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2021-12-31 18:25

年の終わりに

 今日は朝から掃除をしていました。
 夕方に妹が来て、年越し蕎麦と、妹が作ったお節料理を差し入れてくれました。 
 妹の知り合いが高級蕎麦店をしているので、妹は毎年そこのお蕎麦を差し入れてくれるのです。

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 ワタシもお節料理は昨日のうちに作り終えていました。
 それでワタシの作ったお節料理を少し妹に持って行ってもらいました。

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 昨日と一昨日はお節料理を作りながら、枕カバーとクッションのカバー作っていました。 煮しめって長々弱火にかけて煮るので、その間に縫物をしていたのです。

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 一昨日、クッションのカバーを取り換えようと思ったら、すっかり古びて布がヨレヨレに弱っているのに気づきました。
 それで取り換えようと思ったら、代わりが一枚しかなく、しかもそれも随分と古びて弱っていたのです。

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 枕カバーも取り換えようと思ったのですが、これもまたヨレヨレになっていました。 そして代わりを探したら、皆もうヨレヨレだったのです。

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 こ、こんなはずでは?

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 枕カバーもクッションのカバーもワタシが作った物です。 どちらも数枚ずつあったのです。
 ところがそれが皆、もう古くなってヨレヨレになっていたのです。

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 枕カバーもクッションのカバーもいつ作ったのかは正確には覚えていません。 でもワタシの中ではそんなに前の事ではなかったはずでした。

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 ワタシはあり合わせの布や妹からもらった布で作りました。 それで足りない所は、適当に色柄の違う布を縫い合わせて作りました。
 だから縫い方もいい加減なのですが、しかし自分ではうまく色柄をそろえて、一枚布で作るよりもお洒落になったと悦に入っていました。
 よもちゃんも気に入って愛用してくれました。

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 それで全部このまままだずうっと使える心算でした。
 作ってからの時間が脳内から綺麗に消えていたのです。

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 しかし枕カバーもクッションカバーも、ワタシの脳内時計ではなく、現実の時間に従って古びてすり減っていたのです。

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 一昨日、枕カバーに開いた穴を見て、ワタシはにわかに現実の時間に気づきました。
 それで急いで押し入れを探して、枕カバーやクッションカバーになりそうな布を引っ張り出して、新しいの作る事にしたのです。

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 今回もまたあり合わせの布で作ったので、色柄の違う布を縫い合わせる事になりました。
 そして今回もまた自分ではその色合わせがなかなかお洒落だと悦に入りました。
 よもちゃんも合格点をくれました。

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 それで時間を巻き戻せるわけではありません。
 でもそれでまた新しい生活が始まります。

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 初夢は新しい枕カバーで見ます。
 
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 今日はこのエントリーを終えたら、妹が持ってきてくれたお蕎麦を食べて、この家で初めての年越しをします。

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 今年は引っ越し騒動で、夏がパニック状態だったけれど、いいところに引っ越せたので、ワタシにとっては大変良い年でした。
 少し前に西野神社で引いたおみくじは大吉だったので、来年も良い年になると信じています。

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 それでは皆様もどうかよいお年を。

  1. 札幌の四季
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2021-12-29 15:10

東京オリンピック開催反対って何の為だったの?

 東京オリンピック開催反対の署名活動をした宇都宮健司氏は、この署名活動の事でなにやら賞をもらったようです。
 本人は大層喜んでいます。

宇都宮けんじ
@utsunomiyakenji
 私が発起人となり行った「東京五輪・パラリンピックの開催中止を求めるオンライン署名」は、オンライン署名サイト「C hange・org」の「チェンジメーカー・アワード2021」で特別賞を受賞しました。署名運動に賛同・協力していただいた方々に対し、ご報告いたしますとともに厚く感謝申し上げます。
午後0:55 · 2021年12月27日

 ワタシはこの署名サイトについてよく知らないので、この「特別賞」がどういうモノなのか?どんな選考基準で宇都宮氏の東京オリンピック開催反対署名が受賞したのかも知りません。

 しかし宇都宮氏の喜び方を見る限り、この賞は基本的に名誉と看做される賞で、イグノーベル賞のような皮肉やユーモアを込めたモノでもなそうです。

 それにしてもこれがホントに名誉ある賞だとしても、ワタシは何で宇都宮氏が喜ぶのかわかりません。

 なぜなら宇都宮氏はこの署名を東京都知事小池百合子やオリンピック委員会のバッハ会長に提出し。 その後記者会見で「東京都では4度目の緊急事態宣言が発令され、世界的にも新型コロナのパンデミックは収束していない。復興五輪や新型コロナに打ち勝った証しという大義も失われている」と指摘し。 大会を開催すれば、感染拡大の危険性が増すことになるとして「人々の命と健康を守るために勇気を持って、開催中止を決断すべき時だと訴えたのです。

 つまり宇都宮氏が東京オリンピック開催に反対したのは、オリンピックの開催でコロナの感染拡大が危惧されるからです。

 だからもしこれでオリンピックでコロナの感染拡大が起きていたのなら、開催を阻止の為の署名活動をしたことは正しいのです。
 例えその署名活動によってオリンピック開催阻止ができなかったとしても、開催を阻止しようと努力した事は正しかったのだから、その努力は賞賛されるべきです。

 しかし現実には、東京オリンピック開催でコロナ感染が増える事はありませんでした。
 また東京オリンピックでコロナ感染が拡大すると言う科学的な根拠もありませんでした。

 富嶽のシュミレーションでは観客が全員マスクを着用すれば、オリンピック観戦でコロナ感染が起きる確率はほぼゼロでした。
 しかし東京オリンピックでは大事を取って無観客試合にしました。
 さらにオリンピックに関連したイベントも全部中止しました。
 選手・役員は全員、オリンピック村から出られない状態で、自分の出場試合が終わると直ぐ帰国しなければなりません。

 これではオリンピックの選手から一般日本人が感染する、或いはオリンピック観戦により観客同志が感染すると言う事は起き得ないのです。
  
 実際、全国でも東京都でも実効再生産数は7月31日をピークに減少に転じました。
 そして実効再生産数はその後も順調に減少を続けてました。
 また感染者数は8月20日をピークにその後、毎週半減と言うペースで12月上旬まで減少が続きました。

 因みに8月25日の総理記者会見で菅総理は「光が見えた」と仰いました。 この時、多くの自称識者達が「光なんか見えない」と言って菅総理を非難しました。
 しかしきちんとコロナ感染者に関するデータを見ていれば、誰でもわかります。
 実効再生産数はこの少し前から漸近的に1に近づき、8月25日には間もなく1を割るのは自明だったのです。
 実効再生産数が1を割れば感染者数は減少に向かうのです。
 だから菅総理は8月25日に「光が見えた」と仰ったのです。

 こうしてみると明らかですが、菅総理は極めて冷静に科学的にリスクを考えて政府対応を決めていたのです。
 だからオリンピックも化学的に、感染拡大の危険がない事を確認したうええ決定したのです。

 そして実際にオリンピックで感染が拡大しなかったのです。

 こうなると宇都宮氏のオリンピック開催反対署名って何だったのでしょうか?
 勿論、感情と感覚からの反対はわかります。
 宇都宮氏がオリンピック開催反対署名をしたころは、毎日毎日感染者数が増えていき、多くの人が不安におののいていました。 
 そして全マスコミが総力を挙げて、感染爆発の不安を煽りました。

 それで冷静を喪った人が多数いた事は間違いありません。
 ワタシだってあの感染者数の増加は、感覚的には非常に不気味でした。

 しかしオリンピックは日本と言う国家が、責任を持って引き受けた世界の祭典です。
 しかも感染者が増えていたとはいっても、日本の感染者数は欧米と比べてもまだまだ桁違いに少なかったのです。
 
 そして感染者数が欧米より桁違いに少ない事を前提に、日本では甲子園大会予選、プロ野球のオールスター戦、プロレスなど、多くのスポーツイベントが通常通り行われていました。
 呆れた事にオリンピックの国内予選も、しかもバスケットボールなど屋内競技の予選もまた通常通り有観客で行われていたのです。

 それなのになんでオリンピックを中止するのか?
 これは世界的には全く理解不能でしょう。
 東京オリンピックの無観客試合が決定したときに、バッハ会長は「クレージーだ」と言いましたが、ワタシもこれはホントにクレージーだとしか言えません。

 ところが宇都宮氏等はそれでもなお東京オリンピックの開催に反対しました。
 そして45万人がそれに賛同して署名しました。

 宇都宮氏とこの45万人の脳内はどうなっていたのでしょうか?
 彼等の脳内は非科学的な不安に満ち満ちていたのでしょうか?

