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2015-06-01 12:16

何処まで続くぬかるみぞ 第七師団創隊60周年記念行事

 昨日5月31日は妹と一緒に、妹の友達に陸上自衛隊第七師団創隊60周年記念行事の見学に連れて行って貰いました。

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 ところが朝から天気が悪いのです。 家を出た時から何とも暗く陰気な空でした。 それでも前夜に土砂降りだったので、それでももう雨は降らないだろうと・・・・・と希望的な観測で出かけたのですが、しかし東千歳演習場に着いたらもう土砂降りです。
 観閲式の会場へ向かって歩いていると、昔父が歌っていた軍歌が頭をよぎります。

討匪行


 こんな天気なら人は殆ど来ないだろうと思ったら、これも予想はずれで会場入り口から延々と車が渋滞していました。
 後ろから来る車を見れば帯広ナンバーです。 千歳近郊や札幌からだけでなく、道内各地から軍オタが押し寄せているようです。
 
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 だってこの第七師団は日本唯一の機甲師団です。 ここの記念行事程膨大な戦闘車両の集団を見る事ができる場所は他にないのです。
 実際、観閲式の会場には、1キロ余りの幅に見渡す限り戦車始め各種戦闘車両が並んでいます。 
 これを見るだけでも総毛立つような迫力です。

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 観閲式が始まり、隊員が会場を行進します。 
 雨は止みません。 しかし隊員達は雨とぬかるみの中を整然と行進します。 
 
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 彼等は実は歩兵ではなく、車両のクルーなのです。
 それだけでこの観閲会場の全面を覆います。 尤も車両が見渡す限り並んでいるのだから、その乗員も見渡す限り並ぶのも当然でしょうが・・・・。

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 そして来賓の挨拶が終わり、観閲行進の為の移動し始めました。
 その戦車が前を通ると振動が客席に伝わってきます。 そして一瞬全身がゾクッとしました。 
 
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 わけがわからないけれど、ワクワクしてしまいます。 
 妹と二人で「凄いね!! 凄いね!!」と言って、ハシャギだしてしまいました。 ワタシも妹も軍オタではなく、その上メカ音痴で、ここに並んだ車両の機種だって全然わかりません。
 それでもこんなにワクワクしちゃうのですから、軍オタの人達はもう悶絶モノでしょう。 

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 ワタシはベトナム反戦運動真っ盛りの時代に青春時代を過ごしました。 あれから日本では戦争と言うのはひたすら恐ろしい嫌悪すべきものとだけ教えられています。
 これ以降、日本の言論界では、軍隊をカッコイイと感じるのは、権力者のプロパガンダで、本当の戦場はひたすら悲惨で、戦場に送られた若者達は、恐怖と絶望の日々を送ったと言う事になっています。
 でもこれって本当なんですか?

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 暗い空の下で、車両のライトが煌々と輝きます。 雨と泥濘の中を戦車は驀進します。
 足元の地面がブルブルと震えます。 
 すると訳知らぬ興奮と歓喜が湧きあがってきます。
 ヒョッとしてこれが武者震い??

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 ワタシの好きな海洋冒険小説ホーンブロワーシリーズでは、戦闘を前にして士官や水兵達の目が活き活きと輝かせる場面が出てきます。 
 この小説の舞台はナポレオン戦争時代のイギリス海軍です。 戦闘での死亡率は現在に比べても恐ろしく高い時代です。
 これは小説だからで真実は違う・・・・・と思って読んでいるわけですが、しかし一方でこれが完全な虚構なら、これほど広く読まれるわけもないのでは?とも思うのです。

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 だってこの手の小説が大好きなアングロ・サクソンは、殆ど絶え間なく戦争をしているのです。 今もしています。
 本物の戦場を体験している軍人達が、今も現役で活躍しているのです。
 安易に戦争を頼んしているような描写には苦情が来るでしょう。 
  そもそも戦記文学はホメロスの時代から世界中にあるのです。 しかしそれらは皆戦争の悲惨さを描写する一方、兵士達の戦いにかける熱狂と歓喜も描いているのです。
 古代から世界中の古典文学に描かれ続けた事が、全部嘘とは思えないんですよね?
 
