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2016-09-27 19:18

学歴の無力さ・・・・ 豊洲

 ワタシは札幌市民なので、今まで豊洲移転の話には、全く無関心でした。 しかし今やっている馬鹿騒ぎには、ホトホト呆れます。

 豊洲が危険だと言われるのは、其処が元東京ガスの工場があった所で、ガスの製造過程に出る物質で土壌が汚染されていたからだそうです。

 人間はモグラやミミズのように土の中で暮らす訳ではないのです。

 汚染された土壌で健康を害するのは、土壌からベンゼン等有毒なガスが気化して、それを吸ってしまう場合。
 
 風などで汚染された土が砂ホコリとして舞い上がり、それを吸い込む、或いはそれが食べ物等についに口に入る場合。

 汚染された土壌から湧いた地下水を飲む場合です。

 だったら汚染のシャットアウトはかんたでしょう?

 汚染土壌が風で飛ばされたり、ガスが出ないようにするには、土地の表面をアスファルトかコンクリートで舗装すれば、終わりです。
 
 そして地下水は使わないようにすれば良いのです。

 ところが豊洲では、なんと敷地の土壌を深さ2メートルまで掘り出して処分したのです。

 そしてその後、盛り土をしました。
 主な建物の地下には盛り土はありませんが、地下室の床には厚さ35~40センチのコンクリートで固めました。

 それで一体どれ程のガスや汚染物質が、地下室に出て来るのでしょうか?

 そして地下室に入り込んだ水は、浄化して捨てる事になっているのです。

 マジにここまでやる必要があるのでしょうか?

 汚染土壌と言うとなにやらオドロオドロしいけれど、東京ガスの工場を撤去した後は、長らく更地になっていて、風が汚染土壌を巻き上げるに任せていたのでしょう?

 汚染土壌を掘り出して処分する時だって、特段の危険防止をしていようにも見えません。
 普通にショベルカーで掘り返したのでしょう?

 その程度の危険度なのです。

 それをワザワザ、表土2メートルも掘り出して処分し、盛り土をするとか、建物の地下に35~40センチもコンクリートを敷くとか、果てはその地下に溜まった水を浄化するとか・・・・・・。

 豊洲市場は工事費が膨れ上がった事が、問題になっているそうですが、そりゃこんな事をやっていれば、工事費なんか幾らでも増えます。

 しかも着工してからこの手の馬鹿騒ぎで、何度も工事が中断して、その度に大勢の専門家をあつめて、会議を開き、更に「安全対策」を強化する事をくりかえしたのだから、工事費が際限もなく増えるのは、当然でしょう。

  それでもまだ「ベンゼンが~~~~!!」と騒いでいるのです。

 今迄に5800億円もつぎ込んだのに、これを白紙にして豊洲移転を撤回しろと、喚いている人達がいるのです。

 自分のお金でないからこんな馬鹿げた浪費が出来るのですよね?

 5800億もあれば保育所がどれほど出来ることか.・・・・・。

 この手のヒステリーって凄く高くつくのですね。

 因みに、今後地震等で盛り土や地下室の下の土壌が剥き出しになったとしても、最悪市場建設前の状態に戻るだけです。

 そしてそのような状況になれば、市場は休業するしかないので、汚染された商品が出るわけもなのです。

 それにしても学歴って無意味ですね。

 これで騒いでいる新聞テレビの皆様は、一流大学卒です。 と、いう事はこ人達は皆高校時代、化学も一定以上の成績だったでしょうに。 

 それが濃度や検出方の問題を完全に無視して「ベンゼンが~~~!!!」とか狂乱しているのですから。

 中学や高校生で、進路に関係なく全ての生徒に数学、物理、化学から歴史や古文まで勉強させるのは、このような場合に専門家の話を理解できるようする為ではありませんか?
 
 そして理性で物事を判断出来る人間になるためではありませんか?

 しかし教育がなんの役にも立たないまま学歴だけついている人も結構いるのですね。
 哀しいです。
 
 

 

 
  1. マスゴミ
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2016-09-25 11:10

シアン、ヒ素、ベンゼン 豊洲移転

 築地市場の移転問題が、なんだか馬鹿騒ぎになっています。

 ワタシは札幌市民で、東京には全く縁がなかったので、この築地市場移転問題には全然関心がなかったのですが、この数日の報道を見ていると、狂気による魔女狩りとしか思えません。
 
 新聞やテレビによると、豊洲市場の地下ピットから、ヒ素やシアンが検出されたそうです。
  
 また地下ピットの入り口には数ミリの隙間があるので、地下ピットからベンゼンなどの有毒ガスが発生した場合、そのガスが地上に漏れる危険があるのだそうです。

 もう、いい加減にしたら? 

 今回豊洲の地下ピットで検出されたシアンやヒ素の濃度は、ミネラルウォーター以下なのです。

 シアンもヒ素も元来天然に存在する物資なので、水道水や地下水に普通に含まれています。 
 また食品にも含まれています。

 しかもこのピット内の水は、今後浄化装置で浄化して捨てるのです。 

 ミネラルウォーターより綺麗な水を更に浄化して捨てるのに、何でそれが「食の安全」の問題になるのか、全然わかりません。

  ベンゼンが漏れると言うのも理解不能です。

 そもそもベンゼン等有毒物質を含む汚染土壌は掘り出して処分されているのです。 勿論それでも微量の有毒物質は残るでしょう。
 
 しかしその為に掘り出し後に、4.5メートルもの盛り土をしました。 

 そして今、豊洲市場の主な建物の地下には盛り土がなく地下ピットになっていた事で、大騒動になっています。
  
  でも地下ピットと言うのは、ある程度大きなたてものには皆あるのです。 地下ピットを作る事によって、地下水が地上にしみ出して来るのを防ぎ、地下の配線、配管のメンテナンスにも使われます。

 また地下ピットがあると言うのは、建物全体の根っこを地下に埋めている事になるので、耐震性も増すのです。

 この地下ピットは必要な物なのです。

 だから豊洲市場の建設工事をした時に、最初に敷地全部に盛り土をして、建物の地下部分を掘り返してピットにしたものか、或いは建物の地下になる部分だけは、盛り土をしなかったのかは、わかりませんが、何れにせよ最初の設計段階から地下ピットを作る事はきまっていて、設計図も公開されていたのです。

 なんでそれを今更さわぐのか?

