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宗教戦争は終わっていない イスラム教vsキリスト教
2013年にアップされた物ですが、しかし日本人のワタシが見ていても実に不愉快な動画です。
第二次大戦の戦死者の中には、日本軍と戦った兵士も多いと思うのですが、このように墓地を壊すのを見ているとその卑劣さに吐き気がします。
確かにイギリスは中東諸国を植民地化しました。 しかし元植民地=Commonwealth(英国連邦)出身故にイギリスへの移民でも優遇されたのです。
そしてイギリスで祖国より遥かに豊かに自由に暮らしているのではありませんか?
ところが彼等はそれに感謝する意思はない全く無いようです。
それにしても墓地を破壊するとはあまりにも卑劣ですが、しかし嘗てはキリスト教徒がユダヤ人墓地を破壊した事もあり、宗教問題故の憎悪では普通にやる事なのでしょう。
ワタシはだからこれはテロと同様、イスラム教vsキリスト教の宗教戦争の一環だと思っているのです。
そもそもイスラム教がキリスト教徒に戦争を開始したのは、7世紀にイスラム教が成立した直後からです。
サラセン帝国はまずビザンティン帝国領でキリスト教世界だったシリアやその周辺を征服し、更に同様キリスト教世界だったエジプトも征服しました。
そしてこの時、征服された地域の人々の多くがイスラムに改宗しました。
しかしサラセンの征服戦争は続き、北アフリカを横断してジブラルタルを超え、遂にはスペインを、また地中海を渡ってシチリアから南イタリアまでも支配下に収めるのです。
そもそもイスラム教と言うのは、創始者ムハンマド自身が軍隊を率いてメッカをそしてアラビア半島を征服支配する所から始まった宗教なのです。 そしてその支配下で布教して行ったのです。
こうして北アフリカと東地中海がイスラム世界になると、サラセンの海賊達が、イタリアやフランスなどの地中海沿岸を襲うようになります。
彼等はキリスト教徒の町や村を襲い、金品を奪うだけではなく人々を拉致して奴隷にするのです。
イスラム教徒からすれば、異教徒を奴隷化する事は全く罪ではないのです。
因みにアフリカでの黒人奴隷狩りもこの少し前から始めています。 またウクライナやコーカサスなどスラブ世界でも奴隷狩りを行っているのです。
イスラム教徒がキリスト教徒より人種差別をしなかったと言うのは、つまりはヨーロッパ人が専ら黒人奴隷狩りだけをしたのに対して、イスラム教徒側は人種に関係なく広範囲で奴隷狩りをした事です。
このようなサラセンの海賊に対してヨーロッパ側は全く無力でした。
当時のヨーロッパはローマ帝国が滅亡し、国家と言える組織が亡くなっていたのです。
海賊を恐れた人々は、海岸の平地を捨て、山奥で暮らすしかなくなりました。 それは豊な農地を捨てる事であり、窮乏に苛まれる事でした。
この時の悲惨さはを見ると国家が滅亡するとはどう言う事かを痛感させられます。
しかしそれでもヨーロッパ側も少しずつ国家体制を整えていきました。 そしてそれにつれてイスラム世界に反撃を開始します。
まずノルマン人の騎士達がイタリアに侵攻し、南イタリアとシチリアを奪還します。 そして更にその勢いの乗って、十字軍としてエルサレムに侵攻するのです。
イスラム教vsキリスト教の戦いを語る場合、専らこの十字軍以降だけを語り、イスラム側が一方的被害者のように言われるのですが、これは違います。
キリスト教側から言えば、今まで散々やられたのでやり返したのです。
そしてこの頃からイスラム教vsキリスト教の戦いが互角になり、更にその後少しずつキリスト教側が優勢になって行くのです。
なぜならスペイン奪還(1492年)の頃からキリスト教世界は、中世から近世に移行し始めました。
そして更に近代へと進歩するのです。
これにより、国家体制はより強固になり、更に自然科学と産業の発達から、文化や産業でもイスラムを凌ぐようになって行ったのです。
