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2015-06-20 22:22

聞きたくないわだつみの声 エリートの社会責任

 夕べブロゴスで遊んでいると、安保法制に絡むスレッドで「聞けわだつみの声」を持ち出して、これに反対し安倍総理を非難している奴がいました。

 「戦争法案反対行動」に瀬戸内寂聴さんが参加

>敗戦後この戦没学徒たちの心の叫びの記録が『きけ わだつみのこえ』である。ここで言う「わだつみ」とは、靖国神社に祭られている戦没学徒の「英霊たち」のことである。この『きけ わだつみのこえ』こそが、戦後民主主義の日本の原点。百田尚樹の『永遠の〇』を読んでも、『きけ わだつみのこえ』を読まずにいたならば、本当の「英霊の声」に耳を傾けたことにはならない。安倍総理は『永遠の〇』を読んで感動したと言われているが、『きけ わだつみのこえ』を読んで感動しなかったのか。それじゃあ、戦没学徒たちが祭られている靖国神社に参拝する資格はない。自民党の議員たちでも、ゾロゾロと靖国神社に参拝に言って自己満足をしている連中は、『きけ わだつみのこえ』を読んでいるのだろうか。

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 ああ、そう?
 実はワタシは「聞けわだつみの声」は読んだ事がありません。
  
 正直言って戦没学生だけをことさら悲劇化した話と言う事で凄い違和感があるのです。
 そりゃ、戦争さへなければ、この学生さん達はスーパーエリートとして、当時の庶民には及びもつかない恵まれた人生を約束されていました。 
 それなのに戦死しなきゃならないなんて・・・・・。 確かに気の毒な話です。

 しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。
 一般庶民は幾ら勉強ができても大学に行くことは不可能でした。

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 ワタシの父は昭和16年に満20歳になったので、日米開戦前に召集されて、北支にそしてその後ベトナムに送られて終戦までインドシナ半島を転戦しました。
 
 我が家は先祖代々貧農で資産なんぞ全くありません。
 その上父が7歳の時に祖父が死んだので、祖母は女手一つで女中奉公をしながら、父を育てました。 父が戦死したら祖母の老後はどうなるのか?

 しかしこれは父同様、無産階級出身で大学なんかには絶対にいけないかった、だから兵役猶予もなく20歳になれば速攻で召集された若者達も皆抱えていた心配でした。

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 大学生なら有産階級の出身だから、親は息子が死んでも老後資金には困りません。 それでも大学生はエリートと言うことで戦争が激化するまで兵役を猶予されていたのです。

 そりゃね、国家レベルで見れば、少数の高等教育を受けた人間より、幾らでもいる無学な人間を死なせる方が安上がりだから、大学生の兵役猶予は仕方ないでしょう。
 しかし個人レベルで考えれば、極めて恵まれた立場なのです。

 だからこういう人達にことさら同情する気には全然なれないのです。

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 そもそもエリートだったら兵役猶予を外されて徴兵される前に志願するべきでは?

 だって欧米のエリート達は、皆そうしているでしょう?
 
 欧米でも大学生の兵役猶予制度はありました。 しかし戦争が激化して兵役猶予を廃止する以前に、学生達の多くが志願して大学は空になったと言われます。

 そしてこれらの学生が航空戦力の中心になりました。  

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 これは以前のワタシのエントリー「ヘリオット先生航空兵になる イギリス人の愛国心」の中でも紹介したkzakさんのブログの一節です。

 学徒兵つながりで書きますが戦争の悲劇の代名詞とも言える特攻隊ですがその総数は4000名いません。(回天、大和の沖縄出撃を除く)米国でも学徒兵の多くを空軍で使います。
対独戦略爆撃を行った米空軍の戦死者は最低でも6万人強です。彼等は25回の出撃で国に帰れるとされてましたが一回の出撃の損害が半端じゃない、初期は平均で2割近かったといいます。計算してみるといい、2割の損害で25回、最初の何割が残りますか?もちろん後期には大いに改善されることになりますが彼等はその数字を知り出撃したのです。(因みに英空軍もほぼ同数の戦死者がでています。こちらは回数制限無し)


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 イギリスの片田舎の獣医師だったヘリオット先生は、第二次大戦開戦直後に初めての子供を妊娠中の妻を置いて、航空兵に志願しました。
 
 妊娠中の妻のいる人でも志願するぐらいですから、学生が志願するのって当然ですよね?

 一方、国家の方は実に冷酷非情で、こうした志願兵を航空兵として使い捨てにしています。
 だって一回の出撃で二割戦死ですよ。 3回出撃したら、半分は死ぬのです。 

 連合国側も開戦当初は随分苦戦していたので、学生の志願兵を使い捨てにでもしなければ爆撃もできなかったのです。 

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 こういう背景を考えたら当然ですが、欧米の小説や有名人の話を読んでいると、欧米の知識人達は戦争になると軍隊志願する話が実に普通にでてきます。
 
 つい先日もイギリスの小説「ブライスヘッド再び」を読んでいたら、もう30半ば主人公も第二次大戦開戦直後に兵役に志願します。

 この小説は主人公の目を通して、静かに没落してゆくある大貴族の一家を描いた大変耽美的なストーリーで、国家とか社会とかの話は一切出てきません。
 主人公は画家で、国家を語る趣味など一切ありません。 しかし戦争が始まると極普通に志願します。 回りの人々もそれを至って当然と受け止めるのです。

 主人公も上流階級に所属しており、オックスフォードを中退しているので、志願すれば将校として勤務する事になります。 だから中年でも志願できるのですが、しかし志願しなければ徴兵される事はない年齢なのです。

 なるほどこういうのを見ているとイギリス式ノブリスオブリージとはこんなモノかと思います。

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 しかしイギリスだけではありません。
 
 「魔の山」の主人公はハンブルグ出身のドイツ人ですが、スイスの結核療養所から戦場に赴きます。 結核が治癒し療養所を出る直前にに第一次大戦が勃発したので、彼は療養所から志願するのです。
 
 彼もまた軍人向きの人間ではありません。 物語の中でッ常に軍人の従弟と自分を比較しながら、自分は平和的な市民だと痛感しているのです。

 そして彼が戦場に向かって療養所を立つ時、同じ療養所にいた友人達が彼を見送ります。 彼がいたスイスの上流階級向けの療養所にはヨーロッパ中から患者が集まっていました。 
 イタリア人、ロシア人など開戦で敵国人となってしまった人々もまたドイツ人の友人達と共に主人公の出征を見送るのです。

 こうしてみればヨーロッパの知識階級=有産階級にとっては国籍の如何を問わず、戦争になれば志願して戦うと言うのが当然の事と受け止められていたのでしょう。

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 またリチャード・ファインマンも自著「御冗談でしょう。 ファインマンさん」の中で、第二次大戦中に兵役に志願した話を書いています。 
 彼は第二次大戦開戦当時、プリンストン大学の大学院にいました。

 ファインマンは後にノーベル物理学賞を二回受賞した天才物理学者で、1943年からはマンハッタン計画に参加しています。
 当然ですが徴兵される心配は全くありませんでした。
 その上当時彼には病身の妻がいたのです。

 しかし開戦直後に他の学生達に倣って兵役を志願しました。 結果は面接での対応が余りに常人とずれていたので兵役不適格になってしまいました。

 それでもこういう人でも普通に志願するのです。

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 こういう欧米の知識人達を見ていると、兵役猶予を解かれて学徒出陣をする日本の学生達が、格別悲劇的とは思えないのです。
 むしろ欧米人にこの「悲劇」を話せば、兵役に志願した学生が少ない事に驚かれるのではないでしょうか?

