昨日、札幌医大に行った帰りに円山市場に寄りました。
入店してすぐに「完全閉店」のポスターが目に付きました。
今ワタシはここから随分離れたところに住んでいるので、医大に来た時に寄るぐらいです。 でも昔は我が家はここからやや離れたところに住んでいました。
その頃は市場は他にも沢山ありましたが、ここは特に大きいので、時々ここまで買い物に来ることがありました。
その頃はこの市場は二階まで様々な店が入って、いつもお客で一杯でした。 でもやがて二階はガラガラになり、店の変わりに学習塾や貸事務所みたいなものに変わり、お客は二階に上がらなくなりました。
この辺りの人口が減ったわけではありません。 ここは札幌でも有数の高給住宅街の真ん中にあります。
昔は広い綺麗な家が沢山あったのですが、今は雨後の筍のようにマンションが増えました。 そしてマンション建設は今も続いています。
でもなぜかこの市場のお客は減っていきました。 二階だけでなく、一階にも歯抜けのように空きが目立つようになっていました。
それでとうとう閉店する事になったのでしょう。 寂しいです。
夕べ母の夢を見ました。 夢の中で母はワタシに、イロイロな布を縫い合わせて綺麗な布団を作ってくれました。
昔、母はこの一番上の写真の洋服屋さんで布を買って来て、ワタシの洋服を作ってくれました。 また残り布を縫い合わせて、座布団のカバーなどを作っていました。
でも時代が変わり、洋裁をする人も減って、洋服屋さんは布を置かなくなりました。 そして年配の女性用の服ばかり並ぶようになりました。
それでとうとう閉店です。 母もあの世で寂しがっていたのかも知れません。