2015-05-18 21:29

償いをする その2

 夕方の光の中で、よもちゃんは気持ち良さそうにコテン芸能を始めました。 
 しかし心地良さそうな外見にも拘らず、内心かなり引っかかる所があるようです。


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 それにしても、納得できないわ。
 同居人がブログに迷い道クネクネなんて馬鹿な動画を貼って・・・・・。



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 その動画を見た方が「口の中に飲食物は有りませんでしたが、先日、歯医者で、右下の奥歯を治療したのですが、少々面倒な虫歯で、まだ少し痛みが残っているところに、この動画を開き、爆笑した直後に下顎に激痛が…………、謝罪と賠償は、よもちゃんのコテン芸能の写真で、手を打ちます。はい。」コメントをしたら、ワタシが償いにコテン芸能をさせられるのよ?

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 何でワタシが同居人とクネクネの償いをさせられるのよ?

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 本当に理不尽で不条理な話だわ。
 でもこれが飼い猫の運命なのよね。 飼い猫は飼い主の面倒を見る義務があるのよ。

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 でも、その飼い主は自分の意思で選んだわけじゃないよ。 
 ワタシは子猫の時に、兄弟と一緒に獣医の所に連れて行かれて、その獣医が同居人に「子猫が欲しならあげるよ」って電話したのよ。

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 そうしたら同居人が飛んで来て、ワタシ達兄弟の拉致しようとしたから、ワタシは兄弟を守ろうと、真っ先に突進したのよ。
 するとアイツはワタシを捕まえて、強制連行したのよ。
 それでワタシはアイツの面倒を見る義務を負うことになってしまったのよ。

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 これってムチャクチャよね? 元来、義務とか責任とかって、自由意思による選択の結果であるべきなのに・・・・。

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 ああ、これで終わったわ。 これでもう同居人とクネクネの愚行の償いは終わったわ。

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 まあ仕方がないわ。 理不尽と不条理はこの世界の基本だわ。
 大体民主主義の本家を自称しているイギリスを見ればわかるわ。 ナポレオン戦争の頃のイギリス海軍は、水兵を集めるのに強制徴募なんて無茶苦茶をやっていたのよ。
 武装兵が自国の街や村を襲って、手当たり次第に男性を捕まえて無理矢理水兵にしたのよ。

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 ナポレオン戦争の時代から、イギリスは名誉革命も終わって、議会制民主主義が確立していた時代よ。 この頃日本は江戸時代だったけれど、こんな没義道な人権蹂躙はやっていないわ。
 
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 ネルソン提督はトラファルガーの海戦で旗艦に掲げた信号旗「英国は各員がその義務を尽くすことを期待する」よ。
 でも義務を尽くす事を期待された各員の圧倒的多数は、こうして強制徴募された水兵達だったのよ。

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 この海戦で戦死したネルソン提督の遺体は、ブランデー漬けされてイギリスに帰り、盛大な国葬が行われたわ。
 でも同じ海戦で戦死した水兵達の遺体は、そのままトラファルガーで水葬されたのよ。 それどころか戦闘中には邪魔な遺体は水葬もなしに海に捨てられたのよ。
 遺族が戦死を知る事をできたかどうか・・・・・。

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 けれどもそういう理不尽をいたずらに嘆くことなく、国民が愛国心を喪わなかったら、イギリスはナポレオン戦争に勝利して、フランスからの侵略阻止したのよ。
 だからワタシもう、いたずらに理不尽を嘆くような事はしないわ。

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 自分の運命を嘆き、被害者であることに甘んじては、猫の尊厳は守れないよ。

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 だって好むと好まざると・・・・・全然好めないけれど・・・・・ワタシの名誉と同居人の名誉は、一体なのよ。
 だからワタシは同居人の名誉にかけて、同居人の愚行の償いの為のコテン芸能をするしかなかったのよ。

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 I have done my duty!!


