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2009-08-28 12:40

北海道神宮 雑感

 23日、流鏑馬に行った時に、また北海道神宮の写真を撮りました。

 

  

 

 北海道神宮は北海道では最高の格式を持つ神社ですが、明治時代に出来た神社なので、文化財としての価値は知れています。

 

  

 

 だからここへ観光に来るのは、台湾人ぐらいです。 台湾人の団体客はこの数年毎日何組を来ています。 大型観光バスで乗りつけます。

 

  

 

 台湾人がここに来るのは、限られた日程の北海道旅行で、日本的な場所を見たいと言う理由だと思います。 でも札幌では韓国や中国の観光客も結構来るのですが、幸い彼等はここには来ません。

 

  

 

 台湾グーグルで「北海道神社」を検索すると、ここに来た台湾人のブログが沢山ヒットします。 それでワタシもこの神社が台湾檜で作られたことを知りました。

 

  

 

 それにしても随分参拝者が増えたものです。 ワタシは高校時代、毎日ここを通り抜けて通学しました。 その頃は本当に人がいなくて、冬など怖いぐらいでした。 でも今は毎日コンスタントに大勢の参拝者がいます。

 だから六花亭が神社内に、休憩所を設けて、お菓子とお茶を無料で振舞っています。 あの頃から何かどう変わったのでしょう?

 

  

 

 それにしても、神社建築は美しいと思います。 文化財としての価値はともかく、簡明で明るく清らかです。

 南方熊楠は神道はアニミズムだと言いました。 木や石や動物など自然に神が宿るアニミズム信仰は、人類が太古から持っていた信仰です。

 でも今はアフリカや南米の狩猟採集の生活を続ける少数民族を除けば、日本にしか残っていないのです。

 

  

 

 以前、安部勤哉の文章で読んだのですが、ある時ドイツ人の中世史研究者を熱田神宮へ案内したら、神宮内の注連縄で囲った御神木や岩を見て「嘗てはドイツにもこのような信仰があったけれど、キリスト教化で完全に失われてしまった」と言って残念がったと言います。

 

  

 

 古代ローマやギリシャにも同じような信仰がありました。 神は人を教え助けはしても、絶対者として君臨しません。 そして信仰を司る神官が権力を握る事もありませんでした。

 でもその信仰が失われたと共に、帝国も文化も滅亡したのです。 

  1. 札幌の四季
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コメント

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深いエントリーです。
とても、考えさせられます。

>でもその信仰が失われたと共に、帝国も文化も滅亡したのです。
なんか、自分のボンクラ頭だと上手く言えないけど自分の孫の世代は伝統や文化どうかなぁって思います。
  1. 2009-08-28 14:13
  2. URL
  3. 東北の魚屋 #79D/WHSg
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 そういえば戦艦陸奥の甲板はチーク材の不足のためにhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%258F%25B0%25E6%25B9%25BE/" class="keyword">台湾檜が使われたんですよ。
 やはり耐久性ではずっと劣ったようでしたが。
  1. 2009-08-28 17:37
  2. URL
  3. ご隠居 #79D/WHSg
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To 北の魚屋さん
>深いエントリーです。
>とても、考えさせられます。
>
>>でもその信仰が失われたと共に、帝国も文化も滅亡したのです。
>なんか、自分のボンクラ頭だと上手く言えないけど自分の孫の世代は伝統や文化どうかなぁって思います。

 日本は古代信仰を守る世界唯一の国です。 一神教など人口宗教に犯される事なく守り続ける事ができたのは奇跡です。
 守り続けたいと思います。
  1. 2009-08-28 18:27
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  3. よもぎねこ #79D/WHSg
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To ご隠居さん
> そういえば戦艦陸奥の甲板はチーク材の不足のためにhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%258F%25B0%25E6%25B9%25BE/" class="keyword">台湾檜が使われたんですよ。
> やはり耐久性ではずっと劣ったようでしたが。

 http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%258F%25B0%25E6%25B9%25BE/" class="keyword">台湾檜は戦後も法隆寺初め多くの文化財修復に使われてきました。 チーク材の代わりにはならないけれど、良材ですね。
  1. 2009-08-28 18:29
  2. URL
  3. よもぎねこ #79D/WHSg
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北海道神宮は新しいと言っても明治時代に作られたのなら明治神宮より古いはずで,十分に古いと思います。
 よもぎねこさんのブログを見て昨年に参詣してすっかり気に入りました。とくに六花亭休憩所は感激でした。寒い時期だったので体が冷えて休憩所に入ると餅菓子と熱いお茶をサービスで頂きました。
 お菓子を頂いたからでは有りませんが本当に雰囲気のよい神社でした。確かにhttp://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E5%258F%25B0%25E6%25B9%25BE/" class="keyword">台湾からの団体さんがうろうろ(悪い意味ではありません)していました。

 キリスト教のような一神教が自然を礼拝の対象にした自然宗教を駆逐して,人間の自己肥大を許してきたように思います。現在のように自然の調和を人間が崩すまで力を持ってきても一神教は反省しません。逆に誰が言い出したか知りませんが,(人間業の一部を)「自然にやさしい○○」などと思い上がった表現をしています。
 古代は,自然-神-人間の順の社会だったのが,そのうちに神-自然-人間になり,今や、「神」は敬して遠ざけ,人間が自然を支配できるというのが常識的な観念でしょうか?
 私はそんなに信心深い者ではありませんが,どうも古代タイプのようです。
 
  1. 2009-08-28 19:14
  2. URL
  3. 無駄話 #79D/WHSg
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To 無駄話さん
 キリスト教など人口宗教が出来る前は、多くの民族がこのような信仰を持っていました。
 http://www.iza.ne.jp/izaword/word/%25E3%2582%25BD%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2586%25E3%2582%25B9/" class="keyword">ソクラテスが言う敬神もこのような神々への敬神です。

 日本がこの信仰を守り通す事が出来たのは本当に奇跡です。
 大切にしなければなりません。
  1. 2009-08-28 19:25
  2. URL
  3. よもぎねこ #79D/WHSg
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