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2023-02-06 12:00

夫婦別姓と同性婚反対 ゴキブリに餌をやるな!!

 立憲民主党が同性婚と夫婦別姓に猛烈に執着しています。
 国連もこれに執着しています。

 しかし何とも奇妙な話です。
 そもそも夫婦の姓をどうするかなんて、それぞれの民族や国家の伝統・習慣ではありませんか? 
 国連は民族や国家の伝統・習慣を破壊しろと言うのでしょうか?

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 因みに国連加盟国の中には、古代から夫婦別姓の国もあれば、そもそも姓と言う物がない国もあります。

 中国・韓国・ベトナムなど儒教文化圏は、元来夫婦別姓です。
 儒教は孔子の時代の中国の社会道徳や習慣を体系化した物ですが、この頃から既に中国人は全て「姓」を持ち、夫婦別姓でした。

 儒教は一面先祖崇拝を最重要視する宗教なのですが、姓は先祖から受け継いだ物ですから、全て人間は姓を持っていたのです。 そして結婚しても先祖が変わるわけではないので、結婚で姓が変わらないのです。

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 儒教では先祖の霊の祭祀が非常に重要です。 先祖の霊は子孫が祭祀する事によって存在し続ける事ができるのです。 だから先祖を守り続ける為には、子孫を残し先祖の祭祀を続けさせなければなりません。
 その為には何としても子孫を残さねばなりません。
 だから結婚するのだし、確実に子孫を残す為に、一夫多妻や畜妾も当然の制度でした。
 因みにここで言う先祖の祭祀とか子孫を残すとかって、男性側の話で、女性は子孫を産ませる為の道具でしかありません。

 実際、「金瓶梅」とか「紅楼夢」など、中国の小説を読んでいると、一つの家に妻と複数の妾が同居していたり、また複数の息子がそれぞれ嫁を貰って同居していたりするのですが、嫁も妾も姓で呼ばれています。
 そりゃ大勢の妻や嫁や妾が、一つの家に同居していて、姓を全部夫に合わせたら混乱しちゃいますよね?

 しかしこういう拡大家族って、立憲民主党支持者の自称フェミニストや自称リベラリストが最も忌み嫌う家父長制の家族その物じゃないですか?

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 一方、アラブ諸国では伝統的に「姓」と言う物がありませんでした。 でもこの地域はムハンマドとかアリとか、元来イスラム教の聖人・偉人にあやかる名前の人がやたらに多いので、同名の人が沢山いるので名前だけでは混乱します。
 そこで父親の名前を添えて「〇〇の息子、××」と言う呼び名が使われています。

 テロリストとして名高いオサマ・ビン・ラディンも「ラディンの息子オサマ」と言う意味です。
 サウジアラビアの王家はサウド家と言われていますが、サウドと言うのはこの王家の始祖の名前であって「サウド」と言う姓の王家ではないのです。
 徳川家を家康家、藤原家を鎌足家と呼んでいるような物です。

 ところでご存知の通り、このサウド家の王侯は皆凄いハレムを持っています。 
 女性達は一度ハレムに入ると一生出られません。
 一般庶民でも女性は全身を黒いベールで覆い、更に親族男性のエスコートなしでは外出もできません。
 またISがイラクを支配した時、ISはイスラム教の教理に従い、ヤジーズ教徒など支配地の異教徒の女性を奴隷化し、それをサウジアラビアなど産油国の富豪が買っていたと言う話まであります。

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 ???

 国連や立憲民主党は「夫婦別姓を認めないのは女性蔑視、女性の自立を妨げる」と言ってましたよね?
 だったら紀元前から夫婦別姓の国や、そもそも姓と言う物がない国で、何でこんな事になっているんでしょうか?

 夫婦別姓で女性が自立し、女性蔑視が解消するなら、孔子様の時代には中国は完全に男女平等になっていたはずです。
 だって前記の通り、孔子は当時の中国に定着してた一般道徳や社会習慣を体系化して儒教を作ったのです。
 つまり孔子様が生まれる前から、中国では完全に夫婦別姓が定着していたのです。
 だったらこの頃には、中国は完全に男女平等の社会になっていて、儒教の女性蔑視的な記述などありえなかったはずでしょう?

