漸く春
4・14モリカケデモ パヨクの衰亡 その2
4・14モリカケデモに見るパヨクの衰亡
葬儀の後で聞いた話 学園浸透スパイ事件?
近畿財務局は何を隠蔽したかったのか? 森友問題
差別って何? LGBT気持ち悪い
出てきたPKO日報について
多様な価値観の尊重って何? 大相撲の女性蔑視叩き
有力紙ニューヨーク・タイムズ電子版は「男性の命救うためでも女性の土俵入り禁止」の見出しで報道。「日本で最も古く、最も神聖化されたスポーツの一つ」である相撲の「差別的な慣習が世間の厳しい目にさらされている」と解説した。
ダボス会議で知られるスイスの「世界経済フォーラム」の2017年版「男女格差報告」で日本は144カ国中114位。(共同)
これを連中は大喜びしているのです。
こんな感じです。
Women ordered off stage at sumo contest after trying to help stricken mayor https://buff.ly/2GAudUs 昨日の応急手当に駆けつけた女性に向けた相撲協会の女性ヘイトアナウンス,グローバルにも報道されてますね.これこそ末代までの恥すぎる…
なるほど女性ヘイトですか?
それにしても日本の恥と言いながら、喜びの溢れるツィートですね。
実は昨日からこの手のツィートが一杯なのです。
しかし日本の恥を喜ぶ発想は別として、ワタシはこれ凄く違和感があるのです。
だって相撲って丁髷の力士が戦い、それを烏帽子直垂の行司が裁くという世界です。 相撲がこの形式を取るようになったのは、実は結構新しくて明治以降だと言われます。
しかしそれはそうとして、こうした形式は相撲の魅力なのです。 だから単なる格闘技であるなら必要のない力士の髷や、豪華絢爛な行司装束、化粧回し、土俵入り、弓取り式などが全体で、一つの美観を持った世界を作っているのです。
土俵上の女人禁制もこうした美観と世界観を守る為の禁忌の一つではありませんか?
そういう所にまで男女平等、女性差別禁止を強要する意味があるのでしょうか?
宝塚市の女性市長は、自分が土俵に上がって挨拶できない事を怒っているそうです。
でもそれで相撲協会の土俵上の女人禁制が、男女平等に反して女性蔑視だというなら、宝塚市長は相撲巨魁に文句を言う前に、宝塚歌劇団に抗議するべきでしょう?
だって宝塚歌劇団には男性は入れません。 劇中の男性役まですべて女性に演じさせているのです。
これって男女平等に反して男性蔑視ですよね?
でもこれも相撲と同様で興行の世界ですから、こんな所に短絡的な男女平等論を強要するのがナンセンスなのです。
宝塚歌劇団も大相撲も、興行です。 興行の世界は、現実の社会から切り離された夢の世界の演出するのであり、観客はこの夢の世界を楽しみに見物に来るのです。
宝塚歌劇は、女性だけで演じる事で、相撲は女人禁制に徹する事で、現実とは違う世界を作っているのです。
それに苦情を言うのは芸術や興行を理解しない人のすることです。
なるほど男女平等は、今は世界の民主主義国家の基本理念です。 ワタシも女性ですから、この理念に反対する意思は全くありません。
しかし興行の世界で演出された架空世界にまで、この理念を強要する必要があるのでしょうか?
そんなことをしたら伝統芸能や伝統行事、祭礼などの形式も守れなくなってしまいます。
これがホントに良いことなのでしょうか?
そもそも何より違和感を感じるのは、今回相撲協会をリンチにかけている連中が、日頃「多様な価値観を尊重しろ」「多様性を尊重しろ」と言っていた連中だという事です。
多様な価値観を尊重するなら、マジに相撲協会の価値観を尊重するべきではありませんか?
なるほど相撲協会は女性蔑視で男女平等を無視しているのかもしれません。 しかしそれは相撲協会に所属する人々と、入場料を払って相撲観戦に行った人だけの問題です。
こうした相撲協会の価値観が嫌いな人は、相撲観戦をしなければよいのです。
何よりも相撲協会は違法行為を行っているわけではありません。
また女性に対する相撲協会の価値観を社会に宣伝布教しようとさへ考えていません。
唯自分達の興行中興行会場内では、この価値観を守りたいとしているだけなのです。
そのような限定的な集団の更に限定的な範囲内での価値観の維持さへも認めず、フェミニズムを強要しなければ気が済まないのでしょうか?