 よもちゃんはこうしてわたしの名誉と、そしてよもちゃん自身の名誉と尊厳を守り抜いたのです。

 
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コメント

よもさん
一つだけ訂正な。

ネルソンはブランデーじゃなくてラム酒に漬けられて帰ったんだ。
ジャマイカはこの頃英領植民地だが前にスペインがインドネシアから持ってきたサトウキビがピッタリ合ってよく取れるようになった。そこで連中が考えだしたのが砂糖をとった後のカス、モラセスっていうんだがこれを発酵蒸留させたのがラムっていう寸法だ。
ジャマイカは英国海軍の根城の1つだから連中は皆ラムに親しんでったてわけさ。

ちなみにラム酒に漬けたのはもちろん腐敗防止だが当時の船乗りたちはネルソンにあやかろうって言うことで皆飲んじまったらしい。だから今でもラム酒のことはネルソンブラッドと言うんだ。

ちなみに当時の英国海軍は普段の飲料は水ではなくエールというビールだった。水は腐るが、ビールは腐らんというわけだ。だから普段から皆酔っ払って戦争してたわけだ。ちなみに食い物は塩漬け肉が一般でハードビスケットっていう乾パンに似たものがあったらしい、ただこいつは虫が食うので評判は最悪だったらしいがな…

ここまで書いて思い出したが同居人さんは確かホーンブローワーだかなんだかの視聴者じゃなかったか。変な間違いしちゃあ行かんぞ、よく注意しとくように。
  1. 2015-05-19 20:00
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  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

理不尽を百も承知で、要求したくなるほど、よもちゃんのコテン芸能は素晴らしいのです。 猫には我が儘気儘に遊びに歩いたり 、同居人の懐具合を無視して、高価な猫缶を要求する基本的猫権と同時に、その愛らしい姿と仕草で、万人の目と心を和ませる、高貴なるがゆえの義務があるのです。(笑)
  1. 2015-05-19 20:23
  2. URL
  3. 温泉猫 #-
  4. 編集

強制徴募って、犯罪ですよ。

  そんな事をしていたんですか?日本では聞いたこともありません。(知らないだけかも・・・)英国人は、野蛮人ですね。そう言えば可愛いガラパゴスゾウガメは、丈夫だから生きたまま食料として船に載せられ絶滅しかかってますね。ほおっておけばダーウインの亀みたいに200歳近くまで生きられるのに、動物愛護の精神も本当はないですね。

 エマ・ハミルトンについて調べたら、遺産はネルソンの弟に持って行かれ辛い晩年だったみたいですね。ビビアンも壮絶な人生だったし、美しさと引き換えに失うものもある。平々凡々な風体で良かったかもしれないと、悔し紛れに考えました。もちろん例外はあり、美猫でもよもさんは気立ても良いからずっと幸せな猫様です。
  1. 2015-05-19 22:41
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  3. 都民です。 #-
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Re: タイトルなし

> よもさん
> 一つだけ訂正な。
>
> ネルソンはブランデーじゃなくてラム酒に漬けられて帰ったんだ。
> ジャマイカはこの頃英領植民地だが前にスペインがインドネシアから持ってきたサトウキビがピッタリ合ってよく取れるようになった。そこで連中が考えだしたのが砂糖をとった後のカス、モラセスっていうんだがこれを発酵蒸留させたのがラムっていう寸法だ。
> ジャマイカは英国海軍の根城の1つだから連中は皆ラムに親しんでったてわけさ。
>
> ちなみにラム酒に漬けたのはもちろん腐敗防止だが当時の船乗りたちはネルソンにあやかろうって言うことで皆飲んじまったらしい。だから今でもラム酒のことはネルソンブラッドと言うんだ。
>
> ちなみに当時の英国海軍は普段の飲料は水ではなくエールというビールだった。水は腐るが、ビールは腐らんというわけだ。だから普段から皆酔っ払って戦争してたわけだ。ちなみに食い物は塩漬け肉が一般でハードビスケットっていう乾パンに似たものがあったらしい、ただこいつは虫が食うので評判は最悪だったらしいがな…
>
> ここまで書いて思い出したが同居人さんは確かホーンブローワーだかなんだかの視聴者じゃなかったか。変な間違いしちゃあ行かんぞ、よく注意しとくように。

