2014-12-02 12:09

人権週間ってブラックジョーク? 拉致問題

 先月御嶽山噴火による遭難者の救助活動が続いていた頃、妹が言いました。

 「御嶽山の遭難者は殆ど生きている可能性もないのに、あんなに警察も自衛隊もあんなに必死で捜査しているのに、北朝鮮の拉致被害者は大勢が生きているのがわかっているのに、なんにもしてもらえない。
 同じ日本人なのに何でこんなに違うの?」

 ワタシもこれを聞いて胸が痛くなりました。

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 そうです。 御嶽山の噴火の遭難者の救助活動は大変な規模で、長期間続きました。 でも生存者が発見されたのは、最初の2日目ぐらいで、後はもう「心肺停止」の方しか見つかりませんでした。

 悪天候等で救助活動が中断したことにいら立つ人々もいたようですが、しかし現地の映像などが出てから考えてみれば、現場の救助隊員達には、もう到底生存者の発見など望める状況でない事はわかっていたのです。

 しかしそれでも「救助活動」は続けられたのです。

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 これに比べたら拉致被害者は悲惨です。
 多数の生存者がいるのはわかっているのに、誰一人彼等を助けに行こうとしないのですから。

 拉致被害者救出の為の日本政府と北朝鮮との交渉も、事実上崩壊しました。 
 
 安倍さんが総理に就任した時「自分の総理在任中に拉致問題を解決する」と言っていたのですが、ワタシはこれは疑問でした。
 
 安倍さんの熱意や能力を疑うのではありません。
 しかし安倍さんに幾ら熱意があり能力があっても、日本は法治国家で民主主義国家です。 安倍さん一人の熱意や能力で現在の日本の国家体制を根本的に変革できるわけではありません。

 今の日本の国家体制では拉致問題の解決は、殆ど不可能なのです。

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 これは例えば、子供の誘拐事件などをモデルに考えたらわかります。

 例えばある男が子供を拉致して、自宅に監禁したとします。 
 
 そういう場合に子供を救出できるのは、警察が国家権力を使って、拉致犯と疑われる人間を片っ端から調べて、身体を拘束できるし、子供が監禁されている思われる家には、ドアや窓を壊してでも踏み込む事ができるからです。

 もしこういう事が一切できないなら?

 拉致犯と話し合いで解決する以外の方法がなければ?

 その犯人は子供の両親に様々な要求を突き付け、両親はひたすら犯人の要求に従い続けるしかないでしょう。
 そして子供を監禁している限り、犯人は何でも両親に要求できるので、犯人は絶対に子供を解放しないと言う、ふざけた状況になっていくのです。

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 そして現在の日本と北朝鮮は、この「拉致犯と話し合いで解決する以外の方法がない」と言う状況なのです。

 せっかく世界有数の優秀な自衛隊を持っているのに、自衛隊員達は遺体を収容するために噴火中の御嶽山に登る程勇敢なのに・・・・・・。

 それでも北朝鮮と話し合うしかないのは、結局現在の日本が憲法改正ができないからです。 現行憲法とそれを元にした自衛隊法等では、自国民が海外でどんな目に遭っていても、自衛隊を海外に派遣できないからです。

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 けれどもこの無残な状況に、日本国民の多くが、殆ど冷笑的とも言える無関心さで対応しています。

 例えば「人権!! 人権!!」と喚くことが大好きな自称人権活動家と言われる人々を、マスゴミは大々的に取り上げます。
 
 で、この自称人権活動家達は「朝鮮学校を無償化しろ」などと喚くのです。

 いや、それ拉致被害者家族会の人達が、何としても止めて欲しいって言ってるから!! 
 そういう事をしていると、北朝鮮は益々強気になって、拉致被害者の救出が遅れるから!!

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 しかし自称人権活動家達は「子供には罪がない」とか、そんな事を言って拉致被害者の人権なんか気にも留めません。

 確かに子供には罪はありません。 でも朝鮮学校の子供達は、朝鮮学校が無償化されなくても、別に学校に行けないわけでもないし、家族と一緒に暮らせるのです。

 拉致被害者達はもう何十年も家族に会えないのです。
 北朝鮮によって、人生を打ち壊されたままなのです。

 人権と言うなら、どちらの人権を優先するべきですか?

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 日本国内で子供を拉致して自宅に監禁した男が居たら、警察はその男の家に踏み込む為に、近所の人々にも協力を要請して、場合によってはそれを強制だってするでしょう?