 だから正直言って「聞けわだつみの声」と言われても、そんな声はあんまり聞きたくないです。
 
 日本の学生達が戦争に反対していた。
 日本の知識人達が戦争に反対していた。
 だから志願なんかしなかった。

 と言うのなら話は違いますよ。
 でも歴史を学べば、日本の知識人達は明治初年から極めて好戦的でした。

 東大の教授達が日露開戦を政府に迫り、軍人出身の閣僚達を辟易させたのは有名な話です。 しかし彼等はその後も敗戦までひたすら国粋主義や強硬外交を煽り続けました。

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 当時の庶民は西洋史も軍事史も知りません。 海外の情報など得る術もありません。
 だからこそ知識人が冷静にそれらを分析し、その情報を庶民に伝えるべきだったのですが、しかし戦前の知識人達がやったのはその真逆でした。

 しかし日本が敗戦すると、彼等は全ての罪を軍部に被せて、自分達は被害者だと言い張ったのです。
 
 ワタシはネトウヨなので、日本に関する事はできるだけ肯定したいのですが、しかし日本の知識人だけは全然肯定できません。
 コイツ等、特亜人と同じレベルです。

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 知識階級としての権威を振りかざし、特権はトコトン享楽したいのですが、エリートとしての責任感は皆無です。 彼等を見ていると思いだすのが、保元物語や平治物語のお公家さんです。

 お公家さんって古来からの日本の知識人なのですが、彼等は権勢欲と特権意識の塊で、自分達の目的の為にドンドン武士を戦争に駆り立てるのです。 そして我が身に危険が及ぶとこの上もなく見苦しい振る舞いをします。

 日本は明治以降欧米の文化を学びました。 大学はその欧米文化の輸入代理店だったのですが、しかし代理店の社員達の意識は実は、平安時代のお公家さんのままだったのです。

 彼等は西洋から仕入れた知識は、自分の身には着けずそのまま売りに出しただけだったのです。

263

 本来知識人であり、その知性により社会をリードすると言う矜持があれば、当然国家の危機には率先して兵役を志願するべきではありませんか?
 
 貧農の青年達を戦場に送りながら、自分は兵役猶予なんてあり得ないでしょう?
 
 けれどもこうした戦前の知識人達の姿勢に対する批判や反省は全く見たこともありません。 だから現在も彼等はお公家さんのままなのでしょう。

 安倍政権に喧嘩を売ると言ってはしゃいでいる大学教授達を見ていると、絶望的ですね。
 コイツ等が本当に知識人の義務に気付く日って来るんでしょうか?
  1. 戦後民主主義
  2. TB(0)
  3. CM(25)

コメント

いつもいつも本当に鳥肌が立つほど素晴らしく勉強になります。ありがとうございます。
  1. 2015-06-20 22:33
  2. URL
  3. 名無しさん #-
  4. 編集

気付く日は来ないでしょうね。

こんばんは。
瀬戸内寂聴氏の言い分は「エリート云々はまったく関係のない話。論理をすり替えるな。徴兵であろうと志願であろうと、若者を戦争に行かせる状況を作ることが間違っている。だから安保法制という戦争法案は大反対。外交と友好関係があれば、争いごとなど起こらない。アベは隣国との首脳会談を拒否するな」ということなんでしょうね。
知識人と言われる方々も国家の危機はすべて話し合いで解決できるはずであり、そんなことが出来ないような者は無能であると思っておられるのでしょう。そして「リベラルに非ずんば知識人にあらず」と思い込んでおられるのかもしれません。だとしたら永遠に知識人の義務に気付く日はやって来ないでしょうね。
  1. 2015-06-21 00:14
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  3. rakuhoku367 #-
  4. 編集

【書考空間】穢れと茶碗 日本人はなぜ、軍隊が嫌いか(著:井沢元彦)
http://www.tfm.co.jp/timeline/index.php?itemid=56093&catid=1485

どこの家庭でも大抵、箸と茶碗は各自用を持っている。父、母…自分のものが決まっている。例えば誰かの家に行った際、「これは父親のお茶碗とお箸だけど今日はいないから使って?」と言われたら自然と「イヤだ」と思う(現実には勧める人もまずいないだろうが)。どんなに消毒してあってもイヤな感じがある。衛生的に完璧だったとしても割り箸がいい。ナイフやフォークを各自用に使い分けている家庭はほぼ無いのに、個人使用の箸と茶碗に抱くこの不快感。

著者はこれが日本人独特の深層概念=穢れだと指摘した。「きれい・きたない」とは異なるものが無意識に存在しており、穢れは禊によって清められる。つまり「水に流す」という考えにつながるわけだが、これが日本でしか通用しない発想を生み出してきたと分析している。

日本人にとって死は穢れの世界であり(葬儀では塩で清める)、死につながるものは当然忌み嫌われた。死に結びつく血は不浄な側面を帯び、戦争自体を基本的に嫌い、それが軍隊嫌いに結びついているという日本文化の無自覚精神をあぶりだした。平和好きは結構だが、危機に対してきちんと対処できない民族の出来上がりというわけだ。確かに平安時代に直属の軍隊は廃止され、都の治安が乱れたときに設置された検非違使は「令外の官」(今でいえば法律外の公務員)であり、著者のいうように現在の自衛隊もまた軍隊という立場ではない。

著者の「現代に残る差別問題も、同じく穢れに関わる職業が一因になっており、軍隊嫌い(差別)と同根ではないのか?」という指摘はまさに盲点だ。反論や他の分析もあるだろうが、日本人の穢れ思想は今も生きており、絶対に無視できるものではない。むしろ直視すべき文化である。

「逆説の日本史」などで有名な著者が日本人の深層・本質に光を当てた本書は、日本人のまさにドーナツの穴(前々回の「現代帝王学講座」で記した“はっきりしない日本人の中心部分”の意味)を抉った。
領土問題など長年のツケが出てきた今こそ、改めて注目したい1冊だ。

>清浄さを追い求める神道の考え方は世界に誇れるものだと思いますが、負の側面として自らは手を汚したくない、汚れ役は他の者にやらせたいという事になりがちです。
穢多・非人に対する差別は屠殺を生業にする人を血に穢れたとみて、差別された訳です。

