顔に入れ墨で入浴拒否のマオリ女性「異なる伝統思いやって」
北海道恵庭市の温泉施設で、顔の入れ墨を理由に入浴を断られたニュージーランドの先住民マオリのエラナ・ブレワートンさん(60)が12日、共同通信の電話取材に応じ「とても驚いた。東京五輪ではニュージーランドから同じような入れ墨をした選手がたくさん来る。
日本人は自分たちと異なる伝統に思いやりを持ってほしい」と話した。
ブレワートンさんは入れ墨について「母親や先祖を表す家紋のようなもの」と説明。「施設では、入れ墨はファッションだと言われた。そのことに怒りを感じている」とも語った。
また「別の温泉施設では、日本人からとても親切にしてもらった」と述べた。

>日本人は自分たちと異なる伝統に思いやりを持ってほしい
この方日本人には「自分たちと異なる伝統に思いやりを持ってほしい」と要求しながら、自分は日本人の伝統や文化を思いやるつもりは全くないようです。
また日本の社会的なマナーを尊重する意思もゼロのようです。
日本にも刺青文化はあります。 しかも世界的にも大変高度な物です。
しかし現在は暴力団員が好む事から、公衆浴場の多くは刺青のある方の入浴は断っています。
勿論刺青のある人全てが暴力団員ではありません。
日本文化としての刺青を愛好する人もいれば、元暴力団員でも現在は完全に更生して真面目に働いている人達も沢山います。
それでもやはり多くの市民が刺青に恐怖を感じるので、そう言う人達も公衆浴場での刺青禁止に敢えて苦情を言わないのです。
これが日本の刺青文化であり、社会的マナーです。
異なる伝統や文化に思いやりを持てと言うなら、外国へ旅行する時は、まずその国の文化や社会的はマナーは尊重するべきでしょう。
大富豪でもエリートでもない普通の日本人が海外旅行に行けるようになったのは、第一回東京オリンピックの後ぐらいです。
その頃は欧米のホテルやレストランの文化を知らない人も沢山いて、一流ホテルのロビーを日本の温泉旅館の感覚で浴衣がけで歩くとか、レストランで宴会をして歌って騒ぐとかして随分顰蹙を買いました。
しかし日本人はそれでホテル側から注意をされたら、自分の無知と不見識を謝罪して、その地で許されない行為は避けるように努力してきました。
また団体旅行だと事前に旅行先のマナーの講習を行い、旅先で迷惑を掛けないような気を付けました。
あの頃「パリのホテルは日本の旅館文化を理解しろ」「イギリス人は異なる文化に思いやりを持て」なんぞと開き直るような図々しく傲慢な話は聞いた事もありません。
現在は中国人が海外旅行で中国文化に従ってふるまう事で、世界中で顰蹙を買っているのですが、しかし中国人でさえ「海外旅行先で中国式にふるまってはいけない」と反省しているのです。
自分達の文化から見て不合理でも、相手国の人が自分の文化を理解してくれなくても、しかし相手国にいる限りにとりあえずその地のマナーや規則には従うべきです。
それは「異なる文化や伝統を尊重する」ことの最低ラインではありませんか?
日本を旅行しても別に公衆浴場や温泉施設の大浴場に入らなくても、入浴に困るわけではありません。
東京オリンピックでも選手たちには、専用の浴場やシャーわー施設を用意します。
それなのに無理矢理に日本人の伝統文化やマナーを踏みにじり、自分達の文化を理解せよと言う横暴は何処から来ているのでしょうか?
>施設では、入れ墨はファッションだと言われた。そのことに怒りを感じている
この地球上に多様な民族が居て、多様な文化が存在するのは素晴らしい事です。
しかし本当に多様な民族、多様な文化が存在しますから、誰でも多民族の文化を全部正しく理解する事など不可能です。
だから遠く離れた他民族の土地に行ったら、理由がわからなくてもその土地の習慣やマナーは尊重するべきだし、またその土地の人達が自分の民族の文化を理解してくれなくても文句をいべきではありません。
それを遠い他国に来て、自分達の文化が理解されない事に「怒りを感じる」などと言うなら、海外旅行なんぞするべきではありません。
遠来のしかも普段全く交流の無い民族の文化を尊重を、自分達の伝統や社会的マナーに優先させろと言われたら、どんな民族も自分達の文化も伝統も持てなくなります。
そして自分達の父祖の地、自分達の国で自分達の文化や伝統が守れないなら、それこそ多様な文化とか多様な民族どころか、地球上の全ての民族文化も民族の消滅して、只のニンゲンしかいない地球になるでしょう。
ジェノサイトと言うのは、勝手に多民族の地に入り込んで、自分達の文化をその地の民族の押し付けようとした人間達が起こしたものじゃありませんか?
この女性のような発想の人達こそがジェノサイトを起こしたのです。