何でここまで不寛容なのでしょうか?
これはもう多様な価値観を認めるどころか、完全なファシズムではありませんか?
ワタシは多様な価値観の尊重は、民主主義社会では自明だと思います。
なぜなら民主主義国家は思想・宗教・信条の自由を保障しています。 思想や宗教や信条が違えば当然、価値観は違ってくるのです。
そして思想・宗教・信条によっては男女平等など問題外と言う場合もあり得ます。 それどころか伝統宗教や儒教などは完全に女性蔑視です。 また近代の哲学者でもショーペンハウエルのような人は一冊丸々女性蔑視みたいな本を書きました。
しかし民主主義国家では、個々人や民間団体が、こうした思想・宗教・信条を保持することは認めているのです。
なるほどこれはフェミニストには面白くないでしょう?
でもこういう事をすべて許容するからこそ人は自由にものを考えて、自由にものをいう事ができるのではありませんか?
そして多様な価値観を尊重する社会を維持できるのではありませんか?
それなのに興行の世界の中にさへ男女平等を強要するのでは、多様性なんか消し飛んでしまうではありませんか?
相撲協会をリンチにかけている自称リベラリスト達に聞きたいです。
貴方たちの言う多様性の尊重って何ですか?
因みに相撲協会は貴乃花親方の処遇や暴力事件への対応など、いろいろな問題を抱えています。 しかしワタシはこれらの件は良く知りません。
そしてこの女性土俵問題はこれとは別問題だと思うので、完全に切り離して考えるべきだと思ってこれを書きました。
大阪地検特捜部長の犯罪? 森友捜査情報リーク

政権支持率の大幅低下をもたらした森友学園問題をめぐり、安倍一強を揺るがしたのは野党でもメディアでもない。大阪地検特捜部である。異例の女性特捜部長を中心とした捜査チームは、異常なまでの執念と覚悟で、官邸を追い詰めている。
「訴追を受ける恐れがあるので答弁を差し控えたい」
証人喚問に立った佐川宣寿・前国税庁長官はそう繰り返し、約50回にわたって証言を拒否した。
自民党内では、佐川氏が安倍晋三首相夫妻をかばい続けたことから、「これで佐川は逮捕を免れる」という見方もあるが、政権が検察捜査を意のままに操れると考えているとすれば思い上がりだろう。
佐川氏にすれば、ダンマリで逃れられる証人喚問での野党の追及は怖くない。だが、刑事訴追され、証言拒否できない検察の捜査を受けることは本気で恐れていたのだ。
公文書改竄事件で財務官僚が検察の取り調べに“全面自供”すれば捜査が政界に波及する事態もありうる。森友事件を取材してきたジャーナリスト・伊藤博敏氏が指摘する。
「財務省の公文書偽造の事実がはっきりした以上、大阪地検特捜部は籠池前理事長夫妻だけを逮捕・起訴し、財務官僚は不起訴にするという“予定調和”の捜査はできなくなった。佐川氏が逮捕、起訴される可能性は十分あります。その場合、検察は、財務官僚たちが、国有地を安く払い下げたという背任を隠すために公文書の改竄を行なったという容疑を組み立てるはずです。そして『官邸の指示があった』という証言を得られれば、政治家や官邸中枢も事情聴取の対象になる」
検察の森友事件捜査は、今後、財務省から政界を視野に入れた展開になる。その指揮を取るのは“酒豪”で知られる山本真千子・大阪地検特捜部長だ。大阪市立大学出身で京都、大阪、東京の各地検を経て法務省人権擁護局総務課長から2年半前、女性初の特捜部長に抜擢された。
「独身で化粧気が全くなく、おしゃれにも無頓着で、記者とも気さくに赤提灯で飲む。これまで大型事件の捜査を手がけたことはなかったが、テキパキ事件を処理するタイプで上司に信頼されている。女性検事の中では出世頭です」(大阪の司法記者)
趣味は酒とテレビドラマ。とくに木村拓哉主演の検事ドラマ『HERO』の大ファンで、DVDボックスまで買いそろえたといわれている。その山本氏が特捜部長に就任すると、国民の注目を集める森友学園事件に遭遇した。
「山本特捜部長は森友学園への国有地払い下げ疑惑の報道直後から重大な関心を持って内偵捜査を進めさせ、土地売却の資料を集めた。最初から立件に向けてやる気満々だったが、政界がからむだけに捜査は難航した」(同前)
籠池夫妻の逮捕(2017年7月31日)は「国策捜査」と批判され、その後、籠池夫妻を異例の長期勾留していることも「政権の口封じに加担している」との批判を浴びている。そこに強力な助っ人が現われた。東京地検特捜部である。東京の司法記者が語る。
