2015-04-05 21:16

made in England と戦争

 以前made in Korea の思い出についてエントリーしました。 これはもう情けない安物の思い出でしたので、今回は高級品で行きます。

 と言っても貧乏人のワタシがそんな高級品を持っているわけはありませんから、動画で見ただけです。

 で、その動画と言うのはこれです。

Guarding The Queen Episode 1


Guarding The Queen Episode 2


Guarding The Queen Episode 3


 イギリス王室の近衛兵を扱ったBBCのドキュメントです。 しかしこうしてゆっくりと動画を見ていると、近衛兵の軍服が素晴らしいのです。

 イギリス近衛兵は夏はあの真っ赤なジャケット、冬はグレーのロングコートを着ます。
 
 それにしてもこのロングコート、ピッタリしっくりと体についていて、衛兵達が動く程に仕立ての良さ、生地の良さが際立ちます。
 
 勿論赤いジャケットも素敵です。 これも一人一人きっちりと体に合って、しわも弛みもなく、しかも動きはなめらかです。

 それも当然で、このコートもジャケットも、兵士一人一人寸法を取って、専門の職人さんがあつらえたものです。
 ジャケットの刺繍に使われている金糸は、ソリッドゴールドです。

 お値段はどちらも一着2千ポンド!!

 今日のレートが1ポンド177円ですから、日本円だと1着35万4千円と言う事になります。

 ちなみに麻生財務相のスーツは大体1着30万だそうです。 麻生さんが総理だった頃、マスゴミは麻生さんがいかに庶民感覚に欠けるかと言う大キャンペーンをやったので、スーツの値段や注文先の洋服屋の話も話題になりました。

 ところで麻生さんのスーツを作っている洋服屋さんは、昔からの名門洋服店ではありますが、アルマーニとかそういう有名ブランドではありません。 

 ですから思うに30万円と言うのは、ブランド代抜きで、最高の生地と最高の職人の作る男性用の衣類の標準価格なのかもしれません。

 イギリス近衛兵は日本の総理大臣と同レベル、生地も仕立ても最高の軍服を着ているのです。

 なるほどこれなら動画で見てもほれぼれとするほど美しいわけです。
 こんなに見事な軍服を着なれたら、除隊してサラリーマンにでもなった時に、収入相応のスーツを着たら惨めになるんじゃないでしょうか?

 勿論こんな高価な軍服ですから、兵士達も大切にします。 動画の中で繰り返し兵士達が、軍服やその他の備品を懇切丁寧に手入れをするさまが出ています。 細かい金具やボタンまでピカピカに磨き上げるのです。 

 しかし彼等は別に高価で美しい軍服姿でパレードをするだけが仕事ではないのです。

 実は彼等近衛兵はなく実戦部隊の中でも、えりすぐりの精鋭部隊なのです。
 イギリスは現在アフガニスタンに派兵していますから、近衛兵達もアフガニスタンで戦っています。 

 迷彩服を着てアフガニスタンで戦う任務と、美々し軍装でバッキンガム宮殿を警護する任務を、交互に繰り返しているのです。

 しかし兵士本人は勿論、彼等の家族もまた一家から近衛兵を出したことを、誇りに思うのです。

  Episode 1の終わり43~46分に、若い衛兵が初めて宮殿の歩哨に立つ場面があります。 
 すると彼の母親は幼い妹と共に、その姿を見て涙ぐむのです。
 
 どうもこの母親は息子の父親とは離婚して、妹の父親はこの衛兵の父親とば別人らしいのが、いかにも今風ですが、そういう母親でも「女王様の為に歩哨に立つ我が子」を見て感動のあまり涙ぐむのです。 これはワタシ達戦後民主主義しか知らない人間には、殆ど不思議に思えます。

