2015-04-23 12:57

春宵一刻ひたすら涙目

 昨日も快晴でした。 それでワタシはまた午後からフラフラと近所を歩き回りました。

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 午前中に妹がメールで、大通り公園で咲いた桜の写真を送ってくれたので、ウチの近所でも咲いているかもと思ったのです。
 しかし極わずかの花が開花しているだけでした。

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 これでも例年に比べたら随分早い開花だから文句を言う筋合いではないのですが、それでも咲きそうになったからには、一日、一時間が待ちきれません。

 世の中に絶えてさくらのなかりせば春の心ののどけからまし

 と言う歌を思い出しました。

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 一方紅梅は満開でした。
 だったら北海道神宮へ行って梅見はどうだろう?
 ワタシは北海道神宮に向けてハンドルを切りました。

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 北海道神宮には梅園があります。 札幌では梅は例年桜と一緒か、或いは桜の後に咲くので、梅は損をしています。
 梅の花だって綺麗だけれど、春爛漫を演出するのは何と言っても桜です。

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 それなのに桜と一緒か後に咲くのでは、梅への注目度は桜に比べて、著しく少なくなります。
 これが本州なら梅は早春に先駆けて咲くので、大々的に注目されるのに・・・・・。

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 しかし梅園の梅はまだこんな有様でした。 早春の風情はありますが、この調子では桜に追いつかれるのは必定です。 そしてしてやられるでしょう。

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 梅と桜を諦めて、林の遊歩道に入りました。 
 するとシマリス様が慰めて下さいました。 シマリス様によれば梅は奥ゆかしく慎ましい性格なので、例年の慣習を破ってまで注目されたくないのだそうです。

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 気が付けば林の中には夕方の光が射しこみ、夢のような美しさです。 
 この光の中をシマリス様だけでなく、エゾリス様も駆け回っておられました。 エゾリス様にお会いするのは久しぶりだったのでとても嬉しいかったです。

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 こうしてワタシのノーテンキで幸福な散歩は終わりました。 
 ワタシが家に帰ると、よもちゃんが直ぐに飛び出しました。 お留守番の間外に出たくてたまらなかったのでしょう。
 ワタシはそのまま見送りました。

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 そして夕食の作り始めました。 もう6時前だったのです。 
 夕食を食べる前に何だか気になって、玄関を見るとパトカーさんが来ていたので、ご飯をお出ししました。
 それから自分も夕食を食べました。

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 それから少し用事を片付ける事にしました。 3月末にネットをNTTからKDDIに乗り換えたので、そのキャッシュバックサービスの手続きです。 
 簡単に済むはずでしたが、必要な書類がなぜか見つからず、ドタバタと部屋の中を探し回りました。 
 ワタシの悪いクセで、あるはずの物が見つからないと、パニックを起こして同じ場所を繰り返して探すのです。
 それで簡単に見つかるはずの物が、なかなか見つからず苦労するのです。

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 その間よもちゃんの事が気になっていました。 
 もうそろそろ帰るはずでは? 探しに行った方が良いのでは?
 しかし問題の書類が見つかるまで、どうしても落ち着かずよもちゃんを探しに出る事ができません。
 
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 問題の書類が見つかったのは8時過ぎでした。 しかしよもちゃんは帰ってきません。
 ワタシは今度はよもちゃんを探さなければならなくなりました。 
 ワタシは猫探知機(ロケータ)を持って、家を出ました。 

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 このロケータというのは妹の友達が教えてくれたのですが、猫探知には凄く便利です。 子機と親機があって子機から出る電波を親機が受信します。 
 子機をよもちゃんの首輪に着けてあり、電波が受信できる範囲にいる限り、親機のランプが点滅します。 そして20~30mまで近づくと親機のブザーがなり、ランプが光が強烈になります。 それでよもちゃんが自動車の下や塀の後ろに隠れていても、簡単に見つかるのです。
 これを買ってからよもちゃんを見つけるのは、非常に簡単になりました。

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 ワタシはこの猫探知機を持って、いつものよもちゃんの行動範囲を歩き回りました。 
 ところがブザーはいつまで経っても鳴りません。 一体どういうことでしょうか?
 よもちゃんは何処へいってしまったのでしょうか?
 電波の届かない何処かに閉じ込められているのでしょうか? 
 ワタシは段々不安になり泣きそうになりました。

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 ああ、こんなんだったらもっと早く探しに出れば良かった・・・・・。
 キャッシュバックなんかどうでも良かった。 それよりよもちゃんを返してほしい!!
 神様どうかよもちゃんを返してください!!
 ミケちゃんが死んだあと悲しみ続けるご隠居さんの事を思い出して、ワタシもこれからあんなふうに悲しみ続ける事になるのかと思いました。 で、でもご隠居さんはミケちゃんをみとる事ができたでしょう?
 ワタシは・・・・・・。
 それから横田滋さんご夫妻を思い出しました。 よもちゃんが行方不明になるたびに思い出すのです。
 猫でもこんなに辛いのに、子供が帰らないのはどれほど辛いだろう・・・・・。
 そうして半泣きになりながら、少し頭を働かせてランプは点滅中で電波が受信できているのだから、遠いと言っても我が家から200m程度内であること、しかし通常のよもちゃんのお散歩地域から出たと推定しました。

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 そうなると通常のお散歩地域から出て一番、よもちゃんが一番移動しやすい所は何処だろうと?と考えました。
 それは近所の小学校の校庭に沿った所です。 小学校の校庭は夜は無人なので、よもちゃんはよくここで遊んでいたのです。
 そこでワタシは小学校の周りを探す事にしました。 校庭には柵があって猫なら入れても人間は入れないので仕方ありません。

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 そこで校庭に沿った道を暫く歩くと猫探知機のブザーが鳴りました。 それからランプが強烈に点滅を始めました。
 間もなく傍の家の玄関前に止めてあった車のしたから、よもちゃんが出てきました。 
 こうしてワタシの春宵の一刻は終わりました。
 心臓が止まりそうでした。 

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 しかしよもちゃんはケロリとしていました。
 よもちゃんにすれば蘇軾の詩でも口ずさみながら、春の宵を楽しんでいただけなのでしょう。

 春宵一刻値千金
 花に清香有り月に陰有り
 歌管楼台声細細
 鞦韆院落夜沈沈
  1. 札幌の四季
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