 「お宅の隣の男が、子供を拉致監禁しています。 ですからお宅に庭に警官を配備します。」

 警察はこう言って、無理矢理でも警官を配備するでしょう。
 それでその庭の持ち主が「この庭は私が丹精している庭ですから、荒らされては困ります。 入らないで下さい。」と言って拒否しても、警察は強引に突入します。
 それを悪いと言う人はいないでしょう。

 ところがこと拉致と朝鮮学校や在日朝鮮人の話になると、こういう感覚が綺麗に抜けて、それどころか拉致実行犯の組織に協力するのも「人権」と言う事で、応援する人々が多数いるのです。

 日本国内がこういう状態では、北朝鮮が日本を舐めるのも当然ではありませんか?

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 ワタシは猫を飼っています。 その猫が遊びに出て暫く帰らないと、心配になって近所中を探しに歩きます。
 近所を一回りして見つからないと、泣きそうになります。

 何処かで怪我をして動けなくなっているのではないか?
 止っていたトラックの荷台にでも乗ってしまって、遠くへ連れて行かれたのではないか?
 
 ワタシの助けを待っているのに、ワタシは助けてあげらない・・・・・・。
 直ぐにそんなことを考えてしまうのです。

 そしてそうやって半泣きの時に、拉致被害者の家族を思い出すのです。 猫でこれだけ辛い思いをするのだから、息子や娘だったら、どれほど辛いだろうか?と・・・・・・。

 ワタシだったら気が狂ってしまうのではないかと・・・・・。

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 だから拉致問題に対する現在の日本国民の冷笑的な対応を見ていると、非常に違和感を感じます。
 
 直ちに北朝鮮へ自衛隊を送る事が無理でも、朝鮮学校を閉鎖させるなり、朝鮮総連の関係者を全員逮捕拘束するなり、拉致被害者を助ける為に、有効と思える事は全部やるべきではないでしょうか?

 現行法でそれが無理なら、法制度を変えれば良いのです。

 日本は民主主義国家ですから、国民の意思で法も変える事ができます。
 
 しかしなぜか自称人権活動家達は、こうした事を絶対阻止する気でおり、それを多くの国民が非難するわけでもないのです。

 一体この冷笑主義の根源は何でしょうか?
 日本人と言うのは元来このように冷酷な人間なのでしょうか?

 今朝ネットでニュースを見ていたら、12月4日から人権週間なのだそうです。 拉致被害者の事を考えると、ブラックジョークですよね?

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 推薦図書 息をするように嘘をつく韓国
  1. 戦後民主主義
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コメント

こんにちは。

結局現憲法がある限り、有効な手は打てないってのは、多くの国民が気づいているにもかかわらず、まだ大きな声でいえる人は少なく、政界ではなおさら。
安倍総理の慎重な方針も、歯がゆく見えることも多いですが、特定秘密保護法や集団的自衛権、原発再稼働程度のことで、あれだけ大騒ぎし、国民を扇動するメディアを放置したままでは、また寝首を掻かれかねません。
シナ朝鮮の実態が判明するにつれ、日々情勢は改憲派に有利に進んでいるようには見えますが、拉致被害者奪還に間に合うんでしょうか?
偽善を嫌う人が増えてきているのは、実生活でも非常に実感できるんですけどねえ。
  1. 2014-12-02 13:43
  2. URL
  3. 二郎 #eRxyZ0ZU
  4. 編集

日本人とは?

あなたのご丁寧なご説明よく分かります、
私はいつも青いバッチを胸に着けています、
ある所で拉致被害者のお姉様から頂きました。

現代の日本人は我が身に事が起きないと判らない、
人情が気薄になっています、
あなたの御嶽山との比較は全くその通りです。

どんな悪い事をした北朝鮮をも、必死に肩を持つ
人権派たちの欺瞞と狭窄した視野、
彼等の存在が拉致被害者と家族会を地獄に突き落とす。

護ってくれるべき同胞、日本人が拉致の当事者の
鬼畜北朝鮮の後押しをする非情な現実。

極論だが、一層のこと北の様な独裁国家であったなら
即自衛隊を突撃させて被害者を奪還できるのにと
歯ぎしりしています。

人権派の思いを寄せる独裁国家は早晩崩壊する運命と
思いますが、
拉致被害者とその家族会の皆様の生きる年数は限られて
います、

集団自衛権の確立、そして憲法改正、自国民を護る為の
法整備が急がれます。

予想される尖閣、沖縄へのシナの侵攻に乗じて
北朝鮮へ超法規的(過去に福田総理が実行済み)措置で
拉致被害者奪還に動く事も視野にいれる必要がある。

外務省任せのヘタレ外交では取り戻せる事はできない。
この北朝鮮に話し合いが通じる筈がない。

あなたのご説明の通りです。
日本人よ! 救出を待つ被害者のために怒れ !?
  1. 2014-12-02 13:59
  2. URL
  3. MIKE #-
  4. 編集