 怖い!!
 とにかく怖い!!
 だからオリンピック止めて!!
 オリンピック止めてくれないとオシッコちびる!!

 こういう感情に駆られて、もう何も考えられなくなっていたのでしょうか?
 それだったら仕方ないです。
 人間は恐怖の感情を理性でコントロールできない事は多いのです。

 しかし最低限の良心と恥を知る人間なら、恐怖が去った後は、自分が恐怖に駆られて理性を喪った行動は反省するべきでしょう?

 このオリンピックに向けて必死の努力をしていた選手やオリンピック関係者が、この開催反対運動でどれほどの不安に駆られ、辛い思いをしたことか・・・・・・。
 宇都宮氏はこうした人々の心中を考えた事があるのでしょうか?

 ところが宇都宮氏は自身の行動結果が間違っていた事が、明確に証明された後でも、なぜかその間違った行動で「受賞した」ことを喜んでいるのです。
 
 となると、この人の東京オリンピック開催反対署名の目的は、実はコロナウィルスの感染拡大阻止、命と健康を守る事ではなかっという事になります。
 でなければ自分の署名活動が、結果としてタダの迷惑行為になってしまい、その迷惑行為に多くの人を巻き込んだ事を恥じるはずです。

 自分はオリンピックは楽しみにしていた。
 でもコロナ感染拡大が非常に心配だったので開催反対に署名した。
 しかし結果を見たら、開催しても感染拡大はしていない。
 だったら反対署名なんかするんじゃなかった。

 純粋にコロナ感染が心配でオリンピック開催に反対していた人の中には、現在上記のように思っている人が多数いるでしょう?
 しかし宇都宮氏は、このような人達に「申し訳なかった」とは思っていないようです。

 と、なると宇都宮氏の東京オリンピック開催反対の目的は一体何だったのでしょうか?

 因みに宇都宮氏始め東京オリンピック開催反対に必死だった人達は、北京オリンピックには何の懸念も示していません。

 北京オリンピックの問題は、ウィグル人ジェノサイトだけではありません。 今現在中国ではまたコロナウィルスの感染が拡大しています。
 しかも中国は感染数始め、重要なデータを公開していないのです。 と言うか公開されているデータが信用できないのです。

 そもそもコロナパンデミックは、ウィルス発生の後、中国政府がその事実を長く隠蔽し続けた事で、世界的なパンデミックになってしまったのです。
 「命と健康を守る」と言う立場からみて、こういう国でオリンピックを開催して良いのでしょうか?

 そして今更に中国ではハンタウィルスによる出血熱が流行し始めていると言う情報も出てきました。

 でも大変不思議な事に、宇都宮氏等「命と健康を守る為」と言って、東京オリンピック開催に反対した人達は、北京オリンピックには一切抗議していません。

 一体この人達は何の為に東京オリンピックの開催に反対していたのでしょうか?

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2021-12-28 11:17

「日本における外国人の人権問題」とジェノサイトが等価と言う不思議

米山 隆一
@RyuichiYoneyama
 中国の人権問題に熱心な人たちは、ぜひ、日本における外国人の人権問題にも熱心に取り組んでいただきたいと、心から思います。それが説得力のある「人権外交」というものでしょう。

ちなみに、中国の人権問題に大層熱心な、自民、維新、国民の方々は、現時点で、日本における人権問題、ウィシュマ・サンダマリさんの事件をスルーされていると思われます。私はそれは、非常に残念な在り方だと思います。
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1474374641586417668?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1474374641586417668%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fsn-jp.com%2Farchives%2F65106

 元新潟県知事・現衆議院議員米山隆一氏のツィートです。
 これはそのまま米山氏にお返しします。

 日本における外国人の人権問題に熱心な人たちは、ぜひ、中国の人権問題にも熱心に取り組んでいただきたいと、心から思います。それが説得力のある「人権外交」というものでしょう。

 ちなみに、日本における人権問題、ウシュマ・サンダマリさんの事件に大層熱心な、立憲民主党、共産党、社民党、令和新選組は、現時点で中国の人権問題をスルーいると思われます。私はそれは、非常に残念な在り方だと思います。

 そもそも日本における外国人の人権問題と、中国の人権問題を等価に考える事自体、異常だとしか言えません。

 ウシュマ・サンダマリさんは不法滞在を続けて入管に収容されました。 そして収監中に病死しました。
 大変不運で不幸だったと思いますが、ウシュマさんがきちんと医師と入管の支持を守っていれば、こんな不幸には遭わなかったのです。
 このような話を「人権問題」と言う方がオカシイのです。

 出入国管理権は国家主権です。 
 これがきちんと守れないと、労働市場は壊れるし、国家に治安も守れません。 それどころか人口の少ない国や自治体は人口侵略されてしまいます。

 大量の外国人が雪崩のように入ってくれば、元々住んでいた国民は、自分の父祖の地で安心して暮らせなくなる、それどころかジェノサイトまでされてしまのです。

 今現在ウィグルやチベットで起きている事です。
 
 ウィグルもチベットも元来は独立国でしたが、国家主権を喪ったまま中華人民共和国に呑み込まれ中国共産党の支配下にはいりました。
 中国共産党政権は中国の人口を増えるに任せ、そうやって増えに増えた漢民族が人口希薄だったチベットやウィグルに雪崩れ込んで、チベット人やウィグル人の土地を奪い、チベット人やウィグル人の抹殺を図っているのです。

 この民族抹殺=ジェノサイトと、日本に不法滞在する外国人を入管に収容し、病気になれば病院で診察を受けさせ、しかし不幸にも病死してしまったと言う話が同等になるのでしょうか?
 
 一方、ウシュマさんの人権問題に熱心な人達は「ウシュマさんの不法滞在を問題にしたのが悪い。 不法滞在を認めろ。」と言うのです。
 イヤ、ウシュマさんの問題だけでなく、中国の人権問題をスルーする人達が熱心な「日本における外国人の人権問題」って、不法滞在・不法就労・不法入国など、不法外国人の違法行為を支援する話ばかりなのです。

 なるほどワザワザ高い手数料をブローカーに払って、日本に入国したからには、そのまま居座りたいでしょう。
 しかし外国に違法状態で居座る権利なんかありません。
 そんな権利を人権とは言いません。
 人権でない話を「人権が~~!!」と言って騒ぐ事を「人権問題」というべきではありません。

 なぜならこういう不法な要求を「人権問題」として騒ぐ事で、「人権」本来の価値が矮小化されて、本物の「人権問題」がゴマされてしまうからです。

 外国人が不法に日本に滞在できないと言う話を「人権問題」にして、ジェノサイトと同一視したら「人権外交の説得力になる」って、アタマ大丈夫ですか?