 そして問題の有毒ガスですが、地下ピットの床には厚さ35~40センチのコンクリートが敷かれています。

 この厚さのコンクリートを透して出てくるガスと言う物が、あるのでしょうか?
 
 厚さ35センチのコンクリートを透してガスが漏れると言うなら、街中にガソリンスタンドを建てる何て論外です。

  だってガソリンスタンドの地下には、ガソリンの貯蔵層があるのです。 しかもガソリンスタンドの貯蔵層に入っているのは、全部ピュアなガソリンなのです。

 でもそれはコンクリートで固められているので、ガソリンが地上へ漏れる事はありません。 だから街中でもガソリンスタンドを作れるのです。 

 一方豊洲の地下ピットの下は、汚染土壌を取り除いた綺麗な土壌です。 ここから有毒と言える程の濃度の、ベンゼンがでてくるという事自体、あり得ないのに、これをコンクリートで固めて、一体どの程度のガスが出てくるのでしょうか?
 
 これで騒ぐ人達は、ガソリンスタンドには近くべきでは、ありません。
 ガソリンだってベンゼン並に有毒なのですから。

 ワタシは札幌の人間ですら、豊洲と築地の地理的利便性の違いや、伝統のある築地市場への愛着と言った事はわかりません。

 しかしそうした理由での反対を、根拠の無い安全性の問題を持ち出すのは、余りにアンフェアです。

 何よりこれで騒いでいるマスコミは、一体何がしたいのでしょうか?
  
 NHKなどテレビ局や新聞社には、高学歴社員が山程居るではありませんか? 
 そしてそう言うところなら、資金もネームバリューもあるのです。

 だから地下ピットの安全性や、水質や、ガスの問題を専門家に依頼して、自社の立場で調査する事だって、簡単にできるはずです。
 
 因みに水質調査なんか一か所数万円でやってくれる民間企業が、沢山あります。

 しかし連中はそうしたどりょくは一切せずに、変わりに「シアンだあ~~~!  ヒ素だあ~~~! ベンゼンだあ~~~!」とひたすら架空の危険性を煽っているのです。

 これは余りに悪質なデマゴーグではありんか?
 
 このような悪質なデマゴーグを飛ばし続けて、彼等は一体なにをしたいのでしょうか?
 


 

 
  1. マスゴミ
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2016-09-24 15:10

インド人のグローバリズム

 昨日ブロゴスを見ていたら、インド人移民の話が出ていました。

グリーンカードからかいまみえるインド人のグローバリズム

 アメリカはグリーンカードを発行するに当たって、特定の国からの移民ばかりが増えないように、国別に発行割り当てをきめているのだそうです。

 日本人はグリーンカードの申請者数が、この割り当てに全然足りないので、発行要件を満たす人は、審査が済み次第発行されます。
 
 しかしインド人は申請者が膨大なので、10年以上待たされるのが普通と言うのです。
 
 インド人移民熱は、日本人の想像を絶する物があるのです。

 ワタシがこれで思い出したのは、もう10年以上前に読んだ「ボンベイの不思議なアパートと言う短編集でした。
 
 これはインドのボンベイにあるあるアパートを舞台に、其処の住人達の生活を描いた短編集なのですが、この住民達は皆パーシー、つまり拝火教徒なのです。 そしてアパート自体が、拝火教徒のコミュニティの中にあります。

 この本を読んだだけでは、このコミュニティの大きさは、分かりませんが、中には拝火教の寺院があり、このコミュニティの中だけで、日常生活が完結出来るようになっているようです。

 作者も実はパーシーで、この物語で自分の少年時代と、自分を生み出した世界を描きたかったのでしょう。

  しかしワタシがこの短編集で、驚いたのは最後の一遍で、その主人公の少年は、あきらに作者自身です。
 この中で父親がいつも息子達に言うのです。

 「勉強しろ。しっかり勉強したら、父さんがお前達を、こんな糞見たい国から出ていけるようにしてやるから。」

  父親は将来息子達がインドを出て、アメリカ或いはカナダ等の英語圏に移民出来るように、かなり無理をしてカソリック系のミッションスクールに通わせて、英語教育を受けさせているのです。

 そして息子達をアメリカかカナダの大学に留学させて、そのままそこに移民させるつもりなのです。 その為に父親は必死で働いているのです。

 こう言う教育方針は、ワタシには想像を絶するものでした。

 しかしこのような教育方針は、このパーシーのコミュニティでは至って普通のもので、実際主人公の従兄弟達も、既に数名がそうやってインドを出ています。

 そして主人公の通うミッションスクールの同級生達の多くも、同じ目的で入学しているのです。

 インドのパーシー・拝火教徒は、元々ペルシャがイスラム化された時に、その信仰を守る為にペルシャから逃れてインドに移住しました。 
 その意味では難民なのです。
 そしてその後千数百年インドで拝火教徒のコミュニティを作ってくらしています。

 しかしインドには同化していません。 これはしかし彼等が頑なだというより、インド社会の特質によるのでしょう。

 インドは究極の多文化社会で、インドでは拝火教徒だけでなくジャイナ教徒やシーク教徒や、ホワイトジュウと言われるユダヤ教徒までいるのですが、彼等もまたそれぞれのコミュニティを作って暮らしています。

 そして多数派のヒンズー教徒やイスラム教徒も、カーストや民族集団ごとに、コミュニティを作って暮らしているのです。

 そういう世界であって見れば、同化と言われても、そもそも宗教の違う異邦人なんか受け入れてくれるコミュニティはないのですから、同化のしようもないのです。

 言ってみればインドと言う国の中に、無数の国があるような状態です。 

 だから千数百年インドに暮らしても、結局インド人にはならず、パーシーなのです。 
 こう言う立場であれば、この世にインドより豊かな国があると分かれば、そこに移住する事に、何の躊躇いもないでしょう。

 インドにいても、千数百年異邦人だったのだから、何処に行っても同じでしょう? 
 同じ異邦人として暮らすなら、貧しいインドで異邦人でいるより、豊かなアメリカやカナダで異邦人をする方が、遥かに良いではありませんか?

