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2016-07-17 12:12

人治国家と国際司法裁判所判決 

 国際司法裁判所は中国の九段線を全否定する判決を出しました。
 これは中国共産党には致命的な判決でしょう。
 
 なぜなら中国人民から見たら、「中国共産党政権は国際司法裁判所に、中国勝訴と言う判決を出させる事ができなかった。」からです。

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 裁判で判決に不服がある。

 これはどんな国でも裁判に関わった人間なら、誰でも感じる感情です。
 
 しかしこれが法治国家の場合は、普通自分が不当と思う判決が出た場合は、「弁護士が無能」「裁判官がオカシイ」と思うだけです。
 
 そして無能な弁護士を雇った事を後悔するか、オカシな裁判官に当たった不運を嘆くだけです。

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 でも中国のような人治国家の場合は、人民は「権力があれば、勝訴できるはず。」と考えるのです。

 と、言う事はつまり国際司法裁判所で中国全面敗訴は、「中国共産党は国際社会では大した権力を持っていない事」の証明になってしまうのです。

 今回中国共産党はこの判決について「仲裁裁判所は日本の右翼が独断で組織し、公平性に大きな欠陥がある」などと非難しています。
 
 人治国家の人民ならこれは十二分に理解できる意見でしょう。
 人治国家であれば権力があれば、何でもできるのですから、自分に有利な裁判所だって作れて当然なのですから。

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 しかしこの場合、中国人民はこうも思うのです。

 ??
 日本の右翼は勝手に裁判所を作れるような権力を持つアルか?
 それじゃ日本の方が中国共産党より強いアル。
 今まで中国共産党は小日本と呼んで、我の方が日本より強くなった言い続けて来たけど、あれ全部嘘アルか?
 ヤッパリ我を騙してきたアルね。
 まあ、どうせそんなことだろう思ってたアルけどね。
 でも中国共産党は面子を守れなかったんだから、これでもう大した権力は無い事が証明されたアル。
 これからはもう中国共産党より日本の言う事を聞いた方が良いアル。

 これは結局中国共産党にとって大変な権威失墜でしょう。

 そして中国の秩序を大きく乱す原因になるでしょう。

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 人治国家では権力者が権力を維持するのは、常に自分はいかに強大な権力を持っているかを、周りの人間にアピールしていくしかありません。

 これが法治国家なら、国民は法によって従うべきに人に従い、それによって国家の秩序が守られます。

 しかし人治国家ではそのような法は無視し、「力」のある人間に従います。 しかしこうした「力」は文字通り「力」であって、法のように成文化されて固定しているわけでないので、常にうつろいます。

 だから人は皆いつも周りの人間を観察して、今現在、誰がどの程度の「力」を持っているのか?」を知ろうと務めているのです。

 法が宛てにならない以上、それを正確に知っておかなければ、自分は誰に従うべきなのかわかりません。

 従うべき人でない人に従っても何の意味もないし、従うべき人に従わないと命だって危ういのだから、皆必死なのです。

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 こういう社会を想像すれば、中国人が面子に拘るのも理解できます。
 
 面子を潰されると言うのは、つまり自分の影響力や権力、つまり「力」が及ばない事が、他人にばらされてしまうと言う事です。

 そうなるとそれまで自分に従っていた人達が、全て自分に従わなくなるばかりか、反抗を始める可能性さへあるのです。

 自分の生きる基盤で革命が起こり、自分の権威と権力が崩壊してしまうのです。

 だから必死になって面子を守るのです。

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 ところで国際司法裁判所の判決は、この面子、中国共産党の面子を完全に潰しました。

 中国共産党としては大変な危機感を感じているでしょう。
 そこで必死に日本非難など始めたわけですが、しかしこれは前述のように「中国共産党より日本の方が権力がある」事の宣伝になってしまいます。

 中国共産党としては、中国人民が権力者である日本を憎み、反抗してくれることを期待しているのでしょうが、しかし元来「力」のある者に従うのが、人治国家の民ですからホントにそれをどこまで期待できるかは怪しい所です。

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 しかし中国共産党としては、今まで続けてきた全方位侵略恫喝外交を止める事は不可能です。

 だって人治主義は結局「力」の誇示で成り立っているのです。

 だから中華人民共和国は建国以降ひたすら、攻撃的で好戦的な外交政策を続けて来たのです。

 ヒトラー政権が戦争に乗り出したのは、ヒトラー政権の問題でした。
 しかし習近平の全方位侵略恫喝外交は、習近平政権の問題ではなく、人治主義と言う中国の伝統的な社会構造と統治の問題でしょう。

 だからこれは習近平政権が、別な政権に変わっても絶対変わらないでしょう。

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 それではこの侵略恫喝外交が破綻したら?
 
 勇ましく恫喝しても、現実の軍事力も、そして経済力も人民に振りまいている幻想からは程遠いのですから、破綻する可能性は大変大きいです。

 実際に今回の国際司法裁判所の判決だって、破綻の一つなのです。

 そういうことが幾つか積み重なり、いよいよ中国人民が共産党の「力」に疑念を抱き始めたら?

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 その場合は中国共産党は中国人民に直接「力」を誇示するのではないでしょうか?