「大阪地検特捜部は文書改竄問題で財務官僚を大阪に呼び、任意の聴取を行なっている。いずれ佐川氏の聴取も行なわれるはずだが、最高検は大型事件の経験が乏しい山本特捜部長だけでは財務省の捜査は荷が重いとみている。そこでリニア事件捜査が一段落して手が空いた東京地検特捜部と大阪の特捜部が合同で財務省本省に強制捜査に入るという情報が流れています」
東京地検の森本宏・特捜部長は特捜経験が長い文字通りエース。法務省刑事局刑事課長を経て昨年9月に特捜部長に就任すると、安倍政権肝煎りのリニアに関わる談合事件捜査と、やはり安倍人脈がからむスパコン疑惑を次々に立件し、特捜部の「最強の捜査機関」としての威信を回復させた人物だ。
最高検は強力な助っ人投入で女性特捜部長に大手柄を立てさせようとしているのである。
◆最高検の“リーク”か
その背後に検察の安倍政権との因縁がある。法務省・検察組織は検事総長を頂点とするピラミッドで、「検察官の独立」を守るために実質的な人事権も検事総長が握っている。他省では官僚トップの事務次官は検事総長への出世コースにあたる。
だが、安倍政権は内閣人事局の人事権を盾に検察人事に介入した。
「法務・検察首脳部は2016年7月の人事でエースの林真琴・前刑事局長を事務次官に就任させる人事案を官邸に上げた。ところが、官邸は人事案を突き返し、同期の黒川弘務・官房長を次官に据えた。
黒川氏は政界捜査の際には情報を逐一官邸にあげることで官邸の覚えがめでたく、甘利明・経済再生相の斡旋利得事件の際に特捜部が甘利事務所への家宅捜索さえ行なわずに不起訴処分にしたのも、そのパイプで政治的取引があったからだと見られています」(伊藤氏)
その後も、法務・検察首脳部は昨年7月、同12月に林氏を次官にする人事案を上げたが、官邸は拒否して黒川次官を留任させ、ついに林氏は次官になれないまま名古屋高検検事長に異動した。法務・検察は煮え湯を飲まされ続けたのだ。
安倍官邸の人事介入への反発は、黒川氏の存在で政界捜査に“待った”をかけられてきた特捜部など捜査の第一線に立つ検事ほど強い。
それからほどなく、朝日新聞が財務省の文書改竄問題をスクープし、安倍政権は追い詰められた。伊藤氏が言う。
「朝日の情報源は改竄前と後の文書を持っていた大阪地検ではないかと見られていますが、流出を疑われるのを覚悟でやったとは考えにくい。むしろ、最高検の検察首脳部が安倍政権に痛打を与えるために出したのではないか」
オール検察の安倍政権に対する“宣戦布告”だったという見方だ。折しも佐川喚問の後、改竄の全責任を負わされた形の財務省サイドから不穏な情報が流れ出した。
「文書改竄にあたって、官邸と財務省本省の間で書き換える文面の調整が行なわれていた。窓口となったのは双方の中堅キャリアだった」
という内容で、その話には調整役となった2人の官僚の個人名や関係性などもあって妙に具体性を帯びていた。現時点では真偽不明だが、大阪地検特捜部が財務省への強制捜査と佐川氏ら財務官僚への取り調べで、官邸と財務省が改竄の協議を行なっていたという証拠をつかむことができれば、今度こそ、安倍官邸は決定的なダメージを被ることになる。
そこまで踏み込めるか、それとも官邸の顔色を窺って籠池夫妻立件で終わるのか、山本特捜部長の真価が問われる。
※週刊ポスト2018年4月13日号
科挙を守りたい モリカケ
永井啓吾
2018年3月31日21時36分
市民団体「森友学園問題を考える会」が主催。前川氏は元官僚の視点から「国有地の払い下げ問題は、外部からの政治的な力があったと考えざるを得ない。森友問題も加計問題も国政の私物化だ」と批判した。
前川氏は、名古屋市立中学校での自身の講演を自民党の国会議員が文科省に照会し、同省が調査していた問題についても言及。「役人が自らの判断でするはずがなく、強力な圧力がかかった。自民党の文科部会長の機嫌を損ねてはいけないという事情には同情する」と述べた。
元文科官僚の寺脇研氏は「霞が関はどの省も官邸に押さえつけられている。文科省や防衛省、財務省で問題が明るみに出たが、それだけではないだろう」と話した。(永井啓吾)
しかし一読してホントに驚きます。
前川喜平氏は要するに「官僚は官邸の言う事を聞くな。 官僚の意志で行政を行え。」と言っているのです。 そしてそれを朝日新聞が全面的に肯定しているのです。
官僚が首相の意志を無視して、自分達の意志で行政を行う。
こ、これって民主主義ですか?