 しかしそれだけではありません。
 アフガニスタンに出征しているのですから、当然戦死者も出ているのです。

  Episode 3の33分から戦死した兵士の話が出てきます。 まだ童顔の若い兵士です。 アフガニスタンに出発前の動画の明るい笑顔が胸を打ちます。

 彼の両親は小さなホテルを経営しています。 
 両親は自分の息子の遺影をホテルの壁に高々と掲げいます。

2015y04m05d_204802967.jpg

 若々しく美しい顔立ちが真紅の軍服で際立ち、神々しい程です。

 かくも美しい遺影を見ると、なるほどイギリス軍が近衛兵に最高級の軍服を着せるのも、唯の回顧趣味でも贅沢でもないと思えてきます。

 若くして戦死する可能性のある職業だからこそ、美々しい軍装が必要なのです。 
 軍服に懸ける誇りや名誉を体現できる服でなければならないのです。

 ところでこのように戦死した息子の遺影を飾るのは、普通の事のようです。 他にも同様な場面が出てきます。

 ワタシはこの場面を見た時、非常に驚きました。  

 なぜなら以前NHKの朝ドラで、戦死者の家に「名誉の家」の印を持ってきた近所の国防婦人会の人を、主人公達が怒り狂って追い返すシーンを覚えていたからです。

 NHKのドラマっていつもそうなんですよね。
 話が第二次大戦中に入って、主人公やその仲間の息子に戦死や出征なると、これを励ましたり顕彰したりすることを「絶対に許せない!!」と忌避するのです。

 戦死者を顕彰するなんて非人間的で軍国主義的なことなので、民主主義国家ではこんな事はあり得ない。

 ワタシは学校でもマスゴミでもそのようにしか言われた事がありません。

 しかしこうしてみたら、イギリスってムチャクチャ軍国主義じゃないですか?

 先日、戦死者への敬意についてエントリーした時にも書きましたが、ワタシ達が戦後教育の中で考えていた戦争のイメージこそが、民主主義国家では異常なのではありませんか?

 今までは我々日本人は、日米安保に寄りかかっていれば、平和妄想に嵌って、軍隊に関する事は何も知らないで悪口ばかり言っていればすみました。

 しかしこれからはそうはいかないでしょう。
 だからワタシもこれから色々勉強していきたいと思っています。
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コメント

動画の中ではgrenadier guards と言ってますね。
これで英国の近衛歩兵連隊を指す言葉のようですが、grenadierと言うのはそもそも擲弾兵と訳すのですが擲弾(これをgrenadeといいます。要は手榴弾のようなものです)を戦場で投げることを専門とする兵士のことを言いました。

16世紀くらいの事のはずですが戦場の第一線に立ち敵の擲弾兵に対して敵弾を投げ込むという戦場で最も死傷率の高い過酷な任務を持った兵士たちのことです。戦場に恒常的に大砲を持ち込み戦闘を行ったのは30年戦争時のスウエーデンのグスタフ・アドルフですがそれ以前から擲弾の投げ合いは行われておりました。その伝統を表す名前だということです。

ちなみに近衛兵は一般にguardsでいいはずですがこのへんにこだわりがあるようです。軍隊というところは第一線に関しては基本的に平等かつ実力主義の世界です。女性のしかも黒人の血が混じってると思わしき兵士が出ていましたがこれも当然なのです。

ちなみに戦前の陸軍においては近衛師団は宮城守備を担う精鋭部隊でしたが、彼等は全国の各連隊からよりすぐった兵士たちでした。徽章や制服も他の部隊と一部異なり、体格体力共に一等地抜いた存在でした。靖国神社の近くにある今の九段会館というのが近衛連隊の本部であり日本武道館というのは旧近衛歩兵第一連隊の演習場だった所です。

一番の精鋭師団たる近衛師団は支那事変参加の後その一部がシンガポール攻略戦に参加し結局終戦までまれに駐屯しました。そのため宮城守備のための部隊が一部復員しこれが近衛第一師団となり、本来の近衛師団は近衛第二師団となりました。この辺り陸軍は全く物惜しみしてません。

ちなみに近衛騎兵旅団は習志野を戍営地としておりかつて小生はその演習場の近くに住んでおりました。そこは現在自衛隊第一空挺団の駐屯地ですが小学生時代の小生の友人には自衛隊関係者がかなりいました。その意味では自衛隊というものに最も違和感を持たなかった子供だと思ってます。

