日韓関係は戦後最良の状況が続いています。
今後もこの関係を発展させたいですね。
ところでこれまで日韓関係について、韓国はしきりに「日韓は兄弟」と言っていました。
そして韓国の認識では韓国が兄で日本が弟と言う事になっています。
しかしワタシはこれ凄く違和感があったのです。
まず日韓は隣国ではありますが、歴史的にも文化的にも「日韓は兄弟」と言えるほどの親しい関係ではありません。
これは例えば同じ海を挟んだ隣国同士、イギリスとフランス、イギリスとドイツなどと比べてみれば明らかです。
イギリスは元来ケルト人の国だったのを、ドイツのゲルマン人の一派であるザクセン人(サクソン人)が制服し、それを更にフランス化したノルマン人が制服支配して現在に至るという国です。
だから英語の文法や単語は驚くほどドイツ語の似ているし、更にフランス語の語彙も沢山入っています。
現在のイギリス王室は元来ハノーバーと言うドイツ姓でした。 これを第一次大戦中に創氏改名してイギリス風のウィンザーに変えたのです。
現在のイギリス王室の直接の先祖がドイツのハノーバー家出身のヴィクトリア女王だから、ハノーバー家だったのです。
それにしてもドイツから女王を連れ来るなんてことができるのは、元来イギリス王室とドイツ諸侯は婚姻を繰り返していて、極めて近い姻戚関係にあったからです。
これに対して、日本の皇室について朝鮮との姻戚が推定される唯一の理由は、桓武天皇のご生母の10代前の先祖に、百済の王子に似た名前の人がいたというだけです。
上皇陛下はこれを「韓国にゆかりを感じる」と仰いました。
これを比較すると、イギリス王室とドイツの距離は隣家、日本の皇室と韓国との距離は別の惑星と言えるほどです。
けれどもドイツはイギリスもフランスもお互いに「兄弟」とは絶対に言わないのです。
一方、世界には本当に兄弟国を自任する国々があります。
イギリスとアメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの所謂ファイブアイズ、ドイツとオーストリア、アラブ諸国などです。
これらの国々は民族も同じだし、価値観や政治体制もよく似ています。
だから過去の二つの大戦では、それぞれ同じ側に立って参戦しています。
勝ったファイブアイズは共に勝利を誇り、負けたドイツとオーストリアは共に敗戦の賠償責任や謝罪を行っています。
なるほどこれなら「兄弟」と言うのもうなずけます。
しかし日本と韓国は、第一次大戦も第二次大戦も、同じ側について戦ったのですが、奇妙な事に連合国側に立って日本と戦ったかのようにふるまい、慰安婦や自称徴用工問題について事実無根の「強制連行」を捏造して世界中に日本を讒訴して回っているのです。
韓国は事実無根の犯罪を捏造して、弟を讒訴する兄なのです。
そして日本人のノーベル賞受賞のような、言ってみれば弟の名誉や成功については、頗る不愉快らしいのです。
これ、ホントに奇妙です。
ノーベル賞の授賞式とそれを祝うスウェーデン国王主催の晩餐会って、受賞者の兄弟も招待されるのです。
スェーデンって個人主義そのものの国なのですが、それでもこういう慶事は兄弟も共に祝うべきと思うのでしょう?
だから、受賞者本人だけでなく、兄弟にも招待状が来るんですんですよね?
ところが韓国人は「弟の国」である日本の名誉を喜ばないのです。
そして弟の国である日本の戦争犯罪を捏造しては世界中に喧伝するって、もっと奇妙でしょう?
強姦事件や殺人事件で犯人が逮捕されたとき、マスゴミは犯人の親族を追い回します。
しかしその時、親族達はひたすら逃げるか、或いはうつむいて被害者遺族に謝罪します。
弟の犯行を非難して、悦に入る兄などと言う者が出てきた事があったでしょうか?
ましてありもしない犯罪を捏造して、「オレの弟は強姦魔だ。」「オレの弟は殺人鬼。」だと吹聴して回る兄などと言う者が存在するのでしょう?
