菅直人はこの前の党首討論で谷垣さんに「民主党が丸のみできるような予算案を出して欲しい」と言いました。
それで自民党とみんなの党は、子供手当、高校無償化、高速道路無料化、農家戸別補償の4Kバラマキ政策を全部止める予算案をだしました。
すると民主党はそれは絶対反対と言いました。
野田財務大臣は「これら4K政策は明確な政策目的があり、安定財源を確保している」と言いました。
でも子供手当の2万6千円と言う額には菅直人は「ビックリした」のだそうです。 野田財務大臣自身、これの額の算定根拠を知りません。
明確な政策目的があるのに言うのに、党の枢要にあった人達が誰もその金額の算定根拠を知らないとか、ビックリしたとか言われると、こっちがビックリします。
また夕べは岡田幹事長がマニフェストについて、こんな事を言っています。
>岡田氏も「誰が見てもできないことをいつまでもできるというのは、まさしく国民に対する不正直だ」と、開き直って応酬した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110225-00000178-jij-pol
あの~~、民主党はこれからマニフェストをどうするのでしょうか?
幹事長は「誰が見てもできないこと」と言っている事なら、止めるべきじゃないでしょうか?
それだのにそれを廃止する自民党の予算案に反対する理由がわかりません。
一方、16人自爆テロ団やその仲間の人達は、絶対マニフェストを実行するのだと言っています。
そして倫理的には民主党はマニフェストを実行すると言って有権者の支持を得て選挙に勝った以上、最後までそれを実行する義務があります。
もしできなとわかったらなら、内閣は総辞職するべきです。
マニフェストを実行できない、でも辞職もしないと言う菅政権の対応が、一番オカシイのです。
そこを誤魔化しているから上記のような閣僚や党幹部達が、意味不明の発言を続けるのです。
一体いつまでこんな事を続けるのでしょうか?
一応朝日の世論調査には、「と社会保障の一体改革」には野党も協力せよと言う意見が8割を超えたそうです。
でも国家予算の中で多額を占める民主党のマニフェストについて、民主党内でも全く統一した意見を出せず、それどころか閣僚達が自己矛盾一杯だったり、無知をさらけ出したりしている状態で、どうやって野党と協議するつもりでしょう?
そもそもこんな連中と「税と社会保障」とかと話し合う事に意味があるのでしょうか?
ホントにこんな連中が政権与党だなんて「ビックリ」します。