだ支配階級が武士だったので道徳律として受け入れる形になりました。(武士が汗を流して武芸の修行をする事を忌み嫌ったのでは話になりませんから)

文人支配の漢族の王朝は外からの遊牧騎馬民族にはやられっぱなしでした。ただ遊牧騎馬民族も漢化すると弱体化しました。
  1. 2015-08-07 12:01
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  3. taigen #-
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ギリシャとアケメネス朝ペルシャ、古代の香りが♪

 サラミスの戦い、知りませんでした。何だか昔のハリウッド・スペクタクル映画みたいですね。流石は中国4千年?戦い方まで古めかしい。

 中国は大陸国家だから、操船技術が低いみたいですね。それに引き換え我らが海保は、以前 尖閣で中国漁船への見事な連続インターセプトを披露しましたよね。東海大の山田教授が絶賛していました。海自もきっと素晴らしいでしょうね。

 それにしても、体当たりなんて恥ずかしい作戦をよく口にできますね。よもぎねこさんの仰る通り、日米と正面から対峙したくないのが分ります。こんな恥も外聞もない外交をする国とやり合うには、我が国も面の皮をう~んと厚くして望まないといけませんね。
  1. 2015-08-07 13:47
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  3. 都民です。 #-
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バクテリアの勝利

このエントリーを読んで、ふと『宇宙戦争(War of the Worlds)』の話しを思い出しました。

巨大なトライポッド(=宇宙船?)に乗ってやって来た圧倒的な力を見せる宇宙人。人間は手も足も出ず。しかしやがてトライポッドは機能停止。何と宇宙人は地球にある普通のバクテリアに負け、病気になって死んだのでした。

中国には、デカければ良いと、思わせておきましょう。
  1. 2015-08-07 14:17
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  3. tna6310147 or ベヒモス #-
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そこまで言うなら

リンク先の画像を見る限り、体当り用の衝角は付けてないみたいですね。そこまで体当りをアピールするなら頑丈な衝角つけて見た目でも威圧感を加えれば良いのに(笑)

↓ちなみにWikipediaでの衝角の記事です。

日清戦争の黄海海戦(1894年)時においては、清国北洋水師の「定遠」などが衝角を備え、日本海軍聯合艦隊と戦闘を行ったが、軽快艦艇で構成された聯合艦隊は衝角攻撃をかわし、かつ速射砲により多数の砲弾を浴びせる事により、北洋水師艦艇に対し損害を与えている。
近代軍艦における衝角は20世紀初頭まで装備された。日露戦争時には両軍の主力艦に装備されていたが、日本海海戦においては、数千メートル離れた距離からの砲撃のみによって戦艦を撃沈できることが明らかになった。その後まもなく衝角は装備されなくなり、ワシントン海軍軍縮条約による旧式主力艦の廃艦で1920年代にほぼ絶滅する。
  1. 2015-08-07 20:24
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  3. もらもら #Fldqm66o
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Re: 何故支那、朝鮮に武士道や騎士道が無いのか?

> 何故支那、朝鮮に武士道や騎士道が無いのか?
>
> それは日本やヨーロッパと違い武人の地位が低いからです。支配者が都合よく(しかも使い捨てで)使われる道具の様な扱いだったからです。
> その背景には当然儒教があり、自分らは四書五経読んで居さえすればいい。汗をかくようなことは奴隷にやらせればいいという考えです。日本も儒教を受け入れましたが、学んだ支配階級が武士だったので道徳律として受け入れる形になりました。(武士が汗を流して武芸の修行をする事を忌み嫌ったのでは話になりませんから)
>
> 文人支配の漢族の王朝は外からの遊牧騎馬民族にはやられっぱなしでした。ただ遊牧騎馬民族も漢化すると弱体化しました。

 騎士も武士も元来支配者に使える警備員みたいな階級でした。
 しかしそれがやがて実力で社会の中心になったのです。

 ではなぜ中国がそうならなかったのか?
 儒教だけで理解できるのか?