そして遂に第一次大戦の頃までに、イスラム世界の多くが植民地化されて完全にキリスト教世界に屈服させられる事になるのです。
この植民地支配により漸くサラセンの海賊が根絶されました。
つまりこれまでサラセンの海賊は出没していたのです。
ナポレオン戦争後でもなお、北アフリカで奴隷化されたキリスト教徒達を救出する活動をしていたキリスト教団がありました。
ナポレオンの妻ジョゼフィーヌの従妹が、マルチニック島からフランスへ渡航途中、サラセンの海賊に襲われて、奴隷としてトルコのスルタンに売られその寵姫となった言う伝説があります。
しかしさすがにキリスト教国の植民地になってしまっては、これは出来なくなりました。
また植民地下では奴隷制度も禁止されます。
イスラム教徒が続けていた黒人奴隷狩りはそれより早く、アフリカがヨーロッパの植民地になるつれて不可能になっていました。
ヨーロッパ人はイスラム世界の植民地化により宗教戦争の完全勝利、そして終戦と信じているのでしょう。
だから今のヨーロッパのリベラリスト達はひたすらその贖罪に励んでいます。
しかしイスラム側は全くそんな事は考えていないのです。
そもそも思う理由はありません。
そのように思うのは、近代化したヨーロッパ人にとって宗教と言う物が、嘗てのような意味を持たなくなったからです。
近代化し世界の覇者となったヨーロッパ人達は、自分達が憐れなイスラム教徒達の精神までも征服したと信じているのです。
けれども良くも悪くもイスラム教徒達は精神までもヨーロッパに征服されたわけではないのです。
イスラム圏では今も宗教はレパントの海戦の頃と全く変わらぬ重要性を持っているのです。
ヨーロッパ諸国が植民地化で持ち込んだ近代リベラリズムを受け入れたのは、極少数のインテリだけなのです。
キリスト教世界は近代化したけれど、イスラム世界はレパントの海戦(1571年)の頃と全く変わっていないのです。
例えばボコ・ハラムやISが女性を拉致し、彼女達を奴隷として売買する事は、先進国の人間からすれば非常にショッキングです。
でも前記のようにイスラム諸国では奴隷制度は殆どの国で、植民地化されるまで続いていたのです。 それどころか植民地化されなかったサウジアラビアなど1970年代まで奴隷制度があったのです。
イスラム世界の人々は、自分達の意思で奴隷制度が悪いと思って止めたのではないのです。 奴隷制度はコーランでも認められているのです。
それをヨーロッパの圧力で無理矢理禁止されたのですから、今だって本心では大いに不満でしょう。
また植民地支配された当時だって、宗主国の目が届かない所では続いていても全然不思議ではないのです。
今でもアフリカからヨーロッパを目指す移民達が、リビアで奴隷として売られていると言うニュースがあるぐらいです。
つまりイスラム世界って今でもこういう世界なのです。
このようなイスラム教との休戦など完全にヨーロッパ人の独りよがりなのです。 ヨーロッパ人は自分達が近代社会に居るのでその感覚で、宗教戦争など過去の物と信じているのですが、しかしイスラム側は今も中世にいるのです。
現在、自称リベラリスト達はひたすら「多様な価値観を尊重しろ」とか、多文化主義とかを推進しています。
しかし価値観が違う文化が違うとは、つまり奴隷制を認める価値観、文化が存在すると言う事でもあるのです。
自称リベラリスト達はこれ等の価値観を認める心算なのでしょうか?
イスラム世界の人々が中世の価値観で生きている以上、キリスト教との宗教戦争を中止する理由はありません。 異教徒を奴隷化する事への罪悪感もありません。
だからロザラムの少女強姦事件など起きて当然です。
勿論、この動画のような墓地破壊と言うような事が起きるのも当然でしょう。
今後イスラム教徒が増えれば増える程、テロと共にこの手の事件は頻発し、キリスト教徒側がブチ切れた所で、本格的な宗教戦争になるでしょう。
もしブチ切れなければ?