 まして「姓」がなく、「姓」によってあらわされる「家」と言う物が存在しない社会では、人々は全て個人として尊重されて、女性もまた完全に自立した個人として生活できる社会になっているはずです。

 しかし現実は日本とは比較にもならないほどの、男尊女卑、女性蔑視社会です。

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  現実に夫婦別姓を数千年実施してきて、女性の地位が非常に低い国が存在するのに、姓と言う物がなくても女性の地位が非常に低い国が存在するのに、夫婦同姓が男装女卑や女性の地位を下げると言うのは、論理破綻しています。

 勿論、結婚で姓を変える事には多少の不便はあります。
 でも結婚なんて生涯に何度もする物じゃないです。
 また日本の夫婦同姓は、別に妻が夫の姓を名乗ると決まっているわけじゃないです。 妻の姓を名乗る夫も多数いるのです。 
 
 因みに日本が夫婦同姓になったのは、明治時代にフランス民法を取り入れてからです。
 そもそも日本では明治時代まで、「姓」を名乗れたのは武士だけです。

 夫婦同姓が男尊女卑や女性蔑視の原因なら、明治以前の武士以外の階級では男尊女卑でも女性蔑視でもなかったはずですよね?

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 世界の現実、歴史の事実を見る限り、夫婦別姓になれば、男尊女卑はなくなる、女性の地位が向上するなんて話は、全くの妄想ではありませんか?
 むしろ夫婦別姓にすると子供の姓をどうするかと言う問題が起きてきます。
 
 そして夫婦同姓は明治以降、実にすんなりと日本人に受け入れられて、完全に定着しています。
 そういう制度を理由にもならない理由をつけて、何とか変えようと言う感覚が理解できません。
 こういうどうでも良い事に執着しているから、立憲民主党の支持率は低下するばかりなんじゃないですか?

 だって誰の役にも立たない、どうでもよい事に執着して、その為に頑張る政治家を支持する人が僅少なのは当然なのです。

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 しかしこれは同性婚も同じです。
 G7諸国で同性婚を認めないのは日本だけだそうです。
 でも実はG7諸国で同性愛者を迫害した歴史がないのも日本だけです。

 日本以外のG7諸国は近年まで、同性愛は法で処罰していました。 
 天才数学者アラン・チューリングはドイツ軍の暗号エニグマを解読し、戦後更にソ連軍の暗号を解読中に同性愛を理由に拘束され、自殺に追い込まれています。
 マジに「この非常時に??」と思えるようなことをやっていたのです。
 
 しかし日本には歴史上、同性愛を処罰する法が存在した事はないのです。
 だから日本では生涯添い遂げる意志を持った同性カップルは、養子縁組で家族になり、遺産相続等についての法的な問題をクリアしていました。
 それに養子縁組ならカミングアウトしたくなければ「親戚の姓を継ぐことになった」と言えば済みますし、遺産相続では結婚より有利だったりしますからね。

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 こういうの見ていると、そもそも日本以外のG7諸国が同性婚を認めたのも、同性愛者迫害の歴史が長く、その歴史を反差別絶対悪の観点から急転換したので、何も考えずに結果平等を推進した結果だとしか思えません。
 それに西欧社会って実は結構血統第一主義で、養子縁組のように血縁のない他人同士が、家族関係になる為の便利な制度がないと言うのも大きな原因でしょう?

