
玄関前で自転車の用意をしていると、頭上から轟音がします。
見上げると、ヘリの編隊です。
丘珠の陸自基地のヘリです。

これですっかり元気が出て、北海道神宮に向けて走り出すと、発寒川の河原にはフキノトウが沢山出ていました。
もう完全に春です。

北海道神宮の境内の雪も随分融けました。

空には神門に向かって一直線の飛行機雲。

神門の中は光が一杯です。

清らかな春の光です。

北海道神宮は明治にできた神社で、格別な名建築とかそういう評価を聞いたこともないけれど、神門の中はいつも爽やかな光に満ちて気持ちが良いです。

ワタシはヨーロッパを旅行して、フィレンツェのサンタ・マリア・ラ・フォーレ寺院やサン・マルコ修道院の回廊も見たけれど、北海道神宮の方が好きです。

自然の中の伸び伸びとした空間は、どんな名建築にも勝ると言う事でしょうか?

神宮の脇からは円山の原生林が続いています。
人口200万の都市に原生林!!
地下鉄駅から5分そこそこの所に原生林!!
こうした自然が残されたのも、このあたりが北海道神宮の神域だったからです。

こういう神社はどんな芸術家の作った名建築より素晴らしいでしょう?

円山に続く林の中も大分雪融けが進みました。

しかし日陰になるところはシッカリ雪が残っています。
こういう所が一番歩きにくいのです。

でも大丈夫です。 この日はちゃんとゴム長を持ってきました。
ゴム長なら泥んこ道を歩いて、シマリス様に会いに行けます。
それにしてもシマリス様は、冬眠から覚めているのでしょうか?

おお、ちゃんとお目覚めでした。