 これを健康問題に例えば、ウィグル人ジェノサイトは頭蓋骨が割れたり大量出血をしているような瀕死の重傷で、米山隆一氏の「日本における外国人の人権問題」はニキビか便秘程度です。

 そりゃニキビだって便秘だって気にする人は気になります。
 でも目の前で交通事故が起きて瀕死の重傷を負った人がいる時に、「自分のニキビも治療しないで、他人の怪我の為に救急車を呼んでも意味はない。」と言うでしょうか?
 しかし米山氏ならホントにそうおっしゃるかもしれません。

 ホントに不思議だけれど、「日本における外国人の人権」を問題にする人間に限って、中国の人権問題は綺麗にスルーするし、また日本が抱える最大の人権問題である北朝鮮による日本人拉致も完璧にスルーします。

 さらに言うと「日本における外国人の人権問題」に熱心な人は、反戦平和とか反原発とか大変高邁な話にも熱心なのですが、当人の素行は高邁どころではありません。

 この米山隆一氏が典型でしょう? 
 この方何で新潟県知事を辞任なさったのでしょうか?
 
 米山隆一氏、鳩山由紀夫氏、前川喜平氏、などなど皆様、素晴らし高学歴で資産も十二分におありなのに、なぜかお金にも女にも大変汚くて、しかしいう事だけは高邁な理想に満ち満ちているのです。

 これってもうなんかのギャグでしょうか?
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2021-12-26 20:24

大吉?

 今日は凄く寒くて、その上大変な雪でした。
 明日も一日雪です。

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 前の家ならこういう日は、結構大変でした。 玄関が雪で埋まるし、水道管の凍結が心配でした。
 
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 でも、今は楽ちんで、水道管の凍結の心配なんかないし、どんなに大雪でも、居間の窓から大家さんが頼んだブルドーザーが除雪するのを眺めていれば良いのです。

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 因みに今の家は同じ敷地に大家さんの所有する三棟のアパートと大家さんの家が建っているのですが、その敷地がむやみに広いのです。
 それで異様に広い駐車スペースがあります。

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 だからウィークデーはほぼ毎日、生協の移動販売車が来て、ここの駐車場で商売をしています。 

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 これだと値段とか気にしないなら、ここで買い物するのが一番楽ですね。 
 移動販売車で売っていない品も、注文しておけば持ってきてくれるそうだし。

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 ここの生活は思ったよりずっと便利だし、快適でした。 
 やっぱりここに来るようと言ってくれたのは西野神社の神様だと思います。

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 昨日、西野神社に行ったら、可愛い虎のおみくじがあったので、引いてみたら「大吉」でした。

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 ワタシはおみくじで大吉を引いたのは初めてです。 
 なんかすごくいい事ばかり書いてありました。
 
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 「病 治る」とありました。
 難病の方が治る事までは期待しませんが、しかし鼻炎の方ぐらいは治るのでしょうか?

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 実はおみくじは小吉ぐらいが一番良くて、大吉は大凶に転じる事があるから怖いのだと聞いたことがあるので少し不安です。

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 西野神社ではもう提灯のやぐらが組まれ、破魔矢などを売る売店がセットされていて、初詣の支度が進んでいました。

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 考えてみると今年ももうあと数日で終わりなんですね。
 ホントに早いです。

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 そういえば昨日はクリスマスでした。
 ワタシは毎年、クリスマス前に散歩中に針葉樹の枝や松ぼっくりなどを拾ってきてクリスマスリースを作ります。

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 ところが今年はなぜ調度良い枝も松ぼっくりも拾えませんでした。
 せっかく広い綺麗な家に引っ越したのだから、これまでよりも立派なリースを作ろうと思っていたのに・・・・。

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 一方、クリスマスケーキは自分でドイツ製の小さなシュトレンを買い込んでいました。 それをクリスマスに食べる心算で仏壇に供えていたのです。

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 ところがその後、嫂さんが神戸のお菓子を色々送ってくれました。
 その上、23日に妹が凄く美味しいクリスマスケーキとワインを差し入れてくれました。

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 それでクリスマスのお菓子は例年をはるかに超える豪華さでした。
 嫂さんのお菓子はまだ沢山残っています。

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 クリスマスリースかお菓子かと言えば、そりゃ絶対お菓子だもんね。
 だから今年は凄く良いクリスマスになりました。

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 こうしてみると既に大吉状態です。 

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 と、いう事はあのおみくじが大凶に転じる心配なんかないでしょう。
 だからきっと来年は良い年になると思います。
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2021-12-25 10:35

大丈夫? 岸田政権のコロナ対策

 岸田内閣のコロナ対策への支持率は驚くほどの高さです。
 これが岸田内閣の支持率の高さにつながっているのは間違いないでしょう。

 岸田首相のコロナ対策の評価が高い理由の一つは、現在のコロナ感染者がこれまでに比べても、また他国と比べても驚くほど少ない事です。

 しかし岸田首相が自民党総裁選に勝利したときには、既にコロナ感染者数は明確に減少し始めており、11月まで一週間毎に半減していたのです。
 これは勿論岸田総理の功績ではなく、迅速なワクチン接種を行った菅総理の功績です。
 
 岸田首相のコロナ対策の評価が高いもう一つの理由は、オミクロン株の水際対策を非常に厳しくして、それを現在も続行している事でしょう。
 これは岸田首相に批判的な保守派の多くも全面的に支持しているようです。

 でもワタシはこれは全然支持できません。
 そもそも今回の新型コロナのような感染症では、水際作戦と言うのは、殆ど意味がないのです。
 
 水際作戦は感染者をいち早く見つけて隔離できる事の感染症にのみ有効なのです。 ところが新型コロナは発症前から感染力があると言うウィルスなので、感染者を見つける唯一の方法はPCR検査ぐらいです。 しかしそのPCR検査の精度はそれほど高くないのです。

 ニュージーランドとオーストラリアは徹底した水際作戦と、厳しい行動制限でゼロコロナを守っていたのですが、しかしデルタ株の出現でそれが崩壊しました。
 だったらそのデルタ株より遥かに感染力の強いオミクロン株では、行動制限や水際作戦は完全に無効と考えるべきでしょう。

 しかもオミクロン株の場合は、これまでの新型コロナと比べても遥かに感染力が強いのです。
 そしてどう考えても、既に新型コロナは日本国内に入り込み、市中感染が始まっています。 
 
 だから今後外国からの入国制限をいくら厳しくしても、感染の広がりをほんの少し抑えると言う意味しかないでしょう。 
 これではいくら厳し入国制限を課しても経済活動のダメージになるだけです。

 むしろ今必要なのは迅速なブースター接種と、病床の確保ではないでしょうか?
 
 現在、世界的にみて日本のブースター接種は極端に少ない状態です。
 元々日本のワクチン接種は世界的にも遅く始まりました。 そしてブースター接種は二回目の接種から8か月後の予定でした。 
 高齢者のワクチン接種が始まったのは5月上旬です。 二回目が6月からです。 だから年明けからブースター接種が始まる予定でした。
 何事もなければこれでよいと思かったと思います。

 しかし現在、他国の状況を見ると、二回目の接種を受けた人からも感染者が続出しており、ワクチンの効力が8か月ももってくれるかどうか怪しくなってきました。
 それでどの国も必死にブースター接種を急いでいます。

 日本もできるだけ早くブースター接種を行うべきじゃないですか?
 そして8か月待つとしても2月ぐらいには、一日百万回の接種を行わなければなりません。 
 これだとまた各自治体は接種券の発送や、接種会場の確保に追われる事になります。

 更に心配なのが病床の確保です。
 第五波ではマスゴミは「医療崩壊」と騒ぎましたが、しかし現実には日本の致死率は世界でも最低レベルに抑えられいました。 これは重症化した人もきちんとした医療を受けられて、救える命がちゃんと救えた事を意味しますから、医療崩壊には至らなかったと言う事です。

 しかしそれは一つには第五波の感染拡大の直前に、高齢者の二回目のワクチン接種がほぼ終わり、高齢者はワクチンに効き目が最高の状態で第五波を迎えたと言う幸運も大きな理由です。

 ワクチン接種がなければ重症者の9割以上を占めていた高齢者が、ワクチンで殆ど重症化しなくなったのですから、感染者数が激増しても、重症者は激減したのです。

 しかし今現在で既に高齢者のワクチンの効果が相当に減衰しています。 これでブースター接種が遅れた状態でオミクロン株の感染拡大が起きたら、病床は確保できるのでしょうか?