 すみません。 

 ホーンブロワーに嵌った後、オーブリー&マンチュリに嵌りました。 今はボライソーシリーズを読んでいます。
 
 オーブリ&マンチュリのオーブリーは実はホーンブロワーと同一人物がモデルと言う事です。 なるほど実在の艦艇や提督などは、ホーンブロワーでなじみの物がやたらにでてきます。

 但し人物の設定は、中産階級出身のホーンブロワーに比べて、オーブリーは上流階級で、音痴のホーンブロワーと違ってオーブリーは音楽が大好きで、自分でバイオリンを演奏し、艦長室でスカルラッティなど後記バロック音楽を演奏します。 また艦内でヘンデルのメサイアを演奏しようと、艦内の水兵達が練習に励んだりします。

 この対比と共にイギリス海軍の軍事以外のべつな面がいろいろ見られて面白いです。

 
  1. 2015-05-22 11:48
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> 理不尽を百も承知で、要求したくなるほど、よもちゃんのコテン芸能は素晴らしいのです。 猫には我が儘気儘に遊びに歩いたり 、同居人の懐具合を無視して、高価な猫缶を要求する基本的猫権と同時に、その愛らしい姿と仕草で、万人の目と心を和ませる、高貴なるがゆえの義務があるのです。(笑)

 おお、ヤッパリそうですか!

 よもちゃんもそれを理解しているから、理不尽とわかっていても、ワタシの償いの為にコテン芸能をするのです。
 
 本来ならワタシとクネクネがコテン芸能をして償うべきですが。そんなモノを見たらそれこそ気分が悪くなる人が続出して、更なる償いが必要になるだけでしょうから。
  1. 2015-05-22 11:57
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 強制徴募って、犯罪ですよ。

>   そんな事をしていたんですか?日本では聞いたこともありません。(知らないだけかも・・・)英国人は、野蛮人ですね。そう言えば可愛いガラパゴスゾウガメは、丈夫だから生きたまま食料として船に載せられ絶滅しかかってますね。ほおっておけばダーウインの亀みたいに200歳近くまで生きられるのに、動物愛護の精神も本当はないですね。

 自国民にこんな事をするのですから、奴隷制度だって平気なわけです。
 ちなみにヨーロッパの船で、下級船員の扱いが無残なのは、実はガレー船の奴隷の伝統があるからです。

>  エマ・ハミルトンについて調べたら、遺産はネルソンの弟に持って行かれ辛い晩年だったみたいですね。ビビアンも壮絶な人生だったし、美しさと引き換えに失うものもある。平々凡々な風体で良かったかもしれないと、悔し紛れに考えました。もちろん例外はあり、美猫でもよもさんは気立ても良いからずっと幸せな猫様です。

 英語版ならyou fubeでみれます。 ウィキのエマ・ハミルトンの所を読んで置けば、ワタシでも楽しめました。

 Lady Hamilton 1941
 https://www.youtube.com/watch?v=27S04Xmz92o

 悲惨な最期だったようですね。
 よもちゃんも一緒に見たのですが、「自分はエマのような破滅型じゃないから」と言っておりました。
  1. 2015-05-22 12:30
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  3. よもぎねこ #-
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ネルソンの逸話について補足

Wikiあたりにはネルソンのの棺に入れた酒はコニャックが有力だと書いてあるがこれって案外怪しいのだ。英国海軍の酒というと普通思い出すのはマデイラワインのシェリーやポートだ。これは海賊の大先達フランシス・ドレークの功績だ。こいつがスペインの沿岸を散々かっさらって手に入れた酒だ。連中がジブラルタルを領有しつけたのはこれを飲みたかったからだという冗談があるほどで戦場に行く前に景気付けするのはシェリーと相場は決まってたんだ。

ネルソンの頃大陸封鎖令のお陰で新規にコニャックは入らなかったはずだ。当時樽は貴重品で使い回しをするのが普通だった。特にシェリーあたりは製法が独特だから樽は貴重だ。おそらくコニャックの空樽にセリーを入れてたんだと思うんだ。