同和の方々に考えて欲しいのは戦争反対などと言っている人達が自衛隊を血で穢れたもののように主張し、屠殺業を差別するものと底で繋がっている事を。
  1. 2015-06-21 09:36
  2. URL
  3. taigen #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> いつもいつも本当に鳥肌が立つほど素晴らしく勉強になります。ありがとうございます。

 お恥ずかしいです。
  1. 2015-06-21 11:26
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 気付く日は来ないでしょうね。

> こんばんは。
> 瀬戸内寂聴氏の言い分は「エリート云々はまったく関係のない話。論理をすり替えるな。徴兵であろうと志願であろうと、若者を戦争に行かせる状況を作ることが間違っている。だから安保法制という戦争法案は大反対。外交と友好関係があれば、争いごとなど起こらない。アベは隣国との首脳会談を拒否するな」ということなんでしょうね。

 この手の自称文化人って、全然真面目に現実を見る意思はなくて、唯幼稚な感情論だけを振り回すのですよね。 しかし幼稚な感情論でも一応有名文化人の言うことなので、マスゴミが喜んで持ち上げるのです。

 始末の悪い連中です。

> 知識人と言われる方々も国家の危機はすべて話し合いで解決できるはずであり、そんなことが出来ないような者は無能であると思っておられるのでしょう。そして「リベラルに非ずんば知識人にあらず」と思い込んでおられるのかもしれません。だとしたら永遠に知識人の義務に気付く日はやって来ないでしょうね。

 知識人としての義務など気づく事のできない人間だから、好き放題なことを言っているのです。 そもそもエロ小説を書くのに知識人の義務なんか必要ないのです。

 だから恋愛に関しての話を聞くなら面白でしょうが、政治でこんな人を相手にしたって仕方ないのです。
  1. 2015-06-21 11:33
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  3. よもぎねこ #-
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「きけわだつみのこえ」は

戦没学徒の手記のうち、戦争に肯定的なものや国家への忠誠を誓う物などは最初から取り上げてません。実はそれが全体の8割に近いとまで言われています。当時のエリートは馬鹿じゃありませんから自分がどういう地位にいるかくらいは自覚してます。その意味でノブレスオブリージュを自覚してる人も結構いたのです。これは最初からそういう編集方針だとはっきり言ってんだから結構始末が悪いんです。

当時の大学生は馬鹿じゃありませんから自分の得意分野で国家の戦争に協力するということを結構やった連中がいます。文化系学生だって海軍の2年短期減益士官にでもなれば主計科で自分の得意な分野の仕事が出来ました。しかも教育年限終了後はいきなり海軍中尉です。実はこれで日本のエリート層に海軍のファンが増えたのですがそれはまた別の話です。

当時の日本において大学教育を受けているということは基本的な教養が圧倒的に高いことを意味しますから、国は特定の身体的な条件が要求される飛行士などを除けば何にでも使える人材と目してたフシがあります。阿川弘之の「暗い波濤」という本がありますが、当時の予備学生や短期現役士官の様子を描いたものです。連中が現状をいかに捉え肯定的に生きていたかが分かるものです。一応小説仕立てにはなってますがその殆どにモデルがおり、小生でも特定ができるほどです。

あとひとつ加えるならば当時の政府は大学生の徴兵には結構後ろ向きでした。自分たちがエリートだと思ってる所に異分子を入れることを肯定するのは少数派です。だから主流ではない主計科はともかく兵科学生は相当に酷い扱いを受けています。それでも陸軍で鉄砲担いで行軍するより増し、と考えていたのです。この辺り陸軍のほうがまだましだったということをいう人だっているくらいです。

学徒出陣は、だから戦勢がどうにもならなくなったという軍の自覚なのです。ちなみに大学生の徴兵猶予の廃止は米国のほうが日本よりはるかに早いのです。まあその前に大学に学生がいなくなった、という常態だったのですがね。だから日本のほうがどちらかと言うとエリートを戦場に送るなという空気が強かったのです。

米国は戦争のために全てを動員しました.対Uボート作戦のためは生物学者を動員してこれがえらい役だったという話があります。前線での無線連絡が敵に漏れるのを防止するためにはナバホインディアンを利用し連絡を行うなどのことをやってます

当時の軍隊だって学生の専門があればそれを尊重しました。戦時には役にも立たないロシア文学であったとしてもロシア語が少し分かればそれを活かし特務機関などで分析や暗号解読の仕事があります。左巻きの連中は軍というのは国家とは別に存在してるかのような思想に取り憑かれてるのですが馬鹿違いの何物でもありません。よく軍隊でひどい目にあったという書き方を見ますが、いやいや行った連中がそうなるんで自分の特技を活かしそれを活かそうとするならいくらでも仕事はありました。美術学校の学生や銭湯の絵師でも偽装工作や囮の作成に使ったといいます。これが近代戦なのです。

閑話休題

英国政府の結構怖い決定をお話しておきましょう。米軍のB17重爆は操縦士が2名、その他8名の乗組員です。ところが英軍のアブロ・ランカスター重爆は操縦士1名、その他6名です。これで危険な夜間爆撃に行ったのです。操縦士が1名の理由は公式には「自動化電子化が進んでるからこれで大丈夫」でしたが本音は撃墜されたら操縦士が2人死ぬは困る、ということでした。戦力が2倍減っては困るのだ、ということです。

アングロサクソンはまさに腹黒サクソンなのです。
  1. 2015-06-21 11:36
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: タイトルなし

