日本政府の韓国への輸出管理厳格化に対して、韓国側の反発は斜め上にヒートアップするばかりです。
日本政府は「韓国に輸出された軍事転用品が行方不明になったりしているのから、今後は日本が管理を厳格化するしかない」と言っているだけなのです。
だから韓国がそれで困るなら、とりあえず日本政府が行方不明になったと言っている軍事転用品の行き先をちゃんと調べて日本政府に調査結果を教えてくれたら良いのです。
それで問題がないなら「行方不明と言うのは日本政府の誤解ニダ。 だから今後も信用して欲しいニダ。」問題があるなら「やっぱりヘンな所へ行っていたニダ。 でもこれからはこういう事がないようにちゃんとするから、今後は信用して欲しいニダ。」と言えばよいわけです。
しかし韓国側はこのような対応は一切せずに、只もう「日本がケシカラン!!」と怒りまくっています。
思うに文在寅政権はこの問題を解決する意思はないのでしょう。
なぜなら日本の輸出管理強化で困るのは、サムスン始め韓国の財閥企業ですが、そもそも文在寅など左翼にとっては、財閥や大企業は「敵」であり「悪」です。
だから「敵」や「悪」を助ける為に、自分達「正義」が譲歩するという事など、考える余地はないのです。
それにこれで韓国経済が悪化したら、その時は全ての責任を日本に被せる事ができます。
韓国経済元々悪かったのですが、しかし文在寅政権の経済政策はさらにそれを悪化させました。
だから文在寅政権の支持率はジワジワと下がっていたのです。
しかし今回の日本政府の輸出管理強化で、韓国経済が破綻すれば文在寅の経済政策の失敗などは無視されて「全て日本が悪い!!」で済んでしまいます。
そうなると今後反日一本で驀進し、北朝鮮との統一も夢ではなくなります。
そもそもこの政権は確信犯で日本との関係を悪化させているのではないかとしか思えないのです。
例えば文在寅はは公式にはG20での安倍総理との公式会談を望んできました。
しかし日本側が繰り返し要求していた自称徴用工問題の解決についての解答は一切ありませんでした。
それどころかG20直前に一方的に慰安婦財団を解散しました。
更にG20の晩餐会で文在寅には「福島県の食材は出すな。 出したら席を立って帰る。」と要求していました。
また今年の初めから、韓国から大量に急ぎのフッ化水素等の注文など、韓国の軍事転用品の管理に疑問を感じさせる問題が何件か起きていました。
そこで日本政府は韓国側にこれについてG20までに回答して欲しいと要請していました。
ところが韓国側はこれも完全に無視したのです。
当然ですがこれが今回の韓国への輸出規制厳格化の原因なのです。
韓国から首脳会談を要請するという事は、今までなかったので、これだけを見るとそれなりに日本へ配慮し始めたと思えたのですが、しかしこうしてみると文在寅政権は、実は首脳会談だってしなくても良いと思っていたのではないでしょうか?
本当に首脳会談をしたいなら、慰安婦財団の解散はG20の後にするぐらいの配慮はするでしょう?