  1. 2015-04-06 00:27
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  3. kazk #cPv2SIBE
  4. 編集

Re: タイトルなし

> 動画の中ではgrenadier guards と言ってますね。
> これで英国の近衛歩兵連隊を指す言葉のようですが、grenadierと言うのはそもそも擲弾兵と訳すのですが擲弾(これをgrenadeといいます。要は手榴弾のようなものです)を戦場で投げることを専門とする兵士のことを言いました。
>
> 16世紀くらいの事のはずですが戦場の第一線に立ち敵の擲弾兵に対して敵弾を投げ込むという戦場で最も死傷率の高い過酷な任務を持った兵士たちのことです。戦場に恒常的に大砲を持ち込み戦闘を行ったのは30年戦争時のスウエーデンのグスタフ・アドルフですがそれ以前から擲弾の投げ合いは行われておりました。その伝統を表す名前だということです。

 なるほど擲弾兵と言うのはそういう兵科だったのですね。
 
 動画で見る限り、現在は普通のアメリカ海兵隊のような戦闘をしているのですが、名前と軍服が残っていると言うことですね。

> ちなみに近衛兵は一般にguardsでいいはずですがこのへんにこだわりがあるようです。軍隊というところは第一線に関しては基本的に平等かつ実力主義の世界です。女性のしかも黒人の血が混じってると思わしき兵士が出ていましたがこれも当然なのです。

 この女性兵士は軍楽隊員ですから、前線には出ないのでしょうが、他にも黒人兵は結構いるようです。
 それにしても皆スラリとした美青年ばかりなんです。

 実力主義と言っても長身美男の条件は守っているのかも?

> ちなみに戦前の陸軍においては近衛師団は宮城守備を担う精鋭部隊でしたが、彼等は全国の各連隊からよりすぐった兵士たちでした。徽章や制服も他の部隊と一部異なり、体格体力共に一等地抜いた存在でした。靖国神社の近くにある今の九段会館というのが近衛連隊の本部であり日本武道館というのは旧近衛歩兵第一連隊の演習場だった所です。

 戦前の小説等で「あの人は近衛やった」などと言う台詞が出る事がありますが、近衛兵だったと言う経歴があると、身体創建・学力優等・品行方正・容姿端麗と4拍子揃った宮内庁ご用達ブランド青年のイメージですからね。
 
 近衛兵だったと言う経歴で、就職もお見合いも絶対有利と言う感じです。

> 一番の精鋭師団たる近衛師団は支那事変参加の後その一部がシンガポール攻略戦に参加し結局終戦までまれに駐屯しました。そのため宮城守備のための部隊が一部復員しこれが近衛第一師団となり、本来の近衛師団は近衛第二師団となりました。この辺り陸軍は全く物惜しみしてません。

 なるほど日本でも精鋭部隊として使われたのですね。

> ちなみに近衛騎兵旅団は習志野を戍営地としておりかつて小生はその演習場の近くに住んでおりました。そこは現在自衛隊第一空挺団の駐屯地ですが小学生時代の小生の友人には自衛隊関係者がかなりいました。その意味では自衛隊というものに最も違和感を持たなかった子供だと思ってます。

 それは良い経験でしたね。 ワタシは自衛隊には全然馴染みがないのです。

 
  1. 2015-04-06 10:40
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  3. よもぎねこ #-
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管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2015-04-06 10:46
  2. #
  3. 編集

こんにちは。

ヨーロッパ諸国、特に英仏にはノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)の精神が根付いています。
直訳すると、貴族が負うものという意味で、一般的には、社会的地位の保持には責任が伴うと解釈されます。欧米社会における基本的道徳観ですね。

王族・貴族の子弟は陸海軍に入隊して国家と女王(もしくは国王)陛下に奉仕する、これもこの精神に基づく行為です。彼らはある年齢に達したら、士官学校に入って義務の何たるかを学びます。それゆえ将校・士官は社会的にも尊敬され、後ろ指を刺される事は決してありません。