イスラムに奴隷化されます。
あるソマリア女性の半生 神との戦い
小池の迷走 ポピュリズム
東京都議選(6月23日告示)に向け、小池百合子都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」は25日、「子どもを受動喫煙から守る条例」制定を公約にすると発表した。子どもがいる自宅や自家用車内での喫煙制限を検討するという。
公共施設などの受動喫煙防止条例は自民、公明、民進、共産の主要各党が公約に入れ、横並びの状態。既に条例化を公約に入れていた同会は「極めて厳しい案を提案する」として差別化できる内容を考えていた。ただ私的な空間での行動を制限しかねず、他党から疑問視する声も出ている。
同会は今後、詳細な内容を詰める。この日、記者会見した同会政策顧問の弁護士は「家の中については努力義務規定を設ける形になる」と見通しを説明。同会特別顧問の小池氏は「『個人の家に手を突っ込まないで』と思われるかもしれないが、(家や車の中での喫煙は)子どもの健康によい方向ではない」と話した。
朝日新聞社
なるほど、子供の受動喫煙は健康に悪いでしょう。
しかし喫煙自体は合法なのです。
その合法な事を自宅で行う事を、自治体が制限すると言う発想は何とも異様です。
自宅での喫煙を制限するために、東京都警が個人の住宅を監視でもするのでしょうか?
ワタシは東京都民ではありませんが、それでも小池が東京都知事選に立候補したときは、当選を期待しました。
しかし豊洲移転で迷走し始めて移行、小池のやる事はもう滅茶苦茶、売名の為のパフォーマンスの為なら都政の破壊も辞さない最悪のポピュリストとしか思えなくなりました。
東京都知事選で小池が自民党の公認を貰えなかった時に、自民党側が言った言葉が言葉が、思い出されます。
色々と検討し、調査したけれど、どうしても小池氏を公認する事はできない。
ワタシはこれを聞いたときは、意味が良くわかりませんでした。
マスコミやネットでは、小池が都知事になると都議会の自民党議連の利権を奪われるからなどと言われました。
勿論これは事実でしょう。
しかし自民党側は、こうした小池の人間性を見抜いていたのも事実ではないでしょうか?
だから小池を都知候補に公認にすれば自民党が楽勝であったにも拘らず公認しなかったのでは?と思ってしまうのです。
これは大人口の都市や国家での民主主義の問題です。
一般有権者には、候補者の人間性や能力を知る事が非常に難しいのです。
理念のようなモノはそれまでの公的な言動だけで、比較的簡単にわかるのですが、しかし人間性や能力は実際に当人と接しない限り簡単にはわかりません。
そこで綺麗事を言うのが上手、或いはパフォーマンスばかりが上手い人間が、票を集めて当選すると言う事態が起きるのです。
一般有権者がその人間性や能力を知るのは、この人間が当選して、実際に権力を行使し始めてからになってしまうのです。
しかしこのポピュリズムを助長するのがマスコミです。
マスコミは豊洲移転問題で、科学的事実を一切無視して、小池応援を続けました。
勿論マスコミの多くが反自民だからでもあるでしょう。
しかし彼等は人気取り商売の本性として、人気タレントをもてはやすのと同じノリで、こうしたパフォーマンの巧みな人間に迎合して、その人気を煽ってしまうのではないでしょうか?
ワタシが思い出すのは、鳩山由紀夫や菅直人へのマスコミの異常な入れ込みです。
勿論、自民党政権を潰すと言う彼等の念願が叶っての応援だから殊更身が入ったのでしょう。
しかし超高学歴で名門でいながら、誰にでも安易迎合する鳩山由紀夫や、市民活動家で政治=人気取りと考えている菅直人などは、当に天性のポピュリスト、ポピュリズム以外何もない人間だったのです。
その場の人気取りに全てを賭けて、それ以外は何もない。
このような人間達はマスコミにとっては、自分達に運命を委ねて、何でも注文を聞いてくれるアイドル歌手のような存在で、愛おしくてならなかったのではないでしょうか?