 本来であれば、岸田政権がやらなければならいことは、効果のない水際作戦なんかではなく、病床の確保、そして迅速なブースター接種ではないでしょうか?

 現在のところ、日本のコロナ感染者はまだ僅少だし、病床も殆ど空です。
 しかし既に増加傾向は明確になっています。
 それにオミクロン株の市中感染も始まっているのです。

 オミクロン株の感染拡大を止める有効な方法はありません。 止める事が出来た国もありません。
 そして一旦感染者が増え始めたら、直ぐにも感染爆発しているのです。
 唯一可能なのはワクチンのブースター接種で重症化率を減らし、病床の確保で病床逼迫を防ぐ事ぐらいです。

 これだと日本でも、2~3ヵ月以内に、感染爆発が起きるのは必至だと考えるべきでしょう?
 だから一刻も早い対応、迅速な対応が必要なのです。
 岸田さんはちゃんと準備をしているんでしょうか?

 新型コロナは感染力は結構強いけれど、致死率はそう高くもなく、何より子供や若く健康な人は殆ど死なないので、そんなに怖い病気ではありません。 しかし感染を放置すれば患者が爆発的に増えて病院がパンクして阿鼻叫喚になります。
 現在の韓国がそうでしょう?

 だからそうならないように迅速な対応が必要なのです。 

 しかしねえ・・・・。
 18歳以下への10万円給付でも、北京オリンピックの外交ボイコットを見ていても、この人に「迅速」って、絶対不可能だと思ってしまいます。
 凄く心配です。

 ワタシも一応高齢者だし、既往症持ちですから、遺言状を書いておいた方が良いかもしれません。
 
  1. 習近平ウィルス
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2021-12-23 11:38

専制君主は外国人大好き 武蔵野市長の外国人参政権推進

 オスマントルコ帝国で精鋭中の精鋭として知られたイエニチェリは、「外国人」でした。
 オスマントルコ帝国の支配下にあったバルカン諸国のキリスト教徒から、知性や体力や容姿に優れた少年を強制的に連行して、イスラム教に改宗させた上で、エリート教育をほどこしオスマントルコ帝国皇帝の近衛兵としてしたのがイエニチェリです。

 近衛兵と言うのは皇帝な国王など国家元首を守る兵士や軍団で、当然ですが唯兵士として優秀なだけではなく、何よりも元首への忠誠心を要求されます。
 それなのになんでわざわざオスマントルコ帝国の支配に敵意と不満を持つキリスト教徒の子供達を集めて近衛兵にしたのか?

 でも歴史を学ぶとオスマントルコ帝国皇帝に限らず専制君主が近衛兵や親衛隊に外国人を使ったり、臣下として外国人を重用した例は非常に多いのです。
 むしろ中東の王朝では、皇帝直属の軍団は殆ど外国人や異民族で、サウジアラビアなど今も外国人の傭兵を多数使っています。

 これは中東の王朝周辺にいた騎馬民族やクルド人などが、精強で人件費も安いと言う理由もありますが、しかし近代まで続けたのは、専制君主にとっては、自国の封建勢力より外国人や異民族の方が信頼できる存在だったと言う事情があります。

 専制君主としてはできる限り自分の権力を拡大たいのですが、しかし譜代の家来と言うか同じ民族・同じ部族の封建諸侯だって自分の権力や権益を維持したいのです。
 だからそれが国家の為の改革であっても、自分達の不利益になるモノ、なりそうなモノには徹底的に抵抗します。
 
 そしてこうした封建諸侯の側も武力を持っていますから、専制君主がこれを抑え込むには専制君主に無条件で従う軍隊や家臣が必要なのです。
 
 この点、外国人は非常に便利なのです。
 外国人には国内に地縁も血縁もなく、場合によって言葉もできないので、国内の情報を得る事さへもできません。
 だから自分の主人である専制君主だけが頼りなのです。
 こういう立場であれば、君主に忠誠を尽くすしか生きる術がありません。

 フランス革命時に国王の近衛兵だったスイス傭兵は、全員国王を守って戦死しました。 これはスイス兵の信義の厚さ誠意と勇気の証として今も賞賛されています。
 
 しかし穿った見方をすれば、スイス傭兵は最後まで国王の為に戦う以外に生きる道がなかったのです。
 なぜならスイス傭兵の多くはドイツ語圏出身で、フランス語も上手ではなく容姿でもフランス人区別できました。
 だから軍服を脱いでも一目でスイス傭兵だと見分けられました。 また言葉ができないのでフランス国内情勢も正確に知る事はできません。 

 これでは革命が起きた事も、国王側の不利もよくわからないし、脱走してもフランス国内には彼等をかくまってくれるような友人・知人もいないのです。 
 だったらもう最後まで命令通り戦うしかないではありませんか?

 ましてイエニチェリのような立場では、少年時代に故郷との縁も切れて、帰るべき家も国もないのです。 そしてトルコ人の間にも受け入れてくれる仲間はいないのです。
 つまり彼等の生存を保障してくれるのは、皇帝だけなのです。
 だから皇帝に忠誠を尽くすしか生きる術はないのです。

 これはスイス傭兵やイエニチェリのような軍人に限らず民間人でも同様です。 
 専制君主によりその才能を見込まれて重用される外国人と言うのは多いです。 例えばオスマントルコ帝国ではアルメニア人の官僚が重用された事があります。
 
 しかし彼等も皇帝以外に寄る辺ない身であり、またそもそも国内には皇帝以外の地縁も血縁もなく自分と利益分け合う仲間もいないのですから、ひたすら皇帝の利益の為に働くのです。

 だから専制君主側からすれば、外国人と言うのは非常に便利な存在なのです。
 専制君主は外国人大好きなのです。

 外国人を排斥するのはむしろ民主主義国家です。
 これは古代ギリシャで民主主義が確立したときからの原則です。

 アテネには元来アテネ市民だけではなく、ペリオイコイと呼ばれる定住外国人も多数いました。
 しかしアテネでは民主主義が確立し、一般市民の権利が拡大するにつれて外国人の権利は制限されて行きます。
 そして最後には両親共にアテネ市民でないと、アテネの市民権も得られなくなってしまいます。 
 勿論外国人には参政権もないし、まして国政への関与なんか絶対に認めません。

 これはベネツィア共和国などその後の共和制国家も同様で、国家全体が外国人に対して強烈な不信を持ち厳しい監視体制を維持したのです。
 しかもアテネもベネツィアも元来が貿易立国なので、外国との商取引なしに国家の維持はできないし、国内には多数の外国人が居住しているのです。
 それで定住外国人の安全や私有財産権のようなモノは国家がキッチリと守るのですが、しかしだからと言って外国人には国政に関わらせないのです。 

 逆に言えば貿易立国だから外国や外国人との交流は絶対に欠かせない、在留外国人も非常に多いと言う体制で、国益を守っていく為には、国政と経済・文化交流の間にキッチリと線を引いて、国政から外国の影響を排除することが絶対に必要だったのです。
 その為には国政から外国人を排除するしかないのです。

 そもそも民主主義国家の権力とは国民の意思によるのです。 だったら国民ではない人が、その意思決定に関わる事などありえないでしょう? 