  そして移民先ではまた、自分達のコミュニティを作るのです。 

 それにしても、このようなインド人の移民熱は、グローバリズムと賞賛出来るような物でしょうか?
  
 どう言う事情があるにせよ、親が子に向かって「勉強しろ。 しっかり勉強したら父さんがこの糞みたいな国から出られるようにしてやる。」などと言い、そしてその為に本当に必死で努力するなど言う状況は、賞賛出来るような話ではないでしょう?

 しかし日本人には、こうした国々の厳しさが理解出来ないからこそ、安直に「グローバリズム」と礼賛出来るのでしょう。

 

 

 
 



  1. 古本
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2016-09-19 00:00

フランスパヨクへの違和感 エマニュエル・トッド

 病院で見つけた文芸春秋の2016年3月号を読んでいたら、エマニュエル・トッドの「世界の敵はイスラム恐怖症だ」と言う論文が出ていました。

 この人は前々からひたすらイスラムへの批判を「人種差別」「排外主義」と批判する一方で、「ドイツ帝国世界を破壊する」などとドイツフォビアを煽るので、凄く胡散臭いとおもっていました。

 で、この文芸春秋の論文もこれらの前著の短縮版ではないかと思います。

 トッドはこの論文でシャリル・エブド襲撃事件に対するフランスでの抗議事件を取り上げて、これを「排外主義」「人種差別」と言い、「フランスは国内問題をイスラムをスケープゴートする事で乗り切ろうとしている」のだと言います。

 またフランス革命以降のフランス政治の基本理念である「ライテシ」つまり世俗主義は、「反イスラム」のコードネームになったと言うのです。  

 そしてこれらの反イスラムは「平等と博愛」と言うフランス革命の理念を破壊するものだと言います。

 しかしワタシはこれ全然同意出来ません。 と言うか、これって自称弱者の味方、綺麗事パヨクの典型だとしか思えません。
 
 つまり全ての人間を極めてステレオタイプに差別される弱者と、差別する強者に分けて、更に差別する強者=悪人、差別される弱者=絶対善人と決めて、そして差別される弱者への批判は絶対許さず、差別する強者にのみ弱者への配慮と理解を要求するのです。

 そしてこの世の全ての不幸は、差別する強者の無慈悲と無理解にあると断罪するのです。

 この分類は人によって、また国や地域によって違います。
 
 例えばアメリカなら、黒人=弱者=善人、で白人=強者=悪人です。
また日本では、在日コリアン=弱者=善人、で日本人=強者=悪人です。
そしてフェミニストによれば、女性=弱者=善人、で男性=強者=悪人です。

 トッドの場合は、これがイスラム教徒=弱者=善人で、非イスラムのヨーロッパ原住民=強者=悪人なのです。

 そこでトッドは悪人ヨーロッパ原住民に、ひたすらイスラムへの譲歩と支援と理解を要求し、それに反対する意見は「排外主義」「人種差別」「狂気」「反知性主義」と言うのです。

 イスラム教徒への批判を「人種差別」と言うのは、トッドに限らず自称弱者の味方の常套です。

  しかしこれどう考えてもオカシイと思いませんか?

 ユダヤ教のような民族宗教と違って、イスラム教の教理では全ての人類を対照とした宗教です。 実際現在世界中の殆どの国籍、民族のイスラム教がいます。

 例えば明治の初年に既にイスラム教に入信し、メッカへ巡礼に行った日本人がいました。 
 非イスラムの日本人が、この人を批判或いは非難したら、トッドは「人種差別」と言うのでしょうか?

  宗教に対する批判を、「宗教差別」と言うならまだ理解出来ますが、「人種差別」という発想は理解出来ません。
 
 これは宗教差別を人種差別に掏り替える事で、非難をより強めると共に、イスラム教のように本来個人の意志で入信し、個人の意思で棄教出来る物を、人種と言う個人の意思では、絶対変更不能な物であるかのように錯覚させようとしているとしか思えないのです。
 
 宗教やイデオローギーのように、個人の意志で変更可能なものなら、「オマイがどんな信仰をしても、それはオマイの勝手だけど、職場に宗教は持ち込むな!」言えます。

 しかし人種は個人の意思では変更不能ですから、黒人に「オマイ職場で黒い顔するな! アフロヘアーも止めろ!」なんて絶対言えません。
 
 そうやって宗教を人種にすり替える事によって、イスラム教徒側の宗教的要求の全てを認めさせようと言うのではないでしょうか?

 だからワタシはこのように人種差別と、宗教差別を意図的に混同させるような人間は、絶対信用出来ないんのです。

 そもそも人種差別を悪と言うのは、人種のように本人にはどうしようもない属性で人の能力や人格を規定するからでしょう?

 しかしその点から言えばトッド等自称弱者の味方こそ、実に短絡的に人を属性で判断し、断罪しているのではありませんか?

 そして根源的な違和感ですが、彼は民主主義や言論表現の自由をどう考えているのでしょうか?
 
 彼はシャリル・エブド襲撃事件への抗議を「排外主義」「人種差別」と言うのですが、それではあのように兇悪なテロに抗議してはイケナイというのでしょうか?

 成る程シャリル・エブドって物凄く悪趣味な雑誌で、ムハンマドを風刺しただけではなく、福島の原発事故や先日のイタリアの地震でも、瓦礫の下敷きになった犠牲者を「ラザニア」などと見るに耐えない程、悪質で冒涜的な漫画を掲載していました。
  
 これが被害者やその遺族をどれほどきずつけたことか?
 我々日本人やイタリア人にとってどれほど不快だったことか?

 しかし幾ら不快でも、日本人もイタリア人もそんな事で、シャリル・エブドを襲撃しようなどとは思いません。
 
 成る程、不幸な犠牲者を嘲る事は、道義的には絶対許されない事です。 しかし実際に物理的に被害が無い以上は、表現の自由は最大限尊重されるべきと言うのが民主主義社会のルールだからです。

 日本人もイタリア人も、そしてフランス人も、このルールをイスラム教徒にも適用して、彼等が我々の宗教や伝統を冒涜しても、一切抗議もせず、まして 暴力的対応など絶対にしなかったではありませんか?