 しかしそこは西洋人ですから「自分達は同性愛差別を克服したのだから、日本も差別止めろ!!」とふんぞり返って押し付けてくるのです。

 だからあ!!
 日本は同性愛差別なんかしてないんだよ。
 日本の同性愛者は同性婚をしなくても、相続等の問題をクリアできるんだよ。
 
 その為、この同性婚の話には、肝心の同性カップルが全然乗ってきません。
 ごく一部の活動目的のカップルだけが騒いでいると言う状態です。 

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 それにしてもコイツラのホントの目的って何でしょうね?
 ワタシはツィッターなどでこの手の問題で騒いでいる連中を見ていると思うのですが、コイツラの目的って、結局婚姻制度の破壊、家族の破壊だと思うのです。

 だってこれを夫婦別姓も同性婚も推進している連中って、実は皆家族と言う物に凄い敵意を持っていて、何としてもこれを破壊したい。 だから同性婚や夫婦別姓を蟻の一穴にして破壊したいと思っているのです。
 だから理屈なんかどうでもよいんですよね。
 破壊が目的なのですから、屁理屈でもなんでも喚くのです。

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 だからワタシはこう言う夫婦別姓にも同性婚にも反対です。
 夫婦別姓でも姓なんかなくても、家族制度は数千年維持されてきた社会があるのですから、夫婦別姓にしても家族制度がなくなるわけじゃないです。
 でも、コイツラに餌をやったらろくな事にならないから、夫婦同姓のままでいいです。
 それに夫婦同姓で全然問題もないのですから。

 同性婚も同様です。
 同性婚を認めても、日本の同性愛カップルは同性婚と養子縁組を見比べて、有利な方を選ぶだけなので、同性婚の需要は僅少でしょう。
 だから社会に影響は僅少だと思います。
 でもコイツラに餌をやってはいけません。
 
 ゴキブリに餌をやって繁殖させてはイケナイのです。 
 だから同性婚も夫婦別姓も認めるべきじゃないのです。

  1. 差別ニダ!!
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2023-02-05 10:46

雪と狐

 昨日は昼過ぎから雪が降りました。
 今年は特に雪が多いわけでもないけれど、ヤッパリ冬だから雪は数日おきに降ります。
 裏のお宅は去年の夏に建て替えて、屋根を全部ソーラーパネルにしたのだけれど、12月ずっとこんな感じです。
 これだと3月まで全然発電できないから、太陽光発電には結局バックアップの火力発電所で真冬の電力を全部賄うしかありません。
 
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 一方北海道の場合は、夏の冷房用電力は殆ど必要なく、電力需要のピークはロードヒーティングや暖房器具の運転が必要な冬になります。 冬に停電すれば死人がでますから、冬に必要な電力を全部、火力や原発で確保する必要があるのです。
 つまり北海道の場合、太陽光発電は本州のように、真夏の冷房用電力需要を補助すると言う役にさえ立たないのです。
 これじゃ北海道の電気代が日本第二位になるわけです。

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 しかしそんなことを考えても腹が立つばかりだから、雪の中、散歩に出ました。
 雪は美しいし、家にいるとまた編み物とか読書とか目に悪い事をやりそうだから、外に出る元気があるなら、出来る限り外に出た方が良いのです。

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 雪の中を昼間からフラフラ歩くもの好きはいないので、大変静かです。

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 気温は-5℃でした。
 このところ日中はこのぐらいの日が続いています。

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 感覚として-5℃ぐらいだとまあ普通、特に寒いとは感じません。
 人通りの多い所や、日当たりの良い場所では、雪が溶けて水たまりができるので、要注意です。
 帽子や手袋も殆どリュックにしまい込んだままでいいです。

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 でもこれが-8℃ぐらいになると、さすがに寒く感じます。
 帽子をかぶってきっちりと耳を覆い、手袋をしないと辛いです。
 道はどこも完全に凍り付き、水たまりと言う物はなくなります。

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 上の写真の木は桜です。
 春になれば、桜花爛漫になるのですが、今は固い木の芽がついているだけで、この木が桜だと知らない人には、5月にこの木がどうなるかは全く想像がつかないでしょう。

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 川面は完全に凍り、雪が積もっています。
 川沿いの道を時々、雪を積んだトラックが走ります。 この道の奥に雪捨て場があるので、雪を捨てに行くのです。