> 【書考空間】穢れと茶碗 日本人はなぜ、軍隊が嫌いか(著:井沢元彦)
> http://www.tfm.co.jp/timeline/index.php?itemid=56093&catid=1485
>
> どこの家庭でも大抵、箸と茶碗は各自用を持っている。父、母…自分のものが決まっている。例えば誰かの家に行った際、「これは父親のお茶碗とお箸だけど今日はいないから使って?」と言われたら自然と「イヤだ」と思う(現実には勧める人もまずいないだろうが)。どんなに消毒してあってもイヤな感じがある。衛生的に完璧だったとしても割り箸がいい。ナイフやフォークを各自用に使い分けている家庭はほぼ無いのに、個人使用の箸と茶碗に抱くこの不快感。
>
> 著者はこれが日本人独特の深層概念=穢れだと指摘した。「きれい・きたない」とは異なるものが無意識に存在しており、穢れは禊によって清められる。つまり「水に流す」という考えにつながるわけだが、これが日本でしか通用しない発想を生み出してきたと分析している。
>
> 日本人にとって死は穢れの世界であり(葬儀では塩で清める)、死につながるものは当然忌み嫌われた。死に結びつく血は不浄な側面を帯び、戦争自体を基本的に嫌い、それが軍隊嫌いに結びついているという日本文化の無自覚精神をあぶりだした。平和好きは結構だが、危機に対してきちんと対処できない民族の出来上がりというわけだ。確かに平安時代に直属の軍隊は廃止され、都の治安が乱れたときに設置された検非違使は「令外の官」(今でいえば法律外の公務員)であり、著者のいうように現在の自衛隊もまた軍隊という立場ではない。
>
> 著者の「現代に残る差別問題も、同じく穢れに関わる職業が一因になっており、軍隊嫌い(差別)と同根ではないのか?」という指摘はまさに盲点だ。反論や他の分析もあるだろうが、日本人の穢れ思想は今も生きており、絶対に無視できるものではない。むしろ直視すべき文化である。
>
> 「逆説の日本史」などで有名な著者が日本人の深層・本質に光を当てた本書は、日本人のまさにドーナツの穴(前々回の「現代帝王学講座」で記した“はっきりしない日本人の中心部分”の意味)を抉った。
> 領土問題など長年のツケが出てきた今こそ、改めて注目したい1冊だ。
>
> >清浄さを追い求める神道の考え方は世界に誇れるものだと思いますが、負の側面として自らは手を汚したくない、汚れ役は他の者にやらせたいという事になりがちです。
> 穢多・非人に対する差別は屠殺を生業にする人を血に穢れたとみて、差別された訳です。
>
> 同和の方々に考えて欲しいのは戦争反対などと言っている人達が自衛隊を血で穢れたもののように主張し、屠殺業を差別するものと底で繋がっている事を。

 なるほどね。
 
 そもそも兵役はどの国の人も皆イヤなのです。

 でも国家のリーダーを自認するなら、率先してその辛い仕事を引き受けなければならないと言うのが、知識人・エリートの矜持なのです。

 教育もない貧しい農民や工員よりも、知識人や有産階級の方が社会により大きな義務を負っているし、国家の意思決定にもより翁影響を与えます。 だからこそ彼等は恵まれた待遇を享楽できるのです。

 だったら国家存亡の戦いには、率先して志願するべきである。

 こういう発想が日本の知識人にはないのです。
  1. 2015-06-21 11:38
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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Re: 「きけわだつみのこえ」は

> 戦没学徒の手記のうち、戦争に肯定的なものや国家への忠誠を誓う物などは最初から取り上げてません。実はそれが全体の8割に近いとまで言われています。当時のエリートは馬鹿じゃありませんから自分がどういう地位にいるかくらいは自覚してます。その意味でノブレスオブリージュを自覚してる人も結構いたのです。これは最初からそういう編集方針だとはっきり言ってんだから結構始末が悪いんです。

 おお、そういう事だったのですか。 悪質ですね。 思うに後の9条妄想の種はこの頃から撒かれていたのでは?
>
> 当時の大学生は馬鹿じゃありませんから自分の得意分野で国家の戦争に協力するということを結構やった連中がいます。文化系学生だって海軍の2年短期減益士官にでもなれば主計科で自分の得意な分野の仕事が出来ました。しかも教育年限終了後はいきなり海軍中尉です。実はこれで日本のエリート層に海軍のファンが増えたのですがそれはまた別の話です。

 なるほどね。 陸軍の場合は士官候補生に志願しなければ、一平卒ですからね。

> 当時の日本において大学教育を受けているということは基本的な教養が圧倒的に高いことを意味しますから、国は特定の身体的な条件が要求される飛行士などを除けば何にでも使える人材と目してたフシがあります。阿川弘之の「暗い波濤」という本がありますが、当時の予備学生や短期現役士官の様子を描いたものです。連中が現状をいかに捉え肯定的に生きていたかが分かるものです。一応小説仕立てにはなってますがその殆どにモデルがおり、小生でも特定ができるほどです。

 探して読んでみたいです。

> あとひとつ加えるならば当時の政府は大学生の徴兵には結構後ろ向きでした。自分たちがエリートだと思ってる所に異分子を入れることを肯定するのは少数派です。だから主流ではない主計科はともかく兵科学生は相当に酷い扱いを受けています。それでも陸軍で鉄砲担いで行軍するより増し、と考えていたのです。この辺り陸軍のほうがまだましだったということをいう人だっているくらいです。
>
> 学徒出陣は、だから戦勢がどうにもならなくなったという軍の自覚なのです。ちなみに大学生の徴兵猶予の廃止は米国のほうが日本よりはるかに早いのです。まあその前に大学に学生がいなくなった、という常態だったのですがね。だから日本のほうがどちらかと言うとエリートを戦場に送るなという空気が強かったのです。

 kazkさんのお話で知ったのですが、英米に比べたら日本の戦争への取り組みは甘いですよね。
 負け戦になって悲惨な状況の追い込まれてからは、色々無茶もやっているけれど、英米は負けが込む前から日本より遥かに厳しい戦時対応をしていますものね。

 日本ひたすら苛酷に国民を戦時動員し、連合国は人道的だったなんて、明らかに幻想ですよね。

> 米国は戦争のために全てを動員しました.対Uボート作戦のためは生物学者を動員してこれがえらい役だったという話があります。前線での無線連絡が敵に漏れるのを防止するためにはナバホインディアンを利用し連絡を行うなどのことをやってます。
>
> 当時の軍隊だって学生の専門があればそれを尊重しました。戦時には役にも立たないロシア文学であったとしてもロシア語が少し分かればそれを活かし特務機関などで分析や暗号解読の仕事があります。左巻きの連中は軍というのは国家とは別に存在してるかのような思想に取り憑かれてるのですが馬鹿違いの何物でもありません。よく軍隊でひどい目にあったという書き方を見ますが、いやいや行った連中がそうなるんで自分の特技を活かしそれを活かそうとするならいくらでも仕事はありました。美術学校の学生や銭湯の絵師でも偽装工作や囮の作成に使ったといいます。これが近代戦なのです。

 そう言えば團 伊玖磨は音大の学生だったのですが、軍楽隊に送られたそうです。 音大の学生なら演奏は軍楽隊より上だったかも?