 所がイスラム教徒達は実に安易に暴力で対応したのです。

 このテロに対してイスラム社会から反省の意思は、全くつたえられませんでした。

 彼等の中では、イスラム教だけが絶対であり、世界中何処にいようとも、その国の人々の宗教や伝統に敬意を払う意志はないのです。

 そればかりかその国の法律すら尊重する意志がないと思わざるを得ません。

 このような人々に抗議するのは、当然でしょう?

 もし日本政府がシャリル・エブドの福島原発事故の風刺画に抗議したら、ドット始めイスラム擁護のパヨクは、それを受け入れたでしょうか?

 政府の抗議の方が、テロでエブドの社員を大量殺害するよりは、遥かに穏健なのですが・・・・・。

 そもそもこのような悪質で残任なテロへの抗議さへも「人種差別」「排外主義」と言うなら、もうフランス人は言論を全てイスラム教徒によりコントロールされてしまうことになるでしょう。

  ドットはこの論文の中で「フランスには暗い過去がある」と言い、第二次対戦中当時のビシー政権が、ナチに協力して全体主義に加担した事を非難しています。

 民主主義を否定し、 人々の言論が弾圧されて特定の理念(宗教やイデオロギー)を強制しようと言うのはナチだってイスラムだって同様ではありませんか?

 当時のフランスがあっさりナチの支配下に入ったのは、フランスの軍事力がドイツのそれに比べて格段に劣勢で、戦っても全く勝ち目はなく、戦い続ければひたすら犠牲者を増やすだけだったからです。

 もしフランスが徹底抗戦していれば、成る程大変英雄的ではあったでしょうが、ポーランド並みに大量の民間人が犠牲になり、パリはワルシャワのように完全に破壊されていたでしょう。

 そのような状況でのフランス政府の対応を、非難するほどドットが民主主義を重んじるなら、テロにより言論を弾圧しようと言うイスラムをこそ非難するべきではありませんか?

 少なくとも自由を守るために国内のイスラム教徒と内戦になっても、ナチと戦争する程の被害は出さずにすむでしょうから。

 それをひたすらフランス側にイスラムへの迎合を即するのは、つまりはドットと言う人の倫理では、ナチの言論弾圧は悪い弾圧だが、イスラムによる弾圧は良い弾圧.ナチのユダヤ人迫害は許せないが、イスラム教徒による迫害は無問題という事になっているにでしょうか?(今ヨーロッパではイスラム移民に煽られてユダヤ人迫害が復活しています)

 ナチスドイツこそがこの世の悪の全て、その復活さへ阻止すれば人類は未来永劫平和である。

 これはトッドだけではなく世界中のパヨクの基本理念です。
 だからトッドは「ドイツ帝国が世界を破壊する」なんて本を書きました。

 勿論ドイツには様々問題はあります。

 しかしこのタイトルを見ると、ワタシはそれこそナチを思い出します。

 ナチは「ユダヤ人が世界を破壊する」と信じたので、ユダヤ人を抹殺しようとしたのです。

 でもトッドの考えている事は、ユダヤ人をドイツ人に入れ替えればナチと全く同じでしょう?

 だからワタシはこうした欧米パヨク、自称弱者の味方には全く同調する事ができません。
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2016-09-13 20:12

馬鹿の報い

9月7日、自転車で転んで骨折して、入院しました。
退院まで1~2ヶ月かかりそうです。

よもちゃんの面倒は、妹が見てくれています。

それから妹の友達が妹の名前で、i-padとスマホを使えるようにしてくれました。

凄く助かります。

i-padでの入力には慣れていないので、当分更新は届こうると、思いますがあしからず。



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2016-09-05 14:27

テレビ局の取材能力 NHK貧困女子高生

 ネットに出ているNHKの女子高生インチキ貧困ドラマへの批判は、テレビ界とパヨクにとって余程厄介なのでしょう。

 8月31日テレ朝のモーニングショーが噛みついていました。



 アナウンサーと二人のコメンテーターが、ネットでのNHKのインチキ貧困ドラマ批判を必死に非難しています。

 以下彼等の台詞の文字起こしです。

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浜田敬子(AERA前編集長)
あと、こういった問題っていうのは当事者の方が声を上げる事が非常に大切で、普段私達が実名で取材って中々難しいんですけど
彼女はやっぱり皆の前で訴えるっていう事で、この問題の解決を願ってた訳ですね

こういう形でやっぱり非難に晒されて、本当にもう許せないというかですね
特にその生活保護とか貧困の問題っていうのは、しょっちゅうネット上で
炎上しやすいっていうんで
私達もAERAで格差とか貧困の問題扱った時に、本当にこんな事あるのかと
大袈裟に書いてるんじゃないかと、すぐ言われるんですね

何でこの問題に関して、もっと想像力を働かせて、
例えば千円のランチを食べたとして、もしかしたら年に1回本当にお誕生日に食べたのかもしれないし、良かったねという気持ちになれないのかって、そういう所だけをほじくり返して、なぜこう自分よりも貶めるような行為をするのかっていうのが、私達もすごい報道やってて、いつも直面する問題だったんですね

玉川徹
あの私見ました、NHKのニュースね
確かに家庭を映してる部分ってあって、それで大体50秒位だったと
思うんですけど
あの文脈の中で、あの50秒を見てこういう風な事を書けるっていうのは、悪意がなかったら僕は書けません
僕の印象では
あ、こんな問題があるのか、こういう風な恵まれない人がいるのかって受け取るのが一般的な感覚であって
あれを見て、片山さんもご覧になったと思うんですけれども
あれを見てこういう風な事が書けるのかっていうのは、もうそれが率直に驚き、だし
それから例えばこういう風な事書いてる
ネットの社会ってね、あの社会もう我々の社会の縮図だとは思うんですよ
だからネットの世界にも立派な人は沢山います
立派な事を仰ってる人もいるし、だけどやっぱりね
馬鹿者もいるし愚か者もいるんですよ
そういう人達もいるのも社会だからしょうがないって部分がある
そんな人はネットが無かったら誰もそんな人の話し聞きませんよ
だけど国会議員でしょ?片山さん
で、そのチケットやグッズ、ランチ節約すればって
さっき浜田さん仰ってるように、そういう風な事やってますでしょ(笑)
やってても買えないから問題だって言ってんでしょ