 ワタシはこれ少し疑問です。 何とか勉強したいと思っています。
  1. 2015-08-08 09:21
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  3. よもぎねこ #-
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Re: ギリシャとアケメネス朝ペルシャ、古代の香りが♪

>  サラミスの戦い、知りませんでした。何だか昔のハリウッド・スペクタクル映画みたいですね。流石は中国4千年?戦い方まで古めかしい。
>
>  中国は大陸国家だから、操船技術が低いみたいですね。それに引き換え我らが海保は、以前 尖閣で中国漁船への見事な連続インターセプトを披露しましたよね。東海大の山田教授が絶賛していました。海自もきっと素晴らしいでしょうね。
>
>  それにしても、体当たりなんて恥ずかしい作戦をよく口にできますね。よもぎねこさんの仰る通り、日米と正面から対峙したくないのが分ります。こんな恥も外聞もない外交をする国とやり合うには、我が国も面の皮をう~んと厚くして望まないといけませんね。

 ハハハ、中国ってアケメネス朝ペルシャと同じ古代の専制国家ですから。
 ちなみにサラミスの海戦は西洋史では「先制主義に対する民主主義の勝利」として認識されています。

 ペルシャは巨大帝国だったけれど、元来内陸国家なので大艦隊は作ったものの操船はヘタでした。
 体当たり戦で操船がヘタではどうしようもありません。

 だからこの中国巨大巡視船の活躍がすご~~く楽しみです。
  1. 2015-08-08 09:28
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  3. よもぎねこ #-
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Re: バクテリアの勝利

> このエントリーを読んで、ふと『宇宙戦争(War of the Worlds)』の話しを思い出しました。
>
> 巨大なトライポッド(=宇宙船?)に乗ってやって来た圧倒的な力を見せる宇宙人。人間は手も足も出ず。しかしやがてトライポッドは機能停止。何と宇宙人は地球にある普通のバクテリアに負け、病気になって死んだのでした。
>
> 中国には、デカければ良いと、思わせておきましょう。

 「大きい事は良い事だ」って昔そんなCMがありましたね。 
 中国は国是がこれなんでしょうね。
  1. 2015-08-08 09:30
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  3. よもぎねこ #-
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Re: そこまで言うなら

> リンク先の画像を見る限り、体当り用の衝角は付けてないみたいですね。そこまで体当りをアピールするなら頑丈な衝角つけて見た目でも威圧感を加えれば良いのに(笑)
>
> ↓ちなみにWikipediaでの衝角の記事です。
>
> 日清戦争の黄海海戦(1894年)時においては、清国北洋水師の「定遠」などが衝角を備え、日本海軍聯合艦隊と戦闘を行ったが、軽快艦艇で構成された聯合艦隊は衝角攻撃をかわし、かつ速射砲により多数の砲弾を浴びせる事により、北洋水師艦艇に対し損害を与えている。
> 近代軍艦における衝角は20世紀初頭まで装備された。日露戦争時には両軍の主力艦に装備されていたが、日本海海戦においては、数千メートル離れた距離からの砲撃のみによって戦艦を撃沈できることが明らかになった。その後まもなく衝角は装備されなくなり、ワシントン海軍軍縮条約による旧式主力艦の廃艦で1920年代にほぼ絶滅する。

 ハハハ、何と黄海海戦でちゃんと日本海軍に逃げられてるじゃないですか?
 老朽漁船ならともかく、軍艦の速度と運動性、それに日本海軍の操船技術があれば、簡単にぶつけるなんけ事ができるわけはないのです。

 南沙諸島周辺の水深は凄く浅いです。 そこを操船の下手な超大型船がウロウロすればどうなるか?
 