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 川に近づいて、対岸の崖をふと見ると、なんと狐が崖を歩いています。
 この崖の上の山には沢山の狐がいます。
 河原に沢山の狐の足跡がついているし、川を越えて近隣の住宅街にも出没します。
 ワタシも前の家にいた頃、夜中によもさんと散歩していて、家の直ぐ傍で何度か狐を見ました。

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 狐たちはきっと、この崖の上の山の中に住んでいるだと思っていました。
 山から崖を下って、川を渡り、住宅街まで出てくるのです。
 真夜中の住宅街で狐の姿を見た時は、まるで御伽噺の世界に紛れ込んだような不思議な感覚になりました。

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 でも昼間、こうして狐の姿を見る事ができるとは・・・・。
 狐は随分と遠くにいるので、ワタシに気づいているのかどうかわかりません。
 尤も崖の下の道路には車が走っているので、狐はそもそも人をあまり恐れていないのかもしれません。

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 それでも狐はゆっくりと、崖を登って、やがて見えなくなりました。
 きっと家に帰ったのでしょう。
 狐が見えなくなると、ワタシも御伽噺の世界から現実に戻りました。 

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 そういえば去年この家に引っ越してから、狐は勿論、栗鼠や小鳥も殆どみかけなくなりました。
 環境は殆ど変わらないので、栗鼠も狐も小鳥もいなくなったとは思えません。 
 でも何が変わったのかわかりませんが、栗鼠も狐も小鳥も見られなくなったのです。
 それでワタシは凄く寂しかったのです。

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 だから昨日、久しぶりに狐が見られたのは凄く嬉しかったです。
 今日はワタシの誕生日です。
 きっと昨日の狐は神様から誕生日プレゼントではないかと思います。
 左目は貰えないけれど、それでもこんな素晴らしいプレゼントを貰えたのだから、神様ってありがたいですね。

 
  1. 札幌の四季
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2023-02-04 11:03

明日は誕生日

 明日はワタシの誕生日です。
 明日で69歳になります。 それはいいとして、誕生日のプレゼントに一番欲しい物は、左目です。
 勿論、そんなものは神様ででもない限り、プレゼントするのは不可能だとわかっていますが。

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 先月24日の夜、プリンターのトラブルを解決してヤレヤレと思って安心したら、翌朝目が覚めと直ぐに左目が猛烈に痛み出しました。 灼熱した鉄棒を刺し込まれたような痛さです。
 それで冷凍庫から保冷剤を取り出して、左目にあてがって、そのままベッドでじっと横になっていました。

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 保冷剤をあてがうと痛みが少し和らぎます。
 痛みが引くのはいつになるかわかりませんが、幸い冷凍庫には大量の保冷剤が冷凍してあります。 
 去年この家に引っ越した時、大きな冷凍室のついた冷蔵庫を買いました。
 前の冷蔵庫でも1人暮らしには十二分な大きさだったのですが、冷凍室が小さくて、保冷剤を沢山入れる事ができなかったのです。
 それでまた痛みが治まらないのに、保冷剤が品切れになって、辛い思いをしたことがあります。
 でも今回は保冷剤の品切れの心配はありません。

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 しかし保冷剤がいくらあっても痛みがそれで収まるわけではなく、とにかく保冷剤で痛みを誤魔化して寝込んでいました。
 だって痛くて目を開けられないので、起きていても何もできないのです。
 でもそれで眠れるわけではないので、時々右目を開けて、iPadを操作して動画を聴きました。
 ともかく一日そうやって過ごして夜になり、明日こそは痛みが引いてくれる事を期待して眠りました。

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 しかし翌26日も、痛みは引かず、また一日保冷剤を宛てて寝ていました。
 この痛みの原因は、完全にはわかっていませんが、左目だけに外斜視と乱視がある事、それにワタシの持病の多発性硬化症が悪さをしているようです。
 左目だけ外斜視と乱視があるので、近くの物を見るのに、右目とピンとを合わせるのに、非常に無理がかかるようです。

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 何で25日から猛烈に痛み出したか?
 考えてみれば明らかです。
 まず1月19日に、5回目のワクチン接種の為に、集団接種会場に行った帰りに本を買ってきました。
 それから帽子を二つ編みました。
 そしてプリンターを動かそうとして、使用説明書を読みました。