勿論、その地位に立つ者は、それにふさわしいものを身に付ける必要があります。英国王室御用達の高級品は、決してこれ見よがしにひけらかすものではなく、義務を果たす者への対価なのです。身分不相応の者が勝手に身につけるものではありません。いい例がレジメンタルタイです。これはその連隊に所属していた者だけに許されたネクタイで、無関係な人間がしていたら軽蔑されてしまいます。

国に命を捧げることは義務であり名誉である。現代日本の左翼が聞いたら発狂しそうな考え方ですが、このような道徳観が今もなお欧米には生きているのです。
  1. 2015-04-06 11:03
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  3. 山田太郎 #-
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女王公式誕生日

私が初めてロンドンを訪れた早朝のこと、ホテルの下の街路をチャカチャカチャカ…と耳慣れない音がしまして。飛び起きて、窓の傍に飛んで行くと、6月の女王公式誕生日を控えた近衛砲兵連隊の騎馬砲兵隊が足馴らしをしていたのです。日本では「騎砲兵」と呼びますが、砲手も全員が騎馬に乗って移動するナポレオン時代の高速打撃部隊です。 こ、こんな兵科が残っていようとは…。初日にして私は英国にやられてしまったのでした。(笑)

英国の国軍記念日には、学校の教員でも予備役にある者は軍服を着て登校しますよ。日本ならそれだけで、某教組が大騒ぎしそうですが、勝った国は羨ましいなあ。

それどころか、名門大学やパブリックスクールには今でも予備士官教育隊という制度があるのではないでしょうか。これは一定の軍事教練を受けておくと、普通大学の卒業生であっても、軍の予備士官として登録される制度です。

実際、WWⅠではこの制度に基づいて多数の学生が下級将校として出征してべらぼうな数の戦死者を出し、為に後継者を失った上流階級の衰微を招いたと言われていますね。
なおWWⅡの時に英米の大学は「学徒動員」を掛けておりません。開戦と同時に大学はほぼ空っぽになり、改めて動員を掛ける必要がなかったからだと言われておりますね。
日本における戦前からのインテリと軍隊の相互不信…ま、垢抜けない旧陸軍の体質にも問題がありましたが、インテリはそれで海軍贔屓で。…けっこう深刻な問題を孕んでいると思います。
  1. 2015-04-06 14:16
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  3. レッドバロン #-
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Re 管理人のみ閲覧できます様

 有難う御座いました。 訂正しました。

 よもちゃんからは散々叱られました涙
  1. 2015-04-06 14:35
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  3. よもぎねこ #-
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Re: タイトルなし

> こんにちは。
>
> ヨーロッパ諸国、特に英仏にはノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)の精神が根付いています。
> 直訳すると、貴族が負うものという意味で、一般的には、社会的地位の保持には責任が伴うと解釈されます。欧米社会における基本的道徳観ですね。
>
> 王族・貴族の子弟は陸海軍に入隊して国家と女王(もしくは国王)陛下に奉仕する、これもこの精神に基づく行為です。彼らはある年齢に達したら、士官学校に入って義務の何たるかを学びます。それゆえ将校・士官は社会的にも尊敬され、後ろ指を刺される事は決してありません。
>
> 勿論、その地位に立つ者は、それにふさわしいものを身に付ける必要があります。英国王室御用達の高級品は、決してこれ見よがしにひけらかすものではなく、義務を果たす者への対価なのです。身分不相応の者が勝手に身につけるものではありません。いい例がレジメンタルタイです。これはその連隊に所属していた者だけに許されたネクタイで、無関係な人間がしていたら軽蔑されてしまいます。
>
> 国に命を捧げることは義務であり名誉である。現代日本の左翼が聞いたら発狂しそうな考え方ですが、このような道徳観が今もなお欧米には生きているのです。

