先月からニュースになっていた「キャラバン」、つまりホンジュラスやグアテマラから徒歩でアメリカへ向かっていた集団が、いよいよ米墨国境に到着したようです。
ところでこれは川口マーンさんも指摘しておられたのですが、彼等はなぜか荷物らしい荷物を持っていません。
川口さんと同様、ワタシもこれは大変不思議でした。
だってせいぜい一週間足らずの日程で来る観光客でも、巨大なトランクを引っ張って歩いています。
それでも彼等は夜はホテルに泊まるし、食事はレストランで取るのです。
一カ月も野宿をするようなら、ワンダーフォーゲルやトレッキングをする人のような巨大なリュックが必要ではありませんか?
まして彼等は「難民」として故郷を捨ててきたのです。 どうしても手放せない思い出の品など、大変な荷物になるのではありませんか?
ところがニュース等でみる「移民」達は、全くてぶらか、せいぜい小ぶりのリュック一つの軽装です。
しかしその疑問が解けました。
この「キャラバン」をサポートする兵站が付き添っているのです。
この兵站が食事や医療を提供するし、テントも用意して宿泊の世話もするのです。 荷物も運んでくれるのでしょう。(在特会のデモに出た時、デモ行進をする間、荷物は街宣車で預かってくれましたが、あれと同じシステムですね)
なるほどこれならデモ隊じゃなかった!参加者は殆ど手ぶらで歩くだけでよいのです。
しかしこの兵站を「キャラバン」の参加者、つまり「移民」達が用意できるわけはないでしょう?
そもそもマスコミ各社の報道によれば、「移民」達はホンジュラスやグァテマラのギャング団などの暴力から逃れてきた人々なのです。
しかしこんなすごい兵站組織を持つほどの団結力と資金力があるぐらいなら、ギャング団と戦っても勝てるではありませんか?
それにしても不可解です。
この「キャラバン」は6000人から8000人と言われています。(ワタシはそれより遥かに多く数万人いるのではないかと思うのですが) この人数は陸上自衛隊の一個師団ぐらいです。
自衛隊なら災害出動をすると到着したその日の内に、食事や避難所の確保、入浴支援までをやってのけます。
しかしそれは自衛隊が本来陸軍としての機能を持ち、炊飯車などの装備品を揃えており、そうした装備を使う訓練も日常的に行うからです。
けれども軍隊以外で軍隊一個師団に相当する兵站装備を持ち、しかもそれを自在に展開できる組織とは何者でしょうか?
これについて上記動画の記者はこう言います。
キャラバンの付き添いを支援するメキシコ政府、またキャラバンの取り組みを支援する国連難民高等弁務官事務所と併せて、「絶えず付きまとって」いるのがとhと呼ばれる自称「移民権利団体」であり、キャラバンが最終目的地へ向かうのを支援し案内している。
メキシコ政府がキャラバンの付き添わねばならないのはわかります。 この集団は固まっていても迷惑ですが、途中で集団が崩壊して、メキシコ国内に散らばっては、治安悪化の原因になりますから。
メキシコ政府としは全部まとめてアメリカに引き取ってもらうか?或いは全部まとめて出身国に送り返したいのです。
だから集団がばらけないように警戒しつつ、付き添うしかないのです。
しかし国連難民高等弁務官事務所がキャラバンを支援するというのはどういう事でしょうか?
国連自体がこうした難民騒動を煽っているという事でしょうか?
そしてプエブロ・シン・フロンテーラ(Pueblo Sin Fronteras)、つまり「国境のない人々」とは何者でしょうか?
このキャラバンの兵站を受け持っているのが、国連なのか、或いはこのプエブロ・シン・フロンテーラと言う組織でしょうか?
しかしこんな組織いつからできたのでしょうか?
ワタシはこの記事で初めてこの名前を知りました。 それで検索をしてたみたのですが、日本語ではこの記事以外全く出てきません。
それにしても不思議です。
陸軍一個師団分の兵站装備を持てる程の、財力と組織力もある組織が、これまで全く無名であったとは?
そして国境をなくす、つまり国家崩壊を目的とするNGOが、何でこれほどの資金を集める事ができたのか?
