曇り空の暗い日、窓辺のよもちゃんは夾竹桃の白い花影に向かって、何やら話しています。
ったく同居人ったら、鉢植えの育て方もわからないのよ。
いつも植物虐待ばかりしているクセに、大きくしちゃいけない夾竹桃を、馬鹿みたいに大きな鉢に植え替えるからさ。
そんな事したら、夾竹桃だって当然鉢に合わせ育つわよ。
それでまたあわててさらに大きな鉢に植え替えるね。
そしたら、また育つでしょう。
そんな事何年か続けたらすぐに大木になるわ。
家は大きくならないのに、どうやって越冬させるのかしら?
そのうち沖縄へでも引っ越すしかなくなるわ。
ハハハ!!!
ったく誰が聞いても笑うわよ。
ホントにあいつ笑えるな。 「見ているだけなら非常に面白い人ですから。」って台詞「こりあうぉっちんぐ」のタイトルだけど、あいつもその仲間だな。
その通りよ。 それで「在日特権を許さない会」の会員なんだから、ブラックジョークよ。
んな、剥れるなよ。
だってワタシ、見てるだけじゃ済まないのよ。 面倒見てやらなきゃならないのよ。
だから、オマイの苦労はわかってるって。 ジブンだけじゃなくて、モモババアもわかってるって。 まあオマイがイルボンであいつがニダーだもんな。
そう言ってくれると少しは気が楽になるわ。 トーマス・マンは「人生は滑稽と悲惨から出来ている」と言ったけど猫生だって同じよ。
んだな。 あいつが滑稽で、オマイが悲惨。
花影での会話はいつものペースです。