 すご~~く楽しみです。
  1. 2015-08-08 09:39
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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この案件や領空侵犯する中国の自称最強最新戦闘機もそうなんですが、
沖縄の基地にいるF-15にちょっかいかけて少し追いかけっこして「我が軍の方が優秀」だと自画自賛しちゃうとか、
”相手が我慢して撃ってこない”っていうのを前提にした甘えた戦術なんですよね。

本気で撃ってこられたら色々ボロが出て慌てるくせに。
  1. 2015-08-08 11:55
  2. URL
  3. Spring-moto #-
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Re: タイトルなし

> この案件や領空侵犯する中国の自称最強最新戦闘機もそうなんですが、
> 沖縄の基地にいるF-15にちょっかいかけて少し追いかけっこして「我が軍の方が優秀」だと自画自賛しちゃうとか、
> ”相手が我慢して撃ってこない”っていうのを前提にした甘えた戦術なんですよね。
>
> 本気で撃ってこられたら色々ボロが出て慌てるくせに。

 「弱い犬程、よく吠える。」と言う諺は中国の為にあるんです。
 
 ホントに普通の国では恥かしくてできないようなミットモナイ弱者戦略を大威張りでやるのが中国です。

 こういうのを見ると、中国ってしみじみ特殊な文化だと思います。

  1. 2015-08-08 13:27
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  3. よもぎねこ #-
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なんの進歩もない・・・

結局、黄海の海戦から何の進歩もないのですね。

衝角戦法は当時から難しいだろうと言われていたのですが、リッサの海戦でヘタレのイタリア相手にオーストリアがなんとなく出来てしまったから先例となったに過ぎません。トラファルガーのネルソンタッチにしてもしかり、後世そうそう真似できる戦法じゃないんです。

それはともかく、どんな船を考えてるんでしょうか。
米軍のアーレイ・バーク級やタイコンデロガ級を相手にしようというのでしょうか。これなら排水量は9000トン内外、日英の汎用駆逐艦相手でだいたい7000トン前後でしょうか。

これに衝突させるというにはどの程度の性能が必要かを考えねばいけません。黄海海戦で衝角戦法が成立しないだろうと言われたのは両軍の戦闘艦艇の速力です。遅い船は早い船に追いつけない、という一事です。日米海軍のこの手の船は最大速度30ノットというのが相場です。この手の船の標準装備を考え最大限の速度がだいたいこれくらいということになります。これらの船を追いかけるとなれば本来は10ノット、最低でも5ノットほしい所です。
最低性能として12000トン35ノットと考えるならば戦前の最上級巡洋艦とほぼ同じですから必要なエンジン出力は15万馬力になります。本来は20万馬力ほしい所でこれでなければ戦法自体成り立たないでしょう。よもさん仰ってますが大型艦の造波抵抗は排水量でそう大きな差はありません。ただ高速艦になると摩擦抵抗が本当に大きくなります。例えば戦艦大和は28ノットで15万馬力ですがこれを35ノットにするには26万馬力くらいが計算上必要です。こうなるとエンジンはどうなるのでしょう。

この大きさとなると一般にディーゼルでは無理でスチームタービンかガスタービンです。まず普通はスチームタービンを考えます。(原子力はスチームタービンの変形です)ところが彼等はこれに空母遼寧のタービンをどうすることも出来ませんでした。だからこれではおそらくダメでしょう。となるとガスタービンですが実はこの船舶用ガスタービンこそが本当のノウハウの塊で世界には実質的にGEとロールスロイス(RR)しかありません。こんなもの作れるんでしょうか。

だから彼等がそんなエンジン持てるんでしょうか。まずこの点で不可能でしょう。
まあ世界には一基10万馬力というようなディーゼルも無きにしも非ずですが(バルチラのカタログにはあります)そんな物連中がメンテ出来ないでしょう。まずその前に高速運転が不可能か…

大型エンジンなんて簡単に作れるもんじゃあ無いのです。この辺りはソ連邦もどうしようもなかった世界です。まあ日本が科学技術大国だとか何とか言ってもこの辺りは本当に後れを取ってる分野です。
連中だって具体化しようとした瞬間に頭を抱える世界だと思います。

思いつきにだって技術が必要なんです。
  1. 2015-08-08 16:59
  2. URL
  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: なんの進歩もない・・・