羽鳥
確かにここら辺しっかり確認した上でっていうのは必要ですよね
もしかしたらチケットだって3年間頑張って貯めて、1回行ったコンサートかもしれないし、ランチも1年で誕生日だけランチ千円使うんだっていうのが嬉しくって書いたのかもしれないし、そこは確認できない訳ですからね

玉川
そういう想像力働くじゃないですか
だから我々がこれと同じ事をね、このモーニングショーで、もしくはやりたいと思ったら、
相当の取材をして裏どりをして、そうじゃなかったって事、つまりNHKが間違った事をやってるって事を立証してからじゃなきゃ、こんな事オープンにできませんよ

羽鳥
立場が立場ですから、やはり中々責任のある書き込みっていうのは、必要だなと思います

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 この番組のネット批判は、毎日新聞ハフィントンポストなど他のパヨク系メディアの批判と全く同じです。
 
 それにしてもこの三人の批判を聞いていると明らかですが、三人の内誰一人として、肝心のネットでのNHKのインチキ貧困ドラマを批判した書き込みや、サイトを自分の目で見ていません。

 ネットでNHKのインチキ貧困ドラマに批判が本格化したのは、主演した女子高生のツィッターが確認されたからです。

 それでネット上で、このインチキ貧困ドラマを批判するサイトや書き込みには、殆ど皆このツィートが貼られていました。

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羽鳥
確かにここら辺しっかり確認した上でっていうのは必要ですよね
もしかしたらチケットだって3年間頑張って貯めて、1回行ったコンサートかもしれないしランチも1年で誕生日だけランチ千円使うんだっていうのが嬉しくって書いたのかもしれないし、そこは確認できない訳ですからね

 いいえ、彼女のツィートを見れば、簡単に確認できます。
 
もしかしたらチケットだって3年間頑張って貯めて、1回行ったコンサートかもしれないし
 
 コンサートの実に頻繁に他にも映画やその他のイベントに、参加しているのが確認できます。

ランチも1年で誕生日だけランチ千円使うんだっていうのが嬉しくって書いたのかもしれないし

 おお、この貧困女子高生には誕生日が、月に数回あるのでしょうか?
 千円ランチどころか、それを遥かに上回る高額ランチを何度も食べているのが確認できます。

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 こちらのブログがこれについて実に克明に検証しています。

 テロ朝が、NHKの虚偽報道を批判する視聴者たちを批判!馬鹿丸出しの浜田敬子、玉川徹、羽鳥慎一

 これだけ丁寧に検証するのは、結構面倒でしょうが、しかしネット上の情報だけなら、一人で数時間頑張れば出来る事です。

 ところが大変驚いた事に、テレビでこの問題を取り上げた三人は、誰一人自分自身で問題のツィッターを確認していないのです。

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 もしネットでのNHKインチキ貧困ドラマ批判が、間違っていると言うなら、それはネットに貼られたあのツィッターが貧困女子高生本人の物ではない場合だけでしょう。

 だから彼等がネットの批判を非難するのであれば、あのツィートが女子高生本人の物でないと言う証拠を探すべきなのですが、しかし彼等はそれはできないのか? 或いはそのような論理展開をするだけの能力は無いと言う事なのです。

 2016y09m05d_143743618


 
だから我々がこれと同じ事をね、このモーニングショーで、もしくはやりたいと思ったら、
相当の取材をして裏どりをして、そうじゃなかったって事、つまりNHKが間違った事をやってるって事を立証してからじゃなきゃ、こんな事オープンにできませんよ

 いやいや、貴方達はネットで少し検索したら、簡単出てくる問題のツィートさへ自分で取材していないでしょう?

 ネットがNHKのインチキ貧困ドラマを批判するのがケシカランと言いながら、実はそもそもそのネットの批判そのモノを読んでいないでしょう?

 そんなレベルで番組を作りながら、よくもまあ「我々が番組を作るなら相当の取材をして、裏どりをして」なんて言えますね?

 実に図々しい嘘吐き振りではありませんか?

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 それとも彼等は問題のツィートを読みながら、

 もしかしたらチケットだって3年間頑張って貯めて、1回行ったコンサートかもしれないしランチも1年で誕生日だけランチ千円使うんだっていうのが嬉しくって書いたのかもしれないし

 などとしらぱっくれているのでしょうか?

 これならもうテレビ報道などは絶対信用してはイケナイと考えるしかありません。

 このNHKインチキ貧困ドラマは、テレビと言うメディアのレベルの低さを見事に立証しました。

 にも拘らず彼等には自分達のレベルの低さに対する自覚が一切ありません。

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玉川徹
あの私見ました、NHKのニュースね
確かに家庭を映してる部分ってあって、それで大体50秒位だったと
思うんですけど
あの文脈の中で、あの50秒を見てこういう風な事を書けるっていうのは、悪意がなかったら僕は書けません
僕の印象では
あ、こんな問題があるのか、こういう風な恵まれない人がいるのかって受け取るのが一般的な感覚であって

 普通の社会常識があれば、あんなインチキ貧困ドラマを見たら直観的にオカシイと思うでしょう?