 つまり大規模な虐殺と粛清をするのです。

 いずれにせよ人治国家って大変ですね。
 ワタシは絶対こういう国には支配されたくないです。
 
  1. 特亜
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2016-07-17 09:57

ヘリ空母いせ見学 その3

 7月14日ヘリ空母いせを見学しました。

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 甲板の見学を終わって、もう一度格納庫に戻りました。

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 いせは格納庫から甲板にヘリコプターを昇降させるエレベーターが、艦体の前方と後方に2基ついています。

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 外見は輸送艦と似ているのですが、輸送艦の場合は船尾が開くようになっていて、ホバークラフトが積まれています。

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 しかしいせは船尾は開かないので、ホバークラフトは積まないようです。

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 こういう違いは大変興味があるのですが、これは軍オタさんの領域でしょう。

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 艦内の見学を終えて外にでると小雨が降っていました。

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 外から見ると改めて巨大さを実感します。 このフェンダー、直径が3mはあると思います。

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 こちらは乗員専用の出入り口。

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 いせの乗員は約300名で、その内女性が20人ほどだそうです。

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 都民さんからコメントで知ったのですが、いせはこの四月末にはフィリピンに行き、スービック港に入港しています

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 前回も書いたけれどこの艦は自力防御不能なので、護衛の護衛艦や潜水艦を引き連れての入港だと思います。

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 それからこれはエピキュリアンさんからコメントで知ったのですが、7月12日、米軍は三沢基地のF16を27機、嘉手納基地に移しました。

 米軍三沢基地のF16 嘉手納に27機飛来

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 そして自衛隊も三沢基地のF2を20機福岡基地に移したそうです。
 尖閣近辺でのスクランブルが頻発しているので、応援の為でしょうか?

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 今回いせがなんの為に室蘭に入港したかは、わかりません。 
 しかし対中関係がドンドン厄介な方向に向かっている事は確かです。

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 自衛隊が抑止力で終わってくれる事を祈っていますが、しかし強盗が隣人なのですから、ワタシ達日本国民も相応の覚悟が必要でしょう。

 こういう中で艦内を展示してくれた海上自衛隊と、伊勢の乗員の皆様には本当に感謝しています。
 
 それからワタシをいせ見学に誘ってくれた妹と妹の友達にも、心から感謝しています。

 本当に有難う御座いました。

 


  1. 札幌の四季
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2016-07-16 14:35

イギリス政界猫事に関して専門家に聞く

  イギリスの新内閣についてはベヒモスさんが詳しく解説してくださいました。
 しかしベヒモスさんの解説では、重要な話が抜けていました。
 それについて専門家の意見を聞いてみたいと思います。

 
 よもさん、イギリスは内閣改造が行われて、首相以下全ての閣僚が変わったようですが、ラリーは残留したようですね。
 これ一体なぜでしょうか?

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 当然です。 だってラリーはキャメロン内閣に所属する閣僚ではありません。 公務員です。
 ですからキャメロン首相の辞任も内閣改造も関係ありません。
 これについてはイギリス報道官からも公式の発表がありました。

 英首相交代、ネコ続投 官邸のネズミ駆除役

 なるほどそれではイギリス外務省の鼠捕獲官、パーマストンも続投ですか?

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 そうです。 勿論続投です。
 彼はもう新しい外務大臣ボリス・ジョンソンを出迎えました
 
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 おお、さすがパーマストンなかなか要領が良いですね。

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 だってベヒモスさんによれば、ボリス・ジョンソンはイギリスの石原慎太郎ですからね。 下手に機嫌を損ねると厄介でしょう。
 しかしパーマストンは苦労して下隅から這い上がった男ですから、その辺の所は十二分に心得ているのでしょう。

 なるほど、それでは財務省の鼠捕獲官フレイアも残留ですか?
 オズボーン財務相も更迭されたのですが。

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 フレイアは2014年に解雇されて、ロンドンを離れて今はケントで暮らしています。
 ご存知なかったのですか?
 
 し、知りませんでした・・・・・。
 でも何でですか?
 ラリーとの折り合いが悪かったの原因ですか?
 それとも女性差別でしょうか?
 彼女は鼠捕獲官としては、ラリーより有能と言われていたではありませんか?

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 哀しいけれど、イギリスでも能力だけで認めて貰えるわけではないのです。
 そもそも彼女は余り奔放な性格で、以前3年間も家でをした前科があります。
 そしてホームレス支援団体に保護されて、ようやくオズボーン家に戻ったのです。
 これはオズボーン財務相の立場を悪くしました。
 その上、ラリーと折り合いが悪いばかりか、オズボーン家のペットの犬とも問題を起こしました。
 いかに有能でもこれだけトラブルを起こせば解雇はやむなしでしょう。

 ああ、それは残念ですね。
 せっかく雌猫として初の鼠捕獲官就任を期待されていたのに。

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 オズボーン財務相が更迭ですから、いかに努力しても無駄だったのです。
 マキャベリの親友だったフランチェスコ・グィチャルディーニは「覚え書き」で言っています。
 「神に祈り給え、君が勝者と共にあらんことを。」と。
 オズボーン財務相に仕える事を選んだ時点で、フレイアは負けたのです。
 そしてオズボーン財務相は中国に賭けた時点で負けました。

 おお、つまりオズボーン財務相も「勝者と共にある」事ができなかったわけですね。
 彼も非常に有能で、次期首相目前とまで言われていたのに、中国を選んだばかりに・・・・・。

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 まあ、そういう事です。 
 その点能力に問題はあっても、キャメロン首相とも適当に距離を保ち、公務員として位置をキープしたラリーは賢かったのです。
 
 何だかフィレンツェ共和国ソデリーニ政権崩壊後、一番有能なマキャベリは解雇されたけれど、凡庸な他の同僚達はそのまま残留できたことを思い出します。

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 まあ、現実なんかそんなモノです。
 マキャベリが君主論で述べた人間性への極めて辛辣な評価も、そういう自分の体験にもよるかも知れません。
 
 何だか泣けてきますね。

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 それが現実なのです。 いたずらに嘆いても意味はありません。
 
 そうすると今後ラリーは安泰なのでしょうか?

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  ええ、安泰でしょう。
 思うに彼は仕事はできなくても、保身には最高の感覚を持っているのではないでしょうか?

 と、言うと何かあるんですか?

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 実は最近気になる動画がネットに出ていました。

 https://twitter.com/julieetchitv/status/752599421066633216?ref_src=twsrc%5Etfw
  
 https://twitter.com/bbclaurak/status/752613515601534976?ref_src=twsrc%5Etfw

 ウワ~~ッ、これはまさかラリーとパーマストンが?