ネルソンは戦死した後、コニャックの樽に入れられジブラルタルに運ばれる。物の本ではコニャックを主体にした防腐剤入りアルコールを入れてジブラルタルに運んだという。ここで棺に入れられ特に調合したアルコールを入れて運んだと書いてある。これがどういうアルコールかよく分からんがどうも純度が高いものを調達したらしい。

考えて見れば当たり前の話だブランデーは色付きだからそんなものに長時間漬けたら、遺体に色がつく。純度が高いアルコールを使うのは当然だ。ここで問題なのだが純度が高いアルコールはどうやって作ったか。

実は今も昔もこういう純度の高いアルコールはモラセスから作る。つまりラムを再蒸留したアルコールってことだ。これがネルソンとラムの逸話の本当の話だと思ってるッてる。ちなみに葬儀の後ネルソンの棺に入ってたアルコールは飲まれちまったという話がある。Wikiのラムの項を参照な。

こんな話にも結構面白いものがあるのだ。

  1. 2015-05-23 11:55
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: ネルソンの逸話について補足

> Wikiあたりにはネルソンのの棺に入れた酒はコニャックが有力だと書いてあるがこれって案外怪しいのだ。英国海軍の酒というと普通思い出すのはマデイラワインのシェリーやポートだ。これは海賊の大先達フランシス・ドレークの功績だ。こいつがスペインの沿岸を散々かっさらって手に入れた酒だ。連中がジブラルタルを領有しつけたのはこれを飲みたかったからだという冗談があるほどで戦場に行く前に景気付けするのはシェリーと相場は決まってたんだ。
>
> ネルソンの頃大陸封鎖令のお陰で新規にコニャックは入らなかったはずだ。当時樽は貴重品で使い回しをするのが普通だった。特にシェリーあたりは製法が独特だから樽は貴重だ。おそらくコニャックの空樽にセリーを入れてたんだと思うんだ。
>
> ネルソンは戦死した後、コニャックの樽に入れられジブラルタルに運ばれる。物の本ではコニャックを主体にした防腐剤入りアルコールを入れてジブラルタルに運んだという。ここで棺に入れられ特に調合したアルコールを入れて運んだと書いてある。これがどういうアルコールかよく分からんがどうも純度が高いものを調達したらしい。
>
> 考えて見れば当たり前の話だブランデーは色付きだからそんなものに長時間漬けたら、遺体に色がつく。純度が高いアルコールを使うのは当然だ。ここで問題なのだが純度が高いアルコールはどうやって作ったか。
>
> 実は今も昔もこういう純度の高いアルコールはモラセスから作る。つまりラムを再蒸留したアルコールってことだ。これがネルソンとラムの逸話の本当の話だと思ってるッてる。ちなみに葬儀の後ネルソンの棺に入ってたアルコールは飲まれちまったという話がある。Wikiのラムの項を参照な。
>
> こんな話にも結構面白いものがあるのだ。

 お酒の種類は良くわからないですね。 この時代と現代とでは呼び方が変わっているモノも多いようです。 コニャックも現在はブランデーのうちで、フランスのコニャック地方の製品以外は、コニャックの名称は使えません。

 しかしホーンブロワーなどを読んでいて不思議なのは、ウィスキーが出て来ない事です。 ブランデーやラムは航海の必需品だったのですが、ウィスキーは一切出てきません。

 このあたりの事を調べたら非常に面白いでしょうが、調べ出したらきりがないでしょう。

 
  1. 2015-05-23 13:50
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  3. よもぎねこ #-
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単純な話ですよ

ウィスキーはもちろんこの当時からありましたが、あくまでもスコットランドの地酒として扱われておりイングランド人の好みの対象ではありませんでした。これはおそらくごぞんじでしょうが英王室は大陸出身ですので建前上はともかく本音では馬鹿にしていたと言おうのが本当のところです。

ウィスキーが英国人に好まれだしたのは19世紀も半ば過ぎから。大陸でぶどうにフィロキセラという害虫がついて一事全滅に近いことになったのです。この時に同時の連続式蒸留機によりウィスキーの大量生産が可能になったのです。そこで英国人の好みが変わったということです。