 思うに軍人は普通の職業とは違うのですね。
 
 国に命を捧げる職業と言うことで、このモラルを守る為には、一見不合理な事も色々と必要なのでしょう。

 非常に高価で美しい軍服など、軍服に誇りを持つ為には即物的効果があります。 しかしそういう軍人のプライドの重要性が理解できないと、無駄な贅沢に思えてしまいます。

 人に命を要求するためには、常に相応の敬意を払い、またそうして敬意を要求できるような待遇を保障する義務があるのです。

 こういうこと全て、戦後民主主義の信奉者から見れば、絶対許せない事でしょうが。
  1. 2015-04-06 14:43
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 女王公式誕生日

> 私が初めてロンドンを訪れた早朝のこと、ホテルの下の街路をチャカチャカチャカ…と耳慣れない音がしまして。飛び起きて、窓の傍に飛んで行くと、6月の女王公式誕生日を控えた近衛砲兵連隊の騎馬砲兵隊が足馴らしをしていたのです。日本では「騎砲兵」と呼びますが、砲手も全員が騎馬に乗って移動するナポレオン時代の高速打撃部隊です。 こ、こんな兵科が残っていようとは…。初日にして私は英国にやられてしまったのでした。(笑)

 おお、イギリス近衛兵は女王の誕生日には、盛大なパレードをやるのです。 ワタシは動画で見て感動しました。

> 英国の国軍記念日には、学校の教員でも予備役にある者は軍服を着て登校しますよ。日本ならそれだけで、某教組が大騒ぎしそうですが、勝った国は羨ましいなあ。

 日本で予備自衛官の資格のある教師が、制服で出勤したら、どんな騒ぎになる事やら?
 でも騒ぎの様子が見たい気もします。

> それどころか、名門大学やパブリックスクールには今でも予備士官教育隊という制度があるのではないでしょうか。これは一定の軍事教練を受けておくと、普通大学の卒業生であっても、軍の予備士官として登録される制度です。

 戦後もずうっとパブリックスクールは軍事教練をやっています。
 CWニコルさんが体験を書いていました。 

 中等以上の学校で軍事訓練をやる国は多いです。 日本も戦前はやっていました。
 中学や旧制商業など男子の学校には、軍から教官が派遣されていました。

> 実際、WWⅠではこの制度に基づいて多数の学生が下級将校として出征してべらぼうな数の戦死者を出し、為に後継者を失った上流階級の衰微を招いたと言われていますね。
> なおWWⅡの時に英米の大学は「学徒動員」を掛けておりません。開戦と同時に大学はほぼ空っぽになり、改めて動員を掛ける必要がなかったからだと言われておりますね。
> 日本における戦前からのインテリと軍隊の相互不信…ま、垢抜けない旧陸軍の体質にも問題がありましたが、インテリはそれで海軍贔屓で。…けっこう深刻な問題を孕んでいると思います。

 それで思い出したのですが、イギリスなど殆どの国では、徴兵された場合、大卒だと直ぐに将校になれます。 これは「在学中に軍事訓練を受けている」と言うのがその理由です。

 ところが日本では大卒でも、華族の若様だろうと、徴兵された場合は全然関係なく一平卒なのです。

 だから小学校しか出ていない下士官に命令されて、小突き回されたことを物凄く恨んでいるインテリって多いです。

 このあたりが軍とインテリの相互不信の根源だったのかもしれません。

 しかし本来の平等思想から言えば、インテリの皆様はこのような日本軍を誇りに思うべきなのですが。 
  1. 2015-04-06 15:00
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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士官とインテリ

仰せの通り、帝国陸軍では東京帝大を出ていても最初は二等兵からスタートでした。予備士官学校などに入学して将校になる道は開かれているものの、無知蒙昧な上等兵あたりにシバかれるのは学歴貴族にとっては屈辱以外の何物でもなかったでしょう。

それで割と最近ですが、赤嶺某君の「丸山真男をひっ叩きたい」などという本が出ていますね。東大助教授だった丸山真男をひっぱたけるのは戦時中の軍隊をおいてないという、非正規労働者からの痛切な「戦争待望論」であります。

これに対し英米の場合は明らかに社会的な階級が軍隊にスライドしていますね。例えばGHQの新聞担当の課長の階級は中佐で、戦前は新聞社の編集長だったとか。日本では1、2年の軍歴では上等兵か、どんなに頑張っても少尉くらいにしかなれませんもの。