Re: タイトルなし

> こんにちは。
>
> 結局現憲法がある限り、有効な手は打てないってのは、多くの国民が気づいているにもかかわらず、まだ大きな声でいえる人は少なく、政界ではなおさら。
> 安倍総理の慎重な方針も、歯がゆく見えることも多いですが、特定秘密保護法や集団的自衛権、原発再稼働程度のことで、あれだけ大騒ぎし、国民を扇動するメディアを放置したままでは、また寝首を掻かれかねません。
> シナ朝鮮の実態が判明するにつれ、日々情勢は改憲派に有利に進んでいるようには見えますが、拉致被害者奪還に間に合うんでしょうか?

 それが心配です。

 それにしても拉致問題が解ってからワタシも気付いたのですが、日本の平和主義って結局我が身可愛いと言うエゴイズム以外の何もなかったのです。

 自分が直接被害に遭わなければ、面倒に巻き込まれるのを避ける為には、他人が目の前で何をされても知らん顔をしようと言うのが、戦後日本の平和主義だったのです。

 吐き気がします。

> 偽善を嫌う人が増えてきているのは、実生活でも非常に実感できるんですけどねえ。

 偽善を平和主義と繕うような事をしていたら、破滅するだけだと思うんですけどね。 早くそれに気が付かないと、大変なことになります。


  1. 2014-12-02 20:59
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
  4. 編集

Re: 日本人とは?

> あなたのご丁寧なご説明よく分かります、
> 私はいつも青いバッチを胸に着けています、
> ある所で拉致被害者のお姉様から頂きました。
>
> 現代の日本人は我が身に事が起きないと判らない、
> 人情が気薄になっています、
> あなたの御嶽山との比較は全くその通りです。
>
> どんな悪い事をした北朝鮮をも、必死に肩を持つ
> 人権派たちの欺瞞と狭窄した視野、
> 彼等の存在が拉致被害者と家族会を地獄に突き落とす。
>
> 護ってくれるべき同胞、日本人が拉致の当事者の
> 鬼畜北朝鮮の後押しをする非情な現実。
>
> 極論だが、一層のこと北の様な独裁国家であったなら
> 即自衛隊を突撃させて被害者を奪還できるのにと
> 歯ぎしりしています。
>
> 人権派の思いを寄せる独裁国家は早晩崩壊する運命と
> 思いますが、
> 拉致被害者とその家族会の皆様の生きる年数は限られて
> います、
>
> 集団自衛権の確立、そして憲法改正、自国民を護る為の
> 法整備が急がれます。
>
> 予想される尖閣、沖縄へのシナの侵攻に乗じて
> 北朝鮮へ超法規的(過去に福田総理が実行済み)措置で
> 拉致被害者奪還に動く事も視野にいれる必要がある。
>
> 外務省任せのヘタレ外交では取り戻せる事はできない。
> この北朝鮮に話し合いが通じる筈がない。
>
> あなたのご説明の通りです。
> 日本人よ! 救出を待つ被害者のために怒れ !?

 ワタシも元来自己中なので、人間が薄情であるのは良くわかります。 しかしだからこそこういう場合は、助け合う事が必要なのです。

 同じ日本人の罪も無い若者や女性が、拉致されて何十年も家族とも会えない。 こんな酷い話を放置してはいけないのです。

 個人レベルで考えたら当然の話です。
 ところがなぜか国家レベルになると、平和主義とか奇妙なことを言って議論を掻き回して、拉致被害者の救出を邪魔するような人々が出てくるのです。

 戦後の日本の平和主義の正体と言うのは、結局我が身可愛い、他人はどうでも良いと言う吐き気のするようなモノだったのです。

 もうこんなモノ捨てるしかありません。
  1. 2014-12-02 21:06
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  3. よもぎねこ #-
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北のバック

北のバックのひとつは日本なんじゃよね

危険をあおってぐんじゅさんぎょうやっちぇるんじゃよ

れいみゅはくしっきでごめんにぇー!