 これが専制君主と民主主義国家の違いです。
 専制君主は自分の権力を守る事を最大の目的にしているので、自身の権力に奉仕する外国人を重用するのです。
 しかし民主主義国家は国民の総意こそが権力なので、権力は外国人を必要としないのです。
 
 それで思い出すのは先日の武蔵野市の外国人参政権条例です。
 
 あの条例を持ち出した武蔵野市長のやり方は極めて専制的でした。
 彼女は条例案を議会に提出する直前に行われた武蔵野市長選では、この条例について一切言及していません。 
 また市長就任後、この条例案を市議会に提出するに当たっても、武蔵野市民の殆どはこの条例の事を知らされていません。

 彼女と彼女の仲間のごく少人数だけを相手にした「パブリックコメント」や、仲間内500人程のアンケート結果だけを元にこれを市議会にかけたのです。
 そしてこの条例に対する反対意見は「ヘイトスピーチ」と断定して封殺しようとしました。

 これは条例そのものの内容以前に民主主義を踏みにじるやり方です。
 凡そ民主義国家の首長とは思えない専制的対応でした。

 思うに彼女もまたオスマン帝国皇帝と同様、専制政治を目指していたのでしょう。
 専制政治を目指す場合、自分の手足としては外国人の方が使い勝手が良いのです。 なぜなら日本人の有権者は正規の参政権を持っていますから、イザとなれば彼女のような専制的な首長はリコールでもなんでもして放り出します。
 しかし正規の参政権のない外国人なら、自分の後ろ盾になってくれる専制市長を支持するしかないではありませんか?

 更に彼女の後ろにつく外国人はイエニチェリやスイス傭兵と違ってその後ろには強大な専制国家がついています。
 彼女は彼等の力、彼等の後ろにいる専制国家の力を借りて、自身も専制政治を行おうとしているのではありませんか?

 因みに彼女の仲間である福島みずほのいた旧社会党は、ソ連が日本を侵略支配することで、自分達はその傀儡政権として日本を支配することを目標にしていました。 彼等はその為に「非武装中立」つまり日米安保条約破棄と憲法改正反対を唱え続けたのです。
 これは実は旧社会党の書記長だった田辺誠が自著に明記していました。

 左翼と言うのは反民主主義の専制政治を目指します。
 だから外国人が大好きなのです。

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2021-12-22 10:49

報道機関は権力の手先・既得権益の塊 

  モリカケ報道など馬鹿馬鹿しいマスコミによる反安倍キャンペーンを批判されると、自称ジャーナリスト達は言います。

 権力の監視は報道機関の使命ニダ!!

 しかし報道機関に権力の監視なんてできるんでしょうか?
 だって日本では新聞局やその子会社であるテレビ局程、国家権力の恩恵を受けている企業はありません。

 そもそも新聞社は新聞法により、二重三重に守られていました。 それだけでなく膨大な国有地を馬鹿安で払い下げされており、新聞の購読者が減り、広告収入が激減している現在では、この不動産収入こそが収益の中心になっている状態です。
 
 その上、新聞には消費税の軽減税率が適用されています。
 一体何の為に? 
 
 新聞が赤ちゃんや病人の為のおむつや生理用品よりも重要だと言うのでしょうか?
 トイレットペーパーやコロナ感染防止の為の消毒薬やマスクより重要なのでしょうか?

 国民が政治経済についての情報を得るために必要と言うなら、新聞よりもインターネットのプロバイダー料やスマホの料金にも軽減税率を適用するべきではありませんか?

 しかしなぜか新聞だけがこんな優遇を受けているのです。

 また本来民主主義国家では特定の企業に独占をさせないために、新聞社とテレビ局を同じ会社が経営できない制度になっています。
 しかし日本のテレビ局は殆どが新聞社の傘下です。
 
 そして新聞社同様、国家から手厚く保護されています。
 例えばテレビ局は「テレビ放送の為」として、広い電波帯を独占し、しかもその使用料は年間一億円弱と言う超安値で固定されています。

 現在世界中の国ではこんなバカな事はしていません。
 今年のノーベル経済学賞は「電波オークション」の制度を設計して経済学者に与えられましたが、これはこの制度の提案は遥か昔の事で、現在世界中の殆どの国がこの制度を取り入れており、それが国家と社会にとって大きな利益をもたらしているからです。
 
 しかし日本ではこの電波オークションの制度は全く議論にもなっていません。
 
 電波オークションは電波帯をオークションにかけて、高値を付けた会社が利用できると言う制度です。
 昔々大昔なら、電波帯もテレビ局やラジオ局ぐらいしか利用しなかったので、これは必要ありませんでした。

 しかし現在では携帯電話など、広い需要があるのです。 
 だからもし電波オークションを実行すれば、テレビ局は携帯電話会社など全く別業種と電波の使用料を競い合う事になります。
 
 これで電波の使用料が上がり国庫収入は増えるし、国民には携帯電話料金が安くなるなどの恩恵があります。 

 ところが日本では新聞社とテレビ局が同一資本であるため、全ての新聞社とテレビ局が示し合わせて「電波オークション」についての情報を国民に隠蔽しています。
 ノーベル経済学賞についての解説さへ新聞・テレビ共にごまかしたのです。

 このように新聞社もテレビ局も、ひたすら「国家権力」に頼って高収益を維持してきたのです。
 それにより「ジャーナリスト」達も報道内容からみれば馬鹿馬鹿しい高給を得てきたのです。
 これで一体どうやって権力の監視ができるのでしょうか?

 勿論、彼等だって努力はしているのです。
 例えば、新聞社やテレビ局は、総務省や財務省の官僚を天下りを受け入れています。 それで新聞社やテレビ局の役員など幹部には大量の天下り官僚がいます。
 
 天下り官僚が幹部である会社が、権力の監視ってお笑いでしょう?

 しかしこういう構造を見れば、例えばモリカケキャンペーンも理解できます。
 モリカケは安倍政権攻撃のキャンペーンでした。

 でもまずモリについて言えば、本来モリは近畿財務局が国有地払い下げについて、お粗末なミスをやったことが原因です。
 つまりゴミが大量に埋まった土地を、ゴミの事を知らせずに森友学園に払い下げたのです。

 ゴミの本当にどのぐらい埋まっているのか? 
 ゴミの撤去費用とその後の土地の浄化にどのぐらいの費用がかかるのか?

 これはきちんと調査しなければわかりません。 しかし地下に埋まったゴミですから、調査には時間もお金もかかるのです。
 だからこそ土地を売るときには、その点も含めてきちんと森友学園側と話し合っておくべきでした。

 ところが近畿財務局はゴミの事を全く知らせずに森友学園に売り、更に土地引き渡し直前に大量にゴミが出てもやはり森友学園には知らせず、黙ってゴミを埋め戻したのです。
 
 マジ、近畿財務局どんだけ馬鹿なんだろう?
 ゴミを埋めても、森友学園が校舎の建設工事を始めたら、直ぐにまた出てくるのに・・・・。
 
 実際、校舎の建設工事で地中からゴミが沸きだし、理事長の籠池氏は怒り狂って近畿財務局に押し掛けたのです。
 
 イヤ、これ誰だって怒るでしょう?
 国から正規の価格で買った土地から、大量のゴミが沸いてくるなんて・・・・・。
 その撤去費用分の値引きを請求するのは当然じゃないですか?
 
 国家がこんな悪徳不動産屋まがいの事をしてよいのでしょうか?
 
 「報道機関の役目が権力を監視」と言うなら、民間人を騙してゴミの埋まった土地を売りつけたこの事実を正確に報道して、近畿財務局を批判するべきだったのです。

 ところが「報道機関」は近畿財務局は一切問題にせず、ひたすら安倍総理を攻撃したのです。
 総理大臣が10億足らずの国有地の売却なんか知るわけもないのに、ひたすら「疑惑が」「疑惑が」と騒ぎ続けたのです。

 お陰で近畿財務局はまんまと責任を逃れる事ができました。
 
 だって「報道機関」の幹部には財務省の天下りが沢山いるし、消費税の優遇措置とかもあるし・・・・・「報道機関」が財務省と言う大権力の都合で動くのは当然でしょう?