インテリは自分が不利益を蒙る時以外は、平等主義は嫌いなのです。そうは言っても、何たって口の喧しい連中ですし、防衛省の高学歴者に対する施策は必要かと思われます。(笑)
日本のインテリにもここは一つ、英国並みに、文武両道ということでお願いしたいものですね。
  1. 2015-04-06 16:16
  2. URL
  3. レッドバロン #-
  4. 編集

>非常に高価で美しい軍服など、軍服に誇りを持つ為には
>即物的効果があります。 しかしそういう軍人の
>プライドの重要性が理解できないと、無駄な贅沢に思えてしまいます。

これ、いまの自衛官や警察官の皆さんの服装みて、
時おり非常に気の毒に思えてしまいます...
ご本人達は見た目じゃないんだとストイックに考えておられるんでしょうが、
米軍のまがいモノみたいなのや、民間警備員みたいな
ひどい制服ありますよね。
ずいぶん前でしたが、ベルトではなくゴム式のズボン履いた
警官を見た時には義憤を感じました。

レッドバロンさんのコメント中の
>日本のインテリにもここは一つ、英国並みに、
>文武両道ということでお願いしたいものですね。
その英国は果たしていま素晴らしい国かというと..?
10年以上も前のロンドン再開発の安っぽさや、金のために
中国に擦り寄ってる現状をみると..
しかし、日本も幕末を生き抜いた明治の指導者達は学問と同時に
剣術を修めていたりして、白刃をくぐり抜けた本当の文武両道の
人達がたくさん居ましたね。
また、いま日本でも普通にみかける体の出来た精悍な顔つきの
中国人を見ると、ぜったい普通の日本人は個人同士なら競り負ける
だろうなと思います。
こっちは「やさしさ」とか「暴力は絶対ダメ」という風潮ですから..
  1. 2015-04-06 17:21
  2. URL
  3. めじろ #uaIRrcRw
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Re: 士官とインテリ

> 仰せの通り、帝国陸軍では東京帝大を出ていても最初は二等兵からスタートでした。予備士官学校などに入学して将校になる道は開かれているものの、無知蒙昧な上等兵あたりにシバかれるのは学歴貴族にとっては屈辱以外の何物でもなかったでしょう。
> 
> それで割と最近ですが、赤嶺某君の「丸山真男をひっ叩きたい」などという本が出ていますね。東大助教授だった丸山真男をひっぱたけるのは戦時中の軍隊をおいてないという、非正規労働者からの痛切な「戦争待望論」であります。
>
> これに対し英米の場合は明らかに社会的な階級が軍隊にスライドしていますね。例えばGHQの新聞担当の課長の階級は中佐で、戦前は新聞社の編集長だったとか。日本では1、2年の軍歴では上等兵か、どんなに頑張っても少尉くらいにしかなれませんもの。
>
> インテリは自分が不利益を蒙る時以外は、平等主義は嫌いなのです。そうは言っても、何たって口の喧しい連中ですし、防衛省の高学歴者に対する施策は必要かと思われます。(笑)
> 日本のインテリにもここは一つ、英国並みに、文武両道ということでお願いしたいものですね。

 全くその通りですね。

 日本軍に社会的な階級が持ちこまれなかったのは、一つは明治の日本が四民平等を貫こうとしたと言うこともあるでしょうが、もう一つ一般国民の知的レベルの高さでしょう。

 日露戦争時のロシア軍など兵士は殆ど文盲です。 徴兵で兵士を増やせば将校もその分増やすしかないのですが、文盲で将校は無理ですから、教育のある人間は将校にするしかないのでしょう。

