現在、暇空茜さんが関わっている裁判は30ぐらいあるのですが、しかし一番最初の裁判はColabo側から、暇空さんを名誉棄損で提訴した物でした。
2022年 11月29日 朝日新聞
Colabo側は暇空茜さんがブログサイトnoteで「男性はブログサイトnoteで9月9日、「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人65000円ずつ徴収している」などと書いた記事を投稿。ツイッターやユーチューブでも同様の投稿を繰り返し、法人や代表の仁藤夢乃さん(32)の名誉を傷つけたとされる。」として暇空さんを1100万円の損害賠償請求をしたのです。
コラボはこの裁判の為に7人の弁護士からなる弁護団を結成して、提訴当日、衆議院会館で記者会見を行いまでした。
この裁判は「Colaboは10代の女の子をタコ部屋に住まわせて生活保護を受給させ、毎月一人65000円ずつ徴収している」と言うのが、全くの嘘であれば、当然ですが暇空さん敗訴になります。
で、ワタシはこれなかなか難しいと思っていました。 と言うのは暇空さんは全く一般個人であって、彼がColaboに関して集められる情報は、都に情報開示された物、情報開示義務がある物、後はColaboやその関連団体がSNS等で発信している情報だけです。
しかし生活保護の受給についての情報など、完全に受給者個人の情報ですから、こんな物は絶対に一般都民に情報開示されるわけありません。 また受給している事がわかっても、それが不正かどうかと言うのは、警察等が関わって初めて証拠を得られる話です。
だから暇空さんにはColaboの生活保護不正受給の証拠など出す事は不可能なのです。
但しこの手の名誉棄損裁判では、名誉棄損とされる事実が事実でなくても、客観的に見て「事実と思い込んでしまう」のも仕方がないと看做されたら、敗訴しなくて済むようです。
で、ワタシとしては暇空さんはこれを狙って戦うしかないと思っていました。
ところが何と、暇空さんはColaboの生活保護不正受給の証拠を提出したのです。
動画の14分ごろかです。
但し動画で暇空さんが解説しているように、この証拠部分は裁判でも公開されません。 つまり原告・被告・裁判官以外は見られないようになっています。
これは当然でしょう。
だってこれには明らかに不正受給をしているColabo入所者の氏名や住所が明記されているでしょうから。
それにしても暇空さんは一体どこからこんな情報を得たのでしょうか?
このColaboの生活保護不正受給問題は、川崎市の浅野市議が追及していました。 また都議会議員にもColaboを追求している議員います。 だからこうした議員達からの情報でしょうか?
ともあれ原告・被告・裁判官以外には公開されていない証拠ですから、その内容や出どころは我々部外者には全くわかりません。
だから証拠を見て、それが正しいかどうかの判断もできません。
けれどもColabo弁護団の反論書を見る限り、暇空さんの出した証拠はColabo弁護団側も全く否定できない物だったのです。
Colabo弁護団はこの「証拠」がよほどショックだったのか、即反論書を出したのですが、しかしその反論書では一切この「証拠」の内容に反論していないのです。
ホントに必死に反論したらしく誤字脱字の訂正をする余裕もなかったようです。
で、反論書では「生活保護の不正受給があったとしても、これはColabo入所者がやっているのであって、Colaboがやったわけじゃない。」「この裁判の目的は生活保護の不正受給の話じゃなくて、貧困ビジネス云々を言われた話だ。」と言ってるんですよ。
しかしこれあんまりじゃないですか?
暇空さんも、またColaboの生活保護不正受給問題を追及していた浅野川崎市議等も、生活保護不正受給の件で、当事者になる女性達が罪に問われないように、極力配慮していたのです。
生活保護の不正受給は詐欺罪で、完全な刑事犯です。 だから有罪になれば執行猶予なしの実刑です。
でもColaboに「保護」された女性達は、最初から生活保護の不正受給などする意図があったはずもなく、受給申請等の手続も、Colabo側で全部やっていたのです。
それで申請が通れば、生活保護費は女性の口座に入ります。
だから不正受給が問題になれば、まずが彼女達が有罪になってしまいます。
浅野市議がColaboの生活保護不正受給追及で、一番苦労したのは、いかに彼女達守るかでした。
ところがColabo側弁護団はアッサリと「生活保護不正受給をしたのは、Colaboが収容した女性達。 Colaboには責任はない。」と言い出したのです。
暇空さんが問題にしているのは、生活保護を不正受給させたことだけでなく、Coiabog側が彼女達からその生活保護費の殆んどを巻き上げていた事です。
それなのにイザとなったら彼女達を守る意志は皆無なのです。
これを見るとColaboにとって「少女達」は食い物以外の何物でもなかったのがわかります。
これはホントにすごい話ですから、ワタシはこの後結構長い事、この続報と言うか? これに対するColaboやその支持者側の反応を知りたいと思っていました。
ところがコイツラからは全然これと言った反論がありません。
しかしColabo弁護団はまたトンデモな事を言っているのです。
つまり「暇空さんが提出した証拠の閲覧制限を解き、誰でも見られるようにしろ!!」と言い出しているのです。
???
そ、そんな事をしたらシェルターの住所や、生活保護を受給している女性達の氏名まで公開される事になるじゃないですか?
彼女達に何かあったらどうするんですか?
しかし恐らくColabo側は暇空さんが提出した「証拠」を開示させることによって、様々なトラブルが起きる事を期待しているのでしょう。
それによって例えばシェルターの女性が襲撃されるなどの事件が起きたら、それをまた暇空さんの責任して、盛大に被害者アピールをしたいのではないでしょうか?
それにしてもホントに醜悪な話です。
因みに動画の日付を見て頂ければわかりますが、この暇空さんによる「生活保護不正受給」の証拠の提出は2か月余り前の話です。
あれからこの裁判は全然進んでいません。
幸い、裁判所は暇空さんの「証拠」の閲覧制限は解かなかったのでしょうね。 だからあれからColaboのシェルターが襲われるとかそういう事件は起きていません。
しかしColabo支持者達はこの件についてだんまりを決め込んでいて、彼等がこの不正受給をどう思っているのか全くわかりません。