 安倍総理って増税反対、積極税制で、財務官僚からすれば絶対許せない総理です。 
 近畿財務局のミスで安倍総理攻撃って、財務官僚からすれば願ったり叶ったりではありませんか?

 カケは加計学園の獣医学部新設を、安倍総理が友人の利益を図った言う言いがかりです。
 本来、大学の新設は必要な条件を満たして申請すれば、自由にできるのです。
 その為現在では、私立大学は過剰になって、6割が定員割れになっている状態なのです。

 ところが獣医学部と医学部の新設だけは、医師会と獣医師会が反対を続けたので、半世紀もの間、新設されていなかった状態なのです。
 
 医師も獣医師も不足しているし、また医学部や獣医学部への進学希望者は非常に多いのですから、本来ならドンドン新設するべきなのですが、しかし医師会も獣医師会も医師や獣医師の数が増えて、現役医師や獣医師の収入が減る事を危惧して反対し続けていたのです。

 このような状況であれば、獣医学部を新設する事には何の問題もないはずです。 
 ところがこれを天下り斡旋で辞職に追い込まれた文部科学省事務次官前川喜平が「安倍総理の友人優遇」として、「報道機関」に持ち込むと全ての新聞テレビが一斉に「疑惑」「疑惑」と騒ぎだし、妨害を始めたのです。

 何で「報道機関」が一斉に前川喜平に同調したのでしょうか?
 「報道機関」はこの数か月前、前川喜平の天下り斡旋が発覚したときに、猛烈に彼を叩いていたのに・・・・・。

 文科省の官僚は大量に組織的に大学に天下りしていました。 本来なら学者として全く価値のない人が大学教授になっていたのです。
 でも大学に天下りをしていたのは文科省の官僚だけではないのです。 「報道機関」の幹部や記者も大量に大学に天下りしていました。 
 
 文科省が大学を認可すると、そこに大量の文科官僚と「報道機関」の記者や幹部が天下りして、みんなで大学を食いつぶす事になっていたのです。
 だから文科省の官僚と「報道機関」ってとっても仲良しなのです。

 一方、安倍総理こうやって「報道機関」や文科省の官僚が仲良く食い物にしてきた既得権益を破壊しようとする人でした。

 これがつまり「報道機関による権力の監視」の中身です。
 
 勿論安倍総理は総理大臣であって、日本の最高権力者であることは事実です。
 しかし民主主義国家ではこの権力者は民意でコロコロ変わるのです。
 
 民意で権力者を変える事ができるのは民主主義の最高の利点ではあります。 しかし一方民意でコロコロ権力者が変わると言う事は、その権力者が自分が行使できる権力の実務について精通する時間がない、大臣に就任してもその省庁の内部の実務を具体的に知る暇もなく別の人間に換えられてしまうと言う問題を抱えています。

 そういう問題を抱えた制度で、実務を握り実際の権力を握るのが官僚です。 彼等は大学を卒業してからずうっと実務を担当し続けるのですから、大臣が何と言おうとも、官僚が本心大臣に従わない限り、何もできないのです。

 「報道機関」としてはどちらの権力を「監視する」べきなのでしょうか?
 
 現実を見る限り「報道機関」は国民が選んだ権力を「監視する」と称して攻撃し、官僚の利益擁護を図っているとしか言えません。
 
 なにしろ「報道機関」は国家権力の作った様々な制度に依存して営業している既得権益機関であるばかりか、その裏でも天下り斡旋などでも国家権力に依存して老後を過ごそうしている人間の集団なのです。

 このような集団であれば、彼等の言う権力の監視とは、彼等が依存し甘い汁を吸い続ける事の出来る既得権益の擁護に不都合な権力の権力の監視であって、民主主義を守る、国民や国家の利益を守る為の権力の監視でないのはことは明らかなのです。

 むしろ「報道機関は官僚組織と言う権力の手先」と言うべきでしょう。

 報道機関には所謂左翼の記者が多くて、彼等は常に反権力を喚き、共産主義や革命を礼賛します。 そして常に大企業や資本家を攻撃します。
 そしていかにも日本社会の転覆を望んでいるような発言を繰り返します。
 
 また朝日新聞の慰安婦強制連行捏造のように、完全な捏造までして日本を貶めて、日本と言う国家を攻撃します。
 
 でも彼等はなぜか、自分の会社が財務省の天下り官僚を役員として受け入れている事には一切言及しないし、自分達の会社が国家権力から二重三重の特権を得ている事も問題視しません。
 
 イヤ、こんなに国家に依存したら「権力の監視」なんかできないでしょう?

 イヤ、そもそも彼等にも「権力の監視」なんかする気はないし、まして革命なんて全く望んでいないでしょう?
 だってホントに革命なんか起きたら高給を貰って寝言を書き、老後は大学教授に天下りなんて優雅なライフプランが台無しじゃないですか?

 むしろ国家権力で保護されつくしているからこそ、「革命」とか「反日」とかって寝言を書き続けられるのです。
 だって「革命」や「反日」を喚けばいかにも権力と戦う闘士みたいなポーズができるけれど、現実にはそれで彼等の既得権益を守る為の権力を補強するだけなのですから。

 でも一番お粗末なのは、この種の「反権力」の自称ジャーナリストの言う事を真に受ける人達だと思うんですけどね。
  1. マスゴミ
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2021-12-20 14:19

真冬になる

 一昨日、妹が来てベッドの移動を手伝ってくれました。
 それでベッドを寝室から居間に移し、居間にあった家具の一部を寝室に移しました。
 二人で1時間程の作業でした。

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 ベッドは軽いのですが、大きいので二人ないとうまく動かせないのです。 ベッドの背もたれが案外大きくて、そのままではドアを通れないので、一旦背もたれを外さなければなりませんでした。

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 しかしお陰でベッドは無事、居間に収まりました。 お陰でワタシも久しぶりにベッドで寝る事ができました。
 よもちゃんもワタシが夜中も居間にいる事がわかったら、真夜中のヒステリーをやめて、大人しく寝るようになりました。

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 ワタシも久々ベッドで安眠できました。
 居間のパソコンを置いた座卓の脇で寝ると、寒くはないのですが、しかしちゃんと寝た気がせず、体調もおかしくなってきました。
 だから居間でねるなら、どうしても居間にベッドを移すしかなったのです。

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 せっかく素敵な寝室のある部屋を借りたのに・・・・・。
 ベッドの亡くなった寝室を見てると悲しいです。
 それでもこれだけでよもちゃんが上手くこの家になじんでくれるなら、この程度の犠牲は止む得ません。

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 ベッドを移した前日から札幌は大雪になりました。
 この前の初雪の時の淡くフワフワした雪ではなく、シッカリとした粉雪です。
 一日中降り続いて積雪は53センチにもなりました。

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 気温もドカンと下がりました。
 大雪の降った18日の最低気温は-7.8℃、最高気温も-4℃で完全な真冬日でした。

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 そして昨日も今日も寒いままです。
 これで完全に根雪確定です。

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 昨日は徒歩で買い物に出かけましたが、出かける前に自転車の充電器のプラグを抜いて、自転車も充電器もガレージの奥に片づけました。
 このまま春まで充電の必要はありません。

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 遂に真冬になったのです。
 
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 普通に考えれば12月は冬なのですが、でもやっぱり根雪になるまでは冬だと言う感覚がないのです。
 一方、最高気温が0℃以下の真冬日で、最低気温が-5℃以下になると、真冬だと言う気になります。

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 一昨日は一発で、根雪と最低気温と最高気温の条件がいきなり真冬の条件を満たしたのです。

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 昨日はこの家に来て初めて徒歩で買い物に行きました。
 
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 ホントは散歩も楽しむ予定だったのですが、余りと言えば余りに雪が多かったからでしょう。
 公園の中の遊歩道は全く除雪されていませんでした。