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 そうです。 ラリーとパーマストンは、極めて険悪なのです
 ラリーはフレイアとも険悪だったけれども、喧嘩はフレイアの方が遥かに強くて、ラリーはやられってぱなしでした
 これは雄猫として最低です。
 しかしそれなのに今度は雄猫のパーマストンにも喧嘩を売るなんて・・・・。
 無謀にも程があります。

 な、何でそんなことを?

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 彼は既に今後のボリス・ジョンソン外務相とメイ首相の関係を見越しているのでは?
 だからボリス・ジョンソン外相就任を前に官邸の優位を明確化しようとしているのだと思います。
 それで例えパーマストンにボコボコにされても、自分は官邸の優位を示そうと努力した事は、今後メイ首相にアピールできるでしょう?
 
 な、なんという強かさ!!

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 イギリス政界で生き抜くのに必要なのは、こういう強かさなのです。
 パーマストンは要領は良くても、就任後日が浅いから、ラリーの挑発に乗ってしまったのでしょう。

 なるほど、イギリス政界での保身も大変なのですね。

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 「神に祈り給え、君が勝者と共にあらんことを」
 しかし勝者と共にある事は、たやすい事ではないのですよ。

 ああ、これじゃマキャベリは失業者として死ぬしかなかったわけです。
 ワタシは一生懸命、このブログでマキャベリについて書いたけれど、こうしてよもさんに実例を示されると、ようやく彼の不幸が理解できました。
 有難う御座いました。

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 どういたしまして。 それではワタシは少し寝ますから、これで・・・・。

 有難う御座いました。 お休みなさい。


 以上がイギリス政界に関してよもさんへのインタビューでした。 
 しかし厳しい世界ですね。

  1. 猫の生活
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2016-07-16 11:50

ヘリ空母いせ見学 その2

 一昨日(7月14日)室蘭でヘリ空母いせを見学しました。

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 今回はへりは一機だけ展示してありました。 本当は4~5機積んでいるそうですが、今回はこれしあありませんでした。

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 残りは近くの千歳基地にでも整備に出しているのかも?

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 しかし甲板が余りに広く、ヘリはぽつねんとおかれている感じだし、そもそも全く船の上にいると言う感じがしません。

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 こうして海を見ていると、唯の岸壁にいるみたいw

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 こちらが船首になりますが、そういう感じも暫く考えないとわかりません。

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 向こうにもう一隻の護衛艦が見えます。

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 護衛艦せとぎりです。

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 いせが自分を守るための武装はこの機関砲だけなので、必ず護衛の為の護衛艦が着くのです。

 ヘリ空母はヘリコプターの発着基地になるだけで、ヘリを使っての作戦が対潜攻撃や情報収集が主な仕事で、これ自体が戦うわけではないようです。

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 左端のキリンみたいなのは、嘘吐きライトとでも言うか、夜間航行中に民間船と同じライトを点けて、民間船の振りをするための物だそうです。

 どうせレーダーでバレるらしいけど、やはりないよりマシと言う事らしいです。

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 甲板の上は結構寒いです。 案内の自衛官も皆コート着用。 でもなんか寒そうでした。
 
 風が結構強いし、冷たいのです。

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 甲板用の消防車です。 アメリカ製だそうです。
 きっと空母用に開発された物でしょう。
 
 空母の甲板って結構頻繁に火災が起きるのだそうです。

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 これはヘリの牽引車。 丘珠基地で見たのと同じです。

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 後部にもヘリ用の昇降エレベーターがあります。 

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 見ていると下からエレベーターが上がってきました。

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 巨大ですが普通のビルのエレベーターのような速度で、至ってスムーズに上がってきます。

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 格別大きな音もしません。

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 トイレや居住区は超バリアーだけれど、甲板もエレベーターも真っ平だから、車椅子の人でも自由に動けます。

 このあたりも艦上と言うより、千歳基地や丘珠基地みたいです。

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 航空自衛隊や陸自でも丘珠基地のような飛行隊の施設なら、完全にバリアフリーなので、車椅子の人でも全然困りません。

 普通の陸自の記念行事のような場合は、会場内の道路が今一なので、結構大変だと思います。

 海上自衛艦の艦内は、滅茶苦茶バリアーで、普通の人間でも足元が怖いです。

 でも今回は艦橋に入れてくれないので、このバリアーは関係ありません。

 だから今回は完全に航空隊の基地の見学の感覚でした。

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 そしてここが船の一番後ろです。 

 手前の四角いゴミ箱の蓋のようなモノは、ミサイル発射装置です。

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 これイージス艦でも見たけれど、一見すると全然怖くないですよね?

  1. 札幌の四季
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2016-07-15 10:38

ヘリ空母いせ見学

 昨日は室蘭へヘリ空母いせを見学に行きました。

 札幌を出る時は晴れていたのですが、室蘭へ行く途中から天気が悪くなり、小雨がぱらつくようになりました。

 それでも見学中は雨は降りませんでした。

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 とにかく大きいです。
 全長197m、基準排水量13950トン。
 
 全体の形を撮りたいけれど、全体の形が見える所まで離れると、前に色々邪魔なモノがあってヤッパリ全体の形は撮れません。

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 以前輸送艦しもきたを見学した事がありますが、いせはしもきしもきたは全長178m、基準排水量8900トンですから、いせの方が遥かに大きいです。

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 乗艦するとそのまま格納庫に入ります。

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 乗艦した直後にトイレに行きました。

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 ところがトイレは格納庫の下の階なので、この恐ろし階段を下りなければなりません。
 
 自衛艦は幾つか見学したけれど、階段は皆これです。 恐ろ強い程の急勾配で、しかも狭いです。
 
 そして階段やドアの周りは、全部ハッチ構造なので、縁の所が高くなっています。
 
 だからうっかり躓いたら酷い事になりそうです。

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 そしてこれがトイレ。 

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 使い終わったらこのストッパーでドアを止めておきます。
 船が揺れた時にバタバタしないようにするためだそうです。