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 こうした戦記文学の歴史を見ると、所謂反戦平和教育と言うモノにどれだけ意味があるかすこぶる疑問になります。
 あれを唱える自称平和主義者の描く戦争こそ、嘘ではないのか?非現実的ではないのか?
 戦争の現実を見るなら、戦争に熱狂すると言うのも人間の真理であり、そしてそれが真理である以上、自分はイヤだと言い続ける事だけで戦争が防げるはずもないのです。

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 本命観閲行進が始まる前に、完全に熱狂状態になっていたら、上空を二機の戦闘機が飛来しました。
 千歳空港からこの観閲行進の為に飛んできたのです。
 何とワタシの8930円のデジカメで、搭乗員の姿が撮れる程の低空飛行をしてくれます。

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 しかも車輪を出して、超低速飛行をしてくれます。 
 だからワタシも何とか写真が撮れたのです。 
 こんな事ができるのも、千歳空港のすぐ近くで、千歳空港への着陸機の進入路であると言う場所だからでしょう。

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 そしていよいよ、観閲行進が始まりました。
 日本唯一の機甲師団を構成する全ての車両が、続々と入場します。
 
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 ワタシ達の傍では関西弁の男が、「写真を撮る邪魔をするな!!」と喚いています。
 この男は関西から来たのかも?
 だってここは千歳空港の隣ですから、戦闘機だけでなく、本州から来るのにも超便利ですものね。 早朝の便に乗れば日帰りだって可能ですから。
 泥濘を巻き上げて驀進する車両の迫力はすざましく、遠来の軍オタが熱狂のあまりマナー違反をしてしまうのも、致し方ないのです。
  1. 札幌の四季
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コメント

 勇壮な写真ですね。自衛隊は、非常によく訓練するそうなので低速飛行も出来るのでしょうか。

 主人の祖父が職業軍人だったので、戦争について何か話していたか聞いてみました。聞かれれば、簡単な戦術について教えてくれたそうです。それから「日教組は本当の事を教えない。憲法は米国が日本を弱体化される為のもの。」と言っていたそうです。

 少なくとも戦前は暗く酷い時代なのは、嘘ですね。
  1. 2015-06-02 07:26
  2. URL
  3. 都民です。 #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

>  勇壮な写真ですね。自衛隊は、非常によく訓練するそうなので低速飛行も出来るのでしょうか。
 
 これは軍オタさんに聞かないとわかりません。

>  主人の祖父が職業軍人だったので、戦争について何か話していたか聞いてみました。聞かれれば、簡単な戦術について教えてくれたそうです。それから「日教組は本当の事を教えない。憲法は米国が日本を弱体化される為のもの。」と言っていたそうです。
>
>  少なくとも戦前は暗く酷い時代なのは、嘘ですね。

 当時は今に比べれば豊かではないし、勿論今に比べれば言論統制も厳しかったです。
 しかしNHKドラマに描かれるような暗黒時代は嘘ですね。
 
  1. 2015-06-02 10:18
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

>こうした戦記文学の歴史を見ると、所謂反戦平和教育と言うモノにどれだけ意味があるかすこぶる疑問になります。

そういや、少し前この手の左巻きが百田尚樹氏の
「永遠のゼロ」を右傾エンタメ、若者の右傾化云々・・と
全く的外れな批評をしてましたっけ。

私の知る限り、この作品、映画の鑑賞者に若者が特に
多いという印象はなかったし、特に「戦争賛美」「特攻
礼賛」なんて要素はない、単に映画、エンタメとしての
レベルが高いからウケた・・としか思えませんでしたけどね。
この作品のヒットが日本の右傾化を表しているなら
永遠のゼロなどより遥かに「右巻き」な「プライド 
運命の瞬間」とか「俺は君のためにこそ死にゆく」が
ことごとくコケたのをどう説明するんだか?