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 これ皆、左目には凄く負担なのです。
 実はワタシは読書が大好きだったのですが、読書が痛みの原因だとわかってからは、できるだけしないようにしていたのです。
 でも昨年の年末から体調もよくなったし、久々琴似の街まで出て楽しかったので、つい本を買ってしまったのです。

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 結局そうやって目に悪い事を色々やったので、遂に目玉の方が限界になって火がついてしまったのです。
 そしてこうなったからには、痛みが収まるまで、目に保冷剤をあてて目をつむっているしかないのです。

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 痛みは27日になっても収まりませんでした。
 ワタシが寝込んでいる間、札幌も寒波の影響で、我が家の辺りは-15℃まで下がりましたが、寝込んでいる分には全く関係ありません。
 痛くて目があけらないとなると、夜昼構わず寝てしまうのですが、眠ると奇妙な夢をみました。

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 ワタシが家の6畳間の窓から外を夜景を見ていると、街の上をヘリコプターが飛んでいます。 ヘリコプターはピンクや緑の電飾を沢山つけて、とても綺麗なのですが、暫く見ていると、建物に比べて異常に大きいのではないか?と思いました。
 
 それで目が覚めると、窓の外は明るく、時計を見るとまだ昼過ぎでした。
 真昼に寝ていて夜の夢を見ていたのです。
 でもその時計の下のピンクと緑のガラスの綺麗な塔のような花瓶のような物があります。
 しかしそんな物はこの家にはなかったはず?

 ここでまた目が覚めて、やはりまだ昼なのですが、痛みと何日も眠り続けた事で、時間も何もわからなくなり、夢と現実との境界も壊れてしまったようです。

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 それで28日の夕方になって漸く、起きる事ができました。
 そして部屋に掃除機をかけ、それから少し外へ出てみました。
 外は非常に寒く、少し歩いていると直ぐ暗くなってきたので帰宅しました。

 とりあえずきちんと起きられるようになったのは29日からです。
 でもまだ痛みは完全に取れていません。
 ホントは19日買った本の続きも読みたいし、縫物や編み物もしたいし、ブログに書きたい事も色々あります。

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 左目がこんなんじゃなかったら、人生もっと色々できたし、両親始め周りの人に迷惑をかける事もなかったし、周りの人を助ける事もできたはず・・・・。
 この69年間、違った人生だったはず・・・・。
 神様は何でこんな意地悪をするんだ?

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 でもそういう事を言ってはイケナイのです。
 ワタシも難病を抱えていますが、もっと深刻な症状で苦しんでいる人を沢山知っています。
 この人達が一体何でこんな病気を抱え込まなければならなかったのか?
 それは誰にもわかりません。
 だから神様の思し召しとでもいうしかないのです。

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 でも神様がワタシに誕生日プレゼントを下さるなら、新しい左目が欲しいです。
 勿論、そんな物がもらえるはずもないのだけれど。
 
 
  1. 札幌の四季
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2023-02-02 13:13

生活保護カワイソウ物語 凍える母子

 毎度お馴染み、生活保護カワイソウ記事ですが、今年もまた出ました。
 毎度毎度、同じ事を書いているのですが、しかしこの記事は札幌市を基準に書いているので、ワタシも札幌市民としての疑問を書いていきます。

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2023年1月29日 幻冬舎

――寒すぎて、もう死にそう

今回の寒波で、まるで冷蔵庫のような室内。ストーブをつけたいが、灯油代が高くて、贅沢ができない……そんな悲痛の叫びは、日々奮闘するシングルマザーから。生活保護を受けているものの、生活は苦しく、そしてこの物価高。生きていくのも精一杯だといいます。

たとえば30代後半女性・パートタイマーの平均月収は推定11万2,249円(厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』より算出)。手取りにすると9万円ほどです。