> 結局、黄海の海戦から何の進歩もないのですね。
>
> 衝角戦法は当時から難しいだろうと言われていたのですが、リッサの海戦でヘタレのイタリア相手にオーストリアがなんとなく出来てしまったから先例となったに過ぎません。トラファルガーのネルソンタッチにしてもしかり、後世そうそう真似できる戦法じゃないんです。

 おお、衝角戦のラストはリッサ海戦だったのですか。
 リッサ海戦でオーストリア海軍の主力はベネツィア人水兵だったのですよね。
 レパントの海戦以来の操船術が生きていたわけですね。
 
> それはともかく、どんな船を考えてるんでしょうか。
> 米軍のアーレイ・バーク級やタイコンデロガ級を相手にしようというのでしょうか。これなら排水量は9000トン内外、日英の汎用駆逐艦相手でだいたい7000トン前後でしょうか。
>
> これに衝突させるというにはどの程度の性能が必要かを考えねばいけません。黄海海戦で衝角戦法が成立しないだろうと言われたのは両軍の戦闘艦艇の速力です。遅い船は早い船に追いつけない、という一事です。日米海軍のこの手の船は最大速度30ノットというのが相場です。この手の船の標準装備を考え最大限の速度がだいたいこれくらいということになります。これらの船を追いかけるとなれば本来は10ノット、最低でも5ノットほしい所です。
> 最低性能として12000トン35ノットと考えるならば戦前の最上級巡洋艦とほぼ同じですから必要なエンジン出力は15万馬力になります。本来は20万馬力ほしい所でこれでなければ戦法自体成り立たないでしょう。よもさん仰ってますが大型艦の造波抵抗は排水量でそう大きな差はありません。ただ高速艦になると摩擦抵抗が本当に大きくなります。例えば戦艦大和は28ノットで15万馬力ですがこれを35ノットにするには26万馬力くらいが計算上必要です。こうなるとエンジンはどうなるのでしょう。
>
> この大きさとなると一般にディーゼルでは無理でスチームタービンかガスタービンです。まず普通はスチームタービンを考えます。(原子力はスチームタービンの変形です)ところが彼等はこれに空母遼寧のタービンをどうすることも出来ませんでした。だからこれではおそらくダメでしょう。となるとガスタービンですが実はこの船舶用ガスタービンこそが本当のノウハウの塊で世界には実質的にGEとロールスロイス(RR)しかありません。こんなもの作れるんでしょうか。
>
> だから彼等がそんなエンジン持てるんでしょうか。まずこの点で不可能でしょう。
> まあ世界には一基10万馬力というようなディーゼルも無きにしも非ずですが(バルチラのカタログにはあります)そんな物連中がメンテ出来ないでしょう。まずその前に高速運転が不可能か…
>
> 大型エンジンなんて簡単に作れるもんじゃあ無いのです。この辺りはソ連邦もどうしようもなかった世界です。まあ日本が科学技術大国だとか何とか言ってもこの辺りは本当に後れを取ってる分野です。
> 連中だって具体化しようとした瞬間に頭を抱える世界だと思います。
>
> 思いつきにだって技術が必要なんです。

 なるほどね。 まっすぐ走るだけの相手に追いついて衝突するだけならともかく、方向を変えて逃げ回る相手にぶつけるには、余程スピードと運動性が良くないと無理ですものね。

 サラミスの海戦の時代に速力の変わらない船同士で衝角戦法による戦いが可能だったのでは、双方が逃げずにぶつけ合うと言う戦法を取ったからでしょう?

 しかし中国がこの巨大巡視船を作って、南シナ海に配備するのはすご~~く楽しみです。
 だって超大型船が岩礁だらけの浅水域を超大型船が、下手糞な操船でウロウロするのですからね。
  1. 2015-08-08 18:12
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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役立たずの墓穴