これ民主主義じゃなくて、官僚制、官僚支配って言うんじゃないですか?
朝日新聞の大好きな日本国憲法によると、日本では行政権は内閣にあります。 官僚はこの内閣、つまり各大臣達の命令に従って仕事をするのです。
大臣は結構コロコロ変わり、大臣が変われば行政の方針も変わるのですが、しかし官僚は現行の大臣の命令に従って仕事をすることになているのです。
だって大臣を任命する総理大臣は、国民の選挙を経て選ばれるのですが、しかし官僚は選挙で選ばれるわけではないのです。
官僚は選挙には一切関係のない公務員試験を受けて採用されたら、前川喜平氏のような不祥事でも起こさない限り、定年まで職を保証されるのです。
そういう人達の意志で行政が行われるようになってしまっては、行政に国民の意志が入る余地がないのです。
これでは民主制の意味がありません。
だからワタシの記憶では、リベラリスト・革新派と言われる人々は、戦後一貫して官僚制の打破を標榜してきました。 ワタシが可憐な美少女として初めて新聞を読み始めた頃から、朝日新聞の記事には「官僚制の打破」と言う言葉が躍っていました。
そのころのワタシはこの言葉の意味が今一良くわからなかったのですが、しかしとにかくやたらに出てくるので、何か余程悪いことだろうと思い続けていたのです。
でも段々と意味がわかるようになりました。
なるほどいくら憲法で民主主義を規定し、選挙で選ばれた内閣ができても、現実には大臣がすぐに自分の所管する省庁の実務を把握するのは難しいのです。
一方官僚達は大学を出てからずうっと同じ官庁で働いているのです。 そして毎日実務をしているのです。
だから実務にたけた官僚が、大臣の目を胡麻化して好き放題やるのは簡単なのです。 こうなると大臣は純然たるお飾りで、何の意味もありません。
それでも立派な仕事をするだけなら良いのですが、しかし大臣のコントロールが効かないのだから組織的天下りなどの不正だってやりたい放題になるわけです。
これは問題ですよね?
この間に月日は流れ、今やワタシも初老となったのですが、しかしその間、朝日新聞はずうっと官僚制打破を叫び続けていたのです。
だからその朝日新聞が絶賛した民主党政権が、標榜したのが政治主導でした。
民主党政権はそのために事務次官会議を潰すとか、無茶苦茶やりました。 自分達に実務能力があればそれも良かったのですが、しかしそもそも実務能力ゼロの連中が、実務のできる官僚の邪魔をしただけですから、ホントに政治がマトモに動かなくなってしまいました。
でも、朝日新聞始め自称リベラリスト達は、そんなことをお構いなしに、とにかくこの政治主導を絶賛していましたよね?
だってこれはつまり官僚制の打破そのものですから。 民主党政権が無能で、しかも官僚の仕事を邪魔ばかりしたので、行政が無茶苦茶になりました。 東日本大震災の災害対応も遅れに遅れました。
でもとにかく官僚の邪魔をしたので絶賛したのです。
こうした朝日新聞と自称リベラリスト達の歴史を思い出すと、この前川喜平氏絶賛はもう驚くしかないのです。
これはつまり完全な官僚制の肯定、民主制の否定ではありませんか?
それも典型的な腐敗官僚の尻馬に乗って、官僚制を肯定し、民主制を否定する?
反安倍の為なら、戦後70年掲げてきた官僚制打破の旗を降ろし、代わりに官僚制を全面肯定しようというのでしょうか?
