夕方お買い物に出ようとすると、凄い吹雪でした。 でもよもちゃんは付いて出ると言います。
よもさん!! よもさんはそこの居なさい、私は直ぐ帰るから。
イヤよ!! マンションのところまで付いて行くよ。
ダメ!! 凄い吹雪よ。
平気だよ!! ワタシ吹雪なんかに負けないよ!!
良いから帰りなさい!!
イヤだよ!! 同居人の意地悪!!
意地悪じゃないわよ!!
意地悪!! ワタシ、絶対マンションの駐車場まで付いて行くから!!
勝手にしなさい!
ああ、行ってしまった! 何と言う冷酷さ!! 可愛い猫が遭難しても良いと思っているんだわ。
私が買い物をしている間に、吹雪は益々酷くなりました。
買い物をした生協から、よもちゃんが待っているマンションの駐車場まで付くまでの5分足らずの間に、雪が顔に当ってヒリヒリと痛みます。
よもさ~~ん!! よもさ~~ん!! 大丈夫?
同居に~~ん!!
よもさん!!
同居人、助けて!!
大丈夫、付いて来なさい。
待って~~!! 置いてかないで!!
大丈夫、置いて行ったりしないから。
前が真っ白で全然見えないよ。
よもさん、こっちよ!! 大丈夫?
大丈夫、でも同居人を待っている間、凄く怖かったよ。
だから家に居なさいと言ったでしょう。
だって、こんな景色はまた年末まで見られないわよ。
あ、同居に~~ん!! 待って~~!!
夕方のお買い物は、私にも大冒険でしたが、よもちゃんにも大冒険でした。