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2008-02-25 22:04

軍法会議の意味が解りました。

 ワタシはド田舎の三流大学の工学部を出たので、法学とか政治学とかは「馬鹿サヨ教授がナンカ言ってたっけ?」ぐらいにしか知りません。

 本来必要な専門知識ゼロです。

 だからこれから書く事は完全にワタシのアタマの中で考えた事です。

    

 イージス艦愛宕の衝突事故は多分愛宕側の不注意が原因でしょう。 だから愛宕の艦長や当直士官などが、処罰されて当然です。
 人身に関わる重大事故を起こしたのだから、懲戒免職も有り得るでしょう。


 で、ここで考えたのです。
 懲戒免職してもされた人はイージス艦の重大な軍事機密を知っている訳です。

 イージス艦の秘密を知っている人が、失業者になって困窮したら、大喜びで寄って来る人がいますよね。
 そして唯の失業者ですから、どこでどんな仕事に就こうと自由です。 
 事故を起こしたのは悪いけれど、本人にはそれなりに言い分も不満もあるかも知れないし、困窮や不名誉に耐えて秘密を守り続けてくれる保証はありません。

 そうなるとイージス艦の秘密を守る方法がありません。

         

 事故だけじゃないです。 もしもイージス艦など重大な軍事機密に関わる仕事をしている人が、なにか刑事事件を起こしたりしたら?

 どんな弁護士がつくでしょう?

 軍事機密は本人と共に、完全に自衛隊のコントロールを失いますよね。

 凄い怖い話です。

    

 軍法会議とか憲兵とか、映画の世界でしか知りませんでした。 ただやたらに怖いイメージしかありませんでした。
 でも世界中の軍隊は独自の司法機関を持っています。 軍事機密などを管理するのに必要なのですね。

 今回の愛宕の事故で、私なりに理解できました。 そして防衛省が異常に神経質になっている理由も。

        

 しかし軍が独自の司法機関を持てば、軍事機密保持の名目で、軍の様々な腐敗や問題も隠す事もできます。 当然、それを利用して軍部が独走する可能性もあるでしょう。

 だから防衛機密の漏洩リスクと、隠蔽腐敗体質増大のリスクを天秤に掛けるしかありません。
 でも今は真剣に考えなければならにでしょうね。

 日本が生き延びる為には、日本人もまだまだ勉強しなければならない事が沢山ありそうです。


 この問題について詳しく知っている方のコメントをお待ちしています。    

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