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2012-06-29 12:17

お薬手帳??? 生活保護

 大阪市の「医療機関登録制度」について、6月4日に生活保護問題対策全国会議と言うのが、反対の声明をだしていました。
 
 
 大阪市の医療機関登録制度は、生活保護受給者への過剰医療を防止する為のものです。
 
 しかしこの生活保護問題対策全国会議と言うのは、生活保護受給者の人権を守る立場から反対だ言いたいようです。
 
 それでこの声明でも反対理由の殆どは「生活保護受給の人権が・・・・・。」とか「医療を受ける権利」とかが延々と書かれています。
 そして最後の方では「過剰医療抑制は別の方法によるべきである」として幾つかの方法を提案しています。
 
 しかしワタシはこれに非常に違和感を感じました。 
 
 特に最後の方の以下の一文です。
 
 >④ お薬手帳の活用による処方薬の把握
 生活保護受給者には,1冊のお薬手帳を必ず持ってもらうことにより,重複受診・重複処方を抑制することも考えられる。
  
 

 上の写真はワタシの「お薬手帳」です。

 

 ワタシはこれをいつも保険証や特定疾患受給者証や診察券などと同じ袋に入れていて、病院へ行くときは必ずそれを持って行きます。

 

 慢性病の患者や、高齢者などは、複数の医療機関を受診して、それぞれの病院から薬を出される事になります。

 その時、薬が重複して過剰摂取になったり、或は飲みあわせの悪い薬が出たりする危険があります。

 

 お薬手帳はそのような危険を防ぐために、薬剤師会が今から20年ほど前から発効し始めたのです。

 

 この手帳に薬剤師が患者に出した薬を記載していくのです。 それでこの手帳を見れば、患者が今まで飲んできた薬や、現在飲んでいる薬などが直ぐにわかるのです。

 

 患者が薬を貰いに来た時には、処方箋と一緒にこのお薬手帳を出します。

 すると薬剤師はそれをチェックして、問題のある処方があれば、その場で処方箋を書いた医師に連絡して、処方箋を変えて貰うのです。

 

 患者にとって大変ありがたいものです。

 お薬手帳は薬局へ行けば誰でも唯で貰えます。

 

 だから殆どの慢性病患者や高齢者はこれを持っていると思います。 実際、ワタシがいつも行く札幌医大の側の薬局など、殆どの人が処方箋とお薬手帳を出しています。

 

  

 

 それでこの生活保護問題対策協議会の声明を見ると実に異様な気がするのです。

 

 現在生活保護受給者の多くが高齢者と疾病者が4分の3を占めています。 このような人達が多数を占めるから生活保護予算の半分を医療費が占めるのも当然なのです。

 

 そしてそれは若く健康な人の生活保護受給が少ない事の証でもあり、ある意味健全な話ではあるのです。

 

  http://生活保護.biz/jukyusya.html

 

 しかし疾病で生活保護を受けると言うのは、当然長期の治療が必要な慢性病ですよね。

 

 薬の副作用で苦しみたくなければ、お薬手帳を持つのは当然ではありませんか? 

 

 ところが生活保護問題対策協議会がワザワザ「お薬手帳の活用による処方薬の把握」なんてことを言うところを見ると、疾病や高齢で生活保護を受給しながら、なぜかお薬手帳を持たない人達が結構いるって事ではありませんか?

 

 これは一体どういう人達なのでしょうか?

 

  

 

 生活保護問題対策協議会が、大阪市の医療機関登録制度への反対理由は、人権云々の理念の問題以外では、この登録制度により診療を受けたり薬を貰ったりが不便になると言う話です。

 

 確かに不便よりは便利が良い事は確かです。

 しかしでも過剰医療から生活保護受給者を守るのは、利便性より遥かに大切ではないでしょうか?

 

 なぜなら過剰診療の問題は単に公費が無駄になるとそう言うレベルの話ではありません。

 

 薬を大量に貰って密売をするなどと言う事ができると、薬物依存症患者を作る事になります。

 

 そして何よりも過剰医療は病気の治療には役に立たないどころか、患者の生命にかかわる事だってあるのです。

 

 普通の人でも病気になって病院に行けば、医者から言われた治療や検査は断りにくいのに、「弱者」である生活保護受給者はどうなのでしょうか?

