自称リベラリストや自称リベラルメディアによると、天皇制をこのままにすると日本はまた戦争をして、多大な犠牲を出すのだそうです。
日本がアジアへ侵略戦争を仕掛けて、挙句に無残な敗戦に至った原因は天皇制なので、天皇制を廃止して天皇を亡くさないと、日本はまた侵略戦争をして、無惨な敗戦となるのだそうです。
だったら天皇制を廃止したら、本当に無意味な戦争をしなくなるんでしょうか?
実はこの実験をやった国があります。 しかも二国もあります。
これって中学校の歴史で教わるので誰でも知ってますよね。
第9週4話第一次世界大戦〜帝国陸海軍、カナダから地中海まで守る
ドイツ、当時はプロシャ帝国と言ったのですが、このプロシャ皇帝ヴィルヘルム2世が「パイプドリーマー」なんて言わる妄想と野心の塊で、ビスマルクをクビにしてしなくて良い戦争をするハメになりました。
それで戦争に疲弊したドイツ国民は革命を起こして、帝政を廃止して代りに世界一民主的な憲法を制定して、完全な民主主義国家になりました。
で、戦争をしなくなりましたっけ?
皇帝なんかいるから戦争になるんだ!!
と言って、皇帝を追い出した結果、確かに民主的な国家になりました。
で、戦争もしない差別もない国になりましっけ?
確かにそれでそれまでの身分差別的な社会はなくなりました。
おかげで門地もなければ、学歴もなければ、それまでドイツにこれと言った功績の何一つなかったルンペン同然の帰化人が、選挙に勝って元首になりました。
この人の事なんですけどね・・・・・。
それにしてもこの人、門地や経歴がお粗末なだけでなく、見栄えも凄く悪いんですよね。 ホントに貧相で陰気臭くて・・・・。
こんな人が国民の絶大な支持を得て元首になれるんだから、本当に民主主義って凄いですね。
そりゃあ、君主制と言うのは血統だけで君主が決まるので、時には出来の悪いのが君主に成っちゃうんですけどね。
でもワザワザ悪魔的な人間を選ぶ程の事にはならないんですよね。
でもとにかく帝政を辞めて、世界一民主的な国家になった挙句、それで選ばれた元首はこの人だったわけです。
オマケにこの人の故国オーストリアまで、ドイツと同様に帝政を辞めて、挙句に自分からドイツに併合を願い出て、この人の支配下になってしまったのです。
その後のお話は皆学校で習いましたよね。
君主制を廃止したら、平和で民主的な国家になるんて丸っきり嘘っぱちなのです。
でも大変不思議な事ですが、日本では何かと言うと目を吊り上げてこの人を悪魔みたいに言う人達が、天皇制を廃止したら日本は真に民主的で平和的な国家になれるみたいに言うんですよね。
こういう人達の頭の中ってどうなっているんでしょうか?