だってこの日の反安保法制デモについて、ブロゴスにはこんな凄い記事が出ていたからです。

10万人国会包囲と100万人大行動こそ「革命」の始まりだ
「戦争法案廃案!安倍政権退陣!総がかり行動実行委員会」が呼びかけている8月30日(日)の「国会・日比谷10万人・全国100万人大行動」に参加しましょう。私も、この日の午前中は熱海で講演ですが、それが終わった後、国会前に駆けつけるつもりです。
革命的な情勢を生み出す条件とは、被支配階級がもはや支配を受け入れなくなっただけでなく、支配階級が今まで通りの支配を維持できなくなること、そして人民の行動力が急速に高まることであると、レーニンは述べています。今の日本は、戦争法案をめぐってこのような条件が生まれつつあるのではないでしょうか。
平和と民主主義を求める人々の「革命」の始まりは8月30日になりそうです。この日、国会前と日比谷公園に10万人、全国で100万人が戦争法案反対の大行動に立ち上がって廃案を求めることが呼びかけられています。
このブログを目にしている全ての方が、何らかの形でこの行動に参加されることを呼びかけたいと思います。そうすれば、あなたはもう「革命家」です。
中略
「革命」とは、必ずしも短期間の突発的な運動の高揚や政治的な変革を意味しているわけではありません。「明治維新」でさえ、1853年のペリー浦賀来航から1868年の明治新政府樹立まで15年もかかっていたのですから……。
「2015年8月30日に、あなたはどこで何をしていたのか」と、将来、いつの日か問われることがあるかもしれません。「その日は戦争法案の廃案を求めて国会前にいた」と、そのときには答えられるようにしたいものです。

イヤ~~凄いですねえ・・・・・。
革命ですか??
で、結局どれだけの人が集まったかと言えば、国会前では主催者発表12万人、警察発表3万人です。 全国集計は何処も発表していないようです。
ところで国家前のデモの人数については、ネットにも沢山の検証写真が出ています。
国会周辺安保反対デモ主催者発表12万人、警察発表3万人余り…恒例のネット比較検証も
どう見ても10万人と言うのはあり得ません。
実はこのサイトの写真は朝日新聞の記事から転載したようなのですが、それにしても前の方はともかく後ろになると人がスカスカで、道路が見えています。

実際参加者がこの様子を写真に撮ってくれました。
8・30 国会前が解放区になった
本当に人がスカスカじゃないですか?
それにお年寄りばかりです。
なんか斉藤別当実盛ばかりの平家軍とも言うべき悲壮さではあります。
それでも参加者は意気軒高なのか凄い事を言っています。
「フランス革命に近いことが起ころうとしている」安保反対の市民が国会前を埋め尽くす

解放区!!
革命!!
アレレ?
反安保法制デモだったはずなのに、主催者や参加者達はこんな事ばっかり書いているのです。
なるほどこれを見ると、安保法制の国会審議が噛みあわないわけです。
野党は日本の安全保障をどうするかと言う事で、この法案を審議しているわけではないのです。 彼等はこの本案反対を梃に革命を起こそうとしてるのです。
これでは安全保障について建設的な議論なんかするはずはありません。 国会ではひたすら与党の揚げ足を取って、その間に国会の外では「革命運動」をやろと言うのですから。

今回反安保法制に反対している人達が、求めてきた物は実は「平和憲法」でも立憲政治でもなかったのです。
平和憲法を守れ、立憲政治を守れと言いながら「革命だ!!」「解放区だ!!」と言うのは、全くの欺瞞だったのですが、しかし彼等は今回のデモではもうその欺瞞もかなぐり捨てて本心を喚きだしたのです。
そしてこの革命こそは戦後一貫して、日本の自称リベラリスト=バカサヨクの見果てぬ夢だったのです。
イヤ我々ネトウヨが、サヨクとかブサヨとか呼んでいる人々は、実は革命を夢見る人々だったと言うべきなのです。

革命ですから、現在の社会にどこか悪い所があって、その部分を矯正しようとか、改革しようとか言うのではないのです。 現在の社会を全否定して、全く違う社会にしようと言うのが彼等の目的なのです。
なるほどこれならこの馬鹿サヨクの政党である民主党、社民党、共産党が、今まで自民党政権のやろうとし来たこと全てに反対してきたのも、また彼等が日本を良くする現実的な政策には全く無関心だったことも、更に日本の国益を無視して非武装中立とか謝罪外交などに熱狂してきた事もわかります。
彼等は革命を夢見ていたのです。
革命の為に、日本の全てを打ち壊そうとしてきたのです。

しかし目標の壮大さに比べてあまりにもショボイデモでした。
主催者発表の12万人と言う数は、60年代の反安保デモの警察発表13万人にも及びません。
3万人と言う数は、2011年から繰り返された反原発デモに比べても一段と貧弱です。
反原発デモも今回の反安保法制デモも、実は面子は同じバカサヨクでした。 反原発って彼等が戦後繰り返してきた何でも反対デモの一つだったのです。
ところで馬鹿サヨクにとって反安保法制は、彼等が戦後一貫して使い続けて反戦平和ネタですから、反原発よりは重要なはずです。
そなのに数年前に行った反原発デモ並みのデモも組織できなくなった。
つまり彼等の組織がこの数年で驚くほど弱体化したと言う事です。
これって連中にとっては大変深刻な事態でしょう?
こんな調子では、次の選挙の運動員確保さへ厳しいのでは?
このままでは革命の夢は、この反安保デモを最後に終焉を迎えるのではありません?

しかしそういう厳し過ぎる現実があるからこそ、この老人達は「革命だ」「解放区だ」と喚かずにはいられないのでしょう。
斉藤別当実盛だって、最後の戦では髪を墨染にして錦の直垂を着て、奮戦して果てたのです。
それなら実盛のような勇気は欠片もない連中だって、最後には死に花の一つも咲かせたいと思うのではないでしょうか?
だからサヨク最後の戦いには、今まで国民を騙す為に隠してきた、革命の夢を叫び、今生の名残りとしたかったのでしょう?