そして仮に北海道・札幌市だとすると、最低生活費(2022年4月時点のデータ)は、小学生の子どもが1人いる場合で18万9,890円。その内訳は、「生活扶助基準額」として11万7,900円、「母子加算」として1万8,800円、「児童養育加算」として1万0,190円、「住宅扶助基準額」として4万3,000円。住宅扶助基準額は持ち家の場合支給されず、また実際の家賃のほうが低い場合は、実際の家賃額が支給されます。

基本的に生活保護費は、最低生活費と収入の差額が支給されますので、月々9万円強、手にすることになります。

最低生活費は、その地で生きていくために必要な最低金額。昨今の物価高は想定されていませんから、生活は日に日に厳しさを増します。実際にこの親子のように、灯油ストーブなどで暖をとるのを我慢して、家の中でもコートに毛布、などで耐え忍んでいる、というケースも珍しくないといいます。

最近は「異次元の少子化対策」に代表されるように、日本の先々について議論が交わされています。しかしそんな遠い未来でなく、いま、まさに「生きるのも大変」という人たちも。未来はもちろん「いま」にもクローズアップし、議論、さらには実行をお願いしたいものです。

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 まずこの母子の収入ですが、パートの手取りは9万円ですが、それでは生活できないので生活保護を受給しています。
 所得はあるけれど、それが少なくて生活保護を受給する場合、無収入で生活保護を受給する場合との差額が支給されます。
 だから結局この母子の収入は記事の通り、毎月18万9890円になります。

 でも実はこの他に、冬季加算と言う物があります。 これは冬の間、生活保護費に加算されて支払われます。 金額と期間は地域、また家族構成により異なります。
 この記事に合わせて、札幌で母子二人なら、10月から4月まで毎月18140円が、毎月加算されます。

 だから母子10月から4月まで母子の収入は208030円になります。
 これは母子二人が生活するには十分な額ではありませんか?

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 では札幌で灯油代はいくらかかるのでしょうか?
 世帯平均では年1000リットル消費すると言われます。 但し、灯油暖房の家は、給湯も灯油にするので、夏の間に風呂その他の給湯で消費する分も含まれます。
 現在の灯油は1リットル120円程ですから、年間12万円かかる事になります。

 一方冬季加算は10月から4月まで7カ月支給されますから、年間では12万6980円になります。 
 つまり現在の灯油価格で考えても、冬季加算分だけで、平均的な一世帯分の灯油代を全部賄える事になります。

 しかし現実に母子家庭が、毎月2万円の灯油代を必要とするとは思えません。
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 ワタシの1月分の灯油の請求書を見ると、使用料は68.8リットルで、8320円でした。 
 我が家は50.22㎡で、一人暮らしにはかなり広い上、ワタシがほぼ一日家にいるのでストーブを点けている時間も長くなりますが、日当たりが良い上集合住宅なので、これで済んでいます。
 
 ストーブは自動温度調節で、22℃に設定していますが、点けっぱなしにするとやっぱり温度が上がりすぎるので、1~2時間ごとに消しています。 
 また給湯も灯油なので、お風呂や洗い物に必要な灯油代もこれに含まれています。 
 
 他家の情報を調べていたら、賃貸マンション、3LDK、80㎡、家族4人で月使用料が88~114リットルと言うのが出てきました。 これだと毎月12000円前後かかると言う事になります。

 因みに札幌の場合、賃貸の集合住宅には集中暖房でない場合、ストーブが備え付けになっています。 灯油は各戸専用のタンクを用意している場合と、大型のタンクから各戸に配管してある場合があります。 
 現在我が家は配管式なので、毎月の使用料が正確にわかるのです。

 ついでに戸建ても調べたら、4LDK で4人家族、410リットルと言うのが出てきました。 戸建てだと暖房や給湯の他にも、融雪に灯油を使う所もあるので、使用料が跳ね上がります。

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 でもこのサイズの住宅は、母子二人なら生活保護受給者でなくても、必要ないでしょう?

