今日から11月です。 私は11月が苦手です。
何が嫌ってやたらに雨が多い事が嫌です。 さなきだに短い日と暗い太陽が雨でさらに暗くなって、本当に憂鬱です。 この北海道の晩秋の雨を蝦夷梅雨とも言うのだそうです。
寒くなります。 寒いと言っても真冬に比べたらたかが知れているのですが、それまでの暖かい日々の記憶からか、この時期の寒さは実に不当な物と感じてしまうのです。
先日まで艶やかに紅葉し妍を競っていた木々は日毎に葉を落とし、無残な枯れ木へと変わってゆきます。 老嬢が老婆へと変わるように。
毎年11月が近づくと思うのです。 なんとか11月だけは飛ばして12月が来てくれないかと。 12月は11月より寒く暗いけれで、少なくとも雨は降らないし新しい年への希望出てきます。
紅葉の終わりは花の終わりに比べて余りにも哀しいのです。