今日は一日雨でした。
昨日と一昨日の輝く青空が嘘のようです。
季節は冬へと駆け足で進みます。
そして山は冬を迎える前の最後の彩を競います。
山肌の全ての木々が黄金に紅に妍を競います。
いつもの散歩道が現実の物とも思えない程の艶やかさです。
それでその美しさを残そうと立ち止まっては写真を撮ります。
しかし出来上がった写真は本物の100分の1の美しさも写せません。
それでもこの美しい景色の中の歩いていると本当に幸せです。
「日本に生まれて良かった」と思います。
日本に生まれたら誰でも、こういう美しい景色が楽しめるからです。
ワタシは病身で無職ですから、到って倹しく暮らしています。
しかし体調が良く天気の良い日に、少し散歩をすると、このように美しい景色を思いっきり楽しむことが出来ます。
美しい風景を楽しむぐらい全ての人が平等に楽しめる楽しみはありません。
このような事が出来る国に生まれた事を幸福に思わずにはいられません。
紅葉に燃える山々はどんな宮殿よりも美しく、全ての人を楽しませてくれます。