先週の初めまで札幌は馬鹿陽気でした。 お蔭で雪が溶けてグチャグチャになり、とても公園なんかには入れそうにありませんでした。
だから特に買いたい物もないけれど、琴似協栄市場まで行ってきました。
泥んこの街と違って、市場の中には鮮やかな色彩が溢れていました。
同じ魚でも果物でも、ここに並ぶとスーパーの物とは全く違う鮮やかさです。
この日は珍しく生ホッケがありませんでした。 それからゴッコの季節も終わったのでしょう。 ゴッコもありませんでした。
でも今年はホントに野菜が高いですね。 野菜大好きなワタシは閉口しています。
2002年にドイツとオーストリアとイタリアを旅行しました。 その時は1ユーロ120円ほどでしたが、それでもヨーロッパで野菜や果物が高いのに驚きました。 日本の倍以上の感じでした。
でも今年なら大分ヨーロッパに追いついた感じです。 日本の農業は「生産性が低い」とか「過保護」とか言われます。 またその為食料品は高いとか言われます。
でも農産物の関税はEUの半分ぐらいだし、しかもEUは農家への戸別補償なんかも大変手厚いのです。
そしてアメリカのような大農業国でも、やはり農家への国家支援は手厚く、輸出補助金なんてモノまで出しています。
タイやベトナムのような低所得国はともかく、EUに比べても十分安い農産物を供給できる日本の農業が、ホントにそれほど過保護で、問題産業なのでしょうか?
将来性が無いとか、このまま死滅するとか言うような話なんでしょうか?
TPPの為に潰してしまえと言うような産業なのでしょうか?
市場に溢れる野菜と果物を見て、改めて疑問を感じます。