ところが文在寅の対応を見ていると、安倍総理に首脳会談を要請したのは、アメリカや韓国財界に対するポーズであって、裏では日本をできる限り侮辱して、日本が首脳会談を拒否するように仕向けたのではないかと思えます。
それで首脳会談がなくなると、韓国のマスコミは一斉に「日本の冷遇」を非難したのです。
そしてG20終了の翌々日、日本政府は韓国への輸出管理厳格化を発表したので、韓国ではまた反日が燃え上がりました。
これは当に文在寅の望む所でしょう。
なぜなら韓国の反日は、朝鮮民族主義に根差しており、それは親北朝鮮につながるからです。
日本の朝鮮統治がどのような物であったとしても、外国人が自国を統治するというのは面白くありません。 だから民族主義者と言われる人達はこれに憤ります。
実際ハプスブルグ帝国統治のように、歴史家が揃って「善政」と評価するような統治でも、統治下にあるスラブ系の諸民族はその統治に不満を持ち、最終的にはハプスブルグ帝国崩壊に至りました。
しかし韓国の反日民族主義の異常さは、日本統治への憎悪が時代と共にドンドン増幅していった事です。
第二次大戦前、アジア・アフリカの殆どの国はフランスやイギリスなどヨーロッパ列強の植民地でした。 しかもその支配は日本の朝鮮統治より遥かに長いのです。
例えばインドネシアはオランダに400年も植民地支配され、第二次大戦後、苛烈な独立戦争を戦い抜いて独立しました。
しかもその時、インドネシア側がオランダにインフラ費用などの名目で、一種の賠償金まで支払う事になったのです。
現在のインドネシアとオランダでは国力はインドネシアの方が上でしょう?
しかしだからと言って、インドネシアは今更オランダに「植民地支配の賠償」など求めていません。
大陸諸国は皆、近隣諸国との戦争を繰り返しています。 そしてどの国もそうした歴史はちゃんと記憶しています。
それどころかヨーロッパ諸国は文書管理が徹底しているので、チョッとした名家なら中世以前の書簡まで全部綺麗に保存しているぐらいです。
それでも、イヤそれだからこそ、戦争は講和したら終わり、過去の事は過去の事として整理していくのが普通です。
ところが韓国の場合は真逆で、日韓併合が終わってから時間が経てば経つほど、反日がエスカレートしていくのです。
韓国と言うのは文書管理ができない国で、政府が独立宣言書や憲法素案などの重要文章から国璽まで亡くしちゃう国ですから、歴史の記憶なんかないも同然なのです。
しかしそれだからこそファンターが歴史になって、慰安婦強制連行、強制徴用、日帝呪いの杭、土地収奪、食糧強奪、戦犯旗など、次から次へと荒唐無稽な「被害」を作り出して、反日を増幅させることができるのです。
驚くのはどんなに馬鹿馬鹿しく荒唐無稽な話でも、一旦反日で火が付くと、韓国マスコミが総力を挙げてその火を煽り、火をつけた人間は国家的な英雄になる事です。
そして最後にはそれがホントに国家問題となるのです。
旭日旗などその典型でした。
韓国は旭日旗は「戦犯旗だから使うな」と言い出したのですが、しかし言いがかりとしては余りに馬鹿馬鹿しくて、日本政府が公式に反論したりするのは難しいだろうとは思いました。
しかしそうやって日本側が静観していると、昨年の韓国観艦式で韓国政府は公式に自衛艦に旭日旗を掲げるなと言ってきたのです。
つまり公式に日韓の国際問題になってしまったのです。
韓国ではこうやって反日は増幅するばかりなのです。
だって韓国では小学校の教科書から慰安婦強制連行を教えているのです。
こうやって小学生の時からひたすら反日教育を受けて育ち、しかも韓国のマスコミは保守系も左派も反日報道を競い合い、政治家もこれに呼応して保守系と左派が反日で競争するのです。
これでは一般韓国人は反日情報の豪雨に晒されている状態です。
だから時代が下がり、現実の日韓併合時代を知る人が現役を去り、そして死んでいくにつれて、反日妄想で生まれた「日帝強制占拠時代」が現実の日韓併合時代と入れ替わっていくのです。
だから時代が下がれば下がる程反日がエスカレートするしかないのです。
文在寅政権が生まれたのは、こうした韓国の歴史の必然でしょう?