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 それで公園の散歩は諦めて早々に道路に出ました。

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 今の家は前の家から1㎞弱離れていますが、食料品等を売っている店は、前の家と同じ所を利用する事になりますから、店までの距離が1㎞弱遠くなる事になります。

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 それで冬の買い物が少し不安だったのですが、しかし実際に行ってみるとそうでもありませんでした。

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 ベッドを居間に移動した事もあって、夜もすごく温かく過ごせました。
 この家は居間に大型の灯油ストーブがあるだけで、他の部屋では電気ストーブぐらいしか使えません。

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 それで寝室の暖房が少し心配だったのですが、しかしそもそもベッドを居間に移動したのですから、寝室の暖房の心配なんて必要なくなったのです。

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 だからこの冬は暖かく過ごせると思います。 

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 冬の間によもちゃんがこの家に完全に馴染んでくれたら、春にはまたベッドを寝室に戻せるでしょう。

  1. 札幌の四季
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2021-12-18 22:23

ジェノサイトと黒人差別が等価と言う不思議 北京オリンピック

鈴木宗男「黒人差別をしている米国が、人権を声高に言って良いのか。それぞれの国の歴史や文化、様々な積み重ねを踏まえ人権問題は議論すべき。北京五輪の外交ボイコットを言う人もいるが、日本は【大人の対応】をすべき。平和を目指す祭典に、日本は協力すべき」

 鈴木宗男の国会での発言です。
 
 なるほどアメリカに人種差別がある事は事実です。
 しかし現在のアメリカの公的な制度では人種差別は一切ありません。 
 また民間企業の雇用や就業規則等でも、人種差別は厳しく禁じられています。

 一方アメリカは民主主義国家ですから、全て国民の思想・宗教・信条の自由は尊重されますし、まして感情や好悪にまで国家が介入することなど不可能です。
 だから白人至上主義団体だって存在しますし、まして個人的に「オレは黒人とは付き合いたくない」と言う人が多数いるのも事実です。

 現在「アメリカには黒人差別がある」と言うのは、このようにアメリカの社会や国家の制度の問題ではなく、個人の好悪の問題なのです。
 個人の好悪のようなモノを力づくで変える事は不可能なので、この種の「人種差別」は今後も簡単にはなくならないでしょう。

 しかし中国の人権問題は違います。
 現在、中国はジェノサイトを行っているのです。
 ウィグル人を強制収容所に入れて、強制労働を課し、またウィグル人に断種や不妊手術を強制して、ウィグル人と言う民族を絶滅させようとしているのです。
 中国政府が、中国と言う国家が、ウィグル人をこの世から抹殺しようとしているのです。

 このような国家による民族抹殺と、アメリカ人の一部が個人の好悪として続けている黒人差別とを等価に比較できる物でしょうか?

 因みにこのような個人の好悪による差別と、ジェノサイトが等価であると言うなら、ナチスドイツのユダヤ人虐殺やスラブ殲滅作戦だって敢えて非難するべきではありません。

 ユダヤ人への差別や迫害、スラブ人を一段下に見る傾向は、当時の連合国側にも共通していました。
 反ユダヤ団体はアメリカにもイギリスにもフランスにもあったし、ポーランドなど東欧諸国に至っては、近隣住民がユダヤ人の集落を襲撃するなどと言う事件が再々起きていたぐらいです。

 西欧諸国全体にこの種の反ユダヤ主義が横溢してたからこそ、ナチス党がドイツで政権を取ってドイツ政府が国家政策としてユダヤ人迫害を初め、それに恐怖したユダヤ人がドイツから脱出を図っても、近隣諸国はこうしたユダヤ人難民の受け入れには至って消極的だったのです。

 1936年、ベルリンオリンピックが開会されたときは、既にドイツ国内にはユダヤ人の強制収容所ができており、その後の大虐殺への準備は着々と整いつつあったのですが、しかしそれを問題にした国はありませんでした。
 因みに反ユダヤ主義はナチス党の政権公約ですから、ナチス党がユダヤ人を迫害することは秘密でもなんでもないのです。

 このような西欧諸国の姿勢が、ナチの大虐殺の犠牲者を増やしたのです。
 その意味では西欧諸国全体が、ナチのユダヤ人虐殺の共犯ともいえます。

 それでもナチスドイツが非難されたのは、ナチスドイツのユダヤ人虐殺が規模においてもやり方を見てもあまりと言えば余りに凄惨で、反ユダヤ主義に違和感のなかった当時のイギリス人やアメリカ人も仰天するレベルだったからです。
 
 だから鈴木宗男理論だと「連合国もユダヤ人への差別や迫害はあったのだから、ナチのユダヤ人虐殺も非難してはいけない、大人の対応をするべきだ。」と言う事になります。

 こんなのマトモな話だと思いますか?
 そもそも現在、虐殺真っ最中の相手に「大人の対応」って何ですか?

 鈴木宗男は目の前で人殺しをしている奴を見ても、殺されかけている人を助けるでもなく、殺そうとしている奴を止めるでもなく、通報するでもなく、時候の挨拶でもするのでしょうか?

 勿論中国は経済大国で世界中どの国にとっても重要な商売相手です。
 また軍事大国でもありますから、安易に喧嘩を売れる相手でもありません。
 しかしそれはベルリンオリンピック当時のドイツも同様でした。

 ついでに言えば現在の中国が経済大国・軍事大国ではあっても、文化的には至ってつまらない国であるのに対して、当時のドイツが自然科学から哲学まで、すべての学問で世界をリードする国であり、映画や音楽など芸術出もまた世界有数の大国でした。

 因みにヒトラーの肝いりで作られたベルリンオリンピックの記録映画は、歴史に残る名作になりました。

 しかしこういうドイツの国力と、そしてそうした国力を持つ国と友好関係が持つ国益を考えても、やっぱり民族抹殺を実効しようとしているような国との友好関係と言うのはマトモではないでしょう?

 どんなに経済力のある国であっても、学問芸術に優れた国であっても、一つの民族を抹殺しようとするような国とは友好関係なんか持つべきじゃないのです。
 
 日本はそういう国と同盟を結んだ事でどんな目に遭ったか?思い出すべきでしょう?
 日頃、第二次大戦に至る日本の外交を批判している連中は、なぜ現在の日本が対中関係で、戦前の轍を踏むことに警告しないのでしょうか?

 アメリカには人種差別はあります。 でもアメリカでは黒人を強制収容所に入れて強制労働させているわけではありません。 
 黒人に断種や不妊手術を強制しているわけではありません。
 唯アメリカ人の一部に、黒人が嫌う人や蔑む人がいると言うだけです。

 しかし中国ではウィグル人は強制収容所に入れられて強制労働をさせられ、断種や不妊手術を強制されて、民族が抹殺されようとしています。
 
 どうしてこれを等価に考えて「アメリカは黒人差別をしているのだから、中国がウィグル人を絶滅させることに文句を言うな」なんて言えるのでしょうか?
 ワタシは大変不思議です。 
  1. 特亜
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2021-12-18 11:53

珍説「矢野論文が響かない理由」  

 矢野論文に関して時事通信がすごい珍説を発表しました。
 随分な長文でその上グラフも沢山貼ってあるので、なんか一瞬論理的に見えます。 しかしよく読むと、書いている事に矛盾が一杯です。

 まず時事通信の解説者は、矢野論文は絶対正しい、日本は財政危機にある事を、絶対真理とします。
 その上で、にも拘らず金融市場が矢野論文を無視して、日本国債を買い続け、日本国債の金利が上がるどころか下がり続ける理由を解説しようとするのです。

 それでもこの解説者も「破綻リスクのある債権の金利は上がる」と言う原則は知っているようです。
 そして矢野論文では日本国債は破綻リスクの非常に高い債券なのです。
 ところが日本国債の金利は上がるどころか、下がり続けて遂にはマイナス金利にまでなっている状態なのです。

 マイナス金利ってお金を貸したら、貸した方が借りた方に利息を払うんだから無茶苦茶ですよね?
 でも日本国債はホントにこのマイナス金利でも大人気で、売れたのです。

 これだといくら国債を発行しても日本政府に金利負担はないばかりか、こっちが利息を貰えてしまいます。
 だったらバンバン国債発行して、財政出動すればよいじゃん!!