だって弟の犯罪は兄にとっても不名誉です。
それに日本でだけでなく、欧米や中東でも善良で弟思いの兄であれば、弟に代わって被害者に謝罪や賠償をして、弟の為に許しを請うべきだと考えられていますから、弟が犯罪者だと兄は大変なのです。
だからあえて犯罪者と兄弟だと吹聴するような人間は皆無なのです。
それどころか、暴力団員の義兄弟の場合だって、舎弟が犯罪を犯して逮捕されたら、兄貴分としては舎弟の量刑が軽くなるように奔走するでしょう?
そして暴力団員的にもトンデモナク悪いやつを選んで義兄弟の契り結ぶなんて馬鹿な事はしないのです。
ところが韓国は日本を弟だと言いながら、世界中に日本の戦争犯罪を讒訴し、一方でその犯罪について兄として謝罪や賠償を分担する意思は全く見せないのです。
そもそも本当に兄弟かどうかも怪しいのに、犯罪者を選んで弟認定したり、義兄弟になったりする人間と言うの、不可解なのです。
これは日本は勿論、他国から見ても随分異常な言動だと思うのですが、韓国人は気付いているのでしょうか?
因みに世界にはロシアとウクライナのように、元々は同じ民族で兄弟国だったものが、歴史の中で敵対している例もあります。
ロシア建国の歴史は10世紀末にキエフの支配者がキリスト教化したことから始まります。 それが次第に支配息を広げて、モスクワ近郊まで広がったのです。
ところが13世紀にモンゴルの侵入を受けて、モスクワを中心とした東半分ほどが、モンゴルの支配下に入りました。
そしてその後モンゴルの支配を脱したモスクワ側が力をつけ、17紀にウクライナを取り込んで、また一つの国になったのです。
こういう歴史を見るとロシアとウクライナを、同じ民族と言うべきか?違う民族と言うべきかは悩むところです。
しかしロシア革命で生まれたソ連の共産主義政権は、ウクライナ人を大量餓死に追い込みました。
ソ連の共産主義政権はウクライナ人だけでなく、クリミアタタールなど域内の多くの民族を強制移住や粛清により人口を半減させるほどの迫害を行ったし、ロシア人だって大量に粛清されているので、ウクライナ人だけを民族的理由で迫害したというべきかどうかは悩むところです。
でもウクライナ人からすれば、もうソ連に関連するものとは全て縁を切りたいと思うのも当然でしょう?
だからソ連が崩壊すると速攻で独立しました。
そして今は「ロシアとウクライナは全く別な民族だ。」などと言っています。
韓国は常日頃「日本の植民地支配」の凶悪さを吹聴しているのですから、例え本当に兄弟国であったとしても、ウクライナのように元の兄弟国と縁切り宣言するべきではありませんか?
こうやって世界の他の国々や民族と比べてみると、韓国ってホントに奇妙なのです。
なんで韓国はこんな奇妙な事を言い続けるのでしょうか?
