これは2003年、福岡市の小学校でベテラン男性教師が、生徒の一人に物凄い体罰を繰り返し、生徒が強度のPTSDになったとして、全国のマスコミが「史上最悪の殺人教師」と報道して、大騒ぎになった事件です。
ところが被害生徒の両親が福岡市と加害教師相手に5800万円の損害賠償を求めて提訴した事で、裁判所で事実認定が始まると、この体罰もPTSDも全く事実無根だと言う事がドンドンばれて行ったのです。
つまりこの話は全部、自称被害生徒の両親によるデッチアゲ、完全な虚言だったのです。
しかしこの「殺人教師」のデッチアゲの過程が、慰安婦強制連行捏造騒動とそっくりなのです。
つまりどちらも同じ役者がそろっているのです。
韓国=執拗に虚言を繰りかえし、エスカレートさせるスーパーモンスターペアレンツ。
河野洋平と外務省=取りあえずその場を収める為だけに、安易にモンスターの言い分を肯定する校長と福岡市教育委員会。
朝日新聞とマスコミは慰安婦問題でも福岡殺人教師事件でも、ひたすらモンスターの言い分を増幅して報道。
人権派弁護士、福岡殺人教師事件ではモンスターペアレンツ側に福岡市子供の人権委員会委員長の弁護士始め550人もの大弁護団がついた。
ウィキの福岡市「教師によるいじめ」事件の所にこの事件の時系列が書かれています。
4年生の一学期が始まって間もなく、担任教師が初めての家庭訪問をしてから3週間程してから、生徒の一人の両親が、子供が大変な体罰を受けたと校長に訴えてきました。
家庭本問の折に子供曽祖父がアメリカ人だと教師に話したところ、教師は「血が穢れている」と言って、子供の耳がちぎれて化膿したり、鼻血で服が血だらけになるような体罰を繰り返すようになったと言うのです。
これに対して校長と教頭は、事実を一切確認する事なく、体罰はあったこととして教師に謝罪を命じました。
更に子供達に体罰を見たことがあるか?と言う調査をしました。 但しこのアンケートではどの教師が誰に体罰をしたのかを聞いていません。 だから子供達からすれば、小学校へ入って以来体罰と思えるモノを見ていれば「イエス」と答えるしかないのです。
つまりこれはモンスターに媚びて彼等を納得させるために、体罰があったことを証明するためのアンケートでした。
まるで河野談話!!
それでも学校側のこの最初の謝罪はまだ何とか理解できます。
取りあえず謝ってとにかく事を収めたいと言うのはわからないではありませんし、普通のモンスターペアレンツなら、これで収まったのでしょう。
しかしこの両親は韓国のようなスーパーモンスターでした。
彼等は謝罪を受けたり要求が通ったりする度に、むしろ益々教師と学校への憎しみを募らせて、要求をエスカレートさせるのです。
校長がこの両親の言い分を聞いて、担任に監視役を付けると、両親は「担任が監視役隙を見て息子を殴った。」と言って、担任を外す事を要求します。
そこで校長が担任を外し、教師は職員室で雑用をするだけになり、休み時間は絶対に廊下にも出られないようにすると、両親は子供が教師の姿を見て、恐怖で嘔吐したと言うので、結局教師は停職6か月の処分を受けて、学校には来られなくなりました。
とろが両親は子供が教師の車を見て怯えたと言い出し、更にPTSDを発症したとして、子供を精神病院の閉鎖病棟に入院させ、福岡市とこの教師を告訴するのです。
それにしてももしホントなら凄い話ではありませんか?
だからこれに朝日新聞が飛びつきます。
そして朝日新聞の報道を皮きりに、全国のマスコミが大挙して便乗し、この教師は「史上最悪の殺人教師」と報道されるのです。
しかし何とも奇妙な話です。
ホントに服が血だらけになったり、耳が切れて化膿するような凄い体罰を毎日繰り返していたのなら、他の子供達だってそれを見て大変なショックを受けるだろうし、何よりもそんなことが一回でもあれば、親はその時に抗議するでしょう? それに何よりも病院に連れて行くでしょう?
けれどそのような形跡は全くなく、親が抗議をしたのはそれが三週間も繰り返された後です。
また裁判が始まり、福岡市側の弁護士がこの子共のPTSDの診断書を詳細に調べると、これが何とも奇妙な物でした。
この子は実に186日も精神病院の閉鎖病棟に入院していたのですが、しかしその間に106日も外泊しています。 しかも病院にいる間は良く食べ、よく寝て、看護婦や他の患者に散々悪さをして、テレビや漫画を楽しむと言う、元気な悪ガキの日常なのです。
でも自宅へ帰ると教師の事を思い出して恐怖が甦り嘔吐や下痢をしながら錯乱すると言うのです。
だったら自宅に返しちゃダメでしょう?