英国海軍を扱った小説のたぐいはこの時代よりも前が多いはずです。そして英海軍の軍人は圧倒的にイングランド人です。スコットランドの地酒が話しになるはずはないのです。ちなみにウィスキーが英国王室御用達になったのはビクトリア女王の時です。

ただ英国人がウィスキーを好んで飲めたのは20世紀前半の頃だけでした。戦後は戦争で財政破綻した英国の戦略的輸出品として国内では多額の関税がかけられ一般人は殆ど手が出なくなりました。

60年代の小売価格は日本国内とほぼ同じだったと言ったら理解してもらえるでしょうか。それが可能だったのはウィスキーはスコットランドの酒でありイングランドの酒ではなかったからです。スコットランド人の数は今でも530万です。英国人は6400万人、案外この意味がわかっていない人が多いのです。

だからイングランド人は親しんだ時間が短かったこともありウィスキーにシンパシーを殆ど持ちません。ウィスキーは徴税と外貨獲得の手段でしかなかったのです。スコットランド独立というのはこの辺りまで含んだスコットランド人の怒りが有ったのです。

では英国人の酒とはと言われれば上流階級のマデイラワイン、ブランデーと下層民のジンとラムです。ジンやラムがいい加減な酒と言い切る気はありませんが品質が悪いものが多くとても民族の酒などといえるものはありません。

その意味では可哀想な連中なのです。
  1. 2015-05-23 15:36
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  3. kazk #cPv2SIBE
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Re: 単純な話ですよ

> ウィスキーはもちろんこの当時からありましたが、あくまでもスコットランドの地酒として扱われておりイングランド人の好みの対象ではありませんでした。これはおそらくごぞんじでしょうが英王室は大陸出身ですので建前上はともかく本音では馬鹿にしていたと言おうのが本当のところです。
>
> ウィスキーが英国人に好まれだしたのは19世紀も半ば過ぎから。大陸でぶどうにフィロキセラという害虫がついて一事全滅に近いことになったのです。この時に同時の連続式蒸留機によりウィスキーの大量生産が可能になったのです。そこで英国人の好みが変わったということです。
>
> 英国海軍を扱った小説のたぐいはこの時代よりも前が多いはずです。そして英海軍の軍人は圧倒的にイングランド人です。スコットランドの地酒が話しになるはずはないのです。ちなみにウィスキーが英国王室御用達になったのはビクトリア女王の時です。
>
> ただ英国人がウィスキーを好んで飲めたのは20世紀前半の頃だけでした。戦後は戦争で財政破綻した英国の戦略的輸出品として国内では多額の関税がかけられ一般人は殆ど手が出なくなりました。
>
> 60年代の小売価格は日本国内とほぼ同じだったと言ったら理解してもらえるでしょうか。それが可能だったのはウィスキーはスコットランドの酒でありイングランドの酒ではなかったからです。スコットランド人の数は今でも530万です。英国人は6400万人、案外この意味がわかっていない人が多いのです。
>
> だからイングランド人は親しんだ時間が短かったこともありウィスキーにシンパシーを殆ど持ちません。ウィスキーは徴税と外貨獲得の手段でしかなかったのです。スコットランド独立というのはこの辺りまで含んだスコットランド人の怒りが有ったのです。
>
> では英国人の酒とはと言われれば上流階級のマデイラワイン、ブランデーと下層民のジンとラムです。ジンやラムがいい加減な酒と言い切る気はありませんが品質が悪いものが多くとても民族の酒などといえるものはありません。
>
> その意味では可哀想な連中なのです。

 ホントにカワイソウですね。
 
 ホーンブロワーシリーズなどを読んでいると、イギリス海軍の待遇って驚くべく上に篤く下に薄いのです。
 水兵は強制徴募なんて非人道的な方法で集められて、恐ろしく劣悪な待遇で働かされる、そのストレスを癒してくれるのは酒しかないのです。

 それこそネルソンの遺体を漬けた死体水じゃなくて死体酒でも、酒なら見境なく飲むような状況に追い込まれているのです。 酒の味なんかどうでも良いのです。

 この延長がウィスキーは輸出用でしょう?

 あんまりですよね。
  1. 2015-05-23 21:28
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  3. よもぎねこ #-
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