 と言う事は、この巨艦が大揺れする事も普通にあると言う事でしょう。

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 トイレから向こうは立ち入り禁止。
 今回は格納庫と甲板だけしか公開していませんでした。

 それでもトイレに行ったお蔭で艦内を少し見る事が出来たのはラッキーでした。

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 格納庫には前と後ろに二つ、ヘリコプターの上げ下ろしの為のエレベーターが着いています。

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 去年のリムパックではこれでオスプレイを上げ下ろししていました。

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 見ていると体育館の床のような巨大な床が甲板へと上昇して行きます。

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 普通のマンションの4階ぐらいの高さだと思いますが、普通のエレベーターぐらいの速さで、至ってスムーズに上がって行きます。

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 今度は自分達も乗って見ます。
 しかし乗って見ても、余りに広くて何かの乗っていると言う感覚はありません。

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 見上げると、艦橋が見えました。

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 上を見ているうちに静かにエレベーターがせり上がります。

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 甲板との段差が少しずつ減って行きます。

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 甲板は恐ろしく広いです。

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 余りに広くて船の上と言う感じがしません。

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 ヘリが一機だけ置かれていました。
 いせは4機のヘリを同時に発進さることが可能で、普通は格納庫に入れる分を加えて5機搭載しているのだそうです。

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 これが艦橋です。 しかし今回は入れません。
 
  1. 札幌の四季
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2016-07-13 23:02

菩提樹の花

 このところ天気の良い日が続いています。

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 空は青く澄みきっています。

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 気温は20℃余りで、大変爽やかで快適です。

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 しかし幾らなんでも涼し過ぎるような気がします。

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 まだ盛夏になっていないのに、秋が来てしまったような気がします。

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 首都圏や関西は猛暑だと言うニュースなど見ても、エッ嘘でしょう?と思ってしまいます。

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 しかし植物は頑張って夏に向かっています。

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 サクランボもニワトコも赤く熟しました。

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 緑だって一段と深くなっているのです。

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 グミの実も熟していました。

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 クルミの実も随分大きくなりました。

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 夏の花が次々と咲いています。

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 春と違い野や林の花は少ないけれど、花壇の花は今が最高です。

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 それで緑一色になった山の色彩を補います。

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 日の光は鮮明ですが、深く茂った葉で影は濃くなりました。

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 日陰の道は涼し過ぎるぐらいです。

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 菩提樹の花が咲きました。

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 辺りに香が満ちています。

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 菩提樹の花は地味だけれど、香りは高いのです。

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 見上げると頭上は菩提樹の花で一杯です。

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 香が公園全体に流れます。

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 ワンコさんはこういう花の香り一杯の空気をどう思っているのでしょうか?

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 それからラベンダーも満開になりました。

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 でも薔薇は終わりそうです。

  1. 札幌の四季
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2016-07-13 16:29

池内恵講義+植村隆の生霊 イスラム

 昨日は北星学園大学へ「現代イスラムにおける聖戦(ジハード)の概念とテロリズム」と言う池内恵先生の講義を聞きに行きました。

 本来北星学園大学の学生の為の講義なのですが、一般人も事前申し込みなしで受講可能と言う情報をネットで拾ったのです。

 講義はイスラム社会と欧米社会や日本などの近代社会との根源的な差を、理解しやすく説明してくれるモノで、大変興味深かったです。

 それで少しその内容を書いてみます。

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 イスラム教はムハンマドが生きている時代に、彼自身が先頭に立って戦い、広大な地域を征服してイスラム教の国家、サラセン帝国を作りました。
 
 そしてその後も、数世紀イスラム国家は拡大を続けて、現代の中東から北アフリカ、スペインや南イタリアまでも含む地域を支配しました。

 またムハンマド自らこうした征服戦争を指揮しているのですから、イスラム教が軍隊を持ち異教徒を征服する事には、教義上一切問題ありません。

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 さらに長期間大帝国を支配した事から、イスラム法が生まれました。
 これはムハンマドの生前から彼の言葉により作られた物です。

 ムハンマドの言葉は神の言葉ですから、これは神が作った法なのです。

 それでその後、サラセン帝国が崩壊した後も、イスラム諸国は全てこの法採用しています。

 現代でもイスラム国家で、イスラム法を採用していないのは、トルコ共和国など一部の国だけです。

 神の造った法であれば、人間はそれを守るしかないのです。

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 つまりイスラム教では、預言者ムハンマドが自身で軍隊を持ち征服戦争をし、イスラムの大帝国を築き、法を作り長期間支配したと言う実績があるので、イスラムによる政治こをが、あるべき姿なのです。

 そしてこのムハンマドによるイスラム国家設立の話が、イスラム教確立の話でもありますから、イスラム世界の子供達は、これを聞かされて育つのです。

 だか等一般のイスラム教徒も、イスラム教が支配する国家を作る事に対して全く抵抗がありません。

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 これに対してキリスト教はそのような国家を作った事はありません。
 
 それどころかキリスト自身が刑死したぐらいですから、キリスト教は世俗の権力は持たずひたすら精神世界のみで、生き延び拡大する事を目指したのです。

 だから「神の物は神に、カエサルの物はカエサルに」と言う、ある意味政教分離の発想が原初からあったのです。

 勿論、世俗の世界を支配するための合理的な法など一切ありません。

 最初から精神世界の救済だけを目的にしているので、極めて極めて純粋で、しかし極めて非現実的な理想に特化しているわけです。
 
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 この為でしょうか、その後キリスト教が力をつけて、ローマカソリック教会の権威が最高になっても、世俗の支配者を退けて国家を支配する事はできませんでした。

 サヴォナローラやジョン・カルヴァンなどが、宗教政治でフィレンツェやジュネーヴを支配した事はありますが、結局長続きしませんでした。

 だから政教分離の原則は、実はキリスト教徒にすれば近代以前から実感している話なのです。

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 このように政治と宗教に関する発想は、イスラム教とキリストでは根源的に異なるのです。

 そしてこうしたイスラム教のような宗教政治は、日本のような多神教国家でも例がありません。

 だから日本人にすれば西欧式の政教分離は、特に抵抗もなく、むしろ普通の発想です。

 それどころか近代西欧の法体系が古代ローマに発している事を考えれば、古代ローマと同様の多神教世界である日本人には、キリスト教徒だった西欧人以上に「しっくり」するのではないでしょうか?