> 閑話休題
>
> 英国政府の結構怖い決定をお話しておきましょう。米軍のB17重爆は操縦士が2名、その他8名の乗組員です。ところが英軍のアブロ・ランカスター重爆は操縦士1名、その他6名です。これで危険な夜間爆撃に行ったのです。操縦士が1名の理由は公式には「自動化電子化が進んでるからこれで大丈夫」でしたが本音は撃墜されたら操縦士が2人死ぬは困る、ということでした。戦力が2倍減っては困るのだ、ということです。
>
> アングロサクソンはまさに腹黒サクソンなのです。

 これは凄いですね。 しかもその航空兵は皆、中上流階級の若者だと思うと、尚更凄いです。
  1. 2015-06-21 12:07
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

ノブレス・オブリージュを果たしてこそのエリートですね。

 初代内閣安全室長の佐々淳行さんの証言(週刊新潮2010/7/8号)
「・・・当時 警視庁警備課長として機動隊を連れ、3回ほど東工大に行ったので、菅さんを知っていました。彼は我々の間で”4列目の男”と呼ばれていた。アジ演説が巧く聴衆を集めるが、検挙を覚悟の上でゲバ棒で逆らってくるようなデモ隊の3列目には決して加わらなかった。巧妙なリーダーでしたよ。」

 左翼の自分は戦わず他者を犠牲にするやり口が、ハッキリ現れていますね。

 私の祖父は若くして戦死しましたが、大学出のどうしようもない道楽息子だったそうです。写真で見るとイケメンで、女性関係もなかなかだったと証言者多数から聞きました。でも徴兵が決まると、嫌がる素振りを見せず飄々と出征したようです。

 いざという時への覚悟が普段から持つことが、本当に大事だと思います。

 
  1. 2015-06-21 12:36
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

Kazkさんも触れておられますが、今現在知られている「わだつみの声」はかなり編集された代物ですよ。
「歴史歪曲」ってこうやって為される・・という見本みたいなもの。

で、この手のプロパガンダに続いて登場するのが「若者を戦場に送るな」「教え子を戦場に送るな」って奴ですね。
要は軍隊に学生が徴兵されたら即最前線に送られて悲壮な戦死・・ってストーリーを思い描いているんでしょう。

それで軍として戦力が上がるなら結構なことですが、素人の年端もいかない少年少女、学生を徴兵して使い物になるんでしょうか?
軍組織として、何もできない素人を最前線に送り込みたいものなんでしょうか?人権云々以前に、そんなことやったら勝てる戦争も勝てない負け確定じゃないですか?

もっと具体的にいえばあなたの仕事、職場で学校出たての少年や若者に重要な取引や仕事をいきなり一人で任せますか?(中にはそういう職場もあるかもしれないが、大抵ロクな企業ではないですね)って話で。
現時点で世界最強の米軍だって新入りは雑用、電話番から
スタートですよ。

なるほど、戦時中に学徒出陣なんて悲愴な話がありましたが、あれなど追い込まれて、古参兵、ベテラン、プロがいなくなってやむにやまれずであって軍だってやりたくてやったわけじゃないでしょう。

こんなこと言ってる人ってアニメの見すぎなんじゃないのか?と思うことがあります。
いえ、世界に冠たる日本アニメには「機動戦士ガンダム」とか「エヴァンゲリオン」みたいに10代の少年がいきなり最新鋭兵器に乗り込んで前線で戦う・・みたいな話が結構あるんですよね(笑)。

そのガンダムやエヴァンゲリオンにしたって現実にはありそうにない不自然な状況を合理化すべくいろいろストーリーや設定を練ってあるわけでして・・・。

正直、こんなアニメ以下の冷静に考えればおかしなフレーズを真に受ける人間が結構いるっていうのが、現代日本が反戦カルト国家たる所以でしょうが。

ああ、アニメ・マンガ大国でもありましたね、日本は(笑)。
  1. 2015-06-21 15:06
  2. URL
  3. prijon #-
  4. 編集

現実を見ないエリート

はじめましてコメントいたします。
宜しくお願いします。

まず、いつも鋭い指摘、恐れ入ります。本当に参考になります。

当時のエリート軍人の作戦の立て方は、「前は〇〇君が立てた作戦を採用したから、今度は同期の△△君の作戦にしよう、彼の顔も立ててやらねば」と、勝ち負けより、仲間内の関係を重要視して作戦を立て遂行していたようです。又「永遠の0」にも書かれていましたが、海軍は、敵艦を攻撃するのに、空母を沈めたら何点、戦艦は何点、輸送艦は0点、と点数制にしていて、まるでゲームかと愕然としました。でも、点数が出世の元になったので、輸送艦をほっとくもんですから、陸軍が大変な目に合います。こんな事で命を落としたご先祖様は、たまったものではありませんね。
勿論、立派な指揮官もいたと思いますが、どうも当時の一部のエリートも、今の政治家、特に民主党の高学歴エリートの方々は、今ある現実を見ないんでしょうね。

宗教化した「9条」等の憲法を審議しても神学論争にしかなりません。それより南沙諸島の現実を見て、次は尖閣諸島、沖縄が危ないと思わないんでしょうか???

よもぎねこさんのブログ、本にならないでしょうか?
出版されたら絶対買いますよ。


  1. 2015-06-21 19:19
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  3. ネコぱぱ #-
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Re: ノブレス・オブリージュを果たしてこそのエリートですね。

>  初代内閣安全室長の佐々淳行さんの証言(週刊新潮2010/7/8号)
> 「・・・当時 警視庁警備課長として機動隊を連れ、3回ほど東工大に行ったので、菅さんを知っていました。彼は我々の間で”4列目の男”と呼ばれていた。アジ演説が巧く聴衆を集めるが、検挙を覚悟の上でゲバ棒で逆らってくるようなデモ隊の3列目には決して加わらなかった。巧妙なリーダーでしたよ。」
>
>  左翼の自分は戦わず他者を犠牲にするやり口が、ハッキリ現れていますね。
>
>  私の祖父は若くして戦死しましたが、大学出のどうしようもない道楽息子だったそうです。写真で見るとイケメンで、女性関係もなかなかだったと証言者多数から聞きました。でも徴兵が決まると、嫌がる素振りを見せず飄々と出征したようです。
>
>  いざという時への覚悟が普段から持つことが、本当に大事だと思います。

 そうなんです。 エリートは平時にはエリートとしての地位も収入も得ているのです。
 そして一般庶民をリードしていると自負しているのです。

 だったら自分がリードした結果戦争になれば、率先して戦場に赴くのは義務です。
 その義務を果たす意思があるかないかで本当のエリートか否かが決まるのです。  
  1. 2015-06-21 21:49
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> Kazkさんも触れておられますが、今現在知られている「わだつみの声」はかなり編集された代物ですよ。
> 「歴史歪曲」ってこうやって為される・・という見本みたいなもの。