 しかしそれをそのまま認めては、矢野論文の主旨に反します。
 財務省様に叱られます。

 さあ、困った!!
 
 しかしこの解説者は矢野論文は絶対真理だと言う信仰で思考しますから、これを説明する論理を考えます。
 
 そこで時事通信の解説者は「需給要因」と言う魔法の呪文をひねり出しました。 
 国債の「需要」が沢山ある事が、国債の金利が上がらない「要因」だと言う話です。

 なぜ国債の需要が沢山あるのか?

 それはデフレで国民も企業のリスク回避に専念しているので、国民は貯金に励み、企業は投資を避けて内部留保を増やすからだと言うのです。
 銀行はこうやって集めた貯金の多くを国債の買い入れに回します。 

 なぜなら長期のデフレで、銀行も融資先がなくて、結局集めた貯金で国債を買うしかないと言うのです。
 
 つまりデフレで民間の貯金が、銀行を通じて国債を買い続けていると言うのです。
 これが国債の「需要」になって、政府が「供給」する国債の量を上回るので、国債の金利は下がり続けると言うのです。

 この話を高学歴の解説者が書くとこんなふうになります。  
 
 こうした自己完結的な資金循環が形成されるのは、前述したように経済の長期低迷で将来不安が根強く、国民が預金に励むからだ。通常の金融理論では、金利がゼロになると高い金利を求めて資金は動く。国内に有望な運用先がなければ、金利の高い外貨に流れやすい。ただ、日本人は総じて「リスク回避」の性向が強いため、積極的に外貨リスクを取らない。預金は国内滞留を続けるしかないのだ。

 しかしこれオカシクないですか?
 リスク回避はわかりますよ。
 そして一般国民の貯金も企業の内部留保も、多くは資産形成と言うより、病気や事故に備えて、不況や突発的異変に備えて、急場をしのぐ為の資金ですから、価格変動リスクのあるような資産にはできないのです。

 でもね。
 リスク回避の為に破綻寸前の国の国債買いますか?
 リスク回避が目的なら、破綻の危険のある債権を買っては意味がありません。 
  
 そして現在の日本では、個人でも簡単に外国債券を買ったり、外貨預金をしたりすることができます。
 
 それなのになんでワザワザ、破綻危機にある日本国債を買うんですか?
 日本国債に投資している日本の銀行に日本円で預金しなきゃならないんですか?

 因みにマジに破綻リスクのある国の国債だと10%を超える金利がつきます。 トルコリラ建ての債券なんか今は20%超えの金利がつきます。
 そしてこういう債券も日本で普通に買えます。

 どうせ破綻リスクのある債権を買うなら、金利がマイナスで破綻危機の債券よりも、金利が20%超えの方がマシでしょう?

 また米国債やドル建て債券、ユーロ諸国の国債やユーロ建て債券だって、日本国債に比べたら金利は遥かに高いし、破綻の心配もありません。
 
 小学生のお年玉貯金ならともかく、成人や企業が、まして金融機関がこういう日本国債よりも金利も高く「安全性」も高い国債を買わずに、殆ど金利がゼロで「氷山に向かうタイタニック号のような国債」を買ういう事はあり得ません。

 ホントに自国通貨が破綻の危機に瀕しているような国の場合、国民は皆必死で自国通貨を外貨に換えようとします。 外貨が無理なら換金可能な商品に換えようとするのです。

 ところが日本人は外貨が自由に買えるにも拘らず、敢えて外貨を買うわけでもなく、日本国債を売って外国国債を買おうともしていません。
 
 それどころが日本国債を買う外国人も結構いるのです。 もしホントに日本の財政が危機的ならこうした外国人投資家が円を売り崩して、アジア通貨危機のようなことが起きるはずでしょう?

 ところがコイツラは金利の低さを承知で、安全資産として日本国債を買い込んでいるのです。

 コイツラはホントに銭ゲバなので、他国の破綻なんか知ったことかで、通貨危機でもなんでも仕掛けるんですが、大変不思議な事に、日本には通貨危機が起きた事はありません。

 こういう状況を見たら日本の財政が危機的であると言う話の方がおかしいと考えるべきじゃないでしょうか?
 
 しかしこの解説者は言うのです。

財務省トップが警告しても金融市場が無反応で、金利が上がらない経済の方が財政よりも深刻な病状を抱えていると言えよう。

 どうやらこの解説者にとっては財務省のトップと言うのは、無誤謬の教祖様のようです。
 
 イヤ、だから今の世界で金融市場って日本国内だけじゃないからさ。
 ホントに危機なら、ジョージ・ソロスとか世界中の銭ゲバファンドから襲われるはずだからさ。

 でもそいつらが矢野論文を無視しているってことは、矢野論文はゴミだと言う事でしょう?

 そもそも財務省のトップと言ってもこの人法学士で、商業簿記二級も持っていないし、ましてCDSつまり国債の破綻リスク計算から割り出した国債破綻の保険の保険料の計算もできないんでしょう?

 訂正 矢野事務次官は法学士ではなく一ツ橋大学経済学部卒の経済学士でした。
 経済学部卒なのにクルーグマンやスティグリッツの提言を理解できないと言うのが信じられないので法学士と思ってしまいました。
 ごめんね矢野さん。
 
 そういう人の言う事を有難たがって聞く人って、消費税の控除を受けたり、国有地の払い下げを受けたりしているマスコミ関係者だけじゃないんですか?

 自分の金で投資をしている人が聞くわけないでしょう?
 日本国民の大多数も、いやこの記事を書いている解説者だってホントは聞いていないのではありませんか?

 だってホントに日本の財政が危機的だと思うなら、貯金は全額引き出して、ドル建てとかユーロ建ての債券に換えますよね?
 でもそんなことしてないんでしょう?

 しかしこれが財務省とマスコミのレベルなのです。
 それにしても何でこんなにレベルが低くなってしまったのでしょうか?

 江戸時代、幕府や藩の財政を仕切った勘定方の侍達は和算のエキスパートでした。
 関孝和の公式な身分は、甲府藩勘定方吟味役でした。
 彼等は他の侍からは「算盤侍」と蔑まれましたが、しかし高い計数能力を生かして、暦の編纂など近代以降なら科学者の仕事とされる仕事も行っていたのです。

 当時は所謂科学技術に数学を使う機会は限られていたので、和算のエキスパートは経理に集中したのでしょう。

 ところが明治以降、近代官僚制が確立したら、なぜか法学士が専業主婦の家計簿レベルの「節約第一」で国家の財政を仕切っているのです。
 これはあんまりお粗末ではありませんか?

 一体いつになったらこのお粗末な体制を改革できるんでしょうか?
 江戸時代のように数理のエキスパートを全部財務省に集めるのは無理でも、欧米並みに合理的な財政政策のできる人材を集める事はできないのでしょうか?
 
 しかも彼等は財布の握っている事で、他の省庁まで支配しているのです。 また税務署が財務省の支配下にある事から、マスコミも財務省に逆らえずに、この時事通信の記事のように財務省様絶対正義、国債金利を上げない市場が悪いなんてトンデモ記事まで書くのです。

 日本はバブル崩壊後、経済成長が止まってしまったのですが、しかしコイツラ見ていると、止まって当然じゃないかと思います。
 

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