免疫はありますか? - マヨの本音
http://blog.goo.ne.jp/palinokuni/e/de7337085de6f5ce7b197f70eef5c8c9
北朝鮮は日本に潜入しているスパイと連絡を取り、本国から要求された人材を選択し、日本側とも十分打ち合わせをしたうえで北へ拉致?したのだろう。
本人や家族が承知かどうかは私にはわからない。ただ、彼らが非常に良い待遇を受けたであろうかは言うまでもないことである。

  1. 2014-12-03 16:22
  2. URL
  3. れいみゅ #-
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現行憲法が無視しているコストの問題

 拉致被害者は人身の自由という基本的な権利を侵害されていますが、権利侵害から国民の権利を守るためには、権利侵害を排除するだけの実力が必要なのです。ところが現行憲法は憲法自身が認めたはずの権利を守るだけのシステムを認めていないという、一種の矛盾の上に成り立っているものなのです。つまり、憲法は権利を謳いながら権利保護のためのコストを払うことを制限しているがために権利侵害に対処できない。
 こうなってしまったのは、異国が人権侵害の"主体"になりうるという前提を放棄しているのが原因なのですが、その場合に我々の権利を守れるのは国家の実力だけであって、さらに言えば軍事力に裏打ちされた強力な外交力以外にないということは、自称人権運動家(別名を「人権ファシスト」という)には分かっていないのでしょう。彼らの頭の中は、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」できるものであって、「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」という道徳を持っていると信用できるという、どこのお花畑ですかという世界に生きているのですよ。

 憲法学者などに言わせれば国内のことについては「権利侵害を守るための手段と実効力が必要」らしいのですが、これが軍事力の問題になると「防衛のための戦力も憲法9条違反」と平気で主張するのですが、ダブルスタンダードもいいところです。そうなってしまうのも、「国土防衛は権利侵害の排除である」ということが頭から抜け切ってしまっているからなのですけどね。
  1. 2014-12-03 22:54
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  3. 凍え馬 #-
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Re: 北のバック

> 北のバックのひとつは日本なんじゃよね
>
> 危険をあおってぐんじゅさんぎょうやっちぇるんじゃよ
>
> れいみゅはくしっきでごめんにぇー!
>
>
>
> 免疫はありますか? - マヨの本音
> http://blog.goo.ne.jp/palinokuni/e/de7337085de6f5ce7b197f70eef5c8c9
> 北朝鮮は日本に潜入しているスパイと連絡を取り、本国から要求された人材を選択し、日本側とも十分打ち合わせをしたうえで北へ拉致?したのだろう。
> 本人や家族が承知かどうかは私にはわからない。ただ、彼らが非常に良い待遇を受けたであろうかは言うまでもないことである。

 自分の意思で帰国もできない家族にも会えないなら、どんなに贅沢をできても不幸です。
  1. 2014-12-04 12:20
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  3. よもぎねこ #-
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Re: 現行憲法が無視しているコストの問題

>  拉致被害者は人身の自由という基本的な権利を侵害されていますが、権利侵害から国民の権利を守るためには、権利侵害を排除するだけの実力が必要なのです。ところが現行憲法は憲法自身が認めたはずの権利を守るだけのシステムを認めていないという、一種の矛盾の上に成り立っているものなのです。つまり、憲法は権利を謳いながら権利保護のためのコストを払うことを制限しているがために権利侵害に対処できない。
>  こうなってしまったのは、異国が人権侵害の"主体"になりうるという前提を放棄しているのが原因なのですが、その場合に我々の権利を守れるのは国家の実力だけであって、さらに言えば軍事力に裏打ちされた強力な外交力以外にないということは、自称人権運動家(別名を「人権ファシスト」という)には分かっていないのでしょう。彼らの頭の中は、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持」できるものであって、「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない」という道徳を持っていると信用できるという、どこのお花畑ですかという世界に生きているのですよ。
>
>  憲法学者などに言わせれば国内のことについては「権利侵害を守るための手段と実効力が必要」らしいのですが、これが軍事力の問題になると「防衛のための戦力も憲法9条違反」と平気で主張するのですが、ダブルスタンダードもいいところです。そうなってしまうのも、「国土防衛は権利侵害の排除である」ということが頭から抜け切ってしまっているからなのですけどね。

 全くその通りですよね。

 権利と言うのは憲法に書けば守れるわけでなないのです。 憲法に権利を書けば、当然その権利を守る為の手段が必要なのです。

 憲法で基本的人権の保障を書いたら、その基本的人権を侵害しようとする敵からは国民を守る手段が必要なのです。

 拉致は文字通り基本的人権の侵害ですから、その人権を守る為には日本が国家として、被害者の人権を回復するためにあらゆる手段を講じるのは当然なのです。 そのあらゆる手段には当然武力行使も含まれるべきなのです。
 
  1. 2014-12-04 12:27
  2. URL
  3. よもぎねこ #-
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