 なるほどねえ。 歴史歪曲ってこの頃から始まっていたわけですね。
 この歪曲の影響が日本を席巻し始めたのが70年代。 そして90年代から謝罪外交と言うわけですね。

> で、この手のプロパガンダに続いて登場するのが「若者を戦場に送るな」「教え子を戦場に送るな」って奴ですね。
> 要は軍隊に学生が徴兵されたら即最前線に送られて悲壮な戦死・・ってストーリーを思い描いているんでしょう。
>
> それで軍として戦力が上がるなら結構なことですが、素人の年端もいかない少年少女、学生を徴兵して使い物になるんでしょうか?
> 軍組織として、何もできない素人を最前線に送り込みたいものなんでしょうか?人権云々以前に、そんなことやったら勝てる戦争も勝てない負け確定じゃないですか?
>
> もっと具体的にいえばあなたの仕事、職場で学校出たての少年や若者に重要な取引や仕事をいきなり一人で任せますか?(中にはそういう職場もあるかもしれないが、大抵ロクな企業ではないですね)って話で。
> 現時点で世界最強の米軍だって新入りは雑用、電話番から
> スタートですよ。
>
> なるほど、戦時中に学徒出陣なんて悲愴な話がありましたが、あれなど追い込まれて、古参兵、ベテラン、プロがいなくなってやむにやまれずであって軍だってやりたくてやったわけじゃないでしょう。
>
> こんなこと言ってる人ってアニメの見すぎなんじゃないのか?と思うことがあります。
> いえ、世界に冠たる日本アニメには「機動戦士ガンダム」とか「エヴァンゲリオン」みたいに10代の少年がいきなり最新鋭兵器に乗り込んで前線で戦う・・みたいな話が結構あるんですよね(笑)。
>
> そのガンダムやエヴァンゲリオンにしたって現実にはありそうにない不自然な状況を合理化すべくいろいろストーリーや設定を練ってあるわけでして・・・。
>
> 正直、こんなアニメ以下の冷静に考えればおかしなフレーズを真に受ける人間が結構いるっていうのが、現代日本が反戦カルト国家たる所以でしょうが。
>
> ああ、アニメ・マンガ大国でもありましたね、日本は(笑)。

 学徒動員って言われても、同年輩の若者は既に徴兵されて戦っていますからね。
 それをことさら悲劇と言われても釈然としません。

 ワタシはこれを悲劇と騒いでいる連中って、大学生様は無学な貧乏人とは違うのだ!! 貧乏人は死んでも良いが、学生様を死なせるなんてトンデモない!!と思っているんでしょう。
  1. 2015-06-21 21:54
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 現実を見ないエリート

> はじめましてコメントいたします。
> 宜しくお願いします。
>
> まず、いつも鋭い指摘、恐れ入ります。本当に参考になります。

 お恥ずかしいです。

> 当時のエリート軍人の作戦の立て方は、「前は〇〇君が立てた作戦を採用したから、今度は同期の△△君の作戦にしよう、彼の顔も立ててやらねば」と、勝ち負けより、仲間内の関係を重要視して作戦を立て遂行していたようです。又「永遠の0」にも書かれていましたが、海軍は、敵艦を攻撃するのに、空母を沈めたら何点、戦艦は何点、輸送艦は0点、と点数制にしていて、まるでゲームかと愕然としました。でも、点数が出世の元になったので、輸送艦をほっとくもんですから、陸軍が大変な目に合います。こんな事で命を落としたご先祖様は、たまったものではありませんね。
> 勿論、立派な指揮官もいたと思いますが、どうも当時の一部のエリートも、今の政治家、特に民主党の高学歴エリートの方々は、今ある現実を見ないんでしょうね。

 結局、悪しきエリート集団って、国家よりも自分達の特権集団を守る事を最優先するようになるんでしょうね。 自分達の小さな世界の中の調和の方が、国民の安全や兵士の生命に優先するのです。 
 
> 宗教化した「9条」等の憲法を審議しても神学論争にしかなりません。それより南沙諸島の現実を見て、次は尖閣諸島、沖縄が危ないと思わないんでしょうか???

 彼等は修道院にこもっているので、俗界の事は興味がないのです。

> よもぎねこさんのブログ、本にならないでしょうか?
> 出版されたら絶対買いますよ。

 有難う御座います。 アクセス数から言って出版はあり得ないでしょうが、そう言っていただけると嬉しいです。
  1. 2015-06-21 22:00
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  3. よもぎねこ #-
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戦争をしないで済むための集団的自衛権

『きけ わだつみの声』が普及したのは、カッパブックスとして出版された本によるのではないかと思います。私はカッパブックス本で読みましたが、反戦本との印象は持ちませんでした。学徒出陣し、戦死した兵士の遺書や日記、メモなどから抜粋したもので、彼らの心情が文章や詩で表現されていました。戦争が非情で悲惨なのは言を俟ちません。
しかし、安保法制の問題は、戦争にあるのではなく、集団的自衛権の保持にあります。集団的自衛権とは、国連憲章にある the inherent right of collective self-defence です。因に、自衛の意味で self-defence を使っているのは、国連憲章と日本の自衛隊だけです。だからと言って、俺の国の軍隊は、好戦的だから、ガタガタ言うなら攻撃するぞ、と名乗っている国はありません。つまり、何処の国の軍隊も、Defence Forces (自衛軍) であり、 Offence Forces (攻撃軍) と名乗ってはいないのです。
欧米や中共が何故日本の防衛力増強を恐れるか、彼らに抵抗してきた歴史があるからです。本来なら、これだけで抑止力になるのですが、永いことアメリカ軍の傘の下にいたことで、戦えない軍隊として近隣諸国から無礼(なめ)られてきました。しかし、集団的自衛を明確にすることで、何よりアメリカと対等の関係を築くことができます。本当の意味で独立国となることができます。そうなった暁には、日本国の存在そのものが、抑止力になります。と云うのが、集団的自衛権を持つべきと云う私見です。
  1. 2015-06-22 00:34
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  3. chengguang #DibDBv7k
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Re: 戦争をしないで済むための集団的自衛権

> 『きけ わだつみの声』が普及したのは、カッパブックスとして出版された本によるのではないかと思います。私はカッパブックス本で読みましたが、反戦本との印象は持ちませんでした。学徒出陣し、戦死した兵士の遺書や日記、メモなどから抜粋したもので、彼らの心情が文章や詩で表現されていました。戦争が非情で悲惨なのは言を俟ちません。

 なるほど。 ワタシも戦争が悲惨なモノであることは全然否定しません。

> しかし、安保法制の問題は、戦争にあるのではなく、集団的自衛権の保持にあります。集団的自衛権とは、国連憲章にある the inherent right of collective self-defence です。因に、自衛の意味で self-defence を使っているのは、国連憲章と日本の自衛隊だけです。だからと言って、俺の国の軍隊は、好戦的だから、ガタガタ言うなら攻撃するぞ、と名乗っている国はありません。つまり、何処の国の軍隊も、Defence Forces (自衛軍) であり、 Offence Forces (攻撃軍) と名乗ってはいないのです。
> 欧米や中共が何故日本の防衛力増強を恐れるか、彼らに抵抗してきた歴史があるからです。本来なら、これだけで抑止力になるのですが、永いことアメリカ軍の傘の下にいたことで、戦えない軍隊として近隣諸国から無礼(なめ)られてきました。しかし、集団的自衛を明確にすることで、何よりアメリカと対等の関係を築くことができます。本当の意味で独立国となることができます。そうなった暁には、日本国の存在そのものが、抑止力になります。と云うのが、集団的自衛権を持つべきと云う私見です。