因みにこの官僚制の全面肯定は、朝日新聞だけではありません。 実は先日魔女裁判の話で紹介した東大教授だって、またその支持者だって同じです。
つまり反安倍派の人々は、官僚が公文書改竄などの不祥事を起こせば、内閣は総辞職するべきと言うのです。
これは一見強烈な反権力の主張に思えます。
しかしこれだと官僚が共謀して意図的に不祥事を起こせば、簡単に内閣を総辞職に追い込む事ができます。 こうなると官僚が内閣の生殺与奪権を握るのですから、内閣は天下りの規制など官僚の嫌がる事は絶対にできなくなるのです。
つまりこれは民主的に選ばれた内閣を、官僚のコントロール下に置こうと言う話で、反権力どころか官僚の権力に、主権者である国民が屈服させられる事になるのです。
そしてこうなると、これで安倍政権が倒れて、彼等リベラリストの支持する政権ができても、本当の支配者は官僚と言う事になります。
ねえ、東大の大先生? 先生はホントにそれで良いんですか?
それとも安倍憎しの余りアタマおかしくなったのですか?
それとも先生は実はそれほどアタマが良くはなくて、先のことなんか全然考えていないのですか?
しかし東大の先生も朝日新聞も、チョモランマみたいな高偏差値の人達だから、アタマがおかしくなるとか、ましてアタマが悪いとかいう事はあり得ないと思います。
それどころか先生達の素晴らしく良いアタマで考えると、実は官僚制を守りたいのだと思うのです。
だって今の日本の官僚制はこの先生の仲間達には絶対に有利なのですから。
今の官僚制は東大を出て高級官僚になった人達が、国民から選ばれた政治家を抑え込んで好き放題できる、美味しいところを食べつくせる制度です。
そうなると東大の権威も絶大になります。
これを東大の先生が否定したいわけはないでしょう?
彼等が今まで官僚制打破と言い続けたのは、言ったところで打破できるわけはないと高をくくってのことだったのではありませんか?
ところが安倍政権が長期化すると様子が変わってきたのです。
だから一転して官僚制を擁護に回りだしたのではありませんか?
前日、この官僚制を考えさせれるツィートを拾いました。
高度な専門知識を持つ公文書館の職員の多くは非常勤職である。事務方は正職員。いくら高度な専門知識を持つ非常勤職員が誤りを上司に説いても、無知な上司は規程に従って史料を処分するだけ。構造的な欠陥と言わざるを得ない。無知だったではすまされない大問題。
なるほど日本の官庁ってみんなこんな事になっているんですね。
本来の業務に必要な専門知識を持つ人ではなく、官僚として採用された人々が、権力を握っている。 そしてその官僚的センスだけで行政が進んでいく。
そういえば日本が長期のデフレで苦しんだのは、財務省と日銀がひたすら緊縮財政と金融引き締めを続けたからです。
彼等が何でそんなことをしたのか?
世界の金融財政政策の常識を無視して、世界の経済学の常識を無視して、何でもそんな金融財政政策をとってきたのか?
だって財務省で権力を握っているのは、東大法学部を出た人々で、経済学なんか知らないのです。 だから経済学の常識も、世界の金融財政策の常識も知ったことではありません。
だから彼等の都合と知識だけで、金融財政策を続けたのです。
つまり法律的に辻褄が合い、公務員の家庭の家計簿レベルの金銭感覚で、国家の財政金融政策を仕切ってきたわけです。
しかし財務省の権力から、日本の経済学ではこれが権威となったのです。
これってもう科挙ですね。
中国は隋代以降、延々とこの科挙を続けました。
科挙で出題されるのは儒教と、詩文です。
儒教に高度な知識を持ち、美しい詩文を書く能力のある人が合格して官僚になり、絶大な権力を握りました。
学力試験での官僚採用と言う一見大変合理的な制度です。
だから科挙の制度を知ったヴォルテールは「東方の理想国では、知識があればあるほど金持ちになれる」と羨みました。
しかしこれで専門職は勿論、国防を担う軍事達までもが、官僚の下で蔑ろされて、中国の発展は停滞してしまうのです。
ワタシは日本の官僚制も今や完全に科挙化しているではないかと思うのです。
そしてこれが現実にバブル後の日本の経済の停滞を招いてしまいました。
だから安倍政権は徐々にこれを改革しつつあるのです。 でもだからこそ科挙の秀才達がこぞって反安倍を叫んでいるのではありませんか?
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平凡な猫の退屈な日常生活
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