結局裁判所はこのPTSDは誤診と判断しました。
そして戸籍を調べると、生徒の曽祖父がアメリカ人と言う話は、全く事実無根であることがわかりました。
実はこの生徒の母親はこの体罰騒動以前から周りの人達にも、自分の祖父はアメリカ人で自分は帰国子女、夫もアメリカ留学しており、その留学中に知り合ったと言っていました。
しかし戸籍を調べると彼女の親族にはアメリカ人はおらず、そもそも渡米した事実も確認できませんでした。 そして夫のアメリカ留学も全くの嘘でした。
それなのにこの夫婦は「子供がアメリカ人を血を引いている事で教師に虐待された」と言い続けたのです。
一体何の為にこんな事を!!
それにしても呆れるのが、この夫婦の弁護を引き受けた弁護士です。 実はこの弁護士は福岡市子供の人権委員会の委員長なのです。
そして「普通の大人が原告である子共の味方だと知らせる為」と称して550人もの弁護士の名前を集めて大弁護団を作ったのです。 これは何と福岡県弁護士会の弁護士の3分の1に相当する人数でした。
つまりこの弁護士は大真面目なのです。
しかし彼の書いた訴状は母親の言い分そのままで、PTSDの診断書を証拠として提出したのも彼です。
母親の言い分そのままの訴状では、激しい体罰で「服が血だらけになった」とか「耳が切れて化膿した」とか書いてあっても、それが通院記録も診断書もなく、冷静に読めば読むほど違和感が疑念が湧いてくるばかりです。
そして福岡市側の弁護士がPTSDに疑問を呈した事は前記の通りです。
それではこの原告側の弁護士は自分で訴状を書くとき、またPTSDの診断書を提出した時に、疑問は持たなかったのでしょうか?
報酬目当てで好い加減な弁護をしたと言うならわかります。
しかし彼はこの訴訟で、弁護士仲間550人もの名前を借りたのです。
それなのにこんなお粗末な訴訟をしては、敗訴後自分の立場がなくなるではありませんか?
だから彼は心底、自分の書いた訴状も、またPTSDの診断書も疑っていないのです。
つまり弁護士と言う職業にも拘らず、自分の正義の前には、常識的な疑念や合理的発想は消滅してしまったのです。
そこで何とかその正義を実現しようとして弁護士仲間550人の名前を集めてしまったのです。
ワタシがこの弁護士を見て思い出したのは、植村隆の大弁護団です。
そしてブロゴスの玩具、猪野弁護士です。
ワタシは弁護士と言うのは、職業柄常に人間の嘘や出鱈目と対決させられるので、否応なしにシニカルになり、冷静に現実的に物事を考えるようになるのだろう・・・・と、思っていました。
しかしある種の弁護士達は違うのですね。
弁護士としてどんなに日々、人間の嘘や出鱈目に直面させられても、そんな現実に一切関係なく、自分の夢見る正義の中に生き続けるのです。
彼等にすると自分が一旦正義と決めた事は絶対正義で、法も科学的知見も一切関係ないのです。
だから彼等はどんな判決がでようとも怯む事なく、自分の正義を追い続けるのです。
一方スーパーモンスターもまた自分の妄想の中で生きているのです。
彼等は妄想から他人に謝罪を要求して、謝罪を受けると、彼等の脳内では妄想が事実になります。 そこで更なる妄想を産んで更なる謝罪を要求するのです。
この福岡殺人教師事件の原告が何の為にこんな嘘を吐き続けて、遂には裁判にまで持ち込んだのかはわかりません。
金の為でしょうか?
しかしもしホントに金目当てなら、「自分の祖父はアメリカ人」などと戸籍を調べたら直ぐに嘘とわかるような話を持ち出すのは奇妙です。
ワタシはこの手のモンスターは、自分の嘘を本気で信じており、自分が大変不幸な被害者だと思う事が彼等の生甲斐だと思うのです。
だからその嘘を他人に認められる事で満足する代わりに、嘘を増幅させてしまうのだとしか思えないのです。
これでは彼等の要求を呑んだり謝罪をすることは、彼等の妄想を益々増大させるだけなのです。
こうしたモンスターに妥協する事こそが、モンスターを育てる事になるのです。
このモンスターの国家版が韓国です。
実際慰安婦問題以降、韓国の日本への被害妄想はドンドン増大して、労務者の強制連行、旭日旗騒動、東海、わさびテロと際限も無く広がってきました。
彼等の妄想の本質は、自分達は非常に優秀な民族で、世界で最も尊敬されて、高い地位と権力と富を与えられるべきだと言う事でしょう。
ところが現実にそうはならないので、日本から被害を受けていると言う妄想が生まれるのです。
そこで日本がこの妄想に妥協して謝罪すると、妄想の一部が現実に認められた事になりますから、更なる妄想が膨らむのです。
それでもこうしたモンスターの要求を呑み続ける人間は、最初はモンスターと揉めたくないから、その後は今までと対応を変える事は、これまでの自分の対応が間違っていた事を認める事になるからと、言う完全な保身の権化です。
このように役者が揃うと、モンスターの妄想がドンドン育って、現実を圧倒するのです。
福岡殺人教師事件は裁判と言う場を得た事で、ようやくこのモンスターを倒す事ができました。
しかし慰安婦問題について日韓関係で裁判はありません。
だから韓国はまだまだモンスターとして成長を続けます。