米紙ワシントン・ポストは8日付の社説で「日本での有毒な思考」と題し、民主党国際局長の藤田幸久参議院議員(59)が、米中枢同時テロ(9・11)は公表されたテロリストの犯行ではない、と主張しているとして「インチキだ」と非難した。
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記事本文の続き 社説は藤田氏の最近のインタビューでの発言として、「彼は米国のアジアでの最重要な同盟国の外交政策エリートであるはずなのに、テロは巨大なでっちあげだと思っているようで、その見解はあまりに奇怪、かつ知的にインチキだ」と酷評した。
社説はさらに藤田氏がテロについて「本当に公表されたテロリストの犯行かどうか疑わしく、別の陰の勢力が株の利益を得るために実行したとして、19人の『実行犯』のうち8人はまだ健在だとする妄想的な話を広めている」とも指摘。テロに関しては全世界で多数の陰謀説が出ているが、「珍奇なのは常軌を逸した想像を信じ込む人物が世界第二の経済大国の政権与党の重要な地位についているという点だ」と指摘した。藤田氏は昨年3月、9・11の犯人特定に疑問をぶつける本を編著者として出版、推薦人には日本総研の寺島実郎氏らがなっている。出版記念会には鳩山由紀夫首相(63)も出席したという。(ワシントン 古森義久)
藤田幸久参議院議員の話 事件は米主導の「対テロ戦争」の原点になったゆえ、さまざまな疑問点については検証、再調査が必要とは思っているが、事件が「陰謀」とは言っていないし、そういう言葉は使っていない。記事は独断と偏見に満ちているだけでなく、私を参院外交防衛委員会委員長であるかのように書くなど基本的な事実に間違いが多々ある。(共同)
ワタシは去年の6月この藤田議員が「たかじんのそのまま言って委員会」に出演してこのアメリカ陰謀説を唱えているのを見て仰天しました。
ホントに呆れて「 この人大丈夫?」と思ってこの件をエントリーしました。
その動画がありました。
馬鹿以外の出演者があきれ果てています。
この9.11陰謀説は確かにイロイロあります。 これを解説したテレビ番組も放映されました。 ワタシも見ました。 面白かったです。
この藤田氏の陰謀説の中身も大体この番組と同様のようです。
しかしこのビート・タケシと衆議院議員では立場が違うと言う事が、この藤田氏には全然わからないのです。
この人はこれらの疑問をアメリカに持ち込んで、どうする気でしょうか?
アメリカが「ハイ、わかりました。 すみません。」と言うと思ったのでしょうか?
これで日米関係がどうなるか考えなかったのでしょうか?
どうしてもこれを究明したければ、日米関係への混乱を避ける為に、国会議員は辞職して民間人としてするべきでしょう。
でもこの男にそんな事は理解できないのです。
もし仕事上の重要な取引先の社長の奥さんが急死して、その後社長が保険金で豪邸を建て、更に若い美人と再婚するとか、何だか怪しい事がイロイロあり、周りで保険金殺人の噂が立ったとします。
それではこの社長のところへ行って、この疑問を問い詰めるべきなのでしょうか? そしてその疑問を相手構わず公言するべきなのでしょうか?
でもこの藤田議員がしているのは同じ事です。
お陰でこの藤田議員は世界的有名人になったそうです。 国会質問の動画でも英語字幕付きのが結構なアクセスを稼いでいます。
日本の国会の議員質問で英語字幕つき動画が出で、英語のコメントがゾロゾロ貰える人って他にいないようです。
http://zarutoro.livedoor.biz/archives/51277262.html
そしてこの陰謀説を書いた藤田氏の著作「9.11テロ疑惑国会追及―オバマ米国は変われるか」の出版記念会には鳩山由紀夫や輿石東が出席しました。
>鳩山さんは、このテロとの戦いの原点の追求の意義を述べると共に、入り口で「身辺をくれぐれも注意して下さい」と私に訴えた青年に応えるように、「命をかけても取り組む覚悟はありますよね!」と私の決意を確認して下さいました。
http://d.hatena.ne.jp/SeaMount/20090411/1239408288
これが民主党の外交センスです。
アメリカとの核密約をバラして大喜びする、バラすことだけを目的にして正義味方気取りで大喜び、その後の日米関係や日本の安全保障には何の配慮もありません。
彼らの外交は、上司の陰口を喚いて溜飲を下げる万年平社員の感覚でしかないのです。