 だから母子家庭なら、我が家と同様、厳冬期の1月、2月でも月1万円前後の灯油代があれば十分なはずです。
 さらに言えば、北海道でストーブを焚き始めるのは10月ごろからで、4月までは絶対に必要です。 これは冬季加算の期間と重なります。
 しかし灯油の使用量は1月、2月がピークで12月でも1月分の7割程度、11月分だと1月分の半分程度です。 そして三月、四月とまた、同様のペースで減っていきます。
 だから冬季加算の大部分は灯油代以外に使えるのです。

 しかも、昨年岸田政権は住民税非課税世帯に10万円の給付金を支給しています。
 その上、札幌市も一世帯当たり、6万円の給付金を支給しています。

 だから灯油の値上がり分は勿論、その他の物価上昇分も十分、賄えるはずです。
 少なくともマトモな人なら母子二人、月20万の収入に、給付金まであれば、凍える事も、飢える事もないはずです。

 こういう事実を全部無視して、生活保護カワイソウ物語を描く人達って一体何でしょうね?

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 ワタシは生活保護制度は、非常に大切な制度だと思っています。
 実はワタシは難病を抱えているので、30代半ばから無職でした。
 そでも父が幾ばくか残してくれたので、何とか暮らしてこられましたが、もし父の遺産がなければ生活保護に頼るしかありませんでした。

 実は現在の日本では、厄介な慢性疾患を抱えて働けなくなり、資産もないとなると、生活保護以外のセーフティネットはありません。
 障害者の場合は、障碍者年金があり、就労支援もそこそこ手厚いのですが、慢性疾患で入退院を繰り返すと言うような場合は絶対絶命になります。
 入退院を繰り返すと結局職場を追われるし、病気持ちでは就職も難しいのです。

 また民間の医療保険では、死亡時や入院時に相当額出る物は多数ありますが、回復の目途の立たない慢性疾患に対応するような物はありません。

 だから資産もなく、家族の援助も期待できない人は、生活保護一択なのです。

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 現在生活保護の予算の半分程が医療費に使われていますが、そもそも難病患者始め、慢性疾患の患者のセーフティネットが生活保護一択だと言う事を考えたら、むしろこれは当然の帰結です。
 
 医療費の割合の高さは、むしろ生活保護受給者の多くが、病人や高齢者など、ホントに働けない人である事を示しています。
 だから色々不正の噂はあっても、基本的にはこの制度は「働けなくて困っている人を助ける」と言う本来の使われ方をしているのです。

 だからこそワタシはこの制度は大事にしていくべきだと思うのです。
 もしこの制度がなくなったら、慢性疾患を抱えた人の多くが自死せざるを得なくなります。

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 そしてそれを思うと、上記の記事のように怪しい「カワイソウ物語」には激しい怒りを感じます。
 事実無根のカワイソウ物語を書いて、彼等は一体何を期待しているのでしょうか?

 お金はあればあった方助かるけれど、納税者が納得しないような要求を続ければ、結局制度そのものが破綻します。
 だから生活保護の問題を書くのなら、正確に支給額を報道して、納税者が納得を得られるようにしていくべきなのです。

 逆に言えば、この手の「カワイソウ物語」を書く人間には、実は生活保護受給者を守る事などとは全く違う目的があるのではないでしょうか?
 


  1. 格差と貧困
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2023-02-01 12:55

全ては増税の為に 岸田首相

 先日、岸田首相は「リスキリング」なんてヘンな事を言い出して、炎上しました。
 で、このリスキリングって一体何の話だろう?
 ワタシは英語ダメ子なのでこの手のカタカナ語は意味不明です。
 
 ところが何とこれ「構造的な賃上げ」なんだそうです。
 
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 要するに就職・転職・昇進に有利な資格や技能の取得を支援すると言う話です。
 これ自体は別に悪い話ではありません。

 しかしこれを「構造的賃上げ」と言われると凄い違和感を感じます。
 だって個人については確かに、資格の取得などで、賃金が上がる事はあります。 しかしそれが日本の労働者全体の賃金の上昇につながるとは思えません。
 だって個人で努力して資格を取って成功した人など、昔からいくらでもいたのです。 
 しかしそれでこの30年賃金が上がったわけではないのです。

 だからそれを「構造的賃上げ」と言われたら、「何それ? オカシイでしょう?」としか言えません。
 だって政府が支援をすると言っても、それって資格取得の為のセミナーとかの授業料の幾ばくかを助成するとかそんな話でしょう?