因みに朴槿恵は大統領就任式で日本を千年恨むと宣言したし、その後告げ口外交に励みました。
考えてみれば左派だった廬武鉉や金大中だって、こんな馬鹿な反日はやっていないのです。
だから韓国の反日は保守・革新無関係と言うより、韓国が保守・革新に関係なく、唯一共感でき韓国人としての一体感を持ている物で、韓国国民全てが信仰する宗教とさへ言えます。
しかしこの宗教の教理に従えば、より教理に忠実な信者は左派と言う事になります。
なぜなら韓国保守派は韓国の民主主義と資本主義を守りたいのです。
そうなると韓国経済の生命線である日本との関係を破綻させるわけにはいきません。
更に経済だけではなく国防でも、全面的に依存せざるを得ないアメリカの意向は絶対に無視できません。
だから反日を喚き続けても、最終的には日本と妥協せざるを得なくなります。
朴槿恵政権が当にそれでした。
朴槿恵政権はアメリカが介入した慰安婦合意を拒否できなかったし、また自称徴用工裁判の大法院判判決が出ないように差し止めました。
しかしこれは一般韓国人からすれば「肝心のところで日和った。」としか思われないでしょう。
本来なら韓国の保守系新聞が、朴槿恵の政策を支持して、これ以上の日韓関係の悪化を戒めるべきだったのです。
しかし朝鮮日報も中央日報も、反日の立場から朴槿恵を非難しました。
そして軍艦島はアウシュビッツなどと言う荒唐無稽な反日ファンタジーを報道し続けたのです。
これでは政権がもつわけもないのです。
思うに「正義」や「信仰」など理念が政治問題になれば、勝つのは常により過激な方で、現実的に国益を守ろうとする側は必ず負けるのです。
なぜなら現実の国益は正義や信仰とは全く関係ないからです。
だから韓国の政治はドンドン反日になって行ったのです。
ワタシがネットを初めて韓国情報を見るようになってからだけでも、廬武鉉よりも李明博、李明博よりも朴槿恵と、確実に反日の度が増しました。
そして朴槿恵よりも過激な文在寅が大統領になったのです。
しかも反日に関して文在寅は無敵です。
なぜなら彼は北朝鮮との統一を夢見ているの人間です。
だから韓国経済に破綻も、アメリカに見捨てられる事も、望むところです。
むしろ韓国経済が破綻し、在韓米軍が撤退してくれてこそ、北朝鮮との統一のチャンスなのです。
そもそも何で韓国人が北朝鮮に魅かれるのかと言えば、それも反日の故でしょう?
だって反日で韓国と北朝鮮が、競争したら、韓国は完敗です。
韓国は資本主義国家としてスタートしたので、反日の塊のような李承晩政権でも、日本統治時代に日本の官僚や軍人として活躍していた人材を活用しました。 また日本統治時代から成功していた企業もそのまま温存されました。
そして経済発展の為に、日本との関係を続けました。
一応は「友好国」とせざるを得ないのです。
しかし北朝鮮にはそんな必要は全くありません。
そもそも不都合な情報は一切出さず、荒唐無稽な金日成の活躍だけを喧伝していれば良いのです。
そして「日本を火の海にする」などとうそぶいていられるのです。
こんな国だから国民は餓死しているわけですが、しかし反日が信仰であれば、彼等は当に即身仏のよう信心深く尊敬するべき人々と言う事になります。
だから反日を煽れば煽る程、韓国は北朝鮮に接近していくのです。
そういう意味では最終的に韓国が北朝鮮に呑まれるのは、独立当初からの規定路線だったとしか言えません。
つまり文在寅政権はその規定路線を粛々と進んでいるだけなのです。
だからもうアメリカも匙を投げたし、日本も韓国との関係は破綻すると見切るしかないのです。
今、韓国でこんな動画をアップしています。
見ているとなかなか勉強になって面白いのですけどね。
しかし彼等がこんな動画をアップせざるを得なくなったのは、韓国の現状に余程の危機感を感じているからでしょう。
このまま荒唐無稽な反日に耽溺し続けたら、間もなく北朝鮮の支配下に入ってしまう・・・・・。
だから何とか正気を取り戻して現実の韓国史を取り戻し、それにより韓国の歴史を肯定しなければならないと。