実際に快速を発揮してぶつけるには重く、
この傍若無人な計画は太平洋アジアの集団的自衛権の格好な大義名分とされるのが落ちかと思います。

ま、シナチクの海軍は程遠、鎮遠のころと基本的に変わらないですね。

( ´∀`)
  1. 2015-08-09 01:34
  2. URL
  3. ガンダム #iL.3UmOo
  4. 編集

なぜシナや朝鮮に武士道・騎士道がないのかについてですが
最近ウィリアム・H・マクニールの「戦争の世界史」という本
を読みました。その中で、中国では伝統的に権力を握る文民集団の
「指令」が強く、軍人も商人もその範囲内での活動しか許されず
逸脱しそうなものは権力におさえつけられ無力化されてきた、とありました。
著者によると、これは西洋において軍人が「戦争という技芸(アート・オブ・ウォー)」を駆使する専門技術者として認められていたことと相反します。多くの主権国家が乱立しており互いに競いあわなければならなかったヨーロッパと違い、広大な領土を一つの中央集権政府が統治しなければならなかった中国大陸では、軍人も商人も低い地位においておかなければ危険だったからです。それが、結局かつては高い文明を誇っていた中国の発展を止め、欧米の半植民地への道となりました。
また、中国は明の時代に一旦海洋進出を試みますが、当時まわりの国が中国より劣っていたことに慢心し、海洋進出を途中でやめてしまいます。
長くなりましたが、結局より効率的な戦い方やもうけ方を貪欲に追求し続けた西欧では、そのための要である(海外植民地を手に入れ商売を拡大するにも軍隊のは力は必要です)軍人の地位が向上し、儒教思想に加え、体制の現状維持しか考えてこなかった中国では権力を握る文民以外は底辺、となったのでしょう。

本の受け売りでまとはずれなところもあると思いますが、参考までに。私は読んでなるほどなーと思いました。
  1. 2015-08-09 16:59
  2. URL
  3. すー #-
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Re: 役立たずの墓穴

> 実際に快速を発揮してぶつけるには重く、
> この傍若無人な計画は太平洋アジアの集団的自衛権の格好な大義名分とされるのが落ちかと思います。
>
> ま、シナチクの海軍は程遠、鎮遠のころと基本的に変わらないですね。
>
> ( ´∀`)

 ホントに変わってないと思います。
 むしろ劣化しているかも?

 同じ独裁国家でも清朝の方が遥かに気品のある国でした。 人権保護や民族政策などもずうっとマトモでした。
  1. 2015-08-09 22:16
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> なぜシナや朝鮮に武士道・騎士道がないのかについてですが
> 最近ウィリアム・H・マクニールの「戦争の世界史」という本
> を読みました。その中で、中国では伝統的に権力を握る文民集団の
> 「指令」が強く、軍人も商人もその範囲内での活動しか許されず
> 逸脱しそうなものは権力におさえつけられ無力化されてきた、とありました。
> 著者によると、これは西洋において軍人が「戦争という技芸(アート・オブ・ウォー)」を駆使する専門技術者として認められていたことと相反します。多くの主権国家が乱立しており互いに競いあわなければならなかったヨーロッパと違い、広大な領土を一つの中央集権政府が統治しなければならなかった中国大陸では、軍人も商人も低い地位においておかなければ危険だったからです。それが、結局かつては高い文明を誇っていた中国の発展を止め、欧米の半植民地への道となりました。
> また、中国は明の時代に一旦海洋進出を試みますが、当時まわりの国が中国より劣っていたことに慢心し、海洋進出を途中でやめてしまいます。
> 長くなりましたが、結局より効率的な戦い方やもうけ方を貪欲に追求し続けた西欧では、そのための要である(海外植民地を手に入れ商売を拡大するにも軍隊のは力は必要です)軍人の地位が向上し、儒教思想に加え、体制の現状維持しか考えてこなかった中国では権力を握る文民以外は底辺、となったのでしょう。
>
> 本の受け売りでまとはずれなところもあると思いますが、参考までに。私は読んでなるほどなーと思いました。

 「戦争の世界史」って面白そうですね。 ワタシは軍事史凄く興味があるのです。
 
 それにしても毛沢東は「政権は銃口から生まれる」と言ったぐらいで、中国と言うのは本当に暴力社会なんですよね。 それなのに戦士階級が底辺に置かれたと言うのは凄く不思議なのです。
 
  1. 2015-08-09 22:22
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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