FC2ブログ

2014-07-27 10:28

原発見物 サクランボ付き その2

 7月17日、妹と二人で原発見物に行きました。 

 これは北電の関連団体が毎年募集しています。 
 
 大通り公園に集合し、バスで泊原発に行って、原発を見学し、帰りに余市でサクランボ狩りをして帰ると言うモノで、参加費は2000円です。

 食事とサクランボ狩りがついて参加費2000円は安いので、ワタシと妹は2011年、2012年そして今年また参加したのです。

050

 札幌を出発したバスはJR余市駅で休憩し、岩内で食事を済ませた後、泊原発へ向かいました。

 原発の近くにくると、田園風景の向こうに海が広がります。


062

 バスは泊原発に行く前に、原発の近くにある「とまりん館」と言う原発のPRセンターへ入りました。

 参加者はここで身分証明書を確認し、そして原発についてのレクチャーを受けます。

 身分証明書は運転免許所、パスポート・住民基本台帳カードなど顔写真付きの物が必要です。 これを持参しないと原発の見学はさせてもらえません。
 ワタシはこの為に大枚500円をはたいて、住民基本台帳カードを作りました。

 今回参加者の一人がこの身分証明書を忘れてしまいました。 この人は他の参加者が原発を見物する間、「とまりん館」でお留守番です。

 しかしワタシはどうもこの人は確信犯じゃないかと思いました。 つまり原発見物なんかどうでもよくて、サクランボ狩りだけが目当てだったと・・・・・。

069

 北電の人によると、このようにセキュリティーチェックが厳しくなったのは、福島第一原発の事故以降だそうです。 それまでは原発をできるだけ多くの人に見て貰おうと言う方針で、誰でも自由に原発に入れたし、原発内を回るマラソン大会までやっていました。

 けれど福島第一原発の事故以降、自然災害だけでなくテロに対する警戒も徹底的に強化するようになりました。 それで玄関には武装警官が居て、原発に入る人や車の検査は厳重にするようになったし、原発の沖にはいつも海保の巡視艇が警戒するようになりました。

 実は泊原発では過去に小規模ですが放火としか思えない火災が起きたことが何度かあります。 しかしそれらの火災の放火犯は逮捕されずじまいでした。
 だから本来このようなセキュリティチェックは絶対に必要でしょう。

074

 身分証明書の確認が終わると、今度は原発に関するレクチャーを受けます。

 今回のレクチャーの中心はやはり、福島第一原発事故後の安全対策です。 
 
 この安全対策の話は2012年にも聞きました。 ワタシはこの時に聞いた安全対策工事がどうなっているのか知りたくて、今回のツアーに参加したのです。(サクランボが目当てじゃないから!!)

 ところがあの後からドンドン安全対策が追加されていました。

079

 福島第一原発事故直後の段階での安全対策は、主に地震と津波に対する物で、つまり東日本大震災レベルの地震と津波が来ても、絶対に原子炉や使用済み燃料プールの冷却が止まらないようにすると言うものでした。
 
 それから更に森林火災など他の天災や、テロ対策が加わっていました。

 森林火災に対する対策としては、原発の後背地の林と原発の間に幅40mの防火帯を作るとして、森林を幅40m分伐採してそこをコンクリートで舗装したそうです。

081

 テロ対策としては航空機によるテロ、つまり9・11のように大型ジェット旅客機が原発に突入した場合を想定した対策を取ると事を義務付けられたのだそうです。

 で、原発本体は頑丈な外部遮蔽壁で守られているので、ジャンボジェットが突っ込んでも壊れないのだそうでうす。 これは日本では実験できませんでしたが、アメリカでは実験したそうです。
 
 しかし問題は大型機が突っ込むと、ジェット燃料で辺りが大火災になることで、この大火災でも原発の機能が失われない事と、この火災を速やかに消火する為の対策をとらなければならないとのことです。

 それでワタシが「ジャンボジェットで大丈夫なら、ミサイルは大丈夫でしょうか?」と聞くと「ミサイルの種類によるので、何とも言えない。」とのことでした。

084

 さてこうして、レクチャーが終わると、皆でバスに乗って、いよいよ原発へ入ります。 バスに乗るときに身分証明書を預けさせられ、代わりに身分証明書確認済みを証明するカードを持たされます。
 そしてヘルメットをかぶせられます。 バスを降りる機会はないと言うのに・・・・・。

 それから原発には携帯電話やカメラを持ち込む事はできません。 全部とまりん館に置いていく事になります。
 だから残念だけれど原発の様子を写真に撮る事はできません。

 バスも札幌から来た観光バスではなく、原発所有のバスに乗り換えます。 車も検査が厳しく、観光バスで入ろうとすると凄く時間がかかるのだそうです。

 そのうえバスに北電の人が何人も乗り込みます。 なんでも連れ込んだ客5人に1人ぐらいの監視員が要るのだそうです。
 客の中にテロリストがいても、取り押さえる為です。 

 今回の参加者はワタシ達姉妹が一番若いぐらいで、爺さん婆さんばかりなのに、ホントに大変な警戒です。 前回2012年はここまではしてなかったのですけどね・・・・・。
  1. 原発
  2. TB(0)
  3. CM(0)

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する