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 こういう背景からイスラム教徒で、イスラム法より世俗の法を尊重するべきと考えるのは、極少数の特別開明的な人達だけです。

 だから欧米に移民しても、イスラム教徒同士の民事の問題は、全てイスラム法により解決し、在留国の法は完全に無視している場合が珍しくないそうです。

 更にイスラム法に在留国の司法に、イスラム法による判決を認めさせるような訴訟を起こしたりしています。

 つまりイスラム教徒の移民を入れると言う事は、イスラムの社会制度や法を入れると言う事になるのです。

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 イスラム教の教理によれば、イスラム移民が在留する欧米社会や、現在の国際社会は間違った社会と言う事になるのです。

 ムハンマドが定める法が守られていない無法社会なのです。

 これとジハードを賞賛する発想が合体していれば、教理の上ではテロが生まれるのは当然でしょう。

 またイスラム移民が在留国と文化摩擦を起こすのも当然なのです。 だってイスラム教を捨てない限り、在留国の法の尊重と言う最低限の社会ルールも意味がないのですから。

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 これはワタシの感想ですが、このイスラム過激派のテロと言うのは、70年代に吹き荒れた左翼過激派のテロと同質ではないかと思います。

 つまり70年代の左翼過激派も、彼等が住んでいる資本主義社会を全否定して、あるべき共産主義国家を作る事が目的でした。

 この左翼過激派によるテロが終息したのは、ソ連の崩壊以降彼等が信じる共産主義が破綻してからです。

 これを考えれば、イスラム社会でのテロはイスラム社会が破綻するまで続くでしょう。

 しかしソ連の崩壊で、共産圏の国家が共産主義を放棄したように、イスラム諸国がイスラム教を放棄する日は、おそらく今後数百年あり得ないのではないでしょうか?

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 またテロは別としてもイスラム教は、イスラム法とイスラム教による宗教政治を当然と考えているのですから、イスラム移民の人口が特定の自治体レベルでも、過半数を占めるような事態になれば、その自治体をイスラム法による統治を実行すると言う事は十二分にあり得ます。

 勿論国家全体でイスラム教徒が過半数を占めるような事態になれば、民主主義国家でなくイスラム国家になるでしょう。

 現在、ヨーロッパで反イスラム移民を標榜する人達は、実はこれを非常に心配しているわけです。

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 イスラム教徒とイスラム法による支配では、信仰の自由も保障されないし、男女平等その他、近代先進国が積み上げてきた価値観も完全に否定されるわけです。

 だからこれは本来ならこうした価値観をひたすら推進してきた自称リベラリスト達こそが、最も危惧するべき事態です。

 ところが現在ヨーロッパ諸国では、こうした問題は正面から議論できなくなっていると言います。

 これはヨーロッパのヘイトスピーチ規制の状況を見ていればわかります。

 イスラム教やイスラム移民にマイナスなことは、一切公に議論できないのです。

 しかもそういう状況を作ってきたのは、実は自称リベラリスト達だったわけです。

456
 
 池内先生によれば、ヨーロッパのエリート達は、こうしたイスラム教の本質を議論しない、したがらない。

 彼等は基本的にイスラム教がどうであれ、ヨーロッパでキリスト教が啓蒙思想にとってかわったように、遠からずイスラム教徒達は、ヨーロッパのリベラリストの価値観に同調するようになるだろうと、信じているようなのです。

 と、言うか「そうはならない。 イスラム教徒はこれからも今までと同様の信仰を守り続けるだろう。」と考える事自体が、「差別的」と取られているようです。

 つまりイスラム教徒がいつまでもイスラム教の信仰を守り続け、欧米式の民主主義や人権思想を尊重しないだろうと考える事は、イスラム教徒は民主主義や人権を理解できない未開人種と考えると言う事だと言うのが、ヨーロッパエリートの発想だからでしょう。
 
 尤もそれって結局ヨーロッパエリートの考えは絶対正義の最先端にあるので、それ以外の思想や宗教は遅れた思想宗教であると考えていると言う事です。

 だからこれこそ極めて差別的な発想なのですけどね。
 しかしエリートを自認する連中は、それを理解できていないのです。

457

 こういう話しを聞くと、ワタシなんかヨーロッパのエリートにとっては、彼等の信奉するリベラリズムは、イスラム教と同様の、或いはイスラム教以上に堅い信仰ではないかと思います。

 つまり「我々は絶対に正しいのだから、その正しい事をどこまでもどこまでもやり続ければ、遠からず正義の支配する世界になる。」と言うわけです。

 これはもう信仰と言うしかありません。

 「全てを疑え」として神や教会を疑う事から始まったのが、近代合理主義であり、リベラリズムはそれによって生まれたはずです。

 しかしいつの間にかか、「全てを疑う」どころか、自分達の掲げる正義を「只信ぜよ。 信じる者は救われる。 疑う者は悪のレイシスト。」となってしまっては、もう信仰と言うしかないのです。

 こういう信仰を求める体質は、一神教の歴史が長いヨーロッパ所以でしょうか?
 それとも元来人間と言うのは、近代合理主義的な発想を続けるのは辛く、信仰に縋りたい生き物だと言う事でしょうか?