 全くその通りですね。

 戦後ずうっと日本はアメリカの陰に隠れて、「憲法9条があるから戦争はできない」と言うことで、戦争をしないで済んできました。

 しかし今はもうアメリカだけでは、中国を抑え込めなくなっています。 そういう状態をアメリカも認めているので、安保法制の問題が出てきたのです。

 逆に言えば日本が何もしなくても、アメリカと対等になるチャンスが巡ってきたのです。
 
 それこそ今までこれを言い続けてきたブサヨさん達こそ喜ぶべきなのです。
  1. 2015-06-22 10:34
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  3. よもぎねこ #-
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はじめまして、いつも読ませて頂いております。

仁徳天皇の「民の竈」の話を聞くたびに不思議に思っていたのですが、平安時代の藤原氏を中心とする東国武士に対する蔑視、武士達が汗水垂らして働く姿をあざ笑い、朝廷のために殺し合う姿を穢らわしいと見下だし、自分たちは都で雅な歌の世界に没頭していた、民の事など一切眼中になかったというこの突然変異は何だったのでしょうか。飛鳥、奈良の時代になにが、どう代わったのか。ところが鎌倉時代から江戸時代に続く武士の世界は、「民の竈」の思想に近い世界に戻っている。
何か藤原氏の平安時代は日本にとって特異な時代であったような気がします。しかしその流れが死に絶えたわけではなく、特に戦後、藤原貴族と同じような流れがイキを吹き返しているような。
飛鳥、奈良の時代に本当は何があったのかを、研究すれば、現代のこの日本のインテリ層の無責任さをわかるのではないでしょうか。
  1. 2015-06-22 12:55
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  3. nonnongt #-
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Re: はじめまして、いつも読ませて頂いております。

> 仁徳天皇の「民の竈」の話を聞くたびに不思議に思っていたのですが、平安時代の藤原氏を中心とする東国武士に対する蔑視、武士達が汗水垂らして働く姿をあざ笑い、朝廷のために殺し合う姿を穢らわしいと見下だし、自分たちは都で雅な歌の世界に没頭していた、民の事など一切眼中になかったというこの突然変異は何だったのでしょうか。飛鳥、奈良の時代になにが、どう代わったのか。ところが鎌倉時代から江戸時代に続く武士の世界は、「民の竈」の思想に近い世界に戻っている。
> 何か藤原氏の平安時代は日本にとって特異な時代であったような気がします。しかしその流れが死に絶えたわけではなく、特に戦後、藤原貴族と同じような流れがイキを吹き返しているような。
> 飛鳥、奈良の時代に本当は何があったのかを、研究すれば、現代のこの日本のインテリ層の無責任さをわかるのではないでしょうか。

 いらっしゃいませ。
 
 興味深い話ですね。 平安時代の王朝文化は美しいけれど、仰る通りお公家さん達の政治姿勢ってホントにどうしようもないんですよね。
 武士や庶民に対する冷笑的な特権意識だけで生きているようです。

 日本の知識階級の先祖は、お公家さんと僧侶なので、現在もその伝統が残っているのでしょう。 
 つまり知識階級と政治のエリートは別物なのです。

 だから知識階級は政治には責任感を感じない。 だったら余計な政治的発言はしなきゃよいんですけどね。
 
  1. 2015-06-22 15:05
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  3. よもぎねこ #-
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>しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。
 一般庶民は幾ら勉強ができても大学に行くことは不可能でした。

仰せの通り戦前の日本が現代とは比べ物にならぬ超格差社会でしたね。
富裕層と貧困層という格差もありましたが、都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね。

昭和初期、世界恐慌と豊作で、コメやマユ(戦前の農家の有力産品)の値段が暴落。生産費を回収することもままならず、莫大な借金を抱えた農家が多くいた農村では娘を都会の風俗に身売りだとか、弁当を持ってこられない欠食児童などの悲惨な話が相次ぎます。

だけど、皮肉なことに農村を大変な苦境に追い込んだ農産品、特にコメの暴落は都会のサラリーマン家庭には福音(戦前のコメ消費量は現代の3倍以上)で失業さえしなければ、生活はかなり楽だったようです。

経済評論家の高橋亀吉氏などは昭和5年の婦人公論誌上で

「我が農村経済はこのままでは破綻の他ない極点にまで窮乏しつつある」「悲惨な農民の生活を踏み台にして台所で安い農産品を手に入れようなどと考えることは、鬼のような心でない限りできないことだ」

と批判してましたが、大多数の都会のサラリーマン家庭は安くなった農産品の恩恵をフルに享受してました。
農村側は都市住民に対する不公平感がかなりあったはず。

戦時中に田舎に疎開して苛められたことや、終戦直後のモノ不足の時期に農村に買い出しに行って、着物を思いっきり買い叩かれたことなどをイヤな思い出、つらい思い出として語る都会出身者は多いけれども、戦前の農民の苦境を考えると、彼らが都市住民に対して屈折した感情を持つのも無理はないなぁ・・という気がします。

スレとは関係ありませんが、「学徒動員」同様、物事は一面だけみては語れない・・という話の一つとして。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E4%BA%80%E5%90%89

高橋亀吉WIKI
  1. 2015-06-24 10:53
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  3. prijon #-
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>しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。
 
仰せの通り戦前の日本が現代とは比べ物にならぬ超格差社会でしたね。
富裕層と貧困層という格差もありましたが、都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね。

昭和初期、世界恐慌と豊作で、コメやマユ(戦前の農家の有力産品)の値段が暴落。生産費を回収することもままならず、莫大な借金を抱えた農家が多くいた農村では娘を都会の風俗に身売りだとか、弁当を持ってこられない欠食児童などの悲惨な話が相次ぎます。

だけど、皮肉なことに農村を大変な苦境に追い込んだ農産品、特にコメの暴落は都会のサラリーマン家庭には福音(戦前のコメ消費量は現代の3倍以上)で失業さえしなければ、生活はかなり楽だったようです。

経済評論家の高橋亀吉氏などは昭和5年の婦人公論誌上で

「我が農村経済はこのままでは破綻の他ない極点にまで窮乏しつつある」「悲惨な農民の生活を踏み台にして台所で安い農産品を手に入れようなどと考えることは、鬼のような心でない限りできないことだ」

と批判してましたが、大多数の都会のサラリーマン家庭は安くなった農産品の恩恵をフルに享受してました。
農村側は都市住民に対する不公平感がかなりあったはず。

戦時中に田舎に疎開して苛められたことや、終戦直後のモノ不足の時期に農村に買い出しに行って、着物を思いっきり買い叩かれたことなどをイヤな思い出、つらい思い出として語る都会出身者は多いけれども、戦前の農民の苦境を考えると、彼らが都市住民に対して屈折した感情を持つのも無理はないなぁ・・という気がします。

スレとは直接の関係ありませんが、「学徒動員」同様、物事は一面だけみては語れない・・という話の一つとして。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E4%BA%80%E5%90%89