こうした人間の人間性の問題を指摘して、一般の人々に報せるのは、非常に難しいでしょう。
だってそもそもそれは他人の人格攻撃になりますから、やればやった人間が自身の評価を落とし、憎まれるだけになるのです。
だから自民党だって小池を公認しない理由さへ明確にはしなかったのでしょう。
戦前は超鳩山由紀夫とでもいうべき、超ポピュリスト近衛文麿と言う男が首相になり、当時の新聞は熱狂しました。
そしてそれが日本を満州事変から始まる泥沼の戦争へと追い込いこんだのです。
ともかく小池は今後も暫く、こうした意味不明の人気取りに熱中し、都政は全てその為に利用し続けるでしょう。
日本国民としては何とか東京オリンピックだけは無事にやって欲しいです。
開催を決めた以上はちゃんとできないと日本の恥になりますから。
中世に生きる人々 イスラム
多くのムスリムがこの時期、宗教的な感情を高ぶらせ、善行に励もうとする。メディアもそれを煽り立て、テレビではイスラームの栄光の歴史を辿る番組が目白押しになる。わたしも中東で何度かラマダーン月を経験したが、ムスリムたちがそうした大河ドラマをみるたびに、中身がそんな変わるわけでもないのに、毎度毎度ベーベー泣いているのに驚いたことがある。
また、この時期には、とくに豊かな湾岸諸国目指してイスラーム圏から物乞いが飛行機に乗って集まってくるのも有名だ。喜捨は、イスラームの義務の1つであり、ラマダーン月のように宗教心が高揚する時期には信徒の財布の紐も緩まるので、それを目当てに物乞いたちがやってくるのである。もちろん湾岸諸国も対策を立てているようだが、とにかく世界中からやってくるので、対策が追いつかないらしい。(ISのテロが5月27日からのラマダーン月に起きるかもしれない)
それにしても、また驚くのです。
イスラムドラマに感動して、べーべー泣き、物乞いに気前よく施し、一方でテロに励む。
ワタシがこれで思い出したのは、ヨーロッパ中世の人々の話です。
彼等もキリスト教の祭日に教会へ行き、そこでキリストの受難などの説教を聞いて感動すると、貧者に施すなど善根を積もうとすると共に、キリストを処刑したユダヤ人への怒りに燃えて、棍棒を手にユダヤ人を襲ったのです。
ユダヤ人がキリストを処刑したのは事実ですが、しかし中世とはそれはもう千年余りも前の話です。
それで憎まれても困るのですが、しかし宗教的感動で我を忘れた人々は、千年余り前にキリストを処刑の判決を出したユダヤ人のラビ達と、現在目の前にいる同じ町の住人として小商売に励むユダヤ人の区別がつかなくなっているのです。
それにしても今のキリスト教徒で、キリスト教の映画やドラマでべーべー泣くとか、説教に感動して気前よく施すなどと言う人はまずいないと思います。
しかしドラマで感情が高ぶってべーべー泣くとか、その感情に動かされて施しやテロに走ると言うの見ると、当にイスラム世界の人々と言うのは中世に生きる人々だと思うのです。
中世に生きる人々は、感情の起伏が非常に激しかったのです。
実はワタシはイスラム世界に関する本など読むのが結構好きだったし、以前はペシャワール会の会員でした。
でイスラム世界の何が面白いって、イスラム世界を見ていると、リアルタイムで中世の世界が見られるのです。
例えば1970年代にアフガニスタンの調査をした岩村忍の「アフガニスタン紀行」などまさに、首都カブールから離れる従って、ドンドン時代を遡り、中世世界にタイムトリップしていくような面白さでした。
またペシャワール会の会報で、現地の状況を読んでいると、中世の世界をリアルに見ているようでした。
実際、中世ヨーロッパ史の権威阿部勤也も会員だったのですが、彼も会報でアフガニスタンとトライバルエリアは当に中世の世界だと書いていました。
ところがこの中世に生きる人々が、タイムマシンじゃなくて飛行機や難民船に乗って、ドンドン現代に押し寄せているのです。
実はワタシはヨーロッパ中世史とイスラム世界に興味を持った頃から、考えていた命題があります。
それは「人間は歴史の飛び級ができるか?」です。
つまりヨーロッパや日本は、中世・近世・近代と言うステップを踏んで、500年かけて現代までたどり着いたのです。
その間に何度も葛藤がありました。
ところが第二次世界大戦後、イスラム世界は(イスラム世界に限らずアジア・アフリカの国々は全て)いきなり制度上は、現代先進国と同じ民主制を採用したのです。
選挙一つ取ってもそうですが、日本も欧米も、選挙制を導入した直後は制限選挙制で、その後相当の時間をかけて国民の要求を受けて普通選挙制に移行したのです。
ところが第二次大戦後独立した国々は、殆ど皆いきなり普通選挙制を採用しているのです。 なるほど民主制を採用する以上は普通選挙制であるべきと言う理念には完全に賛同します。
しかし現実問題として、国民全体の意識に関係なく、また民主主制を作る意識もないまま、いきなり普通選挙制を採用してマトモに運営できるのでしょうか?