 日本の場合は日論戦争時でも兵士に文盲はいないのです。 そうなると軍隊で大卒が格別有益と言うこともないのです。

 逆に言えば大卒だと言って威張りたいなら、相応の実力見せろと言う話です。

 
  1. 2015-04-06 20:13
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> >非常に高価で美しい軍服など、軍服に誇りを持つ為には
> >即物的効果があります。 しかしそういう軍人の
> >プライドの重要性が理解できないと、無駄な贅沢に思えてしまいます。
>
> これ、いまの自衛官や警察官の皆さんの服装みて、
> 時おり非常に気の毒に思えてしまいます...
> ご本人達は見た目じゃないんだとストイックに考えておられるんでしょうが、
> 米軍のまがいモノみたいなのや、民間警備員みたいな
> ひどい制服ありますよね。
> ずいぶん前でしたが、ベルトではなくゴム式のズボン履いた
> 警官を見た時には義憤を感じました。

 そうですね。 もう少しマシな恰好をして欲しいです。 軍隊も警察も日本人の代表であり誇りですから。

> レッドバロンさんのコメント中の
> >日本のインテリにもここは一つ、英国並みに、
> >文武両道ということでお願いしたいものですね。
> その英国は果たしていま素晴らしい国かというと..?
> 10年以上も前のロンドン再開発の安っぽさや、金のために
> 中国に擦り寄ってる現状をみると..
> しかし、日本も幕末を生き抜いた明治の指導者達は学問と同時に
> 剣術を修めていたりして、白刃をくぐり抜けた本当の文武両道の
> 人達がたくさん居ましたね。
> また、いま日本でも普通にみかける体の出来た精悍な顔つきの
> 中国人を見ると、ぜったい普通の日本人は個人同士なら競り負ける
> だろうなと思います。
> こっちは「やさしさ」とか「暴力は絶対ダメ」という風潮ですから..

 そんな精悍で体のできた中国人って、怖いですね。

 実は今、日本に入っている中国人の中に元人民解放軍のだった人間が沢山入っていると言います。

 しかし日本が在留を認めている中国人って、研修生か留学生かあるいはIT技術者や調理師など特殊技能を持っている人達だけのはずです。

 元職業軍人、精悍で体のできた人が、こうして資格で日本に在留するって、オカシイでしょう?
 
 これは用心しないと大変ですよ。
  1. 2015-04-06 20:21
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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暴力的な日本の近衛兵

山本七平氏が書いた日本軍の記事の中に近衛兵の話が出てきます。

七平さんのいた部隊から2人?の眉目秀麗な長身の兵が当番制で近衛兵を務めていました。彼らは中卒で、当時の中卒は現在の短大卒に相当するインテリでもありました。
そのエリートが兵舎に戻ると兵隊を殴り、兵隊を虐待していたと言います。そのため部下たちはその者達が来ると恐怖に震えたとありました。

日本兵は無教養で粗野な兵が部下を殴ると思われがちな印象があるが、七平さんの目から見た暴力的な兵隊はエリートであったと言う事です。

これは例外的な話か、当時の日本人の心性の問題か、あるいは軍隊組織でエリ-トを遇する仕組みがなかった事か、判断がつきません。
  1. 2015-04-06 21:40
  2. URL
  3. 相模 #-
  4. 編集

Re: 暴力的な日本の近衛兵

> 山本七平氏が書いた日本軍の記事の中に近衛兵の話が出てきます。
>
> 七平さんのいた部隊から2人?の眉目秀麗な長身の兵が当番制で近衛兵を務めていました。彼らは中卒で、当時の中卒は現在の短大卒に相当するインテリでもありました。
> そのエリートが兵舎に戻ると兵隊を殴り、兵隊を虐待していたと言います。そのため部下たちはその者達が来ると恐怖に震えたとありました。
>
> 日本兵は無教養で粗野な兵が部下を殴ると思われがちな印象があるが、七平さんの目から見た暴力的な兵隊はエリートであったと言う事です。
>
> これは例外的な話か、当時の日本人の心性の問題か、あるいは軍隊組織でエリ-トを遇する仕組みがなかった事か、判断がつきません。

 嗜虐性なんか別に教育レベルに関係ないのでは?
 イジメだって成績の良い子もやっているのです。 そういう軍隊のような所でそういう人間と一緒になったら不運としか言えないのですが。

ちなみにこの手の軍隊でのイジメって何処でもあるようです。
  1. 2015-04-06 22:49
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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