ていうか日本の「反戦映画」のレベルがあまりに低いから
コレがウケたんじゃないの?とすら思いました。
「戦争は悲惨だ」という当たり前すぎる事実を強調するために登場人物のわざとらしい泣き顔、慟哭の画面のくどいくらいの強調、ひどい場合は登場人物が「戦争は間違っている」「誰が始めたんだ」みたいな陳腐なセリフをちっとも悲惨さを感じないわざとらしさで直接言ってしまう。

本当に優れた戦争映画とか作品ってまず、思想云々以前に
エンタメとしても優れているし、「戦争は悲惨、厳しい」というメッセージが俳優の大げさな顔芸やわざとらしくも
冗長なセリフに頼らずとも演出で自然と伝わるようになってます。

いえ、別に百田ファンでも何でもないんですけどね。
関係ないけど、「反戦」サヨクに絶賛される「はだしの
ゲン」、あれ、終戦直後の混乱期、朝鮮人が「戦勝国民」と称してやりたい放題の横暴をやらかしていたことが
しっかりはっきり描かれているんですが、その辺りは
どう思っているのかな?と気になりました。

  1. 2015-06-02 19:06
  2. URL
  3. prijon #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >こうした戦記文学の歴史を見ると、所謂反戦平和教育と言うモノにどれだけ意味があるかすこぶる疑問になります。
>
> そういや、少し前この手の左巻きが百田尚樹氏の
> 「永遠のゼロ」を右傾エンタメ、若者の右傾化云々・・と
> 全く的外れな批評をしてましたっけ。
>
> 私の知る限り、この作品、映画の鑑賞者に若者が特に
> 多いという印象はなかったし、特に「戦争賛美」「特攻
> 礼賛」なんて要素はない、単に映画、エンタメとしての
> レベルが高いからウケた・・としか思えませんでしたけどね。
> この作品のヒットが日本の右傾化を表しているなら
> 永遠のゼロなどより遥かに「右巻き」な「プライド 
> 運命の瞬間」とか「俺は君のためにこそ死にゆく」が
> ことごとくコケたのをどう説明するんだか?
>
> ていうか日本の「反戦映画」のレベルがあまりに低いから
> コレがウケたんじゃないの?とすら思いました。
> 「戦争は悲惨だ」という当たり前すぎる事実を強調するために登場人物のわざとらしい泣き顔、慟哭の画面のくどいくらいの強調、ひどい場合は登場人物が「戦争は間違っている」「誰が始めたんだ」みたいな陳腐なセリフをちっとも悲惨さを感じないわざとらしさで直接言ってしまう。
>
> 本当に優れた戦争映画とか作品ってまず、思想云々以前に
> エンタメとしても優れているし、「戦争は悲惨、厳しい」というメッセージが俳優の大げさな顔芸やわざとらしくも
> 冗長なセリフに頼らずとも演出で自然と伝わるようになってます。

 NHKのドラマなんか全部この手なんですよね。 安っぽい反戦平和プロパガンダ見え見えで、ゲンナリするのです。

> いえ、別に百田ファンでも何でもないんですけどね。
> 関係ないけど、「反戦」サヨクに絶賛される「はだしの
> ゲン」、あれ、終戦直後の混乱期、朝鮮人が「戦勝国民」と称してやりたい放題の横暴をやらかしていたことが
> しっかりはっきり描かれているんですが、その辺りは
> どう思っているのかな?と気になりました。

 そういう部分があるから何とか作品として成り立つでしょうね。 ひたすらあの愚かしい反戦プロパガンダだけでは、もうとても読めないでしょう。
  1. 2015-06-02 20:28
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

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