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 現在テロについては、世界的に警察その他の国家組織が厳しく監視取締りをしています。

 しかし以上の事情からイスラム教そのモノについては、イスラム諸国は勿論、ヨーロッパでは批判さへも一切許されない状況です。
 
 この状況も共産主義を野放しにしながら、過激派のテロだけを監視ししていた70年代と似ています。

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 ともあれ厳しいテロの監視のお蔭で、アルカイダのような組織的なテロは、もう難しくはなっています。

 しかし組織のないイスラム教徒個人レベルでやるテロは、到底防げません。
 
 自分個人の問題で絶望したりヤケッパチになったりした人間が、通り魔になり大量殺人を起こすと言う事は、宗教や民族に関係なくあります。

 けれども偶々それがイスラム教徒であった場合は、その大量殺人の口実にジハードを持を持ち出す。

 こうした場合はもう絶対に防止不可能でしょう。

 しかし逆に言えば、こういう人間はイスラム教徒でなくても、大量殺人をやってしまうし、また他のカルトや過激派組織に入ってそこでテロをやる可能性だってあるのです。
 
 ワタシはだから現在、イスラム教に対する本当の問題は、テロではなく今後彼等の人口増加と共に起きてくる文化摩擦だと思います。

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 この講義は講義時間が1時間、その後受講者からの質問で総計2時間弱でしたが、最後まで大変興味深いモノでした。

 しかし家に帰ったら、一種異様に疲れました。

 思うに北星学園大学には植村隆の生霊が徘徊しているのだと思います。
 
 我が在特会札幌支部の有志は、北星学園大学に行って、植村隆追い出しの為の署名運動や街宣をしてました。

 だから在特会会員のワタシに憑りついて、こういう嫌がらせをするのです。

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 北星学園大学を辞めたって、愛する韓国の大学で就職したのだから、そっちの方が余程幸せなのでは?

 今更人を恨む事もあるまい?

 と思うのでうすが、しかし日本のパヨクも在日コリアンも、日本に対して悪意しかなくても、実は日本の福祉と国家インフラだけは享楽したい人達なので、日本から絶対出たくないのでしょう。

 それに植村隆とパヨクはメンタリティが朝鮮人ですから、何事につけて人を恨まずには生きていられないのです。

 ともあれ大変有意義な講義でした。

 植村隆の生霊さへければ、今後こうした講義があればまた参加したいと思っています。

  1. 差別ニダ!!
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2016-07-12 11:04

民主主義も福祉も国家なしには成立しない

 自称リベラリストの皆様は、国家が大嫌いです。
 その結果ですが、グローバリズムには諸手を上げて賛成しています。

 自称リベラリストの皆様によれば、国家と言う物は、個人の権利を侵害し、戦争を起こす悪の根源だと考えているようです。

 そしてこれは戦後教育の基本姿勢です。 これは学校教育だけの話ではありません。

 ワタシは1954年生まれですが、テレビや新聞などの一般マスコミでも、この姿勢で一貫していました。

009

 しかし何とも不思議なことですが、自称リベラリストの皆様は福祉や民主主義も大好きなのです。
 
 反戦平和を売り物にする自称リベラル政党や、その支持者の皆様は、何かと言えば「弱者の味方」を標榜して、生活保護費の増額や身体障碍者福祉などを煽ってきました。

 そしてこれはリテラなども認めていますが、自称リベラリストは何よりも富の公平分配を重要視するのです。
 
 また自分達のこうした要求を通す為には、必ず民主主義を持ち出しました。 
 安全保障法案に反対したシールズなど典型でしょう。

020

 なぜこれが不思議かと言えば、民主主義も社会福祉も、国家が無ければ成り立たないからです。

 これは少し真面目に考えれば小学生でもわかります。

 国家による社会福祉の財源は、税金です。
 
 しかし富の再配分としての福祉は、貧しい人から税金を取っても意味がないので、金持ちから取った分を貧しい人達に配ると言う言う事になるのです。

045

 けれども金持ちと言うのは、自称リベラリストの皆様によれば大変悪賢く、しかも大きな力を持っているのです。
 
 ではそういう人達から税金を取るには、シッカリとした税務署や警察があって、脱税を阻止する事が必要でしょう?

 ではこの税務署や警察ってなんですか?
 
 これはもう国家権力そのモノではありませんか?
 
 シッカリとした国家があり、強大な国家権力があるから、大富豪からも逃さず税金を取り立てて、それで福祉予算を確保する事ができるのです。

 国家を否定して、福祉を要求する事がナンセンスであることは、これだけで明らかです。

022

 そして民主主義と言うのは、国民主権です。 この主権と言うのは、国家主権の事です。 
 国民が国家の主権を持つから民主主義なのです。

 それでは国家を否定した民主主義って何でしょうか?

 それこそ安全保障法案のようなモノをどうするか?

 これも国家主権を自国民が持っているから、国民がこれをどうするかを決める事ができるのです。
 国家を否定したら、国民が国家主権を持つわけもなく、当然国家の安全保障をどうするか?も国民が決める事はできません。

 だから民主主義自体の意味がなくなります。
 
 国家のない民主主義って、マンションのないマンション管理組合、クラスのないクラス会です。

052

 民主主義も福祉も国家なしには、成り立たないのです。
 それどころか福祉や民主主義を徹底すればするほど、国家の権力は増大します。

 だって福祉を拡大すると言うのは徴税権を増大し、国家に委ねる富の再配分を増やす事ですから。

 外国の干渉を排して国民の意思を通すには、強力な国家が必要です。 弱小国では幾ら国民が不満でも大国の意思を無視できませんから。

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 しかしこうした強力な国家を作るには、当然国民が国家に協力する事が必要です。

 国家の為に納税し、国家の為に血を流す。

 国民がこうした意識、つまり愛国心を持たない限り、このような国家は維持できません。

 そういう事を考えていくと、国家は大嫌い、民主主義と福祉は大好きと言う、自称リベラリストの皆様の発想は完全に矛盾しているのです。

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 この矛盾に目を瞑ってやってきたのが、例えばEUです。
 
 当然ですが豊かな高福祉国に、大量の貧しい移民が入り込めば、福祉制度も労働市場も、それどころか教育制度までも破綻します。

 ところがEUに加盟してしまうと、出入国管理権と言う国家主権が亡くなり、移民や難民の受け入れをEUに強制される事になります。

 また自国の最高裁判所の判決を、EUの裁判所が覆す事もあります。
 司法権と言う国家主権も国民の物ではなくなるわけです。

 しかもEUに対して一般国民が意見を言い、その意思を決定する権利が極めて曖昧です。  

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 自分達の生活に痛切に関わる重要事項に対して自己決定権がない!!