この資金についてはネットではジョージ・ソロス説が出ています。 ワタシは坂東忠信さんと同様、出すとすれば習近平だと思っているのですが。
しかしそれは別としても、こうした兵站組織がついている所を見ると、この「キャラバン」は暴力を逃れる人々によって自然発生的に集まったというのは、全く虚偽でしょう?
幾ら潤沢な予算があっても、こんな兵站組織をすぐに作れるとは思えません。 大量の食事を野外で調理する炊飯車など、野外イベントなどの民生用として売られているでしょうが、しかし普通の乗用車やトラックのようにどこにでも売っているわけではないでしょう?
こういう装備品をあらかじめ発注して準備して、それをホンジュラスやグァテマラなど出発地に持ち込むだけでも相当な時間がかかるではありませんか?
人々が自然に集まり移動を開始してから、兵站を用意しようとしても間に合うわけがないのです。
だからこれはどう考えても、この「キャラバン」を企画した組織が、最初から「キャラバン」に参加する人数を決め、それに必要な兵站を用意してから、移動を開始したとしか考えられません。
兵站がしっかりしていないと、途中で嫌気がさして脱落する人間が出てくるので、それを防ぐ為に万全の兵站を整えていたのです。
だから組織の中に軍隊等で専門に兵站を担当した経験者を抱えているのでしょう。
そうやって専門家や装備を揃えて、キャラバンの参加者を募った上で出発したのでしょう。
そういう事のできる組織が、これまで全く無名で存在していたという事なのです。
これは非常に不気味です。
因みにこれについてカカシさんもエントリーされています。
カカシさんはここでこのキャラバンについてのアメリカ国防安全省長官の説明を紹介してくださっています。
これによるとキャラバンの参加者のほとんど全員が男性であり、しかも非常に狂暴だと言います。 それどころか本物の凶悪犯も多数混ざっていると言います。
そして難民申請の条件を満たす人間は、皆無だというのです。
そうですね。
マスコミがどう報道しようと、メキシコの警察とやりあってる動画を見ていると、彼等が大人しく善良な人々には見えませんでした。
彼等は口々に「暴力を逃れてきた」と言うのですが、どう見ても「暴力を持ってきた。」としか思えませんでした。
そして彼等の暴力性を見ていると、グァテマラやホンジュラスの治安が最悪である理由も直ぐに納得できました。
なるほどこんな人間では、幾ら移民国のアメリカでも入国ビザを出してくれるわけもないのです。
それにしてもこんな高い鉄柵を楽々とよじ登るって、凄い体力ですよね?
弱者どころか、体力だけならデルタフォースや習志野空挺団にだって、楽勝で合格するのでは?
こんな人達が大挙して国境を突破しようとするというのは、どう考えても侵略ではありませんか?
トランプ大統領がこの防衛に、軍隊を動員したのは当然でしょう?
だって米軍の最新兵器は必要ないにせよ、こういう屈強な「移民」と対抗できる体力がある人間を、この移民達の人数に対抗できる数まとめて動員できる組織は米軍しかないからです。
それにしても無責任に「移民カワイソウ」と報道している人達は、一体何を考えているのでしょうか?
この「キャラバン」6000人だけで済むなら「カワイソウだから入国させてやれば」でも良いでしょう。 しかしこれで入国可能となれば、後から後からこういう「キャラバン」が押し寄せるのは必定でしょう?
この問題でトランプ大統領を非難している人達は、こんなゲルマン人の民族大移動みたいなことが続いて、アメリカやヨーロッパが崩壊すればよいと思っているのでしょうか?
ゲルマン人がローマ帝国に侵入したのは、ローマ帝国内の生活レベルが、ゲルマン世界のそれより遥かに豊だったからです。
しかしゲルマン人がローマ帝国に侵入しても、ゲルマン人がローマ人のように豊かに暮らせるようなったわけではありません。
ローマ帝国が崩壊し、ローマ人もまた貧困化しただけです。
だってローマ帝国が豊かだったのは、ローマ人がローマ人としての文化を守って生きていたからなのですから、それが崩壊すればローマ人だって貧困化するだけなのです。
そしてアメリカが豊かなのは、アメリカ人がアメリカ文化を守っているからでしょう?
中南米の人間が押し寄せて、アメリカが中南米化すれば、アメリカが中南米並みに貧困化するだけではありませんか?