ワタシはこれは韓国人にとっての「兄弟」の意味が、日本や欧米その他の世界と根源的に違っているからではないかと思います。
キリスト教文化では兄弟と言うのは、最も親しくしかも平等な人間です。
それでキリスト教の修道士や修道女は、年齢や経歴に関係なくお互いをブラザー、シスターと呼び合います。
宗派によっては信者同士でもブラザー、シスターと呼び合います。
修道院長はファザーやマザー、一般信徒を指導する司祭もファザーです。
ヴェートーベンの第9では「Alle Menschen werden Brüder」(すべての人類は兄弟になる)と歌うのですが、それは全ての人類が平等になり愛し合うという事です。
ところが韓国は違うようです。
兄弟には長幼の序があって、年齢の順に厳しい上限関係があります。
兄弟に上下関係があるのは、日本も同じなのですが、しかしどうも韓国と日本ではこの上限関係の意味がまた違うようなのです。
これを痛感したのが、産経新聞のこの記事です。
【世界を読む】徴用工問題 昭和15年の報告書が示す自ら望んだ渡航
長文なので貼りませんが、内容の骨子は韓国の言う「徴用工」は、実は出稼ぎであったという話です。
これはネトウヨなら皆知っている事ですが、しかしこの記事でワタシが驚いたのは、この出稼ぎ朝鮮人の多くが「夫または長男が極めて多い」と言う点です。
貧しい小作農が出稼ぎに出る。
これは日本でも普通にありました。
実はワタシの母方の貧農の生まれで10人兄弟の末っ子だったので、尋常小学校を卒業した12歳で神戸の貿易商の店に丁稚奉公に出ました。
しかし日本の場合は家を出て出稼ぎに出るのは、ワタシの祖父のように次男以下なのです。
長男は家督を相続できる代わり、家業と先祖の墓を守り、両親を扶養する義務があるので、家を出られないのです。
今でも長男が家業を継いでいる例は多く、ワタシの知人にも東京の大学を出て東京でしばらく働いたのに、親の会社を継ぐために札幌に戻った人がいます。
長男が家業を継いでも、現代の法律では、親の資産は兄弟が分割相続なので、いろいろ大変だったりすることも多いようですが、それでもやはりこうした「長男の義務」を果たす人は多いのです。
ところが朝鮮では「内地への渡航者について「夫または長男がきわめて多い」と分析。その理由を「耕作すべき土地をほとんど持たず、持っていても小作料が高く生活を維持できない」などとし、「長男が次男に家の責任を押しつけて勇んで内地へ飛び出す」「次男は耕地と住宅を譲られ、その上幾分の仕送りもされて比較的余裕ある生活をしながらも、兄を恨み自らも内地へ移動せんと気構えている事例は多い」などと報告している。」と言うのです。
長男が弟に家業を押し付けて家を出るなんて・・・・・。
こ、こんな事戦前の日本でやったら大変でしょう?
村中から袋叩きにされますよ。
日本の場合、長男は尊重されるけれど、それは家督を継ぐ義務と引き換えです。
ところがどうやら朝鮮では上の者は、本来上の者が果たすべき最も重要な義務を、下の者に押し付ける事ができてしまうのです。
これって日本人の感覚から言えば無茶苦茶ですよね?
これでは一体何で上の者が敬われるかがわかりません。
こういうの見ていると朝鮮では兄には兄の義務なんかなく、ただひたすら弟にやりたい放題ではありませんか?
つまりこれが韓国が日本を「弟」と言いたがる理由なのでしょう?
ただの隣国や準同盟国では、日韓関係は対等です。
しかし兄弟国になり韓国が兄、日本が弟になると、韓国は日本を絶対服従させて、何でも要求できるのです。
でもこういう兄弟関係は、日本人にもまた欧米その他の国々と比べても、極めて特異な物ですから、日本人にもまた他の国々の人からも、理解できるわけもないのです。
そもそも兄弟姉妹のような家族関係、家族の情愛のような物は、人類普遍のものと言うイメージがあるので、実はここまで特異な兄弟感を持つ民族がいる事自体が驚異なのです。
ワタシはネトウヨだけれど、実は子供のころから外国の話にはすごく興味あってロシア文学始め外国文学を読むのが大好きで、中東やアフリカ諸国の文学も読みました。
また外国と日本を比較しての文化論や文化人類額などの本も結構読みました。
でもロシア文学はもとより、「かくも長き手紙」のようにセネガルのイスラム教徒の女性の作品でも読んでそれほど違和感を感じた事はなく、むしろ普通に共感できました。
でも韓国人は勿論、在日コリアンの作品も全然ダメなんですよね。
パソコンを買ってネトウヨになるずうっと前からダメなのです。
最初の数ページを読んでギブアップするという事を繰り返し、全然読まなくなったのです。
でもこうやって考えてみればわかります。
兄弟姉妹のような家族関係の認識自体が根源的に違っているのだから、これはもう完全に「宇宙人」なのです。
そういえば「宇宙人」鳩山由紀夫は韓国では大人気ですね。