 でもそれって元々そんなに高額じゃないし、だから昔から特にそんな助成に期待する話も出なかったのです。
 それに結局、仕事の後、育児や家事の合間に、自分で勉強したりするわけですから、本人の意思と体力勝負です。
 そして幾ら意思や体力があっても、ホントに忙しい人には不可能です。

 だから政府の支援がないよりは、ある方が助かるけれど、それでホントに賃金アップにつながるような「リスキリング」ができる人が増えるかどうかなど、全く判定不能でしょう。

 ワタシはこれは結局「困難な問題を抱える女性を支援する法律」とかと同じじゃなかと思います。

 「困難な問題を抱える女性」の定義も不明、だからそういう女性が全国に何人いるかなど全く算定不能。
 だから「困難な問題を抱える女性」を支援するとは、具体的に何をやるかも不明。
 その支援をすることで、どれだけの女性が救済されたかも判定不能です。

 しかし「困難な女性を支援する」と言う名目自体は大変立派なので、いつの間にかこんな法律ができて、「困難な女性を支援する」と言う団体に莫大な国費が投じられる事になっているのです。

 評価不能の仕事をして国から言い値で予算を貰えるのですから、これに群がる団体に取っては金の成る木です。

 この「リスキリング」も同様で、国の支援で職業資格等を取りたい人がどの程度いるかもわからない(支援なんかなくても取る人は取ってきたのだから)、支援をしたらどの程度増えるかもわからない、ましてその資格を取った事でホントに賃金が上がったかどうかもマクロでは判定できない。

 でもきっとこう言う支援をするとなると、Colaboみたいな団体が一杯それに群がって、「リスキリングを応援します」と言う事で多額の国費をゲットするんじゃないですか?
 或いは資格取得セミナーなど行う怪しい各種学校等に流れるのでしょう。
 そうやって国庫からでた予算の数パーセントが、国民の手に入るのかもしれません。

 こんなことをするぐらいなら、その予算を保育料の引き下げにでも使った方がマシでは?
 
 しかしそれ以上に違和感を感じるのは、岸田内閣がこれを「構造的賃上げ」なんて言っている事です。
 そしてその一方で、防衛費増額を名目に法人税引上げ始め、増税を目論んでいる事です。

 イヤ、法人税を引き上げたら、賃金が上がるわけないでしょう?
 去年は円安で日本企業は一息ついたけれど、この円安だって長くは続きません。
 アメリカもヨーロッパも去年はインフレ対策でガッツリ利上げをしたので、これからそれが効いて景気は後退していきます。
 そういう中で日本の企業だけがドンドン利益を増やす事などありえないのです。
 本来であれば来るべき不況に備えて、減税などの措置を講じるべきでしょう? それでなくても日本はまだコロナ前のGDPを回復できないままなのです。

 だからこんな話を「構造的賃上げ」などとして誤魔化し、増税するなんてトンデモない事です。
 しかし岸田首相は敢えて増税しようとしているのです。

 全ては増税の為に!!
 国民の血の最後の一滴までも増税で搾り取る!!

 これが岸田首相の全てではないでしょうか?
 そうでなければ、防衛費増額で高々一兆円をひねり出す為に増税をするなんてことは言わないでしょう?

 台湾有事は極めて切迫していて、だからこそ防衛費増額は急務なのです。
 だから国民も多くもこれに納得しています。
 それでも全ての国民が納得したわけではないし、反日政党は必死の反対運動を展開しています。

 こういう時に、増税なんて言い出したら、防衛力強化にはマイナスにしかならないのは自明なのに・・・・・。
 それでも敢えて増税を言い出すのを見ると、要するに岸田首相の目的は国防でなくて増税だと言わざるを得ません。
 
 だから国運をかけて増税するのです。

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