高橋亀吉WIKI
  1. 2015-06-24 10:57
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  3. prijon #-
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>しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。
 
仰せの通り戦前の日本が現代とは比べ物にならぬ超格差社会でしたね。
富裕層と貧困層という格差もありましたが、都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね。

昭和初期、世界恐慌と豊作で、コメやマユ(戦前の農家の有力産品)の値段が暴落。生産費を回収することもままならず、莫大な借金を抱えた農家が多くいた農村では娘を都会の風俗に身売りだとか、弁当を持ってこられない欠食児童などの悲惨な話が相次ぎます。

だけど、皮肉なことに農村を大変な苦境に追い込んだ農産品、特にコメの暴落は都会のサラリーマン家庭には福音(戦前のコメ消費量は現代の3倍以上)で失業さえしなければ、生活はかなり楽だったようです。

経済評論家の高橋亀吉氏などは昭和5年の婦人公論誌上で

「我が農村経済はこのままでは破綻の他ない極点にまで窮乏しつつある」「悲惨な農民の生活を踏み台にして台所で安い農産品を手に入れようなどと考えることは、鬼のような心でない限りできないことだ」

と批判してましたが、大多数の都会のサラリーマン家庭は安くなった農産品の恩恵をフルに享受してました。
農村側は都市住民に対する不公平感がかなりあったはず。

戦時中に田舎に疎開して苛められたことや、終戦直後のモノ不足の時期に農村に買い出しに行って、着物を思いっきり買い叩かれたことなどをイヤな思い出、つらい思い出として語る都会出身者は多いけれども、戦前の農民の苦境を考えると、彼らが都市住民に対して屈折した感情を持つのも無理はないなぁ・・という気がします。

スレとは直接の関係ありませんが、「学徒動員」同様、物事は一面だけみては語れない・・という話の一つとして。

  1. 2015-06-24 10:57
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  3. prijon #-
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>しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。

都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね

昭和初期、世界恐慌と豊作で、コメやマユ(戦前の農家の有力産品)の値段が暴落。生産費を回収することもままならず、莫大な借金を抱えた農家が多くいた農村では娘を都会の風俗に身売りだとか、弁当を持ってこられない欠食児童などの悲惨な話が相次ぎます。

だけど、皮肉なことに農村を大変な苦境に追い込んだ農産品、特にコメの暴落は都会のサラリーマン家庭には福音(戦前のコメ消費量は現代の3倍以上)で失業さえしなければ、生活はかなり楽だったようです。

戦時中に田舎に疎開して苛められたことや、終戦直後のモノ不足の時期に農村に買い出しに行って、着物を思いっきり買い叩かれたことなどをイヤな思い出、つらい思い出として語る都会出身者は多いけれども、戦前の農民の苦境を考えると、彼らが都市住民に対して屈折した感情を持つのも無理はないなぁ・・という気がします。

この昭和初期の格差の問題(都会と農村)の関係を書いたら、なぜか「不正な投稿」となりました。ワケがわかりません・・・。

  1. 2015-06-24 11:17
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  3. prijon #-
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>しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。

都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね


この昭和初期の格差の問題(都会と農村)の関係を書いたら、なぜか「不正な投稿」となりました。ワケがわかりません・・・。

  1. 2015-06-24 11:18
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  3. prijon #-
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Re: タイトルなし

> >しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。
>  一般庶民は幾ら勉強ができても大学に行くことは不可能でした。
>
> 仰せの通り戦前の日本が現代とは比べ物にならぬ超格差社会でしたね。
> 富裕層と貧困層という格差もありましたが、都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね。
>
> 昭和初期、世界恐慌と豊作で、コメやマユ(戦前の農家の有力産品)の値段が暴落。生産費を回収することもままならず、莫大な借金を抱えた農家が多くいた農村では娘を都会の風俗に身売りだとか、弁当を持ってこられない欠食児童などの悲惨な話が相次ぎます。
>
> だけど、皮肉なことに農村を大変な苦境に追い込んだ農産品、特にコメの暴落は都会のサラリーマン家庭には福音(戦前のコメ消費量は現代の3倍以上)で失業さえしなければ、生活はかなり楽だったようです。
>
> 経済評論家の高橋亀吉氏などは昭和5年の婦人公論誌上で
>
> 「我が農村経済はこのままでは破綻の他ない極点にまで窮乏しつつある」「悲惨な農民の生活を踏み台にして台所で安い農産品を手に入れようなどと考えることは、鬼のような心でない限りできないことだ」
>
> と批判してましたが、大多数の都会のサラリーマン家庭は安くなった農産品の恩恵をフルに享受してました。
> 農村側は都市住民に対する不公平感がかなりあったはず。
>
> 戦時中に田舎に疎開して苛められたことや、終戦直後のモノ不足の時期に農村に買い出しに行って、着物を思いっきり買い叩かれたことなどをイヤな思い出、つらい思い出として語る都会出身者は多いけれども、戦前の農民の苦境を考えると、彼らが都市住民に対して屈折した感情を持つのも無理はないなぁ・・という気がします。
>
> スレとは関係ありませんが、「学徒動員」同様、物事は一面だけみては語れない・・という話の一つとして。
>
> https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E4%BA%80%E5%90%89
>
> 高橋亀吉WIKI

 その通りでしょう。 戦前の農家は米作農家でも米で満腹するような食事はしていません。 ワタシの父は石川県の米作農家で育ったのですが、米を食べる前に必ず米以外の穀物を食べさせれたそうです。 それが不味いのでイヤだと言うと、「腹が減ってないのだから何も食べるな」と言われるのです。

 ワタシの母の友人に長崎の郊外の農家出身者がいるのですが、その人は終戦後、都会の人達が食糧欲しさに着物などを持ってくるようなって、初めて振袖の晴れ着を着る事が出来たと言っています。
 それまで農家の人が子供に綺麗な晴れ着を買ってあげる事はできなかったのです。

 こういうのを考えると、本当に農村と都会の格差は深刻だったのです。

 でもホントに都会の人が、こうした農村を思いやる話って聞きませんよね?


 
  1. 2015-06-24 12:32
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> >しかし当時大学に行けるのは、有産階級の出身者だけでした。
>
> 都会と地方の格差もこれまたすごかったようですね
>
>
> この昭和初期の格差の問題(都会と農村)の関係を書いたら、なぜか「不正な投稿」となりました。ワケがわかりません・・・。

 済みません。 この「不正な投稿」の判定基準はワタシにも全然わかりません。 機械が勝手にやっているので閉口します。
 でも投稿されたコメントは迷惑コメント欄に保存されているので、「不正な投稿にされた」と仰って下されば、復活できます。

 ワタシも時々迷惑コメント欄は見て、せっかく頂いたコメントが無駄になっていないか気を付けているんですけどね。 でも忘れちゃう事があるんです。
  1. 2015-06-24 12:37
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  3. よもぎねこ #-
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