 これはこれまで民主主義国家の国民として生きてきた人達には許せない事でしょう。

 だから今、EU圏内でこうした不満が沸騰し始めているのです。
 それで国民投票とか議会選挙とか言う形で、国家主義の回復を目指す結果が出てきているのです。

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 考えてみれば余りと言えば余りに当然のことなのです。

 しかし日本だけではなく、欧米でもこうした国家嫌い、福祉、民主主義大好きと言う自称リベラリストが踏ん反り返っていたのでしょう。

 彼等は自分達の決めた民主主義を、加盟国の国民に押し付けて当然と考えていたのです。

 国民の意思を無視して、EU官僚から押し付けられる民主主義って何ですか?

 これでは一般国民がブチ切れるのは当然でしょう?

 でも自分達が勝手に掲げた理想の矛盾を理解できなかたのが、EUエリートでした。

 だから彼等は今こうした結果に慌てふためいているのです。
 何ともミットモナイ話ですね。

  1. 戦後民主主義
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2016-07-11 12:02

また一歩戦争へ近づく 尖閣・南シナ海

 日本国民が選挙で浮かれている間に、中国は戦争への駒をまた一歩進めました。

 尖閣諸島周辺が緊迫 中国軍艦が侵入 ロシア海軍3隻も 官邸猛抗議

 8日未明から9日にかけて、中国フリゲート艦がまた尖閣接続水域に侵入していたのです。

 それに先立ってロシア海軍の艦艇が3隻侵入しています。 だからこれはこの前の中国海軍の侵入と同じパターンです。
 
 何でロシアと中国の軍艦が同時に入るのか?

 ワタシはこれは中国側が「ロシア海軍の軍艦が我が国の領海には行ったので、我が国としては警備行動をとらざるを得なかった。」と言う形にするつもりなのだと思います。

 そして「領海侵犯に対応した」と言う形で、尖閣領有を既成事実化する心算なのでしょう。

 勿論これはロシアとは示し合わせての行動なので、純然たるマッチポンプですが、しかし中国はこのように強弁する気なのでしょう。

 いずれにせよ尖閣周辺に出没中国艦艇が、海警から軍艦にステップアップしたのです。

 上空でのスクランブルも戦闘機対戦闘機の極めて危険なモノになっていることを考えると、対中戦争の危険はこれまでとは格段に上がってきたと考えるしかありません。

 更に南シナ海も不穏な状況です。

 緊急速報】米 + 仏 (日)連合軍 対 中 、本当に開戦間近。中国、南シナ海にミサイル配備。 米軍空母5隻に1400機以上集結、フランスは原子力空母シャルルドゴールまで出して来ている

 7日にアメリカ国防省が、中国は南シナ海に対艦ミサイルと対空ミサイルを配備した事を発表しました。

 この記事のソースは朝日新聞なのですが、敢えてこちらのリンクを貼ったのは、軍オタのカキコが読めるからです。

 しかしホントに中国の対応は異常です。

 海戦になれば中国艦隊は、絶対絶命なのに、尖閣と南シナ海の両方で挑発行動を繰り返しているのですから。

 尤も別スレですが、こんなカキコもありました。

二日前から11日までやっている中国の演習海域

2016y07m11d_115552701.jpg

 完全にブルっているw  

口先では南シナ海全域と言いながら 

実態は・・・・ 

「海南島死守!こっち来んな!来ないで!お願い!勘弁してください!(涙)」 

という感じだなw 

中国の全艦隊を集結させているのに 
南シナ海の大半を放棄してしまっている。 

先月からの米空母二隻体制の演習で海南島がターゲットだと分かったようだ。 
あとベトナムから海南島への大規模な強襲揚陸作戦を極度に警戒しているようだ。

 アメリカ艦艇が南シナ海に集結しているのに、中国海軍は海南島にに集結では、実際には中国側には戦意は無いと言えるかも知れません。

 しかしアメリカ艦隊が南シナ海を離れたら、また南シナ海と尖閣出の行動をエスカレートさせるのは間違いありません。

 日本国民はもう「何が起きても不思議ではない」と考えるしかないのではないでしょうか?
  1. 特亜
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2016-07-10 11:30

元祖マキャベリストは良い奴だった エピローグ

 2002年に人生二度目の海外旅行をしたとき、ワタシはウフィツィ美術館に行きました。

 ホントはドイツとオーストリアを回るつもりだったのですが、しかしドイツであまりにも冷たい雨が続いたので、辟易してイタリアに逃げ出したのです。

 ウフィツィ美術館は大変な人出で、入館に1時間余り順番待ちです。

 ボッチェチェリの「プリマ・ヴェーラ」のある部屋など、何処の満員電車?とでもいう程の人出で、絵に近づくのにこれまた順番待ちでした。

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 しかし人が溢れているのは、こうした超有名絵画のある一部の部屋だけでした。

 こうした部屋を少し離れると、もう全く人影がなくなります。

 コシモ大公が作らせたマニエリスムの傑作と言われる部屋も、殆ど見学者はいませんでした。 

 この美術館は元々フィレンツェ市庁舎でした。

 しかしその後、フィレンツェ共和国ががトスカーナ大公国となってからは、大公宮殿を兼ねるようになり、その為の増築がされたのです。

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 それで美術館内は大変広く、人のいない部屋が次から次へと迷路のように続きます。
 
 部屋から部屋へと歩いているうちに、窓から射し込む光が、金色に変わってきました。
 
 夏至の頃でしたが、高緯度で日が馬鹿長いドイツと違って、フィレンツェは札幌とほぼ同緯度なので、常識的な時間に日が暮れるのです。

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 しかしそうなると増々人影は減り、ワタシは一人で部屋から部屋へと彷徨う事になりました。