 そして50秒間あの家庭の映像を見て、あの貧困ドラマをオカシイと思わないのであれば、余程観察力に欠けるのです。

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 しかしそういうレベルの人間がマスコミの世界では一般的だと言う事なのでしょう。
 
 そしてそういう連中だからこそ、お粗末極まるインチキ貧困ドラマを作れば、見た人間は全てその悲惨さに胸を打たれて泣かねばならぬと信じる事ができるのです。
 
 なるほどこれではテレビ離れが進むわけです。

  1. ヨーロッパ
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2016-09-04 20:11

踏ん反り返らないと死んでしまうw キンペー

 キンペー君は踏ん反り返っていないと死んでしまうようです。

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 中国職員「ここはわれわれの国だ」 オバマ米大統領到着時に怒鳴る

 AFP=時事】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は3日、20か国・地域(G20)首脳会議に出席するため、任期中最後の中国訪問で東部・杭州(Hangzhou)に到着したが、その際、滑走路で聞かれた非外交的な怒鳴り声により儀礼的な繊細さが損なわれる一幕があった。

 中国当局はG20のために極めて厳重な警備態勢を敷いており、米大統領専用機「エアフォース・ワン(Air Force One)」が着陸した際、スーザン・ライス(Susan Rice)米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)やホワイトハウス(White House)担当の記者団さえも例外扱いしなかった。

 オバマ大統領の外遊時、同行する記者団は通常ならばエアフォース・ワンの翼の下で、タラップを降りてくる大統領を見守るのだが、今回は中国側が設置した青いロープの後ろに追いやられた。

 だが、中国側にとってはそれでも十分とはいえなかったようで、中国側の警備員の1人がホワイトハウスの職員に向かって、米国の報道陣を退去させるよう要求した。

 これに対しホワイトハウスの女性職員が、(エアフォース・ワン)は米国の飛行機で米国の大統領が乗っている、と言うと、黒っぽいスーツを着ていた中国側の職員が英語で「ここはわれわれの国だ!」「ここはわれわれの空港だ」と怒鳴った。

 さらに、ライス大統領補佐官とベン・ローズ(Ben Rhodes)大統領副補佐官が、オバマ大統領に近寄ろうとしてロープを持ち上げその下をくぐろうとした際には、同じ中国側の職員がライス大統領補佐官にいら立ちを示し、行く手を遮ろうとした。

 中国側の職員とライス大統領補佐官は口論になったが、同補佐官の護衛官が間に入り、補佐官を先導して中国側の職員をやり過ごした。 【翻訳編集】 AFPBB News

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 怒鳴ってる動画はここです。


 しかし一体なんなのでしょうね?
 ホスト国なんだから少しは礼儀正しくお客様を迎えれば良い物を、いきなりお客様に喧嘩を売っています。

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 今回のG20に関するニュースを見ていると面白いです。
 
 青空にするために杭州だけじゃなくて、近隣の省の工場をみんな操業停止させました。
 
 国際的な行事がある時には、近隣の省まで全部工場の操業を止めさせるって、中国は毎度やっていますが、一体何の為なんでしょうか?

 そりゃ客にすれば汚い空気を吸わずに済むのは有難いのですが、しかしそれって国民には大迷惑でしょう?

 そんなことをしたって中国の大気汚染を海外に隠せるわけではないのです。 日本にまでPM2.5を送り込んで置いて、G20の時だけ無理矢理工場を停止させて、青空を確保するって?

 結局この国が異様な独裁国家だと言う事を、再認識させるだけではないでしょうか?

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 しかし坂東忠信さんはface bookでもっと面白い話を。

坂東学校では昨日お伝えしていますが、中国浙江省杭州市で開催されるG20、なかなかすごいです。

んと女性が外出する際には旗袍着用が義務(!)だそうで、会場周辺の商店街が先月から営業停止で不満が鬱積する中、装甲車が通りを埋め尽くして徹底警戒中。

こんな面白いニュースが流れないのはなぜでしょう(笑)


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女性が外出する際には旗袍着用が義務(!)

 そ、そんなこと言われても、旗袍なんか持ってないアル!!
 あんなモノ、着る機会もないのに買う金なんかないアル!!

 こんな馬鹿なこと言われたって、困るでしょう?
 
 そもそも何のために女性達に旗袍を強制するんでしょうか?
 
 こんなモノを着ていては仕事にならない人達はどうするんでしょうか?

 それより政府が勝手に女性に旗袍を強制するってなんなのでしょうか?
 
 マトモな国家ではない事の証明です。

163

 そもそもG20って単なる外交交渉の場でしょう?

 それが中国だとオリンピックか何かのようなお祭り騒ぎ。
 中国政府の威信を賭けたお祭りのようです。

 その威信を極大化するためなら、工場を止める、杭州中の全女性に旗袍を強制する、一方お客であるアメリカ大統領相手に踏ん反り返って見せる。

 何だかまるで古代の皇帝の儀式みたいです。
 
 どうも中国はドンドン、我々先進民主主義国家とは遠ざかって行くようです。

 しかし当の中国人達は自分達がやっていることが、国際的にみて極めて異常だと言う感覚はないのでしょうね。
 
 だからドンドン先祖帰りしているのでしょう。

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 第二次大戦後、アジア・アフリカの国々が独立した時は、どの国も皆近代国家を目指しました。

 それでみんな頑張って近代国家らしい憲法や政治制度を作りました。 
 
 中華人民共和国は共産主義国家を選んだのですが、しかしこれだって当時は最先端の政治制度と言う事になっていたのです。
 
 共産主義を選んだ国々にしてみれば、共産主義と言う最先端の政治制度を選ぶ事で、資本主義と言う古臭い制度を守る国々に、一気に追いつき追い越す気だったのです。

 しかしそうやってどの国も近代化を急いだはずなのに、今となってみると、近代化するどころか先祖帰りを目指す国々が増えてきました。

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 イスラム諸国の多くは、ドンドン宗教色を強めて、中世に回帰しています。 
 
 そして共産主義が破綻した中国は、古代国歌、マルクスが言う所の古代奴隷制の国に戻りつつあります。

 結局頑張って近代国家の振りをしようとしても、やっていけなかったんですね。

 そこでキンペー君としては、ここは是非中華皇帝の威信を東夷・西戎・南蛮・北秋に示さなければならないのです。

 だからキンペー君は日本は勿論、アメリカにも踏ん反り返っていないと死んでしまうのです。

 だから涙ぐましい程必死に踏ん反り返っています。

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 しかしオバマ君も安倍君も、その上インドのモディ君もキンペー君に付き合う気はなさそうです。

 キンペー君はこれからどうなるのでしょうか?