そして当然ですが、民主制を採用する以上は思想信条宗教の自由は完全に保証すると言う建前になります。
しかし前記の通りイスラム世界の人々の意識は完全に中世のままなのです。 少なくとも宗教については完全に中世です。
宗教意識が中世のまま、民主制を採用し、その宗教意識をドラマや映画などと言うイスラム世界では画期的な手段を殊更煽れば?
実際、中世ヨーロッパではそういう事が何度ありました。
中世ヨーロッパは普通選挙制ではないせよ、民主制の都市国家は幾つもあり、そう言う都市に異常に説教が上手く宗教意識を煽るのが上手い聖職者が現れると、そのまま事実上街の支配者になって宗教による恐怖政治を行い大混乱を引き起こすのです。
その典型がフィレンツェに現れたサヴォナローラです。
彼は忽ちフィレンツェの民衆の心を掴み、そしてフィレンツの支配者となったのです。
そしてその後、宗教改革が始まると、ジョン・カルヴァンのジュネーブ支配など更に陰惨な宗教による恐怖政治が行わるようになります。
今イスラム世界で起きているイスラム原理主義政党の台頭など、これと同じではありませんか?
以前、アヤーン・ヒルシ・アリの事を紹介しました。 ソマリア生まれのイスラム教徒だった彼女は、オランダに移住してからオランダの価値観を受け入れる為には、イスラム教との大変な葛藤を経験しました。
それはヨーロッパが中世から近代までの350年分の葛藤だったのです。
彼女の妹もオランダに移住するのですが、しかし妹はこの葛藤を乗り越える事ができず狂死してしまいます。
中世から現代への歴史の飛び級は、普通の人間にとっては殆ど不可能なのです。
それが国家とか民族と言った集団ではまず不可能なのではないでしょうか?
ワタシは歴史の飛び級は出来ないと思うのです。
だからイスラム世界が中世から抜け出せば、現代に飛び級するのではなく、近世になるのです。
今イスラム世界で起きている事は、中世から近世への移行なのです。
その葛藤が今始まっているのです。
そしてイスラム移民と共にその火の粉が欧米に飛んでいるのです。
このイスラム世界の宗教政治への願望は、イスラム世界が中世を抜け出して、近世・近代を超えるまで続くでしょう。
これが無理矢理歴史の飛び級をやった結果なのです。
そして怖ろしいのは、ヨーロッパ史を見れば最も陰惨だったのが近世です。
つまり人々の識字率が上がり、印刷機の発明で聖書が普及し、人々が自分の自身でキリスト教の教えを理解する事ができるようになったのは良いのですが、そうするとこれまでキリスト教の教えを独占してきたカソリック教会との対立が始まったのです。
ヨーロッパの人々が本当にキリスト教を理解し、最も真剣に信仰するようになったのは、この時代でしょう。
しかしその結果が宗教戦争なのです。
それを思うと、現在のイスラム世界が中世から脱出を始める時に起きるのは、宗教戦争ではないかと思うのです。
宗教戦争は宗教を知性で理解しようとした人達が、その解釈を巡って争った戦争です。
宗教の解釈など本来知性理解するのは不可能なのに、その解釈を限りなく追及して、しかも宗教であるが故に絶対真理・神の正義として徹底しようとすれば戦争になるのは当然です。
イスラム世界も近代化により識字率が上がり、またドラマ等でイスラム信仰が更に深化した挙句に、この状況に陥ったのです。
そしてその場合、一つはイスラム教徒同志の週は争いと、もう一つはキリスト教に対する攻撃ではないでしょうか?
少なくともヨーロッパに移民したイスラム教徒達が敵対するのは、キリスト教徒ではないのでしょうか?
だからワタシはこうしたテロはテロでは終わらないと思います。
これは来たるべき宗教戦争の前哨戦だと思うのです。
日本は今のうちから、にこうした宗教戦争に巻き込まれないように用心するべきだと思うのです。
オマケ・英語の出来る方は是非どうぞ
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Author:よもぎねこ
平凡な猫の退屈な日常生活
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