 バロック以前の建築の常で、どの部屋の窓も小さく、日暮れの気配と共に部屋の中は、ドンドン暗くなってきました。

 そしてそれまで余りに沢山の部屋を通り貫けてきたため、自分が美術館のどのあたりにいるのかさへ、わからなくなってきました。

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 それでも何とか順路に沿って進み始めた時です。 後ろから誰かに見られているような気がしました。
 誰か知っている人が・・・・・。
 
 ギョッとして振り向くと、そこにはマキャベリの木像が立っていました。 彼の像は美術館の案内用のモニターと一緒に並んでいました。 
 
 等身大よりやや小さく、しかし何ともばつの悪そうな、「なんでオレがこんな像に?」とでも言いたいような顔をしていました。

 ウフィツィ美術館にマキャベリの像がある事は知っていたのですが、しかしここにあったのです。

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 ワタシはその後、ローマまで足を延ばしたのですが、またオーストリアの方へ戻って、予定どおりの観光を続けて帰国しました。

 帰国して暫くしてからです。 偶然、ヨーロッパの幽霊譚を集めた本を読みました。

 それによるとウフィツィ美術館には幽霊が出るそうです。 

 その幽霊は閉館前の黄昏時に出てきて、イタリア語が話せる知的な外国人を見かけると、国際情勢やその国の政治についてあれこれ聞くのだそうです。

 そういう性格と風体から、この幽霊はマキャベリではないかと言われているのだそうです。

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 ああ、そう。

 ワタシはイタリア語なんかできないし、そもそも知的ではないので、木像でギョッとしただけだったけれど、知的でイタリア語の出来る人なら、幽霊とは言えマキャベリ本人に会う事ができたわけです。
 
 それじゃ、日本人でこの幽霊とお話しをした人はいるんでしょうか?

 おお、塩野七生さんなら絶対に、マキャベリの幽霊とお話ししたでしょう。
 
 申し分なく知的で、イタリア語も完璧で、しかも日本女性。
 「我が友マキャベリ」を書いていた頃は、彼女はフィレンツェ在住で、しかもまだ30代の魅力的な人妻でした。

 因みにマキャベリは結構女好きです。 申し分なく貞淑で、深く夫を愛している妻がありながら、他の女性に無関心ではいられなかったのです。

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 シニョリーナ、最前のご様子ではイタリア語が大層お上手で。
 失礼ですが、お国はどちら?

 おお、日本!!
 それは素晴らしい!!
 かの国の女性の評判は、私もかねてより存じあげてております。
 イタリア語を話せる日本女性がいらっしゃれば、是非ともお近づきになりたいと願っておりました。 
 
 それにしてもシニョリーナのような美しい方が、イタリア語を学んで下さるとは、何と嬉しい!!
 
 ああ、この服装? 確かに随分と流行遅れですが、しかし私は怪しい者ではありません。
 元々ここの職員だった者です。

 外国人のお方に、ここを案内するボランティアなどしているわけで・・・・・、よろしかったら私に案内させてください。
 
 それにお国のお話など、聞かせて頂けると大変有難いのですが・・・・・。

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 近代政治学の祖にしては軽い?

 だってコイツイタリア人なんですよ。
 しかも凄くイタリア人らしいイタリア人ですから。

 マキャベリはフィレンツェ政庁への再就職失敗の落胆から、死亡しました。

 でもホントはそんなに落胆するような話じゃなかったでしょう。

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 なぜならローマ陥落直後にできたフィレンツェの民主制はすぐに崩壊しました。
 だからあの時、再就職できていても、直ぐにまた失業したのです。

 そしてスペインをバックにしてメディチ家の支配が復活しました。

 しかしそれは今までのメディチ支配のように、形式だけは完全に民主制を整えた上で、後ろでメディチ家が支配するようなモノではなく、トスカーナ大公として封建君主となっての支配でした。

 これでフィレンツェの民主制は完全に終わりました。

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 そしてスペインの支配はヴェネツィアを除く全イタリアに及びます。

 スペインの支配下で、イタリア全土が反宗教改革に呑みこまれて、イタリアルネサンスは終焉しました。

 その為1532年に刊行された「君主論」も、1556年には「不道徳の書」として禁書になりました。

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 マキャベリは「目を開けて生まれた男」と言われてます。
 彼の天才は卓抜した現実洞察能力に寄りました。

 しかし彼が生涯、目を開けて見なければならなかったのは「我が魂より」愛した祖国の没落でした。
 
 それは名医が、愛する人の病を知り、それに対する処方を持ちながら、しかしその処方箋を愛する人が受け入れないために、死んでいくのを見守るしかない、と言う辛さだとでも言うべきでしょう。

 天才とは言え何と辛い才能を授かったものか・・・・・。
 
 だから彼が成仏?出来ないのは仕方がありません。

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 しかし根がホントに良い奴だし、それに元来楽天家なので、幽霊なっても人に憑りついて害をなすとか、いつまでも過去の恨み言を言い続けるなんてことはできっこないのです。

 それに彼の本性から言っても、天国なんぞに行って天使や聖人の間で肩身の狭い思いをするよりも、嘗ての職場を徘徊して、観光客相手に最大の情熱である政治について語る方が余程楽しいでしょう。

 幸いウフィツィ美術館には、彼の山荘の近くの居酒屋よりは、余程多彩な客が来るのですから。

 塩野七生さんがマキャベリの伝記を「我が友マキャベリ」と題した理由は、この本の中に書かれています。

 しかしワタシはマキャベリの幽霊と、ホントに友達になったから「我が友」としたのだと思っています。 
 或いは友達以上に・・・・・・。

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 ところで最近、塩野さんは韓国の公敵になったそうです。


 二人はこれに大爆笑しているんじゃないでしょうか?

  1. 古本
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