 
  1. 特亜
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2016-09-02 20:03

帰化と国籍取得 蓮舫二重国籍

 蓮舫に二重国籍疑惑が出ています。

721

 --出身の台湾と日本との「二重国籍」でないかとの報道がある。帰化していると思うが…

 「帰化じゃなくて国籍取得です

 --過去の国籍を放棄し忘れているのではないかという指摘だ

 「ごめんなさい、それ分かんない。それを読んでいないから」

 --国籍法が改正されて、22歳までは日本国籍があるけども、そこで選択を迫られ、残った国籍は速やかに放棄しなければいけないという規定がある。それをしているかどうかという記事が出ている。首相を目指すのであれば、仮に台湾籍があるならば、ネックになると思うが

 「質問の意味が分からないけど、私は日本人です」

 --台湾籍はないということでいいのか

 「すいません、質問の意味が分かりません

 (蓮舫代表代行インタビュー(3)台湾との「二重国籍」疑惑報道に「帰化じゃなくて国籍取得」「質問の意味分からないけど、私は日本人」

733

帰化じゃなくて国籍取得です

 調べてみたら帰化と国籍取得は違います。

 日本国籍を取る方法であることは同じですが、帰化は完全な外国人が日本国籍を取得する場合です。

 この場合は、元々の国籍を放棄する事が絶対的な条件になりますから、帰化で二重国籍はあり得ません。

 帰化後に外国籍を取り直すと言う事は出来ます。 

 しかし日本では外国籍を取った場合は、日本国籍を喪いますので、二重国籍にはなりません。

736

 一方国籍取得だと、両親の一方が日本人であるなど、昭和60年(1985年)の国籍法改正以降、日本人となる要件を満たしている人で、日本国籍のない人が、日本国籍を取得する場合です。 

 この場合は期間を限定して二重国籍でいられます。

 例えば外国人と日本人との間に生まれた子供は、外国人の親の国籍を維持したまま、日本国籍を取得する事ができます。

 その場合は20歳になったら、どちらの国の国籍を選ぶか決めて、日本国籍を選んだ場合は、2年以内に外国籍を離脱しなければなりません。

 同様に成人してから日本国籍を取得した場合は、2年以内に外国籍を離脱しなければなりません。

 外国籍を離脱しなければ、日本国籍を喪う場合もあります。

742

 蓮舫は1967年、台湾人の父親と日本人の母親から生まれました。 この当時は日本の国籍は父系制だったので、蓮舫は日本国籍はなく、台湾国籍だったのです。

 しかし1985年の国籍法改正で、両親のいずれかが日本人である場合は、日本国籍を取得できるようになりました。

 蓮舫がいつ日本国籍を取得したのかはわかりませんが、1985年以降でしょう。

 前記のようにその場合、日本国取得後二年以内に台湾国籍を離脱しなければなりません。

 そして台湾国籍を離脱しその離脱を証明する書類を、市町村役場、海外在住の場合はそこにある日本大使館、領事館に提出しなければならないのです。

 或いは「日本の国籍を選択し,外国の国籍を放棄する」旨の国籍選択届を提出しなければなりません。

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 蓮舫の場合は東京に在住していたのですから、東京都に台湾国籍の離脱証明がでていなければならないのです。

 そして蓮舫の二重国籍疑惑が出てきたのは、この台湾国籍の離脱証明書が確認できなかったからです。

 こうなると蓮舫は二重国籍と言う事になります。

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 因みに何で国籍取得の場合には、帰化と違って日本国籍以外の国籍の離脱は、日本国籍取得後で良いのか?

 これは元来、国籍取得をする人達の多くが未成年である事を前提にしているのでしょう。

 未成年の場合は将来どの国で暮らすかは確定できないし、そもそも自分自身の意思で国籍を選ぶ事もできないでしょう。

 そこで20歳までは二重国籍でも良いから、20歳になったら二年以内、つまり22歳までにどちらか一方の国籍を選ぶように定められています。

 この2年間の猶予を、20歳以降国籍を取得した人達にも認めているわけです。

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 外国人との結婚で生まれた子供の場合は、その子の国籍がどうなるかは相手国の法制によっても違ってきます。

 それで親や当人も、また日本の法務当局も混乱する事があるようです。

 また相手国の国籍離脱が簡単にいかない場合もあるでしょう。

 こうしたトラブルもある事を含めて、日本国籍取得後の国籍離脱には一定の猶予を持たせているモノと思います。

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 しかし蓮舫については、こうした猶予の対照するべきではないでしょう。

 そもそも彼女は2004年に参議院議員になっています。 当然ですが蓮舫の日本国籍取得は最低でも12年以上前と言う事になります。

 12年間余りも、彼女は台湾国籍の離脱手続きをせずに放置したのですから、単なる怠慢で済むのでしょうか?

 そして彼女は国会議員です。

 国会議員の仕事は、立法です。

 立法の仕事をする人間が、自分自身に関わる国籍法について「すいません、質問の意味が分かりません」で済むわけはありません。

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 彼女は国籍法が理解できないので、台湾国籍の離脱証明を提出しなかったのか?

 それとも違法と知りながら、意図的に台湾国籍を保持し続けたのか?

 いずれにせよ参議院議員としては不適格としか言えません。

 そしてこのような人間を参議院議員候補にしていた民主党、現在の民進党の倫理観も疑わざるを得ません。

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 どう言う心算で法務当局が、蓮舫の二重国籍を放置したのかわかりません。

 しかし日本の国会議員までやりながら、12年以上も二重国籍を維持した悪質性を考えたら、蓮舫の日本国籍は剥奪するべきです。


  1. 民主党
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2016-09-02 12:06

民主主義は愛国心により成り立つ

 民主主義は愛国心により成り立ちます。
 国民の多くに愛国心がなければ、民主主義は成り立ちません。

 これは国家でなくても、町内会、マンションの管理組合から趣味やスポーツのサークルまで、民主主義で運営される組織は全てそうです。
 
 どんな組織でも民主主義で運営するためには、その運営する組織に所属し、運営の意思決定に参加する人々の圧倒的多数が、その組織を愛し、そこをより良くして行こうと言う意思がなければ、成り立た無ないのです。

047

 別に難しい事ではありません。
 
 このマンションの住民は最低だ!!
 だからこんなマンションは壊れてしまえ!!
 
 こんなマンションどうでも良い。 
 自分は面倒なことは嫌だから、管理組合には関わりたくない。
 
 などと考えている人達が、多数いてそのマンションの管理がマトモにできるでしょうか?