 

 生活保護受給者の医療費は全額公費で負担ですから、医者はどんなに高価な治療をしても治療費の取っパグレはないのです。

 

  

 

 だから実際、山本病院事件 - Wikipediaなどと言う恐ろしい事件まで起きているのです。

 

 悪徳病院が診療報酬を稼ぐために、ホームレスに生活保護受給させて、入院させ更に不必要な手術をして殺したのです。

 

 ホームレスには実は知的障碍者や精神障碍者が多いのです。 そのような人達だから、わけのわからないまま生活保護受給者にさせられ、わけのわからないまま不必要な手術を受けさせられて殺されたのです。

 

 知的障碍者や精神障碍者だから、気に沿わない手術も断れなかったのです。 

 だから弱者なのです。

 

 こんな事件まで起きているのに、過剰診療の防止よりも、生活保護受給者の診療の利便性を優先させるべきなのでしょうか?

 

 弱者救済を生活保護の目的とするなら、このように精神的に自立不能な人々がいる事を前提に制度を作るべきではありませんか?

 

 生活保護受給者の人権を叫ぶ人たちは、本当の弱者の健康と生命を悪徳病院から守る意思はないのでしょうか?

 

 勿論、生活保護受給者全てが知的障害や精神障害を抱えているわけではないし、精神的に支えてくれる友人や親族のいる人も大勢いるでしょう。

 

 そう言う人々にとっては、受診制限などひたすら不便で腹立たしいとはおもいます。

 

 しかし最も弱い人々を守ると言うのが生活保護の目的なのですから、少しぐらいの利便性など犠牲にしても、まず生活保護受給者の生命と健康を、悪徳病院の過剰診療から守るべきではありませんか?

 

 ワタシはこの山本病院事件の当時、生活保護受給者の権利を守ろうとか言っている団体が何か抗議したとか、制度の見直しを提案したと言う記憶がありません。

 

 一体彼等は本当に生活保護受給者の味方なのでしょうか?

 

  

 

 ちなみにワタシも実は医療費が一部無料です。 生活保護を受給しているわけではありませんが、国が特定疾患と指定した難病の患者だからです。

 

 国が特定疾患と指定している「難病」は約200種類程ありますが、このような難病の患者はその病気に関する治療費は無料なのです。

 

 これは大変ありがたい話で大変感謝しています。

 

 しかしだからと言って、ワタシは余分な治療を受けたいわけでも、不必要な薬を飲みたいわけでもありません。 

 そもそも病院にはできるだけ行きたくないのです。

 

 別にワタシが国費を無駄遣いしてはイケナイなどと考えている道徳的な人間だからではありません。 

 

 病院ななんか楽しいわけでもないし、薬は美味しいわけでもないからです。 必要な治療は受けなきゃならないけれど、余分な治療は絶対イヤだだからです。

 

 この感覚からすると、上の生活保護問題対策全国協議会の声明が、生活保護受給者の生命や人権を守る為のモノには全然思えないのです。 

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コメント

No title

こんにちは

>病院ななんか楽しいわけでもないし、薬は美味しいわけでもないからです。 
必要な治療は受けなきゃならないけれど、余分な治療は絶対イヤだだからです。

10年ほど前に大病を患い入院しましたが、毎日30錠程の薬を毎日飲みましたw
1年以上飲んだので もう 一生分飲んだと思いますw
美味しいと思ったことは 一度もありませんでした~~w




  1. 2012-06-30 02:08
  2. URL
  3. zuka1123 #79D/WHSg
  4. 編集

No title

To zuka1123さん
>こんにちは
>
>>病院ななんか楽しいわけでもないし、薬は美味しいわけでもないからです。 
>必要な治療は受けなきゃならないけれど、余分な治療は絶対イヤだだからです。
>
>10年ほど前に大病を患い入院しましたが、毎日30錠程の薬を毎日飲みましたw
>1年以上飲んだので もう 一生分飲んだと思いますw
>美味しいと思ったことは 一度もありませんでした~~w

 そうなのです。 だから生保の患者がお薬手帳も持たずに、やたらに薬を貰うってそれだけでオカシイのです。
 それを防止しようとするのを阻止するなんて団体はやはりオカシイのです。
  1. 2012-06-30 11:04
  2. URL
  3. よもぎねこ♪ #79D/WHSg
  4. 編集

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