札幌は夕べから吹雪になりました。 今朝目が覚めるともう雪が40センチも積もっています。 とりあえず家の前の除雪しなければ外に出る事ができません。
ダウンジャケットを着込んで外へ出ようとすると、よもちゃんも付いて来ます。
よもさん、また下駄箱へ入る!! 出なさい!!
同居人、外へ出るの? まだ吹雪いてるよ。
でも除雪しないと、玄関が開かなくなるわ。 道も開けないと外へ出られなくなるもの。 よもさんも除雪を手伝ってよ。
スノーダンプとスコップを出そうと物置へ入ると、よもちゃんも一緒に入ります。
よもさん、ヘンなところへ潜り込んじゃダメよ。
それより早くスノーダンプ縛ってる縄切りなさいよ。 要領が悪いんだから。
要領が悪くて悪かったわね。 さあ、スノーダンプ出したから、よもさんも出なさい!!
こうして二人で除雪を始めました。 どうも寒さと雪でカメラのレンズが曇ってしまいました。 ピンボケ写真しか撮れません。
よもさん!! 大丈夫??
同居人、凄いよ。 40センチぐらい積もってるよ。
よもさん、気を付けないと埋まっちゃうわよ。
ま、前へ進めないよ!
だったら後ろに下がりなさい! 私が道を開けるから。
おお、雪の壁がそそり立つ!! 南極の雪原を行く白瀬中尉!
これ、また遊ぶ!
ああ、凄いブリザードだ!! 皆伏せろ!! 犬橇から離れるな!! 離れたら死ぬぞ!
もう、いい加減にしなさい! 遊んでないで手伝って頂戴!
わかりましたよ。 シベリアの強制収容所では、大勢の日本人が飢えと寒さに苦しみながら、過酷な労働に明け暮れた。
何がシベリア??
暁に祈る。
もう、全然役に立たないでしょ!
だって猫の手を借りようと言うほうが間違いなのよ。
もう良いわ。 下がってなさい。
同居人、ダメよそんなヘッピリ腰じゃあ、しっかりと踏ん張らないと雪をこぼしちゃうよ。
もう、今度は監督する??
早くしなさいよ。 また吹雪いて来たよ。 ワタシ寒いよ。 動物愛護協会はワタシの置かれた悲惨な状況を知っているのだろうか?
いいから黙ってなさい!!
と言うわけで、どうにか玄関から道路まで20メートル足らずの通路を確保する事ができました。 でも雪はこの後も降り続き、夕方にはまた除雪しなければならなくなったのです。