今日も一日暗い曇天でした。
先日の快晴は嘘のようです。
そして手稲山の山肌の紅葉は一段と進み、山頂はもう紅葉が終わっているようでした。
季節はひたすら先を急ぎます。
満足に紅葉を愛でる間もなく、冷たく暗い雨の11月へと急いでいるようです。
だから数日前撮った写真も切なくなります。
あの日の紅葉はこんなにも艶やかだったのに・・・・・。
全てが金色に輝いていたのに・・・・・。
この曇りと雨が終わって、今度空が晴れたときは、この黄金の輝きは全て散り果てているでしょう。
余りにも華やかで、余りにも儚い輝きでした。
こうして燃える山をそぞろ歩くうちに日が傾いて来ます。
日も本当に短くなりました。
二時を過ぎるとドンドン影が長くなって、日暮れの気配になってきます。
そして風が冷たくなってきます。
この日は随分暖かくて、フリースを着なくても良かったのです。
しかしそれももうすぐ終わりです。
モタモタしていると凍える事になります。
もう帰る事にします。
ここから家までは二時間近くかかるのです。