 マンションの管理組合と言うのは、そもそもマンションをより良い状態に保ち、住民皆が快適に暮らせるように作っているのではありませんか?

 それなのにマンションに何の愛着もない、あるいは敵意さへ持つ人間が増えては、管理組合の運営など上手くいくはずもないのです。

074

 マンションの住民は同じマンションに住むと言うだけで、出身地も職業も様々です。
 当然価値観も利害も違うのです。

 それでもそうした人々の話し合い、多数決でマンションの管理ができるのは、つまりマンションと言うのは大多数の住民にとって非常に重要な資産だからです。

 住民の多くはこれを手に入れる為に高額のローンを組んでいるのです。

 だからここがボロボロになったら、絶対困る!!
 ここを喪ったら、ローンだけが残って大変!!
 ここは私の大切な財産で、終の棲家。

 こうした危機感と愛着があるので、住民の利害が対立して管理組合が紛糾しても、皆粘り強く話し合いを続けて、折り合おうと努力するのです。
 
 また折り合う事ができず多数決で決まった事が、自分の意に沿わない結果でも、それに従うのです。

086

 こうしたマンションへの愛着を、国家に変えれば愛国心そのモノなのです。
 
 どんな小国でもマンションの住民なんかより遥かに多いのです。
 だから国民の価値観や利害の相違は、マンションの住民のそれより遥かに大きいのです。

 それでも民主主義で国家が運営できるのは、結局「自分達はこの国の国民であり、この国を良くする事が自分の生活を良くする事だ。」「この国を喪ったら、行くところがない。 だからこの国を守るしかない。」こうした意識を持っているからでしょう。

 愛国心とは本来このような極めて個人的な利益そのモノなのです。

 そしてこうした個人の利益を守る為には、自己の利害に国家全体の利益を優先させなければならない時もあるのです。

 こうした自己犠牲に応える事ができるのは、国家への強い愛情を持っている場合だけです。

110

 これは別に国家だけではありません。
 
 家族でも友達同士でも、どんな共同体でも組織でも、組織を守るには個人の自己犠牲が必要な場合があるのです。

 共同体への奉仕や自己犠牲を絶対拒否したら、組織も共同体も成立しません。 

090

 因みに国家への自己犠牲って別に特攻隊に志願するとか言う場合だけじゃないですよ。

 例えば高額所得者が累進課税の多額の納税に応じるなんかもそうですよ。
 
 エッ?
 オレが稼いだ金なのに!!
 何でオレばっかり、こんなに税金払わなきゃならないんだよ!!
 オレは一生生活保護を受ける事もないし、国保だって必要ないんだよ!!
 不公平だ!!

 国家への愛着がなければ、こう思うだけじゃないですか? 

092
 
 それでもちゃんと税金を払わなければならないと思うのは、つまりは自分が国家の一員であり、自分の払う税金が同朋を助ける事になると思うからでしょう?

 第二次世界大戦中、とその後暫くアメリカの累進課税は最高95%!!でした。
 それでも当時のアメリカの富豪たちはこれを払ったのです。

 でも息子達が兵役に就き、戦っている時に父親が脱税はできないでしょう?

 大富豪の息子も、一般労働者の息子も、国家の危機にはためらわず兵役に就き、その父親達は自分の出せる限りの戦費を出す。

 これはつまり愛国心があるからでしょう?
 そしてこうした愛国心があるからこそ、大富豪から労働者までが、平等な一票を持つと言う民主主義が、成立するのはありませんか?

098

 階級も違えば、価値観も違う、人種も違う。
 でもみんな同じアメリカ人じゃないか? 
 だから一緒に団結して枢軸国と戦おう!!

 こうした意識が根底にあるから、危機にあっても団結する事ができるのです。
 これが愛国心です。
 
 もしこうした意識がなければ、危機になった場合に我先に逃げ出して、話し合いで国家の意思を決めるどころじゃないでしょう?

 そして危機の時にはお互いに団結して助け合うと言う意識がなければ、日常の国家運営の話し合いや多数決だって受け入れるわけもないのです。

 民主主義は愛国心で成り立つのです。

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 逆に独裁国家を見てみましょう。
 
 現在の独裁国家は何処も第二次大戦後成立した国です。 
 これらの国々の多くの国は所謂多民族国家で、その民族間に根深い確執があります。
 
 国民は自分の所属する民族や部族には強い愛着はあっても、国家にはそんな愛着はありません。

 だから民族や部族間で利害が対立すれば、絶対的に民族や部族の利害を優先します。

124

 このような状況で話し合いが上手くいくはずもないし、多数決をすれば多数派部族や民族が絶対的に有利、少数派は絶対的に不利です。

 これでは民主主義的な意思決定などできるわけはないのです。

 だからこうした国々では、結局独裁者がこの民族間、部族間の利害調整をやり、従わない場合は武力で叩きのめすと言う事で、何とか秩序を維持するのです。

132

 その独裁者を力づくで潰したら?

 それが現在のイラクです。

 独裁者はいないけれど、民主主義どころではない、完全な無秩序状態です。

 だって誰もイラクと言う国の事など考えていないのだから仕方ありません。 民族間、部族間で戦いの決着がつくまで、この先何十年も戦い続けるしかないでしょう。

137

 こうした血みどろの内戦を避ける為にも、どの国々も国家意識、愛国心の高揚に励むのです。

 それがオリンピックや国旗や国歌ではありませんか?
 
 だって人間は国家のような巨大な組織を実感するのは難しいので、それを実感するにはシンボルが必要なのです。

 それには国旗や国歌、そして君主などは大変わかりやすいシンボルなのです。

 そもそも国旗や国歌が生まれたのは、フランス革命の頃からです。 革命で君主を斬首してしまったので、それに代わる国家のシンボルが必要になったのです。

 こうした経緯を考えれば、国旗国歌を否定するのは、つまりは民主主義の否定です。

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 「我が魂より祖国を愛す」と言ったのは、フィレンツェ共和国のマキャベリです。

 民主主義は愛国心で成り立つのです。
 
 そして愛国心なしに民主主義は成り立ちません。 

 だから国旗や国歌、そして愛国心をひたすら攻撃している人達は、民主主義を理解していないのです。

  1. 戦後民主主義
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